イチョウの試掘

  • 2018.08.23 Thursday
  • 05:56
北3条広場のイチョウ並木は、道内に残る街路樹では最も古いものであるとされ、『北の造園遺産』にも早々に認定されています。広場の造成に当たっては、イチョウの保全が最大の目的であり、いろんな気配りをしながら整備を進めてきました。
北3条広場

広場が供用されて4年経ち、そろそろイチョウの樹勢が回復してめきめきと成長を始めてもいい頃なのに、いまいち枝の伸びに力がありません。ある専門家から、整備によって根元に土がたくさん被せられているのではないか?との指摘をいただいたこともありました。私もその可能性は思っていたので、根元を試掘してみようと提案し、昨日調べて見ました。
新梢の伸び

何本か掘ってみましたが、深いもの浅いもの、いろんなケースがあることが分かりました。原則は10cm程度としていたのですが、それぞれの株元の高さが違っていたり、デッキとの間に隙間ができるので、余計に入れたりとかしたのでしょう。一概にみんな深植えになっているわけでもなさそうです。
試掘1

試掘2

それよりもなによりも、穴を掘っていて、たくさんの根が出てくるのにちょっと感激。昔は2m角くらいの小さな植えますに閉じ込められていたのを、2本ないし3本をまとめて大きな植えますを造り、木と木の間にもたくさんの客土を入れて、根が四方に張れる空間を大きく確保してあります。もちろんそれでは利用しづらいので、木と木の間は木製のデッキで蓋をして、自由に使えるようにしたのです。
二重根

やっぱり穴掘りは自分でやりました。自分で掘れば、細根に当たると微妙な感触が分かるのです。でも昨日の午後は暑かった。雨上がりでいきなり30℃近くまで上がったので、滴る汗が目に入って大変でした。でもこれだけ根が張っていることが分かったので、疲れも吹き飛んでいきました。
穴掘り

事業が始まる前に、それまでのイチョウがどのような根系をしているのか、やはり試掘しています。土が凍り付いていた2009年12月15日に、狭い植えますを少しずつ手堀して、根がどのように張り巡らされているのか調べたのです。
試掘

すると、1925(T14)年に道内初の舗装道路として整備された当時の地面まで掘り進み、当時の植えますから約60cmも深植えになっていることが分かりました。町の発展によって、道路や両側の家並みが整備されるたびに、少しずつ周りの地盤が高くなっていったのでした。ところがイチョウはそれに合わせて、幹の途中から根を伸ばし、二重根三重婚となって生き延びてきたのです。イチョウの強い生命力を信じていたので、これであれば勢いを回復してくれることを確信したのでした。
試掘調査
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