ヒルガオの季節
- 2018.07.24 Tuesday
- 05:55
昨日から気温も湿度が下がり、昼間で50%台になったので、まとわりつくような暑さから解放されました。関東以南の『災害級』の酷暑は想像することもできませんが、これが毎年常態化するのであれば、真剣に対策を講じていかなければならなくなるでしょう。北海道への移住者が増えてくるのかなぁ…?
アサガオよりも早く、ヒルガオ類が盛りの季節。先週北大の圃場に行く時に、ビールが入るのでバスで行きました。植物園の北でバスを降り、まっすぐ北に向かって歩いて行くと、フェンスに早速ヒルガオ(Calystegia japonica)の花が。
そういえば、一月くらい前に某紙のカメラマンから、ヒルガオが生えているところを教えて下さいとの電話がありました。なんで私に?と聞いたら、私のブログはいろいろ興味深い情報があるので、時々チェックさせていただいてます〜とのこと。そういう役にも立っているんだ。なんでヒルガオなんですか?と聞いたら、ヒルガオを食草にするジンガサハムシを撮しに行きたいとのこと。金色に輝くきれいな虫で、星置緑地でもよく見かけます。でもまだ少し早いのではと、星置緑地よりも百合が原公園の方がたくさんあるかも〜と教えておきました。星置緑地では除去対象種なので、あまり残っていませんから。
(金色に輝くジンガサハムシ 星置緑地で、2011.7.27)
少し歩くとあちこちにヒロハヒルガオ(C. sepium)が。札幌ではヒロハの方がはるかに多いように思います。ヒルガオの葉が細長いのに対し、ヒロハの名の通り盾状に葉の葉が広いのです。
構内に入り、圃場のフェンスに沿って歩いて行くと、またヒルガオかな?と思ったら、ヒロハヒルガオのピンク花でした。こんなところにもあったのですね。葉の幅だけでなく、苞葉がガクを包み込んでいて、先が尖っているのでまず間違いないでしょう。
濃ピンクのヒロハヒルガオには、かつて北海道の中央部、足寄から陸別にかけての道端で遭遇したことがあります。この時は津別でフラワーマスターの講習会があり、ついでにあちこち見てこようと車で出掛けました。山の中でこんな花を見つけ。思わず急停止してよく見ると、どう見てもヒロハヒルガオなのにびっくり。あとで野生植物に詳しい方に聞いたら、梅沢さんの『北海道の花』に出てるでしょ!と言われてしまいました。そんなにあちこちにあるものなんでしょうか? (2012.7.29)
ヒルガオの仲間には、もう一種コヒルガオ(C. hederacea)もありますが、私はまだ一度しか見たことがありません。事務所のすぐ近くに、なんでこんなものがという感じで咲いていました。
海岸の砂浜では、この季節ハマヒルガオ(C. soldanella)の天下でしょう。種小名はサクラソウ科のソルダネラに似た丸い葉をしているという意味ですが、Soldoがコインの意味で、葉の形を指しています。渡島大島でもこの大群生地がありますが、タネが海を漂流して、世界各地に広がったのでしょう。
もう一種、ヒルガオ属ではないけれど、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)もこの時期に咲いています。家の並びのブロック擁壁に、昔からこの時期に咲いているのですが、いまだ他では見たことがありません。小さくてかわいい花を咲かせるけれど、ブロックの隙間や舗装のアスファルトを突き抜けてどんどん広がっていく生育ぶりを見るに着け、一度雑草化すると除去が困難になるという、ヒルガオ類の怖さがよ〜く分かります。
アサガオよりも早く、ヒルガオ類が盛りの季節。先週北大の圃場に行く時に、ビールが入るのでバスで行きました。植物園の北でバスを降り、まっすぐ北に向かって歩いて行くと、フェンスに早速ヒルガオ(Calystegia japonica)の花が。
そういえば、一月くらい前に某紙のカメラマンから、ヒルガオが生えているところを教えて下さいとの電話がありました。なんで私に?と聞いたら、私のブログはいろいろ興味深い情報があるので、時々チェックさせていただいてます〜とのこと。そういう役にも立っているんだ。なんでヒルガオなんですか?と聞いたら、ヒルガオを食草にするジンガサハムシを撮しに行きたいとのこと。金色に輝くきれいな虫で、星置緑地でもよく見かけます。でもまだ少し早いのではと、星置緑地よりも百合が原公園の方がたくさんあるかも〜と教えておきました。星置緑地では除去対象種なので、あまり残っていませんから。
(金色に輝くジンガサハムシ 星置緑地で、2011.7.27)
少し歩くとあちこちにヒロハヒルガオ(C. sepium)が。札幌ではヒロハの方がはるかに多いように思います。ヒルガオの葉が細長いのに対し、ヒロハの名の通り盾状に葉の葉が広いのです。
構内に入り、圃場のフェンスに沿って歩いて行くと、またヒルガオかな?と思ったら、ヒロハヒルガオのピンク花でした。こんなところにもあったのですね。葉の幅だけでなく、苞葉がガクを包み込んでいて、先が尖っているのでまず間違いないでしょう。
濃ピンクのヒロハヒルガオには、かつて北海道の中央部、足寄から陸別にかけての道端で遭遇したことがあります。この時は津別でフラワーマスターの講習会があり、ついでにあちこち見てこようと車で出掛けました。山の中でこんな花を見つけ。思わず急停止してよく見ると、どう見てもヒロハヒルガオなのにびっくり。あとで野生植物に詳しい方に聞いたら、梅沢さんの『北海道の花』に出てるでしょ!と言われてしまいました。そんなにあちこちにあるものなんでしょうか? (2012.7.29)
ヒルガオの仲間には、もう一種コヒルガオ(C. hederacea)もありますが、私はまだ一度しか見たことがありません。事務所のすぐ近くに、なんでこんなものがという感じで咲いていました。
海岸の砂浜では、この季節ハマヒルガオ(C. soldanella)の天下でしょう。種小名はサクラソウ科のソルダネラに似た丸い葉をしているという意味ですが、Soldoがコインの意味で、葉の形を指しています。渡島大島でもこの大群生地がありますが、タネが海を漂流して、世界各地に広がったのでしょう。
もう一種、ヒルガオ属ではないけれど、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)もこの時期に咲いています。家の並びのブロック擁壁に、昔からこの時期に咲いているのですが、いまだ他では見たことがありません。小さくてかわいい花を咲かせるけれど、ブロックの隙間や舗装のアスファルトを突き抜けてどんどん広がっていく生育ぶりを見るに着け、一度雑草化すると除去が困難になるという、ヒルガオ類の怖さがよ〜く分かります。