つるもの見本園

  • 2018.07.05 Thursday
  • 05:52
このところ雨ばかりなので、盤渓の方に行くことができず、私の雨天練習場である小別沢トンネルに向かうことが多くなりました。トンネルは231.5mあるので、5〜6往復すれば同じくらいしっかりと汗を流すことができます。トンネルまでは胸突き八丁のきつ〜い坂道。まだ薄暗い道を上っていくと、左側にずっと続くブロック積みの法面に、いろんなつるものがくっついています。昨日昼間に、家に戻る用事があったので、ついでに法面を観察してきました。

圧倒的に多いのがツタウルシです。かぶれやすい人ならこの道は歩けないでしょうね。全体の半分くらいがツタウルシに覆われているのです。あんまり秋に通った記憶がありませんが、きっと紅葉は見事なことでしょう。
ツタウルシ

その次に目立つのがマタタビでしょうか。この法面は完全に北向きのため、ここのマタタビはまだ色付いておりません。この写真は家に近い東向きの法面のもので、それでもまだ花は開いておらず、つぼみでした。盤渓側は南東向きなので、もう花が散っているというのに。
マタタビ

一箇所だけですが、サルナシも生えていました。雌雄異株なので、コクワが稔る株なのか?ヤマブドウやコクワが稔っていると、ツルを引きずり下ろして取るバカの多いこと。円山公園脇のバス通りで、白昼堂々引きずり下ろしていた奴がいたとかみさんが言ってましたが、欲に目がくらむと恥も外聞も感じなくなるのでしょう…
サルナシ

ジメジメした擁壁なので、ツルアジサイはかなりたくさんくっついているけれど、花が咲くような葉の大きなものは見当たりませんでした。やはりもっと日当たりのいい所に上っていかないと、花芽ができないのでしょう。隣家との間のブロック塀にくっつけているものは、今年もたくさん花が咲いています。
ツルアジサイ

あの辺りにはイワガラミは少ないので、ないかなぁ?と見ていくと、一株だけありました。私のブログで圧倒的なアクセス数の記事が、「ツルアジサイとイワガラミ」という、ちょうど6年前に書いた記事なんですが、花がなくても葉の鋸歯を見ていけば、すぐに見分けられます。
イワガラミ

足元近くにくっついていたのがナツヅタです。ナツヅタは道内にも自生があることになっているけれど、ほとんどが町に植えられているものから鳥散布で広がったもの。町中でも街路樹やビルの外壁などに、猛烈にはびこり始めています。この葉はブドウのような単葉と、三つの小葉に分かれたものが同居するのが特徴です。
ナツヅタ

ヤマブドウも、坂道の入り口に一箇所だけありました。日当たりを好むので、この辺りがぎりぎりの場所だったのでしょう。木の枝をつかみ損ねて、仕方なく擁壁にぶら下がったのかな。
ヤマブドウ

途中に1本だけウリノキを見つけました。キュウリのような葉をしているのでこの名がありますが、花はきわめて特徴的な姿です。久しぶりに花を見たのでうれしくなりました。かつてはウリノキ科として独立してましたが、現在はミズキ科に入れられてしまいました。
ウリノキ
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