地道な作業

  • 2018.05.25 Friday
  • 05:59
北大の圃場では、12年前に手入れを始めた時には、チオノドクサはほんのパラパラだったのに、年々猛烈に増えてきて、今では芝生の半分がこんなに真っ青になっています。こんなに増えるのならと、毎年タネを取って、滝野公園のカントリーガーデンにこっそり播いてきました。このサルデンシス種は球根が出回らないので、タネから増やしていくしかないのです。
チオノドクサ

先週なんとか時間を作り、圃場でせっせとタネ集めをしてきました。芝生の中に大豆前後の大きさの果実がごろごろ挟まっているので、指を広げて下からすくい上げながら、果実を集めていくのです。小一時間の作業で、大きな堆肥の袋に一杯詰め込んで自宅へ持ち帰りました。
タネ取り

ブルーシートに広げて少しずつ乾燥させ、葉や花茎にある水分を転送させて完熟させます。それをかみさんが一つずつ摘み取りながら、タネの入った果実だけにしてくれました。今年はがんばって取ってきたので、例年の倍ありました。
調整

圃場ではキバナノアマナも同様に増えまくっているので、この果実もかなり混じっていました。角張っているので区別が付きやすく、こちらも滝野公園の山草エリアに2年前から播いてます。
キバナノアマナ

今度は事務所に持ってきて、日当たりのよい窓際に置いてタネだけを集めなければなりません。小さなものから果実が割れてタネが落ちるので、仕事の合間にカラを拾っていくのです。こういう地道な作業がけっこう好きなので、ついついはまってしまいます…(^^;)
カラ取り

大きな果実だと、かなり肉厚なのでなかなか乾いてタネが落ちてくれません。無理につぶすとネバネバした果肉がまとわりつくので、自然に離れるまで待たなくてはいけません。
多肉質

チオノドクサのタネにも、カタクリ同様エライオソーム(脂肪酸、アミノ酸、糖からなる化学物質を含む)がくっついているので、これが粘り着いて離れにくいのです。チオノドクサが知らぬ間に庭のあちこちから生えて来るのは、アリがこのエライオソーム欲しさにせっせと運んでいき、ごちそうを食べたあとのタネはゴミなので捨ててくれるのです。。
エライオソーム

滝野公園ではもう5年以上タネを播き続けているので、芝生の中に少しずつ開花個体も増えてきています。一面真っ青になるのには、まだまだ時間がかかりますが、あんな風景が見られるようになるのですから、こんないたずらも見逃してくれるでしょう。
滝野公園
コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM