松前の花見

  • 2018.05.06 Sunday
  • 06:17
昨日は更新できなくて申し訳ありませんでした。松前の桜を見てきたのです。渡島大島の調査を30年近くやって来ているので、松前の町にはしょっちゅう来ています。時化のため船が出ない時には、仕方なく松前の寺社のあたりをうろうろすることが多かったので、町中には精通しているのですが、調査が6月と9月のため、花の咲いている時に来たことがありませんでした。昨年『北の造園遺産』に松前の「桜見本園」を認定したこともあり、一度見に行かなくてはと思ったのです。

通い慣れた道なので、中山峠を抜けて喜茂別の町から真狩・ニセコ方面に抜けました。8時に出たので、定山渓の渋滞にも合わず、すいすい走れてラッキー。少し遠回りにはなるけれど、気持ちよく走れる国道5号を蘭越から黒松内に走って高速に入り、落部で下りて道道八雲厚沢部線を通ります。ちょうど12時過ぎに厚沢部町滝野を通ったので、久しぶりに茅葺きの『滝野庵』に。連休中なので激込みでしたが、タイミングよく入れて、『鴨せいろ』をいただくことができました。
滝野庵

松前の町には直接入らず、旧道から松前藩屋敷のあるカントリーパークに抜けようとしたら、昔の松前駅あたりの道に、ソメイヨシノの並木がありました。1994(H6)年にこの道路を造った時に植えたものだそうです。花のない時には気付かないものです。
記念碑

この道路は、大島漁港をいつも担当している大手ゼネコンが造ったもので、漁港工事だけでは食っていけないので、陸(おか)の仕事もやらないとねぇと、当時の所長が言っていたのを思い出します。それにしても、20年ほどでこんな見事な並木ができるのですねぇ。
桜並木

カントリーパークに車を置いて、奥の方から見ていきました。ソメイヨシノは散り始め、サトザクラの‘関山(かんざん)’や‘普賢象(ふげんぞう)’はまだつぼみ、松前では一番多い‘南殿(なでん)’や白花の‘雨宿(あまやどり)’がちょうど見ごろでした。
第2見本園

次に寺町の方に下りていき、龍雲院ではシロバナタンポポが満開でした。白花のタンポポは何種類もある中で、これは中四国に多いシロバナタンポポなので、私にとっては見慣れた姿。でもなんでここにあるのかは謎なんだとか。この寺以外には広がっていないのも不思議です。
シロバナタンポポ

ここには舘脇操先生が命名した‘蝦夷霞桜’があり、松前の三代名木の一つとされていました。
蝦夷霞桜

その隣の光善寺には、松前一の銘木と言われる『血脈桜(けちみゃくざくら)』があります。これは江戸時代の半ば、本堂を建て替えるためにこの木を切ろうとしたところ、その前夜住職の夢枕にこの木の精が現れて、「明日は死ぬ身なので、成仏できるよう血脈を書いて下さい」というので与えたところ、翌日桜を切ろうとしたら、木の枝に血脈が引っかかっていたので、あわてて切るのをやめたとの言い伝えがあるのです。
血脈桜

この桜から枝を取り、接ぎ木して殖やされたのが松前では最もたくさん植えられている‘南殿’です。花の中央がかなり濃くなり、手まり状になって咲く南殿を満喫することができました。でもその頃から天候が急変し、空が真っ暗になって冷たい風が吹いてきました。これは危ないと近道を通って車に飛び込んだ途端に、バケツをひっくり返すような雨になってしまいました。このため一日目の桜巡りはここまでに。
南殿
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