原種系シクラメン

  • 2018.04.26 Thursday
  • 05:59
カントリーガーデンの片隅に、昔から原種系のシクラメンであるヘデリフォリウム種が植えられていました。でも開花するのが9月末から10月なので、ガイド活動もほとんど終わってしまうため、そこまで案内することもできずにいました。それでもう少し行きやすいところに見どころ作りをしようと、花のテラスの横に小コーナーを作り、2年前から球根を植えてきました。ヘデリフォリウムは秋咲きなので、春咲きのコウム種と合わせれば、より長く楽しめるだろうと、二種を混ぜて植えています。そのコウム種が、いい感じに開花してきました。
コウム1

コウム種(Cyclamen coum)は、黒海沿岸からトルコを経てシリアやレバノンあたりに自生しています。耐寒性はかなり強く、−28℃までもつそうなので、ある程度雪で保護されれば多くの地域で栽培が可能でしょう。ここに植えて2年しか経っていないのに、意外と球根の太りが早く、たくさんの花茎を上げてきています。もちろんミニチュアのシクラメンよりもまだ小さいため、決して目立つものではありませんが、よーく見ると結構かわいいのです。
コウム2

ヘデリフォリウム種(C. hederifolium)は、南フランスからトルコにかけて、島嶼部を含む地中海沿岸地域に自生し、森林内だけでなく、低木疎林地や岩礫地など、多様な環境に生育しているそうです。その名の通りアイビーのような葉をしていて、涼しくなってくると葉よりも花の方が少し早く伸び始め、10月ころに見頃を迎えます。
ヘデリフォリウム1

原種系のシクラメンの魅力は、花だけでなく花茎にもあります。受粉して果実が肥大してくると、けっこうな大きさになって、首がちぎれる恐れがあります。学名のCyclamenがサイクルから来ているように、バネのようにくるくる巻き取ってしまい、地面近くの安全な環境で熟すのを待つのです。こぼれダネからでもたくさんの子供ができるので、将来はびっしりになっていくことでしょう。
果実

我が家のヘデリフォリウムも20年近くになり、手のひらを広げたくらいの巨大な球根になっていましたが、昨年突然枯れてしまいました。こんなのを見ていると、また育てたくなってしまいますね。
我が家の株
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