オヒョウモモ

  • 2012.05.09 Wednesday
  • 07:29
樹木ネタが続きます。m(__)m

この近くにオヒョウモモ(Amygdalus(Prunus) triloba)があったのを思い出し、昼休みに寄ってみました。
小さな庭の角に植えられている株はまさに満開。かなり遠くからでもよく目立ちます。数年前に見つけた時は、日差しの強い夕方で、いい写真が撮れなかったのを思い出したのです。

オヒョウモモ1
満開のオヒョウモモ

この木との出会いは、今から25年くらい前でしょうか。六花亭の工場の庭を造っている時に、結構帯広に通っていた時代がありました。この時期に十勝に行くと、レンギョウの黄色と共に明るいピンクの木があちこちにあるのです。札幌近辺では、全く見たことがなかったこの木が、オヒョウモモだったのです。(なんで十勝に偏在しているのかいまだによく分かりません)

それまで春の花と言えば、コブシやレンギョウ、ユキヤナギ、クロッカスやスイセンなど、どうも寒色系の寒々しい花が多いのが気になっていました。オヒョウモモの暖かい花は、北国の春にぴったりだと思ったのです。

オヒョウモモ2

オヒョウモモは中国北部の原産で、低木性のモモの仲間です。学名のtrilobaは三浅裂という意味で、葉先が三つに切れ込んでいることから付けられたものです。オヒョウ(ニレ)の葉によく似ていることからこの名があるようですが、そもそもオヒョウの葉を見たことがある人がどのくらいいるのか?こういう名前の付け方は実に不思議です。学者○○の仕業に違いありません・・・

オヒョウモモ4
※ネットからごめんなさい…m(__)m

耐寒性が極めて強く、栽培上もいたって容易な植物ですが、なぜかほとんど流通もしないのです。滝野公園のカントリーガーデンにもたくさん植えましたが、火山灰地に合わないのか、ほとんど衰退してしまっているのがとても残念です。
サクラなんかたった数日で散ってしまうのに比べ、場所も取らずしっかりとした存在感を放つこのような樹種こそ、もっともっと増やしてあげたいものだと思います。

オヒョウモモ3

コメント
初めまして、おはようございます!
ブログ楽しみに拝見させて頂いています。
図書館に行かず、こちらでお花の勉強させて
頂いてます。(勝手に、コッソリ。。)
楽しみが増えました!
  • 2012/05/09 9:57 AM
コメントありがとうございます〜
気になることを書いていくと、どうしても植物に偏ってしまいます。でもこの季節だからしょうがないですね。ぼちぼち続けて行きますのでよろしく〜
  • こまめ
  • 2012/05/09 6:05 PM
オヒョウモモは、今から25年以上前に足寄町の方(名前は失念)がシベリアザクラという名で増やされ、それを個人生産者がひこばえをと取りだして(株分けして)増殖していたのが起源だと思います。
当時、私が取引先であったそのひとりを訪ねたときに、そんなサクラは実在しないので、オヒョウモモであることを伝えた記憶があります。

そのような経緯で十勝と植木の交流がある北見周辺に集中しているのだと思います。私の畑にも当時からの古株がありますがさっぱり良くならず投げ飛ばし状態。確かに火山灰地には適さないのでしょうね。(ところで接ぎ木された本州ものは台木の関係なのか耐寒性が乏しいようです。)

おかしな名前で当時流通していたものに、ヨシノスズバラ、一重のヨドガワツツジなどがあり、正しい名前を宣教師のように伝え歩いた記憶があります。ネット社会になった現在は良くも悪くも普及が早いので、植物名には気を使わなければなりませんね。
  • K原
  • 2012/05/10 9:39 AM
帯広に住んでたとき、家を持ったらこの木を庭に植えたいと思ってました。札幌近郊に家を持って苗を買いに行ったら、手に入らず、近所でも咲いているのを見ません。転居して10年帯広に行ったとき、やっと苗を手に入れました。来年の春が楽しみです。
  • 椿六十郎
  • 2020/10/05 11:52 PM
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