根曲竹

  • 2012.11.23 Friday
  • 07:02
初雪と共に、植木屋さんには冬囲いの催促の電話が殺到し、電話番は頭の下げっぱなしで対応しているはずです。蕎麦屋の出前のように、もうすぐですからとかなんとか、言い逃れをしていることでしょう…(^。^;;

道内には、根曲竹という強い味方があるため、低木の冬囲いにはほとんどこれが使われているはずです。何と言っても強度が強く、しっかり組み合わせれば、かなりの雪圧に耐えることができます。名前の通り、根元が曲がっているので、却って扱いにくいと思われるかもしれませんが、根元を斜めに差し込むことによって、強度がより高まるので、まっすぐの女竹よりも頑丈な囲いになります。
冬囲い
(根曲竹を組み合わせたサツキの冬囲い 北3条西21丁目 2012.11.21)

根曲竹の正式な名前は、チシマザサ(Sasa kurilensis)です。(種小名のクルリレンシスも、千島のという意味です) ササの仲間では最も北方に分布し、日本では四国の一部と本州の鳥取以北の日本海岸、北海道に、朝鮮半島、千島列島南部、カラフトに自生しており、道内でもわりと高いところ、雪の多いところに分布しています。
昨日北広島の山に行きましたが、滝野公園にも近いことから、ここでもクマイザサとチシマザサが混生して生えていました。
混生
(右手の葉の広いササがクマイザサ、左手や奥のササがチシマザサ 北広島で 2012.11.22)

チシマザサは、大きくなると3mを越えるほど大きく生長します。稈(かん)も太いところでは親指くらいになり、とても粘り強いので、加工して籠などを編むのに適しています。
チシマザサ
(背丈をはるかに超えるほど大きくなるチシマザサ 北広島で 2012.11.22)

しかし、チシマザサの魅力は何と言っても新芽のおいしさでしょう。竹がない道内では、ササノコというよりもタケノコで通じるほどで、ニセコや積丹方面などタケノコ採りの名所には、シーズンともなると相当の人出があるようです。しかし、なにせ背丈を超えるほどのササヤブのため、目の前のタケノコばかりに夢中になり、方角を見失って遭難騒ぎもしょっちゅう起きています。
この時期に山の方で仕事があると、ちょっと道端に首を突っ込むと、一握りくらいのタケノコがすぐに採れるので、思わぬ春の味覚を味わうことができるのです。
ササノコ
(細目だけど、取り立てはとても美味しい「タケノコ」 2009.5.28)
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