カラーリーフ展のなごり

  • 2018.02.19 Monday
  • 05:57
豊平公園緑のセンターでは、華やかなアザレアが咲き誇っていましたが、その他にも様々な見どころがあります。入り口を入った風除室には小輪のカメリア類が咲いていたし、内側の扉を入ると、様々なアマリリスが並んでいます。赤や白の見慣れた花の中に、こんな渋い花色の品種がありました。アマリリスのパピリオ(Hippeastrum papilio)という、ブラジル南部原産の原種です。球根栽培で有名な小森谷ナーセリーが導入しているようですが、こんな原種がまだあるのですねぇ。
アマリリス

2階に上がると、随分と大きくなったドンベヤにたくさん花が咲いてると思ったら、ボランティアのみなさんが作った造花でした…(^^;) 本物の花が咲いていない時には、ピンチヒッターで吊り下げるのだそう。まだつぼみがあるので、本物もまた咲いて来そうです。
ドンベヤ

その横では、白花のカリアンドラが咲いていました。ネムノキの花を一回り大きくしたような花で、和名はその通りのオオベニゴウカン(大紅合歓)です。
カリアンドラ

先週までやっていたカラーリーフ展のなごりもあちこちに見られました。観葉植物がほとんどなので、一年中どこかにあるものばかりですが。鮮やかな斑が入っているのは、ストロマンテ‘トリオスター’(Stromanthe sanguinea 'Triostar')。ブラジル原産の原種から作出された品種のようです。最低気温は高いけれど、強光線を嫌うので、今の室内なら格好の観葉植物になるでしょう。
ストロマンテ

小部屋になっている高温室では、洋ランがちらほら咲いていますが、それ以上に強烈な葉の色を持っているのがクロトンです。札幌近辺には高温室がなくなってしまったので、こんな小部屋ですが貴重な環境となりました。クロトンの葉型には様々なものがあり、これは鉾葉(ほこば)クロトンの系統です。
クロトン

わりと背が高いアナナス類のグズマニア‘オスタラ’(Guzmania 'Ostara')。花は真ん中に目立たなく咲くだけなのに、その回りの葉(苞)が赤く色付き、数ヶ月も楽しめるお得な花。当然葉や苞の中に水を溜めておかなければなりません。
グズマニア

帰りに売店の片隅で、ナギ(Nageia nagi)のポット苗が売られていたのを見つけました。これでも立派な針葉樹で、マキ科ナギ属(マキ属とされることも)の高木で、四国〜九州の南岸、南西諸島、台湾、海南島に点在しているそうです。「その名が凪に通じるとして特に船乗りに信仰されて葉を災難よけにお守り袋や鏡の裏などに入れる俗習がある。(Wikiより)」とのことですが、葉が引きちぎるのが難しいほど強靱なため、ラベルには恋愛成就と書かれていました。耐陰性は抜群なので観葉植物としても使えるし、たった280円で買えるのですから、変なお守りより安くて効果がありそうです〜(^^;)
ナギ

緑のセンターが新築移転して二冬目。ようやく環境になじんで、植物達が元気な姿を見せてくれるようになりました。ここは裏方さんの努力で、昔ながらの「発見の楽しみ」が残っていてとても楽しめます。地下鉄直結になって行きやすくなったので、気分転換にぜひお立ち寄りください。
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