法面のササ
- 2017.12.05 Tuesday
- 05:56
先日函館に向かう途中、ちょうど苫小牧の市街地の山側を走っていると、法面に緑色のササが目に入りました。この場所なら間違いなくスズタケでしょう。錦大沼公園あたりの林内に密生しているけれど、暗い林床に映えているイメージがあるので、こんな吹きっ晒しの法面に生えているのは意外でした。好きこのんで生えた訳ではなく、根茎を伸ばしてきたら切土法面だったので、仕方なく生えていると言った方がいいかもしれません。
さいわい車が空いているので、100キロで運転していても問題なく撮すことができました。このカメラは手ぶれ防止機能が付いているので、適当に当たり付けてシャッターを押しても、ほとんどぶれないで写ってくれます。緑色をしていないササは、丈がかなり低いので、こちらは多分ミヤコザサでしょう。
ミヤコザサは、成長点が寒害を受けないように地中にあるため、寡雪寒冷地適応型のササといえます。この黄色い部分がミヤコザサの分布域で、十勝から釧路、根室の道東域と、胆振、日高にかけて主に分布し、苫小牧あたりはその西端に当たります。スズタケは主に胆振・日高に散在しますが、苫小牧西部にはかなり密に分布があります。でもこんな場所では、冬季間にかなり傷むことが考えられます。スズタケとミヤコザサがパッチを作っている法面もあり、こういうところを運転していると飽きることがありません。
樽前PAでトイレタイムを取った際に、フェンスの向こうにまた違うササが生えていました。見た目はまるで「クマザサ(隈笹)」ですが、道内にあるはずもないので、クマイザサの葉の縁が寒さで傷んだとしか考えられません。でもまだ冬に入ったばかりだし、札幌では今どきクマイザサがこんな風になることがないので、違うササかなぁ?とフェンス越しに眺めていました。
さいわい車が空いているので、100キロで運転していても問題なく撮すことができました。このカメラは手ぶれ防止機能が付いているので、適当に当たり付けてシャッターを押しても、ほとんどぶれないで写ってくれます。緑色をしていないササは、丈がかなり低いので、こちらは多分ミヤコザサでしょう。
ミヤコザサは、成長点が寒害を受けないように地中にあるため、寡雪寒冷地適応型のササといえます。この黄色い部分がミヤコザサの分布域で、十勝から釧路、根室の道東域と、胆振、日高にかけて主に分布し、苫小牧あたりはその西端に当たります。スズタケは主に胆振・日高に散在しますが、苫小牧西部にはかなり密に分布があります。でもこんな場所では、冬季間にかなり傷むことが考えられます。スズタケとミヤコザサがパッチを作っている法面もあり、こういうところを運転していると飽きることがありません。
樽前PAでトイレタイムを取った際に、フェンスの向こうにまた違うササが生えていました。見た目はまるで「クマザサ(隈笹)」ですが、道内にあるはずもないので、クマイザサの葉の縁が寒さで傷んだとしか考えられません。でもまだ冬に入ったばかりだし、札幌では今どきクマイザサがこんな風になることがないので、違うササかなぁ?とフェンス越しに眺めていました。