別府の見どころ

  • 2017.11.11 Saturday
  • 05:44
別府の町は本当に見どころが多くて、とても回りきれません。それでも友人のY氏が「別府八湯語り部の会」の会長をしており、彼の的確なガイドのおかげで、短時間にしっかり見て歩くことができました。ここではほんの一部しか紹介できませんが、ユニークなところを振り返ってみることにします。

木造ながら、どっしりとしたファサードを持っているのが松下金物店。1929(S4)年の建築で、北大農学部(1936(S11)年)の外壁とほとんど同じスクラッチタイルが使われています。
松下金物店

店内に入ると、まるで骨董屋さんかと思うような古い資材が置かれている中に、現役の金物屋としての資材も混在しています。上を見上げると戦前のものと思われる商品看板がずらりと掛けられていました。
商品看板

真っ暗な店内の奥の方には、どこに何を置いているのか分かっているのかなぁ…?と心配になるようにたくさんの資材がすき間なくおかれています。いつまで営業していけるのか、心配な店だとか。
店内

先日のブラタモリでも訪れていた、店内のお風呂も見せていただきました。今でも少しぬるめの温泉が、手前の方で湧いてきています。大きなかまどの並んでいる土間から入るようになっており、たくさんの従業員がいた当時には、さぞや賑わっていたことでしょう。
お風呂

すぐ近くの街角に、ちっちゃな店構えの和菓子屋さんがありました。80歳を超える老夫婦が和やかに切り回しており、自然薯(じねんじょ)を使った「かるかん」が名物です。自然薯を掘ってくる人、くねくねと曲がったイモをむく人など、いろんな人がこの味を守っているとのこと。
不老軒

この味をひいきにしていた人はかなりいて、中でも山口瞳さんやミヤコ蝶々さんは、大のひいきだったそうです。南都雄二さんがふらりと訪れ、「蝶々がかるかん買うてこいゆうんで、大阪から飛行機で飛んで来たんよ〜」と言われたのにはびっくりしたそう。
山口瞳

この辺りは、その昔は遊郭だったところで、置屋や見番、貸席だった建物がまだいくつか残っていました。
遊郭跡

竹瓦温泉の向かいには、温泉街特有の繁華街の名残がありました。右の一角はつい最近取り壊されてしまったそうですが、残っている建物には今風のいろんな店がまだ営業しています。
竹瓦小路

このアーケードは、1921(T10)年に作られた日本最古の木製アーケードで、大部分は波板パネルに入れ替わっているけれど、本来はすべてガラス張りだったとか。いつ崩れてもおかしくないほど老朽化していて、消え去るのも時間の問題のようだけど、信じられないようなものが残っている不思議な町でした。
木製アーケード
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