別府の温泉

  • 2017.11.09 Thursday
  • 06:00
別府は我が国最大の温泉郷。源泉数、湧出量ともに日本一で、なんと全国の一割がここから湧出しているそうです。人口12万人の町に、毎日12万トンもの温泉が噴き出しており、一人当たり一日1トンもあるのです。古来別府八湯といわれ、旧市街にある狭義の別府温泉を初め、地獄で有名な鉄輪(かんなわ)温泉や湯の花を採っている明礬(みょうばん)温泉など、泉質にも特色があります。ここは観海寺温泉の一角の住宅地にあるお寺の裏庭ですが、池の中から豪快に大量のお湯が自噴していました。幸い道路との間には三面貼りの川があるので、間違って落ちる心配はなさそうですが、百度近いお湯なので間違いなく即死だそう。全く使われずに川に流れているだけで、なんだかもったいないなぁ。
源泉

別府温泉の特色の一つが、数百軒もあるといわれる共同浴場です。このマップのうち、赤文字は市営の共同浴場、青文字は地域の自治会などが運営する共同浴場です。(緑文字は、組合員のみ利用できる温泉とのこと) 別府駅を中心とした狭義の別府温泉には、角を曲がれば温泉があるといった感じです。
市営温泉

私たちが泊まったのは、別府駅から数分のところにある駅前高等温泉。この建物は1924(T13)年に建てられたもので、築93年経っています。廊下は波打って危険なほどですが、部屋にはエアコンも付けられ、トイレは共同ながらウォッシュレットでした。浴室は暗くて超年季がたっている代物ですが、ぽっかぽかに暖まりました。
駅前高等温泉

すぐ近くにある竹瓦(たけがわら)温泉は、1938(S13)年に建てられ、大きな唐破風を載せたレトロな雰囲気を持っています。これでも入浴料は100円です。
竹瓦温泉

町歩きをしていると、ちょっと角を曲がると共同浴場があり、家庭でも源泉を持っている家では、温泉のタンクを庭先に置いてあるところも。共同浴場の特徴の一つが、必ず町内の集会場や事務所を併設しているのだそう。ここは右の入り口から二階に上がると集会場になっていました。
紙屋温泉

源泉によってそれぞれ少しずつ泉質が異なり、この紙屋温泉は飲泉ができることで知られているとか。確かに変な香りや味もなく、ペットボトルで汲みに来る人がいるそうです。
飲泉

駅前にある春日温泉は、道路に面して集会場があり、脇の路地の奥に温泉の入り口がありました。古い建物ばかりで、昨年の地震で倒壊したところもあったそう。窓といってもスカスカになっているので、寒くないのかと思ったら、源泉掛け流しでもうもうと湯気が充満するので、このくらいがちょうどいいそうです。
春日温泉

ちょうどお掃除中で、中を覗かせていただきました。多くの共同浴場は脱衣所がなく、浴室で直接裸になって風呂に入れるようになっているため、湯冷めすることもないのです。昔から住んでいる人は、月間の利用券が千円なので、家で湯を沸かすことなくここに入りに来るけれど、最近の若い人たちはこんなところに来るのを嫌がり、年々利用者の高齢化が進んでいるそうです。
浴室
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