大島息抜き編

  • 2017.06.30 Friday
  • 06:01
昨日の昼に大島を離れ、途中用事を片付けながらも、8時前には事務所に戻ってきました。往復共に海がべた凪だったし、島の生活環境が抜群に快適だったので、これまでになく楽な調査だったといえるでしょう。

二日目の調査が早く終わったので、近くの見晴場所にH氏と出かけることにしました。標高150m弱の見晴らしのいい岩場があり、工事ヤード周辺とはちょっと違う植生が見られるのです。途中たくさんの花を見かけたのがホタルカズラ。外国産のミヤマホタルカズラはよく栽培されますが、自生種の方は花は見事だけれど、ツルが伸びまくってお行儀が悪く、ちょっと栽培には向きません。
ホタルカズラ

工事ヤード近くではほとんど花が見られなかったウツボグサも、この辺りにくるとたくさんの花が見られました。隣に咲いている白い花はミヤマイボタ。ウサギの食害を受けるのであまり大きな株にはなりませんが、この辺りにはたくさんあるので、かじり残された枝から花が咲いたものです。
ウツボグサ

この辺りにびっしりと咲いているのがヤマブキショウマ。木本のない島では、マイヅルソウや本種が全く違う表情を見せてくれます。日陰でなよなよしたやさしい草姿のイメージとは全く異なり、まるで低木のようなごわごわガッチリした姿で一面に咲いているのです。
ヤマブキショウマ

一汗かいて見晴場所に到着。涼しい顔をしていますが、実はとっても大変なところに座っているのです。
岩峰

背後は数十mの崖になっており、あまり高いところが苦手な人は、とてもここに行くことはできないでしょう。でも最高の見晴が得られるので、慎重に足場を確保して、写真だけ撮ってきました。
見晴台

本当に天気がよく、海も凪いで鏡のようになっていました。絶海の無人島のこんな所で仕事しているんだ〜と、不思議な感覚にとらわれます。
漁港全景

離れた所から岩場を覗いていて、崖の少し下にガマズミが花を咲かせているのを見つけました。ガマズミは工事ヤードのすぐ近くに1本だけあったのですが、大雨で土砂崩れが起きた時に流されてしまい、植物リストから抹消されていたのです。これでまた復活させることにしましょう。
ガマズミ

急斜面をそろそろ下りていくと、ちょっとした窪みにエゾヒナノウスツボを二株見つけました。これも道南要素の一つで、まことに不思議な花を咲かせる植物です。
ヒナノウスツボ

往復2時間弱の散歩でしたが、いろいろと収穫もあったので、ただの息抜きではなく稔り多いものとなりました。本当は工事ヤード周辺から出てはいけないのですが、島の植生を把握するためにはこのような調査も必要不可欠なのです。
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