植物園温室の見どころ(1)

  • 2017.01.22 Sunday
  • 05:56
大温室の一番奥に、ピンクの花を1つだけ着けた花木がありました。おやっと思った通りタベブイアでした。ラベルにはタベブイア・インペティギノサ(Tabebuia impetiginosa)とありますが、今は分類が変わってハンドロアンサス(Handroanthus impetiginosus)なんて属に変わっているようです。英名はピンク・イペー。
ピンク・イペー

すぐ近くに、枯れているのかと思った木の枝先に、わずかに黄色の花びらが見えているので、ラベルを見るとコガネノウゼン(Tabebuia chrysantha)とありました。こちらはタベブイア属のままのようです。こんなところにもあったのですね。初めて気付きました。ブラジルの国花でイペーと呼び、まさにカナリアイエローの鮮やかな花を咲かせます。以前ホノルルの街角で見たことがありました。この材はものすごく堅くて、木製遊具やデッキなどに輸入されていたこともあります。どちらも小さな鉢に入っているのでもったいない。地植えにして大きく育てれば、素晴らしい花が見られるのになぁ…
イペー

その下には、目立たない花が次々と咲き進み、真っ赤な苞葉が目立つコエビソウ(Justicia brandegeeana)があります。昔の学名がベロペロネ・グッタータ(Beloperone guttata)だったので、園芸屋さんはベロベロと呼んでいました。最近鉢物で出回っているのを見かけませんねぇ。
コエビソウ

熱帯スイレン池の脇に、まるでクサギの果実と同じ株がありました。同じクレロデンドラムの仲間で、ラベルにはクラリンドウ(Clerodendrum wallichii)となっていましたが、どういう意味なんでしょう?
クラリンドウ

隣には、これも同じ仲間のベニゲンペイカヅラ(C.×speciosum)が。ほとんどが温室植物として扱われるのに、なんでクサギだけがこんな寒い所までやって来たのでしょうね?
ベニゲンペイカヅラ

ベニヒモノキ(Acalypha hispida)は、同じトウダイグサ科のアカメガシワにそっくりです。道内でも函館周辺には野生化しているらしいので、やがて広まってくるかもしれません。
ベニヒモノキ

池の縁にカニバサボテンが咲いていました。今は葉先の尖るシャコバサボテンばかりですが、子供の頃にはカニバしかなかったなぁ。ばあちゃんとこれを植え替えて夏にいじめ、縁側に作ったフレームで冬越しして花を咲かせていました。なので思い入れの強い植物です。
カニバサボテン

鉢をちょっと動かしたら、その下から現れたのがなんとチャバネゴキブリでした。ここにはうようよいるという話でしたが、真っ昼間に顔を合わせることはありませんでした。我が家にだけは持ち込みたくないものですねぇ。(つづく)
ゴキブリ

今日の午後から雪マークで、明日明後日は荒れ模様とのこと。年末のドカ雪以来、まともな積雪がなかったので、久しぶりに積もるのかな。お手柔らかに。
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