クサギ(臭木)

  • 2012.10.03 Wednesday
  • 07:09
家の近くには、クサギ(Clerodendrum trichotomum)がぽつぽつと生えています。
昔勤めていた造園会社が、手稲稲穂だったので、手稲の山裾をよく通りましたが、あのあたりには特に多かった記憶があります。今は住宅がびっしり建ってしまったので、はたして昔のようにあるのでしょうか。
全体
(道路際に生えているクサギ 中央区宮の森 2012.8.14)

クサギ(Clerodendrum)属は世界に約1000種もある大きな仲間で、主に熱帯から亜熱帯にあり、温室性花木にされているものがたくさんあります。クサギのように寒い所に生えているのは、この仲間では大変珍しいのです。かつてはクマツヅラ科でしたが、新分類ではシソ科に変わっているようです。

クサギはまさに臭い木で、葉に独特の臭みがあるために、こんなかわいそうな名前が付けられていますが、若葉は山菜としてよく食べられ、癖になるおいしさなので、クセギにでもすればよかったものを…
本州では禅寺に必ず植えられ、精進料理によく使われたという話を聞いたことがありました。

赤いガクに囲まれた白い花からは、4本の雄しべが長く伸びるのが特徴的です。こんなにきれいな花が咲くのに、どうして全く利用されないんだろう?と、昔からとても不思議でした。
花

クサギのもう一つの魅力は、花時にたくさんの蝶が集まってくる点です。ブッドレアもその目的で植えられますが、クサギは道内自生木です。もっともっとこれを植えて、様々な場所をにぎやかにしたいものです。
チョウチョ

実はクサギには、更にもう一つの魅力が。それは独特な形と色をした果実の魅力です。この写真がいくら探しても見つからなかったので、紹介が今まで遅れてしまったのですが、ようやく今朝撮してくることができました。
花が終わると赤いガクがどんどん多肉化し、そのまん中に鮮やかな黒紫色の種子が鎮座しているのです。こんなに魅力が満載の花なのに、どうして誰も植えないのでしょうねぇ…
クサギの果実
(真っ赤な肉質のガクに囲まれたタネ 2012.10.3)

我が家にはタネを播いて作ったクサギが何本もあるので、小さな木を滝野公園にこっそり植えていました…今年ようやく小さな花を着けたので、来年からはどんどん咲いてくれそうです。
昨年、岩見沢の日端さんもクサギが好きで、苗木を作っているということが分かりました。早速苗木を分けてもらい、新しく整備している「疎林の小径」に植えたところ、今年花が咲いてくれたのです。クサギはタネを播けば簡単に増やすことができるし、生長が早いので、花が咲くまでにそんなに時間がかかりません。
クサギの実
(まだ色付いていないタネ カントリーガーデン「疎林の小径」 2012.9.12)

滝野公園にもクサギが増えたことが嬉しかったですが、クサイ仲間が近くにいたことがとても嬉しかったですねぇ…(^。^;;
コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM