韃靼蕎麦

  • 2016.09.07 Wednesday
  • 05:58
私は毎日、うどんしか食べないと思っている人がいるかもしれませんが、実はそばも大好きです。松山にはもともとそばを食べる文化がなかったので、高校の時に初めてそば屋というものが出来た時には、みんなで恐る恐る食べに行ったくらいです。12歳離れている従兄弟が東京の大学に行った時に、ざるそばの食べ方を知らなかったので、「ざるにつゆをかけたら底が抜けとってなぁ、びっくりしてしもたがな!」と、帰省した時に話してくれたことがありました…(笑)

円山に事務所を借りてもう14年、この近くのうどん屋とそば屋はいち早くチェックしました。そこで見つけたのが、地下鉄西28丁目駅に直結したビルに入っている『長命庵』でした。その頃は薬膳蕎麦を前面に宣伝していましたが、普通のごまそばとダッタンそばとを選ぶことができ、当時はダッタンそばの方が50円高かったはずです。このダッタンそばにはまってしまったのです。以来頼むものは「冷やしたぬきをダッタンで」ばかり。それでも先日は珍しく「冷やし五目をダッタンで」頼みました。
五目そば

一緒に行ったかみさんは「げそ天ソバ」を。げその天ぷらがたくさん付いて600円ですから、すごくお得なメニューです。
げそ天ソバ

昔のダッタンそばには、えぐみというか苦みというか、独特の風味が残っていました。植物としてのダッタンソバ(Fagopyrum tataricum)は、もともと普通のソバ(F.esculentum)とは同属ながら種が異なり、チベットが原産なので高冷・寒冷地での栽培が可能です。ここの店主の森さんは、ダッタンソバに出会ってから、自分でソバを栽培し、契約栽培を広げながらダッタンそばの普及に取り組んでいました。やがてルチンを極めて多く含むことに注目した試験場によって、次々と新品種が作られていき、とうとうその決定版として作られたのが「満天きらり」です
  満天きらり

長命庵のダッタンそばにはすべて「満天きらり」が使われており、ほとんど風味がなくなって私は寂しいのですが、より細麺で打つことができるようになり、昔のごつごつとした食感は影も形もなくなりました。そしてなんとカップ麺まで作られているのです。
  カップ麺

あんまり外では売っていないので、店先かネットショップで買うしかないのですが、これがまた美味しいのにびっくり。普通のカップ麺とは全然違って、しっかりとした食感があり、とてもカップ麺とは思えないくらいです。
カップダッタンソバ

今週末は、東区のさとらんどで「新そば祭り」が行われるそうなので、そちら方面の方は是非覗いてみて下さい。
  新そばまつり
コメント
こんにちは。いつもの体で恐縮です。遥か昔、中一の時目のけがで一ヶ月入院したとき父が(どうしてなのか)旧かな旧漢字遣いの「坊ちゃん」を買ってきてくれましてその時が私の本格小説初読みでした。天麩羅蕎麦が読めなくて多分てんぷらそばだろうと想像して読んだ覚えがありまして以降松山→蕎麦の観念が強かったのですが全く違うという事を教えていただきました。それだけです(笑)
  • algon
  • 2016/09/07 12:24 PM
algonさま

いつもありがとうございます。
松山に全くそば屋がなかった訳ではないでしょうが、市駅前にまつちかタウンというミニ地下街(50mくらい…)が出来た時に、そば屋があるぞと話題になりました。

子供の時に刷り込まれた、「底の抜けた入れ物に出てくるという『ざるそば』なるもの」はどんなもんじゃい?と、ショーケースを見に行ったのです〜(笑)
  • こまめ
  • 2016/09/09 7:30 AM
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