盤渓の道すがら

  • 2016.09.04 Sunday
  • 06:06
今年も毎朝、盤渓までの道を走ったり歩いたり。急勾配のところは無理しないで歩いているので、走るのは2/3くらいでしょうか。毎朝しっかり汗をかくと、血液がしっかり循環するので、やはり気持ちがいいものです。この時期の4時台はもう真っ暗。家に帰る頃にようやく夜が明けてくる感じです。先週少し遅く家を出た時に撮った写真なので、なんだかピンボケばかりですが、道端の草花をいくつか紹介しましょう。

途中にあるお寺の前の草むらの中で、白花アカツメクサを見つけました。赤クローバーの白花を見つけたのはこれで3回目ですが、今までのものは工事現場だったために既に失われているので、これは貴重な一株になりました。せっかくなので移植するか検討中です。
白花アカツメクサ

今まで全然気付かなかったものにヤブガラシがありました。こんな嫌なものを見つけるのは全然うれしくないのですが、だんだん家に近寄ってくるのが怖いです。これを見つけたら、否応なく抜き捨てないと大変なことになりますからね。
ヤブガラシ

ヤブガラシが絡んでいるのはオオイタドリですが、これは雄株で、すぐ横に雌株がありました。地下茎で増えるため、雌雄別々に大群落を作るのが普通ですが、こんなに近くに寄り添っているのは珍しいです。
イタドリの雌雄

盤渓までの道筋には、メマツヨイグサがたくさん咲いているのですが、ここではそれと同じくらいにアレチノマツヨイグサも生えています。昔は別名くらいにしか思わなかったのに、梅澤さんのおかげでこれを区別して見るようになりました。
メマツヨイグサ

他のところでは9:1くらいしかないアレチノマツヨイグサなのに、盤渓方面では半々くらいなのが珍しいです。
アレチノマツヨイグサ

三年ほど前に落石防止工事が行われたところでは、まず一斉にヒメジョオンやオニノゲシ、ブタナなどの帰化植物に覆われていました。ところが最近では、ヨツバヒヨドリやナワシロイチゴ、オトコヨモギなどの在来種にどんどん置き換わってきています。上の林内に生えているのか、ヤブタバコまでがこんなカンカン照りの場所にたくさん生えてきているので、少し環境も変わってきたのでしょうか。
ヤブタバコ

盤渓峠を越えて戻る途中、分譲地のところから見る風景はなんともいえず気持ちのいいものでした。このブログを始めた頃、新緑前の山の木々を見て「山笑う」という記事を書いたことを思い出しました。ここの空き地も隣のお寺に買われて駐車場になっていたのに、昨年から納骨堂の建設が始まりました。来春にはすっかり風景も変わってしまうのでしょうか。
納骨堂

こうして振り返ってみると、これまでのブログの記事の中で、身の回りの植物はかなり紹介されていることに気付きます。それでもまだ新発見が出てくるし、毎日気づきの連続なのが面白いところなのでしょう。
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