フランスギク

  • 2016.06.20 Monday
  • 05:50
今を盛りと咲いているフランスギク。道内ではマーガレットと呼ばれることが多いのですが、本物のマーガレットは非耐寒性のため一年草扱いされる半低木(関東以西では木化する)のため、あまり使わない方がいいでしょう。和名も木になることからモクシュンギクになります。
フランスギクは、かつてはキクと同じくクリサンテムム属(Chrysanthemum leucanthemum)になっていましたが、現在では種小名が格上げされてレウカンテムム・ウルガーレ(Leucanthemum vulgare)となっています。英名は、牛のつぶらな目に似ているので、オックス アイ デージー(ox-eye daisy)。タネで簡単に殖やすことができるため、ワイルドフラワーとして全道各地にばら播かれたために、至る所で野生化してしまいました。
フランスギク

毎朝通っている盤渓への道でも、5〜6年前にはクゲヌマランが数十本も生える法面だったのに、上の庭から下りて来たフランスギクが、またたくまに法面全体を覆い尽くしてしまいました。こんな調子で既存植生に脅威を与えるようになってきているのです。
法面

北海道では、国が管轄している「外来生物法」をよりきめ細かくカバーするために、「生物多様性保全条例」を制定し、それが昨日19日から施行されました。全国的に見ても画期的な条例となっています。その第一号の植物に指定されたのが、このフランスギクと、やはり今盛んに花を咲かせているイワミツバです。
指定外来種
(道新WEBから拝借しました。m(__)m)

じゃあ、庭やガーデンに咲いているものはどうすればいいの?となりますね。それがあるからといって罰金取られるわけではありませんが、将来的には好ましくないものとして、なくしていく方向に持っていくべきでしょう。外来生物法で特に危険なものとして「特定外来生物」に指定されている、オオハンゴンソウやオオキンケイギクだって、まだ至る所に生えているけれど、ガーデン内からはほぼ駆逐されてきました。これと同じく、私が関わっているあちこちのガーデンなどでも、時間はかかってもこれらの植物は減らしていこうと思っています。

フランスギクはわりと簡単に抜けるけれど、イワミツバは根が少し残っているとすぐに再生してくるので、かなり手強い相手です。ガーデンによく植えられている斑入りイワミツバも同様に指定対象になっています。
フイリイワミツバ

外国産の植物は、古来より園芸植物や有用植物としてわが国にもたらされてきましたが、近年では個人でも簡単にタネが輸入できるようになっているため、飛躍的にその数が増えてきています。中にはとても危険なものが混じっていることがあるので、このまま無制限な流入が続くのは問題が多いのですが、規制や禁止まではとてもできないでしょう。難しい問題です。
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