春を迎えた植物園(1)

  • 2016.05.04 Wednesday
  • 05:56
ようやく暖かくなったと思ったら、札幌の最高気温がいきなり24.1℃と、ちょっと極端なほどの暖かさ。しばらく円山公園で過ごしていたエゾヤマザクラ前線が、ようやく我が家にも到着し、昨日午後からぱらぱら咲き始めました。事務所の辺りでは葉桜になった木もあるのに。
そんなポカポカ陽気に誘われて、昼の散歩は植物園まで行ってきました。北3条通を自転車で東に進んでいくと、14丁目で人だかりが。裏千家茶道会館前ののソメイヨシノが満開になっていました。歩道脇の狭いところにありますが、樹形は本当にきれいです。電柱や信号柱がなければもっといいのですがねぇ…
ソメイヨシノ

植物園の東側にあるハクモクレンの街路樹も、もう少しで満開というところでした。東側の木がまだつぼみなのはどうしてなんでしょう。
ハクモクレン

植物園前には自転車がずらりと並んでいたので、市内各所からチャリをこいできた方が多かったようです。門を入ってすぐ右にあるギャップは、ロックガーデンのところにあるかつてのピシクシメムから湧き出た流れが、ここを通っていったん道路の向かい側に流れ、その先でまた植物園に戻ってきた名残の地形です。向かい側にはかつて大きな屋敷がありましたが、今はS不動産によってマンションになってしまいました。
入り口

いつものように右手に回り、反時計回りに歩いて行くことに。どうしても逆回りができないのです。灌木園ではヒュウガミズキやトサミズキ、タカネザクラやオオカメノキなどが満開になっている中に、異彩を放っていたのがこのオオバクロモジの花です。道南に行けばごく普通に見られる低木で、この枝から楊子を作る香り高い木です。
オオバクロモジ

姿は地味ながら、なかなか他には見られない花を着けるハナイカダ。花序の軸が葉の主脈と癒合した様子が、この時期であればよく分かります。雌雄異株の木で、実が付いたのを見たことがないので、これは雄株なんでしょう。
ハナイカダ

北5条通の歩道のすぐ脇を通って、ライラックウォークの北の端から北ローンに入ると、カワシロナナカマドの隣に真っ白な花を咲かせているのがミドリザクラ(リョクガクザクラ)です。普通サクラ類の萼や花柄(かへい)は赤くなるのに、これは緑色のため特に花の白さが引き立ちます。
リョクガクザクラ

大学に入って植物園に初めて来たのも多分この時期だったのでしょう。芝生の緑色が全然違うのと、芝生を踏んでもいいことに感激しました。内地の芝生はながめるもので、中に入ることができないのです。北ローンのちょうどこの辺りで、芝生に座って思わず飛び起きました。芝生が濡れていると思ったのです。日本芝はいつも乾いてチクチクするほどなのに、西洋芝はしっとりと濡れているような柔らかさ。いろんなカルチャーショックの一つでした。サクラ園にはいろんなサクラが満開で、静かに花を楽しんでいました。円山公園の馬鹿騒ぎとはえらい違いです。
北ローン

樹木園に入ると、林内に生えていた稚樹から柔らかいブナの若葉が開いていました。ブナの新緑は水が滴るようなといわれるのがよく分かります。落葉広葉樹林では、一番気持ちのいい季節がやってきました。
ブナ
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