鯛飯の‘鯛や’
- 2016.03.08 Tuesday
- 05:51
鯛飯の‘鯛や’さんに行くには、三津浜の駅からだと商店や住宅の中を結構歩くので、一つ先の港山の駅で降り、三津の渡しで海側から行くことにしました。看板も何もないので、初めて行くとここが渡し船の乗り口だとは、なかなか分からないかもしれません。
三津浜の側に下りて振り返ると、港山がよく見えます。海に面して小高い丘になっているため、約600年前には河野水軍の城があったところです。城と三津の町を行き来するのに使われた渡し船が、現在の‘三津の渡し’で、約500年前から一日も休まず運行されているのだそうです。
店は、この地域でも有数の古さを誇る「森家住宅」を利用しています。ちゃんと文化庁から登録有形文化財の指定を受けているほどの歴史的建造物なので、活用に当たっては制約も多いのではないでしょうか。
座敷に通され、お茶でも飲んで少しお待ち下さいというので、縁側から庭に下りてみました。狭いながらも、立派な飛び石が打たれ、瀬戸内らしい御影の景石が存在感を放っています。
お手洗いの手前に据えられている縁先手水鉢も、立派な御影の細工物で、菜の花が生けられていました。トイレはレトロな陶器製かと思いきや、普通のウォッシュレットだったので、ちょっとがっかりでしたが。
グループで来ている人達はそれぞれ小部屋で食べているようで、お座敷は二人連れが3組と一人で来ている人が座ることに。廊下には手あぶり火鉢がずらりあったけれど、1月2月はかなり寒かったのでは。暖かい日でよかったです。
間もなくお櫃が運ばれてきて、二人分二合入っているので、余したら折に詰めますからとのこと。お焦げも入っていて、香ばしい香りが漂ってきました。
お膳には鯛の刺身と吸い物、トラハゼの甘酢煮、じゃこ天、とてもおいしかったのが今が旬のヒジキ。お櫃を完食するのはさすがに厳しかったけれど、とても美味しくいただけました。
この店のシンボルになっている猫のイラストは、店主の友達が描いてくれたそう。茶碗までこれが描かれてあるので聞いてみたら、ちゃんと砥部の窯元にお願いして焼いてもらったのだそうです。これを土産にしたらかなり売れると思いますが!!
正座して食べていたので少ししびれてきたころ、デザートが運ばれてきました。伊予柑の酸っぱさと羊羹のほんのりした甘さがバッチリ。ちゃんとナンテンの葉が添えられているところは、懐かしく感じました。
鯛の刺身を溶いた卵に絡めて食べるのが南予(南伊予の略)風の鯛飯で、松山近辺の中予ではこんな鯛飯になります。といっても、松山の店では両方が入り交じっているようです。唯一の観光気分の食事となりましたが、大満足のお店でした。
三津浜の側に下りて振り返ると、港山がよく見えます。海に面して小高い丘になっているため、約600年前には河野水軍の城があったところです。城と三津の町を行き来するのに使われた渡し船が、現在の‘三津の渡し’で、約500年前から一日も休まず運行されているのだそうです。
店は、この地域でも有数の古さを誇る「森家住宅」を利用しています。ちゃんと文化庁から登録有形文化財の指定を受けているほどの歴史的建造物なので、活用に当たっては制約も多いのではないでしょうか。
座敷に通され、お茶でも飲んで少しお待ち下さいというので、縁側から庭に下りてみました。狭いながらも、立派な飛び石が打たれ、瀬戸内らしい御影の景石が存在感を放っています。
お手洗いの手前に据えられている縁先手水鉢も、立派な御影の細工物で、菜の花が生けられていました。トイレはレトロな陶器製かと思いきや、普通のウォッシュレットだったので、ちょっとがっかりでしたが。
グループで来ている人達はそれぞれ小部屋で食べているようで、お座敷は二人連れが3組と一人で来ている人が座ることに。廊下には手あぶり火鉢がずらりあったけれど、1月2月はかなり寒かったのでは。暖かい日でよかったです。
間もなくお櫃が運ばれてきて、二人分二合入っているので、余したら折に詰めますからとのこと。お焦げも入っていて、香ばしい香りが漂ってきました。
お膳には鯛の刺身と吸い物、トラハゼの甘酢煮、じゃこ天、とてもおいしかったのが今が旬のヒジキ。お櫃を完食するのはさすがに厳しかったけれど、とても美味しくいただけました。
この店のシンボルになっている猫のイラストは、店主の友達が描いてくれたそう。茶碗までこれが描かれてあるので聞いてみたら、ちゃんと砥部の窯元にお願いして焼いてもらったのだそうです。これを土産にしたらかなり売れると思いますが!!
正座して食べていたので少ししびれてきたころ、デザートが運ばれてきました。伊予柑の酸っぱさと羊羹のほんのりした甘さがバッチリ。ちゃんとナンテンの葉が添えられているところは、懐かしく感じました。
鯛の刺身を溶いた卵に絡めて食べるのが南予(南伊予の略)風の鯛飯で、松山近辺の中予ではこんな鯛飯になります。といっても、松山の店では両方が入り交じっているようです。唯一の観光気分の食事となりましたが、大満足のお店でした。
今回は松山の春の風景を堪能させて頂きました。菜の花がきれいですね。
私の田舎(堀江の北の方)の鹿がいる島にも大きな海の家風の鯛飯の店があります。もちろん中予風ですが「鯛や」と比してタイの身がずいぶん少なかったですね。(^^)
デザートの羊羹は大洲のしぐれに似ていますね。懐かしいです。
ようやくまっちゃま弁が抜けてきました…(笑)
こんなに菜の花が咲いているとは思わなかったです。でもレンゲ畑も麦畑もなくなり、家が増えすぎました。
遠くの親戚が来ると、よくオヤジが鹿島に連れて行ってあそこで食べていました。私的にはクルマエビの塩焼きが忘れられないです…(^^;)
今度行ってみたいですね〜