植物図鑑

  • 2016.01.09 Saturday
  • 05:58
先日送られてきた植物図鑑のパンフレットを見て、思わず「とうとう出たかぁ…」と、溜息をついてしまいました。我が国の植物図鑑では最も使われることの多い平凡社の『日本の野生生物』(全5巻)が、いよいよ新しい分類体系によって総改訂されて発売されたのです。
 図鑑
植物の分類体系はスウェーデンのリンネによって1753年に提唱され、属名と種小名による組み合わせの学名によって、万国共通の命名法と分類体系が確率されました。その後エングラーやクロンキストによって分類体系が見直され、私たちにも定着していたのです。ところが、それまでの分類は植物の形態的な特徴から分けられていたのに対し、DNAの解析による分子系統学によって類縁関係を改めて再構成されたAPG(被子植物系統研究グループ)分類体系が1998年に提唱されるや、これまでの分類体系と大きく異なるために、私達もかなりの戸惑いを覚えていたのです。まぁ顔が似ているからと親戚にされていたようなものですから、遺伝子レベルまで調べれば、他人の空似はいっぱい出てきて当然なのです。
 分類の変化
  (ガーデニング検定テキスト「北国のガーデニング」より)

この体系も2回の改訂を経て2009年のAPG靴砲茲辰討曚楔任泙辰突茲燭里如△修蹐修躾浚佞睚僂錣襪な…と戦々恐々としていました。なにせ原稿類や植物ラベルなどに記載する科名や学名が、これまでのものと大きく違ってくるので、相当な戸惑いが私にもあるのです。この図鑑がそのままなので、まだいいかな…と触れないでいたのですが、これが出てしまうともう変えていかざるを得なくなりそうです。大所帯のユリ科なんて大変。大分裂したので、とても覚えきれるものではありません。

ユリ科
 (滝野公園フラワーガイドボランティア研修会資料より)

4年前に改訂したガーデニング検定のテキストでもある「北国のガーデニング」では、これを見越してすべて併記することにしました。なので説明欄がごちゃごちゃになってしまいましたが、こういう背景があったのです。
チオノドクサ
 (ガーデニング検定テキスト「北国のガーデニング」より)
園芸植物としてはなじみ深かったチオノドクサは、ユリ科からキジカクシ科へ。しかもキオノドクサ属がツルボ(シラー)(学名的な読みはスキラ)属に吸収されてしまったので、こんな表記になっているのです。

この図鑑では、草本編と木本編の区別もなくし、APG靴梁侶禄腓冒箸瀋召靴董第1巻は裸子植物のソテツ科〜単子葉植物のカヤツリグサ科までが収録され、新ユリ科も含まれるので表紙にはカノコユリが収まっています。
改訂のねらい

全5巻を購入すると、税込みで129.600円にもなります。そりゃ手元にあれば便利なので買いたいのは山々なれど、これからの仕事量を考えるとはたしてそんな投資してもなぁ…とまた溜息。いやはや新年早々困ったことになってしまいました。
コメント
始めまして!(^-^)/今日わしたショップに行くのですが黄色いシークワーサー(完熟シークワーサー)を見たことはありますか?見たことある場合は値段や何月にあったかも教えて下さいm(_ _)m
  • さっぽろこ
  • 2016/01/09 7:18 AM
さっぽろこ さま

コメントありがとうございます。
今年になってからはまだ行ってません。m(__)m
11月に行った時にはすだち状の未熟果が、5〜6個で300円くらいだったかと。

でもシークワーサーは完熟すると酸味が少なくなるので、私は未熟果の方が好きです。

完熟果が流通するのか分かりませんが、未熟果はたいていいつでも置いてあると思いますよ〜
  • こまめ
  • 2016/01/09 7:39 AM
情報ご丁寧にありがとうございます!m(_ _)m今から行ってきて見てきます!
  • さっぽろこ
  • 2016/01/09 8:49 AM
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