オオアワダチソウの開花

  • 2012.08.23 Thursday
  • 07:26
なんとも蒸し暑く、寝苦しい夜でしたが、今降っている雨が上がれば、乾いた冷たい高気圧に覆われるので、一気に秋めいてくるのでしょうか。これから気候の変化が激しくなってきます。

路傍では、オオアワダチソウの黄色い花が咲き始めています。
最近では、帰化植物とか外来生物とかの話題になると、『特定外来生物』のお墨付きをもらったオオハンゴンソウの方が、はるかに露出度が高く、花もよく目立つのですが、一昔前までは帰化植物といえば、必ずアワダチソウとなっていたはずです。

オオアワダチソウ
オオアワダチソウの開花 (南区常盤 2012.8.15)

子どもの頃、四国辺りでは堤防や線路縁などを真っ黄色に埋め尽くしていたのは、セイタカアワダチソウでした。本州以南では、当時は圧倒的にセイタカアワダチソウが優勢で、「アレロパシー(他感作用)」のため、他の植物の生育を阻害する大変な奴だと、アワダチソウ忘国論で持ちきりだったのです。その後、自らの出す阻害物質によってだんだん株が衰退し、今ではかつてのような大群落はなくなってしまったようです。

北海道に来ると、セイタカアワダチソウは元気がなく、圧倒的にオオアワダチソウの方が多いことが分かりました。これは気候的な要因でしょうか?この写真は、20年ほど前のさっぽろ文庫『花ある風景』に掲載した写真で、白石区の米里で撮したものです。

混生
帰化のアワダチソウが織りなす風景 (白石区米里で 1990.8.24)

黄色い花を咲かせているのがオオアワダチソウで、まだ黄緑色で花の咲いていない部分がセイタカアワダチソウです。様々な図鑑を出された野生植物研究家の原松次先生に、あのあと「あの写真は2種の特徴をつかんだいい写真だ」とお褒めの言葉をいただき、感激した思い出があります。

札幌近辺では、オオアワダチソウは8月の中旬から下旬が花期になります。これに対して、セイタカアワダチソウは9月の上旬から下旬が花期になり、半月以上のずれがあります。
この二種の見分け方は、葉を触れば一発で分かります。オオアワダチソウの葉はツルツルなのに対し、セイタカの方はザラザラガサガサなのです。花色もオオアワダチソウは黄色味が強いのに対し、セイタカの方はクリーム色でやや淡い感じです。

セイタカ
遅れて咲くセイタカアワダチソウ (東区内で 2009.9.13)

いずれも、かつては園芸植物としてわが国に導入されましたが、今では嫌われ者になっているのは、他の帰化植物と同じです。近縁のカナダアキノキリンソウなどは、今でも切り花として栽培されているようですが、オオアワダチソウを栽培しているのは聞いたことがありません。

斑入り
我が家の斑入りオオアワダチソウ

これは我が家で偶然発生した斑入りオオアワダチソウです。今でも細々と生きていますが、はたして園芸植物のように脚光を浴びるでしょうか…
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