秋晴れの植物園(1)

  • 2015.09.22 Tuesday
  • 05:58
いよいよ今日から集中講義、だいたい目途が付いてきたので昨日の昼に、息抜きを兼ねて植物園に行ってきました。途中の知事公館裏にあるキミノオンコを見てみると、今年は豊作でたくさんの黄色い実が付いていました。といっても手の届く高さではないので、ほとんどの人は気がつかないでしょう。三岸好太郎美術館から入って、右手に進んで10mほど行ったところにあります。
キミノオンコ

植物園の入り口に植えられているグンネラは、今年は雨が多かったせいか、今までになく巨大な株に成長していました。昔東大の日光植物園に行った時に、あそこではほとんど雪が積もらないので、冬越しするのが大変だと技官の方から聞いていたのですが、雪の布団をかぶる場所だとちゃんと冬を越すことが出来るのだそうです。ブラジルが原産地ですが、意外と北海道には適応できるのですね。
グンネラ

株の中をのぞき込むと、大きな花が二つも咲いていました。ソテツの雄花序のような花を初めて見ました。北海道では滅多に見られないので、ぜひご覧になって下さい。
花

園内に入って右手に進むと、旧植物学教室の向かいに、並んで立つ三本のハルニレがあります。辻井先生が「ハルニレ三姉妹」と名付けていたものですが、2004年の18号台風で右端の長女?が途中で折れて建物側に倒れ、最古のライラックをへし折ってしまいました。それでもだいぶ樹形が戻ってきたので、根はまだしっかりしているのでしょう。
3姉妹

川を渡って灌木園の方に向かうと、エゾリスが活発に走り回っていました。そろそろクルミが落ち始めているので、忙しい毎日を過ごしているのでしょう。
エゾリス

道端にヤマゴボウ(左)が生えていましたが、なんとその横にはヨウシュヤマゴボウも(右)。ヤマゴボウは中国原産で花序が直立するのに対し、ヨウシュヤマゴボウはアメリカ原産で花序は垂れ下がるので区別できます。一緒に生えているのは初めてで、さすが植物園です〜
ヤマゴボウ ヨウシュヤマゴボウ

灌木園の端っこには、アーノルドサンザシの木に真っ赤な実が成っています。花も実もとても魅力的なので、鋭い棘がなければもっと使われると思いますが。
アーノルドサンザシ

灌木園の真ん中あたりには、ボケとクサボケが並んで植えられており、どちらにも大きな実が成っていました。クサボケの実(右)を初めて見たので、棘だらけの枝をかき分けてよく見ると、ゴルフボール大でほとんどまん丸の形をしていました。ボケ(左)の方がやや大きく、長細い形でしたが、これが標準なのかは分かりません。クサボケ(シドミ)はわが国に自生があるのに対し、ボケは中国から渡来したものです。
ぼけ クサボケ

この辺りにはオオスズメウリが猛威をふるっています。農学部裏と植物園内が主産地になっている「北大雑草」の一つで、はびこると大変厄介です。キバナカラスウリという別名もあるようですが、こういう紛らわしい名前は使わない方がいいでしょう。これだけでも問題なのに、ここにはヤブガラシが一緒に絡み合ってひどいことになっていました。富丘西公園でも徐々にはびこり初めて来ており、ヤブガラシはそろそろ真剣に退治が必要になってきているようです。(つづく)
オオスズメウリ
コメント
グンネラは越冬しますよ。一応刈り取った自身の葉や付近の落ち葉をかけて簡単な防寒はしてますが。
  • ハヤシ
  • 2016/01/19 9:28 PM
ハヤシさま

コメントありがとうございます。
やっぱり越冬していたのですか。どうりで株の充実度がすごいなぁと思っていました。
東大日光植物園で越冬に苦労していたのは、雪がないせいでしょうね。今年はようやくたっぷりの掛布団になったので、もう大丈夫でしょうか。
  • こまめ
  • 2016/01/21 9:28 AM
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