狩勝園地の講習会

  • 2012.08.19 Sunday
  • 07:21
今回の新得出張は、昨年からお手伝いしている、新得町狩勝園地にある梅林の再生の一環で、作業員への実技指導と、町民にも関心を持っていただけるよう、町民向けの講習会でした。前回に引き続き、鮫島樹木医庭園研究所代表の鮫島宗俊さんにお手伝いいただきました。

道東道が開通してとても便利になった十勝方面。狩勝園地へは、トマムで下りて道道・国道を経由し、狩勝峠を越えれば20分で着きます。峠はひどい霧で一寸先も見えず、あっという間に下りの覆道に突入してしまいました。

17日の午後からは、梅林の管理をやられているお二人に、前回モデル剪定を行った木を使って、その後の枝の伸び具合の確認と、この時期に行う剪定について、実技指導を行っていただきました。

剪定実技

このお二人は、もう10年近くウメの面倒を見ているだけあって、さすがに飲み込みが早く、あっという間にパチンパチンとハサミが入っていきます。ぼうぼうに伸びていた徒長枝が整理され、すがすがしい樹形に変身していきました。今年はヤブ蚊も少なく、日差しもなかったのでとてもやりやすかったです。

前

後

昨日は、9時半から町民相手の講習会。町内へは全戸配布の案内を送ったほか、新聞にも取り上げられたため、町内から7名、町外から8名、計15名もの参加があり、関心の高さにはびっくりでした。集まってくる方にうかがうと、これまで自己流で剪定してきたけれど、さっぱり花が咲かないとか、なんとなくはうまくいっているのだけれど、今ひとつ自信がないので聞きに来た、などとのことでした。

まず始めに、T社のAさんから、狩勝園地の活性化の取り組みについてお話しがありました。続いて私から、ここに植えられているウメの現状について、昨年からの調査を基に解説していきました。この場所は、ウメの栽培地としては北限に近く、開花時の気象条件によって結実が大きく左右されます。20年で約6割が枯死しているのですが、むしろ4割がまだ残っていることの方が、この場所としては大きな意味を持っているのです。

説明

そして鮫島さんには、実演を交えながら、今の時期にやる剪定の内容について解説していただきました。
私は、みなさんからの質問に答えながら、指し棒を使ってどこの枝が問題なのか、どの程度切ればいいのかを詳しく補足していく形で説明をしていきました。

模範演技

その後、みなさんに脚立に登っていただき、実際に剪定を行っていただきました。
やはり、実演をしながら、それにチェックを入れていく形だと、とても分かりやすかったようです。

実習

終わりに、みなさんからの質問コーナーと、今日の感想を伺いましたが、とても勉強になったと、みなさんから言っていただき、私たちもホッとしました。

懇談

このような形の講習を積み重ねながら、まずは自分の庭のウメの手入れに活かしていただければいいと思います。町民の方でも、ここまで全然来ていなかったとのことでしたが、少しずつ狩勝園地への関心も深めていただけるよう、このような取り組みを続けていくことが大切でしょう。現場大好き人間の二人なので、帰り道でもいろいろと話が弾みましたが、反応のいい講習は、こちらもやりがいがあるものです。楽しい時間をありがとうございました。
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