ハナショウブ??(訂正版)

  • 2015.08.28 Friday
  • 06:00
新聞を読んでいると、時々なんだこれ?という記事にぶつかります。
先月の道内版には「食害なんの ハナショウブ」と、苫小牧で行われた「とまこまい花しょうぶフェスタ2015」の紹介記事で、シカの食害にもめげずに咲いているハナショウブが紹介されていました。
切り抜き

でもここに写っている花は、ハナショウブではなくキショウブ(Iris pseudacorus)のように見えてしまいました。この記事によると、2009年から造成が始まり、何と1万株ものハナショウブを植えたとのこと。ということは、これもちゃんと植えられたものということになります。キショウブは、侵略的外来種としてはかなり危険とされているもので、外来生物法による要注意外来生物に指定されています。「栽培にあたっては、逸出を起こさない。既に野生化している湖沼等があり、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる。」とされているものです。
キショウブ

今どき、そんな危険なものをわざわざ公共工事で植えたりするものなのかなぁ?と考え込んでしまいました。黄色い花が咲くハナショウブもないわけではありません。1962年に愛知県の大杉隆一氏によって、伊勢系のハナショウブとキショウブを種間交雑して作出された、黄色系初の品種である‘愛知の輝’は、どこの花菖蒲園でもかならずと言っていいほど植えられています。でもこの品種は、花がクリームイエローで、葉も黄緑色をしているのですぐに見分けがつきます。
愛知の輝
 (‘愛知の輝’  芽室の花菖蒲園、2005.7.15)

‘愛知の輝’の出現以来、なんとか緑色の葉をもった黄花ハナショウブをとみなさんが努力し、‘堺の黄金’や‘みちのく黄金’なども作出されてきていますが、はたしてこれがそのような品種なのか、気になりました。
みちのく黄金
 (‘みちのく黄金’  芽室の花菖蒲園、2005.7.15)

その後関係者からの連絡で、植えられているのは黄花系の品種である‘堺の黄金’や‘金冠’であることが分かりました。「比較的大型で、花が一斉に咲きそろう特性があり、写真撮影で映える」ことから、新聞記者が撮影に至ったと推測されます。とのことですので、色彩的にもよく目立つ花を構図に入れたものでしょう。憶測記事を書いたことにより、関係者のみなさんがご不快の念をもたれたこと、深くお詫び申し上げます。

錦大沼公園は、苫小牧でも西の外れなので最近全く行っておりません。花の時期に確認してきたいと思っています。なおキショウブには、白花キショウブも稀に見つかることがあるそうです。これは植物園に植えられていたものですが、花の時期にはよく見ていただきたいと思います。
白花キショウブ
コメント
背景を見るとちゃんとハナショウブが写ってますが、何でわざわざキショウブがメインのカットを使うのか、意味が分かりません。ステーキハウスでメインディッシュにサボテンステーキを出すようなもんです。
  • Napraforgo
  • 2015/08/29 6:03 AM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2015/08/29 7:25 AM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2016/01/25 4:24 PM
toorisugariさま

コメントありがとうございました。
キショウブではなく、黄花系の品種であったこと、ホッとしました。
記事内では疑われるような記載になっていることで、ご不快な念を持たれたことと思います。大変申し訳ありませんでした。
とりあえず記事の方は訂正させていただきますが、7月には現地で確認したいと思っており、予定に入れておきました。
今後ともどうかよろしくお願いいたします。
  • こまめ
  • 2016/01/26 8:03 AM
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