オオハンゴンソウの季節です

  • 2012.08.12 Sunday
  • 06:57
様々な帰化植物の中で、今最も目立つのがオオハンゴンソウ(Rudbeckia laciniata)でしょう。ルドベキアとはスウェーデンの植物学者RudbecK氏に因み、ラキニアータとは細かく分かれたという意味で、葉の形からきています。

オオハンゴンソウ

園芸植物として明治時代に導入されただけあって、すらっと背の高い草姿をもち、鮮やかな黄色の花を咲かせます。わが国に自生のあるハンゴンソウ(Senecio cannabifolius)に似ていることから、この名前が付けられたようですが、どう見てもハンゴンソウの方が大きいと思うので、実物をよく知らないで名付けたのではないかといぶかっています。因みにハンゴンソウとは反魂草と書き、お盆の頃に咲いてくることや、魂よ帰っておいで〜と手の平のような葉がゆらゆら揺れる様子から名付けられたようです。

ハンゴンソウ

八重咲のものはハナガサギクと呼ばれ、農家の庭先などに植えられることがあり、こちらもあちこちで野生化しています。

ハナガサギク

オオハンゴンソウは、環境省によって『特定外来生物』に指定されているので、最近とりわけ脚光を浴びることになりました。外来生物法により、駆除に当たっては環境省に申請が必要で、全道各地で取り組みが始まっています。利尻島や雨竜沼湿原、霧多布湿原などのような自然地域だけでなく、北大構内や円山公園、円山動物園などの身近な場所でも駆除が始まっています。

私は、2009年に円山動物園の森でボランティアと共に抜き取りを初めて以来、円山公園でも昨年まで三年間、抜き取りの指導をやってきました。例年8月の末、花が見えてきた頃の作業になり、暑い時期ヤブ蚊と戦いながらの作業ですが、毎年熱心なボランティアによってかなりの成果をあげてきています。

記事
取り組みを紹介した新聞記事

作業は結構大変です。初めのうちはたくさん花が咲いていたので、花を目印にどんどん抜いていけばよかったのですが、3年目となった昨年では、花の数はめっきりと減り、地面に葉を広げた小さな株がほとんどになってきたのです。そうなると、オオハンゴンソウの葉にはかなりの変異があることや、他の植物との区別がつきにくく、迷いながらの作業となりました。

葉の比較
地面に葉を広げる根生葉と、花茎に着く茎葉では全く形が違う。

2年目の2010年には、総計234kgも抜き取ることができましたが、昨年は101kgに急減しました。それだけ抜き取りの効果が出てきているといえるでしょう。

結果
2年目から計量することにしたら、なんと234kgもありました。(2010.8.30)

今年からは、円山公園管理事務所の事業として、職員の指導によるオオハンゴンソウ駆除大作戦が8月25日に行われます。私は白石駅花壇のボランティア指導日に当たっているので、円山公園のイベントには参加できませんが、たくさんの抜き取りを行っていただければと思います。
コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM