チシマザクラ 開花間近

  • 2015.04.17 Friday
  • 06:01
数年前から、中の島にある寒地土木研究所構内のチシマザクラの、病害虫対策、管理指導、生育環境改善、後継樹の育成など一連の指導に関わってきました。今年の開花が例年より早いので、構内解放の時期の相談が来てしまいました。午前中白石にいたので、これもその保全に関わってきた旧白石亭のチシマザクラの様子を見てくることに。
かつての白石亭は、今は北海道看護協会の敷地となり、庭園の大部分はそのまま保全されました。しかし、玄関前にあった巨大なチシマザクラは移植しなければならず、昔いた植木屋がそれをやることになったので、陰ながらアドバイスをしていました。これは2010年春の移植する前の様子で、最盛期よりも一回り小さくなり、かなり枝にも傷みが目立つものの、相変わらずみごとな花を咲かせていました。
5年前
ところが、根回しと同時に枝を切り詰めるという指示があるところから出たので、あらら…そんなことしたらせっかく根回しする意味がなくなるのに…と思いましたが、それ以上物言う立場ではなかったので、以降は口出しを控えていたのです。
現地に着くと、たまたま業者が春の手入れに入っていたので、詳しくその後の経緯と状況を聞くことができました。そして、これがあの立派なチシマザクラの現状か…と涙が出そうに…
現状

木々の間の狭いところに押し込まれたようになり、それでも懸命に枝を伸ばしてつぼみをつけていました。ここまで切り詰めると、樹形的にも回復できないし、根回しの効果も半減したのではと思いつつ、新しいヒコバエが伸びてきているのがせめてもの救いです。時間はかかりますが、前向きにお守りをして、かつての銘木を少しでも復活させたいものです。
白石亭のチシマ

午後から寒地土木研究所へ行くと、寒空の中チシマザクラはまだ冬のたたずまい。まだまだ早いのかな?と一回り見て歩くことにしました。
精進川

すると木によってかなり違いはあるものの、大半の木のつぼみは既に割れており、ピンクの花ビラがのぞいているのです。この寒さで縮こまってしまったけれど、気温が上がれば一気に開いてもおかしくない様子でした。
寒地土研の千島

ここのチシマザクラは、長らく全く手入れがされず、病害虫は蔓延するし、枯れ枝は放置されてひどい状態になっていました。植木屋に外注しても、ちゃんと管理ができるところはないばかりか、莫大な費用がかかるくらいなら自前で管理しようと、数名いる運転手さんに剪定の指導を行って、業務の合間にこつこつと手入れをするようにしたのです。今年の冬も、がんばってたくさんの枯れ枝や病気の枝を落としてくれたようです。
剪定枝

おかげで見違えるように樹形もきれいになり、枯れ枝一つない状態で花見ができるまでになりました。剪定枝の一部は、玄関先で既に花を咲かせて、来庁者の目を楽しませています。
玄関

この分なら来週初めには開花が始まり、来週末が満開の見ごろになりそうです。構内の開放期間や開花状況は来週からホームページに掲載される予定なので、こちらからご確認の上見学するようお願いします。
コメント
来春、標茶町で100本植樹を予定しています。
・エゾヤマザクラかチシマザクラか
・治水を考え、「桜堤」
・根張りの良い45°ななめ植え

よかったらご指導ください。
  • 千葉 晴夫
  • 2019/04/28 2:00 AM
千葉さま
コメントありがとうございます。
築堤上での植樹は制約が多くて大変そうですね。
大穴が掘れないので、植栽基盤の造り方には注意が必要でしょう。
御地だと、チシマザクラの方がよさそうですね。
  • こまめ
  • 2019/04/29 7:26 AM
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