バラの絵

  • 2017.12.08 Friday
  • 06:00
先月紹介した藤川さんの花カレンダー。11月のを仕舞う前にながめていて、バラの実ってこんなに特徴的なのに、意外としっかり描かれてこなかったのかなぁと思ってしまいました。
バラの実

花がどうしてもメインになってしまうので、花の絵やイラストは山ほどあるけれど、しっかり実に着目したものはなかったのかなぁ?そこでよく開くイラスト集を見てみると、確かに実が描かれているものは少なかった。
イラスト
  (「Plants and Flowers」 1,761 Illustrations for Artist and Designers,1992)

ローズヒップの代表選手は、なんといっても右下に描かれているドッグローズ。ロサ・カニナ(Rosa.canina)は、ヨーロッパではバラの台木にされるので、輸入苗の台芽から花が咲いているのをよく見かけます。バラの絵の第一人者であるルドゥチの画集(1820年前後)を見ても、花はしっかり描かれているけれど、ボタニカルアートのように各生育ステージを描き込むことはありませんでした。彼は花にしか興味がなかったのでしょう。
ドッグローズ
  (「バラ」ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ、TASCEN、2001 より)

それより古い1750年頃にドイツで出された「植物宝典」に載っているこのバラには、果実やその断面まで細かく描き込まれているので、博物画として描かれたものでは、花や実が(病気までも!)セットになって描かれています。
シルベストリス
  (ボタニカルアートと花の名画「バラの美術館」 集英社刊、1993 より)

栽培的には秋遅くまで実を付けておけるところは少ないので、ある程度株数に余裕があり、原種系のコレクションがなければ難しいでしょうが、そのような楽しみもこれからは増えてくるかもしれません。

ドングリ

  • 2017.11.24 Friday
  • 05:57
ドカ雪とその後の路面状況の悪化から、4日も走れなかったため、ちょうど1kgも体重が重たくなってしまいました。血圧も毎朝測っているけれど、やはりピンと跳ね上がってしまいます。ようやく安定してきたので再開していますが、朝の日課はもうやめられないですね。

勤労感謝の一日は、あれこれ煮詰まって事務所に籠もっておりました。改修工事で完全に囲われてしまい、窓にも養生シートが貼られているため、全く外が見えません。晴れてるんだか、雪がちらついているんだか、終日目隠しされているようで精神状態にもよくありません。そこで息抜きに本棚からあれこれ抜き出して見ていたら、こんな本があったんだ!というものが結構「再発見」されました。中でもこの本はなかなか面白い。
表紙

奥付からすると15年くらい前に買ったようだけど、なんでこんな本買ったんだろうな?と思ってしまいます。あの頃は後先考えないで、ちらっと面白いところがあれば買っていたものがありそうです。道内には自生するドングリはミズナラ、コナラ、カシワしかなく、その他外国産のアカナラやイギリスナラが植えられている程度。そんなに悩まなくても済むからです。
勢揃い

でもよく見ていけば、ドングリには1年で熟すものと2年かかるものとかあるし、殻斗(お椀状のもの)にはいろんなタイプがあるし、結構面白いのです。仕事から逃げて、結構読み返してしまいました。
カシワ

子どもはドングリが大好きなので、その昔円山公園に連れて行ったらたくさん拾ってきたことがあります。そのまま部屋に置いていたら、翌日床を「ドングリムシ」がうごめいていて大騒ぎになったこともありました。今でもきれいなドングリがあれば、つい拾ってポケットに入れてしまいます。いろんな種類を並べて遊んだこともあったけど、こんなにたくさんのドングリが集まれば。きっと楽しいことでしょう。楽しい息抜きになったことを、この本に感謝したいです。

背比べ

(「探して遊ぶ ドングリと松ぼっくり」 写真:平野隆久、文:片桐啓子、山と渓谷社、2001 より引用させていただきました。m(__)m なお、現在は落ち葉を合わせて増補改訂され、「拾って探そう 落ち葉とドングリ・松ぼっくり」となっているようです。)

町中の樹木

  • 2017.11.18 Saturday
  • 05:36
事務所のある建物に、先週から外壁の改修工事が入っており、仮囲いですっぽりと包まれ、足場から丸見えなのでカーテンを閉め切りにしているため、部屋の中は真っ暗に。このところ出張や現場が続いていたため、昼間あんまり居なかったからよかったけれど、昨日は朝からずっと籠もっていると、さすがにうんざりしてきます。騒音やものすごい臭いなどから、一日も早く抜け出したいものです…(>_<)

そんなこともあり、あれこれと用足しに町まで出かけてきました。気温は低いものの日差しがあったので、途中でお昼のうどんを食べながら、町まで歩いていくことに。13丁目の資料館の裏から入ると、目の前に、見事な片枝になったプンゲンストウヒが。隣のヤマモミジに葉が繁っていると全く気がつきませんでしたが、お互いにものすごい競合状態になっていて、完全にヤマモミジが勝っていたのです。でも樹高が高くなったので、もうヤマモミジにいじめられることなく枝を伸ばしていくことでしょう。
競合

12丁目から大通公園に入るところに、大きなハシドイが立っています。この木は80年代前半に、将来の後継樹として植えられたもので、当時西山(白旗山)の市有林から、担当のKさんが根回しして移植してきたものの一つです。ほかの木はよく覚えておりませんが、この木だけは当時から大きくて立派だったのでよく覚えています。そんなことを知っている人は、今の市役所には誰もいないだろうなぁ…
ハシドイ

バラ園のバラもすっかり冬囲いがされて、とてもすっきりしてました。ある程度枝数が多く、縛っておけば大丈夫なものは、ナワで縛っただけに。自然積雪であれば、これで十分もってくれるでしょう。
バラの囲い

枝数が少なく、株がややひ弱なものには、土木資材のプラスチックネットを丸めたもので囲っていました。これはかなりの強度があるので、竹で囲うよりは手間がかかりません。内部のフロリバンダ系のバラの管理は、ボランティアのみなさんの作業でやっているはずです。
トリカルネット

瀋陽広場内に植えられている、瀋陽市から寄贈を受けた玖瑰(まいかい)や、回りに植えられているハイブリッド。ティー系のバラは、女竹でしっかり囲っておりました。これは管理事務所の作業員による冬囲いのようです。
玖瑰

裁判所の回りに植えられているドウダンツツジが、まだなんとか散らないで輝いておりました。今日から雪模様なので、今年の紅葉もこれが見納めになることでしょう。
ドウダンツツジ

4丁目の北側に、大きなプラタナスがありますが、今年はダケカンバと見まごうほど、真っ白な肌になっています。今年のプラタナスは春から急激に太ったと見えて、夏から秋にかけて、樹皮がぼろぼろと剥がれ落ちてきました。このため古い樹皮がすべて剥がれ落ち、すっかり白い肌に生まれ替わったという訳です。毎年ではありませんが、数年おきにこのようなことが起きるみたいです。
プラタナス

ちょうど北洋銀行に用事があったので、初めて本店に入ったら、もうクリスマスツリーの季節になっていました。そういえば、昨日はたくぎん破綻から20年だと盛んにやってましたねぇ。ほとんど付き合いのなかった銀行だったけれど、あの頃のことをふと思い出してしまいました。
ツリー

モミジ輝く

  • 2017.10.26 Thursday
  • 06:02
先週末、昼食ついでに立ち寄った知事公館では、なんとも素晴らしい紅葉に圧倒されました。今年のモミジ類は、適度な降雨が続いたことにより、葉が傷まずにたっぷり栄養を貯えることができたと見えて、近年まれに見るほどの美しい紅葉が見られます。さらにここの庭には、樹高が20m以上もある巨大なモミジ類が並んでいるため、本当に言葉が出ないほどの見事な紅葉となっています。
先週末

ちょうどかみさんが仕事で山を下りてきたので、少しでも元気づけようと連れて行きました。先日の寒さで少し傷んでいたものの、遠目には全く分からないほどだし、あの寒さでますます深い赤に色付いたように思えました。ヤマモミジの巨木を挟んで、ハウチワカエデがこんなに大きく育つんだ!とびっくりするほどの巨木が両側に並んでいます。
モミジの紅葉

足元に置かれている安田侃さんの『意心帰』が、ちっちゃく見えるほどの巨大さですが、このくらいシンプルな場所におかれると存在感を発揮するものです。創成川公園に置かれている作品は、正直ちょっともったいないですね。
安田侃

ポカポカ陽気でなんともゆったりとした空気が流れる中、近くにお住まいの方なのか、椅子を持ち込んで優雅に昼食を取っておりました。飲食できるのなら、最高のロケーションでしょう。
のんびり昼食

平日は知事公館内も一般開放されているので、何十年振りかに中に入ってみました。1936(S11)年に三井別邸新館として建設されたものですが、登録有形文化財に指定されている割には、造りや調度はそんなにしっかりしたものではありませんでした。
知事公館

その昔、今から24年も前のことですが、この会議室で当時の横路知事との懇談会に参加したことがありました。この間の選挙の時に何度も見かけましたが、ずいぶん歳をとったなぁと思ったけれど、同じだけ私も歳をとっているわけですから、人のことは言えないか…(^^;)
会議室

今週はまだこの陽気が続きそうです。ここのモミジの紅葉は本当にお奨めですが、平岡樹芸センターや紅桜庭園、小樽の中野植物園などもモミジの名所として知られています。こんな見事な紅葉はまたしばらく見ることができないかもしれませんので、ぜひ素晴らしい紅葉を楽しんでいただきたいです〜
紅葉

街路樹の腐朽度

  • 2017.09.28 Thursday
  • 05:46
先日地下鉄円山公園駅から事務所に戻る途中、話題にしたニセアカシアの街路樹の伐採が西側もきれいに済んでおり、ずらりと切り株が並んでいました。残っているものはほんのわずかで、7〜8割は伐採されたのではないでしょうか。こんな切り口は滅多に見られないので、つい一つ一つ写真を撮してしまいました。極めて怪しいおじさんでしょうねぇ…(^^;)

これは不思議な形をしていました。芯材は完全に腐朽しており、わずかに残った部分が肥厚して丸くなり、まるで寄せ植えになっているかのように三方に立っていたのです。上の方ではくっついているので、意外と丈夫だったかもしれません。
その1

これはかなりひどく腐朽が進み、ほとんど空洞化しています。札幌の場合、台風では南方向からの強風が吹くことが多くなります。これらの写真はすべて右側が南なので、北側がまだ少し生き残っていたので、なんとか支えていられたのでしょう。かなりの危険度には違いありません。
その2

これも最初のものと同じパターンですが、芯材の腐朽がかなり進んでスポンジ状に。普通に見ている街路樹の内部がこんなだなんて、全く信じられない思いです。
その3

これは伐採するときに、けっこうチェンソーに力がいったことでしょう。樹木の伐採にあたっては、必ず樹木医による診断を受けて実施されます。このように切断面がはっきり分かってしまうので、診断が正しかったかどうかはすぐに分かってしまいます。これは要注意くらいのレベルだったかも…(^^;)
その4

その次はそれと正反対。なんでこんな危険な木が、今まで見逃されていたのでしょう。立っていたこと自体が不思議です。ほとんど生きているところがなくなっているのです!維持業者が行っている普段のパトロールでは、こんなレベルくらい見つけてくれなければ困るのですがねぇ…
その5

この並びでは最も大きな木も伐採されていました。植えます一杯になるくらいの大きさです。毎年たくさんの花を咲かせてくれたので、このブログにも登場していた木でしたが、内部は見事に空洞化していました。樹体がかなり大きかったので、伐採するのも大仕事だったと思います。
その6

先日のブログでも紹介した、交差点に接していたニセアカシア。南側が完全に腐朽し、枝も北側ばかりになっていたので、どんどん傾斜していくので冷や冷やしていました。変色域がどんどん広がり。まもなく支えきれなくなっていたと思います。
その7

これら伐採されたもののうち、交差点からの距離が確保されているものは、いずれシナノキ(オオバボダイジュを含む)に植え替えられていくことでしょうが、予算的に厳しければしばらく放置されてしまいます。ニセアカシアは切り株から萌芽しやすいので、放置しているとまた元気を取り戻す恐れがあります。さてどうなっていくのでしょうね。

街路樹の伐採

  • 2017.09.22 Friday
  • 05:56
事務所横の信号を渡ろうとしたら、幹にピンクテープが巻かれており、貼り紙がぶら下がっていました。この街路樹はニセアカシア。かなり前から立っているのが不思議なくらい内部が腐朽し、頭が重たいので、だんだん傾いてきていたものです。ようやく樹木医による診断の順番が回ってきたのでしょう。
伐採予告

伐採するかどうかは、樹木医による診断が必要となっているけれど、すべての街路樹を数年おきに点検などできません。なにせ全市に二万本以上もあるのですから。このため、危険そうな路線から順次回ることになるため、ようやくここも診断が行われたわけです。
貼り紙

しかし、この街路樹が立っている場所は交差点にも近く、横断歩道に接しています。この立っている位置から、もっと早くレッドカードが出されて然るべきものなのでした。このような問題点は、10年以上前に「道路緑化推進計画」を取りまとめたときに、植栽基準の中で既に整理しています。事故の多い交差点付近は、交通の安全を最優先しなければならず、市の内部規定でも「交差点の手前では、隅切りから手前10m、交差点の向こう側では8m以内には街路樹を植えてはいけない」ことになっているのに、そんなことをお構いなしにどんどん植えてきた歴史があるのです。2年前に改正された国の『道路緑化技術基準』でも、基本方針の大前提として「道路緑化にあたっては、道路交通機能の確保を前提にしつつ、・・・」と規定されており、信号や標識を隠さないよう、歩行者の視認性が確保できるよう、交差点近くには街路樹を植えてはいけないのです。
位置不適格

手前はまだ伐採作業が行われておりませんが、東側はほとんど街路樹がなくなっておりました。横断歩道を渡ったところにあった、これもよく立っているなぁ…と思っていたニセアカシアは既に切り株に。中は空っぽだけれど、このくらい回りが生きていれば、すぐにバタリとはいかなかったかもしれません。
伐採跡

ずらりと続く切り株を見ていくと、中はやはり空っぽだけど、回りもほとんど腐朽して皮一枚しか残っていないものばかり。先日の台風で、このあたりでは強風が吹かなくてなによりでした。
切り株

市内では、ニセアカシアやシダレヤナギ、ハンノキ類、ネグンドカエデなど、悪環境には耐えるけれど成長が極めて早く、また腐朽しやすいために危険木化しやすい樹種は、積極的に樹種転換を図っていくことになっています。といっても予算が少なくなっているため、どんどん植え替えていける訳ではないけれど、この路線ではオオバボダイジュ(シナノキを含む)が既に植えられてきているので、安全な場所の街路樹は植え替えられていくことでしょう。
樹種更新

交差点近くは、復植されないでアスファルトでつぶされる運命なので、この路線はすっかり寂しくなってしまいそうです。

視線誘導植栽

  • 2017.08.23 Wednesday
  • 06:00
先日十勝の国道を走っていて、ビックリしたことがありました。十勝管内の国道には、その昔気の効いた職員がいて、国道のカーブの部分にシラカンバをずらりと植えて、立派な視線誘導植栽が作られていました。(その画像が出てこなくて申し訳ありません…m(__)m) そのシラカンバがすべて、頭をちょん切られていたのです。
R38御影

しかもその切られ方がものすごい。高さ6〜7mくらいのところでぶつ切りになっているのです。何本かはなんとか芽を吹いているものもありましたが、大半の木は哀れ立ち枯れてしまってました。一体何のために、こんなメチャクチャな剪定をしなければならないのか、猛烈に腹が立ってしまいました。こんな風景が芽室から清水、新得と延々続いているのです。ということは、R38だけでなく、広尾国道R236や足寄国道R241のシラカンバもみんな切られてしまったのでしょう。
新得

その昔、十勝管内の国道の、道路緑化の問題点を洗い出す業務をやったことがあり、管内の国道はすべて走りました。その時にこれは十勝の財産だから、大切に扱うように書いていたはずです。「北海道の道路緑化指針」でも、視線誘導機能は交通安全機能の一つとして、大切な役割を持っていると書かれているではないか!!
視線誘導植栽

毎度走っている道央高速でも、冬季の風雪から安全な走行を確保するために、江別・岩見沢間には造成時に道路防雪林を作ろうとたくさんの苗木が植えられました。それが30年以上経ち、緑豊かな道路景観を提供し、冬季間は西側から吹き付ける吹雪をしっかりと防いでくれていました。
防雪林

それが春先に走ったときに、あちこちで金属製の防雪柵を設置しているのです。防雪林がないところだけかと思ったら、緑のあるところも延々とギラギラした金属パネルが貼り付けられ、緑が見えなくなってしまったのです。もう樹木に頼るのは止めて、維持管理に費用がかからない金属柵にしようということでしょう。こんな道路を運転しては、ただ疲れるだけ、なんの楽しみも感動も生まれません。
防雪柵

町中で国道で改良工事を行った後には、今まであった街路樹が消えてしまったところがたくさんあります。維持管理費を抑えようと、もう樹木は金輪際植えたくないということなのでしょう。あんなに素晴らしかったシラカンバをこんな無様な姿にしてしまい、これが観光立国を旗印にしている国がやることなのか! こんな支離滅裂なことがまかり通っているということは、今の統治機構に、トータルマネジメントがいかに欠如しているかを如実に示しているのです。

外国産ナナカマド

  • 2017.08.08 Tuesday
  • 05:51
先日八紘学園に見学に行ったおり、福住駅から学園に向かう途中の学園敷地の端っこに、よく分からない木が並んで立っていました。サンザシだろう?いやナナカマドだろう?と侃々ガクガク。みなさん樹木の達人ばかりなので、いろんな候補が出てきました。
福住産ナナカマド

ジンギスカンを食べながらもこの話題で盛り上がり、カワシロナナカマド説が強かったのですが、カワシロナナカマドはこんなに実が大きくないので、違うなぁ…と思っていました。戻ってから画像を確認しても、やはりこんなに大きくないのです。(植物園で 2013.7.29)
カワシロナナカマド

実は、これとほとんど同じ木が豊平公園にもあります。30数年前、緑のセンターをオープンさせた年に、当時西山(白旗山)にあった市の苗圃を閉鎖することになり、いろんな珍しい木を豊平に移植しました。その中に外国産のナナカマドがあり、5本ほどを豊平墓地に接した苗圃と野草園の間に列植したのです。その中にこれと同じものがありました。(豊平公園で 2011.8.29)
豊平公園ナナカマド

メンバーのWさんが、福住の現地を再確認し、植物園と豊平公園の木も調査されて、ここには二種のSorbusがあり、冒頭の写真のものはソルブス・インテルメディア(Swedish whitebeam)(Sorbus intermedia)、もう一つカワシロナナカマド似の株はソルブス・ツリンギアカ(Sorbus x thuringiaca)ではないかと調べてくれました。さすが元研究者だけあります。後者は、セイヨウナナカマド(Rowan)(Sorbus aucuparia)と、アリアナナカマド(Whitebeam)(Sorbus aria)の交雑によって作り出された園芸品種でした。つまり、複葉のセイヨウナナカマドと、単葉のアリアナナカマドの交雑なので、その結果生まれた雑種がカワシロナナカマド(ナナカマド×アズキナシ)の葉によく似てくるのでした。これで納得です。
rowan

セイヨウナナカマドの写真は手元になかったので、ネットからお借りしましたが、アリアナナカマドは札幌にも植えられています。場所は十五島公園のバス停の真ん前。以前ここを走っていて偶然見つけたものです。葉には白毛が密生し、なかなかきれいな姿でしたが、なんでこんな珍しいものがここにあるのでしょう??(十五島で 2005.10.5)
whitebeam

八紘学園には、かつてシャクナゲやライラックなど、花木専門のIさんという技官がおり、大昔自宅に伺ったことがあったのも確かこの辺りだったはずなので、きっとその名残のようです。こういう探索は本当に面白くて、一人で燃えてしまいました。


ついでながら日曜の昼間、孫2号と3号がそろい踏みをしている時に、窓の外でいきなりセミが鳴き始めました。この時期ならエゾゼミ?と思いきや、ジージーととんでもなくうるさいので窓から見ると、目の前のエゾヤマザクラにアブラゼミが止まって鳴いていたのです。以前余市のブドウ畑で遭遇したことがありましたが、こんなところまで来ているとは。30℃近い暑さがさらに暑く感じてしまいました〜(^^;)
アブラゼミ

消える樹木

  • 2017.07.25 Tuesday
  • 05:59
昨日は午後から、今年2回目のフラワーマスター講習会。一番集まりやすいのでたくさんの参加があるのかと思いきや、たった26名でした。そのかわり、北は利尻や稚内から、東は厚岸や釧路からと、ずいぶん遠方から受講されておりました。利尻の方は前泊と後泊が必要とのことで、本当にご苦労様です。精一杯のお話しをさせていただきましたが、みなさん居眠りもせず、しっかりと聞いておられました。
フラワーマスター

2時間半、かなりのスピードでしゃべり続けるので、帰りのバスではかなりぐったり。ぼ〜っと外を見ていると、見慣れた場所に木がなくなっているのに気付きました。そこは出版取り次ぎ会社の札幌支店で、第1回目の都市景観賞を受賞した作品でもあったのです。
伐採

事務所に戻り、もう一度しっかり現場を確認しなくちゃと、自転車こいで現地に駆けつけました。するとなんとも無残。解体業者が無造作にチェンソーとバックホーで木を切り刻み、ちょうど切り倒したばかりだったのです。
無残な状態

ここは元アメリカ領事館があったところで、円山に移転した跡にこの会社が、既存樹木をそのまま活かし、レンガをうまく使った落ち着いた建物を建てたのです。キタゴヨウやヨーロッパクロマツ、サワラなどの針葉樹主体の豊かな緑が、この一角に存在感のある緑の固まりを形成していました。
元の姿

それがあっという間に丸裸。道路拡幅によって歩道に取り込まれたサワラやイチイは切るに切れず、ポツンと取り残されているのがなんとも哀れな状態に。戦前の住宅地図を見ると、ここには一丁画の4分の1を占める個人宅になっており、立派な庭が造られていたようです。その名残があっという間に消え去ってしまったのです。たまたま昨日通り過ぎたから、切り刻まれた木とお別れすることができたけれど、知らなかったら更地を前に呆然とするところでした。
消える樹木

この跡に、どこの誰がどんな建物が建てるのか知らないけれど、この恨みは絶対に忘れないぞ!!

キリの花

  • 2017.06.06 Tuesday
  • 05:49
土日も出ずっぱりなので、月曜日はさすがに体がだるくなり、ペースを落として過ごすことにしています。打合せの後、お昼を食べに行こうと環状通を歩いていると、建物のすき間からキリの花が満開になっていました。
キリの花

この古い建物には、何件もテナントが入っており、いつもカットしてもらうパーマ屋さんもここに入っています。何年か前には、その窓から屋根に出て、キリの写真を撮したこともありました。昨日は久しぶりにまぶしいほどの青空になったので、青空を背景にした方が綺麗に写ります。去年のタネの脱け殻が付いているのが目障りだけど、本当に豪華な花が楽しめました。
満開

この木も7〜8年前に大家さんが地上1mくらいのところで切り倒してしまったのですが、なんとそこから胴吹きした芽があっという間に元通りに大きく育ちました。キリの生命力は本当にすごいと思います。
幹

キリの木で並木道を作ったら、ジャカランダにも負けないだろうなぁ…と思っているのですが、なかなかそれを作ることのできる現場がありません。こんな存在感のある木もないと思うのですが。下から見上げると、この花の美しさがよく分からないのが難点かも。隣のマンションからは、さぞや見事な風景になっていそうです。
  全景

久しぶりに食べた長命庵の韃靼蕎麦。疲れ切った体にしみわたるような、私にとっての薬膳蕎麦です。ごちそうさまでした〜
ダッタンそば

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