コウヤマキ

  • 2019.01.20 Sunday
  • 05:52
寒波が通り抜け、また青空が戻って来ました。気温はマイナスでも、日差しがあると道路はベチャベチャになり、夜になると凍ってしまいます。冬至から一月経つと、少しずつ日差しが強くなっていくのでしょうか。

お昼を食べに歩いていると、マンションの庭にコウヤマキが立っているのに気付きました。やはり落葉期でないと、なかなか気付かないものです。ここは大きなお屋敷の跡にマンションが建ち、南側の庭木がそのまま残されています。東の角にあるコウヤマキは、勢いはあまりないけれど、そこそこ大きく育っていました。
コウヤマキ

コウヤマキ(Sciadopitys verticillata)は、コウヤマキ科の1属1種の樹木で、福島以南の日本各地と、韓国の済州島にのみ自生があります。数百万年前には世界各地に自生していたようですが、すべて絶滅してしまったとのこと。なんで日本に残ったのでしょうか。高野山に多いのでこの名がありますが、非常に腐りにくいので、昔はお棺を作るのに用いられたそうです。英名は koyamaki か Japanese umbrella-pine だそうで、スキアドピティスという属名は「日傘のような もみの木」という意味で、種名は「輪生葉の」ですから、まさにその姿そのものという訳です。

  図版
  (Wikiより拝借…m(__)m)

札幌だとあまり生育がよくないのは、やはり寒すぎるのでしょう。赤れんが庁舎前にも大きな木がありますが、札幌だと葉がスカスカで、締まった樹形になりません。暖かい道南の伊達や八雲では、かなり立派な木を見たことがあります。今まで見たので最大のものは、八雲町の公民館の中庭にあったもので、姿も素晴らしく、どっしりと育っていました。
八雲

コウヤマキの葉は、色艶がよく柔らかいので、あまり針葉樹という感じがしません。本来は松葉のように2枚の葉があるのに、合着して1枚になっているのだそう。
葉

裸子植物なので、やはり松笠を作りますが、タネまで確認したことはありません。マツのように羽根が付いて飛んでいくのでしょうか。
松笠

秋篠宮家の悠仁親王のお印になった時に、一時ブームになって苗木が飛ぶように売れたので、そのうち町のあちこちに、ひょろひょろとコウヤマキが育ってくるのかもしれません。

巨樹・名木

  • 2018.12.21 Friday
  • 05:47
本がもう置けなくなったので、本屋にも極力行かないし、欲しい本があってもなるべく買わないことにしているけれど、それでもじわりじわりと増えてしまいます。先日の新聞にちらっと紹介していた本を、また買ってしまいました。『北海道の巨樹・名木 150選』と題したこの本は、これまで何度も出されている全道の巨樹・名木を、樹木医である著者があらためて再訪し、正確に調査・記録したものです。となると、やっぱり虫がうずいてしまいます…(^^;)
  表紙

私たちが取り組んでいるハルニレのような巨樹が、どのくらいのサイズで、推定樹齢がどのくらいになっているのか、やはり興味がありました。たとえば、ハルニレでは一番知られている豊頃のハルニレだと、幹周541cmで、推定樹齢はなんと約150年となっていました。成長のいい場所だと、こんなに早く大きくなるものなんでしょうか。(とはいえ、他のデータでは推定300年となっているので、人によってこんなにも違うのですか…)
  豊頃

近いところでは、石狩市生振(おやふる)にある「赤だもの一本木」というハルニレは、幹周488cmで推定樹齢は約350年となっています。これだとわがハルニレの400cmで約300年というのは、妥当かな?という気がしますから。
  生振

知っている木ももちろんあるけれど、大半の巨木は知らないものばかり。こうしてみると、全道にはまだまだ残されている木があるものだと感心してしまいました。以前津別に行った時に、普段は入れない山奥にある木を見る機会がありました。この木の樹齢は推定1,200年となっており、上には上があるものです。ちょっと懐かしくなりました。でも私が連れて行ったもらったのは、「最上のミズナラ」と書いてあり、樹形も少し違うような木がしますが?樹齢が1,200年ものミズナラがそんなにあるものなのかなぁ?
双葉のミズナラ

でもこの本があれば、いろんな所に行った時に楽しみが増えるので、なんとか置き場所を確保してあげなければなりません。

二条小の「ハルニレ」

  • 2018.12.19 Wednesday
  • 05:57
昔から気になっていたけれど、ちゃんと確認ができていなかったのが、市立二条小学校にあるハルニレでした。学校の敷地に入るのは、最近ではなかなか難しいのです。以前高校生たちが作ったビデオ作品にも出ていたけれど、ここにもシンボルツリーになっている大きなハルニレがあります。
二条小HP
 (札幌市立二条小学校のHPより)

Wikiで調べると、校舎改築前の写真が載っていました。以前の校舎は南2条通側にあり、正門は西側にある電車通に面していたのです。
WIKIの二条小
 (Wikipediaより)

学校のHPには、現在の校舎とニレの関係がよく分かる写真も。Wikiには「二条小の校木「はるにれ」は二条小設立以前から立っていた。また二条小内には多目的室を「はるにれ教室」と呼び、校庭から校舎を挟んだ反対側の広場を「はるにれ広場」と名づけていた(現在は「なかよし広場」と呼ばれている)ことから「はるにれ」が二条小の中心的存在であることが伺える 」とあります。この広場は、交番の駐車場にもなっていて、入りやすくなりました。
校舎改築
 (札幌市立二条小学校のHPより)

10月の終わりに、ようやく見に行くことが出来ました。樹齢180年、幹周4mとあるのは妥当な数字かなと、念のため計測してみると、幹周は440cmありました。私たちのシンボルのハルニレが幹周400cmで樹齢300年とされているのに比べれば、180年はずいぶんつつましい数字だなぁと、木を見上げてしまいました。
樹齢180年

ところがです。計測していて、幹から小枝が吹いているのが目に入りました。あれれ…なんだこれは!ハルニレじゃないぞっ!!と、頭の中が混乱してしまいました。これはハルニレではなく、ノニレ(マンシュウニレ)(Ulmus pumila)なのです。
ノニレ

ノニレは朝鮮半島から中国東北部、シベリアにかけて分布しており、明治時代に導入されたとのこと。北大構内や植物園近辺に大木が残っています。ハルニレに比べて、葉は半分以下の大きさしかなく、木全体の葉がこの大きさなので、間違えるはずもありません。
ノニレ標本

180年といえば開拓使が乗り込んでくる30年も前なので、江戸時代からノニレが入っていた?というのはあり得ないし、でもちゃんと幹周440cmの木が、ここに立っているではありませんか?!うーーん。(つづく)

樹木観察会

  • 2018.09.19 Wednesday
  • 05:50
昨日は新琴似で、樹木観察会がありました。本当は6日の午後からやる予定でしたが、あの地震にぶつかってしまい、延期したものです。北区は台風でかなり倒木被害が出たと聞いていたけれど、新琴似神社に着いて見回した限りでは、巨大ヤナギの枝折れがあったくらいで、ホッとしました。
シロヤナギ

参道を歩いていて、なんか変だなぁ…?こんなんだったかなぁ…?と思っていたら、途中にもあった鳥居がなくなり、赤いコーンが置かれていたのです。
参道

あれっと横にあるブルーシートをめくってみると、バラバラになった鳥居の石材です。あとで聞いてみると、地震で一基は完全に倒壊、もう一基にはヒビが入っていたので、危険なので倒してしまったのだそう。震度5強の揺れはかなりのものだったようです。
鳥居

今回の観察会は、一般対象ではなく、新琴似地区内の町内会や民生委員、老人クラブ、児童会館などが集まっているコミュニティネットワークのメンバーが対象です。本来は30人近くの参加者を予定していたけれど、地震で延期になったので、幹事レベルの方たちだけの参加となりました。
ハルニレ

でも総勢10人近くの方が会話がしやすく、植物に詳しい方もいたので、双方向的なやりとりをしながら歩くことができました。こんなに反応のいい観察会は珍しいです〜
参加者

順路の一番最後に、巨大ヤナギの足元に行き、その太さを実感していただきました。その時に、ふと屯田兵中隊本部の裏手にある木に目が留まって、思わずおおっと声を上げてしまいました。樹高は1.5mほどしかないけれど、びっしりと黄色い実を付けているキミノオンコだったのです。三岸好太郎美術館のキミノオンコは、大きくて間近に見ることができないけれど、これはバッチリよく見えたし、いくつか食べてみることもできました。味は同じでしたが…(^^;)
キミノオンコ

新琴似小学校に行くのに、せっかくだからと歩道橋を渡っていくと、校長先生始め、誰も渡ったことがないのだそう…)^o^( いずれ札幌市内の歩道橋は撤去される運命なので、歩道橋から見た四番通も見納めになるかもしれませんねぇ。
歩道橋

小学校の校庭では、ネグンドカエデが1本完全に倒伏し、2本がかしいでいました。それよりも何よりも、印を付けたマルメロが地際から完全に切り倒されて、ゴミ捨て場に山積みに。校長に文句言ったら、校務員が除雪に邪魔な木は切ってしまうんだよねぇ…と歯切れの悪いお答え。無残に枝を落とされている木もたくさんあり、子供たちの目の前であまりやってほしくないですねっ!と、釘を刺しておきました。
倒木

来年は、地域の子供達に樹名板を作ってもらい、50本あまりの木に取り付ける予定です。ほかの話もあるので、また新琴似通いが続きそうです〜

アジサイ類の評価

  • 2018.08.22 Wednesday
  • 05:54
昨日は再び母を連れて、術後の検査で病院へ。玄関で下ろして車を駐車場に置きにいき、玄関まで戻っていると、建物の北側の暗いところに、アジサイがもりもりと咲いていました。このように花が小振りで、株全体に満遍なく付くタイプはかなり珍しい方で、たっぷり吹き溜まる積雪に守られているからでしょう。早く咲いた花は、少しずつ色が褪せてきて、そろそろ乾燥させればしっかりとしたドライになりそうです。
アジサイ

建物の西側にはアジサイ類が群植されていて、半分近くを占めているカシワバアジサイ‘スノーフレーク’には、残念ながら花がほとんど付いておらず、わずかに小さな花が三つだけでした。カシワバアジサイもアジサイ同様旧年枝咲きのため、枝が寒害を受けやすいところでは、なかなかうまく咲かせることが難しいのです。滝野公園にも何株か植えられており、剪定や冬囲いの工夫をいろいろ試しましたが、咲いたり咲かなかったりと不安定で、もう見放してます。
カシワバアジサイ

その隣に、多分一株だけだと思うけれど、勢いよくたくさんの花を咲かせているのが、ノリウツギの‘ミナヅキ’です。ノリウツギは当年枝開花性なので、剪定次第でたくさんの花を咲かせることが可能です。秋に不要枝を切り捨て、当年枝もやや強めに切り詰めます。そうやって、勢いの強い枝をたくさん伸ばさせれば、その先端にみんな花が咲いてきます。耐寒性が極めて強いので、道内ではこれに限ると私は思っています。
ノリウツギ

その足元で、ほとんどグリーンに戻ってしまった、アメリカアジサイの‘アナベル’が横たわっています。アナベルも当年枝開花性なので、花が咲いた時にはとても見事ですが、ひと雨降られるとたちまち花茎がバッタリ倒れるわ、花首が耐えきれずに折れてしまうわ、お行儀が悪すぎます。また見ごろが短く、すぐに緑になっていくことや、天候が不順だと茶色に変色しやすいので、あまり見た目がよくありません。
アナベル

この他にも、玄関脇の光庭に大株のヤマアジサイがありましたが、咲いた時の花は魅力的でも、あまりにも見ごろの期間が短すぎます。こうしてみると、庭園内はともかく、ここのような大きな建物廻りや公園などでは、やっぱりノリウツギに軍配が上がってします。ノリウツギには、ミナヅキだけでなくライムライトやピンキーウィンキーなどの品種物が出回るようになってきたので、これからますます楽しみです〜

肝心の診察は、長々と待たされたけれど、術後の経過は良好でした。本人はちっともよくなっていないと言ってますが、裸眼で0.7まで見えるようになったら、大成功と言えるでしょう。95歳という年齢が心配されたけれど、やってはみるものですね。
病院

午後からは仕事に戻り、30〜40分おきにネットでチェックしていたのですが、結果は残念でした。東北初の優勝はまたお預けになってしまったけれど、公立の農業高校でここまで行ったのですから、素晴らしいことだと思います。始業式を遅らせてまで全校で応援していただけに、しばらく校内には余韻や虚脱感が残っていることでしょう。本当によくやった!感動をありがとう〜

高校野球

コースター

  • 2018.08.14 Tuesday
  • 05:58
ホンダ車にずっと乗っているので、時々利用者アンケートがやって来ます。これまでアンケートのお礼なんかもらった記憶がないのに、珍しく何か送ってきたと思ったら、コースターが入っていました。ところが包みを開けてびっくり。直径が83ミリ、厚さがなんと5ミリしかありません。コップを載せるのもおっかないような代物でした。
コースター

説明書には、「Hondaの生産工場と地域の人々との間には、その結びつきを遮断するようなコンクリートの壁はつくらない。」Hondaの創業者である本田宗一郎のこの言葉から、Hondaの生産工場や研究所などの事業所は森に囲まれています。それがHonda Woodsです。 とあります。その森の手入れの過程から出る間伐材から、このコースターがつくられたとのこと。材までは分からないけれど、すくすくと健康に育っているようです。でももう少し厚くてもいいのになぁ…
HONDA

手元には幾つものコースターが。創成川通のアンダーパス化によって、2011年3月に生まれた新創成川通の完成記念には、もともとあったシダレヤナギの材によって、コースターが作られました。本当は俎板にすればと言ったけれど、あまりに材に腐れが入っていたので、コースターしか作れませんでした。これだと直径約100ミリ、厚さ約10ミリあって、安定しています。
創成川通

2008年9月に遠軽町であった「花のくにづくり全国大会」参加記念に配られたのが、多分カラマツ材によって作られた円形のコースターです。直径が100ミリ、厚さが8ミリで、このくらいがちょうど扱いやすいけれど、ニスがちょっと濃いのが気になります。
遠軽町

自分で作ったのは、コースターより花瓶置き台くらいあるものです。裏側に制作年月日が書かれていますが、2009年11月21日に、円山動物園内で行った除伐作業に合わせて作ったものでした。動物園の森の手入れの中で、スギの形質不良木の除伐をボランティアのみなさんにやってもらった際に、みんなに輪切りにしてもらい、あとでこのように作って下さいねと作り方を渡したものです。自然乾燥するとひび割れてしまうので、すぐに電子レンジに入れ、水分が出切るまでしっかりとレンジにかけ、強制乾燥させるのです。その後ていねいにサンドペーパーをかけていき、薄目のニスを何度も塗って仕上げました。これは130×115ミリで、厚さが20ミリ近くあります。
動物園の森

一番古いものは、1999年8月7日に、現在の道南四季の杜公園の、建設途中のワークショップ(体験懇談会)で作ったものでした。これもスギ林の間伐材を利用したもので、いろんな大きさの円盤が、みんな同じ年輪数なのを確認してもらいながら作ったものです。もう20年も昔のことなんですねぇ… 昨日のことのように思い出されてきました。
道南圏道立公園

ラベンダーの育成

  • 2018.07.26 Thursday
  • 05:57
昨日は滝野公園のスタッフと共に、小樽のT農園へ。Tさんが生産している‘バイオレットメモリー’は、滝野の基幹品種なので、苗作りや維持管理の仕方をしっかりと学ぼうと思ったのです。96年に滝野公園で行われた全国「みどりの愛護のつどい」の会場修景に、このラベンダーを使ったのが出会いの始まりでした。直接会うのは20年振りくらいでしたが、相変わらず精力的に現場に立たれておりました。まだ花を残しておいてくれたのが、‘バイオレットメモリー’の枝替わりとして品種固定した‘スイートメモリー’。形質はほとんど似ているので、素人には区別がつきませんでしたが…(^^;)
ラベンダー

見たかったのが、昨年からやっているマルチング試験の効果でした。ラベンダー畑では、とにかく除草が一番の悩み。何度も何度も手で抜いてやらないと、たちまち雑草に覆われてしまいます。ミニ耕耘機でかまぼこ状に畝を作り、防草シートを敷いてカッターで穴を空け、ポット苗を植えたものです。3年目に入ったところだそうですが、効果はバッチリでした。
マルチ試験

苗の生産は完全にシステムが確立しており、挿し木したものを、成長に合わせてピンチして株を張らせ、10.5cmや13.5cmポットに仕上げていきます。灌水もほぼ自動灌水で、長年の工夫の蓄積が随所に見て取れました。
灌水

目を見張ったのが、ヒペリカム‘ヒドコート’の株。昔一株もらってきて植えておいたら、あっという間にこんなになってしまったのだとか。滝野でも使える場所はありそうです。
ヒドコート

園内を隅から隅まで見させていただき、懐かしい話や勉強になること、とても盛りだくさんな時間でした。ありがとうございました。せっかく小樽に来たのだから、なかなか行けないところに連れて行ってくれと言うので、それならと案内したのが「中野植物園」。
中野植物園

入口付近には、いろんなアジサイ類が咲いている中で、やはり‘クレナイ’が異彩を放っていました。ヤマアジサイの中でも、これだけがなんでこんな変化をするのでしょうか?
クレナイ

日頃公園の管理には、いろんな意味で苦労しているみなさんにとって、こんなぶっ飛んだ遊具は「ありえない〜」という代物ばかり。造られてから80年余り、毎年塗り重ねられたペンキの厚さが、歴史の重みを教えてくれるのです。みなさん大興奮でした。
遊具

帰り際ふと入り口の壁を見上げると、『北の造園遺産』の認定証のコピーが貼られていました。昨日は会えませんでしたが、認定証を持ってきた時の中野さんの嬉しそうな顔が忘れられません。いつまでも守り続けてほしいと願ってます。
『北の造園遺産』

アジサイの季節

  • 2018.07.21 Saturday
  • 06:01
まるで梅雨のように毎日雨が降ったお陰で、実はいろんな植物がびっくりするほどよく育っています。当然とは言え、アジサイ類もその一つで、「庭のあじさいが、こんなにきれいに咲いたのは初めてです〜」と、昨日も言われました。悪いことばかりではないのです。

事務所のすぐ近くの花好きのお宅では、日当たりのよい表側はいろんな花で覆われているけれど、家の北側にもすき間なくアジサイ類の鉢物が並べられ、見事に咲き始めています。中に入ってみたいなぁ…
花好きの裏庭

花好きのいるマンションの前には、街路樹2本分がミニガーデンになっているけれど、それだけでは収まらずにいろんな鉢物が玄関先に並べられています。その一つにこんなアジサイが。ちょっと傷んでいるけれど、こんな模様は初めてです。
不思議なアジサイ

いつものうどん屋の中庭にも、いろんなアジサイが花盛り。風当たりが弱く、しっかり雪に覆われるせいか、枝枯れ一つせずにいろんなアジサイが咲いてくるのです。ハイドランジア系だと、庭植えではなかなかここまで咲かせられませんからねぇ。
うどん屋の中庭

すぐ近くの町角には、純白のアジサイが咲いています。全く放任で、ぼうぼうに伸びているけれど、こんな清楚な花が咲くのですから。こうしてみると、確かにアナベルは便利ではあるけれど、やっぱりアジサイの花の力強さにはかなわないことがよーく分かります。
そば屋の横

帰り道、裏参道にある禅寺の古刹に何気なく入って見ると、ここがアジサイ寺になっていたのです。前は時々通るけれど、中を覗いたことがありませんでした。本堂への両側には普通のアジサイですが、たくさんの花を咲かせていました。
アジサイ寺

その左に広がる庭には、ウメの木が植えられている中に、たくさんのアジサイが植えられていました。ヤマアジサイ系もいくつかある中で、やはり目立つのは ‘クレナイ’でしょう。これほど長く楽しめる品種は他にはありませんからねぇ。
くれない

ここにはガクアジサイ系の品種もいくつかありました。ひっそりと咲くヤマアジサイもいいけれど、やはり山育ちという地味さがあるのに対し、黒潮洗う伊豆から房総にかけての海岸育ちであるガクアジサイは、しっかりと日差しを受け止めて、肉厚の花を咲かせてくれる力強さを感じてしまいます。
ガクアジサイ

エクスバリーアザレア

  • 2018.06.19 Tuesday
  • 05:57
朝の盤渓で、道路際に咲いていたのがエクスバリー アザレア。ツツジ類のしんがりでしょうか。耐寒性が極めて強いことと、独特の色合いが好まれ、昔かなり流行ったことがありましたが、最近でも売られているのでしょうか。
ばんけい

本種は耐寒性の強い落葉性ツツジが複雑に交雑されて作られた品種群のため、日本の趣味の本などではちゃんと整理されたものがありません。仕方なくいろいろ検索をかけていたら、アメリカの大学のサイトに、エクスバリー アザレアの系譜を説明した文献が見つかりました。これによると、オランダのゲントで、アメリカ産のアルボレスケンス種(Rhododendron arborescens)、ウィスコースム種(R. viscosum)、カレンドュラケウム種(R. calendulaceum)、アジア産のルテウム種(R. luteum)などが交雑されてゲント アザレアが作られます。それに中国産のモルレ種(R. molle)と日本産のレンゲツツジ(R. japonicum)が交雑されてモリス アザレアが作られました。それにアメリカ西海岸原産のオッキデンターレ種(R. occidentale)が交雑されてできたのがナップヒル・アザレア。そしてそれらを戻し交雑しながら選抜されたものが「パーフェクト」なエクスバリー アザレアとなったということです。ふぅっ。
  系譜
(「Exbury Azaleas - From History To Your Garden」 R. Christian Cash、Temple University より)

画像を見ていくと、一つ一つの原種はとても庭に植えられるようなものではないにもかかわらず、選抜されて出来上がった品種は豊かな色彩に彩られ、しかも他のツツジ類にはなかった、独特のパステルカラーが特徴となりました。
ピンク

もう一つの特徴が、大きく豊かな花容です。これにはわが国のレンゲツツジの遺伝子が大きく貢献したのでは?と思われます。他の原種では花筒が細いものが多く、このように大きく広がった花は、レンゲツツジだけのものなのです。
ピンク

豊平公園では、6月上中旬ころに、園内のあちこちでこんなアザレアが咲いています。でもこれはエクスバリーではなく、系譜の右下にあるニュージーランドでさらに選抜されて作られたアイラムアザレアのはずです。というのは、緑のセンターが開設された1979年に、当時の三和銀行が何かの記念に大量にアイラムアザレアを輸入し、全国の植物園や公園に寄付しました。当時センターにいた私は、40本くらいの小さな苗を受け取り、苗畑の一番奥に列状に植えたのです。その後それが大きくなったので、園内各所に植えられたものではないかと。そんなことがあったので、この花には特別な思いを持ってしまうです。
豊平公園

モミジあれこれ

  • 2018.06.05 Tuesday
  • 05:56
今年の天気はなんとも極端。まだ6月初めだというのに、いきなり真夏日になってしまいました。札幌は14:28に30.7℃まで上がったそう。昨日は事務所でおとなしく、終日デスクワークをしていたので、そんなに暑くなった気がしませんでしたが、お昼に出かけようと外に出たらムッと暑くてびっくりでした。

こんな日には冷たい韃靼蕎麦を食べようと、角を曲がったところで、ようやくモミジも元気になったなぁと。管理人にとっては落ち葉を少しでも減らしたいのか、数年前に無残に切り詰められてしまったノムラモミジでしたが、枝が少し伸びて格好が付いてきました。
玄関

玄関の真ん前に洒落た鉢が置かれ、その中に斑入りのモミジが植わっていたのです。こんな趣味を持っているなら、もう少し木をいたわってやればいいものを!
鉢物

モミジの品種ものは、北国では枝が傷みやすくてあまり普及しておりませんが、こんな鉢物なら楽しむことができそうです。調べて見ると、こんな斑が入るのは‘紫式部’という品種のようです。
紫式部

足元の苔の中に植えられているのはメアカンキンバイかなぁ?こんなじめじめしたところに植えると、根腐れを起こさないか心配してしまいましたが… ちゃんと石付きにして植えられているので、それなりの腕を持った人が作ったのでしょう。
メアカンキンバイ

左のノムラモミジの株元には、強く頭を切り詰めた反動でひこばえがたくさん発生し、もこもこになっている横に、見慣れない緑のモミジが植えられているのに気付きました。
株元

こんな細い葉をしたモミジがあったのに、昨日初めて気付きましたが、モミジを集める趣味があるのかなぁ?これは‘占の内(しめのうち)’(別名を‘青七五三’)という品種のようです。
占の内

こちらを通るのは、郵便局に行く時くらいだったので、こんな狭い空間にいろんなものが植えられているのを、まったく見落としていました。油断はできないものです。

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