午後も大掃除

  • 2019.10.22 Tuesday
  • 05:52
日曜の午後からは、稲穂ひだまり公園の大掃除もやりました。カタクリの保全区域では、当初は一面覆っていたササの刈取りや、厚く地面を覆っていたリター(堆積物)の除去などを進めた結果、劇的にカタクリの個体が増加し、一面ピンクに染まるほどに。このため最近は、秋の大掃除といってもそれほど作業のボリュウムがなく、それに連れて参加者も少なくなってきました。

富丘西公園の作業を終えて昼食を取り、稲穂ひだまり公園の保全区域に着くと、ドアを開けられないくらいの雪虫の大群が。日陰だとわりと少ないので、なんとか外に出たもののびっくりするほどの量でした。富丘西公園とそれほど離れていないのに、この違いはなんなのでしょうか。木々の紅葉はほとんど進んでおらず、一番に色付くツタウルシでさえほとんど緑色。でも地面に生えているウルシの葉を見て、手伝ってもらっている学生が「まるでウルシかぶれみたい…」とつぶやきました。確かに!
ツタウルシ

最近の保全区域では、ミズナラなどの実生苗が大量に発生してヤブになりかけていることが問題になっています。樹林の木々にしとっては、後継樹となる若木の育成は必要だけれど、大量に発生してくる稚樹を放置すれば、すべてが育つ訳ではないにしても、低木層に稚樹が林立し、生育環境がたちまち悪化してしまいます。このためここ数年、ミズナラやイタヤカエデなどの稚樹の抜き取りを進めてきました。今年はドングリが不作との報道があったけれど、この辺りはものすごく落ちていて、早くも発根して地面に突き刺さっておりました。
ドングリ

保全区域は狭いので、参加者が少なくても事務局と合わせればそれなりの数になり、落枝の片付けや稚樹の抜き取り、まだ少し生えてくるササの刈り取りなどを進めました。
作業

30分くらいで大体片付いたので、保全区域までの園路脇で、ササがどんどん広がって園路を狭めてきているため、この刈り取りをやることにしました。マダニの心配があるので、ササに触れるのは極力避けたいのです。
ササ刈り

日陰にいると雪虫はほとんど飛んでいないのですが、入り口近くになるとたくさん飛び始めるので、フードをかぶりながらなんとか片付けました。2m園路が半分くらいになっていたものを、刈り取りによって元の広さになり、気持ちよくなったねぇとみなさんご満足でした。
成果の確認

たいした作業量でなくても、ちょっと手をかけるだけで、がらっと使い易さは変わってきます。これで来年の春には、気持ちよく来園者を迎えることができるでしょう。
刈り取り前 刈り取り後

2つのイベントを片付け、事務所に帰ろうと走り始めたのですが、そういえば去年は見ていなかったなぁと、稲積公園脇にある白実のナナカマドを見に行きました。まだ葉が残っているので、紅葉し始めた赤い色に囲まれて、白実ではなくピンク色に見えました。初めてこの存在を知ったのが6年前なので、それからだと木も2回り大きくなったようです。
白実ナナカマド

場所はJR稲積公園駅の北側になり、JR経由だと公園口から出て富丘通りの陸橋を渡っていくので、かなり遠回りになってしまいます。車だと駅の少し西にある信号から線路の下をくぐって鉄工団地通に出て、テニスコート前のタクシー乗り場のへこみに車を置けばよく、端から2本目の街路樹です。これを増やせれば高く売れるかなぁ… このままにしておくのももったいないなぁ…
場所

大掃除会

  • 2019.10.21 Monday
  • 05:52
ラグビーワールドカップの、日本代表の戦いが終わってしまいました。前半に一つでもトライが取れていたら、戦局はガラッと変わっていたかもしれません。平尾さんの命日に吉報を届けることはできませんでしたが、素晴らしい戦い振りには興奮させてもらいました。本当にありがとう。

土曜日は一日ぐずついていたけれど、昨日は朝から晴れ上がりました。手稲区の公園の作業もいよいよ最終回なので、晴れてよかったぁ〜今年はかなり雨男返上です♪ JRの駅で、いつも手伝ってくれる学生を拾って富丘西公園に向かって登っていくと、手稲の山頂付近はすっかり葉を落としているものの、里に近い低山は紅葉真っ盛りでした。
手稲山

広場に面して列植されているアキグミは、あんまり垂れ下がってベンチに被った枝は落とされていたけれど、まだまだたくさんの実が鈴生りに。霜も下りたことだしそろそろ食べられるかな?と何個か食べてみたけれど、渋みはかなり抜けていたけれど、やっぱり酸っぱいです。
アキグミ

スズランの保全区域で目立っていたのは、ヌルデの紅葉でした。いったん3〜4mまで育ったけれど、たくさんのタネを振りまいて無数の子株ができるため、地際で切ってしまいました。でもその時の子株がまだたくさん残っており、秋の彩りになっています。
ヌルデ

スズランの保全区域では、毎年秋に地際まですべての草や木の実生なども刈り取っています。業者に刈り取ってもらってもいいのですが、少しは自分たちで作業をしておいた方がいいだろうと、大掃除会を設定しているのです。最近は参加人数が少ないため、保全区域の半分くらいしか刈り取れなくなっておりますが。背丈を超えて2m以上になっているエゾヤマハギだけは、ノコ鎌では刈り取れないので、私と業者の作業員で刈り取りました。
ハギ

事務局入れて20人ほどの作業でしたが、それでも着々と刈り進み、あんなにぼうぼうになっていた保全区域も、1時間弱ですっかりきれいになりました。
刈り進む

四阿の脇で焼き芋の準備も着々と進んでおり、時々様子を見に行ってもらって、焼き上がった頃に作業を終えることにしました。紅あずまの立派な芋なので、いつもとても美味しいのです。
焼き芋

道具などを片付けて、刈草の山の前で恒例の記念写真を。ススキは高刈りによって割と弱らせるのは簡単ですが、エゾヤマハギがだんだん大株になって増えてきているので、こちらの対応も考えなければならなくなってきます。
記念写真

それから業者さんが焼いてくれた焼き芋をみなさんに配って、食べていただきました。この家族は、ふだんの作業は平日のため参加できませんが、最後の刈り取りだけはずっと参加してくれています。娘さんは27歳になったというので、初めの頃は小学生だったんだぁと、長く続く活動の重みを実感させられました。
早坂さん親子

ササ刈り

  • 2019.10.18 Friday
  • 05:33
昨日は星置緑地の最後の作業。あれこれ準備をして手稲に向かおうとしたら、なんと雨が降り始めました。ええっ予報に傘マークがなかったのに…とレーダーを見ると、小樽方面から雨雲が流れ込み、10時頃には弱まりそう…とのこと。止むことを信じて手稲に向かいました。

  雨雲レーダー

緑地に着くと、毎年最後の作業日には真っ赤に色付いているツタウルシが、今年は全然緑色。今年は紅葉が遅れているのでしょうか?
ツタウルシ

最後の大掃除会では、毎年少しずつササ刈りを進め、予定エリアは一通り刈り取りが終わっており、再発生したものを二度刈りしている状況です。今回は、歩専道側の一角でササをそのまま残していたところが、ササの中にキクザキイチゲなどがたくさん咲いていることから、刈り取りによって生育環境を改善し、見どころにしようと考えました。
ササ刈り予定地

9時過ぎには雨が止んだけれど、こんな空模様ではほとんど参加者はいないかも…と待っていると、ほぼ毎回参加してくれるコアな方たちが三々五々集まって来ました。事務局を入れると10名なので、なんとか片付けられるとスタートすることに。
参加者

まず行なった作業は、木道脇に落下したかなり太い枯れ枝の処理です。7〜8mもある大きな枝が2本落下して、木道脇に突き刺さっていました。こんなのが直撃したら死にそう…と本当に怖くなるような太さなので、切るのも大変。
落枝

手分けして細かく切断し、落枝を積み上げている場所に運んでもらいました。これだけたくさんのヤチダモが生えているので、毎年かなりの落枝があります。強風時は立ち入り禁止にしているそうですが、本当に怖いです。
片付け

今回の対象地は2方を道路に面しており、間近にササ藪があるとついゴミを捨てたくなるようです。ササを刈り始めると、出てくる出てくる。空き缶やら焼酎のカップ、アイスの袋など、山ほど出てくるのにはあきれました。
道路脇

一度もササ刈りをやっていないところはけっこう手強いのですが、さすがみなさん慣れているので、ザクザクと刈り取っていきました。刈り取られたササなどを集めてみると、軽くトラック1台分もありました。
ササ刈り

すっかりきれいになった場所を見て、来年の春が楽しみだなぁと楽しそうでした。一番古い方でもう15年も通ってくれており、本当にありがたいことです。みなさんそれぞれ高齢なので、元気だったらまた来春会おうねと、別れていきました〜本当にお疲れさまです。
作業完了

不安定な空模様

  • 2019.09.13 Friday
  • 05:37
昨日は星置緑地の作業日。事務所を出た時にはピーカンに晴れていたのに、数分走って環状通の交差点で信号待ちしていたら、正面が真っ暗になって雨がぱらつき始めました。朝方も何度か降っていたけれど、予報でも一日晴れマークだし、もうすっかり上がったと思っていたのに。
にわか雨

それからいきなり土砂降りになり、ワイパーも効かないほどの雨だったので、傘を用意していなかった方たちは大変だったのでは。西町くらいまで行くと、雨もすっかり上がってしまいました。本当に局所的な雨雲だったようです。
土砂降り

星置緑地に着いた頃にはカラッと晴れ上がり、緑地内に眩しい光が降り注いでおりました。気温も低くなり、ヤブ蚊も全然いなくて、このまま降らなければ絶好の作業日和かと。
雨上がり

花が残っているのは、オオバセンキュウとエゾゴマナ程度で、緑地内は地味な色合いでしたが、真っ赤な点が見えたので近づいてみると、コウライテンナンショウの果実が色付いていました。なんとも毒々しい姿だけど、この時期の彩りとしてはピカイチかもしれません。
コウライテンナンショウ

緑地内にあちこち生えているツリバナも、丸い果実が割れて、タネがぶらぶらぶら下がっていました。マユミも一株あり、これらは鳥散布によって運ばれてきたものでしょう。
ツリバナ

こんな天気なので、はたして何人やってくるかなぁ…と待っていると、三々五々集まって来ました。真っ先に来たFさんは、御年八十八歳。とてもそんな風に見えないくらい元気で、休まずに参加してくれるのです。電車に乗ってやってくる2人を入れて、5名の参加者になったのはやむを得ないでしょう。
挨拶

緑地内部の外来種はほぼ完全に根絶できているので、一番最後に手がけた外周部の一角で抜き取りを進めることにしました。オオアワダチソウはもうほとんどなくなっているのですが、ここにはなぜかアメリカセンダングサがたくさん発生しているし、クサヨシとヒロハヒルガオもしぶとくはびこっています。
抜き取り作業

いつも散歩にやってくる近くの保育園の園児たちが、緑地内を一回りしてから元気に挨拶して帰って行きました。うちの孫たちと同じくらいかなぁ?という目で見てしまいます…(^^;)
ちびちゃんたち

幸い雨にも当たらず、作業は無事終了。水分を取っていただいてお開きにしました。私はせっかく来たので、歩道にかかっている枝の剪定を少しやっておきました。例年この時期には高校生のインターン生がやって来て、作業を体験していきます。地味な作業だけではつまらないので、毎度剪定をやってもらうと、生まれて初めてノコで木を切ったと、張り切ってやってくれるのです。ところが今年は誰も来なかったとか。工業高校の生徒さんは引く手あまたらしいので、市役所よりもっといい所に就職していくのでしょうかねぇ?
作業成果

あれから1年

  • 2019.09.06 Friday
  • 05:46
昨年9月の富丘西公園の作業日は、6日に予定されていました。ところが明け方に襲った地震によってそれどころではなくなって中止に。地震よりもブラックアウトや、その後も続いた品不足の方が大変で、いろんなことを思い出してしまいました。あれからもう一年経ったのですね。

そんなことを考えながら富丘西公園に着くと、広場の周りに植えられているアキグミが色付き始めていました。でもなにか様子が変だと近寄って見ると、あまりにもたくさんの実が付いたために、枝がベンチを覆うように垂れ下がっていたのです。これじゃベンチに座れないけれど、なんでこんなに実が成ったのでしょうか?もっと美味しいものならよかったのに…(>_<)
アキグミ

エゾヤマハギの花が終わりかけでしたが、ところどころでまだ満開の枝も。暑さがぶり返してきたので、秋の風情にはほど遠い天気になりました。
エゾヤマハギ

アキノキリンソウはようやく咲き始めくらい。梅沢さんの新しい図鑑では、これはミヤマアキノキリンソウといわなければならなくなりました。梅沢さんに「アキノキリンソウは、道内ではまだ見ていない。」といわれては、従うしかありませんからねぇ。
アキノキリンソウ

スズランの保全区域内では、例年よりたくさんのシラヤマギクの花が。大好きな花だけど、市内ではここ以外で見たことがなく、釧路とか室蘭でたくさん見かけました。あまり内陸には分布していなくて、海岸線に近いところが好きなようです。
シラヤマギク

オオウバユリ保全区域では、生育を阻害するオオイタドリを7月に刈り取り、再生したものをさらに9月に刈り取ってきました。昨年くらいから、9月に刈り取るものがないくらい弱ってきたので、もう一息というところまで来たようです。今回も再生していたイタドリはほんのわずかだったので、カモガヤの抜き取りをしておきました。
2度目の刈り取り

時間近くになると、いつものメンバーが集まってきました。ここは作業範囲が広いので、10数名いてもやることはたくさんあるのです。木道に棘のあるナワシロイチゴが枝を伸ばして半分近く塞がっていたため、女性陣に刈り取って頂きました。毎年やっているので早いこと。
木道整理

男性陣には、保全区域の中に入っていただき、ヤブガラシの抜き取りをやっていただきました。これが侵入して4〜5年経ったでしょうか。ぎりぎり抑え込んでいるのですが、じわりじわりと広がってきているようです。厄介なものが紛れ込んでしまったなぁ…
ヤブガラシ

順調に片付いたので、もう一つの保全区域に移動。ここではヨツバヒヨドリが急速に増えてしまい、木道から向こうが見えなくなっていました。ここは地面が固いので、なかなか抜き取りは難しいけれど、すべて刈り取ってしまったら実にすっきりとして、スズランもよく見えてきました。
ヨツバヒヨドリ 刈り取り

地震の被災地ではまだたくさんの方が避難生活をしているし、市内の被害地では復旧方法ですったもんだしているようです。平穏な日常は、一度壊れるとなかなか元には戻らないことがよく分かります。事前にやっておけることはないのか、よく考えておかなければなりませんねぇ。

ようやく雨が

  • 2019.08.09 Friday
  • 05:41
札幌はようやく雨が降り、昨日一日で26mm、今日もまだ20mmくらい降る予報に。本格的な雨は約一ヶ月ぶりで、すっかり干からびてしまった地面がようやく潤ってくれそうです。
昨日は朝からぱらぱら降り始めていたので、今日の現場はどうなるかなぁ…と星置緑地に向かいました。こんな天気でもきっと5人は来るだろうなと、ゴミ袋を持って緑地内の下見を。既にポンプは止めているので、すっかり水は干上がり、ミズバショウの葉もほとんど融けていました。
ミズバショウ

なんだか小さい芽が無数に伸びているので、しばらく考えてしまいました。2枚の子葉はともかく、本葉がハルニレのような単葉だったのです。でもこれはヤチダモの稚樹でした。芽が出始める時には、いきなり羽状複葉にはならず、何枚かは単葉になるのでした。こんなにたくさん芽が出ても、春先数ヶ月は水没してしまうので、これがすべてヤチダモに育つ訳ではありません。
ヤチダモ

内部はかなり薄暗く、しとしと降る雨に唯一花を咲かせているタチギボウシが、しっとりいい雰囲気になっていました。キツリフネがほとんど見当たらず、今年はどうしたのかなぁ?
タチギボウシ

雨に濡れた木道には、このサッポロマイマイや肉厚のエゾマイマイなど、たくさんのカタツムリが這い出してきて、危うく踏むところでした。彼らにとっても待ちに待った雨だったのでしょう。
サッポロマイマイ

木道にエゾゼミの死骸が。真夏日の間中、家の辺りは耳がおかしくなるほどセミが鳴いていたそうですが、もう役目を果たしてしまったのでしょうか。来週はもうお盆なので、今年の夏もピークは過ぎてしまったようです。
エゾゼミ

歩道脇のチェックをしていて、白花ばかりのはずのヒロハヒルガオに、淡いピンクの花を見つけました。ヒルガオかと思って葉をよく見ても、やはりヒロハヒルガオです。今まで白花しかなかったのに、タネがこぼれてピンクが出たのでしょうか?かつて足寄の山中で、濃いピンクのヒロハヒルガオを見たことがあるので、このくらいなら出てもおかしくないのですが。
ヒロハヒルガオ

10時近くになると雨も上がり、予想通り5名の参加者が集まりました。この作業日には雨は降らせないという、みなさんの念力はたいしたものです。長靴を履いていない女性達には木道の掃除をお願いし、私たちはクサヨシの抜き取りを行うことにしました。
挨拶

前回は緑地内部のクサヨシを徹底して抜き取ったので、今回は最も密度の高い道路脇での抜き取りをやることに。クサヨシは道内にも自生があることになっていますが、道内には開拓初期に牧草として導入されたものが広まったと考えられるので、要注意な外来種として駆除対象にしています。
抜き取り

でも30分くらい作業していると雨脚が強くなり、やむなく作業を終えることに。短い時間ではありましたが、たくさんの抜き取りを行うことができました。こんな天気でも参加してくれて本当にありがとうございました〜

炎暑の作業

  • 2019.08.02 Friday
  • 05:36
昨日は富丘西公園の作業日になっていて、暑さで中止する訳にもいかず、用意を調えて早めに公園に向かいました。ところが旧国道5号が琴似のあたりで大渋滞。先の方を見るとパトカーが止まって事故処理をやっている様子だったので、少し遠回りして脱出しました。西町でも反対車線で事故処理をやっていて、この暑さで朝からぼーっとしているのでしょうか。

ようやく公園に着くと、夏らしくセミの大合唱。既にエゾヤマハギが満開になり、ツリガネニンジンは盛りを過ぎている様子。今年の花暦は、相変わらずかなり早めに動いているようです。
エゾヤマハギ

スズランの株数や開花数を計測している永久方形区では、区によって夏の盛りに刈り取りを行わなければなりません。背丈を超えるススキやエゾヤマハギの中にもぐり込み、汗だくになってなんとか刈り取りを済ませました。オミナエシは木道近くにはあまりないけれど、このあたりにはかなりの数が生育し、花を咲かせていました。今年は花が終わってしまったキキョウと共に、外部から持ち込まれたものです。
オミナエシ

刈り取りを終えて木道に戻ると、あれれ?うちのこまめが!!と思ってしまうほどよく似たネコがおりました。野良なのか飼い猫なのか分かりませんが、この暑さの中たくましく生きているようです。
ネコ

みなさんが集まるまで時間が空いてしまったので、一角に見つけたオオヨモギの群生の抜き取りや、木道脇に生えて来るヤマグワなどの木本の刈り取りなど、一仕事がんばりました。どうせ汗だくなので、体を動かしている方が気が紛れるのです。
オオヨモギ

20分くらい前になると、パラパラと参加者が集まってきました。「中止の連絡待ってたけど、来なかったので仕方なく・・・」なんておっしゃりながらも、結局10名もの参加者がありました。
集合

参加者の平均年齢は70歳を越しているので、絶対に無理はできません。この時期はスズラン保全区域の高刈りを行っており、とても全域はできないので、ある程度の面積ずつを毎年刈り取って、6〜7年で回るようにしています。今年はカンカン照りの場所を避け、少し半日陰になる区域にしました。
抜き取り開始

増えすぎたヨツバヒヨドリは地際から刈り取り、かなり混生しているオオアワダチソウの抜き取りを先ず行いました。それから全域の高刈りを。高刈りとは、スズランの葉よりも高い高茎草本を、ひざの高さで刈り取って、勢いを弱めていく作業です。これによってススキやアキカラマツなどがかなり弱ってくれるのです。
高刈り

30分ほどの作業で予定した面積の刈り取りを終え、片付けまで行うことができました。えっ!もういいの?なんて、心にもないことをおっしゃる方がおりましたが、これが限界です!と打ち切って、たっぷりと給水していただきました。
片付け

みなさん年々高齢化していくものの、こんな暑さでもちゃんと参加していただけるのですから本当にありがたいことです。また来月もお願いしますね〜

木陰で作業

  • 2019.07.12 Friday
  • 05:47
昨日は星置緑地の作業日。日差しはきついけれど、木陰に入ると風が心地よい天気でした。線路側に回るところでは、エゾニワトコが真っ赤な実をたくさん付けていました。今年は実付きがいいようです。
エゾニワトコ

林内に入ると、オオウバユリが咲き始めていましたが、ここでもまだほんの一部が開いている程度。ポプラ通と同じくらいでした。
オオウバユリ

タチギボウシがたくさん咲いているけれど、遠目には薄紫色の花かと思いきや、間近に見ると花冠の内側はこんな縞模様になっているのです。なかなか渋い色合いです。
タチギボウシ

バイケイソウは花が終わると急速に葉が傷み始め、立っていられなくなってバタバタと倒れていきます。これが木道に被さってくるので汚くて… この時期は木道の掃除に追われます。
バイケイソウ

参加者が集まり始めたので、ちょうど熟してバラバラになり始めた、ミズバショウのタネを見ていただきました。ドロドロした果肉に包まれたタネは意外と大きく、これが水に流れていって発芽していくのです。鉢で栽培した方によると、5年目で花が咲いたとか。
ミズバショウのタネ

長靴を履いてない方が多い女性陣には、木道に被さるバイケイソウやミズバショウの葉を落としながら、木道の清掃をお願いしました。
木道の清掃

男性陣は長靴を履いているので、湿地に下りてクサヨシの抜き取りを。クサヨシはこういうところに侵入すると、どんどん株を大きくして手に負えなくなってしまいます。今ならそんなに大きな株になっていないので、毎年場所を変えながら抜き取りを進めています。
クサヨシ抜き取り

クサヨシは在来種でもありますが、現在あちこちにはびこっているのは牧草由来の外来種なので、ここでは徹底的に抜き取っているのです。
クサヨシの山

参加人数は少なかったけれど、50分ほどの作業でかなりの抜き取りができたし、木道もすっかりきれいになりました。水分を取っていただいたあと、緑地内を一回りミニ観察会をやってからお開きに。毎度の参加お疲れさまでした〜
木道

草刈りと草抜き

  • 2019.07.05 Friday
  • 05:44
昨日は富丘西公園の作業日。公園に着いて保全区域を見ていくと、夜にパラッと来たようで草が濡れており、じめっと蒸し暑く感じました。高齢者が多いので、蒸し暑い日の作業は気を使います。スズランの保全区域では、ススキなどの高刈りを継続しているので、ススキはほとんど目立たなくなっています。
保全区域

奥の保全区域では、ちょうどスズサイコ(Cynanchum paniculatum)の花が開いてきました。この時間に開き始め、昼過ぎには閉じてしまうのです。学名も Vincetoxicum pycnostelma からすっかり変わってカモメヅル属に含められ、新分類体系ではガガイモ科が消滅してキョウチクトウ科に再編されています。う〜ん。
スズサイコ

覆い被さるススキやヨツバヒヨドリを整理していたら、首の辺りをしつこく攻撃してくる奴がいるので、素早く帽子ではたき落としたら、なんとクロスズメバチでした。足元の巣穴を踏んづけてしまったのかな… 一匹でよかったぁ。
クロスズメ

保全区域のあちこちに生えているシオデ(Smilax riparia)に花が咲いてきていたけれど、花はまばらだし、株も突っ立っているので、タチシオデ(Smilax nipponica)なのかなぁ?これもユリ科からサルトリイバラ科に変わっています。
シオデ

町内会長初め、いつものメンバーが参加してさっそく作業を。7月は、オオウバユリ生育地でのオオイタドリの刈り取りをまず行っています。かつての群生から見れば数は少なくなったけれど、小さな株も含めてまだたくさん生育しており、この刈り取りは欠かせない作業となっています。
刈り取り

30分の作業で、軽トラ1台くらいのオオイタドリを刈り取ることができました。以前に比べれば、か細い茎しかないので、ずいぶん楽になったけれど、なかなか根絶できないのが悩みです。
イタドリの山

みんなでスズラン保全区域に移動し、オオヨモギとオオアワダチソウの抜き取りを。先月の自然観察会の折に、木道から少し離れた所に、オオヨモギがずいぶんとはびこっているのに気付いたのです。木道側からだとスズランを踏みつけるので、裏側から攻めていきました。
ヨモギ抜き取り

こちらも約30分の作業で、こんなにたくさんのオオヨモギを抜き取ることができました。このような地道な作業の積み重ねで、なんとか貴重なスズランを維持できているわけですが、みなさん高齢化していくのが一番の心配事です。私もずっと続けることになるのでしょうか…(^^;)
ヨモギの山

白石から手稲へ

  • 2019.06.14 Friday
  • 05:51
昨日は終日どんよりと曇り、少し肌寒いほどでした。5月末のあの暑さは、一体何だったんだ!
午前中は白石駅花壇管理のボランティア。さっそく北口から下見に行くと、カクテルが見事に咲いて、バスから降りてきた人など、みなさんパシャパシャと写真を撮しておりました。こんなにきれいな花を咲かせたのは初めてかも。
北口花壇

南口花壇のツルバラも、ポールの上まですらツルがなかなか伸びなかったけれど、毎年秋に土壌改良材をすき込んでいったお陰で、ようやく樹勢が上がってきました。このアイスバーグも、こんなにきれいな花を咲かせるんだと、惚れ惚れするほどでした。
南口花壇

でもよく見て行くと、水が切れてしなびてしまったものばかり。あとで聞くと一度も灌水していなかったとのこと、ちゃんとメールで指示出しておかなければと、後悔しました。花が咲いているから大丈夫だと思っていたそうです。
旱害

さっそくホースをセットして、水をしっかりやってねとお願いし、私は除雪で削られたホスタの苗を植えていました。水やりしているのを見にくると、こりゃあかん。みんなを集めて土を掘ってみせると、わずか1cmも水が浸み込まないで、中はパサパサのまんまでした。これは「水やり」ではなくて「水まき」だからね〜と、シャワーノズルをはずしてホースだけにして、どんどん水を流していきました。
水まき

水があふれないように、スコップで土に穴を開けて深くまでしみ込ませていき、ゆっくり移動しながら水をやってもらいました。これでもまだ不十分だけど、とりあえず根に水が行き渡らないと干からびてしまうので、じっくりとがんばってもらいました。
水やり

午後からは手稲の現場なので、札幌新道を手稲に向かって走ったけれど、結構時間がかかって焦りました。北郷から高速に乗るのが正解だったようです。1時からは、稲穂ひだまり公園でのカタクリのタネ播き会。これまでで最高の7名の参加がありました。さっそくカタクリのタネ取りをやっていただくと、半分くらいは既にタネが落ちていたけれど、結構たくさん集まりました。
タネ取り

朔果をむいてタネを取り出してもらうと、そこそこの量に。先日あった富丘西公園の観察会のあと、タネが落ちてしまうと困るので、あらかじめ朔果を取って事務所でタネを集めていたので、合わせればかなりの量になりました、
タネ

カタクリがほとんど生えていない場所に試験区を設定し、さっそくみなさんに播いていただきました。半分は初めての方なので、みなさん面白がってわいわい言いながら作業しておりました。
タネ播き

播き終わったら、除けておいた落ち葉をかけて完了。来年はかなりの数の芽生えがあるのですが、それが成長して開花するまでにはなかなかたどり着けません。でも「播かないタネは生えぬ」ですから、地道な作業を続けて行くしかないのです。
落ち葉の布団

眩しい日差し

  • 2019.06.07 Friday
  • 05:46
5日の雨は、札幌では6.5mmしか降らず、ちょっとがっかり。20〜30mmくらいしっかりとした雨降りはもう来ないのかなぁ… でもこの雨のお陰で大気がきれいになったと見えて、日差しがやたら眩しい一日となりました。

昨日は星置緑地の作業日なので、ゴミを拾いながら緑地内の下見を。雪解け後の大掃除から約2ヶ月、やはりヒメジョオンなどの外来種が、歩道脇にはニョキニョキと伸びていました。
入り口

トイレ近くのヤチダモの足元に、一角を開墾してなんとコルチカムが植えられていました。数年前にもコスモス畑が作られていて結局撤去したことがあったけれど、場所をわきまえてほしいです。この扱いは手稲区におまかせすることに。
コルチカム

緑地内は、ポンプアップしている水がたっぷり供給されているため、ミズバショウを初め湿生植物は生き生きと生育していました。例年は7月にポンプを止めるけれど、今年は雨が極端に少ないので、少しずつでも流さなければ干からびてしまうものが出そうです。ちょうどツルアジサイの花が開いてきてましたが、10年くらい前にもあった乾燥害で、緑地に一株あったイワガラミが枯れてしまったことを思い出しました。
ツルアジサイ

エゾノリュウキンカやバイケイソウの花が完全に終わり、チシマアザミやオニシモツケ、タチギボウシなどが咲き始めていました。やはり今年の花暦は、かなり前倒しになっているようです。
チシマアザミ

作業は、市営住宅側の除草を行うことに。抜き取らなければならない外来種を並べてみると、結構な種類がありました。みなさんなんとなく分かっていても、一つ一つ説明していくと、勘違いや間違って覚えていたものが多く、いやー勉強になったよと言っていただきました。
抜き取り植物

作業自体はみなさん慣れているので、さくさくと進めてくれます。ちゃんと在来種との区別がつくようになっているので、安心してお任せすることができるのです。
作業

歩専道の入り口付近には、アメリカスミレサイシン(Viola sororia)が広がり始めています。緑地内に侵入しないよう、毎度抜き取りをやって来ているにもかかわらず、なかなか根絶ができません。外来種のスミレは本当に危険です。
アメリカスミレサイシン

今年からは作業だけでなく、終了後に園内のミニツアーを行って、緑地の中の植物観察を行うことに。いつもJRに乗ってやって来る二人は、楽しかった〜と大喜びで帰っていきました。みなさんお疲れさまでした。
さっぱり

富丘西公園の観察会

  • 2019.06.03 Monday
  • 05:41
土曜の夜中に2.5mmの雨が降ったようですが、土の湿った厚さはせいぜい2cm程度で、中の方は真っ白のままでした。植物に対してこんな雨の降り方は最悪で、早く芯までたっぷり浸み込む雨がほしいです…(>_<)

昨日は富丘西公園の自然観察会。朝からギラギラと照りつける朝日がまぶしく、下見の状況からどんな観察会になるのやらと、いささか気が重たく公園に向かいました。スズランの花はちょうど満開になった感じで、前回見た時よりは数も増えたように感じ、とりあえずホッとしました。
スズラン

集まった方は初めての人が多く、なんで知ったのですか?と聞いてみると新聞や市の広報が多かったです。毎度参加される常連も含めて、50人以上にもなりました。始めるに当たって、地元富丘丸山町内会の会長さんから一言いただきました。
挨拶

いつものように近藤先生と交互に解説を。私からは具体的な作業の内容やその目的などを説明し、先生からは、その意味するところの裏付け的な解説をいただき、ここの保全作業の全貌がよく分かっていただけたのではないでしょうか。
解説

自然観察会では、大人数では声が届かないので、全体を二つに分け、私は西側から時計回りに、先生は東側から反時計回りに回って解説していきました。保全区域ではシオデのつるが勢いよく伸びてきており、東北では幻の山菜として珍重され、「ヒデコ」の名で知られています。出張先でヒデコを食べたと言ったら、夫婦げんかになったという笑い話を披露したところです…(笑)
観察会

森の中に入るとひんやりして少しホッとしました。1954(S29)年に撮影された航空写真が残されており、この辺りは馬の放牧場だったようです。草原に木がぽつぽつとしかなく、このミズナラはそんな昔から残された大木の名残です。現在はこれだけの鬱蒼とした森になっているけれど、そのほとんどの木は私よりも若い訳で、樹木の成長が意外と早いことを知っていただけたでしょうか。
森の成り立ち

スズランの保全区域だって、毎年秋にきれいに刈り取っているから草原状態が維持されている訳で、手をかけなければたちまちこんな森になってしまうのでした。見どころになる植物がほとんどないため、大きく拡大した写真をパウチにしてご覧いただきながら、いろんな話題を取り混ぜて、精一杯の観察会となりました。なんとかご満足いただけたでしょうか。
ウダイカンバ

予定の時間を大幅にオーバーして、12時近くにようやく終了。いったん片付けてから、スズランの生育調査を行いました。この取り組みが始まって以来、16年間ずっと永久方形区内の生育数と開花数を調査しています。こういう地道な作業も、植生管理には必要になってくるのです。
スズラン調査

昔の姿を振り返る

  • 2019.05.31 Friday
  • 06:00
富丘西公園の自然観察会の準備をしていて、いろんな植物の画像を探しながら、昔の様子に見入ってしまいました。取り組みを始めたのが2004年なので、もう16年も経っているのです。2004年6月の保全区域では、よく見るとスズランの葉がほとんど見えず、ススキの葉と枯れた茎ばかりのようです。秋に枯れたススキなどの残渣が厚く堆積して、スズランなどの背の低い草は、埋もれてしまっていたのでした。
2004年

最初の自然観察会は、2004年6月5日。初めから近藤先生に関わってもらったけれど、まだ課題が明確につかめていないので、なにから手を付けてよいものやら…状態でした。ただまず問題だと一致したのは、厚く堆積したリター(植物の残渣の堆積物)の存在だったので、参加者にはつかみ取れるだけの、主に枯れたススキの茎を出してもらいました。結局これでははかがいかないので、秋に業者さんに掻き出してもらうことになりましたが。
第1回の作業

その年の8月末の保全区域です。今一番スズランが密生しているエリアには、背の高さほどのススキが密生しています。手前の草丈の低いところは、7月にススキを試しに低く刈り取ってみたエリアで、夏の刈り取りがススキには効果的だということが分かったので、以降夏の刈り取りを進めて、スズランが劇的に回復することになったものです。
ススキ

2006年の写真を見ていてびっくりしたのが、園内から山が見えていたことでした。今は木が生い繁って、山なんか全く見えないのです。普段変化は全く分からないのですが、こうやって昔の写真を見ていくと、樹木の成長ぶりには、本当に驚かされます。
2006年

7年目の2011年には、追跡調査をしている方形区内でも、スズランの株が密生していることがよく分かります。こういう手応えが参加する方にもよく分かるので、この取り組みが長く続けられたことにも繋がったのでしょう。
2011年

木の成長ぶりがよく分かるのが、保全区域内にあるこのミズナラでしょう。昨年秋に、下枝が日陰を作るので、思い切り枝払いをしてもらいました。今では軽く10mを越えるほどの大木になっているのです。
枝払い

この木が16年前にどんなだったのか、2004年の画像の中から探してみました。するとこの右手に写っている、背丈くらいの木がこのミズナラだったのです。16年経てば、生まれた子どもが高校生になる訳ですから、確かにこのくらいの変化があってもおかしくないのですね。
16年前

焼け石に水

  • 2019.05.30 Thursday
  • 05:50
昨日の夕方、急に暗くなってパラパラと雨が。こんな予報だったかな?降るのならもっとしっかり降ってくれないかな?と思っているうちに、少しずつ西の空が明るくなってしまいました。せめて1mmくらいになったかな、と思ってアメダス見ると、0.5mmで焼け石に水の雨でした。それでも十勝の方には少しまとまった雨になったようで、帯広では25.5mm降っているので、農家さんも十勝の各ガーデンでも、ようやく一息つけたでしょうか。

2日の10時から富丘西公園で自然観察会をやるので、いつも道案内をお願いしているKさんSさんと待ち合わせ、園内のルート確認をやってきました。先日愕然としたスズランの花は、少ないながらもほぼ満開になっていました。今年は一本の花序に付く花の数が少なく、4〜5輪ほどのものばかり。これで満足していただけるでしょうか…
スズラン

保全区域内で最近急に増えているのがオオアマドコロで、ちょうど花が咲き始めていました。スズランは葉の陰になっていてよく見えないため、見に来た人はこれを見て「豪華なスズラン」だと思ってしまうようです。いっそセイタカスズランの別名でも付けてやろうかしらん。
オオアマドコロ

観察会で一番人気のあるのは、やはりランの仲間でしょう。園路脇にクゲヌマランが結構に生えているので、観察にも便利なのですが、今年はほとんど花が終わってしまい、一株だけベンチの下で満開になっていました。あと4日あるので、これも終わってしまいそうです。
クゲヌマラン

わりとあちこちに生えているサイハイランは、ちょうど花を開いてきたばかりなので、これはなんとか見せられそうです。
サイハイラン

実は三人だけが知っている秘密の場所に、ちょうど今こんな花が咲いているのですが、たった一株だけの希少な株なので、残念ながらご覧に入れることができません。サイハイランやコケイラン、ノビネチドリなどは、この10年で何株盗掘されたことか。心ない人があまりにも多いので、公開できないものもあるのです。
サルメンエビネ

林内を歩いていても、花が咲いているものが本当に少なく、ご案内する内容をかなり工夫しないと、飽きられてしまいそう…本当に参りました。いつもの場所のエゾタンポポはすべて終わっていたけれど、別の場所で一株だけ花が咲いていました。でも日曜までもってくれないだろうなぁ…
エゾタンポポ

こうなれば、外周部にたくさん花が咲いてきた帰化植物でも紹介しようかな。ハルジオンがあちこちで咲いているし、このキバナノコウリンタンポポなんか、よく見るととてもかわいい花なのです。これらも自然の一つと考えて、何とか乗り切らなければならないようです。
キバナノコウリンタンポポ

手稲連続イベント

  • 2019.04.30 Tuesday
  • 05:51
昨日の暖かさで、一気に桜前線が到達するのかと思ったら、せいぜい十輪ほどが半開きになった程度。窓から見える1本下の家ではかなり咲いているのに、なかなか登ってこないものです。朝晩はまだかなり冷え込んでいるので、なかなか開くことができないのでしょうか。

昨日午前中は富丘西公園の作業講習会の初日でした。朝からぐんぐんと気温が上がり、園内に入るとエゾヤマザクラが満開になっていました。毎年この日に作業をやっているけれど、サクラがこんなにドンピシャで満開だった記憶がなく、今年の陽気のお陰です。
桜満開

この時期に作業をするのは、スズランの芽が動かないうちに保全区域に入り、はびこってきたカモガヤの抜き取りを行うものです。ススキやオオヨモギなどの高茎草本が衰退すると共に、入れ替わるように増えてきたのが、花粉症の原因となるカモガヤ(オーチャードグラス)です。
カモガヤ

定刻になると、いつものメンバーが集まって下さいました。ぽつぽつと新しい人も増えますが、コアのメンバーはちゃんと参加してくれるのがこの地域の素晴らしさでしょうか。みなさん慣れているので、黙々とカモガヤを探して抜いてくれました。
抜き取り

抜き取った草を集めてみると、意外に少なくてびっくり。昨年に比べて半分くらいでしょうか。せっかく抜いたのにこれだけ?と嘆かないで、抜き取りの効果が着実に出ているからこそのこの量なのです。
成果

午後からは稲穂ひだまり公園の自然観察会。先週がほぼ満開だったので、あんまり花は残っていないかな?と行って見ると、思ったよりたくさんの花が咲いていました。よーーく見ると萎れた花が混じっているけれど、これだけあれば十分です。
カタクリ

ここではまだオオバナノエンレイソウが咲いておらず、メインはコジマエンレイソウでした。いつもエンレイソウとの区別点を聞かれるので、今回は解説用のパウチも作っていったので、みなさん納得してくれたようです。エンレイソウの雄蕊は、歯ブラシのような形で花粉の入っている葯(やく)が丸くて短いのです。
エンレイソウ

それに対してコジマエンレイソウでは、葯が赤黒くて太く長く、中の子房が隠れて見えにくいほどです。花糸(かし)という雄蕊の柄が短いのも特徴の一つです。これを覚えておけば、まず間違えることはありません。
コジマエンレイソウ

カタクリの保全区域から、森の中を下りながら、野草や樹木やつるものなど、いろんな植物の見分け方や用途などを説明していくと、予定をかなりオーバーして下の園地に到着。咲いている花は少なかったけれど、みなさんにご満足いただけたようでホッとしました。
観察会

星置緑地の観察会

  • 2019.04.22 Monday
  • 05:44
昨日は星置緑地の自然観察会。朝の盤渓は霜で真っ白だったので、少し寒いくらいかと思ったら、日差しがたっぷり降り注ぎ、気持ちのよい天気になりました。早めに緑地に着いて、長靴に履き替えてさっそくゴミ拾い。風で飛んでくる白いプラゴミが、ミズバショウの横にいくつも浮いているのは興醒めですからねぇ…ミズバショウは葉がかなり大きくなり、花は押されるように斜めになり始めていたので、この週末で見ごろは終わりそうです。
ミズバショウ

それに代わって奥の方に群生しているエゾノリュウキンカがもりもりと咲き始めてきて、完全に主役が交代した感じです。キクザキイチゲも盛りを過ぎていたけれど、こんなにたくさんの花が見られるようになったのは、特筆すべきことでしょう。
エゾノリュウキンカ

昨年の観察会で初めて百名越えしたけれど、今年も受付が追いつかないほど。名簿的には90数名だけど、多分しらん間に加わっていた方も多かったようです。
参加者

いつものように近藤先生と2つに分かれて観察会を始めましたが、細長い木道の上では50名もの方を案内するのはかなり無理があり、後ろの方にはご迷惑をかけてしまったかも…(>_<) 木道近くのサンショウウオの卵塊はみんな捕られてしまうので、開始前に運んでおいたものを見ていただきました。
サンショウウオ

参加者からの質問も結構あって、一つ一つていねいに解説しながらゆっくりと観察していきました。参加者は手稲区内が最も多いものの、新聞の案内を見てきた方が多く、厚別や清田、南や東など、全市からたくさんの方がお見えになっていました。みなさん十分満足したとのことで、ホッとした次第。
ミズバショウ

最後にみなさんに見ていただいたのは、日本三大有毒植物の一つであるドクゼリの根茎です。(あとはトリカブト、ドクウツギ)早くに来てゴミ拾いやっていた時に、この根茎がプカプカ水に浮いて、いくつも固まっていたのです。根茎の断面はタケノコそっくりで、この空気の浮力で浮いているのです。夏には水がなくなってしまうので、秋までに肥大した根茎を作る訳ですが、地下茎から節のところで分離して水に浮き、別の場所に漂って行って生育範囲を広げるのでしょうか?みなさんワサビのようだ!とか、タケノコのようで美味しそうだ!とか、大いに盛り上がってしまいました。謎が一つ増えてしまいました。
ドクゼリ

帰り道、来週29日13時から自然観察会をやる稲穂ひだまり公園を見に行くと、やっぱりカタクリは満開になっていました。でもコジマエンレイソウはまだほとんどがつぼみだし、ニリンソウやオオバナノエンレイソウはまだまだの様子。カタクリは終わりかけでも、他の花たちがたくさん見られそうです。
カタクリ

カタクリの花を見ていくと、本来の6弁だけでなく、7弁や8弁の花が稀に見られるのですが、きのうはなんと9弁花を二つも見つけてしまいました。この形質は固定されているものではなく、来年は普通の6弁に戻ってしまいます。
9弁花

星置緑地の大掃除

  • 2019.04.12 Friday
  • 05:48
手稲の現場も始まりました。今年で16年目。こういう市民受けのいい事業は、なかなかやめさせてくれません。こちらとしてはマンネリ化しないよう、少しずつ目先を変えていかなればならないので、なかなか大変です。
普通なら、雪融けと共にミズバショウの花がどんどん開いていくのに、この寒さのお陰でほとんど開いておりませんでした。朝早くからたくさんの人が様子を見に来ていたけれど、変だなぁ…とみなさん首をかしげてました。自然観察会まであと10日。私にとってはちょうどいいペースになってくれました。
ミズバショウ

あちこちの花がちぎられているのにびっくり。まさか子どものいたずらではないだろうと、ふと上を見上げるとカラスに目が合いました。最近ここがカラスのねぐらになっているので、どうやらいたずらを覚えてしまったようです。これが拡大したら大変なことになってしまいそう…(>_<)
いたずら

エゾノリュウキンカも、まだ葉を開き始めたところで、ほんの数株だけ花が開いていました。予想以上に寒さの影響を受けているようです。
ヤチブキ

一本だけあるツノハシバミの木は、ちょうど花盛りに。ぶらぶら下がっているのは雄花の尾状花序で、雌花は近くの雌花から、真っ赤な柱頭?だけを伸ばしています。一本しかないので受精しづらいのか、わずかしか果実ができないのが寂しいです。
ツノハシバミ

時間近くになると、久しぶり〜といつものメンバーが集まってきました。初めての方も3名いたり、親の介護で昨年は…と、一年振りの方もいて、15名もの参加があって賑やかな作業になりました。市内各地から訪れる方たちが気持ちよく観察できるよう、カラスの糞でドロドロに汚れた広場の掃除です。
ベンチの掃除

今年は数が少なかったのか、昨年よりは汚れが少なかったけれど、滑り止めのギザギザのある床材なので、みなさん汗をかくほどデッキブラシをゴシゴシかけてました。カーリングの大変さがよく分かったよ〜とのこと。あれはもっと高速ですからねぇ…
デッキの掃除

三つある広場を順番にきれいにして、最後は線路側の広場の掃除。市の担当者と私を入れると20名なので、予定よりも早く片付きました。
広場の掃除

自然観察会にはあまり参加されない方たちだし、次の作業は6月になるので、水分を取っていただいてからミニ観察会をやりました。今年は作業だけに終わらず、必ず緑地内を一回りして、その時々の見どころを観察することにしたのです。とっても喜んでくれて、予定の時間をオーバーしましたが、これを続けて行きたいです。
ミニ観察会

昼近くになると気温も上がり、エゾアカガエルの鳴き声も聞こえてきました。この緑地の名物の一つ、紫色のキクザキイチゲも、あちこちで花を目一杯広げています。少し気温が上がるようなので、この週末から来週にかけて一気に花が咲いてきそうです。
キクザキイチゲ

雪融けの確認

  • 2019.03.28 Thursday
  • 05:50
今年も手稲通いが始まるので、雪融けの具合を確認に一回りしてきました。例年だと新年度が始まってから行くのですが、今年は雪融けが早いもので一週早い見回りになった次第。まずは富丘西公園に行くと、いつもなら雪山越えなければ園内には入れないのに、歩道は雪もなく、すんなりと入れました。スズランの保全区域も一部は既に雪がなく、今年の野草たちの生育は早そうです。
富丘西公園

雪融けの林内で目立つのはササですが、本来この辺りはクマイザサしかないはずなのに、ここでやたら目立つのがミヤコザサです。近年緑化樹木が道東から持ち込まれることが多く、その根鉢にくっついて侵入するミヤコザサが、各所の公園でやたら目立ちます。そういう理由を知らないと、ミヤコザサはもともとあったものだと勘違いされるのでは…(>_<)
ミヤコザサ

続いて稲穂ひだまり公園に行くと、こちらも雪はほんの10センチ程度。数年前にも観察会ではカタクリがもう完全に終わってしまい、逆にいろんな野草が見られて楽しかったこともありましたねぇ。今年もそんなパターンになりそうです。
稲穂ひだまり公園

雪の融けているところでは、ナニワズのつぼみが黄色く色づき、もう準備万端整えておりました。今年の観察会は4月29日(月祝)13時から行いますので、どうぞご参加下さい。
ナニワズ

続いて星置緑地に行くと、道路脇に少し雪山がある程度。木道には全く雪が残っておりませんでした。こんなに雪が少なかったのは3年振りでしょうか。ここはカラスのねぐらになっているので、木道に足を踏み入れるのも躊躇するほど糞がうずたかく積もっているのですが、今年はかなり少ないようです。どこかに分散したのでしょうか?
星置緑地

ミズバショウのつぼみが既にちらほら見え始めており、来週には咲いてくるかもしれません。こちらの観察会は4月21日(日)10時からです。既に葉が大きくなって、花が隠れてしまっていることでしょう。その代わりエゾノリュウキンカやコジマエンレイソウが見ごろになっていそうです。
ミズバショウ

あちこちにフキノトウが咲いてきてました。フキは緑地内にはあまり入れたくない草なので、場所を覚えておいて、早く抜き取っておきたいところです。オオイタドリなどと共に、他の草を被圧する大型草本は、ご遠慮願っているのです。
フキノトウ

ついでにハルニレの様子も見てきました。回りの雪はもうほとんど融けているのに、ちょうど吹き溜まっているせいか、上に乗ってもカチカチの凍り付いた雪でした。こちらの植樹は4月20日なので、ちょうどいいかもしれません。
イコロファーム

ハウスの中に入ると、ちょうど白花のドデカテオン(Dodecatheon meadia)が咲いていました。「シクラメンモドキ」とか「カタクリモドキ」とか呼ばれますが、サクラソウ科なのでシクラメンモドキでしょう。ちょっと暖かいところに置いたら、花が咲いてしまったとのこと。たった一鉢でも、でもこの時期に花が見られると嬉しいものです〜
ドデカテオン

手稲区最終行事

  • 2018.10.22 Monday
  • 05:58
手稲区の公園の行事が昨日で終わりました。午前中は富丘西公園の保全区域の大掃除。朝から気温が高く、ピーカンに晴れて、保全区域のススキが朝日に輝いていました。
富丘西公園

参加者はいつもの顔ぶれですが、初めての方も二人いて、さっそく刈り取りにかかりました。今年は天候不順が幸いしたのか、ススキの伸びがことのほかよく、背丈を超えるほども伸びているので、株元にもぐり込み、ざくざくと刈り進めていきました。
刈り取り

総勢20数名だけど、着実に刈り進んで、30分ほどで木道に囲まれたエリアの刈り取りが完了。焼き芋がまだ焼けていないというので、さらに外側も刈り取ることにしました。
すっきり

刈りくずをきれいにして、木道の清掃を終えて広場の集積場所に戻ってくると、刈り取った草の山にみなさん、おおっと歓声を上げていました。そこで恒例の記念写真を。この時期には珍しいほど暑くなり、汗だくになっていたので、達成感にあふれていました。
記念写真

そのあとは、維持業者さんが焼いて下さった焼き芋をいただきました。茨城産の紅あずまはほくほくしていて、みなさん大喜び。今年は大雨や地震で2回も順延になったけれど、たくさんの参加をいただいた無事に終わることができました。本当にお疲れ様でした。
焼き芋

午後からは、稲穂ひだまり公園の大掃除。公園内はまだほとんどの木々が緑の葉を着けていて、紅黄葉しているのはヤチダモとツタウルシくらいでした。保全区域に1本あるオオカメノキが、不思議な色の紅葉を見せてくれました。
オオカメノキ

ここの大掃除は、落枝の片付けと、ミズナラやイタヤカエデの稚樹の抜き取りです。参加者は4人だったけれど、うち二人は最初から必ず来てくれている親子。今は少し離れた曙に引っ越しているのに、必ず参加してくれているのです。
抜き取り

みなさんには稚樹の抜き取りをやっていただき、私はツタウルシの抜き取りを。もともとウルシにかぶれたことがなく、この時期なら大丈夫なので、ひたすらバリバリツルを引きはがしていきました。(左) これで保全区域の半分は抜き取れたけれど、ちぎれたところからまた出てくるので、しつこくやっていくしかありません。
収穫

短い時間でしたが、最後の作業も無事に終わりました。地道な作業の積み重ねが、三つの公園の多様な自然を維持しています。来年の花を是非見ていただきたいと思います〜

ササ刈り

  • 2018.10.19 Friday
  • 05:57
毎日現場をさまよっています。昨日は星置緑地の作業最終日。ピーカンに晴れていたのに、手稲に入ると路面が濡れていました。このところ不安定な天気が続きます。いつもならヤチダモに貼り付いているツタウルシが、真っ赤に色付いているのに、上の方だけがオレンジ色になっただけでした。そういえば、昔こんな記事を書いたなぁ…
(この時の連載はこちらから読むことができます。)
ツタウルシ

先日下見して決めた、作業内容と範囲を再度確認。5年前にササ刈りをしたエリアでは、したたかに復活してきているササがあります。回りのササ藪から離れている場所では、これをしつこく刈ればササは消えてしまうので、この辺りはしっかりと刈り続けたいところです。
ササ

切り株の上に、誰かがキノコを置いたかのかと思いました。これはヌメリスギタケモドキという美味しいキノコだけれど、なんで1本だけが切り株の真ん中から生えてきているのでしょうか??
ヌメリスギタケモドキ

この時点でも雨が降ったり晴れたりと、目まぐるしく天気が変わっていくので、家を出づらかったのかもしれません。7名と少なかったけれど、うち2名は初めての参加。ポスターを見て興味を持っての参加とは、嬉しい限りです〜
挨拶

まずやっていただいたのは、先月やり残した落枝(らくし)拾い。9月初めの台風被害は、ここではそれほどでもなかったけれど、落枝の量はものすごくたくさんありました。でも頭の上から落ちてくるのはとても危険なので、このように落ちてくれればありがたいです。でも湿った土に、30cmくらいぶすりと刺さっている枝を見ると、本当に落枝は怖いです。
落枝拾い

今回のササ刈りは、奥の広場から北西側出口までの間。この辺りにはキクザキイチゲやニリンソウ、ホウチャクソウなどがたくさん生えているので、来年の春が楽しみです。
ササ刈り

一時間ほどの作業でも、運ぶのが大変なくらいのササが刈り取られました。落枝は緑地内に積み上げて腐るのを待ちますが、ササはなかなか腐ってくれないので、これだけは運搬処理してもらいます。初めて参加した方も、また来年も来てみたいとのこと。のんびりゆっくりやっていきましょう〜
刈り取ったササ

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