雨中の作業

  • 2020.07.03 Friday
  • 05:42
昨日は富丘西公園の作業日。10時から12時の間は曇りマークだったので、なんとかなるかな?と向かいましたが、宮の沢を過ぎる頃からしとしと雨になってしまいました。カッパに着替えて今日の現場確認へ。オオウバユリのつぼみが一層膨らみ、今年はたくさんの花が咲きそうな気配でした。春先から2回もイタドリを刈り取ったので、伸び伸びと育ってきたようです。
オオウバユリ

昨年の様子はこんな状態でした。葉がほとんどイタドリの株に被圧され、蕾だけがかろうじて葉の上に出ているくらいでしたから、今年の状態はかなりよくなっているはずです。
昨年の様子

園内を一回りして、奥の保全区域に行って見ると、スズサイコの花が水滴で折れ曲がりそうになっているけれど、ちゃんと花が咲いてました。午前中しか開かない花だけど、雨が降っても開くようです。
スズサイコ

こんな天気では、様子を見に来る方が2〜3人いるかな?と覚悟していたら、ちゃんと完全武装して8人も集まって来ました。今年初めての作業になったので、待ちかねていたようです。
集合

カマを持ってオオウバユリの保全区域まで下りていき、春からのイタドリの刈り取りについて説明したのち、再度発生しているイタドリを刈り取っていただきました。オオウバユリがよく見えるし、再発生したイタドリは細いものばかりなので、かなり早く片付きました。
刈り取り作業

刈り取ったイタドリの山は、例年の1/3もあるかどうか。来年からはこのやり方で進めたいです。
草の山

そんなに強い雨ではなかったので、スズランの保全区域を通りながら、木道近くにあるオオアワダチソウやオオヨモギを抜き取っていただきました。かなり数は少なくなっているようです。
ヨモギ抜き

野生植物の保全は、地道な作業の積み重ねの上にやっと成り立っていくものですが、地域の方たちの強い思いがこれだけこもっている取り組みも珍しいでしょう。こんな天気でもしっかりと作業していただいたことに、心より感謝したいです。

現場の段取り

  • 2020.06.27 Saturday
  • 05:43
まだ札幌におります。昨日は早起きして6時半に事務所に下り、持ち物のチェックをしながらパッキングして、9時半に用意万端整いました。10時に出発予定でしたが、10分前に連絡が来て渡航中止に・・・(>_<) 昨年から元請けの会社が替わり、海の仕事の経験がほとんどないため、船が出せるかの判断がうまくいかないのです。私は30年も通い続けてきているので、あれこれ口出ししたいのをグッと押さえておりますが・・・これでは船は出せないですぅ。

波浪予測
  (国際気象海洋株式会社HPから拝借…m(__)m)

またいつ呼び出しがかかるか分からないので、荷物はパッキングしたままにし、来週の現場の段取りを。ヘタをすると前日の夜に帰っていきなりイベントになると、なにをやればよいのか的確な指示ができずに、参加者にも迷惑がかかりかねませんから。場所は富丘西公園のオオウバユリ保全区域。現場に向かって歩いて行くと、あちこちでノイバラが満開になっていました。ここは陽当たりがよくないので、開花が少し遅いようです。
ノイバラ

オオイタドリに覆われて衰退してしまったオオウバユリ群落を、なんとか復活させたいと毎年刈り取りを続けてきましたが、今一つ大きく環境改善ができません。もっとしつこく刈り取ってみようと、今年はコロナ禍でイベントがすべて中止になったのを幸いに、5月の中旬と下旬の2回、試験的に刈り取ってみたのです。(赤線の右側部分)
刈り取り跡

例年7月初めに刈り取りに入る時には、オオウバユリの開花株すらイタドリの葉に隠れてしまい、刈り取りを進めて行くと、ここにもあったぞ!という案配。それが既に2回も刈り取られたので、大きなイタドリの株もまばらにある程度。劇的に環境が変わっていました。
開花株

問題なのは、未開花の小さな個体がオオイタドリに被圧され、今一つ数を増やせていなかったことから、このように各世代の個体にしっかりと日照が当たることにより、充実した株になることが期待できます。来年からこのような作業内容に組み替えられるか、現況を見ていただこうと思います。
未開花株

刈り取ったり根茎まで抜き取ったイタドリを山に積み上げておいたら、そこにエゾマイマイが無数に集まって、枯れた葉を食べている様子。こんなに集まるとちょっと気味悪いですが、物質循環の仕組みもちゃんと機能しているようです。
エゾマイマイ

高台線寄りのこの一角は、かつて地主さんの家があったところです。スモモと共に植えられたクリの木がありますが、その芽がほとんど真っ赤に膨れあがっています。これはクリタマバチが新芽に卵を産み付けることにより、虫こぶ(ゴール−gall)になってしまうもので、こうなると新芽が伸びることができないばかりか、実も生らなくなってしまいます。もともとは中国大陸の害虫だったものを、出征兵士が苗木をみやげに持ち帰ったことから広まった害虫とのこと。農薬が効かないので、とても厄介な害虫なのです。
クリタマバチ

星置緑地で作業

  • 2020.06.12 Friday
  • 05:52
手稲の3公園では、自然観察会はすべて中止になったけれど、作業の方は解禁されたので、まずは星置緑地から。歩道脇の草はかなり伸びているけれど、湿地内のヤナギトラノオが見ごろになっていました。三対の花房が90度ずれて付くという不思議さです。
ヤナギトラノオ

木道を一回り歩いてチェックしていくと、バイケイソウが終わるのに入れ替わってオニシモツケやチシマアザミが咲き始めていました。やはり春の花から夏の花へ、花暦は確実に進んでいます。
チシマアザミ

ここにはツルアジサイはたくさんあるものの、花を間近に見られるのは歩専道側入り口のこの木だけでしょうか。毎年のことながら、この株の装飾花はあんまりたくさん着いてくれません。個性があるのでしょう。
ツルアジサイ

天気も悪いので、そんなにたくさんの参加者は来ないだろうと、市営住宅側の草刈りだけに絞ることにしました。ここでは外来種だけを抜き取りながら、少しずつ在来種に入れ替えてきています。みなさん久しぶりなので、抜き取り対象となる外来種を確認できるよう、一通り抜いておきました。左から、フランスギク、ハルジオン、ヒメジョオン、カモガヤ、シロツメクサ、アカツメクサ、ヒメスイバ、ブタナ、クサヨシ、エゾノギシギシ、ゴボウ、ワスレナグサです。
抜き取り対象種

参加者は4名でしたが、ベテランの方ばかりなので安心です。一通り抜き取り対象を確認してから、ソーシャルディスタンスを確保してもらいながら、一斉に抜き取りを始めました。
ソーシャルディスタンス

入り口より左側は、外来種の数がかなり少なくなってきているので、作業はどんどんはかどります。距離は倍以上あるけれど、時間は半分以下で片付きました。
作業

終わり近くになってパラパラと雨が降り始めましたが、作業は予定していた分はきちんと完了。晴れ女が参加してくれるといつもこんな感じになるのです。来月はもっとたくさん参加してくれるでしょうといいながら、お開きになりました。
完成形

スズランの調査

  • 2020.06.04 Thursday
  • 05:53
昨日は富丘西公園でスズランの調査を。例年は、自然観察会が終わってから午後に調査をやっていましたが、今年はコロナのために中止に。でも今年は中止になってよかった。というのは、ここ数年スズランを初めとする野生植物の花が早く咲き進み、全然見るものがなくなってしまったために、一週早めて24日に予定しました。今年はそれだとほとんど咲いていなかったのです。自然相手の仕事はなかなかうまくいかないものです。
調査は、1m×1mの方形枠を設置し、その中にあるスズランの株数と葉の数、開花の有無を調べるのです。気温が上がって汗がしたたり落ち、ずっとかがんでの仕事はなかなか大変でした。
方形区

スズランを見に来る方が結構いて、これから咲くのですか?今が満開ですか?どこで咲いてるのですか?とかいろいろと聞かれました。確かに木道の上から見れば、葉っぱしか見えないですからねぇ…(^^;) でも花の香りはかなり強く、甘い香りをかぎながらの調査となりました。
スズラン

生育エリアの調査もやるので、そちらを調べてもらっている間に、最近はびこり始めたフキの抜き取りを行いました。保全区域では、外来の帰化植物はもちろんのこと、オオヨモギやアキタブキのような大型草本も抜き取り対象にしています。
アキタブキ

とはいえ、このようなオオアマドコロやハエドクソウ、ヨツバヒヨドリなどもかなりはびこってきています。どれを抜いてどれを残すのか、なにが正解なのか分からない判断を常に迫られるのが「順応的管理」の難しいところです。
オオアマドコロ

調査の合間をぬって、保全区域内のアキタブキはとりあえずすべて抜き取りました。とはいえ、きれいに根茎まで抜けるのは全体の1/3程度。残りは付け根からちぎれてしまうので、しつこく抜き取りを進めるしかありません。
抜き取り

毎年追跡調査を続けている永久方形区4個と、ランダムに設置する方形区を14ヶ所調査して、かなりよれよれになってしまいましたが、なんとか昼過ぎに調査完了。スズランは圧倒的に2枚葉の個体が占めていて、1枚葉はほんの数%しかありません。ところが今回の調査では、3枚葉が2個体ありました。なかなか珍しいのです。
3枚葉

奥の保全区域では、スズランに混じってクゲヌマランがちらほら咲いていました。昔はもっとたくさんあったのに、最近はかなり珍しくなってしまいました。ギンランによく似て、距がないのが特徴で、神奈川県の鵠沼で最初に確認されたのでこの名があります。
クゲヌマラン

こちらでも生育エリア調査をやっている間、ここには抜き取るフキがないので、何か生えていないか今まで一度も入ったことのない場所にもぐり込みました。そうしたら、民地との境界のフェンスに沿って数株のオオヤマオダマキが!先日のポプラ通に続いて、こんな市街地内で見つかるとは。いろんな現場を歩いていると、珍しいものに出会うものです。
オオヤマオダマキ

カタクリも満開に

  • 2020.05.01 Friday
  • 05:48
札幌にもようやく桜前線が到着したようです。連日寒くてぐずついた天気が続いていたのに、昨日は朝からピーカンに晴れ渡り、気温がぐんぐん上がりました。札幌の最高気温は20.9℃まで上がったそうです。円山近辺のエゾヤマザクラはほとんど満開になっており、近くの街区公園では母子がマスクをして花見をしていました。
エゾヤマザクラ満開

昨日は稲穂ひだまり公園でカタクリの調査。10年前にも一度やっているのですが、保全区域に何株くらい生育しているのだろうか?調査をするものです。カタクリも満開をやや過ぎるくらいの咲きっぷりで、強い日差しを浴び、むせかえるようなカーペットに。陽気に誘われて、近所のお年寄りや花好きがちらほらと訪れてました。
カタクリ満開

株数を数えるといっても、すべての株を数えていくわけにはいかないので、1m×1mの方形区を設定し、その中の数を数えて面積で割り返すようにしています。調査区のばらつきがないように、真ん中に測線を設定し、その左右に均等に配置することにしました。
測線

1m×1mの中に、多い所では100株以上も生えているので、それを一つずつ間違えないように数えるのは大変です。
1m方形区

方形枠の真ん中に水糸を張っているので、50cm×50cmの区画内であれば、見落としやダブリがなく数えることができるのです。
1/4調査区

葉の数と開花の有無、葉の大きさを一つずつ確認し、2枚開花、1枚大、2枚未開花、1枚小などと大きな声で読み上げて調査票に記録いきます。2時間しゃべりっぱなしで、さすがに声が枯れてしまいましたが…(^^;) さて集計するとどんなことになっていることでしょう。
読み上げ

方形区調査を終えてから、播種(はしゅ)試験区の確認を。昨年タネを播いたところでは、ネギのような細い葉をしたカタクリの赤ちゃんがツンツン芽を出していました。たくさん播いたはずなのに、発芽してくるのはわずかな数しかありません。アリが運ぶようにうまくいかないものです。
一年目

2年前に播いたところでは、葉が少し丸みを帯びて来ています。カタクリの生育期間はほんの1ヶ月半くらいなので、毎年少しずつ栄養を溜め込み、7〜8年かけてようやく開花株になるのです。かつてはほんの少ししかなかった場所がこんな花畑になるには、そのような営みが繰り返された結果なのです。
2年目

雨の中の作業

  • 2020.04.28 Tuesday
  • 05:51
相変わらず気温が低く、不安定な天気が続きます。昨日はまず星置緑地へ。既にミズバショウの花はほとんど終わっており、見に来た人からこれから咲くの?なんて聞かれてしまいました。
星置緑地

ミズバショウの生育調査まで手が回らないので、いつものH氏に頼んでおり、進み具合を確認しておきました。時折雨が降るので難航してましたが、なんとか目途が立ちそうなのでなにより。風が舞って飛ばされてくるのか、緑地内にあんまりゴミが目立つものだから、湿地内のゴミを拾っていると、珍しく3枚の花被片を持ったコジマエンレイソウがありました。
コジマエンレイソウ

一番水が深いところに空き缶が浮いているので拾いにいったら、ヤチダモの根元にカモの巣が。近寄ったから逃げたしたのかもしれないので、あわてて引き上げましたが、ここはカラスが多いせいか、ヒナが育ったのを見たことがありません。無事に育ちますように。
カモの卵

富丘西公園に移動していると、予報通り大粒の雨がバラバラ降り始めてしまいました。本来は29日に実施予定の住民参加による作業が中止になってしまったので、手稲区の担当と維持業者により作業をすることに。
富丘西公園

スズランの保全区域には、環境が改善されるにつれて牧草の一種であるカモガヤが増えてしまい、初夏には花粉が一面に舞ってひどいことになってしまいました。カモガヤは低茎のスズランとは完全に競合するため、スズランの芽が伸びていないこの時期に抜き取りを進めてきたのです。
カモガヤ

結構な雨降りになってしまいましたが、みなさん黙々とカモガヤを抜いてくれたので、かなりの成果がありました。もう10年続けているので、保全区域からはほぼ根絶できるところまできたようです。
抜き取り

集めてみると結構な量になりました。カモガヤやオオアワダチソウなどの外来種の駆除はほぼ目途が立ってきているので、あとはススキやオオヨモギなどの高茎草本などの対策に力を入れなければならないようです。
草の山

3公園で花見

  • 2020.04.23 Thursday
  • 05:46
今朝起きると、屋根の上や道端が白くなっていました。路面は濡れていたので、行けるところまで行ってみようと上っていくと、盤渓峠手前のお寺さんあたりから向こうは完全な冬景色。ずっと路面は濡れたままだったので、無事に盤渓までたどり着けましたが、車は凍っているのか濡れているのか分からないのか、恐る恐る徐行して走ってました。今年のなごり雪になるでしょうか。

新型コロナの影響で、手稲区の仕事も大きく影響を受け、春の観察会3つがすべて中止になってしまいました。その分が減額になるのかと思ったら、代わりにあれこれやっておきたい仕事があるのでとありがたいお言葉。打合せの前に、3公園を一通り見てきました。富丘西公園は一番雪解けが遅いので、まだほとんど芽吹いておりませんが、先週発見してセリバオウレンを見に行くと、もうほとんど花が終わっていました。よくもまぁこんなヤブの中で、ほんの一瞬で終わってしまうこの花に出会えたものだと、改めて感心しました。
セリバオウレン

駐車場の南側では、一面ニオイスミレが満開に。10年くらい前にはほんのわずかだったのに、いつの間にやら猛烈に増えてきているようです。ポプラ通では恐ろしいことになっていそうです…
ニオイスミレ

次いで向かったのは稲穂ひだまり公園。昼時だったせいか、人っ子一人いなくて、カタクリだけがピンクのカーペットを作っていました。ここの自然観察会は29日の予定だったので、完全に終わってしまっているところでした。
稲穂ひだまり公園

もう過密なくらい増えているので、タネを取っては生えていないところに播いてきているのですが、こちらはなかなか増えてくれません。アリが運ばないとだめということでもなかろうに。
カタクリ

最後に星置緑地に行くと、場所によってはミズバショウの花が終わりかけで、見物に来た人から「どこにミズバショウがあるの?」と聞かれてしまいました。葉がどんどん大きくなるので、すぐに花が隠れてしまいます。
ミズバショウ

入れ替わるように満開になっているのがエゾノリュウキンカ。奥の方ではちょっと増えすぎなくらいもりもりと押しくら饅頭状態になっています。木道と歩専道に挟まれたこのエリアは、かつては一面ササに覆われていたけれど、3年がかりでみんなとササを刈ったおかげで、見通しもよくなり、たくさんのエゾノリュウキンカが楽しめるようになりました。
エゾノリュウキンカ

昨年ササ刈りを行ったハンノキの周辺では、こんなにたくさん生えていたんだと、びっくりするほどのキクザキイチゲの群落が。ロープ柵越しになるのがもったいないけれど、なかなか見ものの群落です。
キクザキイチゲ

その中に、一株だけピンクの花のキクザキイチゲがありました。ピンクといっても薄い紫でしょうが、なかなかいい色で嬉しくなりました。
ピンク花

このような野生の花を見て歩けば、コロナのことなんかきれいさっぱり忘れてしまうことができるので、引き籠もらないで身近な自然を探しに出かけてもいいのではないでしょうか。

セリバオウレン

  • 2020.04.15 Wednesday
  • 05:57
昨日も晴れてはいるけれど、風がとっても冷たい一日でした。予報ではこんな天気が木曜まで続くそう。4月半ばなので、これが本来の天気なんでしょうが。昨日は午後から富丘西公園に。これまでスズランの生育数や開花数を毎年調査してきてますが、調査のための永久方形区を4つずつ3箇所に設置していました。ところが、ハギやコマユミなどの木本類や、オオアマドコロなどの勢力の強い植物に侵略されてしまい、2箇所の調査を放棄してしまいました。このため杭を撤去しなければならないのです。
杭の撤去

1区4本×4区×2箇所なので、計32本の杭を抜いてきました。駐車場寄りの調査区では、すぐ横までニオイスミレが繁殖しており、もうたくさんの花を咲かせていました。いずれ抜き取りをしなければ、スズランの保全区域に侵入してきそうです。
ニオイスミレ

意外と早く片付いたので、林内を一回り散策することに。ここは雪解けが遅いので、目立つのはナニワズばかりです。ここのナニワズはほとんど実が生るので、あちこちにたくさんの株があります。見たところほとんどの花が両性花になっているようです。
ナニワズ

植樹されたヤマモミジの株にくっついてきたキクザキイチゲが、ようやく花を開き始めました。ここの株の様子は、星置緑地とも余市に生えているのとも様子が違うので、微妙に産地間での形質の違いがあるようです。
キクザキイチゲ

今まで入ったことのない、コマユミのヤブになっている中を難儀しながら歩いて行くと、落ち葉の中から真っ白な花が。今頃咲くこんな白い花といえば、オウレンの仲間がまず思い浮かんだけれど、ミツバオウレンは牧野植物園で見たのとは違うし、キクバオウレンは道南までしか分布していないはずだなぁ…?
オウレン

少し離れた所に常緑の葉が広がっており、やっぱりミツバオウレンでもキクバオウレンでもないなぁ…
葉っぱ

戻って図鑑を調べて見ると、この葉の特徴からキクバオウレンの変種であるセリバオウレン(Coptis japonca var.dissecta)ということに。でも分布は本州と四国になってるぞ?原松次さんの「札幌の植物」を確認すると、ちゃんと富丘と野幌森林公園でセリバオウレンが記載されていました。なんでここにこんなものが生えているのかなぁ…?薬草だから昔誰かが持ち込んだのかなぁ?こんなきれいな花に出会えて、ちょっと嬉しくなりました。
雄性花

大掃除

  • 2020.04.10 Friday
  • 05:51
朝はみぞれで真っ白になっていたけれど、町まで下りると雪のかけらもなく、少しずつ日が差し始めました。昨日は星置緑地の大掃除。観察会は中止になったけれど、ミズバショウなどを見に来るお客さんを気持ちよくお迎えできるよう、毎年雪解け後に緑地内の大掃除をやっています。
サイン

観察会は19日の予定でしたが、ミズバショウは今週末がちょうど見ごろかも。このあと葉っぱがどんどん大きくなっていくために、葉に隠れてあまり見栄えがしないのです。
ミズバショウ

昨年あたりから、ミズバショウの株をつつきまくって荒らされる被害がかなり出ています。ここはカラスのねぐらになっているため、多分カラスの仕業だと思うのですが、なんでこんないたずらをするのかなぁ…
いたずら

エゾノリュウキンカは、一株だけが花を開いてきていました。このところ低温傾向が続いているので、なかなか花が開いてきません。キクザキイチゲはほぼ満開ですが、日差しがある時でないと花が開かないので、晴れの日にどうぞ。
エゾノリュウキンカ

さすがにコロナの影響か、常連さんにも不参加が目立ちましたが、事務局を併せると十数名の参加で大掃除を行うことができました。一番大きな広場の真上にねぐらがあるため、ここの汚れが毎年ひどいのですが、今年はそれでもかなりきれいな方でした。デッキブラシでゴシゴシこすると、たちまちきれいになっていきました。
大掃除

3つの広場のベンチや手すりをきれいにし、汚れを洗い流すとさっぱりときれいになりました。ここまで40分くらいしかかからなかったので、ミニ観察会をやることに。
ピカピカに

ゴミ拾い班もがんばって拾ってくれ、久しぶりに大袋に4つもゴミが集まりました。作業の方は今年も淡々と進める予定ですので、またよろしく〜とお願いして解散しました。
お疲れさま

掃除あとを見に行くと、様子を見に来た方たちが、やっぱり今年は早く咲いてるよ!と言いながら、きれいになった木道を散策していました。三密とは無縁の世界なので、気持ちのいい空間で植物を楽しんでいただきたいと思います。
広場

星置緑地

  • 2020.04.04 Saturday
  • 05:51
昨日は手稲区との打合せの前に、星置緑地を見てきました。例年4月の初めに下見に行くのですが、3年前は雪の山で中に入れなかったくらいだったのに、この2年は一転して雪がほとんど消えていました。今年も同様に雪がなく、ミズバショウが咲いているかと思ったけれど、意外とまだつぼみのままでした。毎年カモが営巣するけれど、必ずカラスにやられて子どもが育ったのを見たことがありません。
カモの番

西側の方で、ゴンゴンと重低音が響いてくるので、クマゲラかっ!と、そろそろ進んでいきました。そうしたら、枯れたヤチダモの幹をアカゲラがつついていました。枯れてうろにでもなっていたのでしょう。びっくりしたなぁ。
アカゲラ

西側のササの中にあるミズバショウは、完全に咲いていました。水に漬かっていないので、地温が高いのでしょうか。
ミズバショウ

この辺りに多いエゾノリュウキンカも、ようやく眠りから覚めた程度。でも来週から最低気温があまり下がらなくなるので、メキメキと大きくなって来そうです。
エゾノリュウキンカ

歩専道近くに群生しているキクザキイチゲが、暖かい日差しを浴びて花が開き始めてきました。白花は平開するけれど、紫花はこのくらいしか開かないのはなぜなの?
キクザキイチゲ

歩専道入り口にあるツノハシバミも、今が満開。右側の真っ赤な雌しべが開いているのが雌花で、左に長く尾状花序を垂らしているのが雄花です。いまいちたくさん実が生らないけれど、とっくり型の実がなるのを毎年楽しみにしています。
ツノハシバミ

星置駅寄りの角の部分にあるハンノキの足元は、昨年秋にがんばってササ刈りをしたところ。一度も手がかかっていないところは、ササ刈りもかなり大変でしたが、きれいさっぱりなくなっています。
ササ刈り跡

どうなったかな?と回って行くと、なんとハンノキの足元にキクザキイチゲが満開になっていました。えっ!こんなに群生していたのかとびっくりです。厚いササに隠れて全く見えなかったのです。これはみなさんも喜んでくれるだろうと、嬉しくなってしまいました。
満開のイチゲ

それから土木センターに行って打合せ。覚悟はしていたけれど、毎年3公園でやっている春の自然観察会はすべて中止になってしまいました。作業は通常通り実施できるのでホッとしましたが、本当にコロナに振り回される一年となりましたねぇ… 花はちゃんと咲いて来ますので、ぜひご覧になって下さい〜

今年最後の打合せ

  • 2019.12.26 Thursday
  • 05:56
昨日は午後から打合せがあったので、朝早くから事務所に下りてぎりぎりまで粘り、なんとか報告書をまとめることが出来ました。旧5号からずっと道路は乾いていましたが、宮の沢あたりまで来ると、両脇は真っ白になってきます。すいすい走れるため早く着きすぎてしまうので、富丘西公園に寄り道を。入り口の案内看板がぼろぼろだったので造り替えることになり、表記でアドバイスしたものが完成してました。スズランの群生地は、「市内最大規模の群生地です」とありますが、「市内最大の群生地です」と言い切ってもよかったかなぁ。
案内看板

ふと近くの木を見ると、樹名板が木の股に食い込んでいました。この時期でないと気がつかないものです。右側のスプリングは幹に取り込まれてしまっており、板もメキメキと食われていてびくともしません。来春業者にとってもらわなくては。
樹名板

さすがに真っ白だけど、積もっているほどでもなく、木道の上を普通に歩いているようです。ずっと寒いから凍り付くこともなく、年の瀬とは思えない風景でした。
保全区域

よく見ると、最後の大掃除で刈り取りができなかった部分は、すぐに業者に刈り取ってもらうはずだったのに、そのまんま放置されていました。これでは来年困るので、雪が融けたらすぐに掃除してもらわなくては。
刈り残し

星置緑地に行くと、まだ行事案内が貼りっぱなし。秋口はバタバタしてしまうので、ついこんなところまで目が行き届かないのでしょうねぇ。
星置緑地

こちらの雪も10cm以下。海に近い分もう少し積もっているのかと思ったけれど。意外と降っていないのですね。雪雲はもう少し北寄りに吹き込んでいるようです。
雪模様

わずかな雪の中から、ミズバショウの芽が顔を覗かせていました。このくらいの寒さでは傷まないけれど、早く雪の布団を掛けてやりたいですねぇ。
ミズバショウ

無事に最後の打合せを済ませて、少し気が楽になって事務所に戻ってきました。このあたりには全く雪が消えているので、町中がひどくほこりっぽくなっています。今年初めて市内の積雪深を見てみると、北や東は10cm弱、その他の区は2〜3cm程度、南区だけが0cmになっていました。ここのすぐ近くにある管区気象台はやはり0cmで、ほこりが舞うまま正月になってしまうのかと思ったら、夜半からさらっと積もって、一応白い世界になりました。バラももちろん、余市のワインブドウも心配が続きます。早くどっさり積もってほしいです〜
積雪

午後も大掃除

  • 2019.10.22 Tuesday
  • 05:52
日曜の午後からは、稲穂ひだまり公園の大掃除もやりました。カタクリの保全区域では、当初は一面覆っていたササの刈取りや、厚く地面を覆っていたリター(堆積物)の除去などを進めた結果、劇的にカタクリの個体が増加し、一面ピンクに染まるほどに。このため最近は、秋の大掃除といってもそれほど作業のボリュウムがなく、それに連れて参加者も少なくなってきました。

富丘西公園の作業を終えて昼食を取り、稲穂ひだまり公園の保全区域に着くと、ドアを開けられないくらいの雪虫の大群が。日陰だとわりと少ないので、なんとか外に出たもののびっくりするほどの量でした。富丘西公園とそれほど離れていないのに、この違いはなんなのでしょうか。木々の紅葉はほとんど進んでおらず、一番に色付くツタウルシでさえほとんど緑色。でも地面に生えているウルシの葉を見て、手伝ってもらっている学生が「まるでウルシかぶれみたい…」とつぶやきました。確かに!
ツタウルシ

最近の保全区域では、ミズナラなどの実生苗が大量に発生してヤブになりかけていることが問題になっています。樹林の木々にしとっては、後継樹となる若木の育成は必要だけれど、大量に発生してくる稚樹を放置すれば、すべてが育つ訳ではないにしても、低木層に稚樹が林立し、生育環境がたちまち悪化してしまいます。このためここ数年、ミズナラやイタヤカエデなどの稚樹の抜き取りを進めてきました。今年はドングリが不作との報道があったけれど、この辺りはものすごく落ちていて、早くも発根して地面に突き刺さっておりました。
ドングリ

保全区域は狭いので、参加者が少なくても事務局と合わせればそれなりの数になり、落枝の片付けや稚樹の抜き取り、まだ少し生えてくるササの刈り取りなどを進めました。
作業

30分くらいで大体片付いたので、保全区域までの園路脇で、ササがどんどん広がって園路を狭めてきているため、この刈り取りをやることにしました。マダニの心配があるので、ササに触れるのは極力避けたいのです。
ササ刈り

日陰にいると雪虫はほとんど飛んでいないのですが、入り口近くになるとたくさん飛び始めるので、フードをかぶりながらなんとか片付けました。2m園路が半分くらいになっていたものを、刈り取りによって元の広さになり、気持ちよくなったねぇとみなさんご満足でした。
成果の確認

たいした作業量でなくても、ちょっと手をかけるだけで、がらっと使い易さは変わってきます。これで来年の春には、気持ちよく来園者を迎えることができるでしょう。
刈り取り前 刈り取り後

2つのイベントを片付け、事務所に帰ろうと走り始めたのですが、そういえば去年は見ていなかったなぁと、稲積公園脇にある白実のナナカマドを見に行きました。まだ葉が残っているので、紅葉し始めた赤い色に囲まれて、白実ではなくピンク色に見えました。初めてこの存在を知ったのが6年前なので、それからだと木も2回り大きくなったようです。
白実ナナカマド

場所はJR稲積公園駅の北側になり、JR経由だと公園口から出て富丘通りの陸橋を渡っていくので、かなり遠回りになってしまいます。車だと駅の少し西にある信号から線路の下をくぐって鉄工団地通に出て、テニスコート前のタクシー乗り場のへこみに車を置けばよく、端から2本目の街路樹です。これを増やせれば高く売れるかなぁ… このままにしておくのももったいないなぁ…
場所

大掃除会

  • 2019.10.21 Monday
  • 05:52
ラグビーワールドカップの、日本代表の戦いが終わってしまいました。前半に一つでもトライが取れていたら、戦局はガラッと変わっていたかもしれません。平尾さんの命日に吉報を届けることはできませんでしたが、素晴らしい戦い振りには興奮させてもらいました。本当にありがとう。

土曜日は一日ぐずついていたけれど、昨日は朝から晴れ上がりました。手稲区の公園の作業もいよいよ最終回なので、晴れてよかったぁ〜今年はかなり雨男返上です♪ JRの駅で、いつも手伝ってくれる学生を拾って富丘西公園に向かって登っていくと、手稲の山頂付近はすっかり葉を落としているものの、里に近い低山は紅葉真っ盛りでした。
手稲山

広場に面して列植されているアキグミは、あんまり垂れ下がってベンチに被った枝は落とされていたけれど、まだまだたくさんの実が鈴生りに。霜も下りたことだしそろそろ食べられるかな?と何個か食べてみたけれど、渋みはかなり抜けていたけれど、やっぱり酸っぱいです。
アキグミ

スズランの保全区域で目立っていたのは、ヌルデの紅葉でした。いったん3〜4mまで育ったけれど、たくさんのタネを振りまいて無数の子株ができるため、地際で切ってしまいました。でもその時の子株がまだたくさん残っており、秋の彩りになっています。
ヌルデ

スズランの保全区域では、毎年秋に地際まですべての草や木の実生なども刈り取っています。業者に刈り取ってもらってもいいのですが、少しは自分たちで作業をしておいた方がいいだろうと、大掃除会を設定しているのです。最近は参加人数が少ないため、保全区域の半分くらいしか刈り取れなくなっておりますが。背丈を超えて2m以上になっているエゾヤマハギだけは、ノコ鎌では刈り取れないので、私と業者の作業員で刈り取りました。
ハギ

事務局入れて20人ほどの作業でしたが、それでも着々と刈り進み、あんなにぼうぼうになっていた保全区域も、1時間弱ですっかりきれいになりました。
刈り進む

四阿の脇で焼き芋の準備も着々と進んでおり、時々様子を見に行ってもらって、焼き上がった頃に作業を終えることにしました。紅あずまの立派な芋なので、いつもとても美味しいのです。
焼き芋

道具などを片付けて、刈草の山の前で恒例の記念写真を。ススキは高刈りによって割と弱らせるのは簡単ですが、エゾヤマハギがだんだん大株になって増えてきているので、こちらの対応も考えなければならなくなってきます。
記念写真

それから業者さんが焼いてくれた焼き芋をみなさんに配って、食べていただきました。この家族は、ふだんの作業は平日のため参加できませんが、最後の刈り取りだけはずっと参加してくれています。娘さんは27歳になったというので、初めの頃は小学生だったんだぁと、長く続く活動の重みを実感させられました。
早坂さん親子

ササ刈り

  • 2019.10.18 Friday
  • 05:33
昨日は星置緑地の最後の作業。あれこれ準備をして手稲に向かおうとしたら、なんと雨が降り始めました。ええっ予報に傘マークがなかったのに…とレーダーを見ると、小樽方面から雨雲が流れ込み、10時頃には弱まりそう…とのこと。止むことを信じて手稲に向かいました。

  雨雲レーダー

緑地に着くと、毎年最後の作業日には真っ赤に色付いているツタウルシが、今年は全然緑色。今年は紅葉が遅れているのでしょうか?
ツタウルシ

最後の大掃除会では、毎年少しずつササ刈りを進め、予定エリアは一通り刈り取りが終わっており、再発生したものを二度刈りしている状況です。今回は、歩専道側の一角でササをそのまま残していたところが、ササの中にキクザキイチゲなどがたくさん咲いていることから、刈り取りによって生育環境を改善し、見どころにしようと考えました。
ササ刈り予定地

9時過ぎには雨が止んだけれど、こんな空模様ではほとんど参加者はいないかも…と待っていると、ほぼ毎回参加してくれるコアな方たちが三々五々集まって来ました。事務局を入れると10名なので、なんとか片付けられるとスタートすることに。
参加者

まず行なった作業は、木道脇に落下したかなり太い枯れ枝の処理です。7〜8mもある大きな枝が2本落下して、木道脇に突き刺さっていました。こんなのが直撃したら死にそう…と本当に怖くなるような太さなので、切るのも大変。
落枝

手分けして細かく切断し、落枝を積み上げている場所に運んでもらいました。これだけたくさんのヤチダモが生えているので、毎年かなりの落枝があります。強風時は立ち入り禁止にしているそうですが、本当に怖いです。
片付け

今回の対象地は2方を道路に面しており、間近にササ藪があるとついゴミを捨てたくなるようです。ササを刈り始めると、出てくる出てくる。空き缶やら焼酎のカップ、アイスの袋など、山ほど出てくるのにはあきれました。
道路脇

一度もササ刈りをやっていないところはけっこう手強いのですが、さすがみなさん慣れているので、ザクザクと刈り取っていきました。刈り取られたササなどを集めてみると、軽くトラック1台分もありました。
ササ刈り

すっかりきれいになった場所を見て、来年の春が楽しみだなぁと楽しそうでした。一番古い方でもう15年も通ってくれており、本当にありがたいことです。みなさんそれぞれ高齢なので、元気だったらまた来春会おうねと、別れていきました〜本当にお疲れさまです。
作業完了

不安定な空模様

  • 2019.09.13 Friday
  • 05:37
昨日は星置緑地の作業日。事務所を出た時にはピーカンに晴れていたのに、数分走って環状通の交差点で信号待ちしていたら、正面が真っ暗になって雨がぱらつき始めました。朝方も何度か降っていたけれど、予報でも一日晴れマークだし、もうすっかり上がったと思っていたのに。
にわか雨

それからいきなり土砂降りになり、ワイパーも効かないほどの雨だったので、傘を用意していなかった方たちは大変だったのでは。西町くらいまで行くと、雨もすっかり上がってしまいました。本当に局所的な雨雲だったようです。
土砂降り

星置緑地に着いた頃にはカラッと晴れ上がり、緑地内に眩しい光が降り注いでおりました。気温も低くなり、ヤブ蚊も全然いなくて、このまま降らなければ絶好の作業日和かと。
雨上がり

花が残っているのは、オオバセンキュウとエゾゴマナ程度で、緑地内は地味な色合いでしたが、真っ赤な点が見えたので近づいてみると、コウライテンナンショウの果実が色付いていました。なんとも毒々しい姿だけど、この時期の彩りとしてはピカイチかもしれません。
コウライテンナンショウ

緑地内にあちこち生えているツリバナも、丸い果実が割れて、タネがぶらぶらぶら下がっていました。マユミも一株あり、これらは鳥散布によって運ばれてきたものでしょう。
ツリバナ

こんな天気なので、はたして何人やってくるかなぁ…と待っていると、三々五々集まって来ました。真っ先に来たFさんは、御年八十八歳。とてもそんな風に見えないくらい元気で、休まずに参加してくれるのです。電車に乗ってやってくる2人を入れて、5名の参加者になったのはやむを得ないでしょう。
挨拶

緑地内部の外来種はほぼ完全に根絶できているので、一番最後に手がけた外周部の一角で抜き取りを進めることにしました。オオアワダチソウはもうほとんどなくなっているのですが、ここにはなぜかアメリカセンダングサがたくさん発生しているし、クサヨシとヒロハヒルガオもしぶとくはびこっています。
抜き取り作業

いつも散歩にやってくる近くの保育園の園児たちが、緑地内を一回りしてから元気に挨拶して帰って行きました。うちの孫たちと同じくらいかなぁ?という目で見てしまいます…(^^;)
ちびちゃんたち

幸い雨にも当たらず、作業は無事終了。水分を取っていただいてお開きにしました。私はせっかく来たので、歩道にかかっている枝の剪定を少しやっておきました。例年この時期には高校生のインターン生がやって来て、作業を体験していきます。地味な作業だけではつまらないので、毎度剪定をやってもらうと、生まれて初めてノコで木を切ったと、張り切ってやってくれるのです。ところが今年は誰も来なかったとか。工業高校の生徒さんは引く手あまたらしいので、市役所よりもっといい所に就職していくのでしょうかねぇ?
作業成果

あれから1年

  • 2019.09.06 Friday
  • 05:46
昨年9月の富丘西公園の作業日は、6日に予定されていました。ところが明け方に襲った地震によってそれどころではなくなって中止に。地震よりもブラックアウトや、その後も続いた品不足の方が大変で、いろんなことを思い出してしまいました。あれからもう一年経ったのですね。

そんなことを考えながら富丘西公園に着くと、広場の周りに植えられているアキグミが色付き始めていました。でもなにか様子が変だと近寄って見ると、あまりにもたくさんの実が付いたために、枝がベンチを覆うように垂れ下がっていたのです。これじゃベンチに座れないけれど、なんでこんなに実が成ったのでしょうか?もっと美味しいものならよかったのに…(>_<)
アキグミ

エゾヤマハギの花が終わりかけでしたが、ところどころでまだ満開の枝も。暑さがぶり返してきたので、秋の風情にはほど遠い天気になりました。
エゾヤマハギ

アキノキリンソウはようやく咲き始めくらい。梅沢さんの新しい図鑑では、これはミヤマアキノキリンソウといわなければならなくなりました。梅沢さんに「アキノキリンソウは、道内ではまだ見ていない。」といわれては、従うしかありませんからねぇ。
アキノキリンソウ

スズランの保全区域内では、例年よりたくさんのシラヤマギクの花が。大好きな花だけど、市内ではここ以外で見たことがなく、釧路とか室蘭でたくさん見かけました。あまり内陸には分布していなくて、海岸線に近いところが好きなようです。
シラヤマギク

オオウバユリ保全区域では、生育を阻害するオオイタドリを7月に刈り取り、再生したものをさらに9月に刈り取ってきました。昨年くらいから、9月に刈り取るものがないくらい弱ってきたので、もう一息というところまで来たようです。今回も再生していたイタドリはほんのわずかだったので、カモガヤの抜き取りをしておきました。
2度目の刈り取り

時間近くになると、いつものメンバーが集まってきました。ここは作業範囲が広いので、10数名いてもやることはたくさんあるのです。木道に棘のあるナワシロイチゴが枝を伸ばして半分近く塞がっていたため、女性陣に刈り取って頂きました。毎年やっているので早いこと。
木道整理

男性陣には、保全区域の中に入っていただき、ヤブガラシの抜き取りをやっていただきました。これが侵入して4〜5年経ったでしょうか。ぎりぎり抑え込んでいるのですが、じわりじわりと広がってきているようです。厄介なものが紛れ込んでしまったなぁ…
ヤブガラシ

順調に片付いたので、もう一つの保全区域に移動。ここではヨツバヒヨドリが急速に増えてしまい、木道から向こうが見えなくなっていました。ここは地面が固いので、なかなか抜き取りは難しいけれど、すべて刈り取ってしまったら実にすっきりとして、スズランもよく見えてきました。
ヨツバヒヨドリ 刈り取り

地震の被災地ではまだたくさんの方が避難生活をしているし、市内の被害地では復旧方法ですったもんだしているようです。平穏な日常は、一度壊れるとなかなか元には戻らないことがよく分かります。事前にやっておけることはないのか、よく考えておかなければなりませんねぇ。

ようやく雨が

  • 2019.08.09 Friday
  • 05:41
札幌はようやく雨が降り、昨日一日で26mm、今日もまだ20mmくらい降る予報に。本格的な雨は約一ヶ月ぶりで、すっかり干からびてしまった地面がようやく潤ってくれそうです。
昨日は朝からぱらぱら降り始めていたので、今日の現場はどうなるかなぁ…と星置緑地に向かいました。こんな天気でもきっと5人は来るだろうなと、ゴミ袋を持って緑地内の下見を。既にポンプは止めているので、すっかり水は干上がり、ミズバショウの葉もほとんど融けていました。
ミズバショウ

なんだか小さい芽が無数に伸びているので、しばらく考えてしまいました。2枚の子葉はともかく、本葉がハルニレのような単葉だったのです。でもこれはヤチダモの稚樹でした。芽が出始める時には、いきなり羽状複葉にはならず、何枚かは単葉になるのでした。こんなにたくさん芽が出ても、春先数ヶ月は水没してしまうので、これがすべてヤチダモに育つ訳ではありません。
ヤチダモ

内部はかなり薄暗く、しとしと降る雨に唯一花を咲かせているタチギボウシが、しっとりいい雰囲気になっていました。キツリフネがほとんど見当たらず、今年はどうしたのかなぁ?
タチギボウシ

雨に濡れた木道には、このサッポロマイマイや肉厚のエゾマイマイなど、たくさんのカタツムリが這い出してきて、危うく踏むところでした。彼らにとっても待ちに待った雨だったのでしょう。
サッポロマイマイ

木道にエゾゼミの死骸が。真夏日の間中、家の辺りは耳がおかしくなるほどセミが鳴いていたそうですが、もう役目を果たしてしまったのでしょうか。来週はもうお盆なので、今年の夏もピークは過ぎてしまったようです。
エゾゼミ

歩道脇のチェックをしていて、白花ばかりのはずのヒロハヒルガオに、淡いピンクの花を見つけました。ヒルガオかと思って葉をよく見ても、やはりヒロハヒルガオです。今まで白花しかなかったのに、タネがこぼれてピンクが出たのでしょうか?かつて足寄の山中で、濃いピンクのヒロハヒルガオを見たことがあるので、このくらいなら出てもおかしくないのですが。
ヒロハヒルガオ

10時近くになると雨も上がり、予想通り5名の参加者が集まりました。この作業日には雨は降らせないという、みなさんの念力はたいしたものです。長靴を履いていない女性達には木道の掃除をお願いし、私たちはクサヨシの抜き取りを行うことにしました。
挨拶

前回は緑地内部のクサヨシを徹底して抜き取ったので、今回は最も密度の高い道路脇での抜き取りをやることに。クサヨシは道内にも自生があることになっていますが、道内には開拓初期に牧草として導入されたものが広まったと考えられるので、要注意な外来種として駆除対象にしています。
抜き取り

でも30分くらい作業していると雨脚が強くなり、やむなく作業を終えることに。短い時間ではありましたが、たくさんの抜き取りを行うことができました。こんな天気でも参加してくれて本当にありがとうございました〜

炎暑の作業

  • 2019.08.02 Friday
  • 05:36
昨日は富丘西公園の作業日になっていて、暑さで中止する訳にもいかず、用意を調えて早めに公園に向かいました。ところが旧国道5号が琴似のあたりで大渋滞。先の方を見るとパトカーが止まって事故処理をやっている様子だったので、少し遠回りして脱出しました。西町でも反対車線で事故処理をやっていて、この暑さで朝からぼーっとしているのでしょうか。

ようやく公園に着くと、夏らしくセミの大合唱。既にエゾヤマハギが満開になり、ツリガネニンジンは盛りを過ぎている様子。今年の花暦は、相変わらずかなり早めに動いているようです。
エゾヤマハギ

スズランの株数や開花数を計測している永久方形区では、区によって夏の盛りに刈り取りを行わなければなりません。背丈を超えるススキやエゾヤマハギの中にもぐり込み、汗だくになってなんとか刈り取りを済ませました。オミナエシは木道近くにはあまりないけれど、このあたりにはかなりの数が生育し、花を咲かせていました。今年は花が終わってしまったキキョウと共に、外部から持ち込まれたものです。
オミナエシ

刈り取りを終えて木道に戻ると、あれれ?うちのこまめが!!と思ってしまうほどよく似たネコがおりました。野良なのか飼い猫なのか分かりませんが、この暑さの中たくましく生きているようです。
ネコ

みなさんが集まるまで時間が空いてしまったので、一角に見つけたオオヨモギの群生の抜き取りや、木道脇に生えて来るヤマグワなどの木本の刈り取りなど、一仕事がんばりました。どうせ汗だくなので、体を動かしている方が気が紛れるのです。
オオヨモギ

20分くらい前になると、パラパラと参加者が集まってきました。「中止の連絡待ってたけど、来なかったので仕方なく・・・」なんておっしゃりながらも、結局10名もの参加者がありました。
集合

参加者の平均年齢は70歳を越しているので、絶対に無理はできません。この時期はスズラン保全区域の高刈りを行っており、とても全域はできないので、ある程度の面積ずつを毎年刈り取って、6〜7年で回るようにしています。今年はカンカン照りの場所を避け、少し半日陰になる区域にしました。
抜き取り開始

増えすぎたヨツバヒヨドリは地際から刈り取り、かなり混生しているオオアワダチソウの抜き取りを先ず行いました。それから全域の高刈りを。高刈りとは、スズランの葉よりも高い高茎草本を、ひざの高さで刈り取って、勢いを弱めていく作業です。これによってススキやアキカラマツなどがかなり弱ってくれるのです。
高刈り

30分ほどの作業で予定した面積の刈り取りを終え、片付けまで行うことができました。えっ!もういいの?なんて、心にもないことをおっしゃる方がおりましたが、これが限界です!と打ち切って、たっぷりと給水していただきました。
片付け

みなさん年々高齢化していくものの、こんな暑さでもちゃんと参加していただけるのですから本当にありがたいことです。また来月もお願いしますね〜

木陰で作業

  • 2019.07.12 Friday
  • 05:47
昨日は星置緑地の作業日。日差しはきついけれど、木陰に入ると風が心地よい天気でした。線路側に回るところでは、エゾニワトコが真っ赤な実をたくさん付けていました。今年は実付きがいいようです。
エゾニワトコ

林内に入ると、オオウバユリが咲き始めていましたが、ここでもまだほんの一部が開いている程度。ポプラ通と同じくらいでした。
オオウバユリ

タチギボウシがたくさん咲いているけれど、遠目には薄紫色の花かと思いきや、間近に見ると花冠の内側はこんな縞模様になっているのです。なかなか渋い色合いです。
タチギボウシ

バイケイソウは花が終わると急速に葉が傷み始め、立っていられなくなってバタバタと倒れていきます。これが木道に被さってくるので汚くて… この時期は木道の掃除に追われます。
バイケイソウ

参加者が集まり始めたので、ちょうど熟してバラバラになり始めた、ミズバショウのタネを見ていただきました。ドロドロした果肉に包まれたタネは意外と大きく、これが水に流れていって発芽していくのです。鉢で栽培した方によると、5年目で花が咲いたとか。
ミズバショウのタネ

長靴を履いてない方が多い女性陣には、木道に被さるバイケイソウやミズバショウの葉を落としながら、木道の清掃をお願いしました。
木道の清掃

男性陣は長靴を履いているので、湿地に下りてクサヨシの抜き取りを。クサヨシはこういうところに侵入すると、どんどん株を大きくして手に負えなくなってしまいます。今ならそんなに大きな株になっていないので、毎年場所を変えながら抜き取りを進めています。
クサヨシ抜き取り

クサヨシは在来種でもありますが、現在あちこちにはびこっているのは牧草由来の外来種なので、ここでは徹底的に抜き取っているのです。
クサヨシの山

参加人数は少なかったけれど、50分ほどの作業でかなりの抜き取りができたし、木道もすっかりきれいになりました。水分を取っていただいたあと、緑地内を一回りミニ観察会をやってからお開きに。毎度の参加お疲れさまでした〜
木道

草刈りと草抜き

  • 2019.07.05 Friday
  • 05:44
昨日は富丘西公園の作業日。公園に着いて保全区域を見ていくと、夜にパラッと来たようで草が濡れており、じめっと蒸し暑く感じました。高齢者が多いので、蒸し暑い日の作業は気を使います。スズランの保全区域では、ススキなどの高刈りを継続しているので、ススキはほとんど目立たなくなっています。
保全区域

奥の保全区域では、ちょうどスズサイコ(Cynanchum paniculatum)の花が開いてきました。この時間に開き始め、昼過ぎには閉じてしまうのです。学名も Vincetoxicum pycnostelma からすっかり変わってカモメヅル属に含められ、新分類体系ではガガイモ科が消滅してキョウチクトウ科に再編されています。う〜ん。
スズサイコ

覆い被さるススキやヨツバヒヨドリを整理していたら、首の辺りをしつこく攻撃してくる奴がいるので、素早く帽子ではたき落としたら、なんとクロスズメバチでした。足元の巣穴を踏んづけてしまったのかな… 一匹でよかったぁ。
クロスズメ

保全区域のあちこちに生えているシオデ(Smilax riparia)に花が咲いてきていたけれど、花はまばらだし、株も突っ立っているので、タチシオデ(Smilax nipponica)なのかなぁ?これもユリ科からサルトリイバラ科に変わっています。
シオデ

町内会長初め、いつものメンバーが参加してさっそく作業を。7月は、オオウバユリ生育地でのオオイタドリの刈り取りをまず行っています。かつての群生から見れば数は少なくなったけれど、小さな株も含めてまだたくさん生育しており、この刈り取りは欠かせない作業となっています。
刈り取り

30分の作業で、軽トラ1台くらいのオオイタドリを刈り取ることができました。以前に比べれば、か細い茎しかないので、ずいぶん楽になったけれど、なかなか根絶できないのが悩みです。
イタドリの山

みんなでスズラン保全区域に移動し、オオヨモギとオオアワダチソウの抜き取りを。先月の自然観察会の折に、木道から少し離れた所に、オオヨモギがずいぶんとはびこっているのに気付いたのです。木道側からだとスズランを踏みつけるので、裏側から攻めていきました。
ヨモギ抜き取り

こちらも約30分の作業で、こんなにたくさんのオオヨモギを抜き取ることができました。このような地道な作業の積み重ねで、なんとか貴重なスズランを維持できているわけですが、みなさん高齢化していくのが一番の心配事です。私もずっと続けることになるのでしょうか…(^^;)
ヨモギの山

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM