雨中の作業

  • 2020.09.11 Friday
  • 05:51
昨日は4時前から雨が降り始め、それを境に少し気温が下がりました。これからは最高気温も20℃台前半のようなので、あんな暑さからはようやく解放されたようです。昨日は星置緑地の作業日でしたが、朝から雨が降ったり止んだり。とりあえず準備万端整えて現地に行き、傘を差して緑地内の確認を行いました。
すると入ってすぐの木道脇に、2mほどのヤチダモの枯れ枝がグサリと刺さっていました。こんなのが人に当たったら大怪我ものです。先週の大風で倒木はなかったものの、かなりの落枝がありました。こういう時には入り口にロープを張って立ち入り禁止にするのですが、強風時には公園などに立ち入らないようにしましょうね。
落枝

雨が全然降らないわけではないけれど、あんな暑さが続いて風もかなり吹いているため、水分がどんどん奪われてしまい、緑地内はカラカラになっています。普段は湿っているのが当たり前なので、根の張りもそんなに広くないのでしょう。こんな乾燥が続くとたちまち干からびてしまい、ツルアジサイのほとんどが枯死寸前の状態に。ミズバショウは休眠中なのでなんともなさそうですが、エゾゴマナやオニシモツケなどは立ち枯れてきています。
ツルアジサイ

7月の作業の時に、一番奥のササに花が咲いていたので、そろそろ稔ってきたかな?と見に行きました。するとまばらながら、米より一回り小さいくらいのササの実が稔ってました。ササの開花周期は60年から120年と、情報によってえらく幅がありますが、とにかくめったにないことは確かです。終戦の年には東北地方で大規模な開花があり、秋にはみんな山に入って「笹麦」を集め、飢餓を回避したそうです。
ササの実

こんな雨降りにやってくる人はいないかと思いきや、10年以上参加し続けてくれているEさんが、完全装備でやって来ました。結局参加者は一人でしたが、別の用事もあって係全員やって来ていたため、にぎやかに作業を始めました。
初めの挨拶

強風で落下した枝を片付けながら、スゲ群落に移行させた湿地内に残っているアシを抜き取っていきました。初めの頃は向こうが全く見えないほどアシが密生していたのですが、根気よく刈り取りを進めていくにつれ、草丈の低いカサスゲ群落に移行できたものです。
作業

もう1ヶ所、クサヨシがたくさん生えているエリアでの抜き取りも進めました。雨は降ったり止んだりで、ひどい雨降りにならずよかったです。草を抜くと土の中はからっからに乾いており、植物が干からびるはずです。
クサヨシの抜き取り

人数は少なかったものの、けっこうな作業量をこなすことができました。終わって水分を取っていただいていると、ヤブ蚊がわんわん湧いてきたのでさっそく解散。Eさん本当にありがとうございました。
成果

このあとポンプを稼働してもらい、いったん緑地内に水を張ってもらうことに。十数年ここに関わってきましたが、こんなことは初めてで、気候変動の影響を感じてしまいました。

強風下の作業

  • 2020.09.04 Friday
  • 05:50
台風9号は、朝鮮半島に上陸して温帯低気圧になりましたが、吸い上げる南風によってフェーン現象を引き起こしました。道内はそれほど気温は上がらなかったものの風は強く、湿度が高くまた蒸し蒸しに。来週は10号が同じコースでやってくるので、また同じことが起きるのでしょうか。

昨日は富丘西公園の作業日。緑地に着くと強風で木の葉や小枝が落ちてきて、林内には入らない方がよさそうです。ススキやハギが大揺れになっている中に、私の大好きなシラヤマギクが咲いていました。
シラヤマギク

作業はオオアワダチソウの抜き取りなので、念のため見本を取っておきました。右が在来種のアキノキリンソウ、左がもう花の終わっているオオアワダチソウです。問題は真ん中のアワダチソウで、茎や葉に細毛が密生していることから、誰もがセイタカアワダチソウとしていたけれど、実はこれが間違いで、正確にはケカナダアキノキリンソウであることが今春分かったのです。これはまた別途報告しなければなりませんが、面倒なのでセイタカアワダチソウとしておきます。
アワダチソウ

時間近くになると続々と地域の方たちが集まって来ました。いつものメンバーだけど、どんな天気でもちゃんと参加していただき、本当に頭が下がります。ささっとソーシャルディスタンスを取ってくれました。
開始の挨拶

場所によってはススキの草高が2m近くになっているところもあり、その中に生えているオオアワダチソウやオオヨモギ、それらに絡まっているヤブガラシなどを抜き取っていきました。今年着任した係長が、みなさんの正確な作業にびっくりしていましたが、これだけ確実に作業できるボランティアが他にいるでしょうか。
抜き取り

近くの保育園から、2歳児くらいのちびちゃんたちがやって来て、木道の上でうろちょろ始め、場がすっかりなごみました。どうしても孫たちとダブってしまいます。
ちびちゃん

一画に最近増えてきた宿根フロックスも、しっかりと抜いてもらいました。周りに住宅が貼り付いているため、ゴミ捨てによる園芸種の逸出が非常に増えてきています。
宿根フロックス

一時間ほどの作業で、かなりの抜き取りができました。なかなか根絶することはできませんが、抜き取りをやらなかったら一面びっしりアワダチソウになってしまうので、根気よく続けていかなければなりません。みなさんお疲れさまでした。
成果

次の現場に移動しようと高台線に下りていくと、街路樹のナナカマドが強風で倒れていました。広い道路に車を止めて確認にいくと、幹に腐朽が入っていて、そこから折れていました。さっそく土木センターに連絡しておきましたが、倒れた向きがよく交通障害にならなくてよかったです。
風倒木

木陰での作業

  • 2020.08.14 Friday
  • 05:51
昨日は星置緑地の作業日でしたが、まず向かったのは稲穂ひだまり公園。毎年7月にウルシ抜きの作業を一人でやっているのですが、完全に失念してやっていなかったのです。カタクリの保全区域では、年々ツタウルシがはびこってくるので、10年くらい前からこの時期に抜き取りをやっていきました。私はウルシにはかなり強いけれど、長袖でゴム手袋をはめ、フェイスガードを付けての実施です。
ウルシ抜き

毎年20〜30屬らいの抜き取りにより、カタクリの生えているところはだいたい抜いてしまいました。抜いたつるを積み上げていったので、ウルシ塚になっておりますが。
ウルシ塚

薄暗い林床のところどころに木もれ日が差し込み、真っ赤に色付いたナニワズの果実が怪しく輝いていました。美味しそうに見えるけれど、いろんな本には「恐ろしく辛くて有毒植物」とされているようです。
ナニワズ

それから星置緑地に移動し、緑地内の下見を。一番目だったのはドクゼリくらいで、内部にはほとんど花が残っていませんでした。
ドクゼリ

中に入ってその理由が分かりました。先日の強風でキツリフネなどの草はすべてなぎ倒されてしまい、オオウバユリの花茎もほとんど倒れていました。至るところにヤチダモの枝が落下して、2年前の台風被害を思い出してしまいました。けっこう地面に突き刺さっているものがあり、この枝は長さが7〜8m、地面に突き刺さった衝撃でボッキリ折れていました。人的物的被害がなくてなによりです。
落枝

作業への参加者はわずかに二人。「コロナ禍+暑さ+お盆」が重なったようです。第1木曜が富丘西公園、第2木曜が星置緑地と決めているため、何年かに一度お盆に重なってしまうのです。でも二人来ていただいたのですから、ありがたいことです。
参加者

風が吹いて少ししのぎやすくなったとはいえ、日向での作業は大変なので、落枝の処理をやっていただくことにしました。2年前にやっているので参加者はどんどんやってくれましたが、市の職員はなかなか要領が分からず、ノコの使い方から教えなければならない始末。そんなことは役所では教えてくれませんからねぇ。
ノコの使い方

みなさんのがんばりで、木道から見える範囲の落枝はきれいに片付きました。園外に運び出すとゴミになってしまうので、支障のないところに積み上げています。2年前に積んだ山がまだ残っていたので、それに積み上げてかなりの山になりました。5年もすれば自然に還ってていくことでしょう。
スタック

汗だくの作業

  • 2020.08.07 Friday
  • 05:43
昨日は富丘西公園の作業日。7月は雨の中での作業になってしまったけれど、今回もぎりぎりまで雨の予報。どうなることやらと向かいましたが、今にも落ちてきそうな空模様でした。でもひどく蒸し暑いので、軽めの作業にしなければ、高齢者中心なので厳しいかと。

保全区域ではススキの穂がなびき、エゾヤマハギの花がとてもいい感じで咲いていました。エゾヤマハギは花期が短いけれど、花そのものはとても品があります。草冠に秋と書いて、萩という国字を作った先達のセンスが偲ばれます。
エゾヤマハギ

一番目立ったのはツリガネニンジンでしょう。あちこちでたくさんの花を咲かせていますが、残念ながら花茎が弱く、すぐに倒れてだらしなくなってしまうのが玉にきずです。根がチョウセンニンジンによく似ているのでこの名があり、実際に漢方薬としても使われますが、チョウセンニンジンのような薬効はないそうです。
ツリガネニンジン

アキカラマツもたくさん咲いています。他のカラマツソウがよく目立つ白い花糸を持っているのに対し、本種は黄色い葯がブラブラしているだけなので地味な感じを受けてしまいます。
アキカラマツ

こんな蒸し蒸しとした天気でも、12名もの参加者がありました。熱中症の危険性があるのでマスクははずしてもいいですよ〜とお願いしても、何名かはずっと付けていました。ささっとソーシャルディスタンスを取れるところなどもさすがですねぇ。
挨拶

軽めの作業にしようと、木道に被さる草の刈り取りをお願いしました。せっかく花が咲いても、散歩で歩く人が邪魔なものは茎を折ってしまうので、折れた茎がブラブラしていて見苦しいのです。なので木道にかかるものはバッサリと刈り取って、際のものをうまく残すように作業をやっていただきました。
刈り取り

こういう作業は毎年やっていて慣れているものだから、刈り取られた様子がほとんど分からないくらい、うまく仕上げてくれました。いろんな花が、ちゃんと間近に楽しめるようになっています。
刈り取り前 刈り取り後

奥の保全区域では、増えすぎたヨツバヒヨドリを刈り取り、はびこり始めたクズもていねいに刈り取りました。さすがにみなさん汗だくになってしまいましたが、ちゃんと水分を取っていただき、刈り取られた草の山を入れて記念撮影を。いつもながら本当にお疲れさまでした〜
記念撮影

木陰での作業

  • 2020.07.10 Friday
  • 05:07
ようやく雨が上がり、強い日差しが戻ってきました。昨日は星置緑地の作業日。日向は少し蒸していましたが、緑地内に入るとひんやりと涼しく、日陰での作業とすることにしました。この時期の見どころになるタチギボウシが咲いていますが、その数が例年よりも少なく、毎年咲いていた株も葉っぱばかりで、何があったのでしょうか。
タチギボウシ

ここでもオオウバユリの開花が例年より遅れており、一番開いている株でもこの程度。例年だとちらほら咲いているのですが。
オオウバユリ

ここにはツリフネソウがなく、キツリフネが部分的に生えています。ホウセンカやインパチェンスの仲間だけに、寒冷地らしからぬ姿をして、不思議な存在感です。
キツリフネ

北西角にある入り口付近では、クマイザサにびっしりと花が咲いていました。こんなに密に花が咲くのも珍しいくらい。ササはイネ科なので、秋には米のような実が稔るのを楽しみにしていましょう。かなり広範囲に開花しているので、このクローンは一気に枯れてしまいます。
ササの花

昨日の参加者はいつもの6名。今年はコロナ禍もあって、コアなメンバーに固定されてしまったようです。でもみなさん慣れている方ばかりなので、作業はどんどんはかどります。緑地内部にまだ点在しているクサヨシを徹底的に抜き取っていきました。
クサヨシ抜き

クサヨシはわが国に自生しているものもあるけれど、現在繁茂しているものは牧草由来の外来種がほとんどだと思います。これがはびこると他の植物を被圧してしまうので、ここでは徹底的に抜き取ってきました。もう少しで根絶できそうなところまで来ています。
抜き取り

この二人は、わざわざJRに乗って参加してくれるので、長靴までは持ってきておりません。今回は木道に倒れかかっているバイケイソウの枯れた茎を片付けながら、木道の清掃をお願いしておきました。
木道の清掃

作業を終えると、真ん中の広場で水分補給をしていただきます。ここはほとんどがヤチダモの純林なので下枝がなく、樹高が20m近くの、スカッと開いた空間が広がります。さいわいヤブ蚊もほとんどおらず、気持ちよくクールダウンができました。
一服

雨中の作業

  • 2020.07.03 Friday
  • 05:42
昨日は富丘西公園の作業日。10時から12時の間は曇りマークだったので、なんとかなるかな?と向かいましたが、宮の沢を過ぎる頃からしとしと雨になってしまいました。カッパに着替えて今日の現場確認へ。オオウバユリのつぼみが一層膨らみ、今年はたくさんの花が咲きそうな気配でした。春先から2回もイタドリを刈り取ったので、伸び伸びと育ってきたようです。
オオウバユリ

昨年の様子はこんな状態でした。葉がほとんどイタドリの株に被圧され、蕾だけがかろうじて葉の上に出ているくらいでしたから、今年の状態はかなりよくなっているはずです。
昨年の様子

園内を一回りして、奥の保全区域に行って見ると、スズサイコの花が水滴で折れ曲がりそうになっているけれど、ちゃんと花が咲いてました。午前中しか開かない花だけど、雨が降っても開くようです。
スズサイコ

こんな天気では、様子を見に来る方が2〜3人いるかな?と覚悟していたら、ちゃんと完全武装して8人も集まって来ました。今年初めての作業になったので、待ちかねていたようです。
集合

カマを持ってオオウバユリの保全区域まで下りていき、春からのイタドリの刈り取りについて説明したのち、再度発生しているイタドリを刈り取っていただきました。オオウバユリがよく見えるし、再発生したイタドリは細いものばかりなので、かなり早く片付きました。
刈り取り作業

刈り取ったイタドリの山は、例年の1/3もあるかどうか。来年からはこのやり方で進めたいです。
草の山

そんなに強い雨ではなかったので、スズランの保全区域を通りながら、木道近くにあるオオアワダチソウやオオヨモギを抜き取っていただきました。かなり数は少なくなっているようです。
ヨモギ抜き

野生植物の保全は、地道な作業の積み重ねの上にやっと成り立っていくものですが、地域の方たちの強い思いがこれだけこもっている取り組みも珍しいでしょう。こんな天気でもしっかりと作業していただいたことに、心より感謝したいです。

現場の段取り

  • 2020.06.27 Saturday
  • 05:43
まだ札幌におります。昨日は早起きして6時半に事務所に下り、持ち物のチェックをしながらパッキングして、9時半に用意万端整いました。10時に出発予定でしたが、10分前に連絡が来て渡航中止に・・・(>_<) 昨年から元請けの会社が替わり、海の仕事の経験がほとんどないため、船が出せるかの判断がうまくいかないのです。私は30年も通い続けてきているので、あれこれ口出ししたいのをグッと押さえておりますが・・・これでは船は出せないですぅ。

波浪予測
  (国際気象海洋株式会社HPから拝借…m(__)m)

またいつ呼び出しがかかるか分からないので、荷物はパッキングしたままにし、来週の現場の段取りを。ヘタをすると前日の夜に帰っていきなりイベントになると、なにをやればよいのか的確な指示ができずに、参加者にも迷惑がかかりかねませんから。場所は富丘西公園のオオウバユリ保全区域。現場に向かって歩いて行くと、あちこちでノイバラが満開になっていました。ここは陽当たりがよくないので、開花が少し遅いようです。
ノイバラ

オオイタドリに覆われて衰退してしまったオオウバユリ群落を、なんとか復活させたいと毎年刈り取りを続けてきましたが、今一つ大きく環境改善ができません。もっとしつこく刈り取ってみようと、今年はコロナ禍でイベントがすべて中止になったのを幸いに、5月の中旬と下旬の2回、試験的に刈り取ってみたのです。(赤線の右側部分)
刈り取り跡

例年7月初めに刈り取りに入る時には、オオウバユリの開花株すらイタドリの葉に隠れてしまい、刈り取りを進めて行くと、ここにもあったぞ!という案配。それが既に2回も刈り取られたので、大きなイタドリの株もまばらにある程度。劇的に環境が変わっていました。
開花株

問題なのは、未開花の小さな個体がオオイタドリに被圧され、今一つ数を増やせていなかったことから、このように各世代の個体にしっかりと日照が当たることにより、充実した株になることが期待できます。来年からこのような作業内容に組み替えられるか、現況を見ていただこうと思います。
未開花株

刈り取ったり根茎まで抜き取ったイタドリを山に積み上げておいたら、そこにエゾマイマイが無数に集まって、枯れた葉を食べている様子。こんなに集まるとちょっと気味悪いですが、物質循環の仕組みもちゃんと機能しているようです。
エゾマイマイ

高台線寄りのこの一角は、かつて地主さんの家があったところです。スモモと共に植えられたクリの木がありますが、その芽がほとんど真っ赤に膨れあがっています。これはクリタマバチが新芽に卵を産み付けることにより、虫こぶ(ゴール−gall)になってしまうもので、こうなると新芽が伸びることができないばかりか、実も生らなくなってしまいます。もともとは中国大陸の害虫だったものを、出征兵士が苗木をみやげに持ち帰ったことから広まった害虫とのこと。農薬が効かないので、とても厄介な害虫なのです。
クリタマバチ

星置緑地で作業

  • 2020.06.12 Friday
  • 05:52
手稲の3公園では、自然観察会はすべて中止になったけれど、作業の方は解禁されたので、まずは星置緑地から。歩道脇の草はかなり伸びているけれど、湿地内のヤナギトラノオが見ごろになっていました。三対の花房が90度ずれて付くという不思議さです。
ヤナギトラノオ

木道を一回り歩いてチェックしていくと、バイケイソウが終わるのに入れ替わってオニシモツケやチシマアザミが咲き始めていました。やはり春の花から夏の花へ、花暦は確実に進んでいます。
チシマアザミ

ここにはツルアジサイはたくさんあるものの、花を間近に見られるのは歩専道側入り口のこの木だけでしょうか。毎年のことながら、この株の装飾花はあんまりたくさん着いてくれません。個性があるのでしょう。
ツルアジサイ

天気も悪いので、そんなにたくさんの参加者は来ないだろうと、市営住宅側の草刈りだけに絞ることにしました。ここでは外来種だけを抜き取りながら、少しずつ在来種に入れ替えてきています。みなさん久しぶりなので、抜き取り対象となる外来種を確認できるよう、一通り抜いておきました。左から、フランスギク、ハルジオン、ヒメジョオン、カモガヤ、シロツメクサ、アカツメクサ、ヒメスイバ、ブタナ、クサヨシ、エゾノギシギシ、ゴボウ、ワスレナグサです。
抜き取り対象種

参加者は4名でしたが、ベテランの方ばかりなので安心です。一通り抜き取り対象を確認してから、ソーシャルディスタンスを確保してもらいながら、一斉に抜き取りを始めました。
ソーシャルディスタンス

入り口より左側は、外来種の数がかなり少なくなってきているので、作業はどんどんはかどります。距離は倍以上あるけれど、時間は半分以下で片付きました。
作業

終わり近くになってパラパラと雨が降り始めましたが、作業は予定していた分はきちんと完了。晴れ女が参加してくれるといつもこんな感じになるのです。来月はもっとたくさん参加してくれるでしょうといいながら、お開きになりました。
完成形

スズランの調査

  • 2020.06.04 Thursday
  • 05:53
昨日は富丘西公園でスズランの調査を。例年は、自然観察会が終わってから午後に調査をやっていましたが、今年はコロナのために中止に。でも今年は中止になってよかった。というのは、ここ数年スズランを初めとする野生植物の花が早く咲き進み、全然見るものがなくなってしまったために、一週早めて24日に予定しました。今年はそれだとほとんど咲いていなかったのです。自然相手の仕事はなかなかうまくいかないものです。
調査は、1m×1mの方形枠を設置し、その中にあるスズランの株数と葉の数、開花の有無を調べるのです。気温が上がって汗がしたたり落ち、ずっとかがんでの仕事はなかなか大変でした。
方形区

スズランを見に来る方が結構いて、これから咲くのですか?今が満開ですか?どこで咲いてるのですか?とかいろいろと聞かれました。確かに木道の上から見れば、葉っぱしか見えないですからねぇ…(^^;) でも花の香りはかなり強く、甘い香りをかぎながらの調査となりました。
スズラン

生育エリアの調査もやるので、そちらを調べてもらっている間に、最近はびこり始めたフキの抜き取りを行いました。保全区域では、外来の帰化植物はもちろんのこと、オオヨモギやアキタブキのような大型草本も抜き取り対象にしています。
アキタブキ

とはいえ、このようなオオアマドコロやハエドクソウ、ヨツバヒヨドリなどもかなりはびこってきています。どれを抜いてどれを残すのか、なにが正解なのか分からない判断を常に迫られるのが「順応的管理」の難しいところです。
オオアマドコロ

調査の合間をぬって、保全区域内のアキタブキはとりあえずすべて抜き取りました。とはいえ、きれいに根茎まで抜けるのは全体の1/3程度。残りは付け根からちぎれてしまうので、しつこく抜き取りを進めるしかありません。
抜き取り

毎年追跡調査を続けている永久方形区4個と、ランダムに設置する方形区を14ヶ所調査して、かなりよれよれになってしまいましたが、なんとか昼過ぎに調査完了。スズランは圧倒的に2枚葉の個体が占めていて、1枚葉はほんの数%しかありません。ところが今回の調査では、3枚葉が2個体ありました。なかなか珍しいのです。
3枚葉

奥の保全区域では、スズランに混じってクゲヌマランがちらほら咲いていました。昔はもっとたくさんあったのに、最近はかなり珍しくなってしまいました。ギンランによく似て、距がないのが特徴で、神奈川県の鵠沼で最初に確認されたのでこの名があります。
クゲヌマラン

こちらでも生育エリア調査をやっている間、ここには抜き取るフキがないので、何か生えていないか今まで一度も入ったことのない場所にもぐり込みました。そうしたら、民地との境界のフェンスに沿って数株のオオヤマオダマキが!先日のポプラ通に続いて、こんな市街地内で見つかるとは。いろんな現場を歩いていると、珍しいものに出会うものです。
オオヤマオダマキ

カタクリも満開に

  • 2020.05.01 Friday
  • 05:48
札幌にもようやく桜前線が到着したようです。連日寒くてぐずついた天気が続いていたのに、昨日は朝からピーカンに晴れ渡り、気温がぐんぐん上がりました。札幌の最高気温は20.9℃まで上がったそうです。円山近辺のエゾヤマザクラはほとんど満開になっており、近くの街区公園では母子がマスクをして花見をしていました。
エゾヤマザクラ満開

昨日は稲穂ひだまり公園でカタクリの調査。10年前にも一度やっているのですが、保全区域に何株くらい生育しているのだろうか?調査をするものです。カタクリも満開をやや過ぎるくらいの咲きっぷりで、強い日差しを浴び、むせかえるようなカーペットに。陽気に誘われて、近所のお年寄りや花好きがちらほらと訪れてました。
カタクリ満開

株数を数えるといっても、すべての株を数えていくわけにはいかないので、1m×1mの方形区を設定し、その中の数を数えて面積で割り返すようにしています。調査区のばらつきがないように、真ん中に測線を設定し、その左右に均等に配置することにしました。
測線

1m×1mの中に、多い所では100株以上も生えているので、それを一つずつ間違えないように数えるのは大変です。
1m方形区

方形枠の真ん中に水糸を張っているので、50cm×50cmの区画内であれば、見落としやダブリがなく数えることができるのです。
1/4調査区

葉の数と開花の有無、葉の大きさを一つずつ確認し、2枚開花、1枚大、2枚未開花、1枚小などと大きな声で読み上げて調査票に記録いきます。2時間しゃべりっぱなしで、さすがに声が枯れてしまいましたが…(^^;) さて集計するとどんなことになっていることでしょう。
読み上げ

方形区調査を終えてから、播種(はしゅ)試験区の確認を。昨年タネを播いたところでは、ネギのような細い葉をしたカタクリの赤ちゃんがツンツン芽を出していました。たくさん播いたはずなのに、発芽してくるのはわずかな数しかありません。アリが運ぶようにうまくいかないものです。
一年目

2年前に播いたところでは、葉が少し丸みを帯びて来ています。カタクリの生育期間はほんの1ヶ月半くらいなので、毎年少しずつ栄養を溜め込み、7〜8年かけてようやく開花株になるのです。かつてはほんの少ししかなかった場所がこんな花畑になるには、そのような営みが繰り返された結果なのです。
2年目

雨の中の作業

  • 2020.04.28 Tuesday
  • 05:51
相変わらず気温が低く、不安定な天気が続きます。昨日はまず星置緑地へ。既にミズバショウの花はほとんど終わっており、見に来た人からこれから咲くの?なんて聞かれてしまいました。
星置緑地

ミズバショウの生育調査まで手が回らないので、いつものH氏に頼んでおり、進み具合を確認しておきました。時折雨が降るので難航してましたが、なんとか目途が立ちそうなのでなにより。風が舞って飛ばされてくるのか、緑地内にあんまりゴミが目立つものだから、湿地内のゴミを拾っていると、珍しく3枚の花被片を持ったコジマエンレイソウがありました。
コジマエンレイソウ

一番水が深いところに空き缶が浮いているので拾いにいったら、ヤチダモの根元にカモの巣が。近寄ったから逃げたしたのかもしれないので、あわてて引き上げましたが、ここはカラスが多いせいか、ヒナが育ったのを見たことがありません。無事に育ちますように。
カモの卵

富丘西公園に移動していると、予報通り大粒の雨がバラバラ降り始めてしまいました。本来は29日に実施予定の住民参加による作業が中止になってしまったので、手稲区の担当と維持業者により作業をすることに。
富丘西公園

スズランの保全区域には、環境が改善されるにつれて牧草の一種であるカモガヤが増えてしまい、初夏には花粉が一面に舞ってひどいことになってしまいました。カモガヤは低茎のスズランとは完全に競合するため、スズランの芽が伸びていないこの時期に抜き取りを進めてきたのです。
カモガヤ

結構な雨降りになってしまいましたが、みなさん黙々とカモガヤを抜いてくれたので、かなりの成果がありました。もう10年続けているので、保全区域からはほぼ根絶できるところまできたようです。
抜き取り

集めてみると結構な量になりました。カモガヤやオオアワダチソウなどの外来種の駆除はほぼ目途が立ってきているので、あとはススキやオオヨモギなどの高茎草本などの対策に力を入れなければならないようです。
草の山

3公園で花見

  • 2020.04.23 Thursday
  • 05:46
今朝起きると、屋根の上や道端が白くなっていました。路面は濡れていたので、行けるところまで行ってみようと上っていくと、盤渓峠手前のお寺さんあたりから向こうは完全な冬景色。ずっと路面は濡れたままだったので、無事に盤渓までたどり着けましたが、車は凍っているのか濡れているのか分からないのか、恐る恐る徐行して走ってました。今年のなごり雪になるでしょうか。

新型コロナの影響で、手稲区の仕事も大きく影響を受け、春の観察会3つがすべて中止になってしまいました。その分が減額になるのかと思ったら、代わりにあれこれやっておきたい仕事があるのでとありがたいお言葉。打合せの前に、3公園を一通り見てきました。富丘西公園は一番雪解けが遅いので、まだほとんど芽吹いておりませんが、先週発見してセリバオウレンを見に行くと、もうほとんど花が終わっていました。よくもまぁこんなヤブの中で、ほんの一瞬で終わってしまうこの花に出会えたものだと、改めて感心しました。
セリバオウレン

駐車場の南側では、一面ニオイスミレが満開に。10年くらい前にはほんのわずかだったのに、いつの間にやら猛烈に増えてきているようです。ポプラ通では恐ろしいことになっていそうです…
ニオイスミレ

次いで向かったのは稲穂ひだまり公園。昼時だったせいか、人っ子一人いなくて、カタクリだけがピンクのカーペットを作っていました。ここの自然観察会は29日の予定だったので、完全に終わってしまっているところでした。
稲穂ひだまり公園

もう過密なくらい増えているので、タネを取っては生えていないところに播いてきているのですが、こちらはなかなか増えてくれません。アリが運ばないとだめということでもなかろうに。
カタクリ

最後に星置緑地に行くと、場所によってはミズバショウの花が終わりかけで、見物に来た人から「どこにミズバショウがあるの?」と聞かれてしまいました。葉がどんどん大きくなるので、すぐに花が隠れてしまいます。
ミズバショウ

入れ替わるように満開になっているのがエゾノリュウキンカ。奥の方ではちょっと増えすぎなくらいもりもりと押しくら饅頭状態になっています。木道と歩専道に挟まれたこのエリアは、かつては一面ササに覆われていたけれど、3年がかりでみんなとササを刈ったおかげで、見通しもよくなり、たくさんのエゾノリュウキンカが楽しめるようになりました。
エゾノリュウキンカ

昨年ササ刈りを行ったハンノキの周辺では、こんなにたくさん生えていたんだと、びっくりするほどのキクザキイチゲの群落が。ロープ柵越しになるのがもったいないけれど、なかなか見ものの群落です。
キクザキイチゲ

その中に、一株だけピンクの花のキクザキイチゲがありました。ピンクといっても薄い紫でしょうが、なかなかいい色で嬉しくなりました。
ピンク花

このような野生の花を見て歩けば、コロナのことなんかきれいさっぱり忘れてしまうことができるので、引き籠もらないで身近な自然を探しに出かけてもいいのではないでしょうか。

セリバオウレン

  • 2020.04.15 Wednesday
  • 05:57
昨日も晴れてはいるけれど、風がとっても冷たい一日でした。予報ではこんな天気が木曜まで続くそう。4月半ばなので、これが本来の天気なんでしょうが。昨日は午後から富丘西公園に。これまでスズランの生育数や開花数を毎年調査してきてますが、調査のための永久方形区を4つずつ3箇所に設置していました。ところが、ハギやコマユミなどの木本類や、オオアマドコロなどの勢力の強い植物に侵略されてしまい、2箇所の調査を放棄してしまいました。このため杭を撤去しなければならないのです。
杭の撤去

1区4本×4区×2箇所なので、計32本の杭を抜いてきました。駐車場寄りの調査区では、すぐ横までニオイスミレが繁殖しており、もうたくさんの花を咲かせていました。いずれ抜き取りをしなければ、スズランの保全区域に侵入してきそうです。
ニオイスミレ

意外と早く片付いたので、林内を一回り散策することに。ここは雪解けが遅いので、目立つのはナニワズばかりです。ここのナニワズはほとんど実が生るので、あちこちにたくさんの株があります。見たところほとんどの花が両性花になっているようです。
ナニワズ

植樹されたヤマモミジの株にくっついてきたキクザキイチゲが、ようやく花を開き始めました。ここの株の様子は、星置緑地とも余市に生えているのとも様子が違うので、微妙に産地間での形質の違いがあるようです。
キクザキイチゲ

今まで入ったことのない、コマユミのヤブになっている中を難儀しながら歩いて行くと、落ち葉の中から真っ白な花が。今頃咲くこんな白い花といえば、オウレンの仲間がまず思い浮かんだけれど、ミツバオウレンは牧野植物園で見たのとは違うし、キクバオウレンは道南までしか分布していないはずだなぁ…?
オウレン

少し離れた所に常緑の葉が広がっており、やっぱりミツバオウレンでもキクバオウレンでもないなぁ…
葉っぱ

戻って図鑑を調べて見ると、この葉の特徴からキクバオウレンの変種であるセリバオウレン(Coptis japonca var.dissecta)ということに。でも分布は本州と四国になってるぞ?原松次さんの「札幌の植物」を確認すると、ちゃんと富丘と野幌森林公園でセリバオウレンが記載されていました。なんでここにこんなものが生えているのかなぁ…?薬草だから昔誰かが持ち込んだのかなぁ?こんなきれいな花に出会えて、ちょっと嬉しくなりました。
雄性花

大掃除

  • 2020.04.10 Friday
  • 05:51
朝はみぞれで真っ白になっていたけれど、町まで下りると雪のかけらもなく、少しずつ日が差し始めました。昨日は星置緑地の大掃除。観察会は中止になったけれど、ミズバショウなどを見に来るお客さんを気持ちよくお迎えできるよう、毎年雪解け後に緑地内の大掃除をやっています。
サイン

観察会は19日の予定でしたが、ミズバショウは今週末がちょうど見ごろかも。このあと葉っぱがどんどん大きくなっていくために、葉に隠れてあまり見栄えがしないのです。
ミズバショウ

昨年あたりから、ミズバショウの株をつつきまくって荒らされる被害がかなり出ています。ここはカラスのねぐらになっているため、多分カラスの仕業だと思うのですが、なんでこんないたずらをするのかなぁ…
いたずら

エゾノリュウキンカは、一株だけが花を開いてきていました。このところ低温傾向が続いているので、なかなか花が開いてきません。キクザキイチゲはほぼ満開ですが、日差しがある時でないと花が開かないので、晴れの日にどうぞ。
エゾノリュウキンカ

さすがにコロナの影響か、常連さんにも不参加が目立ちましたが、事務局を併せると十数名の参加で大掃除を行うことができました。一番大きな広場の真上にねぐらがあるため、ここの汚れが毎年ひどいのですが、今年はそれでもかなりきれいな方でした。デッキブラシでゴシゴシこすると、たちまちきれいになっていきました。
大掃除

3つの広場のベンチや手すりをきれいにし、汚れを洗い流すとさっぱりときれいになりました。ここまで40分くらいしかかからなかったので、ミニ観察会をやることに。
ピカピカに

ゴミ拾い班もがんばって拾ってくれ、久しぶりに大袋に4つもゴミが集まりました。作業の方は今年も淡々と進める予定ですので、またよろしく〜とお願いして解散しました。
お疲れさま

掃除あとを見に行くと、様子を見に来た方たちが、やっぱり今年は早く咲いてるよ!と言いながら、きれいになった木道を散策していました。三密とは無縁の世界なので、気持ちのいい空間で植物を楽しんでいただきたいと思います。
広場

星置緑地

  • 2020.04.04 Saturday
  • 05:51
昨日は手稲区との打合せの前に、星置緑地を見てきました。例年4月の初めに下見に行くのですが、3年前は雪の山で中に入れなかったくらいだったのに、この2年は一転して雪がほとんど消えていました。今年も同様に雪がなく、ミズバショウが咲いているかと思ったけれど、意外とまだつぼみのままでした。毎年カモが営巣するけれど、必ずカラスにやられて子どもが育ったのを見たことがありません。
カモの番

西側の方で、ゴンゴンと重低音が響いてくるので、クマゲラかっ!と、そろそろ進んでいきました。そうしたら、枯れたヤチダモの幹をアカゲラがつついていました。枯れてうろにでもなっていたのでしょう。びっくりしたなぁ。
アカゲラ

西側のササの中にあるミズバショウは、完全に咲いていました。水に漬かっていないので、地温が高いのでしょうか。
ミズバショウ

この辺りに多いエゾノリュウキンカも、ようやく眠りから覚めた程度。でも来週から最低気温があまり下がらなくなるので、メキメキと大きくなって来そうです。
エゾノリュウキンカ

歩専道近くに群生しているキクザキイチゲが、暖かい日差しを浴びて花が開き始めてきました。白花は平開するけれど、紫花はこのくらいしか開かないのはなぜなの?
キクザキイチゲ

歩専道入り口にあるツノハシバミも、今が満開。右側の真っ赤な雌しべが開いているのが雌花で、左に長く尾状花序を垂らしているのが雄花です。いまいちたくさん実が生らないけれど、とっくり型の実がなるのを毎年楽しみにしています。
ツノハシバミ

星置駅寄りの角の部分にあるハンノキの足元は、昨年秋にがんばってササ刈りをしたところ。一度も手がかかっていないところは、ササ刈りもかなり大変でしたが、きれいさっぱりなくなっています。
ササ刈り跡

どうなったかな?と回って行くと、なんとハンノキの足元にキクザキイチゲが満開になっていました。えっ!こんなに群生していたのかとびっくりです。厚いササに隠れて全く見えなかったのです。これはみなさんも喜んでくれるだろうと、嬉しくなってしまいました。
満開のイチゲ

それから土木センターに行って打合せ。覚悟はしていたけれど、毎年3公園でやっている春の自然観察会はすべて中止になってしまいました。作業は通常通り実施できるのでホッとしましたが、本当にコロナに振り回される一年となりましたねぇ… 花はちゃんと咲いて来ますので、ぜひご覧になって下さい〜

今年最後の打合せ

  • 2019.12.26 Thursday
  • 05:56
昨日は午後から打合せがあったので、朝早くから事務所に下りてぎりぎりまで粘り、なんとか報告書をまとめることが出来ました。旧5号からずっと道路は乾いていましたが、宮の沢あたりまで来ると、両脇は真っ白になってきます。すいすい走れるため早く着きすぎてしまうので、富丘西公園に寄り道を。入り口の案内看板がぼろぼろだったので造り替えることになり、表記でアドバイスしたものが完成してました。スズランの群生地は、「市内最大規模の群生地です」とありますが、「市内最大の群生地です」と言い切ってもよかったかなぁ。
案内看板

ふと近くの木を見ると、樹名板が木の股に食い込んでいました。この時期でないと気がつかないものです。右側のスプリングは幹に取り込まれてしまっており、板もメキメキと食われていてびくともしません。来春業者にとってもらわなくては。
樹名板

さすがに真っ白だけど、積もっているほどでもなく、木道の上を普通に歩いているようです。ずっと寒いから凍り付くこともなく、年の瀬とは思えない風景でした。
保全区域

よく見ると、最後の大掃除で刈り取りができなかった部分は、すぐに業者に刈り取ってもらうはずだったのに、そのまんま放置されていました。これでは来年困るので、雪が融けたらすぐに掃除してもらわなくては。
刈り残し

星置緑地に行くと、まだ行事案内が貼りっぱなし。秋口はバタバタしてしまうので、ついこんなところまで目が行き届かないのでしょうねぇ。
星置緑地

こちらの雪も10cm以下。海に近い分もう少し積もっているのかと思ったけれど。意外と降っていないのですね。雪雲はもう少し北寄りに吹き込んでいるようです。
雪模様

わずかな雪の中から、ミズバショウの芽が顔を覗かせていました。このくらいの寒さでは傷まないけれど、早く雪の布団を掛けてやりたいですねぇ。
ミズバショウ

無事に最後の打合せを済ませて、少し気が楽になって事務所に戻ってきました。このあたりには全く雪が消えているので、町中がひどくほこりっぽくなっています。今年初めて市内の積雪深を見てみると、北や東は10cm弱、その他の区は2〜3cm程度、南区だけが0cmになっていました。ここのすぐ近くにある管区気象台はやはり0cmで、ほこりが舞うまま正月になってしまうのかと思ったら、夜半からさらっと積もって、一応白い世界になりました。バラももちろん、余市のワインブドウも心配が続きます。早くどっさり積もってほしいです〜
積雪

午後も大掃除

  • 2019.10.22 Tuesday
  • 05:52
日曜の午後からは、稲穂ひだまり公園の大掃除もやりました。カタクリの保全区域では、当初は一面覆っていたササの刈取りや、厚く地面を覆っていたリター(堆積物)の除去などを進めた結果、劇的にカタクリの個体が増加し、一面ピンクに染まるほどに。このため最近は、秋の大掃除といってもそれほど作業のボリュウムがなく、それに連れて参加者も少なくなってきました。

富丘西公園の作業を終えて昼食を取り、稲穂ひだまり公園の保全区域に着くと、ドアを開けられないくらいの雪虫の大群が。日陰だとわりと少ないので、なんとか外に出たもののびっくりするほどの量でした。富丘西公園とそれほど離れていないのに、この違いはなんなのでしょうか。木々の紅葉はほとんど進んでおらず、一番に色付くツタウルシでさえほとんど緑色。でも地面に生えているウルシの葉を見て、手伝ってもらっている学生が「まるでウルシかぶれみたい…」とつぶやきました。確かに!
ツタウルシ

最近の保全区域では、ミズナラなどの実生苗が大量に発生してヤブになりかけていることが問題になっています。樹林の木々にしとっては、後継樹となる若木の育成は必要だけれど、大量に発生してくる稚樹を放置すれば、すべてが育つ訳ではないにしても、低木層に稚樹が林立し、生育環境がたちまち悪化してしまいます。このためここ数年、ミズナラやイタヤカエデなどの稚樹の抜き取りを進めてきました。今年はドングリが不作との報道があったけれど、この辺りはものすごく落ちていて、早くも発根して地面に突き刺さっておりました。
ドングリ

保全区域は狭いので、参加者が少なくても事務局と合わせればそれなりの数になり、落枝の片付けや稚樹の抜き取り、まだ少し生えてくるササの刈り取りなどを進めました。
作業

30分くらいで大体片付いたので、保全区域までの園路脇で、ササがどんどん広がって園路を狭めてきているため、この刈り取りをやることにしました。マダニの心配があるので、ササに触れるのは極力避けたいのです。
ササ刈り

日陰にいると雪虫はほとんど飛んでいないのですが、入り口近くになるとたくさん飛び始めるので、フードをかぶりながらなんとか片付けました。2m園路が半分くらいになっていたものを、刈り取りによって元の広さになり、気持ちよくなったねぇとみなさんご満足でした。
成果の確認

たいした作業量でなくても、ちょっと手をかけるだけで、がらっと使い易さは変わってきます。これで来年の春には、気持ちよく来園者を迎えることができるでしょう。
刈り取り前 刈り取り後

2つのイベントを片付け、事務所に帰ろうと走り始めたのですが、そういえば去年は見ていなかったなぁと、稲積公園脇にある白実のナナカマドを見に行きました。まだ葉が残っているので、紅葉し始めた赤い色に囲まれて、白実ではなくピンク色に見えました。初めてこの存在を知ったのが6年前なので、それからだと木も2回り大きくなったようです。
白実ナナカマド

場所はJR稲積公園駅の北側になり、JR経由だと公園口から出て富丘通りの陸橋を渡っていくので、かなり遠回りになってしまいます。車だと駅の少し西にある信号から線路の下をくぐって鉄工団地通に出て、テニスコート前のタクシー乗り場のへこみに車を置けばよく、端から2本目の街路樹です。これを増やせれば高く売れるかなぁ… このままにしておくのももったいないなぁ…
場所

大掃除会

  • 2019.10.21 Monday
  • 05:52
ラグビーワールドカップの、日本代表の戦いが終わってしまいました。前半に一つでもトライが取れていたら、戦局はガラッと変わっていたかもしれません。平尾さんの命日に吉報を届けることはできませんでしたが、素晴らしい戦い振りには興奮させてもらいました。本当にありがとう。

土曜日は一日ぐずついていたけれど、昨日は朝から晴れ上がりました。手稲区の公園の作業もいよいよ最終回なので、晴れてよかったぁ〜今年はかなり雨男返上です♪ JRの駅で、いつも手伝ってくれる学生を拾って富丘西公園に向かって登っていくと、手稲の山頂付近はすっかり葉を落としているものの、里に近い低山は紅葉真っ盛りでした。
手稲山

広場に面して列植されているアキグミは、あんまり垂れ下がってベンチに被った枝は落とされていたけれど、まだまだたくさんの実が鈴生りに。霜も下りたことだしそろそろ食べられるかな?と何個か食べてみたけれど、渋みはかなり抜けていたけれど、やっぱり酸っぱいです。
アキグミ

スズランの保全区域で目立っていたのは、ヌルデの紅葉でした。いったん3〜4mまで育ったけれど、たくさんのタネを振りまいて無数の子株ができるため、地際で切ってしまいました。でもその時の子株がまだたくさん残っており、秋の彩りになっています。
ヌルデ

スズランの保全区域では、毎年秋に地際まですべての草や木の実生なども刈り取っています。業者に刈り取ってもらってもいいのですが、少しは自分たちで作業をしておいた方がいいだろうと、大掃除会を設定しているのです。最近は参加人数が少ないため、保全区域の半分くらいしか刈り取れなくなっておりますが。背丈を超えて2m以上になっているエゾヤマハギだけは、ノコ鎌では刈り取れないので、私と業者の作業員で刈り取りました。
ハギ

事務局入れて20人ほどの作業でしたが、それでも着々と刈り進み、あんなにぼうぼうになっていた保全区域も、1時間弱ですっかりきれいになりました。
刈り進む

四阿の脇で焼き芋の準備も着々と進んでおり、時々様子を見に行ってもらって、焼き上がった頃に作業を終えることにしました。紅あずまの立派な芋なので、いつもとても美味しいのです。
焼き芋

道具などを片付けて、刈草の山の前で恒例の記念写真を。ススキは高刈りによって割と弱らせるのは簡単ですが、エゾヤマハギがだんだん大株になって増えてきているので、こちらの対応も考えなければならなくなってきます。
記念写真

それから業者さんが焼いてくれた焼き芋をみなさんに配って、食べていただきました。この家族は、ふだんの作業は平日のため参加できませんが、最後の刈り取りだけはずっと参加してくれています。娘さんは27歳になったというので、初めの頃は小学生だったんだぁと、長く続く活動の重みを実感させられました。
早坂さん親子

ササ刈り

  • 2019.10.18 Friday
  • 05:33
昨日は星置緑地の最後の作業。あれこれ準備をして手稲に向かおうとしたら、なんと雨が降り始めました。ええっ予報に傘マークがなかったのに…とレーダーを見ると、小樽方面から雨雲が流れ込み、10時頃には弱まりそう…とのこと。止むことを信じて手稲に向かいました。

  雨雲レーダー

緑地に着くと、毎年最後の作業日には真っ赤に色付いているツタウルシが、今年は全然緑色。今年は紅葉が遅れているのでしょうか?
ツタウルシ

最後の大掃除会では、毎年少しずつササ刈りを進め、予定エリアは一通り刈り取りが終わっており、再発生したものを二度刈りしている状況です。今回は、歩専道側の一角でササをそのまま残していたところが、ササの中にキクザキイチゲなどがたくさん咲いていることから、刈り取りによって生育環境を改善し、見どころにしようと考えました。
ササ刈り予定地

9時過ぎには雨が止んだけれど、こんな空模様ではほとんど参加者はいないかも…と待っていると、ほぼ毎回参加してくれるコアな方たちが三々五々集まって来ました。事務局を入れると10名なので、なんとか片付けられるとスタートすることに。
参加者

まず行なった作業は、木道脇に落下したかなり太い枯れ枝の処理です。7〜8mもある大きな枝が2本落下して、木道脇に突き刺さっていました。こんなのが直撃したら死にそう…と本当に怖くなるような太さなので、切るのも大変。
落枝

手分けして細かく切断し、落枝を積み上げている場所に運んでもらいました。これだけたくさんのヤチダモが生えているので、毎年かなりの落枝があります。強風時は立ち入り禁止にしているそうですが、本当に怖いです。
片付け

今回の対象地は2方を道路に面しており、間近にササ藪があるとついゴミを捨てたくなるようです。ササを刈り始めると、出てくる出てくる。空き缶やら焼酎のカップ、アイスの袋など、山ほど出てくるのにはあきれました。
道路脇

一度もササ刈りをやっていないところはけっこう手強いのですが、さすがみなさん慣れているので、ザクザクと刈り取っていきました。刈り取られたササなどを集めてみると、軽くトラック1台分もありました。
ササ刈り

すっかりきれいになった場所を見て、来年の春が楽しみだなぁと楽しそうでした。一番古い方でもう15年も通ってくれており、本当にありがたいことです。みなさんそれぞれ高齢なので、元気だったらまた来春会おうねと、別れていきました〜本当にお疲れさまです。
作業完了

不安定な空模様

  • 2019.09.13 Friday
  • 05:37
昨日は星置緑地の作業日。事務所を出た時にはピーカンに晴れていたのに、数分走って環状通の交差点で信号待ちしていたら、正面が真っ暗になって雨がぱらつき始めました。朝方も何度か降っていたけれど、予報でも一日晴れマークだし、もうすっかり上がったと思っていたのに。
にわか雨

それからいきなり土砂降りになり、ワイパーも効かないほどの雨だったので、傘を用意していなかった方たちは大変だったのでは。西町くらいまで行くと、雨もすっかり上がってしまいました。本当に局所的な雨雲だったようです。
土砂降り

星置緑地に着いた頃にはカラッと晴れ上がり、緑地内に眩しい光が降り注いでおりました。気温も低くなり、ヤブ蚊も全然いなくて、このまま降らなければ絶好の作業日和かと。
雨上がり

花が残っているのは、オオバセンキュウとエゾゴマナ程度で、緑地内は地味な色合いでしたが、真っ赤な点が見えたので近づいてみると、コウライテンナンショウの果実が色付いていました。なんとも毒々しい姿だけど、この時期の彩りとしてはピカイチかもしれません。
コウライテンナンショウ

緑地内にあちこち生えているツリバナも、丸い果実が割れて、タネがぶらぶらぶら下がっていました。マユミも一株あり、これらは鳥散布によって運ばれてきたものでしょう。
ツリバナ

こんな天気なので、はたして何人やってくるかなぁ…と待っていると、三々五々集まって来ました。真っ先に来たFさんは、御年八十八歳。とてもそんな風に見えないくらい元気で、休まずに参加してくれるのです。電車に乗ってやってくる2人を入れて、5名の参加者になったのはやむを得ないでしょう。
挨拶

緑地内部の外来種はほぼ完全に根絶できているので、一番最後に手がけた外周部の一角で抜き取りを進めることにしました。オオアワダチソウはもうほとんどなくなっているのですが、ここにはなぜかアメリカセンダングサがたくさん発生しているし、クサヨシとヒロハヒルガオもしぶとくはびこっています。
抜き取り作業

いつも散歩にやってくる近くの保育園の園児たちが、緑地内を一回りしてから元気に挨拶して帰って行きました。うちの孫たちと同じくらいかなぁ?という目で見てしまいます…(^^;)
ちびちゃんたち

幸い雨にも当たらず、作業は無事終了。水分を取っていただいてお開きにしました。私はせっかく来たので、歩道にかかっている枝の剪定を少しやっておきました。例年この時期には高校生のインターン生がやって来て、作業を体験していきます。地味な作業だけではつまらないので、毎度剪定をやってもらうと、生まれて初めてノコで木を切ったと、張り切ってやってくれるのです。ところが今年は誰も来なかったとか。工業高校の生徒さんは引く手あまたらしいので、市役所よりもっといい所に就職していくのでしょうかねぇ?
作業成果

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