星置緑地の観察会

  • 2019.04.22 Monday
  • 05:44
昨日は星置緑地の自然観察会。朝の盤渓は霜で真っ白だったので、少し寒いくらいかと思ったら、日差しがたっぷり降り注ぎ、気持ちのよい天気になりました。早めに緑地に着いて、長靴に履き替えてさっそくゴミ拾い。風で飛んでくる白いプラゴミが、ミズバショウの横にいくつも浮いているのは興醒めですからねぇ…ミズバショウは葉がかなり大きくなり、花は押されるように斜めになり始めていたので、この週末で見ごろは終わりそうです。
ミズバショウ

それに代わって奥の方に群生しているエゾノリュウキンカがもりもりと咲き始めてきて、完全に主役が交代した感じです。キクザキイチゲも盛りを過ぎていたけれど、こんなにたくさんの花が見られるようになったのは、特筆すべきことでしょう。
エゾノリュウキンカ

昨年の観察会で初めて百名越えしたけれど、今年も受付が追いつかないほど。名簿的には90数名だけど、多分しらん間に加わっていた方も多かったようです。
参加者

いつものように近藤先生と2つに分かれて観察会を始めましたが、細長い木道の上では50名もの方を案内するのはかなり無理があり、後ろの方にはご迷惑をかけてしまったかも…(>_<) 木道近くのサンショウウオの卵塊はみんな捕られてしまうので、開始前に運んでおいたものを見ていただきました。
サンショウウオ

参加者からの質問も結構あって、一つ一つていねいに解説しながらゆっくりと観察していきました。参加者は手稲区内が最も多いものの、新聞の案内を見てきた方が多く、厚別や清田、南や東など、全市からたくさんの方がお見えになっていました。みなさん十分満足したとのことで、ホッとした次第。
ミズバショウ

最後にみなさんに見ていただいたのは、日本三大有毒植物の一つであるドクゼリの根茎です。(あとはトリカブト、ドクウツギ)早くに来てゴミ拾いやっていた時に、この根茎がプカプカ水に浮いて、いくつも固まっていたのです。根茎の断面はタケノコそっくりで、この空気の浮力で浮いているのです。夏には水がなくなってしまうので、秋までに肥大した根茎を作る訳ですが、地下茎から節のところで分離して水に浮き、別の場所に漂って行って生育範囲を広げるのでしょうか?みなさんワサビのようだ!とか、タケノコのようで美味しそうだ!とか、大いに盛り上がってしまいました。謎が一つ増えてしまいました。
ドクゼリ

帰り道、来週29日13時から自然観察会をやる稲穂ひだまり公園を見に行くと、やっぱりカタクリは満開になっていました。でもコジマエンレイソウはまだほとんどがつぼみだし、ニリンソウやオオバナノエンレイソウはまだまだの様子。カタクリは終わりかけでも、他の花たちがたくさん見られそうです。
カタクリ

カタクリの花を見ていくと、本来の6弁だけでなく、7弁や8弁の花が稀に見られるのですが、きのうはなんと9弁花を二つも見つけてしまいました。この形質は固定されているものではなく、来年は普通の6弁に戻ってしまいます。
9弁花

星置緑地の大掃除

  • 2019.04.12 Friday
  • 05:48
手稲の現場も始まりました。今年で16年目。こういう市民受けのいい事業は、なかなかやめさせてくれません。こちらとしてはマンネリ化しないよう、少しずつ目先を変えていかなればならないので、なかなか大変です。
普通なら、雪融けと共にミズバショウの花がどんどん開いていくのに、この寒さのお陰でほとんど開いておりませんでした。朝早くからたくさんの人が様子を見に来ていたけれど、変だなぁ…とみなさん首をかしげてました。自然観察会まであと10日。私にとってはちょうどいいペースになってくれました。
ミズバショウ

あちこちの花がちぎられているのにびっくり。まさか子どものいたずらではないだろうと、ふと上を見上げるとカラスに目が合いました。最近ここがカラスのねぐらになっているので、どうやらいたずらを覚えてしまったようです。これが拡大したら大変なことになってしまいそう…(>_<)
いたずら

エゾノリュウキンカも、まだ葉を開き始めたところで、ほんの数株だけ花が開いていました。予想以上に寒さの影響を受けているようです。
ヤチブキ

一本だけあるツノハシバミの木は、ちょうど花盛りに。ぶらぶら下がっているのは雄花の尾状花序で、雌花は近くの雌花から、真っ赤な柱頭?だけを伸ばしています。一本しかないので受精しづらいのか、わずかしか果実ができないのが寂しいです。
ツノハシバミ

時間近くになると、久しぶり〜といつものメンバーが集まってきました。初めての方も3名いたり、親の介護で昨年は…と、一年振りの方もいて、15名もの参加があって賑やかな作業になりました。市内各地から訪れる方たちが気持ちよく観察できるよう、カラスの糞でドロドロに汚れた広場の掃除です。
ベンチの掃除

今年は数が少なかったのか、昨年よりは汚れが少なかったけれど、滑り止めのギザギザのある床材なので、みなさん汗をかくほどデッキブラシをゴシゴシかけてました。カーリングの大変さがよく分かったよ〜とのこと。あれはもっと高速ですからねぇ…
デッキの掃除

三つある広場を順番にきれいにして、最後は線路側の広場の掃除。市の担当者と私を入れると20名なので、予定よりも早く片付きました。
広場の掃除

自然観察会にはあまり参加されない方たちだし、次の作業は6月になるので、水分を取っていただいてからミニ観察会をやりました。今年は作業だけに終わらず、必ず緑地内を一回りして、その時々の見どころを観察することにしたのです。とっても喜んでくれて、予定の時間をオーバーしましたが、これを続けて行きたいです。
ミニ観察会

昼近くになると気温も上がり、エゾアカガエルの鳴き声も聞こえてきました。この緑地の名物の一つ、紫色のキクザキイチゲも、あちこちで花を目一杯広げています。少し気温が上がるようなので、この週末から来週にかけて一気に花が咲いてきそうです。
キクザキイチゲ

雪融けの確認

  • 2019.03.28 Thursday
  • 05:50
今年も手稲通いが始まるので、雪融けの具合を確認に一回りしてきました。例年だと新年度が始まってから行くのですが、今年は雪融けが早いもので一週早い見回りになった次第。まずは富丘西公園に行くと、いつもなら雪山越えなければ園内には入れないのに、歩道は雪もなく、すんなりと入れました。スズランの保全区域も一部は既に雪がなく、今年の野草たちの生育は早そうです。
富丘西公園

雪融けの林内で目立つのはササですが、本来この辺りはクマイザサしかないはずなのに、ここでやたら目立つのがミヤコザサです。近年緑化樹木が道東から持ち込まれることが多く、その根鉢にくっついて侵入するミヤコザサが、各所の公園でやたら目立ちます。そういう理由を知らないと、ミヤコザサはもともとあったものだと勘違いされるのでは…(>_<)
ミヤコザサ

続いて稲穂ひだまり公園に行くと、こちらも雪はほんの10センチ程度。数年前にも観察会ではカタクリがもう完全に終わってしまい、逆にいろんな野草が見られて楽しかったこともありましたねぇ。今年もそんなパターンになりそうです。
稲穂ひだまり公園

雪の融けているところでは、ナニワズのつぼみが黄色く色づき、もう準備万端整えておりました。今年の観察会は4月29日(月祝)13時から行いますので、どうぞご参加下さい。
ナニワズ

続いて星置緑地に行くと、道路脇に少し雪山がある程度。木道には全く雪が残っておりませんでした。こんなに雪が少なかったのは3年振りでしょうか。ここはカラスのねぐらになっているので、木道に足を踏み入れるのも躊躇するほど糞がうずたかく積もっているのですが、今年はかなり少ないようです。どこかに分散したのでしょうか?
星置緑地

ミズバショウのつぼみが既にちらほら見え始めており、来週には咲いてくるかもしれません。こちらの観察会は4月21日(日)10時からです。既に葉が大きくなって、花が隠れてしまっていることでしょう。その代わりエゾノリュウキンカやコジマエンレイソウが見ごろになっていそうです。
ミズバショウ

あちこちにフキノトウが咲いてきてました。フキは緑地内にはあまり入れたくない草なので、場所を覚えておいて、早く抜き取っておきたいところです。オオイタドリなどと共に、他の草を被圧する大型草本は、ご遠慮願っているのです。
フキノトウ

ついでにハルニレの様子も見てきました。回りの雪はもうほとんど融けているのに、ちょうど吹き溜まっているせいか、上に乗ってもカチカチの凍り付いた雪でした。こちらの植樹は4月20日なので、ちょうどいいかもしれません。
イコロファーム

ハウスの中に入ると、ちょうど白花のドデカテオン(Dodecatheon meadia)が咲いていました。「シクラメンモドキ」とか「カタクリモドキ」とか呼ばれますが、サクラソウ科なのでシクラメンモドキでしょう。ちょっと暖かいところに置いたら、花が咲いてしまったとのこと。たった一鉢でも、でもこの時期に花が見られると嬉しいものです〜
ドデカテオン

手稲区最終行事

  • 2018.10.22 Monday
  • 05:58
手稲区の公園の行事が昨日で終わりました。午前中は富丘西公園の保全区域の大掃除。朝から気温が高く、ピーカンに晴れて、保全区域のススキが朝日に輝いていました。
富丘西公園

参加者はいつもの顔ぶれですが、初めての方も二人いて、さっそく刈り取りにかかりました。今年は天候不順が幸いしたのか、ススキの伸びがことのほかよく、背丈を超えるほども伸びているので、株元にもぐり込み、ざくざくと刈り進めていきました。
刈り取り

総勢20数名だけど、着実に刈り進んで、30分ほどで木道に囲まれたエリアの刈り取りが完了。焼き芋がまだ焼けていないというので、さらに外側も刈り取ることにしました。
すっきり

刈りくずをきれいにして、木道の清掃を終えて広場の集積場所に戻ってくると、刈り取った草の山にみなさん、おおっと歓声を上げていました。そこで恒例の記念写真を。この時期には珍しいほど暑くなり、汗だくになっていたので、達成感にあふれていました。
記念写真

そのあとは、維持業者さんが焼いて下さった焼き芋をいただきました。茨城産の紅あずまはほくほくしていて、みなさん大喜び。今年は大雨や地震で2回も順延になったけれど、たくさんの参加をいただいた無事に終わることができました。本当にお疲れ様でした。
焼き芋

午後からは、稲穂ひだまり公園の大掃除。公園内はまだほとんどの木々が緑の葉を着けていて、紅黄葉しているのはヤチダモとツタウルシくらいでした。保全区域に1本あるオオカメノキが、不思議な色の紅葉を見せてくれました。
オオカメノキ

ここの大掃除は、落枝の片付けと、ミズナラやイタヤカエデの稚樹の抜き取りです。参加者は4人だったけれど、うち二人は最初から必ず来てくれている親子。今は少し離れた曙に引っ越しているのに、必ず参加してくれているのです。
抜き取り

みなさんには稚樹の抜き取りをやっていただき、私はツタウルシの抜き取りを。もともとウルシにかぶれたことがなく、この時期なら大丈夫なので、ひたすらバリバリツルを引きはがしていきました。(左) これで保全区域の半分は抜き取れたけれど、ちぎれたところからまた出てくるので、しつこくやっていくしかありません。
収穫

短い時間でしたが、最後の作業も無事に終わりました。地道な作業の積み重ねが、三つの公園の多様な自然を維持しています。来年の花を是非見ていただきたいと思います〜

ササ刈り

  • 2018.10.19 Friday
  • 05:57
毎日現場をさまよっています。昨日は星置緑地の作業最終日。ピーカンに晴れていたのに、手稲に入ると路面が濡れていました。このところ不安定な天気が続きます。いつもならヤチダモに貼り付いているツタウルシが、真っ赤に色付いているのに、上の方だけがオレンジ色になっただけでした。そういえば、昔こんな記事を書いたなぁ…
(この時の連載はこちらから読むことができます。)
ツタウルシ

先日下見して決めた、作業内容と範囲を再度確認。5年前にササ刈りをしたエリアでは、したたかに復活してきているササがあります。回りのササ藪から離れている場所では、これをしつこく刈ればササは消えてしまうので、この辺りはしっかりと刈り続けたいところです。
ササ

切り株の上に、誰かがキノコを置いたかのかと思いました。これはヌメリスギタケモドキという美味しいキノコだけれど、なんで1本だけが切り株の真ん中から生えてきているのでしょうか??
ヌメリスギタケモドキ

この時点でも雨が降ったり晴れたりと、目まぐるしく天気が変わっていくので、家を出づらかったのかもしれません。7名と少なかったけれど、うち2名は初めての参加。ポスターを見て興味を持っての参加とは、嬉しい限りです〜
挨拶

まずやっていただいたのは、先月やり残した落枝(らくし)拾い。9月初めの台風被害は、ここではそれほどでもなかったけれど、落枝の量はものすごくたくさんありました。でも頭の上から落ちてくるのはとても危険なので、このように落ちてくれればありがたいです。でも湿った土に、30cmくらいぶすりと刺さっている枝を見ると、本当に落枝は怖いです。
落枝拾い

今回のササ刈りは、奥の広場から北西側出口までの間。この辺りにはキクザキイチゲやニリンソウ、ホウチャクソウなどがたくさん生えているので、来年の春が楽しみです。
ササ刈り

一時間ほどの作業でも、運ぶのが大変なくらいのササが刈り取られました。落枝は緑地内に積み上げて腐るのを待ちますが、ササはなかなか腐ってくれないので、これだけは運搬処理してもらいます。初めて参加した方も、また来年も来てみたいとのこと。のんびりゆっくりやっていきましょう〜
刈り取ったササ

秋晴れの作業

  • 2018.09.21 Friday
  • 05:58
昨日は富丘西公園の作業。これも6日に予定されていたものなので、延期しての実施となりました。いつもより2週間遅れなので、エゾヤマハギやツリガネニンジンの花がほとんど終わり、鮮やかなアキノキリンソウの花がよく目立っていました。いつもより花穂が長いように感じます。
アキノキリンソウ

スズランなどの保全区域の一角に、エゾノコンギクの一群がありますが、例年葉がウドンコ病でちりちりになり、花もあまりきれいに咲かないのです。今年は珍しく葉も花もきれいだし、ちょっとびっくりでした。
エゾノコンギク

作業内容の確認をしていくと、奥の保全区域にクズがかなりはびこっていました。高木を覆い尽くすほどはびこっていたクズも、長年の刈り取りのお陰で衰退しているのですが、あちこちに根が残っているので、完全に絶やすことができません。
クズ

オオウバユリ保全区にはびこっているオオイタドリも、10年もの刈り取りのお陰で、7月の刈り取り以降ほとんど発生してこなくなっています。このまま消えてくれればいいのですが。以前よりかなり少なくなったものの、たくさんの果実がタネを散らす準備をしていました。
オオイタドリ

作業は、クズの刈り取りから行いました。地面が固いので、根を抜き取ることができないのが残念なところ。とにかくしつこく刈り取っていくしかありません。
クズの刈り取り

オオアワダチソウは相変わらずはびこっているので、メインの作業はこの抜き取りをやっていただくことに。久しぶりの方や初めての方もいるので、在来種のアキノキリンソウとの違いを、まずしっかり見ていただきました。オオアワダチソウの根は四方にランナーを伸ばして広がっていきます。これをちぎらないよう、ていねいに抜き取ることが大切です。
オオアワダチソウの根

オオアワダチソウがはびこるエリアに散らばり、これそうだよな!などと確認しあいながら、どんどん抜いていきました。昨年は手稲中央小学校の子供達と抜き取りをやりましたが、これだけ腰を据えてしっかりと抜き取りをやったのは久しぶりだったかも。
オオアワダチソウの抜き取り

40分ほどの作業ながら、たくさんの株を抜き取ることができました。みなさんの地道な作業の積み重ねでスズランが守られていることを、もっと知っていただきたいです〜
草の山

台風の後始末

  • 2018.09.14 Friday
  • 05:57
昨日は星置緑地の作業がありました。日差しはまぶしいけれど、風はひんやりして心地よく、こういう天気がもっと早くほしかった〜とつくづく思います。
緑地に着いてびっくり。歩道際の細長い部分は、ボランティアのみなさんと外来種を丁寧に抜き取って、ほとんど在来種に置き換わってきたところだったのに、業者さんが気を効かしたのか、きれいに刈払機で削られていました。今までの努力が水の泡になってしまうよ〜(T_T)
草刈り

台風にもめげずにエゾゴマナやエゾノコンギクが咲いていたけれど、オオバセンキュウやエゾトリカブトは強風に吹き倒されてしまい、今年は秋の花もほとんど見られませんでした。
エゾゴマナ

林の中ではエゾフユノハナワラビが、濃緑の艶々した葉を広げ、同時に花のような胞子葉を伸ばしてきました。木々の葉が少なくなって、林床に日が差し込むようになると、葉を広げてくるという不思議な生活史を持っているのは、ナニワズと同じなんでしょうか。
エゾフユノハナワラビ

手稲区内でも、山に近いエリアでは風倒被害は少なかったそうで、強い南風から手稲山が守ってくれたのでしょう。完全に倒れたのは数本でしたが、木道を直撃して破損したところもありました。
倒木被害

それよりも落枝がひどく、1mくらいのものから、4〜5mもある大物まで、無数に落ちていました。この枝なんて3m以上あるものが、真っ逆さまに落下して地面に突き刺さり、抜くのに難儀するほど。強風が吹いたのが夜だったからよかったものの、昼間人が歩いているところだったら、本当に死者が出てしまいます。
落枝

累々と落ちている落枝は、ミズバショウ観察の邪魔になってしまうので、みなさんには枝拾いをやっていただくことにしました。歩道際の草刈りをしなくてよくなったので、ちょうどよかったです〜
枝拾い

ミズバショウの芽を踏まないように、枝を揃えて支障のないところに積み上げていきます。細い枝では、数年で腐ってなくなってしまうでしょう。ミズバショウやエゾノリュウキンカの多い所を中心にやっていきましたが、予定の時間内には全部は出来ませんでした。
スタック

10月の最終回は、例年ササ刈りをしていましたが、対象地は既に刈り取り済みなので、再発生したものを刈り取るだけでは時間が余りそう。残っている部分の片付けは、それに合わせてやることにしました。いろいろと大変な時期に参加いただき、本当にありがとうございました。
すっきり

干からびた星置緑地

  • 2018.08.10 Friday
  • 05:54
自宅の玄関脇に置かれている灯油タンクの下に、いつしかエゾアジサイのタネが飛んできて、数年前から花が咲き始めました。今年はそれが十数輪も咲いてくれたので、毎日出かける時に花を見て、つい顔が緩んでしまいます。家の反対側に植えてあった株は既に枯れているので、その身代わりがここに飛んできたのでしょうか。
ヤマアジサイ

予報では昼頃から雨だったのに、星置緑地に着いた時にはそんな気配は微塵もなく、緑地内は見事に干からびていました。山からの湧水や沁み出し水もとっくに絶え、ポンプアップしている水にすべて頼っているため、7月中旬にポンプを止めて以来、全く水の補給がありませんでした。ミズバショウはもう来年の準備が終わっているので、このくらいの乾燥なら問題ないでしょう。
ミズバショウ

緑地の主構成木であるヤチダモは、樹高20m近くあるのでしっかり根を張っていますが、その回りに生えて来る鳥散布によるナナカマドやズミ、ツリバナなどの樹種は、普段たっぷりと水に囲まれているので、あまり根を張る必要がないのでしょう。こういう時にはたちまち水切れを起こして、みんな気息延々状態でした。ツルアジサイやツタウルシなども、葉が巻いてもうダメかも…状態でした。
干からびたツルアジサイ

キツリフネが全く姿を見せず、殺風景な緑地内で唯一花が残っていたのがタチギボウシです。これもあと数日で花が終わってしまいそう。こんな年も珍しいです。
タチギボウシ

緑地内をチェックしていると、このような落枝をよく見つけます。草の下敷きの様子から、まだ落ちて数日以内でしょう。木道からわずかにはずれているとはいえ、こんなのが落ちてくればヘタすれば即死ですから、こういう緑地の管理は本当に気を使います。
落枝

昨日も参加人数は少なかったけれど、毎度参加して下さる熱心なボランティアの方たちなので、ヒロハヒルガオやクサヨシの抜き取りや、アシの高刈りなど、一時間近くの作業をしっかりとやっていただきました。
抜き取り作業

ギボウシの上に緑色の鮮やかなバッタがいて、ショウリョウバッタを思い出してしまいました。こんな形と色なので、図鑑で調べればすぐに分かるかと思いきや、『札幌の昆虫』にはそれらしいのが見当たりません。エゾツユムシみたいだけど、触覚は前に伸びているしなぁ。なんだろう?
バッタ

夜半からしとしと雨が降っているけれど、降水量はほんの数ミリ。もう少ししっかり降ってほしいです…

汗がだらだら・・・

  • 2018.08.03 Friday
  • 06:02
朝晩がかなりしのぎやすくなったとはいえ、日中はしっかりと暑い日が続きます。昼間町中で会った人に、げっそりやつれてどうしたんだ!と言われてしまいました。確かに数日で2kgやせてしまったので、頬がこけてしまっているかもしれません。肉体的にはほぼ大丈夫なので、昨日は手稲の現場に出かけました。

8時過ぎに富丘西公園に着くと、カマと方形枠を持ってスズランの保全区域へ。ずっと追跡調査をしている永久方形区に対して、必要な区では夏の刈り取りを行わなければならないのです。今は目印の高い竹を立てているので、わりとすぐに見つけられますが、短い目印時代には、見つけられなくてべそをかきたくなるほどでした。背丈をはるかに越えるススキやエゾヤマハギに包まれてしまうと、方角すら見失うのです。
ススキの藪

何とか見つけ出し、調査区の番号を確認してから、スズランの葉の少し上で刈り取っていくのです。方形区が1m角と小さく、ハギやマユミなどの木本の進入が激しくなってきたので、あまり傾向がはっきりしなくなり、15年近く続けてきたこの調査も、そろそろ役目を終える時期が来ているようです。
夏刈り

ヤブの中からキキョウの花がひょっこり。オミナエシのつぼみも出てきたので、この公園にとっては「外来種」であるこの二種は、すっかり定着の気配です。
キキョウ

一時間ちょっとで作業を終え、四阿で給水しながら一休みしていると、20分前だというのに早くも一番乗りが。前回雨で中止になったので、待ちかねてきたと嬉しいお言葉。その後も参加者が次々とやって来て、翌日にやったのなら連絡してくれればよかったのにと、みなさんにいわれました。本当にありがたいことです。この暑さなので、てきぱきと片付けていきたいのでよろしく〜と、早速ススキの高刈りをやっていきました。毎年区域を変えてススキやハギをひざ丈で刈り取り、弱らせることによって、スズランなど低茎草本の生育を促すものです。
高刈り

涼しくなったとはいえこんな暑さなので、途中で給水タイムを入れようかとも思いましたが、みなさん手際よく刈り取っていき、たちまち予定の範囲の刈り取りが片づいてしまいました。水分をたっぷり含んだ刈草を運ぶのも大変なので、刈り取りはここで止め、木道の上を片付けていただきました、
たちまち刈り取り

私は先に四阿に戻り、水分補給の用意をしていると、刈草の片付けを終わった方が、手分けしてブルーシートをきれいに折りたたみ、使った道具類も片付けてくれているのです。さっそくみなさんに、スポーツドリンクやお茶をたっぷりと飲んでいただき、一服していただきました。本当にお疲れ様でした。
片付け

昨年と今年で、木道の南側に広がる、スズランの最も多いエリアの高刈りが片づいたので、来年のスズランの時期にはいい感じにスズランを観察していただけるでしょう。ここに生えている野草もいっしょに刈り込んでしまいすが、わき芽が伸びてたいてい花が咲いてくれるものです。その経過もまた報告する予定です〜
刈り取り前 刈り取り後

星置緑地で作業

  • 2018.07.13 Friday
  • 05:39
昨日午前中は、星置緑地の作業がありました。市営住宅側の入り口脇には、ヒロハヒルガオの花が2つだけ。一時はこの一帯の草を覆い尽くすほど繁茂していたものを、こつこつと抜き取りを続け、完全になくならないまでも、ほんのわずかしか残っておりません。
ヒロハヒルガオ

例年であれば、この作業の時にオオウバユリがたくさん咲いていたのに、今年はたった一株だけが咲き始めていた程度。長雨で生育が遅れているのかもしれません。
オオウバユリ

緑地内はほとんどがヤチダモの林なので下枝がなく、すこーんと明るい独特の雰囲気になっています。木もれ日がキラキラして本当に気持ちのいい天気でした。
ヤチダモ林

定刻になっても、集まった参加者がたったの4名。小雨が降っても10名近く集まったのに、なんだろう?とみなさん首をかしげてましたが、久しぶりに晴れ間が出たので、やることが一杯なんでしょうということに。
挨拶

歩道脇の草刈りは、カモガヤなどの帰化植物を徹底して削り取ってきたので、格段に作業量が少なくなりました。セイヨウタンポポやブタナはまだしつこいものの、徐々に在来種に置き換わっていくのが面白いです。
刈り取り

2年前に抜き取ったキショウブが、まだ4株も残っていました。タネが飛ぶはずもないのに、なんで違う場所にも生えてきたんだろう?
キショウブ

30分ほどで歩道際の草刈り作業を終え、緑地内の木道に被さってくる、バイケイソウの枯れた茎やミズバショウの枯葉を取り除いていきました。みなさん作業にはすっかり慣れているので、作業の早いこと。その後をブロワーで吹き飛ばしていったので、ベタベタになっていた木道もすっかりきれいになりました。
木道清掃

結構気温が上がっていたので、しっかりと水分補給していただいてから解散しました。ここの取り組みは、作業範囲が限られているので、少ない人数の作業の積み重ねでも十分に効果が出てきています。だんだんやることがなくなってきているのが一番の悩みとは・・・(^^;)
完成

ようやく晴れ間が♪

  • 2018.07.07 Saturday
  • 05:47
やっと雨雲が通り過ぎていき、朝からまぶしい日差しが戻ってきました。前日予定していた富丘西公園の保全作業は、全市に大雨警報が発令され、午前中はかなりの雨降りだったので、一日順延することに。四阿で待機していると、あんな雨でも一応様子を見に来たと、3人もの方が定刻に来てくれたのです。本当に熱心な方たちに支えられている活動だと実感させられました。

昨日は駐車場に車を置いて、真っ先にオオウバユリ保全区へ。一昨日もここを歩いたけれど、足元をザアザア水が流れて大変だったのに、昨日はこもれびがキラキラ輝いて気持ちよかったです。
林の中

前日に見に来た時、雨で濡れたカシワの枝が地面に着くくらい垂れており、奥の方に全然光が入らなくなっていました。これではオオウバユリも衰退してしまうので、作業の前に少し枝を詰めておくことに。手の届く範囲なので限られてますが、これでかなり明るくなりました。
作業前 作業後

集合場所の広場に行くと、なんとも清々しい青空が。本当に待ち望んでいた青空です。
青空

前日に来てくれた方や地元町内会長など、人数は少なかったけれど、やる気満々の精鋭なので仕事の早いこと。毎年の刈り取りのお陰でオオイタドリの茎も年々細くなり、大半は割り箸より細くなってきたので、刈り取りもずいぶんと楽になりました。
イタドリ刈り取り

生育範囲はかなり狭くなったけれど、いろんな世代のオオウバユリが姿を現してきました。毎年タネが落ちて、子株が補給され続けないといけないので、本当に根気のいる作業です。
オオウバユリ

予定の30分でオオイタドリの刈り取りを済ませ、スズラン保全区域に移動して、厄介者の抜き取りをやりました。ここ数年でかなり数の増えてきたアキタブキ。大きな葉を広げて回りを覆い尽くすので、要注意植物です。地面が固くて根茎まで抜き取ることはできませんでしたが、これも根気よく抜き取りを続けて行かなければなりません。
フキの抜き取り

もう一つがオオヨモギの抜き取りです。ここの保全作業で真っ先にやったのがオオヨモギの抜き取りで、大株を作ってしまうと、スズランは完全に閉め出されてしまいます。ここ数年、作業量を軽くするためにエリアを決めての作業にしていたため、手の回らない範囲にずいぶんとはびこってしまいました。
ヨモギの抜き取り

10人に満たない人数ながら、一時間あまりの間にたくさんの作業を行うことができました。作業内容を理解している方ばかりなので、迷いなく作業できるのがこの取り組みの強みでしょうか。本当に感謝感謝です。
草の山

富丘西公園の観察会

  • 2018.06.04 Monday
  • 05:54
昨日は富丘西公園の自然観察会。暑くなる予報だったけれど、朝のうちは涼しくてちょうどいいかなとスズランの咲き具合を確認に行きました。するとスズランを見に来たご夫婦が、なんだもう終わってしまったのかいと。いやいやちょうど満開なんですけれどと、葉をかき分けて花をご覧に入れると、これでかい…と苦笑い。みなさんドイツスズランの花をイメージしているようです…(^^;)
スズラン

参加者は40数名とかなり少なめでしたが、観察会としてはちょうどいい人数でした。あんまり多くなると列が長く伸びてしまうので、このくらいが限界なんです。
参加者

いつものように私と近藤先生が保全区域の中に入り、木道の上にいるみなさんに保全作業のやり方や植物の様子を解説していきました。フキとオオヨモギが随分増えているのにちょっとびっくり。来月からの作業内容がはっきりして、作戦が立てやすくなりました。
保全区域の案内

そのあとは全体を半分に分け、近藤先生と2班に分けて園内の観察を始めました。私は時計回りで園内を案内して行くことに。この頃から空模様が怪しくなり、雨がパラつき始めたので、あわてて林内に入って大きなミズナラのところでこの森の履歴をお話ししました。
森の案内

1954(S29)年に撮された航空写真では、このあたりはまだ広々した牧草地で、このミズナラなどは草地の中にまばらに点在していたことが分かります。(左の赤い矢印の場所がこのミズナラあたりです。)私がこの公園に携わるようになったのはこの写真から40年後だったわけですが、その時既に立派な森になっていたので、意外と早く木が育つものだと感心してしまうのです。
S29航空写真

林内の植物は花が咲き終わっているものが多く、代わりにいろんな花のパウチを用意して、こんな花が咲いていたのですよ〜と案内していきました。クルマバツクバネソウがなんとか見られてよかったです。
クルマバツクバネソウ

林内にはこのサイハイランや、コケイラン、クゲヌマラン、ギンランなど、ランの仲間も少しながら咲いていました。でもこの近くのサイハイランは最近盗掘されたばかりだというし、本当に油断も隙もありません。都市内のこういう自然の保全は、本当に難しいものです。
サイハイラン

予定の時間を少々オーバーして、元の広場に戻ってきました。あまり暑くもならず、さいわい雨にも当たらずにすんでよかったです。この観察会は、事前の調査や道案内をしっかりとやっていただいた、地元のKさんとSさんのおかげで実り多いものとなったことに、この場をお借りして改めて感謝したいです〜本当にありがとうございました。

富丘西公園での作業

  • 2018.04.30 Monday
  • 05:38
昨日は朝のうち肌寒かったけれど、ぐんぐん気温が上がっていき、昼近くには汗ばむほどの陽気になっていきました。今日はもっと暑くなるとか。最近の天気は本当に極端です。昨日の午前中は富丘西公園での作業日。手稲山にはまだ真っ白な雪が残っていたけれど、園内のエゾヤマザクラは、いい感じに花がほころんできてました。
保全区域

この時期に行う作業は、スズランの保全区域に増えてきたカモガヤの抜き取りです。高茎草本を抜き取ったり刈り取ったりして、スズランが順調に増えていったのですが、それに合わせて増えてきたのが牧草のカモガヤでした。牧草は刈り取りに強いため、いわば一人勝ち状態になって猛烈に増えてしまったのです。このため、スズランの芽がまだ伸びてこないこの時期に、毎年抜き取りを行ってきてもう8年が経過し、場所によってはほとんど見当たらなくなってきました。
抜き取り

右側がやや浅緑色のカモガヤで、左がこれも増えつつあるハルガヤです。カモガヤはがっしりした大株になっていくので、スズランには圧迫要因になるため、カモガヤを優先的に抜き取ってきましたが、どちらも外来牧草なので、どちらも抜き取ってもらってます。
見分け方

作業を進めていると、日当たりがよく雪融けが早かったところではスズランの芽が伸び始めてきていたので、そのあたりは回避して作業を進めていきました。
スズランの芽

地域の方が約20名、管理の業者さんも日曜にも関わらず参加していただき、事務局を合わせて30名で作業を進めたので、約1時間で全域の抜き取りを行うことができました。
手前の抜き取り

昨年あたりから、町内の若い方も数人参加してくれるようになり、多少若返りが進んできたのも心強い限り。抜き取った大きな山を前に記念写真を撮してお開きにしました。
抜き取りの成果

近くに咲いているサクラが、エゾヤマザクラとは違うので見てくれと言われたので、うろうろ探していたら、電柱看板に玄米カフェ「じょじょ」というのがあったので、そのあと行ってみました。本当に住宅地の中なので、案内がなかったら絶対に行き当たらなかったです。
じょじょ

手作り感あふれる店内は、4〜5組で一杯になる小さな店ですが、きっちり手を加えて作られた料理は、とっても美味しかったです♪ ただ、料理が出てくるのにすごく時間がかかり、午後のイベントが控えていたのでメチャ焦りましたが、また行きたくなるお店でした。
玄米定食

星置緑地の観察会

  • 2018.04.23 Monday
  • 05:51
いきなり肌寒く(今朝の盤渓は霜で真っ白!)なったものの、土曜の馬鹿陽気のおかげで、円山あたりのキタコブシは一気に満開となりました。事務所の近くにあるエゾヤマザクラをよく見ると、既に開花寸前に…)^o^( あの陽気が2日続いていたら、一気に開花していたことでしょう。
つぼみ

昨日は星置緑地の自然観察会。一回り下見していくと、先日あんなにたくさんあったエゾサンショウウオの卵塊は、捕られてしまったのかほとんどなくなっておりました。ミズバショウも葉がぐんぐん大きくなり、ただでさえ小さい花が隠れてしまってました。ここ数年花数がかなり少なくなり、ますます目立たなくなってしまっています。
ミズバショウ

奥の方にたくさんあるエゾノリュウキンカは、まだ5分咲き程度ですが、いい感じで花が咲いてきています。この時期になると、2年前の観察会当日に、「山菜ばばあ」を捕まえたことを思い出してしまいます。
リュウキンカ

キクザキイチゲはほぼ満開になっているけれど、あいにくの曇り空とこの寒さで、ちゃんと花が開くのかが心配でした。木道近くにたくさん紫色の花が見られるので、ご満足いただけたかな。
キクザキイチゲ

定刻の10時近くになると、電車が止まると共にどっと参加者が集まって、受付がなかなか追いつかなくなってしまいました。100部用意したパンフレット類も底をつき、あわてて予備のものを出して配るほど。これまでにないほどの参加者数になってしまいました。
参加者

近藤先生と手分けして案内をしていきましたが、50名以上の参加者では、木道に上に細長ぁぁく列が伸びてしまい、遠くの方には声が届きにくかったかもしれません。m(__)m
案内

みなさん熱心に耳を傾け、たくさんの質問もいただきながら1時間ほど緑地内を一回りしてきました。寒さを吹き飛ばすほどの熱気で、終わりのあいさつをする頃にはかなり暖かくなっておりました。なんと解説を聞きながらさらさらと絵手紙をたくさん描いていた方もいて、その出来映えの素晴らしさに感激してしまいました。本当にありがとうございます〜
絵手紙

帰りに、来週(29日(日)13時から)自然観察会をやる稲穂ひだまり公園の様子を見てきました。カタクリはほとんど咲いてきているので、来週だと少し盛りを過ぎた感じかな。でもコジマエンレイソウなどはまだつぼみなので、ちょうどよくなりそうです。アクセスしにくい場所ですが、どうぞお越しくださいませ。
カタクリ

星置緑地の大掃除

  • 2018.04.13 Friday
  • 05:55
星置緑地のミズバショウは咲いてきたかな?と思いながら、今年も5号線を手稲に向けて走る日々が始まりました。昨日は星置緑地の大掃除。ここがカラスのねぐらになっているため、木道やベンチが糞まみれになってしまうので、見ごろになる前にゴミ拾いと掃除を実施してきています。
糞の汚れ

昨年はポンプが雪の下になっていたので、井戸水のくみ上げがかなり遅れてしまいました。今年は雪が少なく、数日前に稼働を初めていただいたので、水が張られた中にミズバショウがちらほらと開き始めていました。ここ数年、花の数が少ないのが気になっていますが、理由が全く分かりません。花のサイズもずいぶん小さいので、肥料不足では?などの意見もありますが、なんなんでしょう?カラスの糞では肥料にならないのかなぁ?
ミズバショウ

水が張られたので、さっそくエゾサンショウウオがたくさんの卵を産み付けていました。これも親子で採りに来る馬鹿者が毎度いるので、木道近くの卵塊はすぐになくなってしまうことでしょう。
サンショウウオの卵塊

この緑地には、花がやや大きく平開する白花のキクザキイチゲと、ややすぼんで咲く青紫色のキクザキイチゲが見られます。日当たりのいい場所では、たくさんの花が咲いてきていました。
キクザキイチゲ

定時になると、いつものボランティアのみなさんが集まってきました。久しぶりの方、初めての方もいたりして、初回はいつもにぎやかに会話が弾みます。ボランティアだけで全域はできないので、三つあるベンチが置かれた広場をボランティアが担当し、残りの木道部分は業者さんにお願いすることにしました。担当してきたSさんは、4月の異動で本庁勤めとなり、今回が最後のイベントになりました。新人から三年、みなさんにかわいがられていたので、ちょっとしんみり…
挨拶

手すりにもべったりと糞がこびりついているので、洗車ブラシやタワシでごしごしと落としていきます。ねぐらが移動したのはわりと最近なので、本当に困ってしまいます。
手すりの掃除

床材は滑り止めに浅い溝が付いているため、そこに汚れがこびりついてなかなか大変。三つある広場を、みんなで手分けしながらごしごしとこすり続けました。最後はポンプで汲み上げた水で流してもらいます。今年は45分くらいで三つの広場をきれいにすることができました。
床の掃除

すっかりピカピカになったので、気持ちよくミズバショウを楽しんでいただけそうです。今年の自然観察会は、22日(日)の10時から行います。この陽気だとミズバショウは完全に盛りを過ぎ、エゾノリュウキンカが満開で、コジマエンレイソウなどが咲いて来ていることでしょう。保全活動も月に一度のペースで行います。興味のある方はぜひご参加下さい。
ピカピカ

手稲の現場めぐり

  • 2018.04.04 Wednesday
  • 05:58
手稲の仕事も始まってから今年で15年目。なかなか止めさせてくれません…(>_<) 年度が替わったので、さっそく各公園の雪融け状態の確認に行ってきました。富丘西公園はいつも雪融けが一番遅れるところ。まだ駐車場が雪に埋まっているので、雪を乗り越えて保全区域にたどり着きましたが、思ったほど雪は残っていませんでした。最初の作業は29日のカモガヤ抜き。あんまり暖かいとスズランの芽が動いて困るので、今週のようにほどほど寒い方がありがたいのです。
富丘西公園

いつも集合する四阿の脇にあるカラマツに、なんとクマゲラが舟彫りしていました。昨年公園の一番下の方でも彫られていたので、これだけ活発に活動しているところを見ると、近くに巣があるのかもしれません。観察会の格好の話題ができました。
舟彫り

ここで困っているのがミヤコザサの繁茂です。滝野公園をはじめ、至るところでミヤコザサが広がってきています。本来札幌には無いササですが、近年緑化木が道東から供給される比率が多くなるにつれて、根鉢にくっついてきたミヤコザサが至るところに生えてきているのです。このササは成長点が地下にあるため、刈り取りでは簡単にへばらないのが厄介です。
ミヤコザサ

続いて稲穂ひだまり公園へ。ここの方が雪はかなり少なく、根開けした穴がどんどんくっついていく様子がよく分かります。ここの観察会も29日の午後ですが、3年前のようにカタクリが完全に咲き終わり、葉っぱの観察会になった二の舞にならないことを祈りたいです。
根開け

最後に星置緑地へ。昨年は7日の大掃除の時には雪割りしないと中に入れなかったのに、今年は申し訳程度の雪山がある程度。緑地内部には全く雪はありませんでした。
入り口

ここ数年、札幌西部のカラスのねぐらになっているため、糞の量がものすごいのです。歩くのもはばかられるほどの糞まみれなので、12日の大掃除は働きがいがありそうです。
カラスの糞

ミズバショウは、雪が融ければすぐに花が咲き始めてくるので、来週末には見頃を迎えるようになりそうです。ここの観察会は22日なので、やや終わりかけのミズバショウに、満開のエゾノリュウキンカやキクザキイチゲ、咲き始めのコジマエンレイソウなど、たくさんの花が楽しめそうです。
ミズバショウ

奥の広場に行くと、ヤチダモが一本倒れてました。幸い手すりなどには被害がなかったけれど、早く処理が必要です。稲穂ひだまり公園でもここと同じ方角に倒木があったので、強烈な西風が吹いたようです。ここはヤチダモの落枝がひどいので、来園者に怪我がないことを祈りたいです。
倒木

ドングリとの戦い

  • 2017.10.24 Tuesday
  • 06:01
昨日朝起きた時には穏やかな天気だったのに、8時頃から風雨が強くなりました。円山の事務所はずっと雨降りだったけれど、昼前に家から電話があり、どっさり積もっているから車で帰れないよ〜とのこと。標高が200m近いので、今までにもひどい目にあったことがありました。すぐに戻ってタイヤ交換済ませましたが、近くの道路では立ち往生している車があちこちに。10月下旬ともなると、準備万端しておかなければなりません。

手稲区の行事は、一日違いで無事に終わって本当によかったなぁ。日曜日は午後からもイベントがありました。まずは腹ごしらえにいつものインドカレー屋に。店員がまた変わっていたけれど、毎度日本語がペラペラな人ばかりです。チキンの辛口にしたら、けっこうヒリヒリ辛かったけれど、体がポカポカ温まりました。
カレー

稲穂ひだまり公園に早めに行くと、まさに紅葉真っ盛り。といってもモミジやサクラ類がないところなので、真っ黄色になっていました。林床にはミズナラやイタヤの稚樹がびっしり。全部育つわけではないけれど、放置すると見通しがきかなくなるので、せっせと抜くしかありません。
ミズナラの稚樹

そっとミズナラを抜いてみると、去年のドングリがまだくっついたままでした。ドングリは落下するとすぐに根を伸ばし、冬の間にしっかり根を張ります。翌春に芽を伸ばしたものがこれなので、この時期なら簡単に抜くことができますが、3〜4年も経つと簡単に抜けなくなります。今年とはドングリの不作年で、全く落ちてこないからいいけれど、クマさんはお腹空かせて人家に近寄ってこないか心配です。
ドングリ付き

ただ抜き取りやるだけならつまらないので、ここに落ちている葉っぱを集めてみました。左からツタウルシ、アオダモ、ハウチワカエデ、ハリギリ、エゾイタヤ、アカイタヤ、キタコブシ、ミズナラです。ハリギリがうまくカエデ類の中に紛れ込むと、みなさんにはなかなか分からないですねぇ。
落ち葉

参加者は5名で、うち2名は午前中に続いての参加です。毎度親子で参加してくれている二人は、最初からずっと春秋に参加してくれており、数年前に曙に引っ越してからも、バスに乗って参加してくれているのです。こういう人たちがいるので、この仕事がなかなか止められなくなってしまうのです。
抜き取り作業

私はひたすらツタウルシのはぎ取りをやったので、収穫物の半分はツタウルシになりました。がさはないけれど、小さな稚樹の数なら相当な本数が詰まっているとと思います。
収穫物

帰ろうと車を出してまもなく、歩道際に真っ赤な実が。あれま!こんなところにピラカンサがあったのですね。昔東区の会社の近くにあったけれど、市内では2例目の大きな株でした。多少葉が傷むものの、十分越冬できるので、もっと増えてもよさそうなものですがねぇ。
ピラカンサ

富丘西公園の大掃除

  • 2017.10.23 Monday
  • 05:48
昨日は富丘西公園の大掃除。スズラン保全区域の刈り取りを行います。以前は全域を刈り取ることができるくらい人が集まったけれど、近年は高齢化が進んでいることもあり、刈り取れる範囲が狭くなる傾向が。しかも今回は投票日となってしまったので、町内会の役員さんたちも忙しそうなので、苦戦が予想されました。
アルバイトの待ち合わせに時間があったので、駅の向こう側にある白実のナナカマドを見てきました。紅葉真っ盛りで、実の色もなんとなく赤く見え、あんまり目立ちませんでした。でも木がかなり大きくなり、実の数も増えてきたので、葉が落ちるとかなり目立つかもしれません。
白実ナナカマド

公園に着くと、真っ先にニセアカシアの刈り取りを行います。保全区域内のあちこちに生えているので、間違って握ってしまうと鋭い棘で怪我をする危険性があるのです。
ニセアカシア

この大掃除は、結構大変な作業になりますが、最後に焼き芋があるのでそれを楽しみに参加される方も。この区域を担当する維持業者さんが、毎度こんがりとおいしい焼き芋を焼いてくれます。
焼き芋

葉が少し落ちて見通しがよくなったので、意外なところにスズメバチの巣が二つも見つかりました。この寒さなので動きが鈍く、たちまち退治されてしまいましたが、ミツバチと違って蜜がある訳でもなく、幼虫もほとんどおりませんでした。
スズメバチの巣

予想通り参加人数が少なかったので、まずは木道に囲まれている区域の刈り取りから始めました。木道際は一度刈り取っているので草丈は低いものの、中の方のススキは、背丈を超えるほどです。
刈り取り1

エゾヤマハギはカマで刈れないので残してもらい、維持業者さんに切り取ってもらいながら、かなりのスピードで刈り取っていきます。毎年来ている方がほとんどなので、刈り取り作業も慣れたもの。予定の範囲はあっという間に刈り取られたので、外側の方も刈り取ってたいただきました。
刈り取り2

刈り取られた草は、広場に運んで積み上げていきます。20人ほどの作業でどれだけ刈り取りができるか、作業量を見ていただくためです。作業を終わって広場に戻ってくると、刈草の山が見事に積み上がっているのにびっくりしていました。こんな山でも、パッカー車に詰め込んでいくと、この山がもう一つくらい入るんだそうな。
刈草の山

広場に戻って一息ついている方達に、焼き芋とお茶を配っていきました。今年のイモは特に美味しいと大好評。あんまり焦げ目も付かず、ほくほくとちょうどいい焼き加減だったようです。みなさんに一言ずつインタビューをしていくと、この保全作業は地域の誇りだし、ぜひ来年も参加したいと力強くおっしゃっていただきました。本当にお疲れ様でした。
焼き芋

星置緑地の大掃除

  • 2017.10.20 Friday
  • 05:57
昨日は星置緑地の最後の仕事である大掃除。例年最終日にはササ刈りをやっています。緑地の横を通る市道では、イチョウが半分くらい黄色くなっていました。札幌は初霜や初氷となりましたが、この時の気温が5℃くらいで、晴れていても寒かったです。
イチョウ並木

そういえば昨年は異常に雪が早く、最終日は雪の中での仕事になったなぁと思いだしました。多少寒くても、雨や雪が降らなければ何とかなりますから。ヤチダモの黄葉はかなり遅く、あんまりきれいな黄色にならないまんま、はらはらと落ちてしまうのが普通です。
緑地入り口

ササ刈りを始めて12年目。予定の範囲は10年目に完了し、その後は再生してくるものをの刈り取りを続けています。ここは最初の年に刈り取ったところで、周りにササが無いのでほとんどなくなったはずですが、この時期になると生き残っている常緑のササだけが浮かび上がってきます。もともとは背丈ほどのササが密生していたところなので、ずいぶんとかわいくなったものです。
ササの再生

西側のササは、ウグイスの営巣地となっているので、これ以上刈り取らないでそのままにしているのですが、近年マダニ被害が問題になっているため、園路際だけはある程度の幅を刈り取るようにしています。でも地下茎をどんどん伸ばすササのことなので、2〜3年もすれば元の木阿弥になってしまうのです。
歩専道脇

こんな寒さの中でも、今年最後だからと、いつものメンバーが集まって来ました。このうち初年度から来ていたSさんは、今年をもって卒業させて下さいと挨拶されました。後期高齢者になると、いろいろ終活が忙しくてな〜とのこと。ちょっと寂しいですね。
ボランティア

ササを刈り取ると共に、進入する木本類もある程度整理しています。特に本数の多いのがヤマグワとハリギリなので、ヤマグワはできるだけ抜き取り、ハリギリは鋭い棘が脅威なので、地際で切り取りました。
刈り取り

歩専道際のササは、法面部まで刈り取っていきました。2009年に一度刈り取り、その後も歩道にかかるものは刈り取っていたのですが、もう少し下から刈らないといけないようです。
ササ刈り

一時間ちょっとの作業で、トラック1台分くらいのササを刈り取っていただきました。少し寒いくらいの方が、体を動かすのにはちょうどよかったみたいです。
ササの山

すっかりきれいになった歩道脇の様子からは、来年キクザキイチゲやホウチャクソウがよく観察できるようになるでしょう。今年も1年大変お疲れさまでした。
刈り取り跡

雨に当たらず…

  • 2017.09.15 Friday
  • 05:48
昨日は星置緑地の作業日。天気予報は雨だったし、石狩北部には警報まで出ていたけれど、手稲方面は薄日が差す天気でした。現地に行く前に土木センターに立ち寄ると、整備の終わった除雪用のグレーダーがずらりと。ここには除雪機械のセンターが併設されているので、夏の間は全市の除雪機械が集められて整備されるのです。もうそんな時期なんですねぇ…
グレーダー

緑地内を下見していると、買い物籠下げてうろついているじいさんがいるので、職務質問したらやっぱりボリボリを取っていました。この時期は必ず出没するのです。もうすぐ職員来るから早く消えな!と無罪放免しましたが、ミズバショウの芽を踏まれないか本当に心配です。
ボリボリ

毎度9月の作業日には、工業高校の2年生が、インターンシップでやって来ます。今年も手稲区在住の2人がやって来て、ボランティアのみなさんと一緒に作業をすることに。
作業

ボランティアの方たちには帰化植物の刈り取りや抜き取りと共に、増えすぎたドクゼリの間引きをやってもらうことに。園路近くにあるものや、増えすぎて密生しているもの、背丈近くある巨大株などを間引いていただきました。
ドクゼリ刈り

高校生たちは、草刈りだけではつまらないだろうと、毎度用意しているのが支障木の除伐です。歩道に枝を伸ばして通行に支障があるもの、繁りすぎて奥の見通しがきかないものなどを伐採するものです。普段ノコで木を伐ることがないものだから、毎年夢中になって作業をしてくれます。
除伐

昨日はヤブ蚊がひどく、スプレーしていても、いくつも刺されて顔がぼこぼこになってましたが、二人で協力しながら細かく切り刻み、きれいに片付けてくれました。顔のかゆみが、忘れられない思い出になってしまったかな…(^^;)
片付け

目隠しになっていたヤマグワがなくなって、林内がよく見渡せるようになったものだから、ボランティアのみなさんも「よく頑張ったね!」と喜んでおりました。
すっきり

みんなが引き上げて静かになってから、私はハリギリの除伐を。歩専道に面して、鋭い棘だらけの枝をあちこちで伸ばしているけれど、さすがに高校生には頼めなかったのです。これで安心して歩専道を歩けるし、緑地の観察ができるようになりました。
ハリギリ

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