カタクリのタネ播き

  • 2017.06.16 Friday
  • 05:44
2年前から、稲穂ひだまり公園のイベントの一環に、カタクリのタネ播き会を行っています。6月中旬に設定しているけれど、早く咲いた2年前はタネが落ちてしまわないように、あらかじめタネ取りをしたことがありました。ところが今年は開花が遅く、先週下見に行ったときに、これじゃ来週までに熟さないので、あらかじめさく果を採取して室内で追熟させることにしました。ようやく当日朝にはタネがこぼれ始め、ぎりぎりセーフです。
追熟

何粒くらいのタネが採れたのか、数えてみることに。紙に広げて‘しいな’(未熟果)を除いて数えていくと、さく果20本ずつで、424粒と521粒の、計945粒ありました。一本あたり約24粒稔ったようです。
タネ

現地に向かおうとするとまた雨がぱらぱらと… 天気予報では朝のうちだけだったのにぃ。それでもぱらぱら程度ですんだので、林内にはほとんど落ちてきませんでした。園路際にクゲヌマランが何本か咲いていましたが、こんな暗いところで大丈夫かな?
対象地

林内のかなり暗いところに、サイハイランが一本だけ咲いていました。この時期になると葉が傷んでなくなっていることがあり、花だけが異様に目立ちます。
サイハイラン

オオハナウドが林内にもたくさん咲いているものの、明るいところの株に比べればとても貧弱。でも暗いだけに余計花が目立ちます。
オオハナウド

こんな天気で誰か来るかなぁ…?と待っていると、いつも来てくれる女性がわざわざバスでやって来てくれました。以前はすぐ近くに住んでいたけれど、数年前に区内の山口の方に引っ越されたのに、毎度参加してくれるのです。もう一人近くの方が完全装備で参加してくれました。場所が1m角×2箇所なので、私たち含めて4名がちょうどいい数でしょう。まずはツタウルシをバリバリとはぎ取ってから、落ち葉をすべて取り除き、土を露出させました。
地拵え

そこに約500粒ずつタネを播いていきました。これまで2年間の結果では、それぞれ10本くらいしか出ていないので、あんまり歩留まりはよくないようです。はたして来年はどうなるでしょうか。
タネ播き

雨上がりの星置緑地

  • 2017.06.09 Friday
  • 05:51
こんなに雨に振り回される年も記憶にありません。昨日は星置緑地の作業日だけど、予報では9時まで雨で、その後上がる予報に。本当に上がるのかなぁ…と心配になるほどの降り方の中、手稲に向かいました。車を止めてカッパを着ていると、少し明るくなってきて雨が止んでくれたのです。ふと車の横の繁みに目をやると、ムラサキツメクサの四葉がありました!シロツメクサのは山ほど見つけましたが、これは初めてだったのでちょっとびっくり。とてもでかいので、いいことがあるかもしれません♪
よつ葉のアカツメクサ

湿地の道路際では、ヤナギトラノオの花が咲いてきました。まだ学生の頃、公園を作るための事前調査の手伝いでモエレ沼に行った時、不思議な花の付き方をしているのに感激し、以来忘れられない植物になりました。
ヤナギトラノオ

林内に入ると、ヤチダモの葉が繁ったので林内が薄暗くなり、ミズバショウの大きな葉だけが目立ってました。たっぷり水を吸って、なんと生き生きしていることか。
林内

緑地内ではこのバイケイソウの増殖が顕著です。ミズバショウのあるところとは棲み分けているのか、やや乾いた場所に何カ所かびっしりと群生し、豪快な花を咲かせています。今はまだなんとか見られるのですが、花が終わるとぐずぐずに倒れ始め、茶色に融けていくので、ひどく汚らしくなってしまいます。
バイケイソウ

ツルアジサイが清楚な花を開いてきました。アジサイと交雑して色のついたつる性アジサイを作りだしたら、世界中で大人気になるだろうなあと思っているのですが。じっくりそういうことをやれる日が、いつになったらやってくるのかなぁ…(>_<)
ツルアジサイ

こんな天気なので、せいぜい5名も来たらいい方かな、なんて話していたら、ちゃんと8名の参加がありました。このうち3名はJRやバスでわざわざやってくるのですから、本当に頭が下がります。今回は帰化植物の抜き取りをじっくりやろうと、いろんな植物を観察しながら、外周部から作業を進めていきました。
抜き取り作業

まれに新規出現種はあるものの、みなさん大体見分けがつくようになってきているので、ていねいに抜き取りを進めていくことができました。こんな作業の積み重ねで、緑地の内部からはほとんど外来種が見つからなくなっているのです。
クサヨシ

富丘西公園の自然観察会

  • 2017.05.29 Monday
  • 05:55
運動会が土曜日にできなかったので、ほとんどの学校で1日順延し、日曜開催となりました。盤渓小や大倉小、円山小も朝早くから場所取りに大賑わいだったけれど、あの雨では途中で打ち切りになったのかなぁ… なんとも恨めしい週末の雨でした。

そんな昨日は富丘西公園の自然観察会。私はとても下見に行くことができなくて、いつも自然観察をされているKさんやSさんにお願いして、チェックポイントを押さえていただくことにしました。お二人からは、スズランの開花がかなり遅れており、あんまり見栄えがしないです〜との情報をいただいていた通り、スズランはようやく咲き始めといったところ。いつにもまして密やかな花の様子でした。
スズラン

ふと上を見ると、ここのハルニレにもびっしりとタネが。ハルニレプロジェクトを始めた2014年以来、3年振りの豊作年となりました。ここまでタネが付くと、負担がかかりすぎて枝枯れを起こすこともあるので、あんまり極端な豊作は考えものです。
ハルニレ

こんな空模様だし、運動会があるので参加者が少ないと予想していたけれど、それでも30人以上もの参加がありました。いろんな広報のおかげで、手稲区以外からの参加者がかなり多かったのも特徴的です。昨年は近藤先生が不在のため私一人で大変でしたが、今年は二人でかけ合いが出来たので、とてもやりやすかったです。
解説

園内の自然観察は二つのグループに分かれました。20人弱でないと声が届きにくくなってしまうのです。林内を案内しているとかなり強い雨になってしまい、ますます声が届きにくくなってしまいました。本当に昨日の天気はひどかった。
自然観察

今年初めてクマゲラの舟彫りが出現。立ち枯れしたカラマツの中に、アリが巣を作っていたので、それを一網打尽にしようと思ったのでしょう。かなりしつこく上から下まで、きれいにくり抜いており、アリはもう一匹もおりませんでした。よくもこんなにくちばしだけで彫れるものです。
船堀り

なんとか観察会も無事に終え、さっとお昼を食べてからは、近藤先生と学生達とでスズランの追跡調査と生育調査を行いました。スズランの生育数と開花数の調査は、もう14年間毎年続けているので、とても貴重なものとなりました。まだ集計はしておりませんが、感じとしては開花数が少なくなったような気が。これだけの努力をしても、維持していくのがやっとこさ…という状態ですが、やらなければまたたくまに衰退してしまうので、粘り強く活動していくしかないのです。みなさん本当にお疲れ様でした〜
調査

星置緑地の作業

  • 2017.05.12 Friday
  • 05:53
天気予報はあんまりよくなかったけれど、ぎりぎり昼までもちそうとの読みで、手稲に向かって走りました。星置駅前のマンションの前を走っていて、あれっと思って車を止めてみると、やっぱりオンファロデスが列植されておりました。花期が短いので、タイミングが合わなかったものか、今まで全然気付かなかったのです。
マンション前

オンファロデス・ウェルナ(Omphalodes verna)はヨーロッパ原産の這性宿根草。ランナーをたくさん伸ばして広がります。ブルーアイド マリー(blue-eyed Mary)という素敵な名前があるので、こちらも合わせて広めていきたいところです。もう少し開花期が長かったらなぁ…
オンファロデス

緑地に着くと、ミズバショウの葉が豪快に葉を広げ、これが食べられたらなぁと、つい思ってしまいます。
ミズバショウ

パートナーを捕まえ損ねたのか、雄のカモが4羽たむろしていました。少し離れた所に雌が1羽いたので、まだ協議中なんでしょうか??
♂カモ

奥の方へゴミ拾いを兼ねて一回りしてみると、エゾノリュウキンカの花が終わりかけ。雪融けの遅かったところにのみ花がまだ残っていました。手入れを始めてこれが一番増えたように思います。
エゾノリュウキンカ

天気予報のせいもあり、参加者はちょっと少なかったですが、いつもの熱心な方達が集まって来ました。先ずはこの時期にいつもやるクサヨシの抜き取りです。一時は絶望的なほど増えていたものの、毎年の抜き取りのおかげで本当に少なくなってしまいました。内部からはほぼ駆逐できたと言ってもいいでしょう。
クサヨシの抜き取り

ニュースでもやっていましたが、マダニが媒介する致死性のウィルスを持っている野生生物が、意外と身近にいることが分かったので、なるべくササに触れてマダニに襲われないよう、歩道にかかるササを刈り取ることにしました。中からゴミがたくさん出てきたので、刈り取ることによりゴミ捨て防止になるいし、キクザキイチゲやホウチャクソウもよく見えるようになることでしょう。
ササ刈り

作業の最後に歩道を掃除するのが毎度大変だったので、昨年ブロワーを買っていただきました。小さいものだけど、これが意外と便利でとても早く片付きます。道具のありがた味をみなさん実感されていました。
ブロワー

春の到来

  • 2017.05.04 Thursday
  • 06:00
世の中はゴールデンウィークだけど、相変わらず無縁の生活をしています。桜前線は、平地だと一日に何十kmも進むけれど、円山からわずか2km程度、標高差で150m程度のところまでやってくるのに、5日もかかるのはどうしてでしょう?我が家の小春桜もつぼみがほころんできたので、今日の馬鹿陽気で一気に開花しそうです。

昨日は午後から富丘西公園へ。スズランの開花調査を続けている永久方形区が、草に覆われて毎度見つけるのが大変になってしまうので、目印を付け直してきました。このくらいの高さであれば、開花期の調査であればなんとか見つけられるのですが、夏の刈り取り作業になると背丈ほどの草に覆われるので、今月末の調査時に2mくらいの目印を立てる予定です。
方形区

落ち葉を除けてみると、なんとスズランの芽がニョキニョキと伸びて来ていました。30日のカモガヤ抜き取り作業の時には全く見えなかったので、そのあとの暖かさで急速に成長し始めたようです。危ないところでした。
スズランの芽

保全区域の回りの樹林では、エゾヤマザクラの銅葉の新芽とイタヤカエデのクリーム色の花、ミズナラの楚々とした梢が、とてもきれいなコントラストを見せていました。この時期ならではの組み合わせです。
桜と楓

ちょっと汗ばむほどの陽気で、作業は1時間あまりで片付き、保全区域の掃除もしておきました。せっかく来たので、森の奥に咲いているキクザキイチゲを見に行くことに。これは自生のものではなく、ここに集中的に植えられたヤマモミジの根鉢にくっついてきたものです。このようにして持ち込まれるのは植物だけでなく、セミなども持ち込まれるようで、アブラゼミやニイニイゼミがあちこちで見つかっています。
キクザキイチゲ

ここのキクザキイチゲは、バランスよく花が付くのでとてもきれいです。星置緑地では密生した株の中にパラパラしか花が付かないのに、どうしてここはきれいに咲くのでしょうか。
満開

このあたりに自生しているササはクマイザサですが、園内にはミヤコザサがかなり増えています。これは最近の苗木の供給源がほとんど道東のため、ミヤコザサの根茎付きの根鉢と共に持ち込まれているのです。寡雪(かせつ)寒冷地の道東では地上部が枯れてしまうのが普通だけど、積雪下では縁が白っぽくなって隈取りされ、「クマザサ(隈笹)」になるので区別がつきます。
チシマザサ

高台線寄りにはカシワの群生があります。1994年に現在の公園の北半分に当たる民地を買収することになり、その樹木調査のために、9月から10月にかけてずっと通い詰めていました。その時にここにカシワが群生しているので、なんだろうなと不思議に思いました。その調査時に、偶然スズランの自生を見つけたことから、それまでの計画を白紙に戻して計画を作り直し、現在の公園になったものです。
カシワ

その後現在の取り組みを初めて数年後、市の方から昔の航空写真を見つけたよといただいたのがこの写真です。公園の区域を入れてみると、樹林は楕円形をしているカシワ林だけで、あとはぱらぱら散在している程度なのにびっくりでした。戦前からこのあたりは軍馬を養成する牧場だったそうで、馬は毒のあるスズランを食べないため、こんなに残されたものでしょう。上の方には国鉄の官舎が建ち並んでおり、現在は市営住宅になっています。わずか60年の歳月で、こんな森が出来るのですから、自然の力というものは本当にすごいものだと感心してしまいます。
カシワ

カタクリ満開

  • 2017.05.02 Tuesday
  • 05:53
日曜午後には、稲穂ひだまり公園で自然観察会もありました。カタクリの名所になりつつあるひだまり公園ですが、この観察会は毎度その年の天候に振り回されています。昨年は完全に花が終わってしまい、溶け始めた一輪がかろうじて残っていたくらい。その逆に2013年はものすごく寒い年で、円山公園の花見期間も2週間後ろにずらした年でしたが、カタクリが全く咲く気配がないので、5月12日にもう一度開いたほどでした。それが今年はピッタリ!!こんな素晴らしい状態にうまく合ったのは始めてではと思う咲きっぷりです。
カタクリ群落

こんな姿を見ると、我ながら感慨深いものがあります。この公園の基本計画を立てたのが1997年で、翌年春にここのカタクリの生育範囲を確認して現在の保全区域を設定しました。その後はただロープ柵で囲っただけだったものを、地域住民の手によってきめ細かく管理することにより、自然資源をもう少し活性化しようという現在の取り組みが始まったのが2004年のことでした。13年前の保全区域の様子はこんなものだったのです。
13年前

その年の10月にやったのは、ササを刈り取ることと、地面に厚く積もった落ち葉をかいて地面を出すことです。この作業を毎年秋にやることにより、地面に落ちたタネがちゃんと土の中に根を伸ばし、新しい株を作ることができるようになりました。カタクリはタネが落ちてから7〜8年かかってようやく花が咲くといわれており、その積み重ねによって個体数が飛躍的に増えていきます。現在はこんな場所もあるほどで、ちょっと増えすぎかなぁ…という感じもしてしまいます。
密生

ここのカタクリをよく見ると、本来6弁なのに、7弁や8弁の花がかなりたくさんあることに気付きます。これは固定された形質ではなく、栄養状態によるものだと思いますが、それだけここの環境がカタクリの生育にピッタリ適しているといえるのでしょう。
8弁花

この公園では、星置緑地と共にコジマエンレイソウを見ることができるのですが、赤い花弁のある花は滅多に見られません。それでも星置緑地よりはるかにたくさんの花弁のある個体があり、稀に3枚揃っていると本当にうれしくなります。こんな花が観察園路際で間近に見られるのですから、本当に貴重な場所と言えるのです。
コジマエンレイソウ

天気予報が午後から雨だったこともあり、例年よりやや少なめの三十数名の参加で観察会を行いました。園路が狭いので、どうしても列が長く伸びてしまうため、今年は一緒に案内できるかと思っていましたが、結局近藤先生と二班に分かれての観察会になりました。
案内

例年だと白い花のオオバナノエンレイソウも咲いているので、エンレイソウを含めて3種の関係や違いなども解説できるのですが、ニリンソウやヒトリシズカの花もなく、下の広場で先生と合流した時に、今日の案内は大変やったなぁ…とお互い苦笑いとなりました。
近藤先生

観察会中は雨こそ降らなかったものの、冷たい風が吹く中での観察会でしたが、楽しかったぁとの声をいただきこちらもほっ。寒い中の参加ありがとうございました。

富丘西公園仕事始め

  • 2017.05.01 Monday
  • 05:47
昨日は富丘西公園の作業講習会。ここの仕事初めは自然観察会ではなく、カモガヤの抜き取りから始めます。公園に着くと、あれ?もうエゾヤマザクラが咲いてる!とちょっとびっくり。町中に比べてもっと遅いかと思ってました。雪融けはかなりの差があっても、こういうものにはほとんど差がないのですね。
エゾヤマザクラ

雪融けが遅かったため、保全区域ではまだほとんど緑が見えません。スズランの芽が動いてしまって、保全区域に入れなかった年もあったけれど、これでは肝心のカモガヤの芽も動いていないかと心配になりました。
保全区域

木道から下りて落ち葉をかき分けると、カモガヤやハルガヤなどの牧草類はちゃんと見えていて一安心。カモガヤは独特の早緑色が特徴的だし、茎がぺったんこなので割と見分けやすいのです。
カモガヤ

駐車場の近くでは、ニオイスミレがかなり増えつつあります。外来種としての抜き取りをまだやっていませんが、周囲の庭のゴミ捨て場にもなっているので、モントブレチアや京ブキ、宿根フロックスなどもかなり増えてきているのです。
バイオレット

いつももメンバーが続々と集まって来ました。ここは町内会が主体になっているので、初めからずっと来ている人もいれば、次々と新しい人も参加してくれるし、周辺に住んでいる方もたくさん見えられてました。
あいさつ

今芽吹いているのはカモガヤとハルガヤがほとんどで、どちらも外来牧草だから、迷っても抜いて下さいとお願いしました。あとは丁寧さですが、みんなの後ろから着いて歩き、取り残している株をせっせと抜いていきました…(笑)
抜き取り作業

ひなたぼっこの平穏を破られて、慌てて逃げようとしたカナヘビがつかまってしまいました。ヘビは大嫌いだけど、カナチョロ君はけっこうかわいいです〜
カナヘビ

一時間近くの作業の結果、抜き取られたカモガヤが大きな山を作るほどに。完全な撲滅には至りませんが、毎年このくらいの抜き取りを続けていけば、かなり密度を下げることが出来るでしょう。みなさん大変お疲れ様でした。
成果

星置緑地の観察会

  • 2017.04.24 Monday
  • 05:53
星置緑地の観察会も13年目になりました。毎年同じようなことしか解説できないけれど、これをやると今年一年もがんばろう〜という気になるので、こういう節目の行事も大切なのかもしれません。現地確認があるので8時半に到着すると、もうお客さんがたくさん来ておりました。どこでどんな話をすればよいか、見どころをあらためて確認していくと、やっぱりミズバショウの花が小さくなったというか、花数が少ないというか、なにかもの足らないのです。
ミズバショウ

この取り組みが始まった、2004年春のミズバショウの開花状況はこんな感じでした。どう見ても昔の方が見栄えがするのです。一体何がこの変化を生むのでしょうか…(2004年4月19日)
2004年の様子

今年はとうとう、コジマエンレイソウの花をご覧に入れることができませんでした。多分初めてのことではなかったかと思いますが、ちょっと残念です。
コジマエンレイソウ

着いた頃はどんより曇っていて、これでは寒すぎるし、キクザキイチゲの花が開かないので困ったなぁと思っていたら、9時過ぎから少しずつ日が差し始めてきました。日差しがあれば、8℃前後の低温でもなんとかしのげます。今年は市の広報だけでなく、フ○ッ○ーにも掲載されたので、市内のいろんなところから約60名の参加者がありました。
初めの挨拶

人数が多くなると木道の上では列が伸びてしまうため、近藤先生と私で半分ずつに別れ、経路を替えてご案内を。近藤班はエゾサンショウウオの生体を見ることができて感激したとのことでした。私も夏の草刈りの時に出くわしたことがあるだけで、この時期には見たことがありません。
近藤先生

私は、この緑地の成り立ちととか、植生の変化、ボランティアの方たちによる作業の結果、どのように植生が変化していったかなどもお話ししながら一回りしていきました。
笠の解説

そういえば、昨年は観察会当日に、エゾノリュウキンカをカマで刈り取っている山菜おばさん二人をとっ捕まえた話をして、今年はきれいな状態でよかったぁと話をしていたら、あれっ!ここがないよ!と言われたところがひとつかみ、きれいにちぎられているのを見つけました。こんなに人がいる中で、よくもまぁこんなことをしでかすものです。
リュウキンカ

今年の参加者は反応がとてもあり、たくさんの質問をいただきました。厚別や清田など、遠くからの参加者もたくさんいて、例年になく盛り上がった観察会になったのではないでしょうか。また時期を変えてきていただければ、いろんな見どころに巡り会えることでしょう。この次は30日13時から、稲穂ひだまり公園の自然観察会です。いろんな花が咲いてくれるとよいのですが。

寒くても着々と

  • 2017.04.22 Saturday
  • 05:41
夜明けはどんどん早くなっていくのに、今年はなかなか暖かくなりません。日曜に星置緑地の自然観察会があるので、その準備と、先日見つけたたくさんのゴミを片付けておこうと、手稲に向かいました。昨日は晴れていたので、車に乗っていると暑くなるのですが、気温は低いままでした。途中稲穂ひだまり公園に寄って、カタクリの咲き具合を確認。ナニワズやフクジュソウ、エゾエンゴサクなどが咲き始め、カタクリの葉が無数に伸びていました。
カタクリ群落

大きなミズナラの日だまりには、カタクリが数輪開花しており、これも今年の初物です。この状態であれば、観察会まであと10日あるので、ちょうど見ごろになっていることでしょう。
カタクリの花

星置緑地に着くと、ずらりと車が並んでいて、たくさんの方が訪れていました。先日ほどではないけれど、まだあちこちで蛙合戦が聞こえており、水の中にはたくさんの卵塊が沈んでいました。昨年はかなり花が少なかったけれど、今年は平年並みに回復している様子。満開宣言が出せるかどうかが微妙なところです。せっかく観察会をやるので、日曜日に出すことにしようかな。
星置緑地

線路寄りの少し乾いたところでは、キクザキイチゲが満開に。かつて一面覆っていたササを刈り取ってきたので、紫と白のキクザキイチゲがよく見えるようになりました。まだコジマエンレイソウの花がないのが寂しいけれど、キクザキイチゲの花が閉じてしまわないよう、日曜が晴れてくれることを祈るばかりです。
キクザキイチゲ

エゾノリュウキンカの花も、まだほんの咲き始め。やはり気温が低いために、なかなかつぼみが開いてこないようです。この株なんて、上から見ると真っ黄色に花で埋め尽くされるのに。
エゾノリュウキンカ

長靴履いて、水の中をジャブジャブ歩きながらゴミ拾いしていると、みなさんからご苦労様ですねと声をかけてくれました。大掃除の時に雪の下になっていたものが、たくさん出てきて目障りだったのですが、作業中の腕章して堂々と中を歩けるので、ミズバショウと間近でご対面できる特権もあるのです。
ミズバショウ

1時間ほどで緑地内を一回りし、40リットルのゴミ袋が軽く一杯に。今年はなぜか、焼酎のワンカップばかりが2〜30個も落ちてました。わざわざここまで来て放り込んでいくのですから、全く腹立たしいけれど、これだけたくさんの方の目があれば、捨てたくても捨てられないだろう!このクソおやじ!!
ゴミ

少しずつ春が

  • 2017.04.16 Sunday
  • 06:10
ようやく寒気が抜け、暖かい南風が吹き込んで、昼間はポカポカ陽気になりました。木曜日には事務所近くの日だまりでタンポポの花を見つけて思わずにんまり。初物はやっぱり嬉しいものです。
タンポポ

昨日は家に帰ると、敷地内の斜面に生えているフキノトウを天ぷらにしてくれました。このほろ苦い味は、やっぱり春の風物詩。年に一度は食べたいものの一つです。
フキノトウ

ようやく家の回りの雪が融けてくれて、一回りすることができるようになりました。スノーフレークも雪でつぶされたのではと心配しましたが、意外と強いものです。数日で花が開いてくれることでしょう。
スノーフレーク

昨日はハルニレプロジェクトの苗木の定植をやりましたが、それはまた報告するとして、そのあと手稲区の公園を一回りしてきました。来週23日には星置緑地で自然観察会をやるので、雪融けの進み具合を確認しておく必要があったのです。周りにはまだ雪が残っていましたが、緑地内はすっかり雪も消え、水が張られてきれいになっていました。蛙合戦はまさに真っ最中。ケロケロと大変にぎやかなのに、来園者もびっくりしていました。ミズバショウの花はまだ二分咲き程度ですが、一週間経てばちょうどよくなることでしょう。
ミズバショウ

キクザキイチゲもあちこちで咲き始めました。花の大きな白花と、やや小振りな紫の花が混じり合い、ササ刈りのおかげでずいぶんと花の数が増えたので、来週はばっちりな状態になりそうです。
キクザキイチゲ

緑地内に一本しかないツノハシバミが、雪の重みで枝がかなり開いてしまいました。株立状の枝がぺしゃんこになってしまい、観察しやすくなったのはいいけれど、これでは毎年雪につぶされそう。でも花がちょうど満開で、尾状花序の雄花の上には、雌花から真っ赤な柱頭だけが顔を覗かせていました。来週まで残っているかな?
ツノハシバミ

稲穂ひだまり公園に行くと、まだあちこちに雪が残っているものの、カタクリの芽がたくさん伸びてきており、気の早い数株はもうつぼみが開きそうなものまであります。こちらは30日の13時から自然観察会が行われますので、見ごろのカタクリやコジマエンレイソウを楽しめそうです。
カタクリ

最後に富丘西公園へ。こちらはまだ駐車場も開いておらず、あちこち雪の山が残ってますが、スズランの保全区域は半分以上雪が融けていました。こちらの自然観察会は5月28日なのでまだ先ですが、4月30日の10時から、カモガヤの抜き取り作業を行います。スズランの保全にはとても大切な作業となりますので、ぜひご参加下さいませ〜
富丘西公園

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