面白半分
- 2024.03.22 Friday
- 05:37
先日自宅のロフトにある本を探していたら、懐かしいものが出てきました。ロフトは物置代わりに使われていて、壁際の本棚はほとんど段ボール箱に埋まっていて、なかなか見ることができないのです。ここにあるのは70年〜80年代に読んだ本がほとんどのため、最近は日の目を見ることがなかなかありません。出てきたのはいろんな雑誌類で、一番多いのが『面白半分』でした。
この月刊誌は、72年〜80年にかけて発行され、半年おきに編集長が交代していきます。初代は吉行淳之介で、以降は野坂昭如、開高健、五木寛之、藤本義一、金子光晴、井上ひさし、遠藤周作、田辺聖子、筒井康隆、半村良、田村隆一と続いています。この創刊号はAmazonでは71,218円の値がついているけど、本当かなぁ…?
創刊号の目次を見ると、編集長に頼まれれば断れないのか、錚々たるメンバーが並んでいます。当然ながら、ほとんどの方が鬼籍に入り、時代の流れを感じてしまいます。
野坂や五木は数冊ありますが、なんといっても筒井康隆のものはすべてあります。本来半年で交代するはずが、馬鹿売れしたので12ヶ月編集長を務めて、傾きかけていた出版社が持ち直したとか。
執筆者は当然筒井の遊び仲間が中心なので、山下洋輔さんも「全冷中顛末記」を書いています。これはなぜ冷やし中華は夏しか出してくれないのか!一年中食べさせろ!という活動をしていた団体で、当然私もシンパの一人でした。坂田明さんが来た時には盛り上がったような記憶が…
この号には、2年前に洋輔さんが博多で『発掘』したタモリも文章を書いています。70年代はキワモノ芸人扱いでしたが、80年代になると徐々に裾野を広げていき、押しも押されぬ知性派芸能人になっていったのでした。今こんなのを読んだら目を背けることでしょう…(^^;)
この月刊誌は、72年〜80年にかけて発行され、半年おきに編集長が交代していきます。初代は吉行淳之介で、以降は野坂昭如、開高健、五木寛之、藤本義一、金子光晴、井上ひさし、遠藤周作、田辺聖子、筒井康隆、半村良、田村隆一と続いています。この創刊号はAmazonでは71,218円の値がついているけど、本当かなぁ…?
創刊号の目次を見ると、編集長に頼まれれば断れないのか、錚々たるメンバーが並んでいます。当然ながら、ほとんどの方が鬼籍に入り、時代の流れを感じてしまいます。
野坂や五木は数冊ありますが、なんといっても筒井康隆のものはすべてあります。本来半年で交代するはずが、馬鹿売れしたので12ヶ月編集長を務めて、傾きかけていた出版社が持ち直したとか。
執筆者は当然筒井の遊び仲間が中心なので、山下洋輔さんも「全冷中顛末記」を書いています。これはなぜ冷やし中華は夏しか出してくれないのか!一年中食べさせろ!という活動をしていた団体で、当然私もシンパの一人でした。坂田明さんが来た時には盛り上がったような記憶が…
この号には、2年前に洋輔さんが博多で『発掘』したタモリも文章を書いています。70年代はキワモノ芸人扱いでしたが、80年代になると徐々に裾野を広げていき、押しも押されぬ知性派芸能人になっていったのでした。今こんなのを読んだら目を背けることでしょう…(^^;)