圃場の花

  • 2019.05.16 Thursday
  • 05:51
現場からの帰り道、先週見られなかった花の確認に北大に寄ってみました。するとハナカイドウは満開になっていたけれど、マルスはまだつぼみのまま。だいたい一緒に咲いているものなのですが、今年の開花状況はどこか変です。今年剪定した2本のハナカイドウはバッチリ咲いていて、6本すべてが咲きそろったので思わずにんまり。手入れをしてやると、正直に応えてくれるのは嬉しいものです。
ハナカイドウ

中に1本ズミが咲いているのは、台芽が伸びて大きくなったもの。つぼみが真っ赤なのはズミの特徴の一つです。
ズミ

圃場の反対側にエゾノコリンゴがあるので、そちらの様子も見に行くと、ほんの少しの枝にだけ開花した花が見られました。こちらのつぼみは真っ白ではないけれど、ほんのり赤くなる程度です。
エゾノコリンゴ

両者を並べてみると一目瞭然。エゾノコリンゴの花はかなり大きく、花弁の縁が波打っているし、花弁が重なっているので艶やかに見えます。でも真ん中の雄蕊は短くキュッと集まっているのも特徴の一つ。芽出しの頃は葉に欠刻が入らないので、葉っぱでは区別がつきません。
比較

いつも手稲の仕事を手伝ってくれる4年生が圃場に来ており、せっかくなのでいろんな植物の見方や見分け方、管理の仕方などを話していました。先日花の咲いていた原種チューリップの話になり、原種はたいてい球根が地中に逃げるので、掘り上げが大変だという話をしたのです。すると見てみたい!というので、ハーゲリ種が群生しているところを掘っていくと、出てくる出てくる。ドロッパー(垂下球)という新球が地中に逃げていく様子がよく分かりました。私が学生の頃には、何十種も原種などを栽培していたので、毎年の掘り上げが大変だったのです。
ドロッパー

先週まだ咲いていなかったムラサキヤシオ(右)とシロヤシオ(中)が咲いて来て、先に咲いたトウゴクミツバツツジと何ともいえない花の競演に。ツツジ好きにはこたえられません。
ツツジの競演

シロヤシオ(Rhododendron quinquefolium)は別名をゴヨウツツジといい、葉っぱを見れば納得します。種小名も「5枚の葉をもった」との意味なので、分かりやすいです。花は純白で小さいけれど、日本のツツジでは最も大きくなるというとおり、この株も既に2mを越えています。愛子さまのお印になったので、一時話題になりました。
シロヤシオ

その左に咲いているのはトウゴクミツバツツジ(R.wadanum)。その名の通り関東に多いミツバツツジで、ツツジらしい花の色をしています。ミツバツツジの雄しべが5本なのに対し、これは10本あるので区別しやすいです。耐寒性は強いけれど、道内ではほとんど見られないのがもったいないといつも思います。
トウゴクミツバツツジ

にぎやかな学生実習

  • 2019.05.12 Sunday
  • 05:43
出張帰りで重たい体でしたが、こういう時は作業で体を動かすことによって、こわばった体がほぐれます。少しひんやりしていたけれど、ちょうどいい作業日和でした。圃場に着くと、マルスやハナカイドウがまだつぼみで、なかなか開けないでおりました。寒風害でかなり傷んでしまったユキツバキは、地際近くの積雪で保護されていた部分のつぼみは大丈夫だったらしく、真っ赤な花を咲かせていました。
ユキツバキ

ちょうどツツジ類が真っ盛りで、ヨドガワツツジやトウゴクミツバツツジ、そしてクロフネツツジが満開になり、いろんな色の競演で賑やかに。例年に比べて10日くらい早い開花になっているようです。やっぱりクロフネの艶っぽい花には心ときめいてしまいます。
クロフネツツジ

昨日も学生実習のため、院生・学生が11名も参加してくれたので、仕事を振り分けるのに大わらわ。花壇の雑草がめきめき伸びてきていたので、まずは除草からやってもらいました。雑草と植えているものを見極めるのがまだ大変で、初めのうちはつきっきりでコーチしなくてはいけませんでした。
除草

3年生の男子には、芝刈りを。芝刈り隊長がつきっきりで教えていたので、わりとスムーズに刈り込んでいました。
芝刈り

4年生の男子二人には、ツツジの上に覆い被さってくるシノブヒバの枝下ろしを。まずははしごの立て方固定の仕方をしっかりと教えてから、枝を落としてもらいました。腕くらいの太さになると、なかなか手ノコで切るのは大変そうでしたが、忘れられない経験になったことでしょう。
枝下ろし

花壇除草の目途がついてきたので、外周部に増えつつある牧草や帰化植物をどんどん削ってもらいました。こういうのはあまり考えなくてもいいので、バリバリと作業を進めてくれ、一気に圃場がきれいになっていきました。ここ数年マンパワー不足で荒れかけていたので、今年はかなり改善されそうです。
除草

圃場の隅で、ひっそりと原種チューリップのハーゲリ(Tulipa hageri)が3つだけ花を咲かせていました。葉っぱだけは数百単位であちこちに生えているけれど、花を着けるのは毎年ほんの数輪ずつ。原種チューリップで唯一野生化して生き残っている種類だけに、もう少し花を咲かせてくれないかなぁ。
ハーゲリ

たっぷり2時間、あちこち走り回っててんてこ舞いでしたが、目に見えてきれいになっていくのが嬉しいものです。今年はもっと宿根ボーダーを充実させて、除草手間を少なくすることを考えなければなりません。やることがいくらでも出てきますねぇ〜(>_<)
完了

学生実習の初日

  • 2019.04.28 Sunday
  • 05:50
毎年4月最終週の土曜日から、学生実習が始まります。圃場整備と実習のサポートを始めて、なんと14年目に入りました。なんだかあっという間のことのように感じます。昨日は朝から気温が上がらず、北大に着いた頃には細かい雨がちらついていました。北13条の門の前では乗用車同士が正面衝突した直後で、こんな時に事故ったら大変だろうに…

さっそく圃場内を確認していくと、クロッカスやチオノドクサの花はもう終わり。早生系のカウフマニアナ・ハイブリッド(K)やフォステリアナ・ハイブリッド(F)のチューリップが咲いているようですが、この天気ではしっかりと花弁を閉じてしまっておりました。このチューリップは、私の恩師が育種して作り上げたものですが、ちゃんと品種登録して残さなかったのです。こんな立派な早生系の品種はどこにも出回っていないので、本当にもったいないと思います。
チューリップ

圃場のあちこちに、半野生化している八重咲スイセンの ‘ファンシィオン’。真吾さんのスイセンプロジェクトに掘れるだけの球根を送ったのでほとんどなくなっていたけれど、知らぬ間にかなり復活してきたようです。たくましい品種なので、被災地のあちこちで咲いてくれてるかなぁ…?
ファンシィオン

一回りして、ふと農場の方を見ると、一面黄土色になっていました。なんだろう?と近寄って見てびっくり。すべてツクシでした。北海道の人は全然食べないようだけど、子どもの頃は毎年春になるとザルを持って線路の土手に取りに行き、卵とじにしてもらっていたなぁ。こんなに生えるものは、食べる気がしなくなるのでしょうか…(^^;)
ツクシ

新入生が入ったので、自己紹介しながら挨拶していきました。今年は3年生が4名、大学院に4名が加わり、ずいぶんと賑やかになりました。13名のうち男性が4名と相変わらずですが、1人という年もあったのに比べれば、力仕事にも対応できそうです。
挨拶

先生方3名とOB6名、経済学部の院生が興味を持って参加したので、総勢が23名にもなり、仕事の割り振りが大変でした。新人達には圃場の特徴や植物を一通り説明した後、ローンのタンポポやブタナの抜き取りをやってもらいました。質問も次々出てくるし、仕事も早くて、今年は随分と反応がよさそうです。
タンポポ抜き

サンクンの中の雑草抜きもやってもらうと、太いミミズがいたとか、ヨトウムシがゴロゴロ出てきたとか、大騒ぎしながら、でもしっかりと抜き取ってくれました。
雑草抜き

芝刈り隊長はまだ芝刈りが始まらないので、4年生の男子二人を付けて、エゾノコリンゴのヤブの剪定をやってもらいました。下敷きになっていたシデコブシも救出されて、すっきりと風通しがよくなっていました。こういう仕事を任せると、本当に素早いので助かります。
剪定

少し早めに終わらせると、またチラチラと雨が降り始めてちょうどいいタイミングでした。生協の食堂で暖かいものを食べようとメニューを見ると、数量限定の「海苔ラーメン」が。チャーシュウも玉子もなんにもなく、ただ海苔が載っかっているだけでしたが、あっさりして美味しかったです。
海苔ラーメン

今朝も霜で真っ白だったけれど、日差しはしっかり暖かいので、ようやく気温も上がってくれそうです。円山公園の花見もきっとすごい人出だろうなぁ。

一気に初夏?

  • 2019.04.18 Thursday
  • 05:51
なんとも極端な天気で、札幌でも22.3℃まで上がったそう。塀際に残っていた庭の雪も完全融けたし、窓から見える近くの山からも、残雪が一気に消えてしまいました。といっても週末はまた寒くなるようなので、風邪がぶり返さないよう注意しなくては。

昨日は午前中だけ、北大の圃場に行って一仕事。冬囲い外しなど、どうしてもやっておきたいものがあったのです。入り口に植えている球根類の中では、早くもカウフマニアナ系のハイブリッドチューリップが咲き始めていました。外花被片に真っ赤な色がつくのが特徴です。これはあまりいい形質のものではなく、もう少し後からいいものが咲いてくるはずです。
チューリップ

ここにはチオノドクサ・ルキリエが、あちこちから集められて植えられています。これは創成川公園にも植えているので、あそこでも満開になっているはずです。
チオノドクサ

ローンに入ると、思わずわぁっ!っと声を上げそうになりました。ピーカンに晴れているまぶしい日差しを浴びて、真っ青になっているのです。年々密度が高くなり、範囲も広がっているので、あと10年もすればローン全体がこんな風になってしまいそうです。
真っ青

これはチオノドクサ・サルデンシス種で、ルキリエ種に比べて花数が格段に多く、色も真っ青なので、集団になると本当に見事です。
サルデンシス

日陰のボーダーでは、ここに植えられているスノードロップなどと入れ替わるように、クロッカスが満開に。これも毎年タネを散らして密度が高くなっていくので、足の踏み場がなくなってしまいます。
クロッカス

バラの冬囲いを外してから剪定を済ませました。私たちの管理範囲には3株しかないけれど、農場で勝手に植えていったものが10株ほどあるので、それも管理しています。どうしてもやりたかったのが、ツキヌキニンドウの剪定。地面にのたくっていたのを、10年ほど前に丸太の柱に誘引したのはいいのですが、その後は伸び放題に任せていたので、こんがらかってワヤになっていました。
ツキヌキニンドウ

地際が腐ってきた丸太を鉄パイプに入れ替え、古枝を抜きながら絡みまくっているツルを整理して、小一時間かかってようやく誘引し直すことができました。アーチに誘引しているツルバラも整理して、とりあえずは完了です。
すっきり

朝はまだつぼみだったのに、ぐんぐん気温が上がるにつれて、キタコブシの花がほころび始めました。今日一日高温が続くので、かなり花が開いてきそうです。
キタコブシ

マルスの剪定

  • 2019.04.11 Thursday
  • 06:00
相変わらず朝の気温は氷点下。路駐の車は真っ白になっていました。関東には雪が降ったというし、いつまでこんな天気が続くのでしょう。それでも日が昇ると、まぶしいくらいの朝日が燦々と部屋の中まで差し込んできて、よほど日差しが暖かいのか、こまめがじっと日向ぼっこをしておりました。珍しいことです。
こまめ

今年の初現場は北大の圃場へ。今年で3年目になりましたが、列植されているマルス類に、ようやく一通りハサミを入れることができそうです。足元にチオノドクサが足の踏み場もないくらい生えているので、まだ肌寒い時期にやっています。圃場内では、スノードロップは終わりかけで、春咲きスノーフレークが満開といったところでした。
スノーフレーク

入れ替わるようにクロッカスが咲き始め。いろんな色の花が朝日を浴びて輝いていました。
クロッカス

肝心のチオノドクサは、日当たりのいい場所ではちらほら咲き始めていましたが、ほとんどはようやく芽を伸ばし始めたところ。ぎりぎりセーフでした。
チオノドクサ

ここのマルス類は、ハナカイドウともう一種、多分‘アメリカンビューティ’だと思うのですが、真っ赤な八重咲の素晴らしい花を咲かせます。これが3本に、ハナカイドウが4本の計7本。一度もハサミが入っていなかったので、徒長枝が伸び放題からみ放題で、花が咲くと見た目はきれいですが、樹形的には最悪の状態でした。マルス類の枝には針枝があるので、ここまでからんでしまうと手がつけられなくなってしまうのです。
着手前

樹冠が小さくてもぐり込めないし、脚立だとほとんど届かないので、結局高枝切り鋏を駆使して徒長枝や絡み枝を落としていきました。これを3時間近くやっていたので、腕が筋肉痛に…(>_<)
剪定前 剪定後

今年は小振りな木が3本残っていたのを片付け、昨年までにやり終えた4本ももう一度整枝してやり、すべての木の手入れが完了しました。足元にある、芽生えたばかりのチオノドクサをかなり踏んづけてしまいましたが、開花には影響はないでしょう。やっておきたいことがまだまだあるので、学生実習が始まるまでに、もう一度作業に来なければならないようです。
成果

現場の確認

  • 2019.04.03 Wednesday
  • 05:56
夜半にぱらぱらと音がするので、まさか雨?と思っていたら、また一面の銀世界になっていました。粒の大きな雪が短時間に5cm程度積もっていて、さすがにうんざり。春の到来が早いかと思いきや、ここに来て寒い日が続いているので、かなり足踏み状態になっているようです。
昨日は北大に書類を出しに行ったついでに、圃場の様子を確認してきました。小屋の近くにはまだかなりの雪が残っていましたが、厚いところでも30cm以下なので、もう少し暖かくなれば一気に溶けそうです。
園2圃場

トップバッターは、やはり春咲きスノーフレークとスノードロップでした。ほっこりと花の大きな春咲きスノーフレークは、もっと普及してもいい素敵な花です。
スノーフレーク

スノードロップは、たぶん20年くらい?ずっと植えっぱなしだったので、超密植状態になっていました。ようやく昨年植え広げてやったので、伸び伸びと葉を広げて心地よさげでした。これで元気を取り戻してくれれば、またたくさんの花を見せてくれそうです。
スノードロップ

芝生を真っ青に染めるチオノドクサは、芽を伸ばし始めた程度で、意外と遅かった。この辺りは雪融けが遅れるので、ようやく雪が消えたばかりのようです。この近くでマルスの剪定をやらなければならないので、来週くらいにはやらなければならないようです。
チオノドクサ

ユキツバキは今年もかなりの凍害を受けて真っ茶色に。雪の少ない年には、てきめんに被害が出てしまいます。昨年に引き続いての被害で、これを機会に地際まで強く切り戻し、枝を吹かし直した方がよさそうかな。ユキツバキは、ヤブツバキの多雪地適応型変種なので、地際から柔らかい枝を叢生させて、積雪の下で冬を越すようになっているのです。昨年切り戻したものはたくさんの枝が吹いてきているので、時間をかけて樹形作りをしてあげなければなりません。
ユキツバキ

もみじ台に用事があったので、通り道の白石駅花壇も見てきました。日陰になる北口側にはまだ雪が残っているので、作業開始にはちょうどいいくらいでしょうか。
北口花壇

棘の鋭いツルバラの‘ポルカ’は、昨年秋に葉むしりして!とはとうとう言えなかったので、そのまま葉が残っています。これならすぐ落ちそうなので、すっきりさせてもらわなくては。
ポルカ

南口に回ってびっくり。また除雪業者が花壇の縁石をめくり上げ、メチャメチャに壊されてました。ここはホスタの群植なので、株にもかなり被害が出たようです。土木センターに連絡して、修復代を業者からふんだくってやらないと。やれやれ。
破壊行為

圃場の打ち上げ

  • 2018.12.15 Saturday
  • 05:59
昨日の夜は、圃場整備の打ち上げ忘年会。ほとんど毎回参加してくれるOBは、私を含めて6名で、あとはぽつぽつと出てくる程度です。年齢的には私が下から2番目と、超ロートル集団で、現役時代の肩書きからすると、畏れ多い方達を毎度こき使っているわけです…(^^;) でも本当に和気藹々、楽しく1年の活動を続けることができました。昨日は海鮮の美味しいところで、日本酒好きばかりだったために、みなさんたっぷりと呑んでおりました。
アンコウ鍋

こういう場で話しをすると、40数年前の学生時代にふっと記憶が戻ってしまいます。まだ職員が三人と、パートさんが4名くらいで管理していたので、圃場の隅々まで花にあふれていました。研究室にいた三年間、土日も含めてほとんど毎日通っていたので、隅々まで鮮明に記憶しています。この写真には、当時乗っていたフランス製のソレックスという自転車オートバイが映っているので、75年のことでしょう。
昔の圃場

あちこちにボーダー花壇が造られていたけれど、これは一番端っこで、あまり賑やかではなかったところです。ここは最後に全部掘りあげて造り直しました。今はもう草に埋もれてしまっていて、見る影もなくなってしまいました。  低床ボーダー

今は管理を放棄してゴミ捨て場になっているバラ園には、たくさんのバラが植えられていた中で、この‘あけぼの’というバラが大好きでした。調べてみると今でも流通しているので、今度植えてみようかなぁ…貴重な写真が残っていました。
あけぼの

スイセンも、たくさんの品種が見本的に植えられていた中で、クチベニスイセンの‘アクタエア’という品種がぴかいちに好きでした。カタログにあったので森のガーデンに植えてみて、えっ!なんか違う…とがっかりするほど、今のものと雰囲気が違うのはなぜ?いつもかじっていた、グランドホテルのロッケンブロートというライ麦パンが映っていますねぇ。
 アクタエア

学生の時に使っていた机の写真です。これは3年目の研究生の時のものかなぁ。右の方に映っているけれど、圃場でドライフラワーをたくさん作り、ジョニーウォーカーなどの透明の瓶を切って中にドライのアレンジを封入したものをたくさん作っていました。けっこうこれに人気があり、一つ500円くらいで買ってくれるので、小遣い稼ぎをしていたのです…(^^;)
  机

ほかの同期たちはちゃんと就職先を探していたのに、全然就職する気もなく、毎日こんなことばかりやっていたのですから、本当に能天気だったのですね。こんな写真を掘り出してみると、あのころ一体何を考えていたんだろうと、ちょっぴり後悔の念もよぎってしまいました。
83年の圃場

今年の〆の作業

  • 2018.11.11 Sunday
  • 05:55
今年最後の現場は、北大の圃場整備でした。朝から生暖かい空気に包まれ、とても11月10日とは思えない陽気です。8時過ぎに圃場に着くと、まだ日差しがかなり斜めで、あまり色が出ておりません。ポプラ並木は黄色く、旧花木園入り口のアカナラは、左右の色づきが少し違っています。ヤマモミジはまだ紅葉真っ盛りだけど、ハシドイやキタコブシは完全に裸になっていました。
紅葉

ローンの真ん中に植えられているバラは、まだたくさんのつぼみを付けており、全然冬が近い感じがしません。この ‘フォルトゥーナ’はかなり寒さには強いけれけど、こんなに艶々しているようでは、今年はかなり枯れ込みそうです。
バラ

みんなが来るまでに、あちこちの冬囲いやハイブリッド・ルゴサの剪定を済ませておきました。去年今年と学生数が少なく、戦力的にはかなり厳しい年になったけれど、とても熱心に作業してくれるのがうれしいです。3年の二人には、毎年恒例のバラの冬囲いをやってもらいました。鋭い棘にキャアキャア言いながら、かっちりとまとめてくれました。
冬囲い

先生と院生には、フェンスに絡んでいるアメリカヅタのツル切りを。ぼうぼうに伸びるツルを放置すると、雪が載っかってネットフェンスが傷んでしまうのです。作業を始めた頃はずっと放置していたため、あちこちのフェンスが壊れましたが、それ以降は被害が出なくなりました。
ツル切り

最後にはみんなで盛大に落ち葉かき。高木が少ないとはいえ、吹きだまっている所にはかなりの量の落ち葉が。昔は堆肥場があったので、積んでおくことができたけれど、今は場所をとられてしまったので、捨てるしかありません。本当にもったいないです。
落ち葉かき

最後の作業が終わってから、圃場内を一回り。今年は生垣もピシッと刈れたし、芝生もかなりいい状態に保つことができました。花壇にはたくさんの球根を植えたので、来春が楽しみです。この取り組みを始めてから早くも13年が経ちました。いつまで続けられるか分かりませんが、しぶとく続けていきたいです。
芝生

最後の作業の終了後には、毎年研究室でお疲れさま会をやっていただきます。いつもはスーパーでお寿司を買ってくるのですが、今年は遠軽町産の炊き込みご飯の元を買ってきて、御飯を炊いてくれました。さらに、鶴居村産のシカ肉まで焼いていただき、とっても美味しかったです。小さいながらも暖かい雰囲気の研究室なので、こういうおもてなしは嬉しいです〜
お疲れさま会

帰ろうと北13条のイチョウ並木を通っていくと、もう半分以上の葉が散っていました。この頃から雨になり、見物客も少なくなって、静けさに包まれていました。確実に冬が近づいていることを感じます。
イチョウ並木

クールダウン

  • 2018.10.21 Sunday
  • 06:00
中国の高校生対応が終わって、精神的にも楽になり、バタンキューで爆睡しました。震度5でも起きなかったかもしれません。すっきりして出掛けようとしたら、ようやく朝日が差し込んできて、部屋の中がパアッと明るくなり、目の前の小春桜の紅葉が目に飛び込んできました。台風でかなり葉っぱが吹き飛ばされたけれど、しっかり秋の風情を楽しめてよかった。
我が家の紅葉

日曜の準備は午後からすればよしとして、午前中は心身共にクールダウンしなくてはと、まずは大通高校へ。ハルニレは仮支柱で止めていただけなので、再度竹を挿し直してそれぞれの枝に掛かるようにし、樹皮が傷つかないように麻布で当て物してから結束し直しました。積雪深より高いので、雪折れも心配ないかな。
記念植樹

その足で北大に行き、どうしてもやっておきたい作業をやることに。定例日だけでは追いつかないので、時々「残業」しなければならないのです。朝のうちは雲一つないピーカンの秋晴れで、暑くも寒くもない最高の天気でした。カツラが真っ黄色になり、横のエンゲルマントウヒとのコントラストが鮮やかに。このカツラは、トウヒの足元にあるカツラの生垣の一番端っこの木で、昔からなぜか刈り取られなくそのまま大きくなってました。同じカツラがこんなに違うなんて…)^o^(
圃場

夏に刈り込んだイチイに、真っ赤な実がびっしり。こんなに実が成ると、来年枝が弱ってしまいそう。なんの危機感があったのでしょうか。
オンコの実

作業はバイカウツギの生垣の剪定です。刈り込み生垣ではないので、ていねいに枝抜きをしていかなければならないため、ものすごく手間がかかるのです。どうしても上に徒長枝が伸びてしまうけれど、また切り詰めると同じことになってしまうので、切る位置を変えたり、枝ごと抜いてしまったりと、かなり面倒な剪定をやらなければなりません。結局2時半かけて、ようやく右半分だけなんとか片付けました。もう一度残業しなければならないかなぁ…
着手前 完了

昼過ぎにようやく片付けが終わって帰ろうとしたら、空にはかなりの雲が発生し、青空が見えなくなっていきました。なかなか紅葉しなかったナナカマドもなんとか赤くなり、ハシドイの黄色といいコントラストに。紅黄葉の季節も今月一杯なので、名残の秋を楽しみましょう。
ナナカマド

秋晴れの作業

  • 2018.09.30 Sunday
  • 05:59
集中講義のあとは二日間の上川出張。さすがに体が悲鳴を上げ始めているので、クールダウンしなければなりません。ちょうどタイミングよく北大の圃場整備になり、少し早めに小屋に着くと、目の前のナナカマドが真っ赤になってきました。もう9月も終わりですからねぇ…
ナナカマド

荷物を置いてさっそく園内のチェックに出かけると、秋咲きクロッカスの花が開いてきていました。私にとっては、これが咲くと秋本番だなぁ〜と感じます。
クロッカス

今年の夏は、球根類をいろいろと掘り上げて植え直しました。たくさんあるコルチカム‘ザ・ジャイアント’はとうとう手がつけられませんでしたが、イヌサフラン(Colchicum autumnale)の方は花壇に植えておいたところ、きりっとした花が咲いてきていました。やはりシンプルな方がいいですねぇ。
コルチカム

作業内容は、メンバーの年齢に応じて割り振らなければならないので、けっこう神経を使います。最長老のIさんには、夏に刈ったイボタの生垣がつんつん伸びて来ているので、軽く刈っていただきました。とても丁寧な仕事をするので、パリッと仕上げてくれるのです。
生垣刈り

芝刈り隊長が所用で欠席のため、ピンチヒッターとしてS氏に芝刈りをお願いしました。普段使っている古い機械はかなり重たいので、新品の軽い機械で刈ってもらうことに。腰の具合がよくないので、負担にならないのです〜
芝刈り

芝を刈ると草の中から虫が出てくるのか、たくさんのカラスが集まってきました。私たちのことを信用しているのか、2〜3mくらいまで近づいても逃げようとはしませんが、ハシブトガラスは体が大きいので、どアップで見るとやはり気味が悪いです。
カラス

球根畑が草に埋もれていたので、手抜きではとても埒が開かないため、ホーで除草しました。二年草のメマツヨイグサやヒメジョオン、ヒメムカシヨモギが最も多く、一年草のメヒシバやスベリヒユは少なめでした。ホーの使い方は、学生時代に技官にしっかり鍛えられたので、広い面積の除草はこれが一番です。
雑草取り

でも久しぶりにホーを使ったので、腕の筋肉があちこち悲鳴を上げていました。夢中になってやりすぎるのが、私の欠点なので、少し修正しなければなりませんねぇ。でも頭を空っぽにして、無心に作業するのは気持ちいいものです〜

作業三昧

  • 2018.09.02 Sunday
  • 05:31
昨日は明け方にザァッと雨が降り、走り始めたばかりで、ええっ?とびっくりさせられましたが、まもなく上がってくれました。午前中は北大の圃場整備。本当は早引きして月形のトマトイベント最終回に行くはずだったけれど、入院しているかみさんが退院かも…というので断念しました。作業的にはいっぱいやることがあったので、8時には圃場に。迎えてくれたのは、ユリのしんがりに咲いてくる内田カノコでした。
内田カノコ

球根はかなり大きくなっても、なかなか花の上がってこないナツズイセンも、今年は10本以上開花して賑やかでした。ヒガンバナがお彼岸に咲くように、ナツズイセンは9月初日にきっちり満開になります。
ナツズイセン

涼しくなって雨が多いので、芝生がびっくりするほど伸びていました。明け方の雨で芝草が濡れているため、芝刈り隊長もすぐに機械が詰まって苦労していました。
芝刈り隊長

前回から刈り込み隊長にがんばってもらっているイチイの大刈り込み。ようやく木の回りを一周したけれど、どうしてもてっぺんが届かないので、今度は長柄ノコを持ってきて、ちょん切ってみようかしらん。
苅込隊長

私は春に掘りあげた球根の植え込みを。前回は黄花カタクリとスノードロップを植え込んだので、今回はチューリップ2品種とイヌサフランなどの植え込みです。今までは畑に列状に植えていたものを、クリーニングしていい球根だけをボーダーの中に植え込みました。来春が楽しみです。
球根植え

私は4時間以上仕事したので、かなり腰に来てましたが、すっかりきれいになった圃場を見ると、疲れも吹き飛びます。あと10年くらいは大丈夫そうだけど、その先はどうなるのでしょうねぇ…
すっきり

心地よく作業

  • 2018.08.19 Sunday
  • 06:00
ようやく青空が見え、肌寒いくらいの涼しさに包まれました。前回の圃場整備では、干害で緊急灌水を行ったばかりだったけれど、その後は雨が降るわ降るわ。7月17日〜8月8日までの23日間1ミリの雨も降らなかったのに、9日からは毎日雨が降り、9日間で163ミリもの雨が降りました。今年の天気は本当に極端です。圃場に着くと、小屋の前にあるナナカマドがかなり色付いていました。黒岳に雪が降ったくらいですから、もう何でもありという感じです。
紅葉

圃場内を見て歩くと、ユリの ‘ブラック・ビューティ’がやや盛りを過ぎている中に、キカノコユリが3本混じって花が咲いていました。貴重な生き残りなので、大切に育てていかなくては。
キカノコユリ

そういえばと、圃場から市立病院が見える場所なんてあったかなと、あちこちうろうろしてみましたが、やはりこのようにヘリポートのあるてっぺんだけがかろうじて見えるだけで、この両側に伸びている東病棟と西病棟は、木々に隠れて見えなくなっておりました。
市立病院

みんなが集まる時間より2時間も早く来たのは、春の終わりに掘り上げた球根類を、そろそろ植えていかなければならないのです。春の生育が早い黄花カタクリとスノードロップ、スイセン ‘ファン・シィオン’の3つを植え込んでいきました。残り半分は次でも間に合うかな。
球根植え

前回干からびて気息延々になっていた一角も、生垣はしゃんとしているし、宿根ボーダーには雑草だらけに・・・雑草たちも雨を待っていたのですかねぇ。
草取り

イチイの刈り込みは、結構大変な作業なので一年おきくらいのペースですが、一番大きなものが枝が暴れて大変なことに。こちらはいつもやってもらっているS氏に頼み、私はその手前にある小さな刈り込みを素早く片付けました。
大刈り込み

枝ゴミを捨て場に運んでいると、ポプラ並木の下あたりにオオハンゴンソウが満開に。こんなに観光客が集まる場所に、国が指定した「特定外来生物」を繁茂させておいて平気なんでしょうかねぇ…?大学というところ、いろんな意味で世間とのずれが目立つ場所だけに、私的にはあきれてしまいますが。
オオハンゴンソウ

参加人数は少ないけれど、みなさんそれぞれの仕事をバッチリ片付けてくれたので、2時間の作業ですっかれきれいになりました。せっかくこれだけ維持しているのだから、ポプラ並木に面して使っていない場所を利用し、カフェでも公募すれば、きっと参入するところがあると思うのですがねぇ。その「あがり」の一部でもっとここを素敵な空間にすることだってできるのに。
きれいになりました

緊急灌水

  • 2018.08.05 Sunday
  • 06:00
2週おきにやっている北大の圃場整備は、生活のリズムを作る上で大いに役立っていると思います。暑かろうが雨が降ろうが、これを乗り切ってこそ次の仕事に取りかかれるような気がします。体調もほぼ元に戻ったことだし、勇んで8時半には圃場に着きました。入り口脇のユリのコーナーは、‘ロートホルン’がすっかり終わり、もっと紅の濃い‘ブラックビューティ’が咲いて来ました。これも放植していて衰退し初め、あわてて植え替えてきたものです。
ブラックビューティ

この季節、やはりガルトニア(サマーヒヤシンス)が咲いて夏が来たことを実感します。ヒヤシンスには少し違和感がありますが、涼しげな姿は最も夏の花らしさを感じます。南アフリカ原産なので暑さはへいちゃらですが、多湿を好むので、あとでたっぷり灌水しておきました。
ガルトニア

ローンの入り口のアーチでは、ランブラーローズが2週間前に満開だったのでとっくに終わっているかと思ったら、まだたくさん咲き残ってました。今日こそは剪定しなくては。
ランブラー

ローンに入ってあらら。この干天で芝生の一部が干からび、隣接するボーダーや、イボタの生垣も一部の葉が巻いてしまってました。圃場の一部は旧河川敷で、掘ると砂がどっさり出てくるのです。その部分は少し雨が降らない天気が続くと、たちまち干害が発生し始めるのです。とりあえず花壇の中にどんどん注水していきました。
アスチルベ

昨日はOBのみ5名での作業で、まず芝刈りをやってもらい、すぐにスプリンクラーをセット。このガルデナのスプリンクラーは、学生時代にも頻繁に使っていたので、50〜60年も現役ということ。さすがドイツのガルデナです。
ガルデナ

作業は、春に切り戻したカツラの生垣が、どんどん枝を吹いてくるので、1〜2芽残して2度目の切り詰めをやってもらいました。できるだけ細かく分岐させることにより、密度の高い生け垣に戻していくのです。
カツラ生垣

みんなは昼で終わってもらい、私だけ残業でランブラーの剪定を。この棘は本当に鋭くて痛いので、厚手の作業服と皮手で武装し、ツルを全部ほどきながら、切り戻しと剪定を進めました。脚立が低いものしかなく、なかなか大変でしたが、1時間半ほどでようやく誘引まで完了。
ランブラーの剪定

今回は顔を引っ掻かれなかったし、腕にも刺さらなかったので、一番楽だったかも。作業の合間もスプリンクラーをこまめに移動し、ローン全体に4時間ほどたっぷり灌水できました。天気予報見ても全然傘マークが見当たらないけれど、今度は干害が心配になってきますねぇ…
完成

ジンギスカン

  • 2018.07.22 Sunday
  • 05:33
ここ数日高湿度で、空気がべたべたまとわりつくようです。昨日は北大の圃場整備。圃場に入ると、目の前に植えているユリの‘ロートホルン’が満開でした。このユリは、テッポウユリに色をつけることに、世界で初めて成功した画期的な品種で、いわば研究室の宝物。偶然ホームセンターに売られていたものを手に入れ、大切に育ててきたものです。一度調子が悪くなって植え替えたものの、ここでも4年経ったので、そろそろまた植え替えなければならないようです。
ロートホルン

ローンの入り口にあるバラのアーチが、これも見事に満開に。このバラのアーチは、この圃場のシンボル的な存在で、戦前の写真にもここにアーチが存在していました。植えられているのは‘ドロシー・パーキンス’(Rosa 'Dorothy Perkins' E.A.Miller,USA,1901)と‘ホワイト ドロシー・パーキンス’。初めからかどうかは分かりませんが、私が学生の頃から、両側から入り交じるように咲いていました。
アーチ

かつては木性の立派なアーチでしたが、今は柱がかろうじて残り、バラも南側のみ生き残っています。そこでハウスの骨の鉄パイプを曲げてアーチにし、バラを絡ませているので、強風でくるりと北側に半回転してしまったよう。北側からの方が見事な花着きになっていました。それでもこんなにたくさんの花が咲いたのは初めてなので、苦労して剪定してきた甲斐がありました。
表側

サンクンガーデンの隅に植えられている‘フォルトゥーナ’(Rosa‘Fortuna’,Kordes,Ger,2002)も、ようやく株がしっかりして、花がもりもり咲いてきました。植物が元気な育ってくれるのは、やはり一番嬉しいものです。
フォルトゥーナ

昨日は前期最後の学生実習。終わってからジンギスカンをやるのが恒例なので、それに合わせてOBがよくやってきます。今年は春に卒業したばかりのOBが東京と福岡からやって来て、仕事の苦労などを話ながらの、にぎやかな作業になりました。
除草

生垣刈りの残りや芝刈りなど、他の作業も淡々と進め、蒸し暑い中汗だくになってきれいにしていきました。
芝刈り

いつもより30分早く作業を片付け、手際よくジンギスカンの準備を。春の卒業生四人が一番慣れているので、あっという間に準備が整いました。中国からの留学生三人や、今年入った3年生はただただ傍観… さすがです。
準備

七輪に炭をおこし、鉄鍋でジュウジュウ焼くスタイルは、昔から全く変わっていません。学内で最も恵まれた場所でのジンギスカンに、大いに盛り上がった一時。みなさん暑い中お疲れ様でした〜
ジンギスカン

ひたすら作業…

  • 2018.07.08 Sunday
  • 05:59
西日本の豪雨被害はとどまるところを知りません。松山の親戚の話では、ニュースには全然ならないけれど、市内の至る所で浸水被害が発生し、町の中心部に近い城山の麓の自宅周辺でも、床下浸水があったそう。アメダスで見てみると、松山では昨日一昨日の二日間で、なんと314.5mmもの雨が降っていました。それでは小河川でも、すぐにあふれてしまいます。一日も早く平穏な暮らしが戻りますように。

昨日午前中は、北大の圃場整備ボランティア。こんなに雨ばかり降ってくれたので、芝生も生垣も、そしてもちろん雑草も、すくすくと元気に育っています。本来この時期は渇水になってしまうのが普通だけに、こんなことは滅多にないことです。
芝ぼうぼう

花壇に植えたハナケマンソウ(Dicentra formosa)(フォルモーサは‘美しい’)が、隣に植えたイトバハルシャギクに飲み込まれ、かわいそうな状態に… イトバハルシャギク(Coreopsis verticillata)(ウェルティキラータは‘輪生葉の’)のはびこり危険度は相当なものなので、植え場所には気をつけなければなりません。秋に植え替えてやらなくては。
ハナケマンソウ

片隅の木の下にヤマアジサイが一株あります。手入れもされず、被圧されて哀れな状態だったので、少しずつ手をかけてやると、ようやくきれいな花がたくさん咲いてくれるように。手を入れれば入れるだけ、ちゃんと応えてくれるものです。
ヤマアジサイ

昨日は学生実習ではなかったけれど、普段部活で出て来られない3年生と、学内の他の大学院に進学したM1とが参加してくれました。どんな形でも、気にしてくれているのが嬉しいです〜 まだあちこちに残っている、生垣刈りをやってもらいました。
生垣刈り

カツラの高生垣は、刈りづらいので、昨年かなり切り戻したけれど、反動でまたぼうぼうに。こちらはOBのS氏に任せておいたら、きれいに仕上げてくれました。
カツラ生垣

養生中のイボタ生垣の刈り込みや、花壇の除草、芝刈りなど、OBのみなさんが手分けしててきぱきと片付けてくれ、2時間ですっかりきれいに。私は8時からフル回転で作業したので、ちょっとくたびれましたが、こんなにきれいになると嬉しいもの。みなさんお疲れさまでした。
ばっちり

午後からもみじ台に用事があり、東に向かって走っていると、菊水の円形歩道橋で信号待ち。一度この上を歩いてみたいものだとぼんやり眺めていると、足元の植樹帯ではラベンダーが満開になっていました。町中ではもうこんなに咲いているのですね。早くカラッと、ラベンダーが映える陽気にならないかなぁ…
ラベンダー

生垣刈り

  • 2018.06.24 Sunday
  • 06:00
昨日の午前中は北大の学生実習。いろいろと準備があるので8時過ぎに圃場に着くと、小屋の横でカンパヌラが満開になっていました。大柄で花の色も濃く、我が家にも少し植えているけれど、きちんと名前を調べないまま来ていました。さすがにまずいので、先日いろいろと調べたところ、カンパラ・ラティフォリア・マクランタ(Campanula latifolia var. macrantha)であることが分かりました。いわば「大花広葉カンパヌラ」で、原産地はコーカサス地方だとか。
カンパヌラ

今年は割と雨が多いので、芝生も生き生きとしているけれど、なんでこんなにまだら模様なんだ?…と思ったら、前回芝刈り隊長に施肥を頼んだけれど、肥料の撒き方までしっかり教えなかったので、こんなになってしまったようで…(^^;) 簡単なようで、均質に撒くのはむつかしいのです〜
まきムラ

ローンの真ん中に掘られたサンクンガーデンの隅では、ネペタの中でフロリバンダ系‘スプリング・コサージュ’が満開に。今年は少し枝枯れが強かったけれど、律儀に枝を伸ばして花を咲かせてくれました。ネペタの中に植えると、アブラムシも全く付きません。
バラ

ポプラ並木寄りにある2本のカルミアも満開に。私の学生時代には背丈よりも低かったけれど、今では3m以上の巨木になり、今年は見事な花着きになっています。これだけ大きな株は、道内には絶対にないでしょう。払い下げてもらい、もっと目立つところに植えたいくらいです。
カルミア

カルミア(Kalmia latifolia)はアメリカ東部の原産で、和名はアメリカシャクナゲ、英名は mountain laurel となっているけれど、あんまりシャクナゲという雰囲気はありません。砂糖菓子のような感じがする花は本当にかわいくて、もっと普及してほしいものの一つです。
カルミアの花

学生実習とはいえ今年は学生数が少なく、大学院の留学生3名を含む5人に、先生方3名、OBも3名での作業となりました。昨日の作業のメインはイボタの生垣刈り。刈り方の手順を最初に教えてから、作業に入ってもらいました。かつてY市の公務員試験に出たことがあるそうで、感謝されたこともありましたねぇ。
生垣刈り

作業としてはけっこう大変な生垣刈りを一所懸命にやってくれたし、3年の男子は後片づけも手際よく、たちまちきれいになっていきました。今年はコの字型の生垣を3つ刈るだけなので、少ない人数でちょうどよかったかもしれません。1つやるのに30分、1時間半の作業で、近年稀にみるすばらしい出来映えでした。
完成

私と近藤先生は大通花壇の審査があるので、その時点で早退させてもらいましたが、がんばってくれたみなさんにバラを切ってお土産に。きっと腕が疲れたことと思います。お疲れさまでした。
花束

球根掘り

  • 2018.06.17 Sunday
  • 05:39
今週は現場続きで体もへろへろ。こういう時は、体を動かしながらクールダウンした方がいいので、北大の圃場で作業してきました。圃場の作業は、芝刈りや除草、生垣刈りなど、ある程度人数がいるとはかどるものは、毎度参加してくれるOBや学生さん達の手で済むのですが、木の剪定や球根の植え替えなど、なかなか人にお願いできないものがあるのです。しばらく球根の植え替えをやっていなかったので、株が衰退し始めているものばかり。まず掘り上げたのはコルチカムです。これはそんなに分球しないので、すんなりと掘り上がりました。
コルチカム

次にやったのが、黄花カタクリ‘パゴダ’の掘り上げです。もう10年以上そのままなので、大小の球根が押しくらまんじゅう状態になっていました。
キバナカタクリ

前回の作業で掘り上げたチューリップが、きれいに乾いていたので、小屋の前に作ったベンチに座ってクリーニングを。チューリップは毎年球根が更新するので、本当は毎年掘り上げた方がいいのですが、とってもそんなことはできません。細かく分球してしまい、かわいそうな状態でした。
クリーニング

私の恩師がチューリップの交雑試験をやっていたので、球根掘りやクリーニングは毎年たっぷりやらされました。こうやって小屋の前で作業していると、40数年前に引き戻されるような不思議な感覚になりました。
小屋の前

30分ほどで2種類の球根のクリーニングが完了。今度は花壇に植えて、ちゃんと修景用に使っていかなくては。
チューリップ

圃場のあちこちに、野生化しているスイセンがあります。これは ‘ファンシィオン(Van Sion)’というスイセンの古典品種で、私にとってはいろんな思いがこもったスイセンです。エリカの中からたくさんの葉が見えているので、エリカを刈り込むと同時にスイセンも掘り出そうと悪戦苦闘。今までほったらかしだったエリカは、刈り上げ状態になってしまいましたが、数年すれば落ち着いてくるでしょう。
作業前 作業後

エリカの下敷きになっていたスイセンを掘り出してみると、なんとバットに4枚もありました。軟白ネギのような哀れな状態で、ほとんど花が咲かないくらいの小球のため、一年肥培してやらなければなりません。これだけあればあちこちに植えられそうです。
ファンシィオン

雨のち寒気

  • 2018.06.10 Sunday
  • 05:51
札幌は30ミリほどの雨になったので、土はしっかりと水分を含んでくれました。しかしながら、なんという気候の激変振り。4日には真夏日を記録し、7日までは夏日だったというのに、昨日は冷たい風が吹きすさんで、気温も12〜3℃しかありませんでした。せっかく衣替えしたのに…(^^;)
今朝も内陸部や道北では、軒並み氷点下近くまで下がっているので、農作物などに被害が出なければいいですが。

昨日は北大の圃場整備。小屋の前のバイカウツギが開き始めて、甘い香りが漂っていました。ちょうど曇っていたので、緑をバックにきりっとした花が、一際引き立って見えました。最近流通しているのは白ペンキ塗ったようなセイヨウバイカウツギばかりで、本物のバイカウツギがあまり見当たらないのは寂しいです。
バイカウツギ

圃場の南の端には、木々に挟まれて樹形がいびつになってしまったけれど、昔からあるアカバナヤエサンザシ(Crataegus laevigata 'Pauls Scarlet')が満開になっていました。私が学生時代にもうかなりの大木だったので、かなり昔に植えられたものでしょう。今はなくなってしまいましたが、円山や宮の森にも同じくらいの大木があったので、苗木が導入された時期があったのかもしれません。カントリーガーデンにも何本か植えられています。
アカバナヤエサンザシ

小屋の中には、先日納品された新しい芝刈機が入っていました。エンジンもかけやすく、軽いので取り回しが楽だけれど、刈り幅が狭くなったので、それだけたくさん歩かなければなりません。これまでの芝刈機も使える間はまだまだがんばってもらいます。
芝刈り機

芝刈り隊長のFさんがさっそく芝を刈ってくれました。刈りくずが袋に入るので、後始末はいらないけれど、すぐに一杯になってしまうのが難点だとか。でも刃がよく切れるので、とってもきれいな芝生になっていきました。
芝刈り隊長

先輩の女性陣には、猛烈に生えて来るヒメスイバやワスレナグサなどの除草をお願いしました。外周などは除草剤を使って手間を省いてきているのですが、花壇内は抜き取りしかできず、これが一番大変な作業になっています。
除草隊

今年卒業したばかりで、秋にイギリスに留学するため待機中のYさんが参加してくれたので、チューリップの球根掘りを手伝ってもらいました。圃場内のあちこちに生き残っていた球根を、今は引退した先輩が、何回も植え替えながら品種を揃えてくれたものが植わっているのです。今回は、私の恩師が交配して作っていた、カウフマニアナ系の育成品種と、フォステリアナ系の‘レッドエンペラー’の2種を掘り上げました。
球根掘り

もう6〜7年も植えっぱなしなので、そろそろ分球しないと衰退してしまうのです。よく見ていくと、ドロッパー(垂下球)がいくつか見つかって懐かしかったです。学生時代は、先生の手伝いで毎度チューリップの球根掘りをやっていました。原種の血が濃いこれらの交配種は、すぐに新球が真下にもぐり込んでしまうので、掘り取りがなかなか大変だったのです。
ドロッパー

風は冷たかったけれど、力仕事が多かったので結構汗だくに。毎度参加していただいているみなさんには、本当に感謝です。昼食を食べに学食に歩いていると、横の草地からめぇぇぇという鳴き声が。毎度ポプラ並木のすぐ手前の草地にヒツジが放牧されているのです。今年はかわいい子ヒツジがたくさん混じっていてにぎやかだけど、この子たちもやがては肉にされてしまうのかなぁ…(^^;)
ヒツジ

雑草との戦い

  • 2018.05.27 Sunday
  • 05:34
昨日は北大の圃場整備。朝からピーカンに晴れていたけれど、風はやたら冷たかったです。圃場に入ったところには、クロユリの花がまだ残っていました。これは北大構内に残っていた株からタネを取り、あるところで増殖された貴重なものです。大きな球根は別途あちこちに植えられたようですが、残っていた小球や鱗片などを植えておいたものからも少し花が咲きました。かなりの数なので、どんどん植え広げていけそうです。
クロユリ

ツツジ類ではヨドガワツツジやエゾヤマツツジなどと共に、シロヤシオが物静かに咲いていました。別名ゴヨウツツジ(五葉躑躅)の名の通り、ツツジには珍しい葉の付き方をしています。愛子さまのお印になっていますが、あまり流通しないので、コウヤマキのようには流行しなかったようで。この株は2m以上もある大株ですが、横にあるバルサムモミに被圧されて、今一つ花着きがよくないのが心配です。
シロヤシオ

その横では、マグノリアのしんがりとしてモクレン(通称 紫木蓮)が咲いていました。耐寒性がやや弱く、3年くらいで枝が枯れてしまうので、いつまで経っても同じ大きさのまんまです。
モクレン

チオノドクサの葉が枯れたので、ようやく全体の芝刈りが出来るようになり、芝刈り隊長のFさんが快調に芝を刈ってくれました。右側のエリアでは刈り残していたため芝草が伸びていたのと、草が湿って重いため、ここだけは刈りくずが詰まって難儀しておりました。
芝刈り隊長

この芝刈り機は、いったい何年くらい使われてきたのか分かりませんが、あちこち腐食して穴だらけになるわ、ハンドルの柄が片方折れてしまい、赤白ポールでなんとか添え木しているわ、プラグの配線が断線寸前になるわで、OBに募金でも募ろうかと言っていたら、あるところから格安で購入できることになり、先生方が研究費を出し合って購入してくれることになりました。これが最後かと思うと、ちょっとしんみりでした。
穴だらけ

昨日はOBだけの作業日でしたが、M1の留学生のHさんが参加してくれたし、春に卒業して秋にイギリスの大学の大学院に進学するYさんも参加してくれ、一番除草の大変な時期なのでとても助かりました。
除草

圃場内でも雑草の移り変わりが結構あり、コゴメバオトギリやピレネーフウロはだいたい抑え込んだと思ったら、最近このヒメフウロやヤエムグラがやたらとはびこるようになってきました。雑草との戦いは本当にモグラたたきです。
ヒメフウロ

2時間いっぱい作業して、みんな腰が痛い…と唸っておりました。せっかくなので若い二人には、満開のマルス類の中から、ズミ(右)とエゾノコリンゴ(左)の花の違いを見比べてもらいました。なんとなく見ている花にもこんなに違いがあるんだと、熱心に見比べておりました。
マルスの比較

馬鹿陽気

  • 2018.05.13 Sunday
  • 05:54
昨日は北大の圃場整備のボランティア。出張疲れには、ちょうどいい体慣らしになります。しばらく続いた肌寒い天気から、夏日目前の馬鹿陽気。ツツジやライラックなどが一斉に開いてきました。今年の天気は、本当に極端です。圃場で真っ先に目立ったのがマグノリア。これはやや小降りのすっきりした花を咲かせる品種ですが、細弁で風折れしにくく、このくらいがちょうどいいかもしれません。
マグノリア

昔は20日ころに満開になっていたクロフネツツジ(Rhododendron schlippenbachii)が、一気に満開になってしまいました。ロイヤルアザレアの名にふさわしい立派な花ですが、今年は何だか色が薄いように感じます。急に咲いたからでしょうか?あとで中国から来ている留学生に、中国東北部の原産だけど知っているかい?と聞いてみたら、南部出身なので全然知りませんでした。確かに中国は広いのです〜
クロフネツツジ

一番目立ったのが、花の塊になっているトウゴクミツバツツジ(R.wadanum)。ミツバツツジより半月以上開花が遅く、ミツバツツジの雄蕊は5本なのに対し、本種は長さに長短がある10本の雄蕊があります。左の大枝が雪折れしていたので、焼き丸太で支えてやりました。
トウゴクミツバツツジ

その後ろでひっそりと咲いていたのが、道内原産のムラサキヤシオツツジ(R.albrechtii)です。派手さはないけれど、この花の色はとっても魅力的。やや高い山で、岩場に貼り付くように咲いているのを見ると、他のツツジとは異なる気品を感じます。
ムラサキヤシオ

昨日は学生実習だったけれど、学生・院生で参加したのは3名でした。この時期はやる作業も少なく、人数が多いと仕事を割り振るのが大変なので、かえって助かりました。まずは、芝刈りの前にみんなでタンポポ抜きを。現在は研究生で、秋に大学院を受験する留学生は、まだ日本語が十分でなく、みんなでいろいろ話しかけてね〜と教授から言われたので、タンポポを抜きながらいろんな話をしていきました。意味が通じない時には、台湾からの留学生が通訳してくれるのです。
タンポポ抜き

それが一段落して、次には圃場内でも最近増えているカモガヤ抜きをやってもらいました。中国には花粉症というものは聞いたことがないのだそう。日本のようにスギの人工林もなく、広々した牧草地もないので、花粉症になんかならないのでしょう。
カモガヤ抜き

久しぶりに参加してくれたOBががんばってくれたし、少ない人数ながらけっこう仕事が進みました、少し汗ばむ陽気になったので、気持ちがよかったです〜

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