植物台帳

  • 2023.12.04 Monday
  • 05:46
先日自宅の本棚の中から、古いノートが出てきました。「圃場植物台帳」とあり、3年になって講座(当時はずっと教室と言ってました。今なら研究室か…)に配属になり、圃場の植物をしっかり覚えようと作り始めたノートでした。昔は大学ノートと呼んでいたけれど、今は死後でしょう…

大学ノート

植物ラベルが付いていたものもあったけれど、ないものは圃場の職員に聞きまくり、図鑑と首っ引きで同定して記録したものです。今なら新しい植物の学名はすぐに忘れてしまうけれど、二十歳過ぎの頭には水が浸み込むように頭に入っていきました。うらやましく思い出してしまいます。圃場にあるコルチカムは、イヌサフランそのものかと思っていたら、‘ルナ’という品種だったことが判明!全然記憶になかったです。

リスト1
マトリカリアにはクリサンテムムを見よ、モントブレチアにはクロコスミアを見よ、と書かれているように、この頃でも園芸名と植物名の違いはどんどん増えていきました。それから50年も経っているのですから、めちゃくちゃ変わってしまったものがたくさんあり、見ていくと感慨深いものがあります。

台帳

これと平行して、配植図のノートも作っていました。先生が作っていたノートがあったのですが、かなり変わっていたので新しく作り直したのです。それは卒業した時に残していったので手元にはありませんが、なんでリストも残していかなかったのか…記憶がありません。今の学生たちに新しい配植図を作ってあげようと考えていて、図面を探したらこんな古いものが出てきました。東側には道路ではなく石炭列車が走っている線路があるので、1952〜1964年の間に作られた図面でしょう。今はこの四分の一しかありませんが、骨格は変わらないので、来年はこれに落としていこうと思います。

図面

園2圃場

  • 2023.11.13 Monday
  • 05:44
私が関わっている北大の圃場は、本来は農場の施設です。学生のころは北大農学部附属農場園芸第二部という名前でしたが、先生方は学部と農場の両方に籍があり、かけ持ちで運営していました。ところが現在では、全学組織の北方圏フィールド科学センターの一組織として農場があり、農学部とは縁が切れてしまっているため、特別に場所をお借りしている形になっています。このため荒れた状態にしておくわけにはいかず、ちゃんと学生たちの勉強の場として活用していなければなりません。
園芸第2部

ここに関わるきっかけは、2005年の秋に当時のA教授からの話でした。専属の技官がいなくなり、時々シルバー人材センターから来てもらってなんとか手入れしていたけれど、とても満足な管理ができない。OBに声をかけて管理できる仕組みは作れないだろうか?というものでした。その時久しぶりに圃場を見に行くと、あまりの荒れ果てた姿に胸が締め付けられる思いでした。
荒れ放題

学生時代の3年間、誰よりも圃場に通い詰め隅から隅まで手入れしていたので、僕ならなんとかしてくれると思ったのでしょう。ちょうど前年の2004年にポプラ並木が倒れた18号台風に直撃され、樹木もひどい有様でした。
台風被害

2006年4月22日に、OBのメーリングリストを使って参加を呼びかけたところ、10名のOBが集まりました。(今でも来ているのは私だけですが…(^^;))
第1回

先生方2名と学生・院生12名での作業は、イボタの生垣の切り戻しです。なんと首のあたりまで大きくなっていて、とてもこんなもの管理できないので、ひざ丈まで切り戻してもらいました。
切り詰め剪定

終わってからはお定まりのジンギスカン。まだ4月で風が冷たく、早々に引き上げたと手帳に書いてありました。以来二週間おきに年間15回作業を続け、月に一度は学生実習として実施するというパターンを18年間続けてきたことになります。
ジンギスカン

今年はOB二人が新たに参加してくれたことや、学生院生も積極的に参加してくれたことにより、初めて年間200人を超えました。とはいえOBの平均年齢は依然高く、毎年確実に上がっていくので、10年先までは見通すことはできません。私もあと4年で後期高齢者になるため、それまでに見通しを付けなければならないでしょう。
グラフ

番外編

  • 2023.11.12 Sunday
  • 05:46
北大の圃場整備は、本来の日程では終わっているのですが、いつまでも暖かい日が続いてなかなか冬枯れせず、少し仕事が残ってしまいました。このため昨日は番外編として、先生と有志8名出てくれることに。13条門から入構すると、ほとんどのイチョウは既に裸になっていますが、ぎんなんがびっしり残っていたり、まだ黄葉真っ最中の木もありました。
イチョウ並木

昨日は札幌も初雪となり、我が家のあたりは真っ白になりましたが、圃場では日陰のところがまだうっすら白く残っている程度。陽が当たるとどんどん融けていきました。フロリバンダローズの‘フォルトゥーナ’は、まだまだへこたれずに花を咲かせています。
残雪

このバラは無数の細い枝を伸ばし、樹冠の中がグチャグチャになってしまうため、いつもこの時期に細かく剪定しています。先に剪定して枝折り(しおり)まで済ませておかないと、冬囲いに間に合わないのです。
枝折り

まだ未経験の3年生と留学生にやってもらいましたが、彼はまだ2年生で、来年是非この研究室に来たいそう。この研究室は結構倍率が高いので、少しでも有利な状況にしたいと作業を志願してきました。来年が楽しみです。
冬囲い

先生に2人付けて、フェンスに絡まるアメリカヅタの剪定をやってもらいました。これを放置すると雪が絡んでネットフェンスを傷めてしまうので、この時期の必須の作業です。
ツタの剪定

最後に全員でローンの落ち葉かき。ケンタッキーブルーグラスは常緑性芝草なので、落葉を放置すると傷んでしまいます。今年は木の葉がなかなか落ちてくれず、ようやく落ち葉かきができました。根雪までの間、まだまだ芝生は元気に活動しています。
落ち葉かき

この圃場整備ボランティアを始めてからもう18年が経過しました。現在は実習担当の非常勤講師として、学生実習とボランティア作業の運営をしてきました。私のベースでもあるこの場所を、一年でも長く維持していきたいと思っています。
完了

秋色の圃場

  • 2023.10.28 Saturday
  • 05:57
28日は北大の圃場整備ボランティアの最終日ですが、造園学会の支部大会とぶつかってしまったので参加できず、代わりに少し作業をしてきました。北大周辺は、濃淡はあるもののかなり雪虫が飛んでおり、みなさん難儀して歩いていました。13条門からのイチョウ並木もかなり色付き、たくさんの観光客が集まっていますが、厳重にロープが張られてているだけでなく所々にガードマンが立っていて、車道に出ないよう厳しく規制されていました。29,30日は歩行者天国にして、夜間にはライトアップもされるそうです。
イチョウ並木

圃場に着くと、落葉樹はかなり色付いているものの、落葉しているものはまだわずかです。ローンの上に落葉を残したくないので、11月に学生実習の追加版を行って、落ち葉かきやアメリカヅタの剪定をやることにしました。
圃場

フロリバンダローズの‘フォルトゥーナ’もまだまだもりもりと咲いています。これは3年生の冬囲い実習の対象木なので、二週間後にやってもらうことに。
バラ

ムラサキシキブが見頃だと思っていたのに、全然果実が見当たりません。所々にわずかに残っているくらいで、ほとんどが野鳥に食べられてしまったようです。余市でも先週ムクドリかヒヨドリの大群が来襲し、まだ摘み取りが終わっていないブドウが二割程食べられてしまったとか。被害はかなり広範囲だったそうですが、いろんなことが起きるものです。
ムラサキシキブ

作業は、手刈りでの刈り取りが大変なミヤギノハギの大株などを刈払機がきれいにしたり、農場が勝手に植えていったバラの冬囲いをしたりと、一時間余りで片付けておきました。
冬囲い

今年はなんといっても、小屋の外壁のペンキ塗りをやっていただいたことが最大のトピックでした。圃場整備のボランティアを始めてもう18年。いろんな人に支えられて少しずつでも前に進んでいることが嬉しい限り。ここで過ごす時間は、私にとっても最大の息抜きになっているので、まだまだがんばりたいです。
小屋

秋晴れの作業

  • 2023.10.15 Sunday
  • 05:31
昨日は北大の圃場整備ボランティア&学生実習。13条門から入構すると、イチョウが少し黄ばんできているようです。なかなか気温が下がらないので、見ごろは少し遅れるかも。
イチョウ並木

圃場の植物たちもなかなか秋めいてこないので、どんな作業をやってもらうか悩んでしまいました。秋咲きクロッカスが2週間遅れで咲いてきています。今年は花がたくさん咲いているのは、夏の高温のせいでしょうか?
クロッカス

女性チームはアプローチのネペタなどの刈り取りから。学生実習は今回が最後だけれど、刈り取りが遅れていることや、落ち葉の掃除が全くできないので、11月に1回番外編をやることになりました。
刈り取り

剪定チームには、ボウボウに伸びてしまったシデコブシの剪定をやってもらうことに。この前剪定したのは10年近く経っていて、回りの木にくっついてしまい、樹冠内部が真っ暗に。この木は圃場のシンボルツリーなので、大切にしていかなければ。
シデコブシ

OB二人と院生二人は、いつも樹木の剪定をやってもらっているので、作業には慣れています。でもハシゴの掛け方や枝の切り方がまだまだなので時折アドバイスに来ましたが、予想以上に早く片付けてくれました。
剪定

回りに垂れ下がり、樹冠内部にもふところ枝が無数にあったので、かなりの剪定量になりました。これだけすっきりすれば、来年の花もよく見えることでしょう。
すっきり

先生方と男性チームは、夏に引き続き小屋のペンキ塗りを。夏には10年前に改修した下半分の新材部分のペンキを塗りましたが、そこから上はずっと塗ったことがなさそうです。この小屋は戦中か戦後間もなく建てられているので、80〜90年くらい経っているはずで、「文化財級」の建物として大切に維持していきたいのです。
ペンキ塗り

脚立に登ったりハシゴをかけながら、なんとか屋根の下まできれいに塗っていただきました。見違えるようにしっかりした姿になり、これならまだまだ大丈夫そうです。
完成

芝草の伸びもようやく止まってきて、今回が最後の芝刈りに。今年は生垣を3回半も刈り込んだり、作業量は大変な年でしたが、干害がなかったので植物はとてもいい状態で、宿根ボーダーの花もきれいに咲いてくれました。このボランティアもまもなく20年になりますが、まだまだ続けていけそうです。
ローン

狂う季節感

  • 2023.10.01 Sunday
  • 05:37
昨日は北大の圃場整備ボランティア。北13条門から入構してイチョウ並木を通るのですが、まだ全然緑で色付く気配がありません。圃場に着いても色付くものはどこにもなく、例年だとフェンスに絡むアメリカヅタがまっ赤に紅葉しているし、コルチカムや秋咲きクロッカスが満開になっているはずなのに、まだ痕跡もありません。(これは昨年10月1日のクロッカスです。)あと1ヶ月で初雪が降るはずの札幌ですが、今年はこのまま暖冬になるのでしょうか。
秋咲きクロッカス

小屋の前のナナカマドは、この時期既に真っ赤な実が鈴生りになっているはずが、急速に幹の腐朽が進んでどんどん枝が枯れていきます。腕くらいの枝が2本折れて引っかかっていたので、枯れ枝は落としておかなければ危険です。
枝折れ

ローンの芝草は相変わらずもりもりと伸びていて、いつになったら伸びが止まるのでしょうか。例年10月半ばで芝刈りは終わるのですが、今年は11月まで刈らなければいけないかも。フロリバンダの‘フォルトゥーナ’はまだしばらく楽しめそうです。
フォルトゥーナ

圃場のミヤギノハギは純正品です。濃い赤紫の花が無数に咲いているし、花茎が糸のように細いので、少しの風で優美に揺らいで見飽きません。来年は挿し木で増やそうかな。
ミヤギノハギ

10時近くなって学生が集まり始めてびっくり。学生実習だということをすっかり忘れていました。昔は後期は10月1日からだけど、今は9月27日から始まるので、完全に失念してしまいました。あわてて仕事の割り振りをしましたが、十数名もいるので大変です。3年生にはなんと3回目の生垣刈りをやってもらいました。
生垣刈り

ナナカマドの枝落としを頼んでおいたら、しばらくして見に行くとあらら…超危険なことに。ハシゴはもっと立ててセットしないと揺れて大変だし、真上に伸びる枝をそのまま切ると自分の方に倒れてきたら大変です。切る枝にロープをかけて危険のない方向に引っ張りながら、一本ずつ落としていきました。
枯れ枝落とし

2時間圃場を走り回って、昼前にすべての作業が完了しました。次回も学生実習ですが、もっと夜温が下がり、少しは秋らしくなってくれないとできる作業がありません。今年は天候に振り回されっ放しです…
完了

残暑での作業

  • 2023.09.17 Sunday
  • 05:41
昨日は北大の圃場整備ボランティア。気温は26〜7℃ですが、湿度が高く、汗だくでの作業となりました。フェンスの外側は月に一度くらいに芝刈り機で草を刈っていましたが、外に出てびっくり!アメリカヅタがもりもりと茂るだけでなく、地面を這って道路まで延びていたのです。生育がよすぎです…
アメリカヅタ

アメリカヅタは既にブドウ果が色付いていますが、その横にまた花を咲かそうとつぼみが開き始めていました。高温多雨の気象条件は、いろんなところで珍しい現象を引き起こしています。
二度咲き

バイカウツギの生垣は、前回私が半分切り詰めたので、それと同じように二人に剪定してもらいました。いい加減伸びが止まってほしいですが、前回剪定したところを見るとまだ芽が動いています。これから伸びても冬を越せないのに、あきれてしまいます。
バイカウツギ

芝刈り隊長は、ここまで伸びてると、もう笑うしかないですね…といいながら、黙々と芝を刈ってくれました。こんなに伸びてるとトラ刈りになるのは仕方ないです…(^^;)
芝刈り

除草担当チームも、抜いても抜いても一回りするとまた伸びてるといいながら、着々と作業を進めてくれます。今年はヤマグワやイボタノキなどの木本が異常なくらい発生していると、スコップでたくさん抜いていました。
除草

長老には、車道まで延びているアメリカヅタを刈り取っていただきました。ツルからもしっかり発根しているので、バリバリと引き剥がしながらきれいにしてくれました。
ツル切り

そのあと再度芝刈機を走らせると、今度は凸凹がなくなってきれいに刈り取ることができました。8人が2時間フルにがんばったので、これ以外にもいろんな作業が片付きました。暑い中本当にお疲れさまでした〜
すっきり

身体ほぐしの作業

  • 2023.09.03 Sunday
  • 05:44
昨日は北大の圃場整備ボランティア。この2週間、渡島大島に行ったり函館の出張があったりと、かなり身体に負担をかけてきました。こういう時は無心に作業して汗をかき、身体をほぐすのが一番です。一回り圃場内をチェックしていくと、隣の園芸圃場との間に、エンゲルマントウヒの大枝が落下していました。2004年の18号台風で芯が折れ、その後4〜5本の幹が伸びていたのが、先日の強風で落下したようです。
落枝

枝というか幹の一部なので、付け根のところは30cm近くあります。チェンソーで細かく枝を落としていき、幹は持てる重さのところで切断していきました。先日枝ゴミの処理をお願いしたばかりでしたが、またリヤカーで6台分の枝が出てしまいました。
細切れ

女性はOさん一人だったので、日陰の花壇の除草を。いつまでもジリジリと暑く、いつになったらいつもの清々しさが戻ってくるのでしょうね…(>_<)
除草

芝刈り隊長は、昨日の雨で草が濡れているし、相変わらずびっくりするほど芝草が伸びているので、結構難儀しながら作業をやっていました。
芝刈り

私は一人で、今年切り詰めたバイカウツギの剪定を。勢いよく伸びてきた枝が、長いものでは1mにもなってしまい。このままなら切り詰めた意味がなくなってしまいます。どうせ来年の花は期待できないので、更に切り詰めて枝の分岐を促します。
生垣 切り詰め

帰り道、大通高校に昔植えたハルニレを見に行くと、株回りは草ボウボウだし、ラベンダーも花後の剪定がされていなくてかわいそうな状態に。6月に見に来た時にも、まだ冬囲いがされたままであわててはずしたことがありました。
ハルニレ

ざっと草を片付けて肥料を少し撒いてやり、圃場から持ってきた刈り芝でマルチングをしておきました。近くだから、時々様子を見に来なければいけないようです。
マルチング

汗だくの作業

  • 2023.08.20 Sunday
  • 05:51
お盆を過ぎたというのにさっぱり気温が下がらず、朝からねっとりと湿気がまとわりつきました。昨日は北大の圃場整備ボランティア。圃場に着くと、今年切り戻したバイカウツギが勢いよく枝を伸ばし、向こうが見えなくなっています。植物にとっては、このような天気は最高に恵まれているのでしょう。
バイカウツギ

ユリのしんがりはウチダカノコ。カノコユリの選抜種で、花色が濃く耐病性にも優れているので、今でも人気品種になっています。圃場でも生き延びていてくれたので、大切に育てていかねばと思っています。
ウチダカノコ

宿根ボーダーではアメリカフヨウが咲いてきました。現在の豪華な品種にはない素朴な花容ですが、このシンプルさが大好きです。これが咲いてくると、いよいよ秋風が吹くはずなんですが…
アメリカフヨウ

真っ先にやったのは、水道回りの整理。なんと蛇口やホースがナツヅタにすっかり覆われて、「ナツヅタに 蛇口取られて もらい水」状態になっていたのです。木の板からナツヅタを剥がし、タンクの中に貼り付いていたつるもきれいに掻き出してようやく水が使える状態になりました。
水道

こんな天気でもOBのみなさんが次々とやって来ます。学生時代同期のお二人には、ガルトニアの花がら摘みからやっていただきました。
花がら摘み

芝刈り隊長も、あまりの芝草の伸びにびっくりしていました。2週間おきの芝刈りでは絶対に追いつかないのですが、こればかりは仕方ありません。
芝刈り

刈り込み隊長には、小屋の脇に植えられているイチイの刈り込みを。大小4本あるイチイも、これで一通り片付けてくれました。
イチイの刈り込み

私は一人で花壇の草取りを。右側からビンカ・ミノールが越境し、花壇の1/3位を覆い尽くしていました。瓦の仕切りでカットし、しぶといビンカを剥がしながらタンポポなどの除草を進めたのですが、汗が滝のように流れ落ちて大苦戦。何度も給水しながらようやく一通り片付けることができました。
除草

次回はもう9月に入るので、本来の涼しさになっていてほしいです。今年は何度このタイトルを使ったことか…(>_<) 暑い中の作業、みなさんもお疲れさまでした。

汗だくの作業

  • 2023.08.06 Sunday
  • 05:45
昨日は北大の圃場整備ボランティア。空は曇ってそんなに気温は高くないものの、湿度は100%じゃないかと思うほどの蒸し風呂状態。こういう時こそ熱中症が要注意です。切り戻したバイカウツギは、勢いよく無数の芽を吹いてきたので、あっという間に元の姿に戻ってしまいそう…
バイカウツギ

バイカウツギの裏ではガルトニアが満開に。現在はガルトニア属ではなくオーニソガラム属に統合されてしまったために、サマーヒヤシンスの英名をなんとか普及させたいです。本種は南アフリカのやや湿った草原が原産地なので、今年の天気は最高に気持ちがよさそうです。
ガルトニア

ユリではまだ‘ブラックビューティー’が咲いている横で、2株だけ生き残っているキカノコユリが咲いてきました。ブラックビューティーの片親で、耐ウイルス性はこれから受け継いでいます。
キカノコユリ

こんな天気でも、いつものOB達が次々とやって来て、更に4年生が1人。以前一度学生実習に参加できなかったので替わりに作業させてくださいとのこと。ありがたいことです。あちこちヤブになっていたのを、刈払機で大まかに刈り払っておいたところを、カマでていねいに整理していただきました。
除草

今年は芝生が一度も水切れを起こすことなくよく伸びているので、芝刈り隊長が張り切って刈ってくれました。イボタの生垣がこの時期びっくりするほど伸びてきたので、二回目の刈り込みを。うれしい悲鳴です。
ローン

みんな水をかぶったようにびっしょり汗をかいての作業となりましたが、今日はビールが旨いぞ!!と言いながら元気に帰って行きました。若手のOBも参加してくれるようになり、ここの作業もなんとか続けていけそうです。
完了

圃場で残業

  • 2023.07.28 Friday
  • 05:48
また大島行きの予定がキャンセルに…(>_<) 本来は6月下旬の予定が、これで5回キャンセルになり、また来週再チャレンジです。事務局を務めている私が以前いた会社では、測量部隊が渡ったきり帰って来られなくなっており、今年は本当に海況が落ち着かないです。

予定が空いてもやることはたくさんあるのでかまわないのですが、予報では金曜土曜と快晴で30℃超えなら、曇っているうちに圃場でやり残した作業を片付けようと出かけました。いつも信号待ちになる植物園裏の交差点では、今年もモクゲンジが咲いてきています。昨年かなり強く剪定されたけれど、ちゃんと花が咲いて来たということは、モクゲンジは新梢開花性なのかな。
モクゲンジ

圃場に着いてびっくり。小屋のペンキがしっかり塗られているということは、ジンギスカンが終わってからがんばって二度塗りしてくれたようです。こうなると改修されていない上の方も塗りたくなってしまいます。
ペンキ塗り

先週はつぼみだったガルトニアが、少し咲いてきました。南アフリカ原産なので、この暑さはきっと気持ちいいのでしょう。これが咲くと夏が来たと感じます。
ガルトニア

ユリでは晩生の‘ブラックビューティー’も咲いてきました。カノコユリとキカノコユリの交雑によって作り出された品種で、ユリの中では最強品種かもしれない極めて強健な性質です。
ブラックビューティ

どうしても片付けておきたかったのが、ランブラーロースの‘ドロシーパーキンス’の剪定です。花ガラ取り程度は毎年やるのですが、そろそろ古枝抜きをやらないとツルがグチャグチャになってしまいました。
つるバラ

新しいシュートが何本も伸びてきたので、うまく代替わりができそうです。このバラのことを教授が語ってくれたのがなんと50年も前のことですが、しっかり覚えています。私にとってもスイセンの ‘ファンシィオン’と共にこの圃場のシンボル的な存在なので、大事に維持していかねば。
剪定

このアーチの足元だけに生えているのがオオマルバノホロシ。ほかの所は葉にくびれが入るが入るセイヨウヤマホロシだらけになっているので、ここの株は大切に維持していこうと思います。
ヤマホロシ

ジンギスカン

  • 2023.07.23 Sunday
  • 05:44
昨日は北大の圃場整備のボランティア&学生実習。朝から強い日差しでかなり暑くなりそうでした。バス&徒歩で行ったので、着いた時点で既に汗だくに。小屋の前のバイカウツギからは、たくさんの新芽が吹いていました。
バイカウツギ

今年はしっかり肥料をやっているので、ローンの色がやっといい緑に。芝草の伸びもかなりのものなので、芝刈りは難儀しそうです。
ローン

今回はフルメンバーなので20数名になってしまいます。大きく三つに分けて、まずはアプローチのアルケミラやボーダーの花ガラをきれいにしてもらいました。
花ガラ取り

もう一班はイチイの刈り込みを。ハシゴを木にもたれさせて刈り込んでいくので、初めはおっかなびっくりでしたが、とてもきれいに刈り込んでくれました。
刈り込み

芝刈り隊長は、草の伸びが大きいので大苦戦。やはりこの時期2週間空けるのは厳しいです。結局二度刈りしてなんとかきれいにしてくれました。
芝刈り

今回の目玉は小屋のペンキ塗り。小屋を修復したのが2014年なので、ちょうど10年目。風雨に晒されてペンキもはげてきたので、そろそろ塗っておかないと傷んでしまいます。築80年くらい経っているので、一年でも長くもってほしいのです。
ペンキ塗り

けれんで下地をきれいに削り、水性塗料をていねいに塗ってくれました。少し余っているので、あとでもう一度塗ってもらいましょうか。
完成

並行して火を起こしてもらいました。前期最終の学生実習の後は、恒例のジンギスカンをやっていたのですが、コロナ禍でずっと中止に。今の学生さんは入学時からコロナなので、ジンギスカンなんてやったことがなく、買い物から火起こしなどの準備も大変でした。
火起こし

先生方とOBがあれこれ教えながらのジンギスカンとなりましたが、たっぷり汗をかいたこともあってビールがとても美味しかった。私が学生時代からの伝統行事なので、これだけはしっかり続いてほしいです。お疲れさま&ごちそうさまでした。
ジンギスカン

雨降り前の作業

  • 2023.07.13 Thursday
  • 05:47
今年はなんだか雨が多く、植物が生き生きしています。こんなにアジサイがきれいな年も珍しいでしょう。昨日も昼前から雨の予報だったので、それまで2時間ほど圃場に行って作業をしてきました。2週間に一度の作業ではとてもやりきれないのです。サンクン周りに植えているバラの‘フォルトゥーナ’は、昨年強めに枝の更新をやったので、今年は一回り株が大きくなり、たくさんの花が咲いて来ました。
ローン

私の先輩がトランペットリリーに世界で初めて赤い花を創り出した‘ロートホルン’は、株が息も絶え絶えになっていたのを昨年植え替え、虫にやられないよう芽出しからしっかり守ってきたので、久しぶりにきれいな花を咲かせてくれました。球根の増殖もあるところにお願いしているので、そのうちみなさんに見ていただけるかもしれません。
ロートホルン

雨が多いせいで、ギボウシの‘トクダマ’が元気いっぱい。今年は少し肥料もやったので、葉が大きくなりました。
トクダマ

芝生は少しずつ回復してきているのですが、もう少しケンタッキーブルーグラスにがんばってもらわないと。ここは踏まれることがないので、なかなか株の分げつが進みません。このあとも数回雨が降りそうなので、どうしても肥料を撒いておきたかったのです。今年は散粒器がフル稼働です。
散粒器

イボタの生垣の中には、ハルニレやヤマグワ、ナナカマドなどがタネから芽生えてくるので、一度しっかり始末したかったのです。もちろん抜くことは出来ないけれど、大枝切り鋏が出てきたので、地際深くからしっかり切断していきました。
剪定

その他いろいろと作業していると、予報通り11時過ぎに雨が降り始めました。初めから2時間の予定だったので、ちょうどよかったです。バイカウツギの萌芽枝がどんどん伸びてきているので、すぐに賑やかになるでしょう。
バイカウツギ

汗だくの作業

  • 2023.07.09 Sunday
  • 05:34
昨日は北大の圃場整備ボランティア。朝のうちはそんなに暑くなりませんでしたが、予報は31℃なので要注意な暑さです。圃場に着くと、芝生がきれいに刈られていました。芝刈り隊長から「都合で休むので、昨日刈っておきました〜」とメールが入っていたのです。わざわざ江別から出てきてくれて申し訳ない。
サンクン

アーチに絡ませているドロシーパーキンスが、ようやく咲いて来ました。本当はもっとびっしり咲いているのだけれど、強い南風にあおられて花の咲いている枝が裏返っていました。
アーチ

今年はバイカウツギの切り戻しをやったために、大量の枝ゴミが出て置き場にあふれてしまいました。それを先週片付けたと先生から連絡が入り、きれいさっぱりとなくなっていました。学内の枝ゴミは一箇所に集めて、リサイクルしているのでそちらに運んでくれたようです。
枝ゴミ跡

参加人数が少ないはずなので、時間までにやれる仕事はどんどん片付けていきます。アプローチのネペタが盛りを過ぎていたので、軽く刈り込んでおきました。次回には二度咲きし始めていることでしょう。
アプローチ

Oさんには、サンクンに植えているネペタの刈り取りと、内部の除草をお願いしました。日差しが強くて気の毒でしたが、ここが終わってからは日陰の作業を。
除草

刈り込み隊長とSさんには、まだ残っているカツラの生垣の刈り込みを。これも来年には高さを切り詰めて、もう少し作業しやすくしていかなければなりません。
生垣

昼近くになると汗が噴き出すほどの暑さに、時々頭から水をかぶってクールダウン。少ない人数ながら、たくさんの作業ができて本当にお疲れさまでした。

切り詰め剪定

  • 2023.06.29 Thursday
  • 05:48
昨日は再び北大の圃場へ。先週土曜日に片付けられなかったバイカウツギの切り詰め剪定を完了させなければなりません。最初に手をかけたのが10日だったので、半月以上も経ってしまいました。
残り

10日に剪定したところでは、早くも新芽が伸びてきていました。不揃いになってしまうのは仕方ないです。
新芽

夜中に降るはずだった雨は完全に空振りで、ローンはかなり厳しい状態に。予報は当てにしないで、圃場にいる間はスプリンクラーをセットしておきました。
スプリンクラー

枝がむちゃくちゃ絡んでいて、ある程度の固まりで引きずり落とさなければなりません。小屋の中に太枝切り鋏があったので、バツバツカットしていけたので、剪定そのものは1時間ほどで完了しました。
剪定完了

前回と同じくらいのボリュウムになった剪定枝の山。今回はこれを1人で片付けるのかとちょっと溜息。黙々と作業をやっていると、若い頃植木屋に入ってしばらくの間、まだ庭木の手入れはさせてもらえず、みんなが剪定した枝の山と格闘していたことを思い出しました。どうやったらまとめやすいか、いろいろ考えながら工夫して、お陰で誰よりも早くきれいに片付くようになりました。あれがこんなところで役立つなんて…(^_^;)
剪定枝

結局枝の束は17束。もう捨て場がいっぱいになってしまったので、近くのハシドイの足元に積み上げました。軽トラ一台分はありそうです。
17束

こんな切り詰め剪定をやることはもうないでしょうが、最低限圃場を維持するために必要な作業はまだいろいろとありそうです。私もだんだん歳を取っていくので、一度しっかり整理しておかなければなりません。
完了

汗だくの作業

  • 2023.06.25 Sunday
  • 05:46
昨日は北大の圃場整備ボランティア。東門からのアプローチをきれいにしようと、3年かがりでネペタやアルケミラ、カンパニュラを株分けして植え込んできました。まだバランスがちょっと悪いけれど、いい感じに育ってきました。これからは夏〜秋に咲くものを植え込んでいかなくては。
アプローチ

昨年散粒器を買ってもらったので、今年はローンに高度化成を適宜散布することができ、芝の色がやっぱり違います。サンクンのネペタも株分けしたのでおとなしくなり、いい感じに収まりました。
サンクン

先日から進めているバイカウツギの切り詰め剪定。L字型の北側は前回までに片付け、残るは東側ですが、はたしてどこまでできることやら。
バイカウツギ

みんなが出てくるまでに剪定を片付けようと切り始めましたが、半分まで剪定した段階で小屋の前の広場が剪定枝で埋まってしまいました。私が早引きしなければならないので、今回はここまでとしました。
切り詰め剪定

OBに合わせて、前回の実習に参加できなかった4年生が2人出てきたので、枝を細かく切って束ねてもらうと、あんなに山ほどあった剪定枝を意外と早く片付けることができました。
片付け

芝刈りの刈りくずは、強い日差しでたちまち乾燥してくれるので、却って集めにくくなりますが、芝刈りもスムーズにできるのでとてもきれいになりました。芝刈りの後にいろんな虫が出てくるのか、毎度カラスがやって来ます。
芝刈り

前回はイボタの生垣を刈ったので、残りのカツラの生垣刈りをお願いしました。これもそろそろ切り戻して小さくしないと、かなりボリュウムが出てきています。次から次へと作業が出てくるので、圃場管理もなかなか大変です…(>_<)
生垣刈り

学生実習

  • 2023.06.11 Sunday
  • 05:43
昨日は北大の圃場整備ボランティア&学生実習。やること満載なので8時にはスタンバイ。バイカウツギが満開になっていて、しばし見とれてしまいました。切り詰め剪定するので、これが見納めなんですが。
バイカウツギ

昨年散粒器を買ってもらったので、高度化成肥料の散布ができるようになりました。肥料の価格がバカ高くなってしまったので、高度化成にしなければ肥料代も馬鹿にならなくなったのです。今年は雨もかなり降っているので、ようやく芝草の色も密度も充実してくれました。
ローン

バイカウツギの高生垣は、大きくなり過ぎたので切り戻しをやることに。頭の高さでカットしてと言われても、みなさんかなりビビっていました。来年の花はあきらめても、強めに切り戻しをして樹形も作り直す必要があります。
切り戻し

三年生を中心にやってもらったのは生垣刈り。刈り込みバサミがかなりガタが来ているので、早く更新してもらわないと能率が上がりません。かなり苦戦しましたが、なんとか6箇所の生垣を刈り取ることができました。
生垣刈り

生垣刈りは、簡単なようでけっこう腕や胸の筋肉が大変です。みなさんへろへろになっていたので、バイカウツギの花をどっさりお土産だよ〜と渡してあげました。数日しかもたないけれど、控え室は甘い香りに包まれることでしょう。
花束

OB達の献身的な努力と、学生・院生がまじめに取り組んでくれるので、なんとかこの圃場も維持できていますが、あとどのくらい維持していけるものやら。まぁ先のことは考えずに、やれることを続けていきましょう。
ローン

賑やかな作業

  • 2023.05.28 Sunday
  • 05:39
数日前から、時折チチッと鳴いていたエゾハルゼミが、今朝から一斉に鳴き始めました。これからしばらくは、頭の中までシャワシャワと鳴り響く日が続き、初夏の到来を告げてくれそうです。

昨日は北大の圃場整備ボランティア。暑くなる予報で、朝から強い日差しがさしていました。このところ雨が降っていないので、本当はひと雨欲しいところですが、この週末はいろいろと予定があるので、晴れているのはありがたいです。圃場を一回り確認していると、クロユリが咲いていました。これは構内にわずかに残っていた自生株から増殖したもので、正門付近に植えられているもののバックアップのためにここで保存栽培しているものです。
クロユリ

モクレンが今年もたくさん咲いてくれました。一時は弱ってしまい、一つか二つしか花が咲かないことが続きましたが、枝の更新がうまくいくようになってからは、たくさんの花が楽しめるようになりました。
モクレン

ツツジ類のコレクションもエゾヤマツツジとヨドガワツツジが終わりに近づき、レンゲツツジが最盛期に。ここにはサツキやキリシマ系がないので、あと残るはミヤマキリシマだけとなりました。
レンゲツツジ

昨日はOBの自主活動日でしたが、前回調査で参加できなかった学生・院生と先生が8名も参加したので、一気に倍の人数に。前回ローンのタンポポ抜きはかなりやってくれていますが、入れ替わるようにタンポポモドキ(ブタナ)が目立ってきたので、芝刈りの前にやってもらいました。人数が多いと、こういうところまで手が回るので助かります。
芝刈り

そのあと男性チームはイチイの切り詰め剪定を。かなり大きくなっているので、毎度少しずつ剪定を進めてきて、もう少しのところまで来ました。日陰になっていたツツジなどが少しでも元気を取り戻してほしいです。
イチイの切り詰め

女性チームには、花壇や植え込み内の除草をがんばってもらいました。除草対象を初めにしっかり確認しておいたので、とてもていねいに作業してくれます。コロナ禍で最低限の作業しかできず、かなり荒れていた圃場内も、このところたくさんの参加があるので細かいところまで手が届き、とてもきれいになってきました。ありがたいことです。
除草

汗ばむ作業

  • 2023.05.14 Sunday
  • 05:47
昨日は北大の学生実習&作業ボランティア。やること満載なので8時過ぎに圃場に着くと、昨日の寒さから一転、紫外線ギラギラの好天に。ハナカイドウが満開になり、真っ赤なマルスが開き始めでした。
マルス

圃場のあちこちに野生化している原種チューリップのハーゲリ(現在はオルファ二ディアに変わっていました)(Tulipa orphanidea)。例年だとちらほら咲く程度なのに、今年は珍しくたくさん咲いていて、花茎も長くてびっくり。何があったのかな?
はーげり 

総勢18名にもなると作業の割り振りが大変で、大きく二つに分け、慣れているOB達はそれぞれ自分で仕事を見つけてもらいました。女性チームは先ずローンのタンポポ抜きから。タンポポとタンポポモドキ(ブタナ)をできるだけ根を切らないで抜いてもらいます。
タンポポ抜き

初めてやる3年生は、コツを掴むまでは苦労していましたが、徐々に慣れてくると面白いように抜けてきます。毎年やっているけれど、なかなか減らないものです。それでも30分でこんなに抜いてくれました。
成果

今年最初の芝刈りは、特に南半分はチオノドクサの方が圧倒的に多く、粘り着いてモアーが詰まり大苦戦していました。それでちゃんと芝草がよみがえってくるのですから、アンダーグラスバルブの典型例といえそうです。
芝刈り

芝刈りを追っかけて集草をやってもらいました。初めはみんなバラバラに散らばって集めていましたが、ちゃんと列を作って寄せていき、最後に一つの固まりになるようやり方を教えると、きれいに行くので納得していました。何でもやり方一つです。
集草

男性チームは旧バラ園廻りのイチイの切り詰め剪定を。ボウボウに伸びて日陰を作り、ツツジ類が弱ってきたので、本来の高さまでバッサリ落としてもらいました。あともう一回がんばってもらいましょう。
剪定

学生実習スタート

  • 2023.04.23 Sunday
  • 05:37
昨日は出掛ける時に雪がちらつき、冷たい強風が吹き荒れて寒い一日でした。そんな日に、北大の圃場整備ボランティアと学生実習がスタートです。今年は14回のボランティア活動のうち、6回が学生実習と共に行われます。コロナ禍で一時はほとんど活動できなかったこともありましたが、ようやく元の形に戻りました。圃場に着くと、鮮やかなカウフマニアナ系のチューリップが色付いており、よく見ると花茎の低い早生系の株は既にしおれ、大型の株がちょうど見ごろに。あまりに寒いのでまだ閉じてしまってますが。
チューリップ

圃場内には、スイセンの古典品種‘ファンシィオン’があちこちに野生化して生えており、それらを集めて肥培し、花数が増えてきたものをまとめて植栽しています。
ファンシィオン

先週まで真っ青に咲いていたチオノドクサは、既に花が終わっており、果実がふくらんで来ています。昨年は時期が合わなかったのかタネ取りができなかったので、今年はうまくタネを取っておきたいです。
ローン

今年の学生さんは、人数は昨年並みですが女性の比率がまた少し上がったようです。OBも合わせると総勢25人にもなり、仕事の振り分けが大変でした。
集合

少しでも賑やかにしようと、圃場内外から苗や球根を集めて植え込んでいます。早く地面を覆って、雑草取りの手間を減らしたいのです。
苗植え

3年生の5人には、圃場内の案内を一通りやってから、春一番の掃除をやってもらいました。一昨年の夏の猛暑の影響か、昨年はいろんな樹木の花が異常なくらい咲きました。そのせいで、圃場内に何本かあるエンゲルマントウヒにも無数のコーンが付いており、冬の間にたくさん落ちてきたのです。
松笠拾い

落枝や落葉も含めて、圃場内をきれいに掃除したので、次回から始まる芝刈りがスムーズに行えることでしょう。花壇への施肥や伸び過ぎた境栽垣の切り詰めなど、25人がフル回転したので、すっかりきれいになりました。この人数だと道具が足りないので、少し買い増ししてもらわねばならないようです。
落ち葉かき

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM