沖縄の野菜

  • 2019.01.24 Thursday
  • 05:48
昨日は夕方に湿った雪がもさもさと降り、あっという間に10cm近く積もったけれど、その後は積み増しもなし。今日もこれから大荒れとの予報だけど、さてどうなりますやら。岩見沢や夕張などの南空知には、先日からどっさりと積もっているけれど、難儀なことにならなければいいですが。

先日はせっかく市役所まで行ったので、わしたショップにも顔を出してきました。沖縄の野菜や果物は、どうしても馴染みがないせいかいつも売れ残っているので、できるだけ顔を出してめぼしいものを探します。今回は「ハンダマ」をゲットできました。
わした

ハンダマとは、熊本では「水前寺菜(すいぜんじな)」、金沢では「金時草(きんじそう)」と呼ばれる伝統野菜で、特に熊本では江戸時代から作られているのだそう。10年くらい前に、いつも行くスーパーで買ったことがあったけれど、それ以来二度と見たことがありません。こんな不気味な色をしていたら、やっぱり売れないでしょうねぇ…(^^;)
ハンダマ

熱帯のモルッカ諸島の原産で、1700年代には中国から渡来し、熊本など九州南部に定着したのだそうです。このあたりは、『水前寺菜の科学』というレアな本によって調べられています。
渡来経路

前回食べたのがちょうど10年前で、すっかり味も忘れていたので、さっそく煮浸しにしてもらいました。熱を加えるとよけいに色が鮮やかで、いかにも熱帯産だなぁと感じます。
煮浸し

エノキを少し入れて煮浸しの完成。香りもよく、ちょっとぬめりがあって、とても美味しかった。来週も町に出かけるので、また探してみようかな。
完成

もう一つ、やはり売れ残って値引き札が貼られていたのが「宮古ゼンマイ」というシダの葉っぱ。もちろんゼンマイとは似ても似つかないけれど、少し傷み始めていたので、これもさっそくいただきました。
宮古ゼンマイ

素性はなんだろうと調べて見ると、正式には「ホウビカンジュ」(Nephrolepis biserrata)という難しい名前で、Wiki によれば、「鳳凰の尾のようなシダ」という意味なんだそうです。タマシダ属なので、ボストンファーンにそっくりで、こんな風に葉がダラリと垂れ下がるものだそう。
ホウビカンジュ

傷んだ葉を除いて、さっと湯通しするだけでいいとのこと。コゴミの細いものと同じ感じですね。
湯通し

これがまた美味しくて、しゃきしゃきとした食感もいいし、粘りがあってバッチリでした。結構レアな土産物だそうだけど、リクエストがあったのでこれも探しに行かなければなりません。
完成

愛媛のみかん

  • 2018.12.25 Tuesday
  • 05:55
愛媛は生まれ育った場所とはいえ、人生のたった18年しかいなかったけれど、いろいろと体にしみついているものがたくさんあります。みかん好きもその一つ。もちろん愛媛以外のものは、なるべく買わないようにしています。やっぱり愛媛のみかんはうまいけんなぁ。といってもなかなか手に入らないし、いいみかんはびっくりするほど高いので、今年は取り寄せることにしました。
みかん便

愛媛みかんというのは、温州みかんのことだけど、よく売られている和歌山や九州の温州みかんに比べると、味が全然違います。このみかん便は『のま農園』という、今治の近くから送られるもので、光センサーで甘味を調べて選別されたものを愛媛みかんとして出荷しているそうです。ちょうど松山の従兄弟からも送ってきた、宇和島近くの温州みかんも、やっぱり美味しかった。
愛媛みかん
  (みかんのデータは、のま農園のHPより拝借しました。m(__)m)

愛媛は、温州みかんに早くから見切りを付け、付加価値が高く、出荷時期をずらすために晩柑類に力を入れてきました。来月に来る「はれひめ」は、温州みかんの品種にオレンジ系の品種を交配して作られたものだそうで、両方のいいとこ取りだとか。これはまだ食べたことがないので楽しみです。
はれひめ

やはり来月に配送される「媛まどんな」は、名前からして愛媛県で作られた品種です。愛媛県果樹試験場で育成されたこの品種は、皮が薄くてゼリーのような食感です。
媛マドンナ

2月になると、「甘平(かんぺい)」が出てきます。これも愛媛県で育成された品種で、この時期に東急デパートで行われる松山物産展では、1個500〜600円もしていてびっくり。以前墓参りに帰った時に、昔の知り合いに挨拶に寄った際に、自家製のみかん類をたくさんいただいた中に入ってました。名前の通り甘くて美味しいみかんです。
甘平

「せとか」も最近人気の品種で、キャッチフレーズが「柑橘の大トロ」だそうです。最近のみかんは、味や香りはもちろんのこと、皮がむきやすく、内袋が薄くてそのまま食べられることが、不可欠になってきているようです。
せとか

子どもの頃には、患者さんや近所からいただくみかんにあふれていて、手が真っ黄色になるくらいみかんを食べていました。体に染みついているみかんのエキスが、いまだに残っているのでしょう。皮がむきにくく食べにくいいよかんや甘夏はもう流行らなくなってしまい、今ではこのようなニューフェースに入れ替わっているけれど、みかん県愛媛にはがんばってほしいです。
のま果樹園の通販サイトはこちらにあり、今からでもいろんな種類が頼めますよ〜

柿づくし

  • 2018.12.12 Wednesday
  • 06:01
今年はいろんな柿に当たりました。ハルニレプロジェクトのMさんからは、なんと手作りの干し柿を。わざわざ佐渡から生のおけさ柿を取り寄せ、自宅で干したものです。こんな貴重なものを本当にありがとうございました。甘くて美味しかったです〜♪
干し柿

松山の従兄弟の奥さんからは、実家で作っている富有柿を送っていただきました。果樹農家なので、出荷できないはね品がたくさん出るのだそう。味に変わりはないので、とってもありがたいです。
富有柿

これが熟れすぎてしまえば、そのままうんと熟れさせます。ぶよぶよになったらそっとへたを切り抜き、とろとろになった柿をスプーンですくって食べるのも、なかなか美味しいものです。これが好きな方は結構いるらしく、スーパーのはね品コーナーをいつもあさっているとのこと…(^^;)
溶けた柿

松山からはもう一つ、私が住んでいたところの庭にある柿が送られてきました。私が生まれ育った家は、あんまりボロボロになったので、私が高校2〜3年の時に建て替えました、この時の基本設計図は私が描いたので、工務店の社長が後継ぎに私を養子にほしいと、ずいぶん熱心に口説かれたのだそうです。高校を出て福岡で浪人してしまったため、この家には数ヶ月しか住んでおらず、あまり思い入れはありませんが、庭木はそのまま残っています。親父の死後、松山市内に引っ越してしまったために、それを近所の人が買って今でも住んでおり、その柿をわざわざ送ってくれたのです。
和気の柿

子どもの頃、学校から帰ったらこの柿の木に登って10個くらいもぎ取り、むいて食べるのが楽しみでした。小粒なので3つや4つ食べても平気でした。その柿を今こうして食べられるのも、不思議なものです。墓参りに帰った時には、必ず隣の家に挨拶しにいくので、こうして送られてくるのですが、この家を出てまもなく50年近く。こういう縁は大切にしなくてはいけないのですね。
和気の柿

天空の農園

  • 2018.11.19 Monday
  • 05:56
梅田にあるJR大阪駅周辺には、たくさんの屋上緑化されたビルがありますが、駅の北側に建てられているサウスゲートビルには、いろんなフロアに屋上緑化がありました。その中で一番広い、11階フロアにある風の広場の一角に、天空の農園入り口の案内がありました。
天空の農園

天空の農園は14階の屋上にあるので、3階分の階段を上っていくしか方法がありません。(実際には4階上がって1階近く降りるので、結構大変。) 階段にはたくさんの注意書きが書かれてあり、確かに大阪の真夏であれば、ちょっと尻込みしてしまうかもしれません。
階段

無機質な階段空間を少しでも和らげようと、壁面緑化に様々な植物が飾られており、見ながらいくと段数が気にならなくなります。せめて植物の名前とか、特徴とかを書いていてくれれば、もっと楽しくなったのに…
まだ階段

ようやく階段を上り詰めると、エアコンの排気口がずらりと並んでいるフロアで、目隠しのフェンスには様々なつるものが絡んでいました。さすがに落葉性のものは使わず、常緑性のクレマチスやムベ、ジャスミン類などが使われています。コスモスがまだ満開で、その先を左に曲がったところには、狭いながらも水田がありました。
屋上

天空の農園は、そこから半階分くらい下がったところにあります。その落差を利用してブドウ棚が設けられ、ナイヤガラやデラウェアなど、いろんな種類のブドウが。大阪にもブドウの産地がありますからね。
ブドウ棚

畑は一坪くらいの大きさに、整然と区切られていました。作業のしやすさだけでなく、連作障害を回避するために、輪作体系を回転しやすいので、このようなスタイルになっているのでしょう。
畑

栽培されている野菜を見ていくと、一般的なものを中心にしているけれど、なにわの伝統野菜(現在18種類が登録)がいくつか混じっていました。ちょうどハクサイやブロッコリなどのアブラナ科の野菜が最盛期。きれいな葉っぱをしているので、ここなら青虫は着かないんでしょうか?とスタッフの方に聞いたら、全然そんなことはありません。毎度しっかりと取っていないと、たちまち穴だらけになります、とのこと。意外とチョウチョも飛んでくるのですね。
輪作

スタッフがニンジンの間引きをしていたので、収穫物はどうするのですか?聞いてみました。出来るだけイベントで活用したり、来園者にお分けしているとのこと。タイミングが合えば、ホームの上空にある「時空(とき)の広場」のカフェで食べることも出来るのだそう。美味しそうな間引きニンジンですね、言ったところ、どうぞお持ちください。美味しいですよ〜と言われてしまいました。(残念)
間引きニンジン

大きな黄色い実はカリンでした。この木は少し成りすぎで実が小さいけれど、手前の木はでっかいカリンらしい実になっていました。サクランボやアンズなどもあるので、春には花も楽しめそうです。そういえば、カキが見当たらなかったなぁ?
カリン

農園を含むグリーンの管理をしているスタッフが、きめ細かく情報を流しているので、行く前にはここをチェックしておくことをおすすめします。四季を通じて維持していくのは大変そうだけど、てきぱきと作業しているスタッフたちの、元気な笑顔が印象的でした。

ローゼルジャム

  • 2018.01.11 Thursday
  • 05:54
暖気で雪がドボドボに融けたかと思うと、入れ替わりに寒気がやって来て、またカチンカチンに凍ってしまいました。風邪は熱もなく、すぐに抜けるかと思ったのに、一進一退でまだすっきりしてくれません。栄養補給して睡眠をたっぷり取るしかないので、お酒を断っておとなしくしています。年末に‘わしたショップ’でローゼルを買い、正月の間にジャムにしておいたのが、風邪に効果があるというのでせっせと食べております。
ライ麦パン

数年前に初めて見たときには、こんなもの食べられるのかい?と思ってしまう、不思議な姿でした。ちっちゃなチラシが付いていなかったらスルーしていたことでしょう。
ローゼル

ローゼル(Roselle)はオクラに近縁の、ハイビスカスの仲間の小低木で、肥厚した萼と苞を食べるものです。ビタミンCやペクチンが豊富なので、風邪に効くとのこと。生の姿は知らない方がいいかもですね。(画像はネットから拝借…m(__)m)
花

タネとヘタを取り去り、苞の先が堅くなっている部分と切り取っておきました。重さ的には捨てる方がはるかに重く、二袋買ってきたけれど、全部で60グラムほどにしかなりませんでした。
分離

小鍋に砂糖を25グラム入れてさっと火を通すと、あっという間に煮詰まって固まりました。小さなジャム瓶に半分ほどしかないけれど、たまには目先が変わっていいものです。
ジャム作り

昔は5年に一度くらいしか風邪引かなかったけれど、最近はほぼ毎年、これも老化なんでしょうかねぇ… 悔しいけれど、早く本調子に戻さなくては。

果樹のカタログ

  • 2017.12.29 Friday
  • 05:50
世間は昨日が仕事納めだけれど、うちはいつもぎりぎりまで年賀状を書いているので、たいてい大晦日近くまで粘っています。でも今年は喪中のため、仕事関係の賀状だけ出せばよく、すんなりと片付いてしまいました。今日は事務所の片付けや掃除をやって、さっぱりと仕事納めにしようと思います。

郵便受けに青森の種苗会社のカタログが届いていました。ここのHPは、先日来じっくりと見ていたけれど、カタログの注文まではしていなかったのに…と思って開けてみたら、ちゃんと手配してくださった方がいたのですね。ありがとうございます。見開きは素晴らしい‘ふじ’の写真でした。
ふじ

この種苗会社は、弘前大学に共同研究センターをもっていて、先日話題にした‘紅の夢’という果肉が赤いリンゴや、‘こうこう’など大学が育成した品種は、ここが独占販売しています。

紅の夢

来年から余市にいる娘夫婦が農園を拓いて、ワイナリーへの第一歩を歩み始めます。その一角を少し借りて、少し果樹を植えてみたいなと思っていたので、来年の秋から苗木を選ぼうかなと思っていたのです。このカタログを眺めながら、果実がたわわに成る姿を夢見て、私も長生きしなければ…(^^;) 植えてみたいものはいろいろあるけれど、あんまり手間のかかるものは避けなければならないので、大きな実のなるリンゴではなく、クラブリンゴを考えていました。数年前に亡くなった長沼で果樹園をやっていたNさんから、‘ドルゴクラブ’はいいよ〜と言われていたのです。でも‘紅の夢’を知ってしまったので、これは植えてみたいなぁ。‘メイポール’もカラムナータイプ(枝がホウキ立ちになるタイプ)のクラブリンゴで、加工用に最適なものです。
ドルゴクラブ

ほとんどの果樹を扱っているけれど、面白いものを見つけました。豊産性のヤマブドウがあるのです。ヤマブドウは個体によって実の成りや粒の大きさなどがバラバラになってしまいます。こんな実が成るのであれば、ワインにだって有望なので、植えてみる価値がありそうです。

ヤマブドウ

Nさんとは30年近くのつきあいだったけれど、80歳を過ぎても「カタログ見ると植えたくなるんだよなぁ…」と笑っていました。亡くなる数年前に植えた苗は、そろそろ実が成り始めていることでしょう。私も見習って、せっせとこれから苗木を植えてみたくなりました。

冬至南瓜

  • 2017.12.22 Friday
  • 06:01
今年は今日22日が冬至です。芋・栗・南瓜は私の大好物なので、必ず冬至南瓜を作ってもらいます。カボチャは毎週のように食べているので、あまり新鮮味はありませんが。
冬至カボチャ

先日来カボチャネタが続いたので、いろいろと調べることが多かったのですが、牧野富太郎先生のカボチャの分け方は、これが本当なのかもしれませんが、なんとも不思議な名前を付けておりました。私たちが現在食べているのは、通常セイヨウカボチャ(Cucurbita maxima)と呼んでいるもので、ポクポクと大変美味しいものです。最近では果皮が緑でなく、雪化粧のように白いものまで、いろんな品種が出回るようになりました。ところが牧野先生は、これを「くりかぼちゃ」としているのです。
クリカボチャ

牧野先生は、ペポカボチャ(C.pepo)をセイヨウカボチャとしています。このなたうりというものが現在も出回っているのかよく分かりませんが、開拓初期にアメリカから大量の作物や野菜が導入された時に、当然これが入ってきたものでしょう。米の替わりに開拓者の食べ物として、貯蔵性の効くカボチャは重宝したはずですが、あまりに皮が固いので、なたうりどころか「マサカリかぼちゃ」と呼んでいたくらいです。先日来話題の「ストライプペポ」もこの系統で、タネを食べるものとして改良されたものです。熟す前の若い果実を食べるものが「ズッキーニ」で、飾りにする「おもちゃカボチャ」もこの仲間なんだそうです。
セイヨウカボチャ

ペポカボチャの変種に果皮がオレンジ色をしたものがあり、牧野先生はこれに「きんとうが(金冬瓜)」という名前を付けております。英名のパンプキン(pumpkin)はこれを指し、これ以外はスカッシュ(squash)と呼ぶとか。ハロウィンカボチャといえば一番分かりやすいでしょう。品種によっては500キロもの巨大な大きさになり、食用というより家畜の餌にしたものでしょう。我が国には江戸時代に入っていたものに「そうめんカボチャ」があります。私も一度食べたことがありますが、なんとも不思議なものでした。

きんとうが

私の子供の頃に食べていたのはニホンカボチャ(C.moschata)で、ねっとりした食感で甘味はほとんど無いので、あんまり美味しいものだとは思いませんでした。今となっては一度食べてみたいと思いますが、北海道では出回っていないでしょうね。ところが牧野先生は、これをカボチャと呼んではいかん!と、「ぼうぶら」という名前を付けておりました。ポルトガル語が訛った名前なんだそう…(^^;)

ぼうぶら

で、カボチャというのは、京野菜として細々と残っている『鹿ヶ谷南瓜』こそが本物のカボチャなんだそう。最近は種間交雑も進んでいるので、こういう分け方もできなくなりつつあるようですが、美味しいカボチャが一年中食べられるようになっているのは、大変ありがたいことです。
とうなす

朝のリンゴむき

  • 2017.12.20 Wednesday
  • 05:56
まだ子どもが小さな頃から、毎朝リンゴなどの果物をむいて大きな鉢に山盛りにしていました。なので25年くらいになるのでしょうか。バナ牛は相変わらず毎日ですが、今でも一日おきくらいに、果物をむく習慣が続いています。
むいたリンゴ

買い物に行くと、真っ先においしい果物を探します。リンゴに関してはほとんどフジと王林、つがるやジョナ程度、昔はあんまり種類がありませんでした。ところが最近、結構珍しい種類が出回るようになり、「青い森の片隅から」と首っ引きで食べる楽しみが増えてきました。
スーパーのリンゴ

フジと並んで王林は貯蔵性がよく、長期間にわたって安定した供給をしてくれる貴重なリンゴです。独特の風味は多分 ‘印度’の血を引いているのでしょう。
王林

最近のヒットは、フジの血を引いた ‘北斗’です。フジよりも瑞々しく、蜜が入るほど甘味もあり、香りも強いという素晴らしい品種です。これだけ蜜が入れば貯蔵性は悪いでしょうが、近年のヒットでした。
北斗

‘陽光’も食べてみましたが、ゴールデンデリシャス系の品種らしい果肉の固さで、まぁまぁの味でした。皮をむいてからあわてて断面を撮したので、切り口がガタガタになってしまいましたが…(^^;)
陽光

‘スターキング’という大きなリンゴを見つけて買ってきました。でもスターキングといえば、黒々した濃紅色のリンゴなので、これは違うと思います。これこそがスターキングの親である ‘デリシャス’のような気がするのですが。
スターキング

リンゴは、ただ冷蔵するだけではそんなに長期間貯蔵できません。昭和30年代にアメリカに交換教授として留学したS先生がリンゴ貯蔵の研究に関心を持ち、装置を持ち帰って農学部の地下に設置したのが我が国初めてのCA貯蔵冷蔵庫でした。CA貯蔵(Controlled Atmosphere Storage)とは、空気の組成をコントロールし、酸素を減らして呼吸量を少なくすることにより長期間の貯蔵を可能にしたもので、その後私たちが習ったT先生達が苦労して実用化し、ほぼ一年中リンゴを食べることができるようになったのです。

旭川のリンゴ

  • 2017.12.17 Sunday
  • 06:01
いろんな町や施設にいくと、必ずパンフレットコーナーに立ち寄ります。しっかりしたパンフレットがあれば嬉しいのですが、月並みで、何が言いたいのかよく分からないものだとがっかり。いろんな公園などのパンフレットを作ってきたので、とても気になるのです。先日行った旭川駅の観光案内所で、何点か出来のいいものをゲット。中でもこの『旭川のリンゴ』というパンフレットは、紙質、折り方、中の情報などがとてもいいものでした。
旭川のリンゴ1

リンゴといえば、七飯、余市・仁木、壮瞥、増毛くらいしか、まとまった産地と認識できません。旭川にこんなに残っているんだという意外性がありました。でも数年前から、地元のお菓子屋さんとのコラボで、様々なスイーツに使われているという話を聞いていました。生食だけでは、青森などの大産地のものに価格や質の面から太刀打ちできなくなるので、このような地産地消の加工用に活路を見出す動きは、地元の方に認識してもらうチャンスが増えると思います。

旭川のリンゴ2

どこの果樹園も多品種の果樹生産でリスクを分散し、シーズンを通して来園できるように工夫されています。気象条件の厳しい場所で栽培しなければならないだけに、単作のリスクは致命的になりかねませんから。
旭川のリンゴ3

先日行った網走市でも、天都山周辺にいくつもの果樹園がありました。あそこでもリンゴを栽培しているのか分からなかったのですが、かつては湧別に産地があったくらいですから、網走でも十分できそうです。やはり町の間近にこういうところがあれば、絶対に行きたくなりますからね。いろんなイメージが湧いてくるパンフレットを見つけると、とても嬉しくなってしまいます。
旭川のリンゴ4

ストライプペポ

  • 2017.12.16 Saturday
  • 05:56
今月の初めに、烏龍茶がなくなったので北円山にある中華食材専門店に行きました。ついでに何か珍しいものがないかと見ていくと、ヒマワリのタネが大袋で売られており、結構安いので一袋買ってきました。子どもの頃に庭で作ったヒマワリからタネを取り、焙烙で煎ってポリポリと食べていたのが懐かしかったのです。
マンダリンマーケット

ただ、ヒマワリのタネを食べるのは結構大変。大リーガーがヒマワリのタネをほお張って、殻だけを器用にペッペッと吐き出しているのをよく見ると思いますが、かなりのテクニックがいるし、部屋の中では吐き出せません。しかも中に入っているものはホンの小さなタネなので、実に効率が悪いのです。それでも仕事の合間にしばし殻を割り続け、ある程度タネが集まってから食べると、なんとなく食べた気になるものです…(^^;)
ヒマワリの種

すると今度はカボチャのタネをいただきました。ヒマワリより割りづらいけれど、食べられる部分ははるかに大きいので、少し満足度が上がります。
カボチャのタネ

先日JRの車内誌に出ていたストライプペポのことをブログに書いていたら、それを読んだ種苗店にお勤めのFさんから、ペポのタネをいただいたのです。
ペポナッツ

この‘ストライプペポ’という改良されたカボチャは、なんと固い殻がなく、中の柔らかいタネがむき出してになっているという、「ハルレスシード」という珍しい形質を持っています。しかも普通のカボチャよりかなり大きく、十分食べ応えがあります。
ストライプペポ

今月に入ってから、事務所に籠もってひたすら報告書作りの仕事をしていることが多いので、リスが貯蔵食をポリポリ食べているように、こんなタネを囓りながらがんばってます〜(^^;)

紅の夢

  • 2017.11.27 Monday
  • 06:00
私がプラムリーでジャムを作っていることを、このブログで知った方から、大変珍しいリンゴをいただきました。Brainsの交流会に参加にあわせて、わざわざ届けてくれたものです。果肉まで赤く、酸味が強い加工向きのリンゴだとのことでした。まだ残っていたブラムリー(左)に負けないくらいの大きさで、母親である紅玉(右)より一回り大きな果実でした。
リンゴの比較

この「紅の夢」というリンゴは、紅玉とスターキングデリシャスの交配によって作られた品種であると思われていました。ところが遺伝子を調べると全然違っていて、どうもエターズゴールドという品種のようだが、この品種は果肉が赤くならず、名前の通り黄色くなる品種なので、どこかで間違ってしまったらしいということが分かったそうです。
紅の夢
 (「青い森の片隅から」 (青森県のりんご)より引用させていただきました。m(__)m)

一昔前ならこんなことは分かりようもなかったのに、今は遺伝子レベルで配列や数がきれいに分かるため、名無しではかわいそうと「赤肉親候補A」などという不粋な名前を付けられたリンゴが片親ということになったのだそうです。

花粉親
 (青森県のりんご)より引用させていただきました。m(__)m)

昨日さっそくジャムを作っておこうと、サクッと割ってみると、思わずおおっと声を上げてしまうほどの鮮やかさ。なかなか衝撃的な果肉の色でした。
断面

これは果皮ごとジャムにすると真っ赤になりそうなので、皮付きでさっそく煮ていきました。紅玉よりもかなり早く柔らかくなり、同程度の酸味なので、とっても風味がよく、甘酸調和の取れたジャムになっていきました。
皮付きジャム

この後残っていた紅玉とブラムリーでそれぞれジャムを作り、今年のジャム作りは無事に終わりました。こんなバラエティーに富んだジャムは初めてで、嬉しくなってしまいます。「紅の夢」はまだ市場にはほとんど出回っていないようですが、一日も早く出回るようになってほしいです〜
ジャム完成

こんな貴重なリンゴを頂戴し、本当にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。m(__)m

ジャム作り

  • 2017.10.30 Monday
  • 06:01
季節外れの台風に見舞われ、昨日の夜から外は大荒れ。これまで我慢していた木の葉が、この風雨できれいに落ちきっていることでしょう。昨日は夕方戻ってからジャム作りをやりました。毎朝ライ麦パンに必ずジャムをつけるので、1年分のジャムは作っておかなければなりません。今年も仁木の山川農園から、紅玉を分けていただきました(左)。旭が大好きなのを知っているものだから、立派な旭も入っておりました(右)。それにちょうど、梅木さんからプラムリー(中)をいただいたものですから、紅玉とプラムリーで作ることに。
リンゴ

今年はリンゴの結実期の天候不良で、リンゴの出来がかなり悪かったのだそうです。でもジャム作りだと、多少見てくれが悪くても大丈夫なので、傷んでいる部分を丁寧に取り除きながら、大鍋一つ分をむいていきました。
2kg

それからが大変。プラムリーはすぐに煮崩れしてくれるけれど、紅玉はしっかりした果肉なので、つぶしていくのがけっこう大変。肩がだるくなるほど、クツクツと煮ていきました。
煮る

砂糖はやや少なめの30%にしてみました。今回はプラムリーの酸味が強いので、レモンは入れずに作りました。
砂糖

やり始めてから約一時間で、11個のジャムが完成。しっかりと湯煎しておきました。
湯煎

年間に使うジャムはかなりたくさんなので、もう一度作る必要がありますが、取りあえずこれだけあるとなんだかうれしくなります。毎年秋の恒例行事だけれど、節目を迎える大切な作業になってきました。
完成

青森のりんご

  • 2017.01.30 Monday
  • 05:57
いつも見ていたリンゴのサイトが、昨年移転しますと言ってそのまま行方不明になっていました。そういえばと、久しぶりで探してみたら、ようやく引っ越し先を見つけることができました。トップページはこんな感じで、前と変わっておりませんでした。
トップページ

このサイトを作っているのは、青森高校の校長を最後に退職された、杉山芬(かおる)さんと、奥様もやはり高校の先生をされていた杉山雍(よう)さんのご夫婦で、共に80歳を過ぎていらっしゃるようです。10年くらい前に偶然このサイトを見つけ、以来リンゴについては必ずこのサイトで調べることにしています。普通のスーパーでは、出回る種類も限られていますが、おやっ?と思うような知らない種類があると、つい買ってしまいます。そういうときには、このサイトでどんな特徴があるのか、適塾期はいつなのか、由来はどうなっているのかなど、ちゃんと調べる方が、より美味しく食べられると思います。
リンゴリスト

さすが高校の校長先生まで勤められた方なので、とても几帳面というか、しっかりと裏を取った取材と文献調査の元に描かれてあるし、すべて自分で買い求め、味を確かめているので、記事の信頼度がものすごく高いのです。品種作出や導入の経緯など歴史的な経緯を調べるにも、このサイトはものすごい情報量が詰まっていて、これをただで利用させていただくのが申し訳ないと思ってしまいます。(サイトをまとめて本としても売られていますが、5,400円もするのです。)
緋の衣

リンクフリーとあるので、昔のページでたくさんリンクを貼らせていただいてました。これらがすべて切れてしまっているので、こつこつとアドレスを変えていかなければなりませんが、新しい品種も追加されているようなので、また楽しみが増えました。いつまでもお元気でいてほしいと願っています。

ジャム作り

  • 2016.11.21 Monday
  • 06:03
昨日は、今年3回目のジャム作り。最初はちょうど一月前に、プラムリーという料理用リンゴをいただいたので、さっそく作ってみました。でもこの時には、まだちょっと早すぎたみたいで、少し固さの残るジャムができました。なので少し熟すまで置いておこうと、物置に寝かせていました。その後、ジャムの本命である紅玉が手に入ったので、傷まないうちにと、さっそく作ってみました。
材料

いつもなら酸味としてレモン果汁を入れるのですが、プラムリーの酸っぱさであればその代わりになるのではと、一つだけ混ぜてみることに。紅玉を切ってみると、今年は全く虫の被害もなく、果皮がとてもきれいなのです。いつもは手に入れてすぐに作ることができず、半月後くらいに作り始めると、果肉に傷みが出るものが結構あるのですが、今年のリンゴはバッチリでした。芯だけ取り除けば、ほとんどすべて入れることができたのです。
紅玉

果皮がたっぷり入っているので、ジャムの色が真っ赤に。酸味もほどよく、ライ麦パン用にはちょうどいいジャムになりました。
真っ赤なジャム

そこで昨日は、プラムリーベースに、彩りを着けるために紅玉を混ぜたものと、紅玉ベースに、プラムリーで味付けをしたものとを作ってみることにしました。
リンゴ

一ヶ月寝かせておいたので、プラムリーもほどよく熟したと見えて、本来すぐに煮崩れるとあるとおり、すぐに柔らかくなっていきました。逆に紅玉が堅いまま残るのではと思いましたが、うまく一緒に煮込むことができたし、予定どおり色づきがいいジャムになりました。
プラムリー

紅玉ベースのものは、半月前に作ったとおり、とてもいい色どりのジャムになりました。酸味も十分あるので、レモンなしでも大丈夫。
紅玉

今年はりんごジャムしか作るヒマがありませんでしたが、もう少し余裕ができれば、いろいろと挑戦してみたいですね〜

最後の外仕事

  • 2016.11.14 Monday
  • 05:56
娘のパートナーの実家に、無事の出産と退院の報告に行ってきました。朝方から強い雨でしたが、小樽を過ぎる頃から雨も上がり、仁木町に着く頃には青空が。今年は全然余市・仁木方面に来ていなかったので、罪滅ぼしを兼ねてまだ残っているブルーベリーの冬囲いをお手伝いをしてきました。仁木町で果樹園をやっているので、今年も美味しい旭や紅玉を分けていただいたのです。畑の手前に流れている小川は、朝方の雨でかなり増水していましたが、こんな小川でも今年はサケが遡上してきたとか。びっくりです〜!
小川

畑の横には、娘の飼っていたヤギが繋がれていました。以前の畑が使えなくなったので、しばらく預かっていただくことに… 栄養がいいのか、やたらメタボな体型になっていてびっくりでした。運動不足なのかなぁ。
しるこ&ずんだ

ブルーベリーの冬囲いをやっていると、ちょうど昼前にやや強いにわか雨が降ってきました。そうしたら繋がれているヤギたちがメェ〜メェ〜と死にそうな声で鳴き始めるのです。ヤギは体が濡れるのを極端に嫌うのだそう。あわててハウスに連れて行こうとすると、自分でどんどん走ってもぐり込みました。お昼御飯を与えられると、うれしそうにもぐもぐと機嫌がよくなって大笑いです。
ずんだ

ハウスの中には2匹の猫も住んでおり、黒猫がワラの上でのんびり昼寝していました。そと猫とはいえ、ハウス内はそこそこ暖かく、ネズミも捕れるので、ある意味天国なのでしょう。
ハウス猫

午後から続きの仕事をやり始めると、もう一匹の猫がとことこやって来て、すりすりと甘えること。かなり離れているリンゴ園で仕事をしている時でも、雪をこいで甘えに来るというので、やはり幸せな生活をしているのでしょうね。
猫

予定どおり、3時前には冬囲いも完了。こんなに早く冬囲いしたのは初めてだとのことですが、雪をこいでやるのは大変なので、早く終わるに越したことはありません。
冬囲い

西の空を見るときれいに晴れているので、明日は晴れそうだと安心して帰途につきましたが、小樽から札幌にかけてはずっと小雨模様でした。無事に外仕事が終わって何よりです。余市に子供を連れて帰れば、きっとたくさんの方にお世話になることでしょう。地域で子育てができ、豊かな自然に囲まれて育っていくのは、子供にとっても幸せなことだと思いました。
西の空

ブラムリー

  • 2016.10.18 Tuesday
  • 05:56
昨日は失礼しました。ようやく原稿書きのくびきから逃れ、寝不足と肩凝りからは解放されそうです。家の周りを見渡す余裕もなかったので、改めてよく見ると、小春桜の葉が真っ赤になり、山の木々の木の葉も落ち始めています。10月も下旬になっているのですからねぇ。
小春桜

先日珍しいリンゴのお裾分けをいただきました。‘ブラムリー’というクッキングアップルです。日本では料理用のリンゴはほとんど普及しておらず、ひたすら甘くて美味しいリンゴばかりが出回っていますが、ヨーロッパでは生食用よりも料理や加工用のものが主流かもしれません。品種の詳しいことは、やはり「青森のりんご」のサイトを見ていただくのが一番でしょう。これを見ると、この品種の発祥の地であるイギリスでは、生産量の45%をこの品種が占めているとか。ほとんど黄緑色で、これだけが少し赤味があります。まん丸のものもあればこのようにゆがんだものもあり、かなり大きなリンゴでした。
プラムリー

いろいろな料理法があるようですが、私的にはとりあえずジャムを作ってみました。朝の6時前にジャム作りをする男も珍しいかもしれませんが、なかなか時間が取れないのです…(^^;)
むいたところ

皮をむいている間も目がしぱしぱするほどの酸味が発散。こんなのでいいのかしらん?と不安になるほどの堅さです。ひとかけら口に入れると、すっかり目が醒めました!口が曲がるほどの酸っぱさです。
ざく切り

三温糖はいつも40%でやっているので、とりあえずこれでやってみることに。
三温糖

レンジで4〜5分で出来上がりとあったのですが、まず5分では全然。2個分だからその倍かと思ってやってみても全然崩れてくれないのです。料理やお菓子用にはこのくらいの堅さがいいのでしょうが、ジャムにするにはもう少し熟れている方がよかったのかもしれません。
レンジ

そこで鍋に移してコトコト煮ていくと、今度はすぐに柔らかくなってくれました。ほかにやり方があるのか分かりませんが、ちょっと手こずってしまいました。でもできたジャムの美味しいこと。やはり酸味がしっかりしているので、控えめの甘味もよく効いてくれます。今まで紅玉メインでやって来ましたが、バリエーションを広げられそうです。
鍋でぐつぐつ

長野の小布施町では、このリンゴでの町おこしをやっているそうで、首都圏にもファンクラブができているほど盛り上がっています。道内でも少しずつ認知度が高まっていくと、いろいろ楽しみが増えてきそうです。どうもごちそうさまでした♪

国光

  • 2016.03.25 Friday
  • 05:55
昨日の雪は全く根性がなく、日が差すにつれてどんどん融けていきました。でも久しぶりにどっさり積もったので、空気中のゴミがなくなったのか、空気が澄んでとてもきれいでした。
朝の雪

そんな朝にむいたリンゴはとても貴重なもの。今では手に入れることが出来ない「国光(こっこう)」でした。小春のパートナーの実家は、仁木町でこだわりの果樹園をやっています。昨年秋にお邪魔した時に、珍しいリンゴがあるけど、少し持っていくかい?といわれたのが国光だったので、二つ返事でいただいてきました。でも国光はすぐには食べられないので、物置でじっくり春まで熟成させてきたものを、ようやく食べることができたのです。
果実上から
 (左の2個が仁木産の国光、右が余市産のふじ)

国光は、「青森のりんご」のHPによれば、「国光、Ralls Genet(こっこう、ラルス・ジュネ)は、歴史のあるリンゴです。アメリカのトマス・ジェファーソン氏(後の大統領・在職期間 1801〜1809)は、親しくしているフランス大使 Edmund Charles Genet 氏より、リンゴの枝をもらいました。彼は、それをアメリカ Virginia 州 Amherest County にあるCaleb Ralls果樹園に渡して普及を図ります。やがて、18世紀後半には Virginia 州 Ohio Vally 一帯で、Ralls Genet の名前で、たくさん栽培されるようになりした。しかし、Ralls Genet は、フランス語風の呼び名なので、やがて英語化されて、Ralls Janet(ロールス・ジャネット)だとか、Rawls Jannet などとも呼ばれるようになります。」そんなリンゴを開拓使の草木培養方であったルイス・ベーマーが北海道に導入し、各地に苗木を配ったのです。その中から真っ先に余市で実ったのが、19号と49号で、後に「緋の衣」と「国光」と名付けられました。中でも国光は食味と保存性に優れ、それから100年間も我が国のリンゴ産業を支えてきた品種となったのです。
りんご栽培内訳
 (「リンゴの歩んだ道」 富士田金輔著、農文協、2012 より)

そんなリンゴ界のスーパースターでしたが、バナナの普及など果実の中での競合に押され、徐々に生産量が落ちていきます。そんな時に現れたのが「ふじ」でした。ふじはデリシャスを父に、国光を母として1939(S14)年に交配され、その中から選抜を繰り返して、1963(S37)年にようやく品種登録されてデビューしています。その後は親である国光や、今でも根強い人気のある紅玉を抜いて、全国生産量の半分以上を占めているほか、世界中に広まって世界最大のブランドにまでなっているのです。そんなふじの隆盛の陰で、見た目も大変よく似ている国光は、どんどん切られて樹種転換が図られていったために、果実が流通されることはなくなってしまいました。
果実横から

学生時代から40年ぶりに食べることができた国光は、びっくりするほど美味しいリンゴでした。リンゴで問題なのは、ちゃんと熟したものを出荷しないで、品種のイメージを自ら壊していることにあります。特に熟期の遅い品種では、未熟のものではガジガジで酸っぱいだけなので、二度と見向きもされなくなってしまうのです。また最近の果実はなんでも甘さが強調されるけれど、「甘酸調和」しているものほど美味しいと思います。4ヶ月我慢しただけのことがありました。今年はちゃんとお手伝いに行って、もっと国光を食べられるようにしなくては。
カット済み

わしたショップ

  • 2016.02.19 Friday
  • 05:53
しばらく事務所に引き籠もっていましたが、久しぶりに用事があって町中へ。雪まつりも終わったので、地下街もそれほど人出がなくてホッとしました。せっかくなので「わしたショップ」を覗いてみると、華やかなパックが山積みに。オリオンビールの花見バージョンです。沖縄の寒緋桜の花見はとっくに終わったけれど、札幌の花見はまだ二ヶ月半も先なんですが… 寒緋桜の血を引いている伊豆の河津桜が見ごろだと新聞に出ているとおり、この時期の花のギャップは本当に大きいと思います。このオリオンビール、全国シェアでは1%以下しかありませんが、沖縄県内では55%前後のシェアがあるそうです。買ってみたかったけれど、これから打合せがあるので断念しました…
オリオンビール

まず買っておきたかったのがサーターアンダギーの粉。この間作ってもらったばかりだったので、またストックしておかなくては。強烈な粘りで作るのは大変だといつもこぼされますが、この味は病みつきになってしまいます。
アンダンギー

葉っぱものでは、右から赤紫の「ハンダマ」(水前寺菜)、「パクチー」(コリアンダー)、「モロヘイヤ」が並んでいました。なるほど水前寺菜の本場は沖縄ですからね。今回は久しぶりにモロヘイヤを食べてみることに。ねばねばの食感がなんともいえませんでした。
葉っぱ類

果物類ではタンカンがどっさりありましたが、重そうなのでパス。パッションフルーツやアテモヤ、スターフルーツは食べたことがあったけれど、「カニステル」というのは初めて見たので、買ってみることにしました。
果物類

戻ってWikiを調べてみると、メキシコから中米にかけてが原産のアカテツ科の常緑果樹。「果実はエッグフルーツ、クダモノタマゴとも呼ばれる。果実は甘く、粉質で水分が少なく、ゆで卵の黄身や蒸し芋のようなほくほくした食感がある。一般的なフルーツの芳香や酸味、ジューシーさがなく、食べると口の中の水分を吸うため喉が渇く。食べ頃を判別するのが難しく、完熟にならないと非常に不味である。当たりの果実が数個に1個、または数十個に1個しかないといわれるほど味にバラつきがある果実である。」なんて恐ろしいことが書いてありました。あまりにまずいので、「金捨てる」と揶揄されているとか…)^o^(

果実
家に帰って、ぶよぶよに熟れている果実を割ってみると、アボカドのような大きなタネが入っていました。「金捨てる」程まずいのか、おそるおそるスプーンですくって食べてみると、ねっとりと粘り着く食感は蒸かしイモでも熟柿でもなく、初めての味わいながら、まずは合格点をもらいました。500円なら高いけれど、250円なら許せる範囲。さすが沖縄、いろんな食べ物があるのですねぇ。

ローゼル

  • 2015.11.07 Saturday
  • 05:55
地下街オーロラタウンの市役所寄りに、沖縄直営のわしたショップがあります。できた時から町に出た時には必ず寄っており、あんだぎーや海ぶどうなど、いつも何かしら買ってくるのです。数日前に立ち寄った時には、店先にはドラゴンフルーツやパパイヤ、スターフルーツなどが山積みになってました。
わしたショップ

シークワーサーがあったので、もう一つ何かないかなと探していると、不思議なものが入った袋がありました。ローゼルという、何かのつぼみのようなものが入っており、小さなチラシにはハーブディーやジャムにと書いてあったので、早速買ってみました。
ローゼル

家に帰ってからネットで調べてみると、なんと西アフリカ原産のハイビスカスの仲間で(Roselle:Hibiscus sabdariffa)、萼と苞が肥厚して真っ赤に色付き、その部分を食用やハーブティーにするのだとか。オクラだと捨ててしまう部分が、ローゼルでは逆に食用になる訳です。タネの方はしばらく乾かしていると、黒くなって熟すようだけど、北海道ではハウスでなければ育たないしなぁ…
姿

さてどうして食べようかと悩みましたが、ジャムにしておけばいいかと早速むいてみました。小さな袋だったので52グラムしかなく、砂糖もきっちり計って煮詰めてみました。
むいた姿

甘酸っぱい香りが立ちこめて、あっという間に煮詰まり、ちょこっとしかないけれど、酸味の強い独特のジャムが出来上がりました。ひと袋198円だったので、もう少し買ってこないとビンに入れるほどは出来ませんが、なかなか面白い素材でした。
ジャム

出来上がってから、しまった!ハーブティーにしてみるのを忘れたことに気付きました。今の時期にしか出回らないものらしいので、また買ってこようと思いますが、こういう発見があるのでわした通いは面白いのです。
ティー

そら豆の季節♪

  • 2015.05.20 Wednesday
  • 05:44
いよいよそら豆の季節の到来です。といっても、私の冷蔵庫には必ず冷凍物のそら豆が貯えられており、一年中切らすことはありません。以前は近くの東光ストアやラッキーなどでも普通にあったのに、どんどん扱いがなくなり、今では旭ヶ丘の西友に定期的に買い出しに行かなければなりません。早朝レジのおばさんはたいてい同じ人なので、ずいぶんそら豆の好きな人だと思っていることでしょう…(笑) でも所詮は冷凍もの。いくらうまく解凍しても、ほっくほくの美味しさにはなりません。
冷凍物

ところが今年は、松山の母が行きつけだった八百屋にわざわざ注文してくれたようで、数日前にそら豆がどさっと届いたのです。数年振りに食べた地元産の豆は、特に実が締まって美味しく、ありがたくありがたくいただいております。
そらまめ

先日出ていたビッグコミックオリジナルの表紙がこれ。「そら豆があるから、大人がいたのだろう」なに?? 家に帰ってふうっといいながらビールをあおり、ポリポリとそら豆を食べている様子が、このぶさ猫にそっくりだと言われておりますが…(^^;)
ぶさネコ

実家の隣の方が香川の方で、行くたびに土産に買ってきてくれるのがこのしょうゆ豆。松山では歯が折れそうなはじき豆やいかり豆になるのに、香川ではこんな軟弱な加工豆になるんじゃのぅといいながらも、結構好きでよく食べております。ありがたいことです。
しょう油豆

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