ササの開花

  • 2023.08.19 Saturday
  • 05:49
先日のニュースに、全道的にササが一斉開花したという記事が。気にはなっていたけれど、どこまで広がっているのか自分では調べようがなかったのです。かつて森林だった宗谷丘陵は、山火事や伐採などで今ではササに覆い尽くされていますが、このササが一斉に開花しているので、枯れた跡はどうなるのでしょう。回りから木のタネが落ちてこないので、ササが回復する前にせっせと苗木を植えれば、本来の森に戻ってくれるでしょうか。
ササの開花
 (北海道新聞WEBニュースから拝借…m(__)m、2023.6.14)

今年6月に滝上の陽殖園に行ったときに、途中の北見峠一帯から滝上の町に下りてくるまで、ずっとササの開花が続いていたのでびっくり。もちろん陽殖園の中も満開で、武市さんも初めて見たということは、この70年のうちには咲いていなかったようです。
陽殖園

札幌近辺では、少なくとも私の行動範囲ではこの様な一斉開花は見られません。滝野公園では全く開花しておらず、ポプラ通ではほんの一部のササだけが開花中。でも星置緑地では、毎年どこかで小さな範囲での開花が続いており、一斉に開花して枯れるようには見えません。
星置緑地

ネットで調べて見ると、本州では5年前に名古屋近辺でスズタケの一斉開花があったようです。120年ぶりというので、ちゃんと記録が残っているのですね。スズタケは道内では胆振・日高地方に多く、ここでも開花しているのを見ていましたが、クマイザサのようにびっしり生えていないので、それほど話題にならなかったようです。
スズタケの開花
 (森林総研などが企画した公開シンポジウムの案内より)

この案内には、スズタケの実で炊いたご飯の画像が。スズタケの実は米粒よりも大きくて美味しいと言われるので、「笹に黄金がなりさがる〜」様子が見られたことでしょう。
ササのご飯

クマイザサの開花周期が何年なのか、これまではっきりしていないので、今回しっかり記録を残しておけば、何世代かあとの人達によってそれを確認してくれることでしょう。3世代以上先のことになりそうですが。

昨日の花

  • 2023.06.03 Saturday
  • 05:53
昨日は朝いちで6回目のワクチン接種。近くの診療所に予約していたのであわてて出かけたら、近くのマンションの脇で、巨大なアメリカオニアザミが育っていました。これに花が咲いてタネを振りまいたら、この辺りは大変なことになるので、こっそり長柄ノコでカットしてやろうかしらん。
アメリカオニアザミ

ここは10階建ての大きなマンションだけど、すべて賃貸だそうで管理レベルが低いのでしょう。玄関の両側はヒノデキリシマの植込みになっていて、それでも昔は植木屋が入って手入れしていたけれど、最近は何もせずにほったらかし。背丈くらいのハルニレやヤチダモ、絡みまくっているツルウメモドキやヒルガオなので見苦しいこと限りなし。ここまでほったらかしにするのも珍しいです。
植込み

ワクチンもこれが打ち納め。最近の動向はさっぱりニュースにもなりませんが、コロナはどうなっていくのでしょうか。郵便局に用事があったのでそのまま歩いて行くと、なんともうバラが咲いていました!!いくら陽だまりとはいえ、ちょっと早過ぎませんか!
バラ

シュッコンアマもあちこちで咲いていました。これからは宿根草の花が百花繚乱。北国の花壇が一番賑わう季節です。
アマ

郵便局から出たところにビロードモウズイカの大きな株が。でもよく見るとどこにも土がありません。舗装とコンクリートのすき間にタネが落ち、うまく根を伸ばすことができたのでしょう。これは二年草のため、今年の秋にたくさんの細かいタネを振りまけば、次々とど根性モウズイカが出現しそうです。
ビロードモウズイカ

近くの歩道脇では、これもど根性ヒメフウロが。ヒメフウロは北半球に広く自生しているものの、我が国では西日本の限られた石灰質の山地に稀産し、徳島、高知、三重、岐阜県では絶滅危惧種に指定されているそうです。北海道には外国から直接侵入し、かなり悪質な外来種として問題になることが多いので、所変われば天と地ほど扱いが変わってしまうのです。
ヒメフウロ

夕方再び書類を出しに最寄りの郵便局へ。すると屋根の上にキリの花が満開になっていました。ここには昨年まで行きつけの美容室があり、よくそこの窓から写真を撮していました、いまだに空き家になっていて、古い建物なのでそのうちつぶされてしまうことでしょう。それまで毎年この花を楽しみたいものです。
キリ

自宅の花

  • 2023.05.30 Tuesday
  • 05:45
我が家の花は、町中に比べると10日くらい遅く咲くのですが、それでもいろんな花が咲いて来ました。キングサリはまだまだかと思ったら、もう開き始めており、これはそんなに遅くなっていないようです。親株は昨年急に枯れてしまい、左に枯れ木を支柱代わりに残していますが、株元から伸びていたひこばえが入れ替わって咲いてきたものです。私にとってはとても思い入れのある木なので、跡継ぎが残ってホッとしました。
キングサリ

その足元ではシバザクラの‘多摩の流れ’が満開に。これは我が家に来て30年以上経っていますが、昔は珍しかったのでよくむしり捕られていました。最近は行き渡ってきたのか被害はありませんが…(^^;)
多摩の流れ

野生のサクラソウをずっと育てていたのですが、最近ほったらかしにしていたら、フロックス・ディワリカータにすっかり乗っ取られてしまい、今年は花が一つしか咲いてきませんでした。花が終わったら救出してあげなければ。
サクラソウ

その横にあるクロコスミアの株の中から、今年もノビネチドリが咲いてきました。山が近いせいか、ノビネチドリがいろんなところから出てきます。でも株自体は4〜5年で消えてしまうのですが、その頃にはまたどこかに生えて来るのです。
ノビネチドリ

このニョイスミレも植えた訳ではなくて、ほったらかしの鉢植えに自然に生えてきたものです。もりもりと大きな株になり、小さいながら清楚な花を咲かせています。
ニョイスミレ

世間的には「ツボスミレ」となっているのですが、牧野先生に言わせれば、この名は「不純でまぎらわしいので筆者が命名し直したものである。」とのこと。朝ドラなんて見ることはないけれど、こういう偏屈な姿は登場しないのでしょうね…

牧野図鑑
 (「牧野新日本植物図鑑」 牧野富太郎著、北隆館、1961)

いろんな花

  • 2023.05.23 Tuesday
  • 05:44
以前から歯にヒビが入っていると言われていて、今年の冬の間に治そうと、正月明けから歯医者さんに通っています。ところが歯の神経がほとんどダメになっていると、3本ある根の先まで少しずつ掘り進んで治療しているのですが、なかなか進まないで診察券もいっぱいになってきました。もう少しらしいですが、歯の治療は本当に時間がかかります。
診察券

風が強くて雨もちらついていたので、自転車をあきらめて歩いて行くことに。この時期にこの辺りをあまり歩いたことがないので、ただのサツキの植え込みだと思っていたところが、サツキには違いないけれど見慣れない花が咲いていたのです。
植込み

市内で植えられているサツキは、90%以上が濃ピンク大輪咲きの‘大盃’(おおさかずき)ですが、赤花小輪の花と、紫色の二段咲きの花が咲いていたのです。‘大盃’は6月下旬から7月にかけて開花するのが本来なので、まだ咲いていない部分は大盃かもしれません。
サツキ

何か珍しい花がないかと、違う道を通っていくと、街路樹の植えますにヒエラキウムが咲いていました。市販では「うずら葉タンポポ」の名前で売られている、ヒエラキウム‘チョコレートディップ’(Hieracium 'Chocolate Dip'ですが、これがタネを飛ばしたらものすごく増えていきそうです。コウリンタンポポのようになるかも…
ヒエラキウム

なんとキングサリが咲いていてびっくり。今年は開花が早くてびっくりばかりですが、いまだに10日くらい早まっているようで、いつになったら元のペースに戻るのでしょうか。
キングサリ

我が家の原種系チューリップ(Tulipa clusiana var.chrysantha)が、数日前に見頃を迎えました。北側の雪の下に鉢を埋めていたので、こちらはかなり遅い開花に。今年はいろんな花がずれまくって咲いているので、かえって面白いのかもしれません。
チューリップ

春一番乗り

  • 2023.03.12 Sunday
  • 05:33
昨日の昼、近くの店まで用足しに歩いていたら、陽当たりのよい道端でチューリップの芽が伸びていました。建物と歩道のほんのわずかな空間に、いつもいろんな花が咲いているのです。
チューリップ

その横では、砂利の中からクロッカスが緑の葉を伸ばしています。こんな調子なら、今月末までにあちこちでいろんな花が咲いて来そうです。
クロッカス

事務所の近くでいつも早く花が咲く家があるので、ちょっと遠回りして覗いて見ると、やっぱりスノードロップが咲いていました♪ いやはやこんなに早く咲いたのは、絶対に新記録です。陽当たりがいいと、雪解けも早いし地温が上がるので、目覚めが早くなるのですが、今年なら三寒四温どころか、一寒六温の陽気が続くのでこんなことになるのでしょう。
スノードロップ

並びのお宅では、ワスレナグサが生き生きと葉を広げています。雪の下で冬眠していたのが、急に暖かくなって葉を広げ始めたのでしょう。鮮やかな緑がまぶしく感じます。
ワスレナグサ

中に紛れて生えているオオイヌノフグリも花を広げてきました。まだ色がついていませんが、そのうちスカイブルーになっていくのでしょう。散歩が楽しい季節になって来ました。
オオイヌノフグリ

ドライフラワー

  • 2022.11.17 Thursday
  • 05:45
昨日の帰り道、円山は雨でしたが家に近づくにつれてみぞれになり、家の前は真っ白でした。今朝はそれが凍り付いてガチガチに。さすがに盤渓への道は断念しましたが、絶対に滑らない冬靴も慣れないため、恐る恐る歩いて下りていきました。札幌も初雪が降り、いよいよ冬の始まりです。

今年はドライフラワーがずいぶん集まりました。息子の庭ではノリウツギのライムライトがもりもりとたくさん咲いたので、傷む前にもらってきて吊り下げておきました。自宅からもライムライトやアジサイが。
ライムライト

ノリウツギをたくさんいただいたので、花が傷まないよう本棚に挿して乾かしました。よくふるってから干したのですが、しばらくクモやらいろんな虫が部屋を這い回り、つまみ出すのが大変でした…(^^;)
ピンクダイヤモンド

先日自宅の玄関のドライを片付けて、事務所の方も入れ換えることに。例年出窓には落ち葉や松笠などを飾っていたのですが、今年は拾いに行く暇がなく、中華市場でもらった壺にぎゅう詰めにしてドライを飾りました。今年はノイバラのヒップがとれなかったので、赤がないと寂しいです。
出窓

玄関にはザーサイの壺にアジサイのドライを挿していたのを、色がさめてしまったので入れ換えました。ルナリアとアリウムはそのままです。
玄関

先日ハルニレの剪定をしていた時に、なぜかあの場所にドッグローズのブッシュがあり、少しだけ大きなローズヒップが付いていました。一本もらってきたのを挿してみると、暗い玄関がパッと明るくなります。冬の間は色付いたままでいてくれそうです。
ローズヒップ

首の短いものがまだたくさん余っているけれど、使い道がないのでこのままになりそう。なかなか生花を飾れないので、今年の冬はこれで我慢することにしましょう。
アジサイ

植物調査

  • 2022.10.06 Thursday
  • 05:39
この時期になると、花壇で目立つのはなんといってもシュウメイギク。ただ、交雑が進んでものすごく多様化が進み、いろんなタイプが植えられていて、本来のシュウメイギク(濃いピンクで八重咲きのやや矮性種)とはかけ離れたものが多くなりました。こうなると「秋咲きアネモネ」などの名前も必要になりそうです。
シュウメイギク

文房具を買いに近くのスーパーに行った時に、入口の荒れ放題の植えますに、いろんな樹木が生い茂っていました。今年は雨が多かったので、枝の伸びがものすごいです。ここはドウダンツツジの玉物が植えられていたけれど、手入れなんかしないものだから、オオアワダチソウなどの帰化植物がボウボウに茂っていました。そこへ知らぬ間に樹木が定着していたのです。
植えます

こうなると見逃せなくて、どんな樹種が侵入しているのか調べてしまいました。怪しいじいさんだったことでしょう…(^^;) 一番多くて大きいのがイヌエンジュ。この近くには親木がないので、どうやって飛んできたものやら…?
イヌエンジュ

ハルニレは、交差点から西に向かう道路の街路樹として植えられているので、タネが飛来することが十分可能です。
ハルニレ

大きく繁っているハリギリは、こんな棘だらけの木を植えることはないので、間違いなく鳥散布でしょう。円山原始林でタネをついばみ、ここの看板に止まって糞と一緒にタネ播きをしてくれたのです。どの木も株立になっているのは、毎年切り詰められているからでしょうが、放置すれば一気に林になりそうです。
ハリギリ

タネから生えたばかりの小さなものは、このナナカマドとエゾヤマザクラがありました。これらも鳥散布の可能性が高いです。
ナナカマド

一つだけすぐに分からず、ちょっと考えてしまったのがエゴノキでした。道内に自生のない木がなんでここに?と迷ってしまったのです。エゴノキはここから北に200mくらい行ったところのマンションの外構に植えられています。タネは小豆ほどもあるので、誰かが拾ってここまで来て、ぽいと放り込んだのでしょうか?
エゴノキ

こんな狭い空間でも、自然にこれだけの樹木が定着し、あと5年も放置すれば立派な林ができあがります。本当に恵まれた環境にいるんだと、改めて感心してしまいました。

アケビ

  • 2022.09.21 Wednesday
  • 05:40
近くの花屋さんに立ち寄ったら、店の前に作られている棚にアケビがびっしり生っていました。今年は豊作のようです。
アケビ

これはホンコンカポックのような5枚葉なので、アケビです。道内にはアケビの自生はないけれど、3枚葉のミツバアケビが自生しています。でも陽殖園でも育っていたので、耐寒性は十分ありそうです。
5枚葉

アケビは熟すと縦に割れて、なんとなくほほえましい姿になります。開け実からアケビになったとか。真ん中にタネとそれを包む白く甘い物質があり、これを食べてタネだけを出していくのですが、ほんのわずかの甘みなので、今の子どもには見向きもされないでしょう。東北ではこの中に挽肉を詰めて油で揚げるそうなので、今度やってみようと思います。
果実

ミツバアケビは、アケビに比べて葉質が薄く、大きな3枚葉です。ポプラ通にはたくさん生えているし、盤渓に行く途中にも生えていますが、地面を這っているといつまでも繁るだけで、なにかに捉まってよく陽が当たるようにならないと実が生らないのかも。
ミツバアケビ

アケビ類の花は、雌雄同株雌雄異花で、大きな花序の付け根に数個の大きな雌花が咲き、先の方にたくさんの小さな雄花が咲きます。自家不和合性があるとのことなので、何株がなければ結実しないのでしょうか。
花

アケビには必ずと言っていいほど、アケビコノハという蛾がやって来ます。危険が迫るとこの幼虫は体を丸め、お腹の模様でにらみつけるので、気の小さな野鳥だとひるんでしまうのでしょうか。町中のアケビにもたくさん付くそうですが、どうしてそこにアケビがあることを知るのか不思議です。成虫になっても枯葉そっくりの擬態をするそうですが、まだ成虫を見たことがありません。なぜこの蛾だけが、こんな進化をしたのでしょうね??
アケビコノハ

松山で見かけた花

  • 2022.04.12 Tuesday
  • 05:35
今回の松山への帰省では、時間がなくてどこにも行けなかったけれど、うろうろしている間にいろんな花に出会えました。ホテルの近くの教会に植えられていたライラック。母が何度も挑戦したけれど、とうとううまく咲かなかったライラックですが、これはまだ少しましでした。北国のようなすっきりした穂状の花にならないのです。やはり暑すぎるところには向かないのでしょう。
ライラック

今まであまり見かけなかったけれど、今回ひときわ目立っていたのがこのシレネです。いろんなところで満開に咲いていました。宿根性ではなさそうだけど、こんなに急に流行るのかな?
シレネ

公園の片隅で咲いていたハナニラ。久しぶりに咲いている花を見ることができました。北海道でも栽培できそうに思いますが。
ハナニラ

従兄弟の家の玄関先でサルビアが咲いていました。毎年ではないけれど、ちゃんと越冬して大きくなるそうです。サルビアの仲間のチェリーセージが、松山では刈り込み生垣になるくらいだから、やっぱり暖かいのでしょう。
サルビア

町中のお堀端の土手に咲いていたコバノタツナミ。城跡のような空間には、意外と自然が残されているようで、ついヤブの中をうろうろしてしまいました。
コバノタツナミ

町中ではほとんどセイヨウタンポポですが、ちょっと郊外に行くとシロバナタンポポの方が勢力を逆転します。その昔、町中の中学に通い始めてまもなく、初めて黄色いタンポポを見つけてびっくりしたことを思い出します。
シロバナタンポポ

その近くにはカラスノエンドウが咲いていました。子供の頃は、一人で家の近くの畦道をうろうろするのが大好きだったので、ジシバリやタネツケバナ、キツネノボタンなどと共に、カラスノエンドウは懐かしい花です。小学生の頃には、身の回りの花の名前はほとんど知っていました。
カラスノエンドウ

最後の日、ホテルからJR松山駅に歩いていると、歩道の際にびっしりスミレの花が。回りにスミレなんか全くないのに、どこからかタネが落ちて生えた株から、どんどん増殖していったのでしょう。あまりの見事さに、しばし見とれてしまいました。
スミレ

次々開花

  • 2022.03.30 Wednesday
  • 05:43
昨日は朝からてんてこ舞い。いろんな用事が重なり合って降りかかり、忘れないようメモしながら、一つずつ片付けていきました。郵便局に行ったついでに少し寄り道したら、マンションの植え込みにフクジュソウとスノードロップの花が。いよいよこのあたりでも花が咲き始めました。
福寿草

少し歩くと、また別のマンションの植え込みではクロッカスが満開に。個人庭園はまだ雪が残っているところがほとんどですが、マンションはせっせと雪割りするので、スタートが早くなります。昨日はピーカンに晴れていたので、花もうれしそうに目一杯花を開いていました。
クロッカス

信号待ちしている間、建物の足元をよく見ると、ノボロギクの花が。畑地雑草としては嫌な奴ですが、久しぶりに花を見るとかわいく感じてしまいます。もうタネができているけれど、いつ咲いていたのかしらん?
ノボロギク

たくさん花を咲かせていたのがミチタネツケバナ。在来のタネツケバナは湿ったところが好きだけれど、外来種の本種は道端のこういうところが好きなみたい。おひたしにすると、食べられそうな感じです。
ミチタネツケバナ

午後からは手稲区へ成果品の納品に。土木センターは除雪車輌の管理をしている車両管理事務所と同居しているので、広大な敷地があります。先週来た時には山のような雪をせっせと排雪していましたが、すっかりきれいになっていました。来週になれば、全市に点在している除雪センターからいろんな除雪車両がここを目指して集まってきます。今年は機械の消耗が激しかったかもしれません。
手稲土木センター

帰り道ホームセンターに買い物に寄ったら、除雪道具の代わりに自転車がずらりと置かれ、ようやく花苗が並び始めていました。こんなのを見ると、みなさんうずうずしてくるかな。
花苗

入ったところにはいろんな山菜のコーナーがありますが、毎年いろんな種類が増えていますが、今年はかなり珍しいものが。春ウコン、ヤーコン、ワラビ、コゴミ、ゼンマイなど。ワラビやコゴミを400円も出して買う人がいるのかなぁ?大和芋、きくいも、自然薯なんてものまであります。
山菜苗

ここしばらくは暖かくなったり寒くなったりが続くけれど、確実に春に向かって行くことでしょう。いろんな花が咲いてくるのが楽しみです。

引き籠もり

  • 2021.10.16 Saturday
  • 05:37
昨日は終日引き籠もり。支部大会の基調講演があるというのに、これまで全く手がつけられなかったので、ようやくパワポの整理に取りかかりました。骨格とパーツはできているのでなんとか間に合いますが、毎度冷や汗ものです。お昼は用足しがてらおか田へ。今年はずいぶんキツネを食べました。ビルに囲まれて陽当たりが悪いせいか、ツタの紅葉はまだ全然。おばちゃんにはいつまで外で食べるの?と言われるけれど、ツタの葉が落ちたら!と答えておこうかな…(^^;)
きつねうどん

日当たりのいい所は赤くなっているかなと、隣のビルを見上げると、枝先の方なのか、部分的に少し赤くなっている程度。この辺のイチョウはまだ青々しているので、町中はまだまだ紅葉にはならないようです。
ツタの紅葉

中庭に生えているコムラサキは、ようやく紫に色付いて来ました。先週はまだ半分くらいだったので、ほんの少しずつは進んでいるようです。
コムラサキ

帰ろうとして反対側のビルを見上げてびっくり。窓もすべて塞がって、屋上まで覆い尽くされているのです。入居している人達は気にならないのかしらん?普通窓枠くらいは切り取っておくものなのに、所有者もあきらめているのでしょうか。
ツタに覆われ

帰り道、ある古いマンションの植えますに、イモカタバミが咲いていました。この近辺では2例目です。ムラサキカタバミと違って球根がぼろぼろ増えまくらないし、この時期に花期が長いので、鑑賞用には十分使えると思います。
イモカタバミ

この一角には、花屋さんや古い住宅が何軒もあったのに、先月忽然と姿を消してしまいました。左が円山小だし、地下鉄までほんの数分、目の前に東光ストアなので、あっという間に売れるマンションになるのでしょう。向こうにある戸建て住宅は、いよいよ日が当たらなくなってしまいそうです。
マンション予定地

その住宅の玄関先には、今年もスウィートアリッサムがびっしりと咲いてきました。涼しくなるとこぼれダネから一斉に発芽し、もりもりと咲いてくるようです。今年も雪が積もるまで咲いていることでしょう。
スウィートアリッサム

空き地の草

  • 2021.09.12 Sunday
  • 05:44
相変わらず円山近辺ではマンションブームなのか、しばらく通っていない道を通ると、あれっ?建物がない!というところがあちこちに。ここは毎日のように通っているので、春に壊している時からよく見ていましたが、いっこうに何も建たないまま放置されています。
空き地

ここには小さな木造アパートが二軒建っていましたが、庭と呼べるものはなく、建物回りに少し生えているな…程度だったのです。ところが何ヶ月も放置されていると、生えるわ生えるわ、一面いろんなものが密生しているのです。一番目立つのがキリの木で、こんな巨大な葉をした株が5本も生えています。100mくらい離れたところにあるキリから、タネが飛んできたようです。
キリ

なぜこんなにいろんな種類が生えてくるのか不思議ですが、何年も蓄積されて来たタネが埋土種子になっていて、解体と共にひっくり返されたので一斉に芽吹いてきたものでしょう。ヒメジョオンやヒメムカシヨモギのような、荒れ地の定番の草種は当然のようにたくさん出てきます。
ヒメジョオン

この辺りではエノコログサなんて見たことないんだけどなぁ…?しかもキンエノコロと、多分アキノエノコログサが入り交じって生えていました。
エノコログサ

水田雑草でもあるイヌビエに至っては、なんで生えてくるのか不思議です。埋土種子は条件さえよければ百年くらい生きていることもあるようなので、何十年も昔であれば、この辺りに水田があってもおかしくはないのですが。
イヌビエ

これも不思議なのが、レモンバームが四畳半くらいの固まりで何カ所も密生しています。他にもオレガノやヤロゥも生えているので、建物回りのすき間にハーブ園でも作られていたのでしょうか。
レモンバーム

詳細に見ていけばまだいろんな発見がありそうですが、空き地でうろうろしていると怪しまれるので、早々に引き上げてきました。キリの苗木はほしいんだけどなぁ…夜陰に紛れて掘ってこようかしらん。
コスモス

路傍の花

  • 2021.08.27 Friday
  • 06:00
昨日は地方での現場確認。緊急事態宣言前の駆け込みになりました。道端で今を盛りに咲き誇っているのが、オオイタドリとオオハンゴンソウでしょう。あんまり見事なので、車を止めて写真を撮しておきましたが、なんであんなものを撮しているんだろう?と思われたでしょうね。
イタドリ

オオハンゴンソウが危険な外来種であることすら分からなくなっているのでは?と思うほど、北海道の路傍景観になじんでしまいました。それにしても、この名前を付けた人は、在来種のハンゴンソウより大きくなるのでこの名前を付けたそうですが、実際にハンゴンソウを見たことがない奴が付けたに違いないと思っています。昨日そんないい画像を撮すことができました。奥の背の高いのがハンゴンソウで、2mを越すくらい。ヒメハンゴンソウと名付けるべきでした。
ハンゴンソウ競演

そんな足元の草むらでは、ゲンノショウコがたくさんの花を。まだ果実がはじけてはおりませんでしたが、これも植物記で取りあげようと思っています。余市の娘は、せっせと葉を摘み取ってお茶を作っているとか。いろいろと役に立つ草です。
ゲンノショウコ

道端のヤブからにゅうっと伸びて来ているのが、ウドの散形果房。まじまじと見たことがなかったけれど、こうやってみるとなかなか素敵な姿をしています。こんなのが身近にあれば、あちこちに飾ってしまいそうです。
ウドの果実

野草と共に、つい車を止めて撮してしまうのが花壇やプランターです。少なくなったとはいえ、あちこちで話をする機会があるので、しっかりとネタ集めは欠かせません。ペチュニアの中にわざわざヘリオプシスを植えているのかと思ったら、なんとオオハンゴンソウでした。
花壇の雑草

町中のこういうプランターは、飾り方はともかくも、おもてなしの心がこもっていてほほえましく感じます。ここにも右の方に何か紛れ込んでいるなと近づいてみると、大きなイヌホオズキが。
プランターの雑草

ここを管理している人が意図的に残しているのかな?と思ったら、わざわざ支柱が付けられているのです!よほどイヌホオズキがお好きな方のようで。こういう写真が撮せるのが楽しいのです。
イヌホオズキ

帯広の緑

  • 2021.07.19 Monday
  • 05:57
先日行ってきた帯広は、ほとんどどんより曇っていて、20℃ちょっとの過ごしやすい天気だったのに、昨日はなんと37℃超え。そんな地獄のような暑さにあたらなくてなによりでしたが、十勝管内の方はくれぐれも熱中症にご留意下さい。

その帯広の緑について。泊まったのは駅前なので、中心部を一回り散歩がてら歩いてきました。Rホテルの裏は、イベント広場として確保しているようだけど、この2年はなにもやっていない様子。北側に列植しているスモークツリーが、ますますモリモリになってきました。北からの風が遮られているからでしょうか。
スモークツリー

平原(駅前)通の街路樹はアカナラで、かなり大きくなって来ました。その足元に珍しくチドリソウが。一年性のデルフィニウムで、公共花壇に植えられているのはかなり珍しいかも。
チドリソウ

帯広に来れば、やっぱり気になる六花亭のポケットパーク。ここを造って34年になりました。ミズナラとハルニレは、どちらも西帯広の工場から持って来たもので、植えた時にはそれなりの大きさでした。
ポケットパーク

今では周りのビルよりも大きくなり、都心の緑のオアシスとして、際だった存在感を作り出しています。企業のポリシーが一貫していると、このような本物の緑ができていくのでしょう。
鬱閉空間

それにしても、対面の○○デパートの緑。せっかくいい感じに育っていたハルニレは、無残にも切り詰められ、少しの木陰も作ることができません。こういう無残な姿を見ると、本当に悲しくなってしまいます。
藤丸デパート

アーケードのある広小路商店街に入ると、空き店舗どころか空き地が点々と。平原通ですらあちこちに空き地が目立っているので、中心街の衰退はどこも厳しい状況なんでしょう。六花亭の裏は広々とした駐車場になり、本店に来る人は便利になったことでしょう。
駐車場

紫竹ガーデンに向かう前に、駅から少し離れた所にある保存樹木を見てきました。交差点の手前の角には、これも保存樹木のポプラがあるのですが、強剪定で樹形が乱れてひどいことに。こちらのプラタナスは、なぜか歩道に2本立ちになっており、合体して大きな樹冠を作っています。
プラタナス

こちらには銘板が付いており、指定時の推定樹齢が約30年となっていました。現在だと60年弱。意外と若いようです。市のHPには「2本対である。十勝の気候では珍しい樹木」とありますが、他にはプラタナスがないので街路樹として植えられたものでもなさそうだし、誰が2本植えにしたものなのか?ちゃんと由来を聞き取れば、分かりそうなものですが。
保存樹木

春は急ぎ足

  • 2021.05.09 Sunday
  • 05:48
昨日は、久しぶりにおか田のうどんを食べに出掛けました。現場が始まるとなかなか行けず、GWをはさんで10日振りくらい。事務所近くのマンションの植えますでは、早くもスミレが咲いてきました。ここだけ、サツキの足元がびっしりスミレに埋め尽くされているのです。
植えます

数年前に見付けたけれど、10mくらいのこの植えますだけなので、タネの飛散する範囲はかなり限られているようです。去年はタネを取ろうとしたら既にはじけてしまっていたので、今年は気をつけて取りに来なくては。
スミレ

それにしても、あちこちでサトザクラの‘関山’が咲いてきています。こんなに早く咲いたのはちょっと記憶にありません。関山の花が散り始めたら、野菜の苗を植えても大丈夫と教えられてきたけれど、今では咲き始めくらいになってきているようです。
関山

クロフネツツジは、私の卒論の材料だったために、特に思い入れの強いツツジです。昔の見ごろは5月の最終週と決まっていたのに、こんなに早くなってしまうと調子が狂ってしまいます。
クロフネツツジ

隣ではハウチワカエデの花が咲いて来ました。カエデ類の花は、雄花と雄しべ雌しべを持つ両性花が混在します。この花序には両性花が二つあり、残りはすべて子房を持たない雄花でした。
ハウチワカエデ

ちょっとうれしくなったのは、見事なユキヤナギを見付けたこと。多分このお宅では手入れを全くやっていなくて、自然形のまんま放置しているのでしょう。冬囲いもやっていないのかもしれません。でもそのおかげで、本来のユキヤナギらしい姿になっているのです。
ユキヤナギ

ようやくおか田にたどり着くと、店の前にはたくさんの花が飾られていました。ブルーのオンファロデスやビオラ、真っ白のヤブイチゲやセラスチウムが足元を飾り、メインはなんとローダンセ。こんな早くから苗が売られているのにびっくりですが、暖かいピンクの花は、春の方がお似合いかもしれません。
おか田

芽吹き

  • 2021.04.10 Saturday
  • 05:41
昨日は事務所に缶詰状態。出歩いてばかりいると、デスクの上に未処理の書類が山積みになり、一日も早く片付けなければいけません。毎週月曜に原稿の締め切りがあるので、その下準備も大変で、この先1年、うまくやって行けるのか不安がよぎります。昼休み、久しぶりにおか田に食べに行こうと歩いて行くことにしました。すると近くにあるライラックの花芽が割れて、つぼみが顔を見せています。GWに咲いたのが最速と記憶しているので、記録更新かもしれません。
ライラック

それならと管区気象台も覗いてみました。札幌の標本木はソメイヨシノですが、先日見たのと同じくらいの膨らみ具合です。かつて庁舎の玄関脇に大きなエゾヤマザクラがあり、日当たりのいい所なものだからソメイヨシノの標本木より4〜5日も早く開花していました。こちらが満開になる頃にようやく開花宣言を出すものだから、いちいち説明するのが嫌になったのか、健全な木だったのに知らぬ間に伐採されてしまいました。
標本木

帰り道、住宅街を歩いていると、ボケのつぼみがまん丸く膨れていました。植木屋時代ボケやメギは棘が痛くて本当に苦手でしたが、自分が触らなければかわいい花だと思います。
木瓜

この庭では、既にレンギョウの花もほころび始めていました。気温は5℃くらいで風も冷たいけれど、冬の寒さに比べれば十分暖かく感じるのでしょう。既にスイッチが入っているので、多少の寒気も平気なようです。
レンギョウ

とあるビル回りの裸地に、シロイヌナズナがびっしりと生えており、既に花を開いていました。さすがにこの寒さで花はすぼんでましたが、二年草(越年草)の中でもこれが一番スタートダッシュが早いかも。シロイヌナズナは、染色体が5対しかなく、植物では最も早くゲノム(遺伝情報)の解析が完了した植物として知られています。か弱い植物ですが、国際宇宙ステーションでも栽培された、植物界のスターなのです。
シロイヌナズナ

残念なお知らせが。今月手稲区で予定されていた2つの自然観察会が、中止になってしまいました。18日には星置緑地の、29日には稲穂ひだまり公園での観察会が予定されていましたが、新型コロナの感染が再び勢いを増してきており、不要不急の外出を誘発する活動はできないとの判断です。まさか今年も中止になるとは…本当に残念ですねぇ。

世界で最も醜いラン

  • 2020.12.25 Friday
  • 05:45
毎朝必ずチェックするニュースに、ニューズウィーク日本版があります。この間まではアメリカ大統領選挙のニュースが満載でしたが、ようやく落ち着いてきて、いろんな話題が載るようになりました。世界中にフリーのライターがいて、興味のある記事を見付けては、日本語訳して掲載してくれているようです。この松岡由希子さんは、環境に関する話題を幅広くリサーチしています。
松岡さん

そんな中に、「世界で最も醜いラン、マダガスカルで発見される」なんてセンセーショナルな見出しがついていれば、誰だったこの記事を見てみたくなりますよねぇ…(^^;)
ニューズウィーク

でも記事にある写真を見ても、ランの花とは認識されなくて、トカゲかヘビが口を開けているような…くらいにしか思いませんでした。やはりサイズ感覚が分からないと、画像だけではピンと来ないです。
ラン1

むしろその次に掲載されている植物画の方が、グロテスクな妖怪の姿に見えて怖くなります。このランは葉緑体を持っておらず、菌根と共生して栄養を確保するために、最低限の根があるだけで、あとは棍棒状の植物体しかありません。それに毛のようなものが生えているから余計怖く感じてしまうのでしょう。
ラン2

それでもこの花は、ムスクローズのような心地よい香りを放つようなので、この発見者も姿にはぼろくそに言ったものの、ジャングルの中でこの香りをかぎながら、うっとりしていたのでしょうか。想像するだけで、なんだかおかしくなってしまいました。
ラン3

まだ咲いている花

  • 2020.11.28 Saturday
  • 05:41
青空が見えなくて、雪がちらつく肌寒い日が続きます。夏の間は月に数回しか行けなかったおか田のうどんには、この時期だと週に1、2回行けるようになりました。もうとっくに自転車は折り畳んでしまっているので、運動不足解消のため歩いて行きます。朝はもう盤渓には行けないので、動物園コースに切り替えており、夏と同じくらいの5千歩。これを加えるとなんとか1万歩になりますが、現場がないと1万歩は厳しいなぁ…

毎度違うコースを歩くので、この時期でもおやっ!!というものを見つけることがあります。ここのマンションは管理人が花が好きなのか、毎年いろんな花を植えてくれるのですが、今年はミニシクラメンが植えられていました。雪が積もらなければもう少し花が続きそうですが、いつまで寒さに耐えられるのかな?
シクラメン

ガザニアも、暖地では冬の方が見事に花を咲かせ続けるのですが、ちょっと息切れ気味。カラーリーフとしても使える草だけに、北国で越冬できないのは本当に残念です。
ガザニア

ここで不思議なのがこのハマベマンテマで、夏からずっと花を咲かせ続けています。こういう系統があるのか、改良された園芸品種でもあるのか、いつも不思議に思っています。
シレネ

ここはわずかな木本しかないのに、植木屋に冬囲いを外注しているようで、ラベンダーがせっかく咲いているのにナワで縛られてかわいそうなことに。品種によって返り咲き性が強いものでは、この時期に満開になってしまうのです。ラベンダーに冬囲いなんていらないのに、一基いくらなものだから、こんなムダな冬囲いをするのでしょうね。
ラベンダー

ここには珍しくムラサキシキブが一株あります。町中ではほとんどがコムラサキなのに、どこからムラサキシキブを見つけてきたのでしょうか。せっかく色付いて見事になっているのに、哀れナワでぐるぐる巻きにされていました。
ムラサキシキブ

おか田に入ろうとしたら、入り口の壁にはナツヅタのつるからブドウのような房がびっしり垂れていました。今年はナツヅタの実付きがとてもよくて、どこもこんな風に鈴生りにぶら下がっています。食べるとほんのり甘みを感じますが、いかんせん果肉があまり着いていないので、ブドウ酒もジャムも作れないでしょう。野鳥も食べないのか、歩道が紫色になっていました。
ナツヅタ

帰り道、ストア前の歩道はイチョウの葉で真っ黄色になっていました。ここには6本のイチョウがあるのですが、そのうち4本がメスの木で、半月ほど前にはギンナンがぼとぼと落ちて大変なことになっていました。こういうことがないように、街路樹にはオスの木を挿し木したものを使っているはずなのに、この路線はやたらギンナンが生る木が多いのです。いい加減な生産者が実生で苗を作ったのでしょうか。
イチョウの落ち葉

       ***************************************************************************

昨日の夕方高橋武市さんから電話があり、明日の午後にテレビで紹介してくれることになったから、見てよね〜とのこと。2チャンネルのEテレで、28日(土)15時〜15時50分までだから、ベニシアさんの枠かな。何年か前に一度放映されたものを再編成して、ほかのガーデンと一緒に紹介されるようだよ。今年は会えんかったから、代わりに見てちょうよ!とのことでした。ぜひご覧になって下さい。

秋の名残

  • 2020.11.07 Saturday
  • 05:43
先週からずっとドタバタしていたので、ようやくちょっと一息。机周りの片付けや事務仕事を済ませ、銀行やら郵便局で用事済ませながら、おか田にうどんを食べに行きました。中庭もこれが最後かな?という感じでしたが、テーブル脇のアジサイ回りがなんとも見事。アジサイの葉はまだ緑ですが、花は真っ赤になってドライになりそうなくらい。左にはカシワバアジサイの葉が赤くなり、黄色く色付いているのはナツヅタです。
中庭

隣のビルに絡んでいるナツヅタが、どんどん庭にも侵入してきて大変なことに。日陰なので赤くならず、黄色になってしまいます。壁面も北向きなので、黄色の方が多くなっていました。
ナツヅタ

あちこちでドウダンツツジの紅葉が真っ盛り。そば屋の店先では、地被の斑入りビンカ・マヨールとのコントラストが見事でした。
ドウダンツツジ

円山小前の民家と歩道のわずかなすき間には、スウィートアリッサムが満開に。こぼれダネで代を継いできたので、いろんな花色のミックスになっているようです。
スウィートアリッサム

ちっちゃな玄関ドアの前には、濃紫色の ‘ロイヤルカーペット’とおぼしき株が広がっています。このまま雪の下になっても、来春にはさっそく咲いてくるのでしょう。来年も楽しみです。
玄関先

午後からかみさんが余市に行くので、家まで迎えに戻りました。すると隣の玄関先にあるスモークツリーが、全身オレンジ色に色付いていました。朝家を出るときには、死角になって気付きませんでした。
スモークツリー

二軒隣にあるイロハモミジも、まさに紅葉真っ盛り。この辺りの山はもう葉が落ちているので、庭木の紅葉が余計目立ちます。これらの葉が落ちたら、いよいよ冬の到来です。
イロハモミジ

ボタンゲシ

  • 2020.07.20 Monday
  • 05:57
夏至から1ヶ月。明らかに朝晩日が短くなっています。お盆過ぎれば秋は一気なので、なんともはや…とんでもない1年になりそうです。
この時期になると、毎年必ず見つけてしまうのがボタンゲシ。今年も近くで見つけてしまいました。今では特定外来生物に指定され、公的には栽培できなくなってしまったオオキンゲイギクがあるなぁ…と見ていたら、その株の脇の方にピンクの花が。やっぱりボタンゲシでした。
ボタンゲシ

一株だけ生えているはずがないので、慎重に近くを見て行くとありましたねぇ!このお宅は奥の方にもチラチラと見えているので、確信犯的に栽培しているのでしょう。
玄関先

ケシの仲間はたくさんある中に、果実にモルヒネなどのアルカロイドを含んでいる3種のケシ類が栽培禁止となっています。道内でよく見かけるのはケシ(ソムニフェルム種)(Papaver somniferum)で、他の2種はほとんど見たことがありません。
植えては生けないケシ

一重の基本種ケシ(Opium poppy)は、今まで2度しか見たことがなく、むしろ珍しいかもしれません。
ケシ

栽培されるのは八重咲のボタンゲシ(P. s. var. paeoniflorum)がほとんどで、花の色にはピンクだけでなく、白や薄紫などがあります。ガーデニングブームではかなり出回っていたようで、あちこちで見かけました。これはオホーツクのある街で見かけたもので、その都度役場の人には厳しく言っておいたのですが、ちゃんと指導したのかなぁ…
八重咲

ケシの栽培は、あへん法によって厳しく規制され、罰則も当然あります。安易な栽培は、絶対にやめましょうね。
罰則

当然放置はできないので、役所に処分を依頼することになりますが、以前交番に通報したら、お巡りさんは全然把握しておらず、一から説明してとても大変だったので、保健所が確実かもしれません。札幌はまだコロナでてんてこ舞いをしているようなので、今回はマトリ(麻薬取締部)に連絡したら、即対応してくれました。こればかりは見逃すわけにはいかないのです。
連絡先
麻取

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