路傍の花

  • 2019.10.08 Tuesday
  • 05:50
このところ出歩いてばかりいたので、19丁目のうどん屋「おか田」に久しぶりに行って来ました。自転車にカバー掛けて縛っていたため、天気もいいので歩いて行くことに。すぐ近くのマンションの植え込みでは、マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)が今を盛りに花を着けていました。真夏よりもこの時期の方が目立つような気がします。
マルバアサガオ

別のマンションの前では、かわいいキク科の花が。「姫小菊」というラベルが付いており、あとで調べてみるとブラキカムの仲間(Brachyscome angustifolia)でした。残念ながら耐寒性はありませんが、いろんな花色があるので、植えられることが多くなりそうです。
姫小菊

久しぶりにうどんを頼んだら、うどんだけ10円値上げさせていただきましたとのこと。たった10円かい!おか田らしいなぁ…(笑) 店の前の街路樹の植えますでは、オオセンナリ(Nicandra physaloides)が最後の花を咲かせていました。近年急速に広がっているのは、花がかわいいので、タネを取ってきて播いている方が多いのでしょう。
オオセンナリ

こちらも急速に拡大中のハキダメギク(Galinsoga quadriradiata)。大正時代に、世田谷の掃きだめで牧野先生に見つかったのが運の尽き。こんな可哀想な名前を付けられてしまいました。ポット苗に忍び込んで各地に猛烈に拡大中です。地面を覆う観葉ものと割り切り、これより少し大きくなるものを植えれば、気にならなくなりそうです。
ハキダメギク

街路樹の足元でもマルバアサガオは拡大中。同じサツマイモ属のソライロアサガオ(ヘブンリーブルーなど)に比べれば、よりサツマイモの花に近いように思います。こぼれダネが容易に越冬できるようになったので、こんなに急速に定着してしまったようです。温暖化の影響なのでしょうか。
マルバアサガオ

歩道のわずかなすき間から、大きく株を広げているゼニバアオイ(Malva neglecta)に出くわしました。久しぶりのご対面です。どう見てもこの葉が銭には見えませんが、グラウンドカバープランツとして使えそうな生育ぶりです。短命な越年草なので、こぼれダネで継続して生えてくれれば、荒れ地のカバーにはなりそうです。
ハイアオイ

今年は木の花が異常なくらい花着きがよかったけれど、ハシドイも見事な咲きっぷりでした。そのおかげで、樹冠が隠れるほどの実付きのよさに、木が衰弱するのではと気になるほどです。キンツクバネの別名もあるけれど、落葉後の姿が見物です。
ハシドイ

道端の到る所に咲いているのはハナツリフネソウ(Impatiens balfourii)。ツリフネソウなどはとっくに花を終わらせているけれど、ヒマラヤ原産の本種は霜が下りるまで咲き続けています。1998年に「発見」されたことになっておりますが、私が札幌に来た時には既にありました。学部から植物園には毎週のように通っていましたが、途中にある旧伊藤邸の塀に沿ってこれが咲いており、持ち帰って先輩といろいろ調べて見ても、インターネットなどない時期では、限られた図鑑ではとうとう正確に突き止めることができませんでした。1974年の夏のことです。
ハナツリフネソウ

近くのマンションの前の植え込みでは、オオベニウツギ(Weigela florida)の花が。この時期に狂い咲きするにしても、ちょっと量が多すぎです。これでは本来の開花に影響しそうですが、珍しい時期に花を楽しませていただきました。
オオベニウツギ

豊作の秋

  • 2019.10.04 Friday
  • 05:44
今日が大雨の予報だったので、昨日は午後から現場回りをしてきました。まず向かったのは、もみじ台の熊の沢公園です。園内の樹木は大半がまだ緑ですが、気の早いヤチダモやオニグルミが少し黄色くなり、ヤマモミジが半分くらい赤くなっていました。ヒルズでもそうですが、1/3くらいは茶色くなってもう落ちてしまい、あとから開いた葉がまだ緑、なんとか1/3くらいが紅葉してくれるかな?という状態でした。春先の高温や異常少雨などにより、かなりダメージを受けている様子なので、今年の紅葉はあまり期待できないかもしれません。
モミジの紅葉

相変わらず湿地はアシやクサヨシなどに覆われて、どこから手を付ければよいか、途方に暮れてしまうほどの荒れようです。こうなるとなかなか決定打のようなものはなく、かといって10年もかかる取り組みでは、みなさんの歳を考えると難しく、改善策の組み立てには今しばらく悩みそうです。
アシのヤブ

こんな時期の湿地で目立つ花がミゾソバ(Polygonum thunbergii)です。溝に生える蕎麦みたいな花なのでこの名があり、葉の形からは「ウシノヒタイ(牛の額)」という別名も。タデ科の草は、アッケシソウのように紅葉がきれいなものや、イヌタデやサナエタデのように赤い実が美しいものもなど、秋の方が目立つかもしれません。
ミゾソバ

車に戻ろうとして道路の向かいを見ると、塀に貼り付いたツタが紅葉を始めていました。まだ回りが緑なので、一部分赤くなっただけでもかなり目立ちます。
ツタの塀

近くまで見に行くと、これだけ入り交じって紅葉するツタも珍しく、しばし見とれてしまいました。これではまるで不審者にしか見えないでしょうねぇ…(^^;)
見事な紅葉

そのあと北広島にある苗圃に行き、樹木のマーキングをしていると、ふと見上げた木に真っ赤な果実が鈴生りに。まん丸のリンゴのような実ではないので、なんだろう?と近寄って見て、マグノリアだと分かりました。
不思議な木

これは園芸品種のマグノリアらしく、まだ葉が紅葉する気配もなく緑色をしている中に、真っ赤な果実がとても目立ちます。一部はもうはじけてオレンジ色のタネが見え始めているので、いろんな野鳥が食べに来そうです。
マグノリア

自然林の際に生えていたマユミにも、たくさんの実がぶら下がっていました。今年の春にはいろんな木の花がとてもよく咲いたので、こんなに豊作になったものでしょう。このところ台風くずれが次々とやって来てますが、このまま穏やかに収穫の秋が終わるよう、祈りたい気持ちです。
マユミ

地球温暖化?

  • 2019.09.04 Wednesday
  • 05:48
先日車のパネルに不具合の情報が出たので、担当に連絡したら電池交換を勧められました。ところが交換しても表示が消えません。調べてもらったら、スタートボタンにちょくちょく不具合が出ているらしく、至急交換しなければエンジンがかからなくなる可能性があるので、同じ系列の宮の森店で交換してもらいました。
不具合

30分ほどで完了したので、そのまま新琴似の現場に向かおうと、二十四軒の住宅地を抜けて北に向かって走っていたら、あれっ?とセンサーに反応が。用事を片付けて帰り道、再度そこに行ってみると、やっぱりサルスベリでした。真っ正面に見なくても、私のセンサーには引っかかるのです。
サルスベリ

改めてよく見ると、真っ赤な八重咲の品種でした。札幌市内でも何本かサルスベリを見ていますが、こんな八重咲は初めてです。
八重咲品種

2〜3坪しかないちっちゃな庭ですが、その奥にもサルスベリが。ノウゼンカヅラも咲いているし、奥には2m近くにも伸びた斑入りマサキも植えられています。
普通種

主木のように植えられているのはスイリュウヒバだし、手前の刈り込みものはイヌツゲだし、奥にはマルメロが。住んでいる方は本州から来たのかなぁ?なんて、のんびり考えていた訳ではなく、不審者に間違われないように、十数秒でさっと見渡しただけです。
イヌツゲ

何ごともなく通り過ぎようとして、ちらっと木の根元に見えたものが、なんとヒガンバナでした。あわてて写したので少しぶれてましたが、間違いなくヒガンバナです。ヒガンバナは中国大陸からもたらされた外来種ですが、秋田県までは「自生」していることになっています。植栽では札幌にもあることになっているようですが、現物を見たのは初めてです。耐寒性の問題より、花後すぐに葉が伸びて来るために、積雪下では傷んでしまうことの方が大きいと思いますが、このお宅は本当に何でもありの不思議さでした。この辺りがホットスポットになっているのでしょうか?
ヒガンバナ

向かいの小路に車を置いていたので、乗り込もうとしたらまた変なものが。近寄って見るとやっぱりクコでした。クコもたまに見かけるものの、これだけ見事に枝を伸ばしているものは初めてです。
巨大クコ

札幌でのクコの開花はこの時期なので、真っ赤な実が成ることはないようです。子どもの頃にクコ酒が流行って、たくさん生えている溜め池の土手によく取りにいきました。枯れ始めた草の中に真っ赤な実が成っている光景が懐かしいなぁ…
クコノハ

夏の花

  • 2019.08.13 Tuesday
  • 05:42
山の日なんて祝日がいつできたのか全然知らなかったけれど、その振替休日なんて全く縁がありません。この時期はみなさん盆休みで電話や問い合わせもなく、溜まりに溜まっている仕事を片付けるのにはいいチャンス。昨日も終日引き籠もって仕事をしてました。したがって、なんにも話題になることがなかったため、久しぶりに誕生花を見てみました。13日の誕生花はサギソウ、カンナ、アキノキリンソウだとか。サギソウとカンナはタイムリーだけど、アキノキリンソウはちょっと早過ぎます。

サギソウ(Pecteilis radiata)は、栽培されるランの仲間では最も有名かもしれません。道内には自生はないけれど、開花させるための栽培だとそれほど難しくないため、結構出回っています。それにしてもこの花の姿は、これほど名前とピッタリな植物はないかもしれません。花言葉もその姿の通り、「清純」「繊細」だそうです。
サギソウ

夏の花カンナは、とても水をほしがる植物なので、今年のように干天が続いていると、こんなに伸びやかに育っていないかもしれません。子どものころ毎年庭で咲いていたのは、葉は普通の緑かやや赤みがある程度、真っ赤な花を観賞するものでした。しかし現在では、このようにカラーリーフを楽しむのがメインになり、花はむしろおまけみたいなものかもしれません。
カンナ

カンナの花が咲いてくるのは、夏の終わりのイメージがあり、夏休みが終わりそうになって日が短くなってくる頃の、もの寂しさを思い出してしまいます。豊平公園の温室脇に毎年植えられていたこのカンナは、移転した現在の位置でも植えられているのかなぁ…因みに花言葉は、「情熱」「快活」「永遠」「妄想」と、カンナらしいものになっていました。
カンナ

アキノキリンソウ(Solidago virgaurea subsp. asiatica)が咲いてくるのは9月に入る頃でしょうか。この写真も9月23日に富丘西公園で撮したものです。本種の仲間の分類はとても面倒で、図鑑や本によって微妙に違います。基本的にはアキノキリンソウ、ミヤマアキノキリンソウ、オオアキノキリンソウの三つに分けられるのですが、札幌で普通に見られるのはアキノキリンソウだと思っていたら、新版梅俊図鑑では「アキノキリンソウの総苞片は4列で先が尖らないとされるが、道内ではまだ確認していない。」とあるではないか!
アキノキリンソウ

オオアキノキリンソウ(Solidago virgaaurea subsp. gigantea)は、亜種名のギガンテアの名の通り、茎が太くて花数もはるかに多く、とても風にそよぐ風情はありません。これは松前の海岸で撮したもので、道南の海岸地域では普通に見られます。
オオアキノキリンソウ

アキノキリンソウの花言葉は「予防」「用心」「警戒」となっており、花の蜜をハチに取られないよう、綿毛で包んでいることからなんだそう。ヨーロッパにはアキノキリンソウの基本種が自生し、伝統医学では皮膚病やインフルエンザ、咳、腎臓結石の薬として用いられていたようです。

バス出勤の道すがら

  • 2019.07.24 Wednesday
  • 05:47
昨日はお酒が入るので、車を置いてバスでの出勤でした。途中にある花好きのお宅では、歩道にまで花がこぼれだしてすごいことになっています。既に盛りは過ぎてしまいましたが、バーズフットトレフォイル(セイヨウミヤコグサ)が歩道のすき間からだんだん広がってきて、歩くところがかなり狭くなりました。
バス停への道

フェンスに絡まっているのは、宿根スゥィートピー(Lathyrus latifolius)。確かにきれいだけれど、この繁茂ぶりを見れば怖いと感じるはずです。北大の圃場でも、隣の畑で猛烈に増えてきて、大変なことになっています。かなり危険な外来種の一つでしょう。
宿根スイートピー

道端に半開きの花を咲かせようとしているのは、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)。なぜか町内には2箇所で見ることができます。昼間しか花が開かないので、なかなか花を見る機会がありません。とてもきれいな花だと思いますが、これも一旦侵入すればとても手強い雑草になってしまうでしょう。
コヒルガオ

バス停裏にある公園に面して、法面に植えられているハギがもう花を開き始めました。最初にこれを見つけた時には、なんでもう花が咲くの?!と、びっくりしましたが、いろいろと調べていくとこれがケハギらしいということが分かってきました。「ミヤギノハギモドキ」と名付けたいくらい、化けてあちこちに植えられています。
ケハギ

別に悪いハギではないけれど、ミヤギノハギのような枝先の繊細さがありません。最近ミヤギノハギを設計に入れると、これが入ってくることがしばしばで、本当に困っています。来月日本植木協会の研修会で話をするので、ちゃんと本物を生産してね!と釘を刺しておかなければ。
草姿

終点の一つ前でバスを降り、事務所まで歩いて行く途中、思わず足を止めた不思議な植えますがありました。よく見ると、クサヨシがあまりに密生しているので、花茎を伸ばせなったのかもしれません。もしくはある程度伸びたものを、地際まで刈り取ってしまったので、伸びた新芽がこのように生え揃ったものか。この近くにはミントや斑入りイワミツバなどが密生している植えますもあり、手がかけられないのなら、こんな状態もありなんでしょうかねぇ…
クサヨシ

電柱の足元に生えているのはキササゲで、なんとつぼみまで付いていました。この近くに親木は見当たらないけれど、このような子生えはよく見かけます。タネは軽くて風に運ばれやすいので、こんなところに舞い降りたものでしょうが、北電が抜きに来ない限り、どんどん大きくなるのか、将来が楽しみです〜
キササゲ

町中の花

  • 2019.06.30 Sunday
  • 05:55
昨日の予報では、朝から一日雨になっていたのに、今朝起きてみるとすっかり晴れていました。この時期の日曜はイベントがもりもりなので、このようなはずれは大歓迎でしょう。

町中に出かける時には、たいていバスに乗り、西4丁目のバス停で下ります。札駅に向かうバス停は西5丁目の北菓楼の前なので、ちらっと花壇を見てきました。あまり見かけない渋い色のバラでした。
北菓楼

西側にはラベンダーが。花穂が長くてしっかりしているので、‘バイレットメモリー’のようです。花後にちゃんと刈り込んでいるラベンダーなんて、こういうところでは珍しいでしょう。業者に任せるとこんなていねいな管理なんてできないはずだけど、どのような管理にしているのかな?
ラベンダー

ここの前から中央署にかけて、歩道の植えますにはオオキンケイギクがわさわさ生えています。本種が外来生物法によって「特定外来生物」に指定されているなんて、お巡りさん達は全く知らないでしょうねぇ。
オオキンケイギク

この店が出来た時には、入り口にかかっているハリギリの大木の足元は、ごろごろしたバークチップが敷き詰められていました。でも人が通るたびに散らかって、これじゃだめだなぁ…と思っていたら、知らぬ間に木チップが樹脂で固められていました。これならクッション性もいいし、水や空気も透過するので、樹木にとっても居心地がいいでしょう。
チップマルチ

中央署の前の歩道の植え込みは、アメリカテマリシモツケの‘ルテウス’(通称黄金コデマリ)ですが、ここにヤブガラシが繁茂し始めていました。最近あちこちで見かけるようになったけれど、本州から持ってくる緑化樹木にくっついてきたものでしょうか。ここは国道なので開発局管理区間だけど、最近ほとんど無管理状態に放置されているので、名前の通り、株の上を覆い尽くして木を枯らしてしまいそうです。
ヤブカラシ

駅前通を大通公園に向かって歩いていると、中央分離帯のオオバボダイジュがかしいでいるのに気付きました。昨年9月の台風被害でしょうから、もう9ヶ月も放置されていることになります。北一条から南は国道なので、開発局の管理だけれど、こんなにかしいでいるのを放置していいのかな?北側の札幌市管理区間でも3本被害を受けたので既に撤去され、その補植について相談を受けたばかりでしたが、市民にとってはどの区間をどこが管理しているのかなんて分からないので、見事な縦割り振りを見せつけられました。
オオバボダイジュ

腹の中でブツブツいいながら大通公園に入ると、「あるば・ローズ」の管理する花壇がいきり立つ心をすっり癒してくれました。以前は普通にベゴニアなどを平面的に植えていた花壇を、Sさん中心のボランティアが見事なホワイトガーデンに変身してくれたのです。この『泉』を寄贈したマッサンも喜んでいることでしょう。もう活動を始めて10年目になるはずで、札幌の顔と言うべき花壇をこれからも素敵に彩ってほしいです。
アルバローズ

ボランティアの花壇といえば、西8丁目に4つもの花壇を維持している「リラの会」も一足早く昨年10周年を迎え、立派な記念誌を作っています。当初は緑花園芸学校の卒業生が立ち上げたグループでしたが、最近ではそれ以外の方も参加されて、ますます熱心な活動を続けられています。
リラの会

さすが札幌のど真ん中の公園だけに、いろんなタイプのボランティアが活躍されて、特色のある花壇やバラを育ててくれているのは、素晴らしいことだと思います。

先週出会った花

  • 2019.05.20 Monday
  • 05:49
先週は、現場続きでよれよれになってしまいました。ポプラ通の調査では、忘れ物をしたので車まで取りに帰る途中、石ころか木の根につまずいて、バタンとすっ転んでしまいました。雪道ならともかく、普通の園路で転んだのは初めてで、思わず周りに見ていた人がいないか、見回してしまいました…(^^;) その後もササヤブの中で足を取られて思いっきりすっ転び、1日に2回も転ぶかといささかげんなり。やっぱり老化+疲れているのかなぁ…

そんな現場で、いろんな花に出会いました。札幌の東の端にあるもみじ台の山では、終わりかけのオオバナノエンレイソウに出会いました。昔様似の観音山に行った時に、おおっ!ここにはピンクのオオバナノエンレイソウが群生しているぞ!とびっくりさせられました。終わりかけの花がこんなピンクになることを知らなかったのです…(笑)
オオバナノエンレイソウ

その横では、タニギキョウ(Peracarpa carnosa var. circaeoides)が小さな花を咲かせていました。キキョウ科といわれてもピンときませんが、1属1種の小さな仲間です。地味な植物ながら、株が群生するので、一斉に花を咲かせるとかわいいものです。
タニギキョウ

南の端にある滝野公園では、鱒見口駐車場脇の芝生の中に、本当に小さな花を咲かせていたのが、帰化植物のコテングクワガタ(Veronica serpyllifolia subsp. serpyllifolia)でした。かつてはゴマノハグサ科でしたが、現在ではなんとオオバコ科になっています。先日の夜、家に帰るとかみさんが、バス停からの帰り道にかわいい花を見つけたので、鉢に植えてあるから名前教えて!というのです。翌日の朝見てみたらこれでした。よくこんな小さなものに目が留まったものです。オオイヌノフグリの1/4くらいでしょうか。
コテングクワガタ

作業を終えて、みんなで駐車場に向かって歩いていると、落ち葉の中に点々とフデリンドウ(Gentiana zollingeri)が咲いていました。普通はせいぜい2,3輪が咲く程度なのに、その中に10輪近くつぼみを付けた豪華な株が。こんな小さな花でも、ちょっと得をした気分になるのが不思議です。
フデリンドウ

札幌の北にあるポプラ通では、ちょうどズミの花が一斉に咲いてきました。そんな暇はないけれど、つい花を見ながらエゾノコリンゴもあるのかな?とチェックしていくと、たまにそれらしい株が見つかるのです。この時期にはズミの葉の欠刻がまだ入らないので、なかなか見分けるのが難しいです。花弁はそんなに大きくないけれど、雄蕊の特徴からは右の花がエゾノコリンゴかなぁ…?
ズミ

2箇所でスズランの株がありましたが、葉の裏はどちらもテカテカしていて、ドイツスズランの特徴を示していました。もみじ台で昨年見つけた3株のスズランは、間違いなくスズランの特徴なので、富丘西公園以外での唯一の自生株のままのようです。
スズラン

ポプラ通に面した家の道路脇では、ツタバウンラン(Cymbalaria muralis)が、かわいい花を咲かせていました。一度侵入するとかなり厄介な帰化植物で、なかなか根絶やしにすることができません。石垣などのすき間に入り込み、一面花を咲かせている姿をよく見かけます。
ツタバウンラン

これで手稲の3公園を合わせると、札幌の東西南北に現場ができてしまいました。通うのは大変ですが、それぞれ特徴のあるところなので、楽しく付き合っていきたいと思っています。

町中の緑

  • 2019.04.06 Saturday
  • 05:48
昨日は午前中にチラッとだけ雨が降り、そのあとはまた寒気が入ってきたようです。午後から植物園裏に移転したGIHの事務所で打合せがあり、出したばかりのチャリで行こうかと思ったけれど、あまりに寒いので歩いて行くことに。建物の陰にはまだあちこち雪が残っていて、なんとか滑らないで歩くことができました。目立ったのが真っ赤になったサツキです。雪から出ていた部分はほとんどが傷んでました。何年かおきにこれを繰り返します。
サツキ

知事公館の西側のフェンスには、道内産の常緑のツルマサキを絡ませていますが、これも葉がほとんど落ちてしまってました。久しぶりに−15℃まで下がると、吹き晒しになっているものは、てきめんに傷むものが続出するようです。
ツルマサキ

傷んだサツキばかり見ていて、いささかうんざりしていたところ、鮮やかな緑が目に入りました。這性のビャクシンの品種ものです。真鍋さんならすぐに品種を言い当ててくれるでしょうが、私にはなかなか…(^^;) やはりしっかりした植物の選定がいかに大切か、こういうのを見ると心底思ってしまいます。
ハイビャクシン

わりと新しいマンションの前に、なんだか見慣れない常緑樹があるので近寄って見たら、なんとイヌツゲでした。普通は葉が丸まったマメイヌツゲ(マメツゲ)しか見かけないけれど、葉が平たい普通のイヌツゲが、こんなサイズで平気に育っていたのにびっくりでした。植えた本人は、そんなことは全く知らないで、本州から取り寄せたものでしょうが。
イヌツゲ

ホテルの植え込みでは、サツキが真っ赤になっていましたが、ササがびっしり生えているのに目が行ってしまいます。恐らく十勝から持ってきたアカエゾマツにくっついてきたミヤコザサが、ぬくぬくとここで密生しているのです。知らない人は、クマザサ(隈笹)を植えているのかと思ってしまいそう。
ミヤコザサ

ついでに、昨年植えた大通高校のハルニレも様子を見てきました。
今年は積雪も少なく、全く枝折れがなくてなにより。これならすくすくと伸びてくれることでしょう。
ハルニレ

ただ、足元に植えたラベンダーがぺったんこになっていて、業者が草刈りに入った時に間違って刈られそうなので、周りに竹を立てて保護しておきました。大きくなっていく花が咲くのが楽しみです。
ラベンダー

私と牧野先生

  • 2019.01.31 Thursday
  • 05:56
先日のテレビで、牧野富太郎先生の一生を振り返っていました。あれ以来、牧野ブームになって盛り上がっているようですね。
  ヒストリア

私が牧野先生のことを知ったのは、小学校4年の時。夏休みに子どもだけが参加する植物採集の企画に母が応募して、一人でバスに乗り継いで参加しました。一人で行動したのは初めてだったのではないかと。今は伊予鉄道の本社がある場所に、おんぼろのバスターミナルがありました。その中を歩いて集合場所を探したときの心細かったことを、鮮明に覚えています。バスに乗って向かったのは、松山平野を流れる重信川の最上流で、もちろん全く初めて行ったところだったけれど、水が流れ落ちる岩肌にイワタバコがくっついて咲いていたのに感動し、採集したものの一部を、押し葉にしないで炭にくっつけて、長く庭で育てていました。(画像はWikiより拝借…m(__)m)

イワタバコ

押し葉が出来た頃にまた集まって、同定してくれるのですが、その時に四国が生んだ牧野富太郎というすごい先生がいることを教えられたのです。その採集会には6年の夏まで参加し、三冊の押し葉標本が入った段ボールは、大学生頃まであったのですがねぇ…

子供心に漠然とえらい先生というイメージが刷り込まれていたくらいで、詳しく調べたことはなかったけれど、私の育った松山の郊外によく生えていた野菊が、牧野先生が名付けたセトノジギクだということがあとで分かったので、私にとって牧野先生=ノジギクとして記憶されているのです。それにしても小学5年と6年の二年間は、取り憑かれたように山野をさまよいながら植物を見て歩きました。当時住んでいた家は松山の北の端の農村地帯だったし、瀬戸内海に面した多様な環境があったので、いろんな植物があるのに気付きました。中学に入ると市内の中学に汽車通で通い始めたので、あの時が一番楽しかったのかもしれません。

ノジギク

最初に高知に行ったのは、高校1年の春休みに友人二人とヒッチハイクで四国一周を目指したときのこと。高松から徳島に行き、山の中を通ってようやく高知までたどり着いたものの、疲れ果ててしまい、高知城をちらっと見ただけで、牧野植物園をあきらめて帰ってきてしまいました。大学に入ってから、ようやくバスで四国山地を越えて、念願の牧野植物園に行くことができました。当時の植物園は、赤丸で囲った現在の南園というエリアだけでしたが、それでもようやく牧野先生に近づくことができて感激しました。

牧野植物園

私は野生植物よりも、園芸植物や造園植物の方へ指向していきましたが、植物への接し方は学ぶべきものが多かったと思います。他の植物図鑑には自生植物のことしか載っていなかったけれど、牧野図鑑には身近な植物がたくさんはいっていてとても面白いのです。農学部に移行してまず買い求めたのは牧野図鑑でした。読み物も本当に面白いというか、普通の常識人でないへんてこな話にクスッとなってしまいます。

銅像

これらの写真は、ちょうど10年前の4月に行った時のもの。北側に大拡張し、新しい記念館とか展示室が出来ていたので、じっくりと見てくることが出来ました。母をこちらに連れて来たので、松山に行く機会が減ってしまい、次はいつになったら行けるかなぁ…

梅俊図鑑

  • 2018.12.24 Monday
  • 05:45
もう買わないと言いながら、今年買った本やいただいた本はかなりの数になりました。その中では、梅沢 俊さんが6月末に発行した『北海道の草花』は、最もセンセーショナルなものでしょう。とにかく梅沢さんの仕事の集大成として発行されたのですから。
梅俊図鑑
 (道新WEB 2018.6.26 より拝借…m(__)m)

なにがセンセーショナルかと言えば、分類体系が従来のエングラー体系から、最新のAPG体系に完全に切り替わったことです。配列もがらりと変わってしまった上に、旧科名が書かれていないので、どこに何があるのか、索引なしに見つけることができません。いずれ覚えなければいけないと分かっていても、頭に染みついているものはなかなか切り替わらないものです。もちろん全部変わった訳ではなく、全体から見れば一部とはいえ、例えばユリ科の大分裂などとてもついていけません。大きく8科に分裂してしまいました。ツクバネソウやエンレイソウはシュロソウ科になっています。
シュロソウ科

オオアマドコロやヒメイズイによく似ているチゴユリやホウチャクソウは、なんとイヌサフラン科に放り込まれてしまってます。
イヌサフラン科

そのオオアマドコロやヒメイズイ、スズラン、ギボウシ類などかなりの数が、クサスギカヅラ(キジカクシ)科になりました。それなのに、よく似ているオオバタケシマランは、ユリ科のまんまなのです。うーーん。外来種ながら、スキラ(シラー)も同様ですが、チオノドクサもスキラ属に吸収されてしまいました。
クサスギカヅラ科

アリウムなどのネギの仲間は、一時はネギ科として独立したこともありましたが、今度はなんとヒガンバナ科に取り込まれ、スイセンなどの仲間になりました。元のユリ科は覚えるのが本当に大変です。
ヒガンバナ科

大きく変わったものに、ゴマノハグサ科があり、大半がオオバコ科に含まれてしまいました。クガイソウの花の感じは、確かにオオバコに似てなくもないですが、どうもピンと来ません。
オオバコ科

スイカズラ科も大きく変わりました。ガマズミ属やニワトコ属が一度はレンプクソウ科に組み込まれたのです。1属1種で全く目立たない地味な草であるレンプクソウが、ずいぶんと出世したものだなぁ〜と話題になったほどです。ところが昨年になって、レンプクソウ科よりも早くガマズミ科が登録されていたことが分かり、あえなくガマズミ科に組み込まれてしまいました。
ガマズミ科1ガマズミ科2

この本を買ったのは、秋も遅くだったので今年は出番があまりありませんでした。来年は春から少しずつ慣れていかないとと考えていますが、もうこの歳になると新しいことがなかなか覚えられないので、気が重いです。74歳の梅沢さんでもがんばったのだから、泣き言は言えませんねぇ…(^^;)
サイン

アトリウム

  • 2018.12.11 Tuesday
  • 05:56
デパートの中に植えている植物が、どうも元気がなくなるので見てほしいと頼まれたので、町中の打合せついでに見に行きました。最近はデパートになんか全然行かないので、いきなりキラキラ華やかな世界に出かけると、目から星が飛びそうです。そういえばここのベンジャミンゴムノキは、できた時に見た記憶があったけれど、今でも元気だったんですねぇ。上の階まで吹抜になっているし、トップライトからの採光も確保されているので、ちゃんと育っていました。
アトリウム

20年くらい前は、室内のアトリウム空間に樹木を取り入れるのが流行っていました。京王プラザホテル、北24条のサンプラザ、大谷地のアクセスサッポロなどに、5〜6mもあるベンジャミンゴムノキがずらりと植えられたり、大型のコンテナに植えられていました。それらはすべて無くなってしまったのは、結局管理にお金がかかるからとかの理由だったのでしょう。赤れんがテラスの2階にベンジャミンを入れると聞いて、へぇ〜とびっくりしたことを思い出します。
下草

これだけでなく、普通の天井高の室内にも、2mくらいのベンジャミンがずらりと植えられています。植物育成ランプが点けられているとはいえ、こんな浅い植栽スペースに植えられているのに、よくも元気に育っているものだと感心しました。
ベンジャミン

これらベンジャミンの足元には、トラデスカンチア(Tradescantia fluminensis)が植えられており、元気のいいものでは鮮やかな黄緑色のカバーを作っていました。
トラカン

ところが部分的に衰弱して、枯れてしまうというのです。じっくり見ていくと、それまで元気に育っていたものが、芽の先の方から、くしゃっといじけていっているようです。なんだこれは!
新芽

秋の気配

  • 2018.09.01 Saturday
  • 05:40
昨日は8月の最終日でした。午後から届け物があったので、手稲区土木センターへ。車から降りると、あまり見たくない機械がずらりと並んでいました。ここには、市全体で使用する除雪機械を統括する車両管理事務所が併設されており、整備が終わった機械がずらりと並んでいました。あまり見たくないものですが、雪が降るまであと2ヶ月ですからねぇ…(>_<)
除雪車

用事を済ませて出てくると、玄関前の国旗掲揚台の足元に、きれいなグラスが植えられています。よーく見ると、畑雑草のエノコログサの、芒(のぎ)が紫色を帯びるムラサキエノコロのようです。これなら使えるかも〜って思ってしまいました。
ムラサキエノコログサ

手稲前田の花卉圃場の一角を借りて育てているハルニレたち。いつまでも畑を借りているわけにはいかないので、近々市に寄贈して植えてしまおうと考えています。何本かまだ使うものがあるのでその選別と、最後のの計測をやっておきました。土地がいいせいか、本当によく伸びました。
ハルニレ畑

園主のHさんを探していくと、一番奥で草と格闘してました。土地が肥えている分、ちょっと油断するとたちまち草に覆われてしまいます。労力の何割かは、確実に雑草対応に取られているのでは…(>_<)
草刈り中

こちらはずいぶん大きなエノコログサだなぁと思ったら、エノコログサとアワの雑種であるオオエノコログサのようです。これだけ稔っていたら、この辺りの野鳥にとっては、大ご馳走になることでしょう。
オオエノコログサ

一角に植えられていた白いススキ。ススキよりももっとなよっとして、風を受けるとさわさわと、とてもきれいに動きます。苗は売っていないようだけど、開花が早いし、この草姿なら使い道はたくさんありそうです。
白いススキ

オミナエシが満開に。いつも思うのですが、右側のように草丈が高く、節間も長く伸びるタイプと、左側にあるような、花茎ががっちりしてあまり伸びないタイプは、別にして流通してほしいのです。メドウなどでは前者がよく、宿根ボーダーに植えるのなら絶対に左側のタイプがいいのです。結局自分で分けるしかないのかなぁ…
オミナエシ

いろいろ花が咲いていたので、しっかりチェックをしていくと、おおっと思わせる素敵な花がありました。タリクトルム・デラワイー(Thalictrum delavayi)は、とってもいい花だし人気も高いけれど、開花期が短いのが難点です。ところがこの八重咲品種‘ヒューイッツ・ダブル(Hewitt's Double)’は、かなり長く咲いてくれるので、存在感は抜群です。一重なりの涼やかな花もいいけれど、合わせてこちらも植えておくといいかもしれません。
タリクトルム

差し替え

  • 2018.08.06 Monday
  • 05:53
土曜日に、ポストに本の入った宅配便が届いてました。はて?注文出していないのに、どこから来たんだろう?と開けてびっくり。先日紹介した『新しい分類体系』の本が入っていました。

 新しい分類体系

あわてて中をよく見ると、「お詫びとお取り替えについて」という手紙が。何でも校正された最新原稿ではなく、校正途中の原稿を印刷に回していたのだそう… それは出版社にとっては大事故で、担当者の首がすっ飛んだのではと心配になってしまいました。

お詫び

それにしても、私のように発売の数ヶ月前から予約していた者は、こうやって取り替えてもらうことができるけれど、書店で購入された方には、そのような救済措置は取りようがなく、気付かないままになってしまう可能性が高いです。目を凝らしてどこが間違っていたのか調べてみましたが、正誤表もないのでほとんど見つかりません。とりあえず先日お知らせした内容については、問題なかったようなので安心しました。

私たちだって、このような取り違えは絶対に許されないので、それなりにみんな工夫していると思います。私は、すべてのファイルに日付をつけて保存するので、同じファイルでもどれが最新かはすぐに分かります。180731チェックリスト.xlsx とか、180806現地確認.docx というファイル名にすれば、同じフォルダー内での新旧はすぐに判断できるし、検索をかければ、その日に作成したファイルはすぐに見つけられます。この方式で30年以上仕事をやって来ているお陰で、こんなミスとは無縁でいられるのです。
一体どれだけの損害が発生したのやら、想像するのも怖いですねぇ…(^^;)

ヒルガオの季節

  • 2018.07.24 Tuesday
  • 05:55
昨日から気温も湿度が下がり、昼間で50%台になったので、まとわりつくような暑さから解放されました。関東以南の『災害級』の酷暑は想像することもできませんが、これが毎年常態化するのであれば、真剣に対策を講じていかなければならなくなるでしょう。北海道への移住者が増えてくるのかなぁ…?

アサガオよりも早く、ヒルガオ類が盛りの季節。先週北大の圃場に行く時に、ビールが入るのでバスで行きました。植物園の北でバスを降り、まっすぐ北に向かって歩いて行くと、フェンスに早速ヒルガオ(Calystegia japonica)の花が。
ヒルガオ

そういえば、一月くらい前に某紙のカメラマンから、ヒルガオが生えているところを教えて下さいとの電話がありました。なんで私に?と聞いたら、私のブログはいろいろ興味深い情報があるので、時々チェックさせていただいてます〜とのこと。そういう役にも立っているんだ。なんでヒルガオなんですか?と聞いたら、ヒルガオを食草にするジンガサハムシを撮しに行きたいとのこと。金色に輝くきれいな虫で、星置緑地でもよく見かけます。でもまだ少し早いのではと、星置緑地よりも百合が原公園の方がたくさんあるかも〜と教えておきました。星置緑地では除去対象種なので、あまり残っていませんから。
ジンガサハムシ
 (金色に輝くジンガサハムシ  星置緑地で、2011.7.27)

少し歩くとあちこちにヒロハヒルガオ(C. sepium)が。札幌ではヒロハの方がはるかに多いように思います。ヒルガオの葉が細長いのに対し、ヒロハの名の通り盾状に葉の葉が広いのです。
ヒロハヒルガオ

構内に入り、圃場のフェンスに沿って歩いて行くと、またヒルガオかな?と思ったら、ヒロハヒルガオのピンク花でした。こんなところにもあったのですね。葉の幅だけでなく、苞葉がガクを包み込んでいて、先が尖っているのでまず間違いないでしょう。
ピンク花

濃ピンクのヒロハヒルガオには、かつて北海道の中央部、足寄から陸別にかけての道端で遭遇したことがあります。この時は津別でフラワーマスターの講習会があり、ついでにあちこち見てこようと車で出掛けました。山の中でこんな花を見つけ。思わず急停止してよく見ると、どう見てもヒロハヒルガオなのにびっくり。あとで野生植物に詳しい方に聞いたら、梅沢さんの『北海道の花』に出てるでしょ!と言われてしまいました。そんなにあちこちにあるものなんでしょうか? (2012.7.29)
陸別

ヒルガオの仲間には、もう一種コヒルガオ(C. hederacea)もありますが、私はまだ一度しか見たことがありません。事務所のすぐ近くに、なんでこんなものがという感じで咲いていました。
コヒルガオ

海岸の砂浜では、この季節ハマヒルガオ(C. soldanella)の天下でしょう。種小名はサクラソウ科のソルダネラに似た丸い葉をしているという意味ですが、Soldoがコインの意味で、葉の形を指しています。渡島大島でもこの大群生地がありますが、タネが海を漂流して、世界各地に広がったのでしょう。
ハマヒルガオ

もう一種、ヒルガオ属ではないけれど、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)もこの時期に咲いています。家の並びのブロック擁壁に、昔からこの時期に咲いているのですが、いまだ他では見たことがありません。小さくてかわいい花を咲かせるけれど、ブロックの隙間や舗装のアスファルトを突き抜けてどんどん広がっていく生育ぶりを見るに着け、一度雑草化すると除去が困難になるという、ヒルガオ類の怖さがよ〜く分かります。
セイヨウアサガオ

APG分類体系(2)

  • 2018.07.06 Friday
  • 05:48
ようやく雨が上がりました。あちこちに被害をもたらしましたが、一昨年の十勝のようにならなくてよかったです。昨日まで、朝でも20℃近くあったのに、今朝は吐く息が白くなるくらい。山側の擁壁や車庫から。ぴゅーぴゅー水が噴き出していました。もう水分はたっぷりなので、これからはずっと晴れた日差しが戻り、植物も元気になってほしいです。

しばし中断してしまいましたが、先日紹介した分類体系の残りを紹介しておきましょう。
最新のAPG体系では、なじみ深い名前がずいぶんと消えてしまいました。ショックが大きかったのが、カエデ科とトチノキ科が消滅し、何とムクロジ科になったこと。そもそも北国に住む者にとって、ムクロジ?なんてイメージが全く湧きません。種子は、羽根突きをする時の羽根の重りにすると言われてもねぇ… そもそも掌状複葉の代表とも言えるカエデやトチノキが、なんで羽状複葉のムクロジに取り込まれなくてはならないのか、古い頭では理解に苦しみます〜
ムクロジ科 ムクロジ
カエデ トチノキ

ツツジ科は中身に変化はないけれど、新たにイチヤクソウ科とシャクジョウソウ科、ガンコウラン科が加わりました。ガンコウランは確か昔はツツジ科になっていたこともあったし、イチヤクソウ科の植物は、ツツジ科と言われれば納得できますが、シャクジョウソウまでねぇ… まもなくカントリーガーデンの山のお花畑入り口に咲いて来ます。
ツツジ科 シャクジョウソウ

シナノキ科がなくなったのもショックです。アオギリ科と共に、なんとアオイ科に組み込まれてしまいました。葉っぱの感じは似ていなくもないですが。
ガガイモ科もなくなりました。サクラランやアスクレピアス、ガガイモやイケマなど、雰囲気のよく似た、いかにも「ガガイモ科」というグループだったのに、なんでまたキョウチクトウ科なの?
  キョウチクトウ科

最後は大御所のユリ科の大分裂。APG体系でも、既に2009年に出されたアボック社の『植物分類表』はAPG-2版(2003)に準拠していたけれど、今度の本はAPG-3版(2009)に準拠しているので、せっかく覚えたものが、また変わってしまったものもいくつかあります。
既に90年代からユリ科の分裂は始まっており、ネギ科とかキジカクシ科はある程度なじみつつありました。それが今度は、ネギ科がヒガンバナ科に吸収されるとは… 目から火花が散りそうです。
なじみ深いものがたくさん含まれ、一番大きなグループになったのがクサスギカヅラ科で(キジカクシでよかったのに…)、アスパラガスはもちろん、スズラン、ギボウシ、ヤブラン、マイヅルソウ、アマドコロ、オモトなどが含まれています。
新ユリ科には、ユリやウバユリ、ツバメオモト、カタクリ、アマナやホトトギスなど、おとなしい植物がひっそり肩を寄せ合っているかのよう。
シュロソウ科にも、エンレイソウやツクバネソウ、キヌガサソウ、ショウジョウバカマなど、よく似たものが入っています。
  ユリ科

APG体系は2016年に第4版が改訂されたけれど、そんなに大きな変化はなかったよう。だいたい出尽くした感があるので、これで最後にしてほしいものです。新しく出る本や図鑑は、すべてAPG体系による分類が使われることから、時間の経過と共になじんでいくことでしょうが、だんだん記憶力が衰えていく私にとっては大変なことで、しばし悩みは付きません。

つるもの見本園

  • 2018.07.05 Thursday
  • 05:52
このところ雨ばかりなので、盤渓の方に行くことができず、私の雨天練習場である小別沢トンネルに向かうことが多くなりました。トンネルは231.5mあるので、5〜6往復すれば同じくらいしっかりと汗を流すことができます。トンネルまでは胸突き八丁のきつ〜い坂道。まだ薄暗い道を上っていくと、左側にずっと続くブロック積みの法面に、いろんなつるものがくっついています。昨日昼間に、家に戻る用事があったので、ついでに法面を観察してきました。

圧倒的に多いのがツタウルシです。かぶれやすい人ならこの道は歩けないでしょうね。全体の半分くらいがツタウルシに覆われているのです。あんまり秋に通った記憶がありませんが、きっと紅葉は見事なことでしょう。
ツタウルシ

その次に目立つのがマタタビでしょうか。この法面は完全に北向きのため、ここのマタタビはまだ色付いておりません。この写真は家に近い東向きの法面のもので、それでもまだ花は開いておらず、つぼみでした。盤渓側は南東向きなので、もう花が散っているというのに。
マタタビ

一箇所だけですが、サルナシも生えていました。雌雄異株なので、コクワが稔る株なのか?ヤマブドウやコクワが稔っていると、ツルを引きずり下ろして取るバカの多いこと。円山公園脇のバス通りで、白昼堂々引きずり下ろしていた奴がいたとかみさんが言ってましたが、欲に目がくらむと恥も外聞も感じなくなるのでしょう…
サルナシ

ジメジメした擁壁なので、ツルアジサイはかなりたくさんくっついているけれど、花が咲くような葉の大きなものは見当たりませんでした。やはりもっと日当たりのいい所に上っていかないと、花芽ができないのでしょう。隣家との間のブロック塀にくっつけているものは、今年もたくさん花が咲いています。
ツルアジサイ

あの辺りにはイワガラミは少ないので、ないかなぁ?と見ていくと、一株だけありました。私のブログで圧倒的なアクセス数の記事が、「ツルアジサイとイワガラミ」という、ちょうど6年前に書いた記事なんですが、花がなくても葉の鋸歯を見ていけば、すぐに見分けられます。
イワガラミ

足元近くにくっついていたのがナツヅタです。ナツヅタは道内にも自生があることになっているけれど、ほとんどが町に植えられているものから鳥散布で広がったもの。町中でも街路樹やビルの外壁などに、猛烈にはびこり始めています。この葉はブドウのような単葉と、三つの小葉に分かれたものが同居するのが特徴です。
ナツヅタ

ヤマブドウも、坂道の入り口に一箇所だけありました。日当たりを好むので、この辺りがぎりぎりの場所だったのでしょう。木の枝をつかみ損ねて、仕方なく擁壁にぶら下がったのかな。
ヤマブドウ

途中に1本だけウリノキを見つけました。キュウリのような葉をしているのでこの名がありますが、花はきわめて特徴的な姿です。久しぶりに花を見たのでうれしくなりました。かつてはウリノキ科として独立してましたが、現在はミズキ科に入れられてしまいました。
ウリノキ

APG分類体系(1)

  • 2018.06.29 Friday
  • 05:54
一般の世界ではあまり関係ないけれど、植物に関係する人間にとっては大問題になっているのが、分類体系が大きく変わってしまったことです。リンネが確立した植物の分類体系は、主に花の形態から類縁関係を組み立てていき、私が習った頃は新エングラー体系と呼ばれるものでした。その後80年代にクロンキスト体系が出現し、あれこれ科名が変わってきて、おやおや…と。アジサイ類がユキノシタ科からアジサイ科に、ホップがクワ科からアサ科にとか、身近なものでも結構変化がありました。ところが、20世紀の終わり頃に発表されたAPG分類体系になると、これまでの常識がどんでん返しになってしまうほど、大きく変わってしまったのです。

APG体系とは、被子植物系統グループ (Angiosperm Phylogeny Group) という学者の団体が提唱したもので、ゲノム(遺伝情報全体)を植物ごとに調べていき、それによって類縁関係を規定していくものです。顔が似ていると言うだけで、お前たちは兄弟だ!とされていたものが、血液型を調べると全然違ってた!というようなもので、当然これが正しいのですが、古い情報が染みついている者にとっては大変なことなのです。

新しい分類体系の本は何年も前からで回っているけれど、それを分かりやすく解説してくれたものがありませんでした。そこにようやくこの本が登場し、先日入手して少しずつ読んでいますので、いくつか代表的なものを紹介してみます。

  表紙

一番大きく変わったのがゴマノハグサ科でしょうか。残ったものはほんのわずかで、大部分の植物は別の科に移籍してしまいました。そこに、ブッドレアに代表されるフジウツギ科が加わり、新しいゴマノハグサ科になっています。ゴマノハグサ科の主力だったウンラン属やイワブクロ属、クガイソウ属などがなんとオオバコ科に。サギゴケ属やミゾホウズキ(ミムラス)属がハエドクソウ科になってしまいました。
  ゴマノハグサ科

ユキノシタ科も大きく分裂していますが、アジサイ科はクロンキスト体系で既に分かれていたので、ショックは小さかったかも。ウメバチソウがニシキギ科に行ってしまうのは、なんとも不思議ですが…
ユキノシタ科 ウメバチソウ

劇的と言えば、スイカズラ科の中の、ニワトコ属とガマズミ属が切り離され、なんと我が国では1属1種しかなかったレンプクソウ科に組み込まれたことでしょう。暗い林床にひっそりと咲くレンプクソウが、なんで木本ばかりのニワトコやガマズミの仲間を引き連れることになるの??とかなり話題になりました。ところがこの本では、ガマズミ科の方がより早く発表されているので、ガマズミ科になったと書かれています。マツムシソウ科やオミナエシ属やカノコソウ属のあったオミナエシ科が、スイカヅラ科に組み込まれたのもびっくりでした。

レンプクソウ科 レンプクソウ

(くどいようですが、後日もう少し紹介することにしましょう。

雨・雨・雨・・・

  • 2018.06.28 Thursday
  • 05:58
昨日の札幌は朝から昼過ぎまで、ザァザァと強い雨が降りました。ドロドロだった車が、すっかりきれいになったくらい。天気予報見てもずっと晴れ間がなく、来週一杯こんな天気が続くようです。本州以南は真夏日だというのに、北海道は梅雨になったみたいです。
本当なら昨日の昼間に大島から帰ってくるはずでしたが、この悪天候ですっと船が出せない状態が続いてます。波浪の状況を見ると、日本海がひっくり返っているのがよく分かります。(渡島半島の左側にある黒丸が渡島大島です。)そろそろ野菜不足になっているはずだし、水も使用制限がかかっていることでしょう。

波浪
 (国際気象海洋株式会社HPの波浪予測図を拝借しました。m(__)m)

予定が立たないなりに、あれこれ仕事を片付けながら過ごす毎日が続きます。気晴らしに おか田 のうどんを食べに行こうと、長靴を履いて出かけました。南大通を歩いていると、中央分離帯の街路樹に赤い実が付いているのに気付きました。
今から30数年前、まだ植木屋時代にここを通りかかった時に、市の造園職だったYさんが腕組みしてここに立っていたのです。車を降りて話を聞いてみると、地元の町内会から、シナノキはつまらないから間にサクランボを植えてくれ!と、ねじ込まれたのだそう。そんなの蹴飛ばせばいいのに!と言ったら、そうもいかないのでうまく収まる方法を考えているんだと。
南大通

Yさんは、私が学生の時に市の公園課でアルバイトをした時の指南役で、仕事がよくできて結構厳しい方でした。のちにモエレ沼公園の建設を一手に引き受けて、難しい調整を仕切り、見事完成に導いたのですが、ガンに冒されて早世されたのです。ここには結局1丁に1本だけサクランボを植え、子供たちが取りに行って事故にならないよう、生では食べられない、加工用の酸果桜桃を植えたのでした。手入れをしないためにひどい樹形になっていますが、今でもたくさんの実がこの時期には色付いており、これを見るたびに若かりしYさんの面影が浮かんでしまいます。
オウトウ

専門学校前の植え込みには、どこから胞子が飛んできたものか、大きくなるとビーチパラソルほどにもなるイヌガンソクが。将来が楽しみです〜(笑)
イヌガンソク

円山周辺の住宅には、おやっ?と思う珍しい樹木があるのが楽しみの一つで、このオールドローズは私にとっては懐かしいバラです。私が生まれ育った松山の家の庭にも、これとほとんど同じバラが咲いていたのです。2mくらいある大きな株で、樹形や葉の感じ、花の咲き方まで本当によく似ています。工藤さんに鑑定してもらわなくては。
オールドローズ

店の回りの目隠しに絡んでいるヘンリーヅタ。最近ずいぶん見かけるようになりました。ナツヅタはべたべたくっついて始末が悪いし、アメリカヅタはお行儀悪すぎるので、ほどほどに収まりやすいのが人気の秘訣なんでしょうか。
ヘンリーヅタ

そういえば、先日見て歩いた花フェスタの売店でも売られていたけれど、こりゃヘンリーヅタじゃなくて、斑入りアメリカヅタですっ。ネットで見てもかなり間違っているので、相当根が深いところで間違えられているようですねぇ。
ニセヘンリーヅタ

いつの間にやら

  • 2018.06.12 Tuesday
  • 05:55
日曜日には、孫が次々とやって来ました。右側の2号はまもなく1歳と8ヶ月、左側の3号は1歳7ヶ月になったばかりで、10キロを超すと抱っこしても重たく感じるようになりました。まだお互いのコミュニケーションはうまく取れませんが、2人とも片言の言葉をしゃべり始め、保育園に行っているせいか、ぐずったり泣かなくなりました。子供の成長は本当に早いです〜
孫たち

午後から近くに用足しに出かけると、しばらく現場ばかり走り回っているうちに、すっかり咲いている花が変わっているのに気付きました。季節の移ろいも本当に早いです。マンションの玄関先では、サツキ‘大盃(おおさかずき)’が満開に。昔は下旬が見ごろだったのに、どんどん前倒しになってきています。
サツキ

ここの町内はお金があるのか、歩道の植えますにすべて小さなフェンスを立てています。帯状ますばかりなので、かなりの延長があり、お金の心配をしてしまいました。でも踏み込まれなくなるので、花たちにとってはありがたいでしょう。
花壇ます

ここには珍しく、ヒトフサニワゼキショウ(Sisyrinchium mucronatum)がずらりと植えられていました。シシリンキウムの仲間では、ニワゼキショウが一番好きな花だけど、残念ながら道内では育たないらしく、本種だけが道内で見られます。でも、このようにポット苗で出回っているのは初めて見ました。もともと牧草に紛れて侵入したようで、道東では道端などでよく見かけます。
シシリンキウム

ビンカ・ミノールのグラウンドカバーの中に、2本だけ細長い花茎を伸ばしてかわいい花が咲いていました。ユリ科には間違いなさそうだけど、今まで見たことのない花なのでしばし考え込んでしまいました。わざわざ植えたものではなさそうだけど、いったいなんでしょう??
不明球根

日当たりのいい庭先では、もうバラが満開になっていました。ええっもう咲いてるの!!って感じですねぇ。つるバラのカクテルもたくさん花を着けているし、いつの間にやら花暦は春から初夏に移ろっていました。それにしても、こんなに寒くていいのかい?といいたくなるような寒さです。早く爽やかな、初夏の陽気になってほしいです〜
バラ

スズラン探し

  • 2018.06.11 Monday
  • 05:52
ちょうど一年前、富丘西公園の自然観察会に来ていた道新の記者が、スズランに興味を持って熱心に取材し、大きく取り上げてくれました。私も「スズランに詳しい札幌の環境コンサルタント会社緑花計画の笠康三郎社長」として出ています。確かに、滝野でスズランに関わって30年、富丘西公園で自生のスズランを発見し、その保全活動を続けて25年近くにもなるのですから、日本で一番スズランに詳しい専門家!かもしれませんねぇ…(^^;)

道新の記事

その中で、札幌市のシンボルフラワーにされ、札幌市版レッドリストにも載せられているのに、スズランがどこにどれだけ生育しているのか、全く把握していないのはおかしいと、きびしく指摘しています。富丘西公園のスズランだって、私が偶然発見しなかったら、今の保全区域はすべてつぶされて、元の計画のまま遊戯広場になっていたのですから。
  富丘西公園のスズラン

その指摘が効果を与えたのか、毎年行われてきた「さっぽろ生き物探しプロジェクト」で、今年初めてスズランが加えられ、スズラン探しを行うことになったのです。これまでは、調査時期が夏〜秋だったこともあり、どちらかというと野鳥や昆虫が主体でした。
  生き物探し

今年は春早くスタートしたので、春から初夏に咲くスズランやスミレ類、オオアマドコロやホウチャクソウなどが新たに対象となりました。ところが、事務局をやっている会社から、「スズランとドイツスズランをどうやったら見分けられるのですか?」との問合せが。確かに、日本の植物図鑑には自生植物しか載っていないことが多く、園芸植物や帰化植物はそれらだけで図鑑等に載っているため、それらを比較することができるものはほとんどないのです。そこは昔からよく知っているところなので、画像も含めて見分けるポイントを教えてあげ、調査の手引きにまとめることができました。
スズランの見分け方

先月もみじ台の熊の沢公園で仕事をした時に、ササを刈った跡にスズランが2株生きているのを見つけました。それを事務局に伝えておいたのですが、数日前に現地を確認に行ったら、きれいに草刈りがされて消えていたそうです…(>_<) 根は生き残っていると思いますが、ちゃんとピンクテープでマーキングしてあるものまで刈らなくてもいいものを。
熊ノ沢公園
(この画像は発見時のものです。2018.5.17撮影)

こういう貴重なものを保全しようとすると、業者に任せることは絶対にできません。専門家のコントロールのもと、地域の住民や興味を持つ市民の手で、こつこつと時間をかけながら、自然植生をコントロールしていくしかありません。今のところ、富丘西公園の群生地以外には、この熊の沢公園くらいしかスズランの情報は入っていないようです。こんなに急激に消滅した植物も、珍しいのではないでしょうか。

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