スーパーブルーム

  • 2017.03.29 Wednesday
  • 05:42
先週のハフィントンポストのニュースに、カリフォルニアでスーパーブルームが起きているとありました。しばらく干ばつが続いていたはずなのに、昨年秋から冬にかけてたっぷり降雨があり、眠っていた草花たちが一斉に目覚めたようです。
スーパーブルーム

スーパーブルームを演じる植物にはたくさんの種類があるようですが、なんといってもカリフォルニアポピーが有名でしょう。カリフォルニアポピーは、昔はハナビシソウ(花菱草)と呼ばれ、原種はオレンジ色ですが、黄色や白、ピンクなどの花色のものも出回るようになっています。
カリフォルニアポピー

もう30年以上前のことですが、いつも行っていたカメラ屋から、毎年暮れにニコンの立派なカレンダーをもらっていました。一眼レフはずっとニコンを使っていたのです。その中でいいものを切り抜いて、たくさんファイルに溜め込んでいたものの中に、カリフォルニアで撮されたこんな風景がありました。現場には一生行けなさそうだけど、これらをスキャンしたデータをパソコンの壁紙に自動で写るように設定しているので、一日のうちに何度もこれが目に入るのです。
カレンダー

手前のオレンジはカリフォルニアポピーだけど、黄色い花はなんだろうな?とずっと思っていたところ、このニュースのリンクをいろいろ探して、ようやく分かりました。ゲラエア・カネスケンス(Geraea canescens)というキク科の一年草で、通称デザートサンフラワーと呼ばれるとか。全然聞いたことのない属なので、園芸化もされてないのかもしれません。芽生えてすぐに花が咲くのであれば、春播き一年草としては極めて有望な性質なんですが。
デザートサンフラワー

カリフォルニアポピーは、本州以南では秋播き一年草として栽培されますが、夏が高温多湿ではない北海道では結構越夏越冬して、短命ながら宿根草になることもあるようです。滝野公園でも昔はよく植えており、ラベンダーとのコントラストが人気でしたが、最近はとんと植えられなくなりました。
滝野公園

どこか、このスーパーブルームを再現できるところはないかなぁ。

ミヤギノハギ

  • 2017.03.24 Friday
  • 05:40
2日前には40cmほどまで下がっていた積雪が、また70cm近くまで戻ってしまいました。しかも春の雪特有の重たさ… なのに除雪屋はもう店じまいしたのか、こんなに積もっているのに全然やってきません。これではまた。重たい雪を押して下りなきゃならないようで。車が壊れないことを祈りたいです。

毎年この時期北方山草会の総会がありますが、今年も滝野の研修会とぶつかってしまい、残念ながら参加できませんでした。年度末はいろいろとぶつかることが多いのです。その時に配布される会誌が送られてきました。表紙はずっと坂本直行さんの絵でしたが、31号まででいよいよなくなってしまい、それ以降は鮫島淳一さんの植物画が表紙を飾っています。
  北方山草
「北海道山草会」が山草類の栽培家の団体であるのに対し、「北方山草会」は研究者や自然観察などの活動をする方達の団体となっています。年々中身がアカデミックになっていくので、なかなかついていけなくなっております。今回の特集がマメ科となっており、その中に、東北大学の大橋先生による「ミヤギノハギの分布研究史」が掲載されておりました。

ミヤギノハギ

ハギ好きの私としては見逃せない記事で、なるほどという内容が満載でした。由来不明といわれていたミヤギノハギの、タイプ標本(種を特定した元になる標本)が、チュンベリーによって1776年秋に長崎の出島で作られていたとは。これを見ると、私たちがミヤギノハギと呼んでいるものと、確かに同じものだということが分かります。
タイプ

ところが、ミヤギノハギをたくさん植えていると、その中に葉の形や黒軸となる茎の特徴は同じだのに、全然しなだれないタイプのものが混じっていたり、創成川公園に紛れ込んでいるケハギではないかとみられるタイプなど、よく分からなくなってしまうものがたくさんあるのです。
直立タイプ
 (滝野公園に何株か混じっている、枝が垂れないタイプのミヤギノハギ?)

それらを膨大な文献や標本を検証して、ミヤギノハギは日本だけでなく朝鮮半島から中国大陸に広く自生しているものであり、我が国にも植栽分布ではなく、各地に自生があるということになっているのです。大橋氏も、かつては北陸地方のケハギから栽培化されて園芸品種となったとしていたのですが、中国大陸のハギを丹念に調べていくと、やはりそちらに自生していたものと、わが国各地にある「ミヤギノハギ」が広い意味では同じものであり、タイプ標本となったものは、中国からもたらされた栽培品であるという結論に達したようです。
結論

北方山草会のHPはなかなか充実しており、会誌のバックナンバーも目次が公開されています。一部の記事は公開されているものの、バックナンバーの販売も行っていますので、興味のある方はぜひお買い求め下さい。

植物の名前

  • 2017.03.11 Saturday
  • 06:00
早くも6回目の3.11。たくさんの犠牲者や行方不明者も出たけれど、今なお仮設に暮らしている人が一万人以上、故郷を追われてしまった方が十万人以上もいるという現実の方が悲しいです。それでもまだ原発に頼ろうと躍起なのですからあきれるばかり。一日も早く政治の無策振りを正し、被災地の方達が心安らぐ生活に戻れることを祈りたいです。

相変わらず仕事で煮詰まっている毎日。日ごろいろんな植物を扱っている中で、最近とみに頭が痛いのが、名前や分類がコロコロ変わることでしょう。雪解け後間もなく花が咲いてくるチオノドクサは、最新の分類体系では、いつの間にやらシラーに吸収合併されてしまい、属そのものがなくなってしまいました。雄蕊(おしべ)の花糸(かし)が合着するかどうかで分けると覚えていたのに、そんなのどうでもよくなってしまったのです。キオン(Chion)とは雪のことで、ドクサ(doxa)は輝き、まさに「雪の輝き」という意味です〜と解説できたのに、今度はスキラ(Scilla)とは、ギリシャ語で「海のネギ」という意味です〜となると、なんじゃい?と言われそうです・・・(^^;)
チオノドクサ

かと思えば、かつてはシラーの仲間で、学生の頃真っ先に覚えた記憶のあるシラー・カンパニュラータ(Scilla campanulata)は、まもなくシラー・ヒスパニカ(Scilla hispanica)に変わり、その後エンディミオン・ヒスパニクス(Endymion hispanicus)に変わっていたのでびっくりしていたら、今ではヒアキントイデス・ヒスパニカ(Hyacinthoides hispanica)になっているのですから面倒くさい。和名である「ツリガネズイセン」があんまりいい名前ではないので、イベリア半島原産のブルーベルなんだから、英名(Spanish bluebell)をそのままもらって「スパニッシュブルーベル」を園芸名として流通させればいいのにと思っています。
ツリガネズイセン

園芸植物では、このように属の名前がコロコロ変わるものはよくあることで、「園芸名」という和名扱いになっているものが山ほどあります。たとえば観葉植物としてどこにでも置かれているポトスだって、大昔の学名が「Pothos aureus」だったので、この名前で流通していましたが、私が緑のセンターにいた頃には、呼び名はポトスでしたが、学名はスキンダプサス属(Scindapsus aureus)になっていました。その後しばらくして図鑑を見ていると、今度はエピプレムヌム属(Epipremnum aureum)とまた変わっているので、呼び名はやっぱりポトスのままの方がいいのです。
ポトス

こんなことは本当にどうでもいいことなんですが、植物リストを作ったり、ラベルを作る段になると、途端にシビアな問題になってくるのです。おまけに分類体系が大きく変わっている最中なので、たとえばチオノドクサもスパニッシュブルーベルも今ではユリ科ではなく、ツルボ科になっているので、どちらにするか?併記するか?いちいち悩まなくてはいけません。せっかく植物の仕事しているのに、なんでこんなことでストレス貯めこまなくちゃならないんだと、ぼやいてばかりの毎日です〜(>_<)

ハーブ

  • 2017.02.28 Tuesday
  • 05:56
ハーブに興味を持ち始め、本を集め始めたのが80年代始め頃なので、もう30年くらい前になります。最初に買ったのは、数寄屋橋のソニービルの近くにあった「JENA(イエナ)」という洋書屋さんで、植物関係の本が多いことから、東京に出た時にはいつも寄っていました。そこで買った本が、この「A Modern HERVAL」です。その時にもらった栞と共に大切にしています。この頃は本屋とレコード屋巡りばかりやっていたので、えらく重たい荷物を担いで帰る羽目に… フラワーアレンジメントの本も買っているはずだけど、家のロフトに埋まっているみたいで、最近見かけないなぁ。
  JENA

滝野公園のくらしの花園をリニューアルすることになり、一度ハーブをしっかりと整理してみようと、ハーブのいろんな本をひっくり返していました。日本のものだと趣味的に書かれているものばかりで、今一つきれいに整理されていないものだから、どうしても洋書を引っ張り出してしまうのです。でも、細かいところまで理解できる語学力がないので、翻訳もののリスリー・ブレムネスさんのハーブ図鑑と見比べながらの作業になってしまいます。ところがこれが落とし穴。つい細かく読んでしまうものだから、へぇ〜と思うようなことが続出して仕事が進みません。

ポークウィード(ヨウシュヤマゴボウ)なんて、超有毒植物なのに!なんかとてもいいことばかり書かれてあるので、本当かなぁ?と思ってしまいます。
ヤマゴボウ
(「ハーブの写真図鑑HERBS」 レスリー・ブレムネス著、高橋義孝監修、日本ヴォーグ社、1995)

セイヨウオキナグサも有毒だと思っていたら、乾燥させるといろんな薬効があることに。素人にはとても手に負えそうもありません。
セイヨウオキナグサ
(「ハーブの写真図鑑HERBS」 レスリー・ブレムネス著、高橋義孝監修、日本ヴォーグ社、1995)

イタドリは、春の遠足に行った時によく折り取ってしゃぶっていましたが、「この草には胃がんに有効な成分が含まれることが明らかになった。」とあるけれど、この本が出て20年以上経つけれど、いまだにそんな話題聞いたこともないしなぁ。そんなものばかりなのです。
イタドリ
(「ハーブの写真図鑑HERBS」 レスリー・ブレムネス著、高橋義孝監修、日本ヴォーグ社、1995)

ボッグビーン(ミツガシワ)が、非常用の食糧になったり、葉がお茶になったり、スウェーデンでは葉がホップの代用品として売られているとか、初耳なことばかり出てきます。こういう本は、必要なところしか読まないものだから、用のないものは全然読んでいないことが多く、やっぱり一度しっかり読み込んでおかないといけないと反省しきりです。
ミツガシワ
(「ハーブの写真図鑑HERBS」 レスリー・ブレムネス著、高橋義孝監修、日本ヴォーグ社、1995)

ちっとも作業が進んでいないのがつらいけれど、なんだか新発見したようで楽しくもあり、この時期ならではの時間の過ごし方かもしれません。

サフラン

  • 2017.02.25 Saturday
  • 05:55
先日朝日のデジタルニュースを読んでいたら、この時期に?という感じでサフランのことが載っていました。国内生産量は22kgで、そのうち大分県竹田市が18kgを生産する国内最大の生産地だとのことです。たった18kgとはいえ、1kgが百万円以上するので、結構なものかもしれません。かつて価格が高騰していた時には、同じ重さの金よりも高かったと言われるサフランですから。

竹田のサフラン
  (朝日新聞DESITAL 2017.2.20より拝借 m(__)m)

驚いたのがその栽培方法です。ここでは畑ではなく水田で栽培するので、稲を植える前に掘り上げて乾燥させ、木箱に並べて秋までずっとそのまま放置するのだそう。するとコルチカムのように花だけが伸びてきて開花するので、その雌しべを採取するのです。

摘み取り
  (朝日新聞DESITAL 2017.2.20より拝借 m(__)m)

露地に植えておくと雨に当たって品質が落ちるし、地べたに這いつくばっての作業も大変なので、室内で椅子に座って収穫できれば、肉体的な負担もないし、確かに極めて効率的です。竹田で栽培が始まったのが100年以上前の1903(M36)年とのことですから、この栽培方法を見つけた方の勘はとても鋭かったのでしょう。

栽培方法
  (JA大分竹田事業部HPから、引用させていただきました。m(__)m)

収穫後、11月に田んぼに植えると冬の間に葉を伸ばして春までに球根が肥大し、水田耕作が始まるまでに掘りあげるという繰り返しをしているのです。その昔、滝野で見事に失敗している私にとっては、北海道ではできない栽培法なので、悔しい限りです。栽培農家が高齢化してどんどん生産量が減っているとのことですが、なんとかならないものでしょうかねぇ。

収穫方法
  (JA大分竹田事業部HPから、引用させていただきました。m(__)m)

メコノプシス

  • 2017.01.24 Tuesday
  • 05:57
さすが大寒、札幌でも−14℃の予報で、顔がチクチク痛い寒さでした。戻ってからアメダスを見ると−12℃となっているので、標高の高いこのあたりでちょうど−14℃くらいでしょうか。内陸部ではかなり冷え込んでいるようなので、今朝の通勤通学は大変そうです。

年末の夕刊の片隅に、メコノプシスの小さな記事がありました。植物写真家の吉田外司夫さんが、またメコノプシスの新種を3つも見つけたと。昔は約40種とか書かれていたのが、最近では80種になっているのに、また新発見が続けばすぐに100種を突破することでしょう。人跡未踏の地ばかりなので、当然といえば当然ですが。我が梅沢俊さんも毎年ヒマラヤに出かけて、かなりメコノプシスに取り付かれているけれど、吉田さんの活動ぶりはすごいです。(詳しくは青いケシ研究会のサイトをぜひ)
メコノプシス新種
 (朝日新聞の記事より  2016.12.24)

関東を中心に活動している研究会なので、当然栽培とかの話題にはならないでしょう。こちらは毎年メコノプシスと格闘しているので、もっと栽培に関する情報が欲しく、RHS(英国王立園芸協会)の機関誌「The Garden」の記事はとても参考になりました。これによって、少なくとも滝野公園では、メコノプシス・グランディスの栽培については、なんとか目途が立ってきています。森のガーデンでも、少しずつ株を増やしていく予定なので、メコノプシスを見るならここと、定着させていきたいと思っています。
滝野のメコノプシス

でも、開花株が全体の半分くらいしかなく、大株になりながら細かく株分かれして開花しないものが多いなど、まだまだ課題が山積しています。栽培法についていろいろ調べていたら、スコットランドにあるRHSのエジンバラ植物園を拠点に、「The Meconopsis Group」という団体があるのを見つけました。本来は交雑種など、由来が分からなくなりそうなものをきちんと整理することを目的にしていたようですが、さすが冷涼なスコットランドだけに、栽培情報も豊富だし、様々な原種に関する情報も満載でした。北海道では、花の大きなグランディス種だけでも十分見どころにはなりますが、うんと話題性を広げるためには、このよう多彩で珍しい種にも栽培を広げられれば面白いのですが。こういうものに興味を持って、じっくり取り組んでくれる人はいないものでしょうかねぇ〜
メコノプシス各種
 (「The Meconopsis Group」のサイトより)

薬用植物

  • 2016.11.24 Thursday
  • 05:29
メディカルハーブと来れば、東洋的な薬用植物についても取り上げなければなりません。西洋医学だけでなく、近年では漢方を併用する医者も増えてきていることから、生薬として流通している植物が、実際にはどんな姿をしているかをとりまとめたのがこの本です。たしか Book off で二束三文に売られているのを見つけ、「もうけた〜」と、にんまりして買ってきたことを思い出します。
薬用植物

医薬品として流通する生薬は、原則「日本薬局方(日局)」に記載されていることが求められ、それ以外のものでも「日本薬局方外生薬規格(局外生規)」に登録されていなければなりません。この本は少し古い(1995)ですが、当時の登録生薬が網羅されているので、こんなものが生薬なんだ!ということがよく分かります。ちなみに「方」というのは、古来中国で薬典という言葉を「方」と記載したことに由来するそうですが、現在の中国では「薬典」となっているようです。
ドクダミは別名十薬(じゅうやく)なので、これは当然ですが、コウホネは川骨(せんこつ)の名で、強壮、止血、浄血などの婦人薬として利用されているそうです。アイヌ語ではカパトと呼ばれ、主として貯蔵食糧とされていたようですが、薬にしたとは書かれておりませんねぇ。(カパトがたくさん生えていたところが、現在の樺戸郡です。)
コオホネ・ドクダミ

大学の薬学部には、必ず薬用植物園を設置しなければならないため、道内でも北大や薬科大学(現在は北海道科学大学薬学部)、医療大などにも薬用植物園が設けられています。危険なものもあるので普段は公開されておりませんが、見学会等も企画されているので、ぜひご利用下さい。薬効などについてもラベルに記載されているので、とても勉強になります。
サンショウ・ニガキ

サンショウは種子ではなく果皮が、ニガキでは樹皮を除いた木部が生薬になるのですね。
解説2

ビワは葉を使うし(枇杷葉)、モモは種子(桃仁)というのは分かるけれど、ノイバラの果実を営実(えいじつ)というのですねぇ。
ビワ・ノイバラ

ローズヒップは本来ドッグローズ(Rosa canina)の果実を指し、ビタミンCが豊富なことからお茶やサプリにされますが、漢方では緩下剤となっています。大丈夫かしらん…
解説1

ともあれ、この二冊をもとにすれば、東西の医療面で植物がどのように活用されてきたかが分かってきます。冬の期間の勉強にはぴったりなので、ちゃんと整理しておかなくては。

メディカルハーブ

  • 2016.11.23 Wednesday
  • 05:50
これ以上本は買わないと思いつつ、それでもぽつぽつと増えていきます。本屋には極力行かないようにしているものの、ネット経由でも情報が入ってくるので、つい衝動買いをしてしまうことも…

昔から入っている情報サイトに「復刊ドットコム」があります。廃版になってしまった本のリクエストを募り、ある程度票数があるものを発行元と交渉して再版されることもあるのです。以前は投票していたこともありますが、ここしばらくは情報メールを斜め読みする程度でしたが、久しぶりに衝動買いしてしまった本がありました。
復刊ドットコム

決してハーブ類に凝っている訳ではありませんが、30年くらい前からハーブの本はこつこつ集めていました。でも我が国のものは、どちらかというとアロマや料理に片寄り、本来のメディカルな面をカバーするものが少なく、どうしてもモーリス・メッセゲやリスリー・ブレンネスのものに頼ることが多かったのです。そんな中で、この本は成分の基本データを網羅しているとのことなので、さっそく注文してみました。
表紙

メディカルハーブと謳っているだけあって、あくまで医療面からの解説がメインになっています。その点からはメッセゲの本に近いかもしれません。
ローズマリー1

含有成分の解説もしっかりしているので、ここでは省略していますが、副作用や安全性についてもきちんと書かれています。
ローズマリー2

いかにもハーブ類という植物だけでなく、タンポポだって100種の中に含まれていて、ちゃんと解説されていました。ガイドネタにはぴったりです。
タンポポ1

メディカルハーブを使いこなすにはかなりの経験が必要となるので、素人がこの本を見て調合するのには不安があります。でも裏付けデータを確認できるので、ガイドの時などに役立つと思って購入しました。来年は滝野公園のくらしの花園がリニューアルされるため、本棚の肥やしにならないよう、しっかりと勉強していこうと思っています。
タンポポ2

町中の緑

  • 2016.11.09 Wednesday
  • 05:55
昨日は大島漁港の施工検討会。いよいよ完成が視野に入ってきたので、造成した工事ヤードの撤去と復元の検討が始まりました。着手したのが1990(H2)年ですから、私もまだ30代です。以来27年間もずっと関わってきたので、こういう委員会では私が「最長老」になってしまいます…(^^;)

終わってビルの外に出ると、雨も止んでいたので札駅まで歩いて行くことに。歩道はツルツルになっているので、注意しながら歩いて行くと、早々と冬囲いしている施設がありました。このビャクシンでも、今回のような湿雪に見舞われると枝が開いてしまうおそれがあります。寒さにはめっぽう強いので、むしろ囲いまでは必要ありませんが、せめて竹を立てて縛り上げておくと安心でしょう。
ビャクシン

コンビニの前を通り過ぎていて、あれっ!サンクスの看板はもうなくなくなってしまうんだ〜と思わずパチリ。松山にはサークルKがあるのですが、あれは撮さなかったなぁ…
サンクス

合同庁舎の裏に、ハッとするほどきれいなヤマモミジがありました。こういうのも、道内産ではなくて本州から持ち込まれたモミジなのでしょう。同じモミジでも、本州産や園芸種は落葉が遅くなる傾向があるので、雪折れ被害が起きやすくなりますが、この木は大丈夫だったようで。
ヤマモミジ

庁舎の西側を歩いていると、大きなプンゲンストウヒがやけにもっこりしていると思ったら、芯が止まって5本くらい梢が分かれて伸びていました。針葉樹では一番見たくない‘みったくない’樹形です。
プンゲンストウヒ

並んで立っている3本とも梢が分かれているのでよく見ると、途中でぶっつりと芯が止められていたのです。別に支障がある訳でもないのに、なんでこんなところで芯止めをやったのでしょうねぇ…ここは天下のY造園が管理しているのに。
芯止め

北口に数年前にできたビルの外構には、ギンカエデ(Acer saccharinum)が列植されています。この木は幹がすらっとして樹形がきれいなため、このような場所には最近よく植えられますが、私はあまり使いたくありません。
ギンカエデ

この木は、幹や枝が途中から又になって別れていくので、この部分が強風や湿雪の重みに弱いのです。枝の場合には、付け根で枝をしっかり支えるために、ブランチカラーという組織が発達してやや膨れています。ところがこのような又にはそんなものがなく、むしろ切れ目が中にまで入っているので、力がかかると裂けてしまうのです。
幹の又

2010年10月26日の湿雪害では、滝野公園でも惨憺たる被害を受けてしまいましたが、その時のギンカエデの折れ方が目に焼き付いているので、それ以来この木は使ったことがありません。今回の雪では折れていませんが、どうも信用がおけないのです。
湿雪害

秋の風情

  • 2016.10.14 Friday
  • 05:41
久しぶりにうどん屋に向かって自転車をこいでいて、おやっと目が留まりました。いつも見慣れている会社の前庭の中に、マメガキを見つけたのです。実が色付いてきたので目に止まったのですが、今まで何年も見逃していたようです…
マメガキ

近づいてよく見ると、指先ほどの小ささながら、形は立派な柿の実でした。マメガキといってもリュウキュウマメガキやロウヤガキなどたくさんの種類があるし、ここは中国関係の会社なので、そちらから入ってきたものかもしれません。
果実

先日みてきた中島公園のマメガキは、ちょっと面長の果実でした。よ〜く調べていけば、いろんな植物がまちなかには植えられているのですね。
中島マメガキ

今年は忙しくてなかなかうどん屋にも行けず、ようやく週一といったところ。相変わらず「かけ並」にイモ天と半熟卵天を頼んで中庭に出ようとしたら、カギがかかってました。こんな寒くなって外で食べる人なんていませんよ〜と、おばちゃんに言われてしまいましたが、こんなに気持ちいいのに、なんで外で食べないんでしょうね。ナツヅタだってまだ青々して、全く秋の気配がありませんからねぇ…
おかだ

でも花瓶に飾られているホトトギスは、この庭のしんがりの花。もう少し早く咲けば、滝野公園とか植えてみたい花ですが、この時期では誰も見ていない中での開花になりそうです。
ホトトギス

一番奥に埋まっているのがコムラサキ(Callicarpa dichotoma)。ここは中庭なので枝が傷みませんが、数年前にはあちこちのコムラサキが寒さで枝枯れしてしまいました。ちょっと寒がるようです。これもようやく半分くらい色付いてきました。
コムラサキ

帰り道、ある店の前に麻ひもでスクリーンが作られ、いろんなつるものが植えられている中に、アサリナ(Asarina barclaiana)のやさしい花がぱらぱらと咲いていました。東向きなので、日差しがあればまだまだ咲いてくれそうです。
アサリナ

北側にはヒルガオとヘンリーヅタが。小さなプランターに植えられているのに、毎年元気にツルを伸ばしています。ほんのりと赤味が差してきて、ようやく秋らしいなぁと思うものに出会いました。
ヘンリーヅタ

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