ハルニレ苗木の状況

  • 2017.08.05 Saturday
  • 05:52
手稲区まで行ったついでに、ハルニレの苗の様子を見てきました。先日の大通高校でもニレチュウレンジによって丸坊主になりかけ、我が家の鉢植えにしている苗木にも発生したので、心配になったのです。我が家のは発見が早く、一枝だけで済みましたが、この時期は油断できません。
借りている畑に着くと、草一本生えていないみごとな管理状態。メンバーのMさんご夫婦が、毎度草取りをやってくれているのです。本当にありがとうございます。m(__)m
圃場全体

春の定植時から50cmほど成長し、大きなものでは背丈近くまで育ってきました。土用芽がもうひと伸びすれば、2m越えが出てくるかもしれません。
樹高測定

ぱっと見では被害がなさそうでしたが、一本一本じっくり見ていくと、やはり発生していました。まだほんの初期段階なので、短い枝2本で済みましたが、まだしばらくは要注意ですねぇ〜
ニレチュウレンジ

春に支柱にしばったひもが食い込み始めているものがあり、結束し直しながら、少しムダ枝を払っておきました。来年にはいろんなところに「嫁入り」させなければならないので、気を抜かないで管理していかなければならないようです。
整枝

先週朝日新聞の『北の文化』に投稿したものを(こっそり)公開しておきます。松浦や島が見上げたであろう由緒あるハルニレなので、来年にはあちこちに植えていきたいと考えています。いい場所があれば是非教えて下さい。よろしくお願いいたします〜

北の文化1
 (朝日新聞朝刊 2017年7月29日掲載『北の文化』より)

ハルニレの手入れ

  • 2017.07.27 Thursday
  • 05:55
月曜の夕方、例の伐採現場を見に行ったついでに、大通高校のハルニレの様子を見てきました。そうしたら、ほとんど葉っぱがなくなっており、よく見るとにっくき「ニレチュウレンジ」がもりもりと葉を食べていたのです。このままではもうすぐ丸坊主になってしまうので、とりあえず事務所にあった殺虫剤で退治すると共に、担当の先生にすぐメールしました。
ニレチュウレンジ

ちょうど剪定をやっておきたいと思っていたところだったので、27日から夏休みに入る前にやってしまうことに。(プロジェクトのみなさんには連絡できずにすみません…m(__)m)
担当の生徒が2名、メディア部の生徒が2名、先生が2名と、ちょうど通りかかった校長先生も参加しての作業に。この木は、地上30cmのところで三方に枝分かれしているので、このままで雪折れして又が裂ける心配があります。そこで三本のうち一本を残して、あとは切り落とすことにしたのです。
剪定前

せっかく伸びている枝を切るというのは、普通なかなかできないことなので、その理由をしっかり説明しました。早速一本ずつ切り落としてもらうことに。やはりちょっとびびりながらでしたが・・・
一の枝

もう一人の方は、ちゅうちょ無くバッサリと枝を落とし、ついでに幹から吹いている小枝もきれいに音してもらいました。
2の枝

鋼管支柱を真ん中に立て、麻ひもで誘引するとまっすぐできれいな樹形になったので、みなさんも納得されたようです。ちょうど土用なので、これから土用芽が伸びてくると、現在約130cmの樹高が、もう30cmくらい伸びてくれるでしょう。
剪定後

実はちょっと早く着いたので、作業の前に屋上でやっているミツバチプロジェクトを見せてもらいました。するとたくさんの巣箱が置かれ、数百匹のミツバチがブンブン飛び交っているのにびっくり。隣が植物園なので、そこから蜜を集めて来るようです。でもスズメバチがひっきりなしに襲撃してくるので、いつも戦闘状態とのこと。面白いものを見せていただきました。
ミツバチプロジェクト

職員室の前にはプロジェクトのパネルがあり、採蜜量も掲示されています。なんと一回に60kg以上の蜜が取れているのは驚きです。今年はシナノキをはじめ、多くの木の花が異常なほど咲いたのが影響したのかもしれません。こういう課外授業があると楽しいでしょうね〜
採蜜

ハルニレの樹齢

  • 2017.07.24 Monday
  • 05:59
先日十勝ヒルズに行った時、いつもは国道から稲田のセコマの信号を左折してヒルズに向かうのに、たまたま真鍋庭園の前を横切る近道を通ったのです。するとその突き当たりに、「ハルニレ公園」というのがあり、大きなハルニレがあることに気付きました。今までもその横を通っていたのですが、真横なので全然気付きませんでした。

帰り道に寄ってみると、なかなか素晴らしい樹形をした、ハルニレの巨木が一本立っていました。歩測ですが、短径が20m以上、長径は30m以上もあり、巨大な樹冠を持っているのです。ちなみに幹周(地上1.2mで計測)は425cmでした。
ハルニレ

足元にある小さな標識には、帯広市の保存樹木第1号であり、樹齢推定200年とあります。思わずえっ!となりましたが、戻ってから詳しく調べてみることに。
標識

それにしてもこのハルニレ。下枝まで全く手が入っておらず、よくもまぁこんなに水平に枝を伸ばせたものだと感心するほど。数年前に息子の結婚式でハワイに行ったおりに、例の「モンキーポッド(日立の木)」を見てきましたが、まさにあの木と同じ雰囲気を持っているのです。
枝振り

帯広市のHPを見ても、この木がどうやって保存されてきたのか何も記載がなく、他の情報見ても何も分かりませんでした。多分隣が浄水場なので、その隣接地ということで手がつけられなかったのでしょうか?
市のHP

大通西1丁目にあるわが「ハルニレ」は、樹木医によって樹齢約300年とされており、樹高が22m、樹冠は21m×23m、幹周は396cmとなっています。なので、幹周が400cmを越えているのに、樹齢が200年というのはちょっと少なさ過ぎでは?と思ったのです。
わがハルニレ

北大構内の農学部から理学部にかけて広がる「エルムの森」では、ここ数年立ち枯れを引き起こす病気によって、何本ものハルニレが枯れて伐採されています。その切り株を見てみると、根元直径がちょうど1mなので幹周は300cm程度。このような新しい切り株では、デジカメで撮影してパソコン上で拡大し、一つずつ年輪を数えていくとほぼ正確な樹齢が分かります。この木では185本ありました。
北大切り株

それほどストレスを感じないような場所で育っていれば、このようなデータを蓄積していけば、ハルニレの大径木の樹齢は幹周から推定出来るようになるでしょう。それにしても変な病気が広まって、ハルニレの悲しい切り株がどんどん増えるのは困りものですが。

ハルニレの苗木

  • 2017.06.19 Monday
  • 05:53
土曜日午後は、札幌ハルニレプロジェクトの年次総会。参加人数は少なかったけれど、充実した打合せになりました。もともと国際芸術祭2014がきっかけになって始まった活動ですが、今回の芸術祭は完全にスルー。共鳴するテーマが見つからないのです。それよりも、今までの活動の延長として、タネを播いて作ってきた「血統書付き」のハルニレの苗木を、どこかに植えなくちゃなりません。メンバーのMさんが、金曜に苗木の様子を見てきてくれました。
苗木

1m前後の大苗が40本あるので、今年中に1.5〜2.0mくらいになりそうです。あんまり大きくなってしまうと、今度はお守りも大変だし、どこかに植えようと思っても運べなくなるので、来年くらいまでに片付けたいのです。

そこで、来年が開道150年に当たることから、その記念にこのハルニレを売り込もうと考えています。150年前の札幌の中心部の様子は、島義勇の部下であった高見澤権之丞が詳細な絵図を残してくれました。直線的な大友堀と蛇行している胆振川との関係から、ハルニレはこの位置(緑の丸)にあったものと考えられます。にじんだ文字には水車とあります。
高見沢図
 (「高見澤権之丞の旧札幌図」明治3年 日本の古地図15『札幌』、講談社、1977より)

もう一枚、方位が逆になりますが、施設配置を描いた見取り図があり、御本陣の脇に水車がありました。したがって、このハルニレの下に水車が置かれていたことが分かります。『札幌區史』(M43)をめくると、「先ず今の創成河畔豊平館の裏手に当たる北一条西1丁目の地を相し、元村大友亀太郎の役宅を移し、一官邸の建築に着手せり。」とあるので、これが御本陣であることが分かります。引き続き「今の豊平館敷地内に当たる所に、使掌長屋五戸続二棟の建築に着手し、続いて同所に米蔵及諸品庫の二棟を築き、(以下略)」とあるので、まさにこのハルニレは本陣の目印としてここに屹立し、島やその部下達が雪の中で拠点造りに励んでいた姿を見守っていたわけです。
見取り図
 (「高見澤権之丞見取図」 明治3年 日本の古地図15『札幌』、講談社、1977より)

後にここに豊平館が建てられた時、御雇い外国人のルイス・ベーマーがその前庭を造成しました。その際には、この胆振川をせき止めてここにゆったりした池を造り、その水を創成川に直結したものです。ここの昔の写真をネットで探していて、なんとカラーの絵葉書があったので慌てて注文して手に入れたのがこの画像。同じ画角のモノクロのものには大正時代とあったりして、そんな昔にはカラー写真はないだろうし、着色にしては精巧すぎるし、これがいつ撮されたものかは不明です。ともあれ、大きく枝を伸ばすハルニレと、なだらかに池に傾斜する芝生の様子がよく分かる、大変貴重なものとなっています。
豊平館

そんな由緒正しきハルニレからタネを取り、みんなの力で苗木を育てたものですから、立派な血統書を作ってこの苗木を売り込みたいと考えているのです。ご家庭の記念樹にするにはあまりにも場所をとるので、公共的な空間やビルなどの新築に合わせて植えてもらえば、札幌らしい記念樹になると思うのですけれど。

サイエンスフォーラム

  • 2017.05.28 Sunday
  • 05:47
昨日は多くの小学校で運動会が予定されていたのに、朝からかなりの雨となり、中止になってしまいました。今日は今のところ降ってはおりませんが、グラウンドコンディションは最悪になりそう。運動会なんて遠い昔のことのように思っていたけれど、あと6年もすれば孫達が入学するので、またドタバタが始まるのでしょうか…(^^;)

昨日午後から中央図書館で、サイエンスフォーラムがありました。午前中は圃場整備と学生実習があったのですが、この雨なので延期してもらいました。おかげで数時間余裕ができたので、ぎりぎりまでパワポに手を入れることができ、なんとか恥ずかしくならない程度に仕上げることができました。こんな綱渡りはもうご勘弁…な状態が続きます。会場の講義室から電車通を見下ろすと、建物の外壁にフジが満開になっておりました。自分ちからは見えないでしょうが、洒落たランドマークになっています。
図書館前

テーマは「樹齢300年のハルニレが見てきた札幌の町」なので、もちろんハルニレプロジェクトの説明はしなければなりません。本当はできたばかりの冊子を、カンパをいただいた方に差し上げようと思っていたのですが、館内ではお金のやりとりは厳禁なので断念。なにか方法を考えなければなりません。
ハルニレ

駐車場が工事のため閉鎖中で、聴講者は悪天候の中、市電やバスを乗り継いでで見えられたようです。70名もの方に来ていただき、本当に感謝です。途中で時間が足りないことに気付き、途中かなりはしょりながら最後までなんとかたどり着いて、ほぼ2時間しゃべってしまいました。
会場内

最後には、2013年の芸術祭プレワークショップのとりまとめに参加者が提示した、『大地の恵みと都市の営みは一体』という言葉での締めくくり。先週の学会賞の受賞講演でもお話ししたのですが、私のバックボーンには、このようなたくさんの方の思いが詰まっていることを、改めて強く感じます。
テーマ

終了後事務室で、フォーラムを主催するサイエンス・コンソーシアム札幌の方達と少し懇談。このような機会を与えていただき、心より感謝いたします。ふと窓の外を見ると、先程来しゃべっていた藻岩‘原始林’が目の前に。明日はちゃんと晴れてくれるんだろうなぁ…と思ってしまう雲の低さでした。
藻岩山

ハルニレ苗の定植

  • 2017.04.17 Monday
  • 05:42
札幌ハルニレプロジェクトの活動は、2014年4月から始動したので、ちょうど3年経ちました。スタートと共に採種されたタネは、さっそくメンバーによって播種され、その秋には30cm前後に育っています。その苗を北大構内某所に仮植えして2年育成したものを、昨年初冬に掘り上げて仮植えしました。雪がすっかり融けたので、その苗を定植しようとメンバーが集まって作業を行いました。寝かせた状態で冬を越したので、全く傷みはありません。
越冬苗

苗を掘り上げて樹高の計測を。一年前からさらに30〜50cmも伸びており、最高は131cm、100cm越えが5本もありました。成長の早いのにびっくりです。
計測

1m前後の大苗が40本あるので、みなさんにやっていただかなければなりません。そこで植える際の注意点を説明しました。深植えにならないこと、根を狭い穴に押し込まないこと、埋め戻す土を押さえたり踏みつけたりしないこと。いろいろあるのです。
定植

木を植えるのは初めての方ばかりなのですが、それなりにちゃんと植えられていきました。どの苗もしっかり根が伸びて根鉢ができているため、多少手荒なことをしても問題ありません。
作業

ここは水がすぐに手に入るので、しっかりと水極め(みずぎめ)をすることができます。軽く苗木を揺すりながら、竹で根鉢の回りをつついていくと、ぶくぶくアワが出て土が沈んでいき、土がしっかりと根と密着します。このなればもう完璧なので、今後灌水する必要はありません。
水極め

支柱は、一番安く手に入る女竹にしました。ここは石が全くないので、挿すのがとても楽で助かりました。細目のシュロ縄で結束して出来上がり。
支柱立て

最後には不要枝の剪定を行いました。苗木は、早く大きくなって積雪ラインを超してくれないと、雪折れで致命傷を受けてしまいます。このため上長(じょうちょう)生長を促すために、芯になる枝とサブの予備枝を残し、あとはすべて落としてしまいます。似たような枝が二股になっていると悩みますが、思い切って片方を落としてやらなければなりません。傷口も小さいのですぐに塞がり、大きくなって切ることのないよう思い切りが大切です。
整枝

予定どおり一時間半で作業が完了しました。大苗が40本、20〜30cmの小苗が約30本あるので、今後はこれらの行き先探しを考えていかなければなりません。記念植樹にほしい方は是非連絡下さい。松浦武四郎や島義勇もこの木を眺めている、由緒ある木から育てられた、血統書付きの苗木ですからね〜
完了

メアリーさんのハルニレ

  • 2017.02.01 Wednesday
  • 05:50
昨日は朝から大島の委員会。早朝は降っていなかったのに、7時ころからわらわらと降り始め、北12条駅から会場までは前を向けないほどの吹雪でした。ようやく完成に近づいてきたこともあり、結構議論が白熱。ようやく昼過ぎに終わると、外は晴れてまぶしいくらいでした。短時間に10cm以上積もったようです。正門めがけて歩いて行くと、雪の重みで生垣があちこちでつぶされて気の毒なくらいでした。
北大前

なんか着いているなぁとよく見ると、イボタノキに真っ黒い実が鈴成りに成っていました。やっぱり黒い実は、野鳥には見向きもされないのでしょうか?この時期にこんなに着いているということはよほどまずいのかも。まずいとされるナナカマドでさえ、最近ほとんど食べられてしまったというのに。
イボタノキ

正門前に来ると、たくさんの観光客が記念写真を撮しており、中国からの観光客のようでした。やはり春節なのですね。正門左の建物は、「エルムの森」という名前のインフォメーションセンターで、北大グッズや軽食も食べられる便利な場所です。ここで待ち合わせがあったのですが、着いた途端にメールが来て、ドタキャンになってしまいました…(^^;)
正門前

せっかくここまで来たので、天気もよくなったことだし、前にあるメアリーさんのハルニレの写真を撮していくことに。新渡戸稲造夫人のメアリーさんは、日本名を万里子。アメリカで講演をしていた若き稲造を見初めて、告白をしたのだそうです。札幌農学校の教授や遠友夜学校の経営など多忙がたたって体を壊し、温暖なカリフォルニアに転地療養するために札幌を離れるときに、24本のハルニレを農学校に寄贈しました。同期の宮部金吾が配植したのが1905(M38)年のことで、そのうちの5本が正門前に残っているのです。それにしても百年経つと大木になるものですねぇ。
マリーさんのハルニレ

本部側に2本、「エルムの森」側に3本あるのがそれですが、残りの19本はどこにあるのでしょうね?正門から両側に並木として植えたという話もあるけれど、今はその痕跡もありません。「エルムの森」を建てるとき、たまたまよく知っている建築事務所だったこともあり、この木を傷めないようにするにはどうすればよいのかアドバイスを求められました。一部の根をカットするのはかまわないけれど、傷口をきれいに切り戻すことと、埋め戻す土はいいものを使ってほしいとお願いしました。今の樹勢であれば、問題なかったようです。
5本

事務所に戻ろうと札駅地下に入ると、さすがにお腹がぐうぐう鳴ってきたので、杵屋に行きました。杵屋のうどんは丸亀のようにこしが強くなく、私的にはちょうどよい固さなので、出張先でもよく食べてます。
杵屋

いろいろ目移りしましたが、あったかそうなのと彩りがよかったので、桜海老のとじうどんにしました。ここのうどんつゆは、さすが丸亀とは違っており、とても出汁がきいていて本当に旨い。指先までほっこり温まりました。
桜エビ卵とじうどん

ハルニレ苗の引っ越し

  • 2016.11.06 Sunday
  • 05:58
昨日夜の帰り道は、ワイパーが効かないくらいの土砂降りだったのに、今朝は一面真っ白で、かなりの吹雪模様。アメダスでは積雪1cmになっているけど、この辺りは10cm近く積もっているでしょう。層雲峡は46cmも積もったというので、森のガーデンも同じくらいかな… 外仕事は無事に終わったのかしらん…(^^;)

昨日の朝起きた時には道路は乾いていましたが、明け方からびちゃびちゃとみぞれになり、たちまち真っ白になってしまいました。午前中予定していた学生実習の最終回は、やむなく来週に順延してもらうことに。今年は天気が悪いし寒さが続くので、いろいろ予定が狂ってしまいます。
午後からは、圃場の一角に仮植えしているハルニレの苗を、ようやく引っ越すことになり、こちらは予定どおりやることに。昼前に13条門から入っていくと、イチョウの黄葉もピークを過ぎて、湿雪の重みでかなり落ちていました。
イチョウ並木

まずは腹ごしらえから。前回は激辛の台湾ラーメンで懲りたので、あっさりスープのチキンラーメンにしました。普段滅多にラーメンは食べないのですが、これだけ寒くなると芯から温めておかなければ。本当にあっさりした醤油味で、日清のものとは全然違ってました。
チキンラーメン

圃場に入ると、実習を延期して正解。べちゃべちゃ雪で真っ白になっていました。バラもいよいよ終わりですねぇ。
バラ

みんなが来る前に、ハルニレの苗の根がどのくらいになっているのか、試し掘りしてみることに。ここに植えて二年ですが、やはり結構太い根があちこちに走っていました。でも掘りやすい場所にあるので、しっかり断根していけば、根鉢は付いてくれるので一安心。
ハルニレの苗

こんな悪天候でも、5名のメンバーが参加してくれました。こういう仕事に慣れている二人に苗木を掘り上げてもらい、私が根鉢を整形して、どんどん段ボール箱に詰めてもらいました。
掘り上げ

今度の苗畑は、花苗生産をしている方の圃場の一角をお借りすることに。50本ほどの苗木を6箱の段ボールに入れて、手分けして運んできました。
運ばれた苗

今年はすぐに雪が降るので、寝かせて冬を越し、来春に定植することに。それでもちゃんとこの場所を起こしておいていただいので、溝掘りも楽にできて感激です。
仮植え

みなさんの協力で、無事に引っ越しと仮植えが完了。こんな悪天候にもかかわらず、参加いただいた方達と、畑を準備していただいた方にも感謝です。本当にありがとうございました。
完成

ハルニレの診断開始

  • 2016.09.11 Sunday
  • 05:55
昨日は6時過ぎにハルニレのところへ。札幌市がハルニレ調査の予算を付けてくれ、空洞や枯損箇所の調査を夜明けと共に行うというので、見学に行ってきました。モルタルで塞がれていた穴は先日すべてきれいにされ、高所作業車を入れてその中を樹木医が確認していくのです。調査は樹木医会北海道支部に委託しているので、支部長以下旧知の面々が揃っていました。
ハルニレ

確かに空洞の内部にはキノコの菌糸が伸びていましたが、致命的なものはなかったとのこと。腐朽の進行もほとんどなく、この歳にしては健全な方だということが分かりました。やれやれ。
空洞

梢の方にあった枯れ枝を切除してましたが、年輪は80本以上もあり、樹齢300年となっているけれど、もっとあるかもしれないなぁと。本当は幹からサンプルを取ればもう少し詳しく分かるのですが、小さな傷とはいえ、あまり傷つけたくありませんからね。根系の調査は初冬になってからということなので、そちらの方が楽しみです。
切り口

午前中は北大の圃場整備。車を置いて圃場に向かうと、ズミの実が赤く色付き始めていました。この木はわりと実の大きな個体で、艶々の実が本当にきれいです。
ズミ

作業の確認をしようと一回りしていると、ミヤギノハギが咲き始めていました。ミヤギノハギもどきの「ケハギ」とは違い、黒軸の茎が繊細で、全然雰囲気が違います。やっぱり本物の美しさには、しばし見とれてしまいました。
ミヤギノハギ

ここ2回は途中で抜けていたので、朝から気合いを入れて作業しました。芝刈りに草刈り、花壇の除草など、5名の参加者であれこれ分担しながら作業を進め、あまり手を付けていなかったところの除草もしっかり行いました。なんでこんなにオオハンゴンソウが生えてくるのかと思ったら、隣接する圃場に草刈りをしていないところがあり、そこに背丈を超える草やぶができて、キクイモ、オオハンゴンソウ、ゴボウ、オオアワダチソウなどがびっしりと。
雑草の山

仕方なく草刈機を持ってきて、木のように固くなっている茎を慎重に刈り進め、20分ほどで草やぶを成敗してしまいました。隣に生えているのがジャイアントミスカンサスで、草高2.5mくらいになっています。これはススキと異なり、株を作らずに地下茎を回りに伸ばし、猛烈に広がっていく性質があります。ススキとはいえ、根曲竹くらいの太さと固さなので、だんだんこちらのエリアに迫ってきて困ってます…
草刈り

久しぶりに3時間びっしり作業して、かなりヘトヘトになってしまいました。きれいになった圃場の写真を撮して帰ろうとしたら、さぁっと細かい雨が。ドンピシャのタイミング、みなさんもお疲れさまでした。
芝生

子どもボランティア体験隊

  • 2016.08.06 Saturday
  • 05:58
以前お伝えした、札幌市市民活動サポートセンター主催のイベントである「子どもボランティア体験隊」が昨日ありました。前日までのうっとうしい蒸し暑さが消え去り、さらっとした涼しさが戻って来てほっ。あれこれ準備して、会場のエルプラザに朝いちで乗り込みました。

参加者は小4から中2までの4名なので、小さな円卓を囲んで座り、まず私からハルニレプロジェクトを始めたきっかけや、どんなことを目指しているかを説明しました。。
説明

次いで、二年前にプロジェクトを始めた時に知り合った、静修高校放送部製作のビデオを見ていただき、これを作るきっかけになった絵本である『にれの町』の読み聞かせをSさんにやっていただきました。とても分かりやすい話し方で、みんな真剣に聞き入ってくれました。
読み聞かせ

次に、夏休みの課題にもなるようにハルニレの葉っぱで押し葉作りをやってもらうことに。市の許可を取って少し枝を取らせてもらい、葉っぱに自由に色を塗って葉書に押し葉をしてもらうものです。二年前の「キッズワークショップ」でもやりましたが、今年の葉っぱがずいぶんと小さなのにびっくりでした。なにか気候のせいなんでしょうか。
葉書作り

初めのうちは絵の具の水加減が難しかったようですが、だんだん慣れてくるとしっかりした絵葉書が出来上がってきます。それにしてもこの色使いの素晴らしさ。こういうところに個性が発揮されるのですねぇ。
押し葉葉書

それが終わると外に出て、すぐ近くの北大構内に入りました。ここは「エルムの学園」と言われるほどハルニレだらけ。特に農学部周辺には、この風致を守るためにハルニレ以外の樹木を植えてはならないという不文律があることを教えました。この雰囲気を味わってほしかったのです。
北大構内

農学部を通り抜け、「秘密の花園」へ。私の秘密基地の中に潜入して、ここに仮植えしているハルニレの子供たちの手入れをやってもらうことにしたのです。
秘密の花園

先週回りの草を抜き取り、とりあえず近くまで寄れるようにしておいて正解。それでもなかなか大変で、プロジェクトメンバーの手助けを借りて、苗木と同じ高さに育っている雑草をきれいに抜き取っていきました。今年もすくすくと育っているので、秋には本格的な苗畑に植えてやらなければなりません。
苗木の手入れ

エルプラザへの帰り道、構内で一番大きなハルニレのところに。やはり身近にこんな巨木とふれあうと、いろいろ感じるところがあったようで、終わりのコメントでもみんなこの木の話が出ていました。
ハルニレの大木

子供たちと共に、私たちにとっても、今一度プロジェクトを振り返るいいきっかけになりました。300年とも400年とも言われている巨木が息づいている町札幌。そんなハルニレとともに、北国らしいゆったりとした時間が流れる町になっていけるよう、活動を続けていきたいと思っています。

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