ハルニレ苗の定植

  • 2017.04.17 Monday
  • 05:42
札幌ハルニレプロジェクトの活動は、2014年4月から始動したので、ちょうど3年経ちました。スタートと共に採種されたタネは、さっそくメンバーによって播種され、その秋には30cm前後に育っています。その苗を北大構内某所に仮植えして2年育成したものを、昨年初冬に掘り上げて仮植えしました。雪がすっかり融けたので、その苗を定植しようとメンバーが集まって作業を行いました。寝かせた状態で冬を越したので、全く傷みはありません。
越冬苗

苗を掘り上げて樹高の計測を。一年前からさらに30〜50cmも伸びており、最高は131cm、100cm越えが5本もありました。成長の早いのにびっくりです。
計測

1m前後の大苗が40本あるので、みなさんにやっていただかなければなりません。そこで植える際の注意点を説明しました。深植えにならないこと、根を狭い穴に押し込まないこと、埋め戻す土を押さえたり踏みつけたりしないこと。いろいろあるのです。
定植

木を植えるのは初めての方ばかりなのですが、それなりにちゃんと植えられていきました。どの苗もしっかり根が伸びて根鉢ができているため、多少手荒なことをしても問題ありません。
作業

ここは水がすぐに手に入るので、しっかりと水極め(みずぎめ)をすることができます。軽く苗木を揺すりながら、竹で根鉢の回りをつついていくと、ぶくぶくアワが出て土が沈んでいき、土がしっかりと根と密着します。このなればもう完璧なので、今後灌水する必要はありません。
水極め

支柱は、一番安く手に入る女竹にしました。ここは石が全くないので、挿すのがとても楽で助かりました。細目のシュロ縄で結束して出来上がり。
支柱立て

最後には不要枝の剪定を行いました。苗木は、早く大きくなって積雪ラインを超してくれないと、雪折れで致命傷を受けてしまいます。このため上長(じょうちょう)生長を促すために、芯になる枝とサブの予備枝を残し、あとはすべて落としてしまいます。似たような枝が二股になっていると悩みますが、思い切って片方を落としてやらなければなりません。傷口も小さいのですぐに塞がり、大きくなって切ることのないよう思い切りが大切です。
整枝

予定どおり一時間半で作業が完了しました。大苗が40本、20〜30cmの小苗が約30本あるので、今後はこれらの行き先探しを考えていかなければなりません。記念植樹にほしい方は是非連絡下さい。松浦武四郎や島義勇もこの木を眺めている、由緒ある木から育てられた、血統書付きの苗木ですからね〜
完了

メアリーさんのハルニレ

  • 2017.02.01 Wednesday
  • 05:50
昨日は朝から大島の委員会。早朝は降っていなかったのに、7時ころからわらわらと降り始め、北12条駅から会場までは前を向けないほどの吹雪でした。ようやく完成に近づいてきたこともあり、結構議論が白熱。ようやく昼過ぎに終わると、外は晴れてまぶしいくらいでした。短時間に10cm以上積もったようです。正門めがけて歩いて行くと、雪の重みで生垣があちこちでつぶされて気の毒なくらいでした。
北大前

なんか着いているなぁとよく見ると、イボタノキに真っ黒い実が鈴成りに成っていました。やっぱり黒い実は、野鳥には見向きもされないのでしょうか?この時期にこんなに着いているということはよほどまずいのかも。まずいとされるナナカマドでさえ、最近ほとんど食べられてしまったというのに。
イボタノキ

正門前に来ると、たくさんの観光客が記念写真を撮しており、中国からの観光客のようでした。やはり春節なのですね。正門左の建物は、「エルムの森」という名前のインフォメーションセンターで、北大グッズや軽食も食べられる便利な場所です。ここで待ち合わせがあったのですが、着いた途端にメールが来て、ドタキャンになってしまいました…(^^;)
正門前

せっかくここまで来たので、天気もよくなったことだし、前にあるメアリーさんのハルニレの写真を撮していくことに。新渡戸稲造夫人のメアリーさんは、日本名を万里子。アメリカで講演をしていた若き稲造を見初めて、告白をしたのだそうです。札幌農学校の教授や遠友夜学校の経営など多忙がたたって体を壊し、温暖なカリフォルニアに転地療養するために札幌を離れるときに、24本のハルニレを農学校に寄贈しました。同期の宮部金吾が配植したのが1905(M38)年のことで、そのうちの5本が正門前に残っているのです。それにしても百年経つと大木になるものですねぇ。
マリーさんのハルニレ

本部側に2本、「エルムの森」側に3本あるのがそれですが、残りの19本はどこにあるのでしょうね?正門から両側に並木として植えたという話もあるけれど、今はその痕跡もありません。「エルムの森」を建てるとき、たまたまよく知っている建築事務所だったこともあり、この木を傷めないようにするにはどうすればよいのかアドバイスを求められました。一部の根をカットするのはかまわないけれど、傷口をきれいに切り戻すことと、埋め戻す土はいいものを使ってほしいとお願いしました。今の樹勢であれば、問題なかったようです。
5本

事務所に戻ろうと札駅地下に入ると、さすがにお腹がぐうぐう鳴ってきたので、杵屋に行きました。杵屋のうどんは丸亀のようにこしが強くなく、私的にはちょうどよい固さなので、出張先でもよく食べてます。
杵屋

いろいろ目移りしましたが、あったかそうなのと彩りがよかったので、桜海老のとじうどんにしました。ここのうどんつゆは、さすが丸亀とは違っており、とても出汁がきいていて本当に旨い。指先までほっこり温まりました。
桜エビ卵とじうどん

ハルニレ苗の引っ越し

  • 2016.11.06 Sunday
  • 05:58
昨日夜の帰り道は、ワイパーが効かないくらいの土砂降りだったのに、今朝は一面真っ白で、かなりの吹雪模様。アメダスでは積雪1cmになっているけど、この辺りは10cm近く積もっているでしょう。層雲峡は46cmも積もったというので、森のガーデンも同じくらいかな… 外仕事は無事に終わったのかしらん…(^^;)

昨日の朝起きた時には道路は乾いていましたが、明け方からびちゃびちゃとみぞれになり、たちまち真っ白になってしまいました。午前中予定していた学生実習の最終回は、やむなく来週に順延してもらうことに。今年は天気が悪いし寒さが続くので、いろいろ予定が狂ってしまいます。
午後からは、圃場の一角に仮植えしているハルニレの苗を、ようやく引っ越すことになり、こちらは予定どおりやることに。昼前に13条門から入っていくと、イチョウの黄葉もピークを過ぎて、湿雪の重みでかなり落ちていました。
イチョウ並木

まずは腹ごしらえから。前回は激辛の台湾ラーメンで懲りたので、あっさりスープのチキンラーメンにしました。普段滅多にラーメンは食べないのですが、これだけ寒くなると芯から温めておかなければ。本当にあっさりした醤油味で、日清のものとは全然違ってました。
チキンラーメン

圃場に入ると、実習を延期して正解。べちゃべちゃ雪で真っ白になっていました。バラもいよいよ終わりですねぇ。
バラ

みんなが来る前に、ハルニレの苗の根がどのくらいになっているのか、試し掘りしてみることに。ここに植えて二年ですが、やはり結構太い根があちこちに走っていました。でも掘りやすい場所にあるので、しっかり断根していけば、根鉢は付いてくれるので一安心。
ハルニレの苗

こんな悪天候でも、5名のメンバーが参加してくれました。こういう仕事に慣れている二人に苗木を掘り上げてもらい、私が根鉢を整形して、どんどん段ボール箱に詰めてもらいました。
掘り上げ

今度の苗畑は、花苗生産をしている方の圃場の一角をお借りすることに。50本ほどの苗木を6箱の段ボールに入れて、手分けして運んできました。
運ばれた苗

今年はすぐに雪が降るので、寝かせて冬を越し、来春に定植することに。それでもちゃんとこの場所を起こしておいていただいので、溝掘りも楽にできて感激です。
仮植え

みなさんの協力で、無事に引っ越しと仮植えが完了。こんな悪天候にもかかわらず、参加いただいた方達と、畑を準備していただいた方にも感謝です。本当にありがとうございました。
完成

ハルニレの診断開始

  • 2016.09.11 Sunday
  • 05:55
昨日は6時過ぎにハルニレのところへ。札幌市がハルニレ調査の予算を付けてくれ、空洞や枯損箇所の調査を夜明けと共に行うというので、見学に行ってきました。モルタルで塞がれていた穴は先日すべてきれいにされ、高所作業車を入れてその中を樹木医が確認していくのです。調査は樹木医会北海道支部に委託しているので、支部長以下旧知の面々が揃っていました。
ハルニレ

確かに空洞の内部にはキノコの菌糸が伸びていましたが、致命的なものはなかったとのこと。腐朽の進行もほとんどなく、この歳にしては健全な方だということが分かりました。やれやれ。
空洞

梢の方にあった枯れ枝を切除してましたが、年輪は80本以上もあり、樹齢300年となっているけれど、もっとあるかもしれないなぁと。本当は幹からサンプルを取ればもう少し詳しく分かるのですが、小さな傷とはいえ、あまり傷つけたくありませんからね。根系の調査は初冬になってからということなので、そちらの方が楽しみです。
切り口

午前中は北大の圃場整備。車を置いて圃場に向かうと、ズミの実が赤く色付き始めていました。この木はわりと実の大きな個体で、艶々の実が本当にきれいです。
ズミ

作業の確認をしようと一回りしていると、ミヤギノハギが咲き始めていました。ミヤギノハギもどきの「ケハギ」とは違い、黒軸の茎が繊細で、全然雰囲気が違います。やっぱり本物の美しさには、しばし見とれてしまいました。
ミヤギノハギ

ここ2回は途中で抜けていたので、朝から気合いを入れて作業しました。芝刈りに草刈り、花壇の除草など、5名の参加者であれこれ分担しながら作業を進め、あまり手を付けていなかったところの除草もしっかり行いました。なんでこんなにオオハンゴンソウが生えてくるのかと思ったら、隣接する圃場に草刈りをしていないところがあり、そこに背丈を超える草やぶができて、キクイモ、オオハンゴンソウ、ゴボウ、オオアワダチソウなどがびっしりと。
雑草の山

仕方なく草刈機を持ってきて、木のように固くなっている茎を慎重に刈り進め、20分ほどで草やぶを成敗してしまいました。隣に生えているのがジャイアントミスカンサスで、草高2.5mくらいになっています。これはススキと異なり、株を作らずに地下茎を回りに伸ばし、猛烈に広がっていく性質があります。ススキとはいえ、根曲竹くらいの太さと固さなので、だんだんこちらのエリアに迫ってきて困ってます…
草刈り

久しぶりに3時間びっしり作業して、かなりヘトヘトになってしまいました。きれいになった圃場の写真を撮して帰ろうとしたら、さぁっと細かい雨が。ドンピシャのタイミング、みなさんもお疲れさまでした。
芝生

子どもボランティア体験隊

  • 2016.08.06 Saturday
  • 05:58
以前お伝えした、札幌市市民活動サポートセンター主催のイベントである「子どもボランティア体験隊」が昨日ありました。前日までのうっとうしい蒸し暑さが消え去り、さらっとした涼しさが戻って来てほっ。あれこれ準備して、会場のエルプラザに朝いちで乗り込みました。

参加者は小4から中2までの4名なので、小さな円卓を囲んで座り、まず私からハルニレプロジェクトを始めたきっかけや、どんなことを目指しているかを説明しました。。
説明

次いで、二年前にプロジェクトを始めた時に知り合った、静修高校放送部製作のビデオを見ていただき、これを作るきっかけになった絵本である『にれの町』の読み聞かせをSさんにやっていただきました。とても分かりやすい話し方で、みんな真剣に聞き入ってくれました。
読み聞かせ

次に、夏休みの課題にもなるようにハルニレの葉っぱで押し葉作りをやってもらうことに。市の許可を取って少し枝を取らせてもらい、葉っぱに自由に色を塗って葉書に押し葉をしてもらうものです。二年前の「キッズワークショップ」でもやりましたが、今年の葉っぱがずいぶんと小さなのにびっくりでした。なにか気候のせいなんでしょうか。
葉書作り

初めのうちは絵の具の水加減が難しかったようですが、だんだん慣れてくるとしっかりした絵葉書が出来上がってきます。それにしてもこの色使いの素晴らしさ。こういうところに個性が発揮されるのですねぇ。
押し葉葉書

それが終わると外に出て、すぐ近くの北大構内に入りました。ここは「エルムの学園」と言われるほどハルニレだらけ。特に農学部周辺には、この風致を守るためにハルニレ以外の樹木を植えてはならないという不文律があることを教えました。この雰囲気を味わってほしかったのです。
北大構内

農学部を通り抜け、「秘密の花園」へ。私の秘密基地の中に潜入して、ここに仮植えしているハルニレの子供たちの手入れをやってもらうことにしたのです。
秘密の花園

先週回りの草を抜き取り、とりあえず近くまで寄れるようにしておいて正解。それでもなかなか大変で、プロジェクトメンバーの手助けを借りて、苗木と同じ高さに育っている雑草をきれいに抜き取っていきました。今年もすくすくと育っているので、秋には本格的な苗畑に植えてやらなければなりません。
苗木の手入れ

エルプラザへの帰り道、構内で一番大きなハルニレのところに。やはり身近にこんな巨木とふれあうと、いろいろ感じるところがあったようで、終わりのコメントでもみんなこの木の話が出ていました。
ハルニレの大木

子供たちと共に、私たちにとっても、今一度プロジェクトを振り返るいいきっかけになりました。300年とも400年とも言われている巨木が息づいている町札幌。そんなハルニレとともに、北国らしいゆったりとした時間が流れる町になっていけるよう、活動を続けていきたいと思っています。

NHKの中継

  • 2016.06.16 Thursday
  • 05:53
昨日は市民ホール前のハルニレの真下で、NHKの生中継をやりました。NHKの目の前にハルニレの大木があることすら、職員も意識していなかったようで、そんなに大切な存在を守り育てるプロジェクトを紹介する企画がすんなり通ったそうです。4月末にやった寒地土研のチシマザクラに次いで、またまた私が出るというのも大変珍しかったみたい…(^^;)
ハルニレ

予定では、岩尾リポーターとのやりとりで、私も結構しゃべれるかと思っていたのですが、急遽スタジオから加藤アナウンサーが下りて来てのやりとりになりました。リハをやってて見ると、ありゃ多分一言だな…と。(本番は撮影できないので、リハの様子をYさんに写して頂いたものです。)
リハ-1

でも、そんなに大切なハルニレがここにあるということ、そこからタネを取り、二年前から育てているハルニレの苗木が、既にこんなになっていることを見せることができただけでも、私たちにとっては意義深いことだと思っています。
リハ-2

本番は一瞬で終わってしまったので、緊張する暇もなかったのはもちろんですが、こういう機会を次々に与えられるということに、このプロジェクトの素晴らしさを改めて感じさせられました。
河野アナ

終わってからさっそく、シードトラップの撤収を。3名のメンバーが来ていたので、あっという間に片付けることができました。本当に感謝です。札幌ハルニレプロジェクトでは、様々な活動を続けていくために、メーリングリストで情報を流しているサポーターを募っています。(連絡先はこちら) これからもこつこつと活動を続けていきますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします〜

ハルニレプロジェクト 着々

  • 2016.06.13 Monday
  • 05:41
先日、札幌市の市民活動サポーセンターから、夏休みに子どものボランティア体験事業をやるので、ぜひ協力していただけないか?とのお誘いをいただきました。二年前のスタート時にも夏休みキッズワークショップをやっているので、もちろんメンバーも大賛成。メールでのやりとりを経て、既に参加募集が始まっています。
案内

昨日は、具体的なイベントのメニューの確認をするために打合せを行いました。メンバー4人でセンターに行き、これまでの活動内容を説明して、子ども向けに適したものはなにか?詰めていきました。
打合せ

小学4年から中学3年までとなっているけれど、昨年はほとんどが4、5年生だったとか。夏休みの自由研究になる素材が向いており、やはり葉っぱのスタンプはやってみたいと思います。体験事業なので、苗木を植えてある畑に連れて行き、周りの雑草抜きもやってもらわなくては。
葉っぱ

5つのボランティア団体から2つ参加できるので、結構面白いと思います。お子さんお孫さんの夏休みにピッタリの活動ですので、ぜひご応募下さい。(詳細はこちらから)
チラシの裏


《NHKの中継の案内》
なお、市民ホール前のハルニレで行っているタネ取りは、タネが落ち切ったようなのでもう止めようと思ったら、またNHKから中継の依頼が来たので、15日まで残しておくことにしました。チシマザクラの時と同じく、『ほっとニュース北海道』の中の、ほっと中継というコーナーです。まだシナリオが来てませんが、15日(水)の6:10からの番組の中で、天気予報の前の6:45から5分程度の枠になりそうです。こうやって活動が注目されるのはありがたいし、メンバーの励みになります。着々と前に進んでいかなければ。

シードトラップの設置

  • 2016.06.01 Wednesday
  • 05:40
今年もハルニレプロジェクトは、着実に進めようと思います。昨日はその第一弾、ハルニレのタネを取るためのシードトラップを設置しました。昨年は全くタネが付かなかったので、二年振りの設置です。前回トラップを作ってあるので、今年はその固定の方法を工夫しようとホームセンターで悩みましたが、やはり扱い慣れた晒竹が加工も容易だし、材料費は安いし、しっかり固定が出来そうという結論になりました。晒竹で枠を組むには竹に割を入れなければならず、現場で組むと時間がかかるので、あらかじめ事務所で組んでおきました。現場で仮組みするとピッタリ収まりました。
(仮)設置

すぐ横には、トラップの説明のサインを設置しました。私を入れて四人だったので、手分けして作業ができてとてもスムーズに出来ました。
サイン

なんだろう?と覗き込む人が多いと思い、トラップの中にもパウチしたサインを吊しておきました。お近くを通る時には、ぜひ覗いてみてください。
看板

メンバーには建築家やデザイナー元校長、果ては市議会議員までいるので、いろんな作業が手分けできるのが強みです。私にはこんな素敵なサインは作れませんからねぇ…
 看板原稿

やはり段取り八分。一時間もかからずに3個のトラップを設置することが出来ました。二年前に比べればはるかにしっかりしているので、見ていて安心感もあるし、見た目もきれいです。
完成図

今年は植物の生育が早まっているので、もうかなりのタネが落ちてしまっているかもしれません。でも発芽率も抜群にいいし、その後の成長も素晴らしいことが分かっているので、たとえ少量でも十分でしょう。
タネ

ハルニレのあるこの空間の将来計画も気になりますが、育成した苗をどう活用していくか、そちらの方を真剣に考えていかなければなりません。市の中心部で行われる様々な再開発事業にこのハルニレを活用してもらうよう、強く働きかけていかなければならないようです。
市役所

ハルニレプロジェクト

  • 2016.05.03 Tuesday
  • 05:59
1年前の2日には柳生真吾さんが亡くなり、3日には敬愛する従姉妹が亡くなりました。最近でもいろんな場面で、ふと二人のことを思い出してしまいます。

昨日は朝から町中をずっとうろうろしていました。午後からは市民ホール前のハルニレを確認し、今年の作戦を考えていました。プロジェクトをスタートした一昨年は、このハルニレからたくさんのタネを取り、苗木を作ることができたのですが、昨年はその反動なのか、全くタネが着かなかったので、タネ採りもできなかったのです。今年はなんとかなりそうかな。
花時計

そのあと創成川公園を北から歩いてみました。北半分に植えられているチシマザクラは、真っ白な花がやや小振りながらびっしり付くのに、南半分に植えられているものは、エゾヤマザクラと見まがうような花がまばらにしか着きません。業者が違うと、こんなことになるのですねぇ。
創成川

町中ではちょうどタンポポが満開でしたが、よく見るとヘラのような葉をしたセイヨウタンポポはやはり少数派で、深く切れ込むアカミタンポポの方が圧倒的に多いことに気付きます。歩道にしゃがみ込んでタンポポをじっと見つめているおじさんは、やはり怪しく映るのかなぁ…(^_^;)
タンポポ

歩道の植えますにもタンポポは満開でしたが、そこに生えているのが‘ヨモギ’であることに気付きました。道内に普通に生えているのはほとんどの場合オオヨモギで、ただの‘ヨモギ’を見つけることはなかなか難しいのです。別の場所ではせっせとヨモギ摘みをしているおばさんがいてびっくりしましたが、柔らかくて薫り高いヨモギは、町中が穴場のようです。
ヨモギ

二番街商店街のエゾヤマザクラも、満開を過ぎて散り始めました。この街路樹も私の植木屋時代に植えたもので、日高や十勝などを回って一本一本マーキングして歩いたことを思い出します。でもこの北半分はまもなく伐採されて、地下に駐輪場を造る工事が始まるのだそう…土木屋さんにとってはこんな緑は簡単に入れ替えられると思っているのでしょうが、30数年の年月をかけて作られたこの景観は、そんな簡単に考えてほしくないのですがねぇ…
2番街

夜にはプロジェクトのメンバーが集まって、今年一年間の作戦会議を。今年もいろいろ仕掛けを考えていますので、またよろしくお願いいたします〜
会議

ハルニレの植樹第2号

  • 2016.04.17 Sunday
  • 05:57
熊本の地震は一向に収まらないばかりか、昨日夜中の地震が本震に昇格し、前日の地震は前震になったとか。これまであまり地震がなかったところなので、古い家が残っていたことが被害を大きくしたのでしょう。今回の本震は、わが家の墓のあるところも直撃したようで、震度6強となっていました。余震はまだかなり続きそうとのことですが、一日も早く平穏な日が戻ることをお祈りいたします。うちの墓も無事でいますように…

昨日はハルニレの植樹会がありました。札幌ハルニレプロジェクトでは、□市民ホール前のハルニレの保全、□そのハルニレの子供を作り、様々な場所に子孫を残す、□札幌の町のシンボルとして、ハルニレの魅力を生かした街づくりの提案を行う。ことを目標としています。一昨年作られた苗木は約50本あり、その第1号は市立札幌大通高校に植えられています。今回創成川公園を管理する大通管理事務所から、枯れたハルニレの跡にこのハルニレの苗木を提供していただけないかとの申し入れをいただきました。ありがたいことです。

苗木
植樹に使われた苗木は、市内某所に保管されているものの中から、素性のよいものを選びました。樹高は66センチと、大通高校のものが94センチあるのに比べればかなり小さいのは、定植が一年遅れているからでしょう。

植樹
場所は、創成川公園と狸小路が交わる狸二条広場。こんな苗木なので、誰か子供に植えてもらおうと思ったのですが、あいにくと近くでは見つからなかったので、やむなく私が植えることになりました。いろいろと講釈を垂れながら植えましたが、それでもあっという間に植えてしまいます。

水鉢切り
ちゃんと水極めし、ご丁寧に水鉢まで切ってあげて植樹を完了。多分5分もかからなかったかもしれません。

完成
ただ苗木を植えただけではどこにあるか分からないし、夜になると酔っ払いが騒いでいたずらされるといけないので、あとで回りを囲ってもらうことにしました。こちらで作ったサインを立ててもらい、植樹は完了です。

取材
こんな植樹会ですが、なんと北海道新聞の取材を受けました。プロジェクトに関わっている人は30数名ほどおり、いろんな立場の方がいるので、こういう時にはとても助かります。これまでの経緯と、これから目指すことを簡単に説明させていただきました。今日の朝刊の多分札幌版に掲載されるので、ご覧になっていただければ幸いです。

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