霧雨の十勝

  • 2017.08.12 Saturday
  • 06:10
昨日から十勝に来ています。日頃あちこち走り回って、いつも家のことはほったらかし。かみさんには、一体十勝で何の仕事やってるの?なんていわれる始末なので、ようやく目途の付いた十勝ヒルズを見てもらおうと、朝から出かけてきました。
こんな時期に東行きの道路が混むことなんかないなんて考えたのが大甘で、狩勝トンネルを先頭に十数キロの大渋滞… これはとても我慢できないと、大回りにはなるけれど、トマムで下りて狩勝峠を越えて清水まで行って再び道東道に戻り、なんとかヒルズまでたどり着きました。入り口のフリーマニーカエデが4本も真っ赤に紅葉し、かえって人気スポットになっているとか。このままなんとか秋までもってくれるのかなぁ…?
フリーマニーカエデ

連休中はかなり混むので予約を入れておいたのですが、あいにくの霧雨模様の天気では出足もそがれてしまい、ゆったりと座ることが出来ました。13日までは、対応が十分に出来ないため「フルビュッフェ」形式にしてディッシュを自由に選べるようになっています。独特のハンガリー料理を喜んでました。
ランチ

レストラン前のスカイミラーでは、ブルーサルビアがしっかり根を張ってもりもり育ってきています。ちょっと花の色が薄いのが気になりますが、気温が下がってくればもう少し色が出てくれるでしょう。
スカイミラー

アルフレスコのボーダー花壇も、途切れることなく花が咲き続け、ほとんどのお客さんが近寄って見ていきます。この辺りが一番風景の変わったところなので、大昔の日新の丘時代に一度来たことがあるという記憶からは、あまりの変貌ぶりにびっくりしていました。
ボーダー

ローズガーデンでは、順調に二番花が咲いてきており、品種の違いで花の咲き具合がうまくばらけてくれたので、途切れることなくたくさんの花を見ることができます。昨年は度重なる台風で秋花がほとんどたたき落とされてしまい、一昨年は冬囲いに使った豆ガラによるチッ素過多で、ほとんど花が見られなかったことから、ようやく本来のローズガーデンの姿が見られそうです。
ローズ

トンボ池に下りる階段では、両脇に植えられたギボウシにびっしりと花が咲いてきました。ここは来園者で一番の人気スポットなので、バリアフリーのスロープ園路と、安心して下りられるこの階段により、じっくりと楽しんでいただけるようになりました。霧雨模様ではトンボが隠れてしまうので、ちょっと残念でしたが。
階段

メインのアプローチボーダーの裏側に、少しずつ苗を植え込んできているエリアがあります。これまでは日新の丘時代の名残であるワイルドフラワーが残っているだけでしたが、高茎草本によるメドゥに切り替えているのです。園内に散らばっているオリエンタルリリーなどもここにすべて移植してきたので、けっこう賑やかになってきました。来年にはエリア名の付いた、新しい見どころになってくれそうです。
新エリア

最後にビッグファームを見に行きました。今年生まれた小ブタちゃんたちが、みんな集められて走り回っていました。近寄ると餌をくれると思ったのか、一斉に集まって来ます。まるで幼稚園みたいな賑やかさに思わず笑ってしまいますが、来年には肉になってしまうのね…と、ちょっとしんみり…(^_^;)
ブタの幼稚園

一番最後に生まれたウリ坊が、お母さんのおっぱいを飲もうとしきりに乳首をくわえるのに、お母さんはぐっすりと昼寝中で乳房を上げてくれません…生き物のいる風景は、またガーデンとは異なる魅力の一つになっているようです。
赤ちゃん

涼しい十勝

  • 2017.07.20 Thursday
  • 05:59
先週37.1℃を記録した帯広でしたが、列車を降りると肌寒いくらい。こんなに気温差が激しいと、かえって体調を崩しそうです。ヒルズの駐車場には、道内各地のナンバーをつけた車がたくさん止まってました。ガーデン入り口のショップ入り口の花壇は、軸になるカラーリーフの低木がかなり大きくなり、安心して見られるようになりました。
ショップ前

アプローチに列植したフリーマニーカエデは、本来緑色の葉を広げているはずなのに、入り口前の2本が真っ赤に紅葉しています。これだけは、もともと舗装の中に植えなければならなかったために、植えますをかなり大きく作り、その上を枕木で塞いでおいたものです。十分なくらい根の伸びるスペースを取ったつもりでしたが、まだ足りなかったのかなぁ。ただ樹が弱っている様子はないので、なんとか紅葉したまま秋までがんばってほしいです。
紅葉

ガーデンの入り口に当たるショップ横の花壇では、黄色のリシマキア、赤いコリウス、紫のアゲラタム、緑のホスタなどがモザイク状に植えられています。もともと雑草の多い花壇だったので、油断するとボウボウ伸びてくるので、もっと密な生育をするものをセレクトしなければならないようです。
ショップ横花壇

レストラン前のスカイミラーでは、あの暑さで春から咲いていたパンジーがへたってしまったため、夏から秋のブルーサルビアへの移行がうまくいきませんでした。ちょっと寂しい風景でしたが、つぼみがどんどん上がってきているので、まもなく賑やかになることでしょう。
スカイミラー

アルフレスコの芝生も、先週のイベントや猛暑と雨不足のため、すっかり生気がなくなっておりましたが、ようやくしっかりした雨が降り、気温も下がってきたので、回復を期待したいです。ボーダーの花が次々咲いてくるので、のんびりと散策している方がたくさんおり、このガーデンならではのゆったりした時間が流れています。
あるふレスコ

バラ園入り口には、大きなスモークツリーの並木があります。あんまり樹形が崩れていたので、半分近くに切り詰め剪定を行ったために、再萌芽した枝がボウボウに伸びていました。徒長枝を軽く詰めておとなしくなれよ〜とまじないをかけ続けたので、ようやく伸びが落ち着き、来年にはたくさんの花を着けてくれそうです。手前に黄金葉のノルウェーカエデ‘プリンストンゴールド’を植えておいたので、格好のランドマークになってくれることでしょう。
スモークツリー

トンボ池は、周回園路をさらに歩きやすく改良したので、安心して楽しめる人気スポットに。対岸から見ていると、車椅子でやってきた老健施設のご老人達が、なんと斜面をそろりそろりと車椅子で下ろしてもらい、池の縁のチップ園路に並んでいました。車椅子の扱いに慣れている職員さん達だからいいけれど、あんまり無茶をしないでほしいです。でも間近にスイレンを見ることができたので、みなさん大喜びのご様子でした。
トンボ池

池の真ん中には、道内では珍しい水草のアサザが咲いているのですが、この池は人工の池なので観賞用に持ち込まれたものだと考えていました。ところがかなり離れた町内の河跡湖にアサザの自生があることが分かり(道内には旭川市近文と幕別町の2箇所での記録がある)、ひょっとして渡り鳥にくっついて持ち込まれたものなのか?という推理もあり得るのかと悩んでいます。幕別町の報告書にも「北海道でわざわざアサザを入れることは考えにくく・・・」との記載があり、十勝正直村のオーナーが、こんなものに興味があったのかなぁ…(^^;) 池の縁に一株咲いていたので、初めて間近にこの花を見ることができました。
アサザ

ピーカンの十勝

  • 2017.06.15 Thursday
  • 05:53
昨日の十勝もピーカンに晴れていました。ヒルズに着くと、入り口に植えられているフリーマニーカエデの葉が、ちょっと赤みを帯びてすっかり出揃っていました。あと2〜3年して、この木が木陰を提供できるようになれば、ようやく完成形に近づきます。
入り口
ショップ前ボーダーは、春から夏への模様替え中。パンジーを抜いたあとにコリウスやアゲラタムなどの苗が植えられていたので、来月にはくっきりとした模様が浮き上がりそうです。
ショップ前

スカイミラーのパンジーは、今年の雨の多い天気のおかげで、まだしっかりと持ちこたえていました。4列分ある花壇の2列4列が空いており、その間に来週からブルーサルビアが植えられていきます。ピンチされた苗がしっかりと根を張り、花茎が上がってくるまでは、パンジーにがんばってもらわなければならないので、もう少し今のような天気が続いてほしいものです。
スカイミラー

バラのつぼみも順調に上がっており、花びらがのぞいているつぼみもあるので、あと半月もすればいよいよバラの季節の到来です。トンボ池に降りると、数え切れないほどのトンボが乱舞し、お目当てのルリイトトンボが盛んに交尾していました。スイレンやアサザも満開なので、一番気持ちのいい空間となっています。
スイレン

午後からはガーデナーのみなさんと、普段の管理で追いついていないところをつぶしていくことに。日々の仕事に追われていると、どうしても手が回らないところが出てしまうけれど、ガーデンでそれでは困る!というものも出てきます。これから見頃を迎えるバラ園を中心に、枯れ枝や雑草など、見映えの悪いところに手を入れていきました。
作業

アニーカからトンボ池の奥まで一回りして一段落。最後にビッグファームの子ブタちゃんを見てきました。するとまだ一ヶ月なのに既に離乳し、子ブタたちだけで走り回っておりました。秋には親ブタ近くまで大きくなるというのにびっくり。ついうちの孫達と比べてしまいました…(^^;)
子豚

木陰を選びながら、ゆっくりとアルフレスコを歩いて行くと、犬を連れた二人連れがのんびりと園内を散策していました。ここの芝生のある風景は、道内のどこのガーデンにもない伸びやかさを持っていると思います。ここが既存木を全くいじらず、ダンプ何十台も土を入れて作り直された場所だなんて、想像もつかないでしょう。
アルフレスコ

やがてスカイミラー脇の木陰に座り、そこでまたしばしくつろいでいました。そう、これなんだよ!こうやってゆったりとした時間を楽しめる空間なんだ!と、改めて実感した一時でした。
ベンチ

快晴の十勝ヒルズ

  • 2017.05.18 Thursday
  • 05:55
昨日は十勝への出張。前日とはうって変わって気持ちのよい日差しに包まれました。今年は天気に恵まれているので、雨男も返上かな…(^^;)
ヒルズに着くとさっそく釧路八重のお出迎え。滝野公園ではまだつぼみだったのに、こちらは満開になっていました。園内にこんなに釧路八重があるなんてと、毎度びっくりするほどの光景です。
釧路八重

アプローチも見事に満開になっており、花の少ないこの時期にこれだけでも十分なくらいの見応えです。ただ本場釧路だと葉に先駆けて花が咲くのに、十勝では花と共に葉が開いてしまうため、見映えの点では少し残念なところもあるようです。でもこんな豪華な花が楽しめるのですら、それは贅沢というものでしょう。
アプローチ

芝生も色が上がって落ち着き、のんびりと散策している方が結構いらっしゃいました。ここは天気のいい時なら、花なんかなくても十分気持ちよく過ごせると思います。
アルフレスコ

トンボ池の回りの園路には、厚くチップが敷き詰められているので、もう靴を濡らすこともありません。最後の仕上げもバッチリ出来上がっていました。
トンボ池

このところ胃が病む毎日を過ごしているので、ちょっとヴィーズのランチは遠慮し、お昼は四分分度の蕎麦をいただきました。
蕎麦

午後からはガーデナー達と園内を回りながら、いろんな樹木の手入れの仕方を確認していきました。植栽した木が早くも太り初めて支柱結束が食い込んでいたり、乾風害で傷んだヒバの切り戻しをやっていただいたり、この時期でもいろいろとやることがあるものです。
剪定

先週からマンガリッツァ豚の出産が始まり、2頭がかわいい子豚を産んだというので、特別に見せていただきました。ウリ坊と呼ばれるかわいい豚が、お母さんの乳房に群がっていて、なんともかわいいものです。でも雄の方は,一才を過ぎる頃から肉になっていくとのこと、動物園ではないので、厳しい現実が待っているのです。子豚は非公開ですが、親豚はビッグファームで見学できます。
うり坊

打合せが終わり、ちょっと時間があったので、カートに乗せてもらって園内を一回り。これまで一度もカートに乗ったことがなかったし、カートからの眺めも確認しておきたかったのです。すると視点が異なるせいか、とても新鮮で、細部までよく見えるのです。園路と花壇の関係が、想定以上にうまく収まっているのにちょっとびっくりでした。
フラワーアイランズ

こちらから眺めることもなかったので、トンボ池に下りる階段がまたいい風景を造っているのに気がつきました。いろいろ苦しみながら4年にわたって造りあげてきた空間ですが、我ながらいいものを造ったものだとちょっとにんまりでした。
トンボ池階段

カートは30分間千円で貸し出していますので、グループでお越しの際にはぜひご利用下さい。

本格オープンへ着々と

  • 2017.04.28 Friday
  • 06:00
不安定な天気が続きます。昨日は十勝出張。列車が柏林台を過ぎると、急に道路が濡れているのにびっくり。帯広駅まで迎えに来てもらい、ヒルズに向かうと、真鍋庭園の手前で道路が乾きました。お昼頃にも通り雨があったものの、仕事に支障が出るほどではなくてなによりでした。
ヒルズに着くと、満開のマグノリアがお出迎え。ここにはキタコブシもあるものの、ほとんど花が付かなくて、昔植えられたマグノリア類が賑やかです。
マグノリア

メインアプローチの左手にあるジャクモンティシラカンバの群植は、手前にごちゃごちゃいろんな木が植えられていてよく見えなかったので、先日きれいに移植してもらいました。これでアプローチからもよく見えるし、すっきりと景観木らしくなりました。
シラカンバ

先週最後の手直し工事で整備したのが、ローズガーデンの入り口のレンガ舗装。今回のリニューアルでは、入り口の位置を変えたものの、芝生では今ひとつ入り口らしさがなかったので、園路の幅を広げてレンガペーブにしました。
バラ園入り口

反対側にあるガゼボへの入り口にもペーブを追加したので、これで今年のバラ鑑賞はスムーズになることでしょう。
ガゼボ側

トンボ池の周回園路も、一部水が湧いてじゅくじゅくになってしまうので、残っていた枕木で園路をかさ上げし、これで歩きやすくなりました。ここは一年中来園者を魅了する空間なので、満足度もアップすることでしょう。
枕木木道

さすがにこの時期には、ランチのお客もちらほら程度。今年からランチメニューが少し値上げされ、ミートとフィッシュが2,500円、ベジタブル、パスタが2,000円となりました。有料エリアにあるので入園料が必要になりますが、レストラン利用の際には半額がバックされます。昨日からフィッシュがクロソイのソテーに変わったので、さっそくいただきました。シェフのビクトルも、いろんな魚に挑戦しているようです。
フィッシュ

ビクトルは、園内の花や雑草まで実によく観察して、いろんなものを取ってきます。一応ガーデナーに確認した上で料理にものっかってくるのですが、昨日は裏の沢からきれいな草があったのでと、テーブルに飾ってありました。オオウバユリはいいけれど、バイケイソウはちょっと…(^^;) とっても美味しそうな葉っぱだけど、かなり強い毒草なので、扱いには気をつけてね〜手をよく洗って料理してね〜とお願いしておきました…(笑)
バイケイソウ

午後からは雨が上がったので、ガーデンスタッフ達にいろんな樹木の剪定の指導を。果樹の担当が別にいるので、ウメなどの果樹には手を付けてこなかったけれど、ほかの仕事にかかり切りになってほったらかしになってしまいました。これではたちまち荒れてしまうので、みんなに少しずつでもやってもらうことにしたのです。植木屋上がりは樹形を丸くするばかりで、果樹としての整枝・剪定が全くできません。ぼうぼうに伸びている樹冠の芯をバッサリと抜いて、ウメらしい盃状の樹形にしていくのです。
剪定前

元気のいい真ん中の大枝をばっさり抜くのですから、普通の人では怖くてできないでしょう。でもみるみる樹形が出来上がっていくのを見て、納得していただけたようです。10本以上やったので、あとはみんなでやっていけるかな?
剪定後

十勝ヒルズは、5月12日までは無料入園期間です。花はまだ少ないけれど、リニューアルされてすっきりした園内は、気持ちよく過ごせることでしょう。マンガリッツァ豚ちゃんもいるので、ぜひご覧になっていただきたいです〜

午後のヒルズ

  • 2017.04.01 Saturday
  • 06:01
あまりに寒く、体が冷え切ったので、レストランヴィーズに逃げ込みました。冬季間もずっと営業しており、天気がよければ、ランチにはお客さんが結構あったようです。今年から、ランチが400円ほど値上げになりましたが、有料期間には入園料800円の半額をバックしてくれるので、実質据え置きとか。ミートとフィッシュは2,500円と少し高くなっています。今まで食べたことがなかったベジタブルを頼み、その分前菜でソーセージやハムを一通りいただきました。
前菜

ベジタブルでは、セロリをスポンジケーキに焼き上げてちぎったものとか、ユリ根をペーストにして焼いたたものとか、なかなかユニークな料理となっておりました。今年の冬はシビアに体重管理したので、本格的に現場が始まるまではもう一息の辛抱です〜
ベジタブル

パティシエが変わったので、デザートの内容にも変化があり、初めてマカロンが登場しました。マカロンは3種類で一個分です。いずれも美味しかった〜♪
スイーツ

各テーブルには、多肉の寄せ植えが一つずつ。スタッフの手作りで、花の少ないこの時期にはピッタリです。
多肉

午後からは、昨年秋に施工してもらった箇所の確認を。バラ園の入口を広げてレンガ舗装にし、入口を分かりやすくしたり、トンボ池の回りの園路を改良して、ドボドボにならないよう枕木園路を延長してより歩きやすくなるような改良を施しました。入り口近くにあるジャクモンティシラカンバの寄せ植えも、邪魔をしている木を移植するので、よく見えるようになりますからね〜
とんぼ池

この頃からさらに気温が下がって、手足が凍え始めましたが、最後にヴィーズポタジェに行き、リンゴの剪定をやりました。ここのリンゴはエスパリエに仕立てることになっているのに、ちゃんと誘引したり剪定をしてこなかったものだから、枝が暴れてワヤクチャになっていました。果樹の担当がいるのでこれまで手をかけなかったけれど、このまま任せられないのでこちらでやることに。
エスパリエ

あまり強い剪定をやるとますます枝が暴れるけれど、ここまで崩れているとそうもいかないので、基本的な骨格づくりを優先して行いました。状態のいいものは,来年には短枝が伸びて、花芽が着いてくることでしょう。
剪定

花木や果樹はバツバツと切り詰めたり、ただ丸めて姿を整えるだけでは、本来の花や実を楽しむことはできません。植木屋上がりは「整姿」はできても「整枝」ができないのです。「整枝・剪定」という言葉があるように、北国のガーデナーは樹種それぞれの枝の見極めができるようになってほしいものです。
整枝・誘引

土木的な工事はこれで一応完了し、あとは植栽の見直しなどを進めていくことになります。このリニューアル工事には足かけ4年かかりましたが、すべて任せてもらったので思い切った手を打つことができ、もともとあった資源をうまく生かせたガーデンに変身できたと思っています。今年は植物も落ち着いてくるので、ぜひご覧になっていただきたいです。

久しぶりの十勝

  • 2017.03.31 Friday
  • 05:55
今シーズン最初の現場は十勝ヒルズから。といっても新年度の仕事ではなく、昨年度の一つをこの時期に設定し、リンゴの剪定をやることにしたものです。久しぶりに乗るスーパーとかちの隣には、旭川行きのライラック(画像の左)が止まっていました。海峡線のスーパー白鳥から転身した789系電車です。キハ261系気動車であるスーパーとかち(画像の右)と同様、これからのJR北海道の主力を担う車両になる予定で、外観はとてもよく似ています。
ライラック とかち

狩勝峠を越えて十勝に入ると、沢筋はすべてえぐられており、昨年の豪雨被害の大きさをあらためて感じてしまいました。流出した橋梁のうち最大だった新得駅手前の下新得川橋梁を無事に渡ると、市街地側の護岸も完成して、流出した住宅が再建されておりました。
新得

帯広駅に着くと、前日はポカポカ陽気だったのに、身を切るほどの寒さになってしまい、震え上がってしまいました。ガーデン内はあちこちにまだ雪が残り、まだまだ休眠状態です。
ヒルズ

この冬も早くからしっかりと雪が積もったので、バラも雪に埋まった状態で冬を越せたとのこと。試しに一つはずしてみることにしました。
バラ園

ビニール袋をはずすと、麻袋をラス網で補強した筒があり、その中にモミガラを充填しています。初めは豆問屋なので豆ガラを使ったのですが、湿り気が強くて蒸れることや、株元に落ちてしまう豆ガラのチッソ分が多くて、秋バラの花着きがメチャ悪くなってしまったことから、翌年からモミガラに変えたものです。
麻袋 モミガラ

この方式に変えてからは、毎年積雪が多かったこともあり、冬越しはバッチリ。一度十勝本来の寡雪状態で冬を越してみたいと思っているのですが、今のところほとんど枝枯れを起こさずにきています。
枝 剪定

すぐ横がピッグファームになったので、マンガリッツァ豚の様子を見てみました。昨年生まれたうり坊がもうこんなに大きくなっており、ごろりと横になっておりました。この子だけほかの豚にいじめられるので、隔離されているとか。なんだか寂しそう…
小豚

本体の方にいくと、黒・茶・白の3系統の豚たちが、ブヒブヒと鼻で地面を掘り返し、なにやら食べておりました。野生にかなり近い系統らしく、豚というより猪に近い感じなのでしょう。ミミズか何か探しているのかか、泥田のようになっておりました。配合飼料を与えてはいるものの、なるべく自然状態で育てていくためには、かなりの面積の飼育場がいりそうです。(つづく)
親豚

秋晴れの十勝

  • 2016.10.27 Thursday
  • 05:51
久しぶりの十勝への出張。根室本線は相変わらず寸断されたままなので、臨時特急とトマム駅で代行バスに乗り継いでの移動になります。前回ほどガラガラではなかったものの、1両に十数人程度の乗客で、かなりの数がポテトライナーに流れているようです。紅葉もほとんど吹き飛び、山もすっかり寂しくなっていました。
トマム

十勝はびっくりするほどの秋晴れになり、気温も上がってポカポカ陽気に。ヒルズに着くと、既に無料期間に入っていることもあり、お昼前後には散策やレストラン利用の方が結構入っているようでした。
ヒルズ

入り口に植えられたフリーマニーカエデ‘オータム・ブレイズ’の並木は、残念ながら数日来の強風によってほとんど葉を落としていました。でもわずかに残っている葉を見ると、本当にきれいな紅葉なので、木が大きくなると見事な姿になってくれそうです。
オータムブレイズ

園内の木々はほとんど落葉しているけれど、メグスリノキやヤマモミジの紅葉がちょうど見頃で、すっくと立っているシラカンバなどの裸木の姿も凛々しく、青空を背景に十分見どころになっていました。
シラカンバ

レストランのヴィーズは結構混んでいたこともあり、しばらくぶりに「四分分度(しぶぶんど)」でお昼をいただくことに。こちらは無料区域にあるので気楽に立ち寄れる場所なのに、あまり宣伝されないためか、いつもお客さんはまばらです。団体バスの食事用みたいな使われ方では、ちょっともったいないメニューなんですが。ここの豆御膳は、本当に豆づくしのヘルシーメニューが盛りだくさんです。
豆御膳

午後からは、手直し工事の現場確認。トンボ池の回りに周回園路を整備したけれど、今年のように雨続きになると、斜面から水が湧き出てチップ敷き園路がドボドボになってしまい、せっかくのお客さんには気の毒な状態になってしまいました。そこでまだ少し残っている枕木を使い、枕木園路に改修することにしました。来年からは、安心してトンボ池の回りを散策できるようになります。
トンボ池

最後に、ポタジェの片隅に植えられているワインブドウが、地べたを這っているだけなのでもったいなく、ちゃんとフェンス仕立てにできるよう移植することに。でも意外と根が長く伸びていて大苦戦。植え替えてたった一年しか経たないのに、こんなに長く伸びるものなんですね。天気が急変して雨雲が迫る中、なんとか植え終わることができました。来年からはちゃんとブドウらしく仕立てていくことにしましょう。
ブドウ

今年は7月のグランドオープン以降、たくさんの方に来園いただき本当に感謝です。まだ土木的な改造が終わっただけで、植栽も最低限のものしか植えられておりませんが、まだまだ伸びしろのあるガーデンなので、これからもどうかよろしくお願いいたします。

久しぶりの十勝

  • 2016.09.29 Thursday
  • 06:04
連続台風による大災害以来、十勝に来ることができずにいましたが、JRの代行バスによる臨時列車が設定されたので、一ヶ月ぶりに帯広に向かいました。さぞや混んでいるのかと思いきや、札駅のホームに着いても誰も待っていなくて、ホームを間違えたのかと思うほど。入線してきた車両に乗ったのはほんの数人で、発車しても7、8人ほどしかおらず、いたって拍子抜け。トマムで代行バスに乗り換えた時に、全部で60人弱しかおらず、バス2台で楽々乗れるほどでした。
臨時列車

バスの窓から見ていくと、確かに新得辺りの川沿いは滅茶苦茶に壊れており、洪水のひどさが実感されました。あちこちの橋が落橋しており、仮橋の建設中のところも見えました。復旧にはかなりの時間がかかりそうですが、一日も早く平穏な生活ができることを祈りたいです。
被害状況

久しぶりのヒルズに着くと、入り口前に植えられたフリーマニーカエデの木のいくつかが、真っ赤に紅葉していました。同じ畑の木を同時に植えているのですが、植えた場所が石貼舗装の中とか、根に幾分ストレスがあるところの木だけが早く紅葉したものでしょう。生育の早さと紅葉の見事さでこの木を選んだので、数年後がとても楽しみです。
紅葉

先に食事にしようと四分分度を覗くと、団体客が入るとのことで、ヴィーズに回りました。この時期でも団体が入ってくれるのは、とてもありがたいことです。ヴィーズにもかなりお客さんが入っており、リニューアル効果は着実に根付いているようでホッとしました。旬の野菜ばかりの前菜はとても美味しかったです。
ヴィーズ

スカイミラーのブルーサルビアは、台風でかなり折れてしまって歯っ欠けになっていますが、まだなんとか見られる状態。その奥のフラワーアイランズとの組み合わせが目を引くので、来園された方はほとんどがこちらから回って行くそうです。
スカイミラー

トンボ池の回りの園路は、相変わらず沁み出す水でぬかるんでます。まだ枕木がかなり残っているので、それを使って枕木舗装にしようと現地での確認を行いました。来シーズンには、安心して池の回りを歩けるようになっていますからね。
トンボ池

ここにはもともといろんなハギが植えられていました。ミヤギノハギにもいろんなタイプがあり、黒軸で葉先が細く尖る典型的なタイプから、茎がやや立ち上がり、葉がやや丸みを帯びたものまでありました。かなり濃い紫のものは別種かな?と思われるものまであるので、またよく見ていこうと思います。それらを株分けしたり移植して、園内の各所にちりばめています。株が落ち着いてくればますますいい雰囲気になるので、これも将来楽しみな存在になるでしょう。
ミヤギノハギ

残念だったのがバラでした。順調に秋バラのつぼみが上がっていたのに、強風に叩かれ続けてほとんどのつぼみが傷んでしまい、黒く変色して落ちてしまったのです。その後上がってきたものがいくらか咲いていましたが、今年は残念な結果になりました。
バラ

アルフレスコの芝生も肥料をたっぷり吸い込んで、濃い緑でふっかふかの絨毯になっていました。ボーダー花壇は来年一部を延長したり、新しいアイランドボーダーを設けたりと、いろいろ進化を続ける予定です。既存の花壇のリニューアルも随時進めているので、来年はまた進化した姿をお目にかけられるようにしたいです。
アルフレスコ

帰りの臨時列車もやはりガラガラでした。途中でシカに衝突して急停車したり、臨時列車特有の信号待ちが頻発して、やたら時間のかかる出張となりましたが、久しぶりの十勝への旅はとても充実した一日となりました。

真夏の陽気

  • 2016.08.25 Thursday
  • 05:51
台風一過。不快な湿度も下がり、抜けるように真っ青な空には、真夏の日差しが戻ってきました。前日はすべての特急が運休していましたが、網走間のオホーツク以外は平常に戻りました。いつもはガラガラのスーパーとかちなのに、ほぼますが埋まるほどの混みようだったのは、前日のしわ寄せだったのでしょう。

十勝ヒルズに着くと、早速先日の台風被害の確認を行いました。強風による被害は、ロビニアの‘フリーシア’と、ギンカエデ、オオバボダイジュなどに集中し、傾くほどひどいものは数本に留まりました。先日傾いていたフリーシアは、こんどの台風の風向きが逆だったらしく、傾きが戻ったところにシルバーさん達が仮支柱を付けてくれてました。これからは定期的に枝透かしを行い、風圧の軽減を図る必要がありそうです。
仮支柱

記録的な雨が続いたこともあり、凹んだ場所にあるトンボ池の回りには、至る所から水が湧き出ていました。このため周回園路がぐちゃぐちゃにぬかってしまい、まともに歩けなくなる区間ができてしまいました。まだ枕木が残っているので、枕木の木道にする必要がありそうです。
トンボ池

マンガリッツァ豚の一頭から子豚が生まれたというので、枕木を確認のついでに見に行くと、かわいい「瓜ん坊」のような二頭がぶひぶひと母豚にまつわりついていました。本来まだ成獣ではない個体を輸入したはずなのに、おませな子が既に妊娠した状態で検疫もすり抜けていたのです。これらの豚の世話をするために、オランダから来ていた方が帰る前日の晩に産気づいて大騒ぎになったとか。まだ母体が若かったためか、6匹のうち4匹が死産で、なんとか2匹が生き残ったようです。こんなかわいい姿を見ると、とても食べようなんて気が起きなくなりますねぇ…
小ぶたちゃん

先日のツアーでヴィーズのランチを食べたばかりなので、昨日は「四分分度」の豆御前を。野菜もすべてヒルズ産なので、安心して食べられるヘルシーなランチです。
豆御膳

午後からは、せっかくガーデンチームが出てきているので、強風で傷んだ樹木の整枝剪定をやってもらいました。ショップ前の並木道には、紅葉が特に見事なフリーマニーカエデの‘オータムブレイズ’が植えられています。まだ若木のため、枝が暴れて風害を受けやすく、特に生長のいい2株が乱れ髪のようになっていました。
整枝剪定

整枝の基本である不要枝(からみ枝、ふところ枝、下り枝、交差枝等)をまず徹底して取り除き、次に樹種による理想的な樹冠の形をイメージして、それより飛び出ている枝を切り詰めていくと、さっぱりと涼しげな姿に変身しました。
すっきり

ローズにあるフリーシアには、今にも落ちてきそうな枝がぶら下がっているので、それも取り除いてもらうことに。こんな枝をいきなり落とそうとすると、重みで枝が裂けてしまうため、まず切り落とせるだけの細かい枝を高枝切り鋏で落とします。そうして枝だけになったものを高枝バサミで押さえてやり、柄付きノコできれいに落とすことができました。30数年前の植木屋時代のテクニックが、こんな形で役に立つものなんですね。
枝落とし

それにしても強い日差し。ずっと曇り空ばかりだったので、そのお返しとばかりに焼けるような強い日差しが照りつけていました。刈られたばかりの芝生が気持ちよく、きっと夕日もきれいだったことでしょう。
アルフレスコ

最後に、今後に向けての打合せを行いました。ガーデンのリニューアルが完成したものの、まだまだ改良しなければならない点はいくつもあるし、更なる魅力づくりもやっていかなければなりません。私もいつまでも関わる訳ではないので、その方向性を確認していきました。それにしてもヒルズ特製のアイスの美味しかったこと。ぜいたくな材料を使って本当に手作りで作られているアイスは絶対にお奨めです。火照った体が、たちまちクールダウンしていきました。
アズキアイス

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