快晴の十勝ヒルズ

  • 2017.05.18 Thursday
  • 05:55
昨日は十勝への出張。前日とはうって変わって気持ちのよい日差しに包まれました。今年は天気に恵まれているので、雨男も返上かな…(^^;)
ヒルズに着くとさっそく釧路八重のお出迎え。滝野公園ではまだつぼみだったのに、こちらは満開になっていました。園内にこんなに釧路八重があるなんてと、毎度びっくりするほどの光景です。
釧路八重

アプローチも見事に満開になっており、花の少ないこの時期にこれだけでも十分なくらいの見応えです。ただ本場釧路だと葉に先駆けて花が咲くのに、十勝では花と共に葉が開いてしまうため、見映えの点では少し残念なところもあるようです。でもこんな豪華な花が楽しめるのですら、それは贅沢というものでしょう。
アプローチ

芝生も色が上がって落ち着き、のんびりと散策している方が結構いらっしゃいました。ここは天気のいい時なら、花なんかなくても十分気持ちよく過ごせると思います。
アルフレスコ

トンボ池の回りの園路には、厚くチップが敷き詰められているので、もう靴を濡らすこともありません。最後の仕上げもバッチリ出来上がっていました。
トンボ池

このところ胃が病む毎日を過ごしているので、ちょっとヴィーズのランチは遠慮し、お昼は四分分度の蕎麦をいただきました。
蕎麦

午後からはガーデナー達と園内を回りながら、いろんな樹木の手入れの仕方を確認していきました。植栽した木が早くも太り初めて支柱結束が食い込んでいたり、乾風害で傷んだヒバの切り戻しをやっていただいたり、この時期でもいろいろとやることがあるものです。
剪定

先週からマンガリッツァ豚の出産が始まり、2頭がかわいい子豚を産んだというので、特別に見せていただきました。ウリ坊と呼ばれるかわいい豚が、お母さんの乳房に群がっていて、なんともかわいいものです。でも雄の方は,一才を過ぎる頃から肉になっていくとのこと、動物園ではないので、厳しい現実が待っているのです。子豚は非公開ですが、親豚はビッグファームで見学できます。
うり坊

打合せが終わり、ちょっと時間があったので、カートに乗せてもらって園内を一回り。これまで一度もカートに乗ったことがなかったし、カートからの眺めも確認しておきたかったのです。すると視点が異なるせいか、とても新鮮で、細部までよく見えるのです。園路と花壇の関係が、想定以上にうまく収まっているのにちょっとびっくりでした。
フラワーアイランズ

こちらから眺めることもなかったので、トンボ池に下りる階段がまたいい風景を造っているのに気がつきました。いろいろ苦しみながら4年にわたって造りあげてきた空間ですが、我ながらいいものを造ったものだとちょっとにんまりでした。
トンボ池階段

カートは30分間千円で貸し出していますので、グループでお越しの際にはぜひご利用下さい。

本格オープンへ着々と

  • 2017.04.28 Friday
  • 06:00
不安定な天気が続きます。昨日は十勝出張。列車が柏林台を過ぎると、急に道路が濡れているのにびっくり。帯広駅まで迎えに来てもらい、ヒルズに向かうと、真鍋庭園の手前で道路が乾きました。お昼頃にも通り雨があったものの、仕事に支障が出るほどではなくてなによりでした。
ヒルズに着くと、満開のマグノリアがお出迎え。ここにはキタコブシもあるものの、ほとんど花が付かなくて、昔植えられたマグノリア類が賑やかです。
マグノリア

メインアプローチの左手にあるジャクモンティシラカンバの群植は、手前にごちゃごちゃいろんな木が植えられていてよく見えなかったので、先日きれいに移植してもらいました。これでアプローチからもよく見えるし、すっきりと景観木らしくなりました。
シラカンバ

先週最後の手直し工事で整備したのが、ローズガーデンの入り口のレンガ舗装。今回のリニューアルでは、入り口の位置を変えたものの、芝生では今ひとつ入り口らしさがなかったので、園路の幅を広げてレンガペーブにしました。
バラ園入り口

反対側にあるガゼボへの入り口にもペーブを追加したので、これで今年のバラ鑑賞はスムーズになることでしょう。
ガゼボ側

トンボ池の周回園路も、一部水が湧いてじゅくじゅくになってしまうので、残っていた枕木で園路をかさ上げし、これで歩きやすくなりました。ここは一年中来園者を魅了する空間なので、満足度もアップすることでしょう。
枕木木道

さすがにこの時期には、ランチのお客もちらほら程度。今年からランチメニューが少し値上げされ、ミートとフィッシュが2,500円、ベジタブル、パスタが2,000円となりました。有料エリアにあるので入園料が必要になりますが、レストラン利用の際には半額がバックされます。昨日からフィッシュがクロソイのソテーに変わったので、さっそくいただきました。シェフのビクトルも、いろんな魚に挑戦しているようです。
フィッシュ

ビクトルは、園内の花や雑草まで実によく観察して、いろんなものを取ってきます。一応ガーデナーに確認した上で料理にものっかってくるのですが、昨日は裏の沢からきれいな草があったのでと、テーブルに飾ってありました。オオウバユリはいいけれど、バイケイソウはちょっと…(^^;) とっても美味しそうな葉っぱだけど、かなり強い毒草なので、扱いには気をつけてね〜手をよく洗って料理してね〜とお願いしておきました…(笑)
バイケイソウ

午後からは雨が上がったので、ガーデンスタッフ達にいろんな樹木の剪定の指導を。果樹の担当が別にいるので、ウメなどの果樹には手を付けてこなかったけれど、ほかの仕事にかかり切りになってほったらかしになってしまいました。これではたちまち荒れてしまうので、みんなに少しずつでもやってもらうことにしたのです。植木屋上がりは樹形を丸くするばかりで、果樹としての整枝・剪定が全くできません。ぼうぼうに伸びている樹冠の芯をバッサリと抜いて、ウメらしい盃状の樹形にしていくのです。
剪定前

元気のいい真ん中の大枝をばっさり抜くのですから、普通の人では怖くてできないでしょう。でもみるみる樹形が出来上がっていくのを見て、納得していただけたようです。10本以上やったので、あとはみんなでやっていけるかな?
剪定後

十勝ヒルズは、5月12日までは無料入園期間です。花はまだ少ないけれど、リニューアルされてすっきりした園内は、気持ちよく過ごせることでしょう。マンガリッツァ豚ちゃんもいるので、ぜひご覧になっていただきたいです〜

午後のヒルズ

  • 2017.04.01 Saturday
  • 06:01
あまりに寒く、体が冷え切ったので、レストランヴィーズに逃げ込みました。冬季間もずっと営業しており、天気がよければ、ランチにはお客さんが結構あったようです。今年から、ランチが400円ほど値上げになりましたが、有料期間には入園料800円の半額をバックしてくれるので、実質据え置きとか。ミートとフィッシュは2,500円と少し高くなっています。今まで食べたことがなかったベジタブルを頼み、その分前菜でソーセージやハムを一通りいただきました。
前菜

ベジタブルでは、セロリをスポンジケーキに焼き上げてちぎったものとか、ユリ根をペーストにして焼いたたものとか、なかなかユニークな料理となっておりました。今年の冬はシビアに体重管理したので、本格的に現場が始まるまではもう一息の辛抱です〜
ベジタブル

パティシエが変わったので、デザートの内容にも変化があり、初めてマカロンが登場しました。マカロンは3種類で一個分です。いずれも美味しかった〜♪
スイーツ

各テーブルには、多肉の寄せ植えが一つずつ。スタッフの手作りで、花の少ないこの時期にはピッタリです。
多肉

午後からは、昨年秋に施工してもらった箇所の確認を。バラ園の入口を広げてレンガ舗装にし、入口を分かりやすくしたり、トンボ池の回りの園路を改良して、ドボドボにならないよう枕木園路を延長してより歩きやすくなるような改良を施しました。入り口近くにあるジャクモンティシラカンバの寄せ植えも、邪魔をしている木を移植するので、よく見えるようになりますからね〜
とんぼ池

この頃からさらに気温が下がって、手足が凍え始めましたが、最後にヴィーズポタジェに行き、リンゴの剪定をやりました。ここのリンゴはエスパリエに仕立てることになっているのに、ちゃんと誘引したり剪定をしてこなかったものだから、枝が暴れてワヤクチャになっていました。果樹の担当がいるのでこれまで手をかけなかったけれど、このまま任せられないのでこちらでやることに。
エスパリエ

あまり強い剪定をやるとますます枝が暴れるけれど、ここまで崩れているとそうもいかないので、基本的な骨格づくりを優先して行いました。状態のいいものは,来年には短枝が伸びて、花芽が着いてくることでしょう。
剪定

花木や果樹はバツバツと切り詰めたり、ただ丸めて姿を整えるだけでは、本来の花や実を楽しむことはできません。植木屋上がりは「整姿」はできても「整枝」ができないのです。「整枝・剪定」という言葉があるように、北国のガーデナーは樹種それぞれの枝の見極めができるようになってほしいものです。
整枝・誘引

土木的な工事はこれで一応完了し、あとは植栽の見直しなどを進めていくことになります。このリニューアル工事には足かけ4年かかりましたが、すべて任せてもらったので思い切った手を打つことができ、もともとあった資源をうまく生かせたガーデンに変身できたと思っています。今年は植物も落ち着いてくるので、ぜひご覧になっていただきたいです。

久しぶりの十勝

  • 2017.03.31 Friday
  • 05:55
今シーズン最初の現場は十勝ヒルズから。といっても新年度の仕事ではなく、昨年度の一つをこの時期に設定し、リンゴの剪定をやることにしたものです。久しぶりに乗るスーパーとかちの隣には、旭川行きのライラック(画像の左)が止まっていました。海峡線のスーパー白鳥から転身した789系電車です。キハ261系気動車であるスーパーとかち(画像の右)と同様、これからのJR北海道の主力を担う車両になる予定で、外観はとてもよく似ています。
ライラック とかち

狩勝峠を越えて十勝に入ると、沢筋はすべてえぐられており、昨年の豪雨被害の大きさをあらためて感じてしまいました。流出した橋梁のうち最大だった新得駅手前の下新得川橋梁を無事に渡ると、市街地側の護岸も完成して、流出した住宅が再建されておりました。
新得

帯広駅に着くと、前日はポカポカ陽気だったのに、身を切るほどの寒さになってしまい、震え上がってしまいました。ガーデン内はあちこちにまだ雪が残り、まだまだ休眠状態です。
ヒルズ

この冬も早くからしっかりと雪が積もったので、バラも雪に埋まった状態で冬を越せたとのこと。試しに一つはずしてみることにしました。
バラ園

ビニール袋をはずすと、麻袋をラス網で補強した筒があり、その中にモミガラを充填しています。初めは豆問屋なので豆ガラを使ったのですが、湿り気が強くて蒸れることや、株元に落ちてしまう豆ガラのチッソ分が多くて、秋バラの花着きがメチャ悪くなってしまったことから、翌年からモミガラに変えたものです。
麻袋 モミガラ

この方式に変えてからは、毎年積雪が多かったこともあり、冬越しはバッチリ。一度十勝本来の寡雪状態で冬を越してみたいと思っているのですが、今のところほとんど枝枯れを起こさずにきています。
枝 剪定

すぐ横がピッグファームになったので、マンガリッツァ豚の様子を見てみました。昨年生まれたうり坊がもうこんなに大きくなっており、ごろりと横になっておりました。この子だけほかの豚にいじめられるので、隔離されているとか。なんだか寂しそう…
小豚

本体の方にいくと、黒・茶・白の3系統の豚たちが、ブヒブヒと鼻で地面を掘り返し、なにやら食べておりました。野生にかなり近い系統らしく、豚というより猪に近い感じなのでしょう。ミミズか何か探しているのかか、泥田のようになっておりました。配合飼料を与えてはいるものの、なるべく自然状態で育てていくためには、かなりの面積の飼育場がいりそうです。(つづく)
親豚

秋晴れの十勝

  • 2016.10.27 Thursday
  • 05:51
久しぶりの十勝への出張。根室本線は相変わらず寸断されたままなので、臨時特急とトマム駅で代行バスに乗り継いでの移動になります。前回ほどガラガラではなかったものの、1両に十数人程度の乗客で、かなりの数がポテトライナーに流れているようです。紅葉もほとんど吹き飛び、山もすっかり寂しくなっていました。
トマム

十勝はびっくりするほどの秋晴れになり、気温も上がってポカポカ陽気に。ヒルズに着くと、既に無料期間に入っていることもあり、お昼前後には散策やレストラン利用の方が結構入っているようでした。
ヒルズ

入り口に植えられたフリーマニーカエデ‘オータム・ブレイズ’の並木は、残念ながら数日来の強風によってほとんど葉を落としていました。でもわずかに残っている葉を見ると、本当にきれいな紅葉なので、木が大きくなると見事な姿になってくれそうです。
オータムブレイズ

園内の木々はほとんど落葉しているけれど、メグスリノキやヤマモミジの紅葉がちょうど見頃で、すっくと立っているシラカンバなどの裸木の姿も凛々しく、青空を背景に十分見どころになっていました。
シラカンバ

レストランのヴィーズは結構混んでいたこともあり、しばらくぶりに「四分分度(しぶぶんど)」でお昼をいただくことに。こちらは無料区域にあるので気楽に立ち寄れる場所なのに、あまり宣伝されないためか、いつもお客さんはまばらです。団体バスの食事用みたいな使われ方では、ちょっともったいないメニューなんですが。ここの豆御膳は、本当に豆づくしのヘルシーメニューが盛りだくさんです。
豆御膳

午後からは、手直し工事の現場確認。トンボ池の回りに周回園路を整備したけれど、今年のように雨続きになると、斜面から水が湧き出てチップ敷き園路がドボドボになってしまい、せっかくのお客さんには気の毒な状態になってしまいました。そこでまだ少し残っている枕木を使い、枕木園路に改修することにしました。来年からは、安心してトンボ池の回りを散策できるようになります。
トンボ池

最後に、ポタジェの片隅に植えられているワインブドウが、地べたを這っているだけなのでもったいなく、ちゃんとフェンス仕立てにできるよう移植することに。でも意外と根が長く伸びていて大苦戦。植え替えてたった一年しか経たないのに、こんなに長く伸びるものなんですね。天気が急変して雨雲が迫る中、なんとか植え終わることができました。来年からはちゃんとブドウらしく仕立てていくことにしましょう。
ブドウ

今年は7月のグランドオープン以降、たくさんの方に来園いただき本当に感謝です。まだ土木的な改造が終わっただけで、植栽も最低限のものしか植えられておりませんが、まだまだ伸びしろのあるガーデンなので、これからもどうかよろしくお願いいたします。

久しぶりの十勝

  • 2016.09.29 Thursday
  • 06:04
連続台風による大災害以来、十勝に来ることができずにいましたが、JRの代行バスによる臨時列車が設定されたので、一ヶ月ぶりに帯広に向かいました。さぞや混んでいるのかと思いきや、札駅のホームに着いても誰も待っていなくて、ホームを間違えたのかと思うほど。入線してきた車両に乗ったのはほんの数人で、発車しても7、8人ほどしかおらず、いたって拍子抜け。トマムで代行バスに乗り換えた時に、全部で60人弱しかおらず、バス2台で楽々乗れるほどでした。
臨時列車

バスの窓から見ていくと、確かに新得辺りの川沿いは滅茶苦茶に壊れており、洪水のひどさが実感されました。あちこちの橋が落橋しており、仮橋の建設中のところも見えました。復旧にはかなりの時間がかかりそうですが、一日も早く平穏な生活ができることを祈りたいです。
被害状況

久しぶりのヒルズに着くと、入り口前に植えられたフリーマニーカエデの木のいくつかが、真っ赤に紅葉していました。同じ畑の木を同時に植えているのですが、植えた場所が石貼舗装の中とか、根に幾分ストレスがあるところの木だけが早く紅葉したものでしょう。生育の早さと紅葉の見事さでこの木を選んだので、数年後がとても楽しみです。
紅葉

先に食事にしようと四分分度を覗くと、団体客が入るとのことで、ヴィーズに回りました。この時期でも団体が入ってくれるのは、とてもありがたいことです。ヴィーズにもかなりお客さんが入っており、リニューアル効果は着実に根付いているようでホッとしました。旬の野菜ばかりの前菜はとても美味しかったです。
ヴィーズ

スカイミラーのブルーサルビアは、台風でかなり折れてしまって歯っ欠けになっていますが、まだなんとか見られる状態。その奥のフラワーアイランズとの組み合わせが目を引くので、来園された方はほとんどがこちらから回って行くそうです。
スカイミラー

トンボ池の回りの園路は、相変わらず沁み出す水でぬかるんでます。まだ枕木がかなり残っているので、それを使って枕木舗装にしようと現地での確認を行いました。来シーズンには、安心して池の回りを歩けるようになっていますからね。
トンボ池

ここにはもともといろんなハギが植えられていました。ミヤギノハギにもいろんなタイプがあり、黒軸で葉先が細く尖る典型的なタイプから、茎がやや立ち上がり、葉がやや丸みを帯びたものまでありました。かなり濃い紫のものは別種かな?と思われるものまであるので、またよく見ていこうと思います。それらを株分けしたり移植して、園内の各所にちりばめています。株が落ち着いてくればますますいい雰囲気になるので、これも将来楽しみな存在になるでしょう。
ミヤギノハギ

残念だったのがバラでした。順調に秋バラのつぼみが上がっていたのに、強風に叩かれ続けてほとんどのつぼみが傷んでしまい、黒く変色して落ちてしまったのです。その後上がってきたものがいくらか咲いていましたが、今年は残念な結果になりました。
バラ

アルフレスコの芝生も肥料をたっぷり吸い込んで、濃い緑でふっかふかの絨毯になっていました。ボーダー花壇は来年一部を延長したり、新しいアイランドボーダーを設けたりと、いろいろ進化を続ける予定です。既存の花壇のリニューアルも随時進めているので、来年はまた進化した姿をお目にかけられるようにしたいです。
アルフレスコ

帰りの臨時列車もやはりガラガラでした。途中でシカに衝突して急停車したり、臨時列車特有の信号待ちが頻発して、やたら時間のかかる出張となりましたが、久しぶりの十勝への旅はとても充実した一日となりました。

真夏の陽気

  • 2016.08.25 Thursday
  • 05:51
台風一過。不快な湿度も下がり、抜けるように真っ青な空には、真夏の日差しが戻ってきました。前日はすべての特急が運休していましたが、網走間のオホーツク以外は平常に戻りました。いつもはガラガラのスーパーとかちなのに、ほぼますが埋まるほどの混みようだったのは、前日のしわ寄せだったのでしょう。

十勝ヒルズに着くと、早速先日の台風被害の確認を行いました。強風による被害は、ロビニアの‘フリーシア’と、ギンカエデ、オオバボダイジュなどに集中し、傾くほどひどいものは数本に留まりました。先日傾いていたフリーシアは、こんどの台風の風向きが逆だったらしく、傾きが戻ったところにシルバーさん達が仮支柱を付けてくれてました。これからは定期的に枝透かしを行い、風圧の軽減を図る必要がありそうです。
仮支柱

記録的な雨が続いたこともあり、凹んだ場所にあるトンボ池の回りには、至る所から水が湧き出ていました。このため周回園路がぐちゃぐちゃにぬかってしまい、まともに歩けなくなる区間ができてしまいました。まだ枕木が残っているので、枕木の木道にする必要がありそうです。
トンボ池

マンガリッツァ豚の一頭から子豚が生まれたというので、枕木を確認のついでに見に行くと、かわいい「瓜ん坊」のような二頭がぶひぶひと母豚にまつわりついていました。本来まだ成獣ではない個体を輸入したはずなのに、おませな子が既に妊娠した状態で検疫もすり抜けていたのです。これらの豚の世話をするために、オランダから来ていた方が帰る前日の晩に産気づいて大騒ぎになったとか。まだ母体が若かったためか、6匹のうち4匹が死産で、なんとか2匹が生き残ったようです。こんなかわいい姿を見ると、とても食べようなんて気が起きなくなりますねぇ…
小ぶたちゃん

先日のツアーでヴィーズのランチを食べたばかりなので、昨日は「四分分度」の豆御前を。野菜もすべてヒルズ産なので、安心して食べられるヘルシーなランチです。
豆御膳

午後からは、せっかくガーデンチームが出てきているので、強風で傷んだ樹木の整枝剪定をやってもらいました。ショップ前の並木道には、紅葉が特に見事なフリーマニーカエデの‘オータムブレイズ’が植えられています。まだ若木のため、枝が暴れて風害を受けやすく、特に生長のいい2株が乱れ髪のようになっていました。
整枝剪定

整枝の基本である不要枝(からみ枝、ふところ枝、下り枝、交差枝等)をまず徹底して取り除き、次に樹種による理想的な樹冠の形をイメージして、それより飛び出ている枝を切り詰めていくと、さっぱりと涼しげな姿に変身しました。
すっきり

ローズにあるフリーシアには、今にも落ちてきそうな枝がぶら下がっているので、それも取り除いてもらうことに。こんな枝をいきなり落とそうとすると、重みで枝が裂けてしまうため、まず切り落とせるだけの細かい枝を高枝切り鋏で落とします。そうして枝だけになったものを高枝バサミで押さえてやり、柄付きノコできれいに落とすことができました。30数年前の植木屋時代のテクニックが、こんな形で役に立つものなんですね。
枝落とし

それにしても強い日差し。ずっと曇り空ばかりだったので、そのお返しとばかりに焼けるような強い日差しが照りつけていました。刈られたばかりの芝生が気持ちよく、きっと夕日もきれいだったことでしょう。
アルフレスコ

最後に、今後に向けての打合せを行いました。ガーデンのリニューアルが完成したものの、まだまだ改良しなければならない点はいくつもあるし、更なる魅力づくりもやっていかなければなりません。私もいつまでも関わる訳ではないので、その方向性を確認していきました。それにしてもヒルズ特製のアイスの美味しかったこと。ぜいたくな材料を使って本当に手作りで作られているアイスは絶対にお奨めです。火照った体が、たちまちクールダウンしていきました。
アズキアイス

先週の十勝ヒルズ

  • 2016.08.04 Thursday
  • 05:39
先週はバタバタと出来事の報告をしただけだったので、備忘録としてヒルズに咲いていた植物の中から、おやっ?と思ったものを紹介しておきます。
ショップを抜けて園内に入ったところに、ひっそりと一株だけ咲いていたのがバイカウツギ‘ベルエトワール’です。さすがに十勝の寒さではぎりぎりなのか、枝先がかなり傷むので、もう少し風当たりの弱いところに植えてやり、大きな株に育ててやりたいです。
ベルエトワール

アルフレスコのボーダーを見ていたら、なんかゆがんだ玉になったアリウムを見つけました。よく見ると2本の花茎が合体してしまい、引っ張ってもなかなかはずれない状態に… 来年は伸び伸びと咲けるようにしてあげなくては。
アリウム

ローズの横手には、ヤブ状になった低木の固まりがいくつもあります。昔のオーナーがいろいろと集めて植え込んだものが、いまだに全貌を解明できていないものがある中に、カシワバアジサイの原種とおぼしき、一重咲きの株がありました。普通は八重咲の‘スノーフレーク’ばかり見ているので、ちょっと新鮮でしたが、我が国には耐寒性が抜群でしかも当年枝咲き、そしてはるかに花も見事なノリウツギがあるので、わざわざ植えようとは思わないです〜
カシワバアジサイ

スカイミラーの花壇は、春のパンジーから夏のブルーサルビアに完全に入れ替わりました。ここでは完全に入れ替えを行ってしまうと、しばらく寂しい風景になってしまうので、四列のうちパンジーを二列、ブルーサルビアを二列にして、途中3週間くらいはダブルに植え込んでいます。いよいよパンジーが傷んでくるとすべて抜き取ってしまいますが、その頃にはブルーサルビアが準備万端、しっかりと根を張った株がたくさんの花茎を伸ばしてくるのです。
ブルーサルビア
ここもかつては、堆肥なんか入れたことがなく、ポットは抜いてそのまんま植え込み、もちろんピンチもしていなかったのですから…(^^;)

あちこち歩いていたら、園路の上によろよろとヘビの子どもが這い出てきました。ずっとお日様が差さなくて体温が上がらず、ちゃんと餌も取れなかったのではないでしょうか。あんまり好きな生き物ではありませんが、ちょっとかわいそうになりました。ようやく暑くなってきたようなので、元気を取り戻したのかな?
ヘビ

トンボ池ではエゾミソハギが咲いてきている中に、ルドベキアやセイヨウノコギリソウなど、かつてのワイルドフラワーの名残ばかりかと思ったら、キタノコギリソウ(Achillea alpina)が咲いていました。北海道の海岸地域では普通に見られるノコギリソウで、花がよく目立つので園芸植物かと思うくらいです。ただ、ここの場合には自生種の可能性は低く、北半球の北方域に広く自生しているので、海外で採種されたタネが、ワイルドフラワーの中に入っていた可能性が高そうです。
キタノコギリソウ

十勝ヒルズでは、これまで肉を輸入してレストランに出していたマンガリッツァ豚を、オランダから生体で導入したばかりでした。ビクトルシェフの故郷ハンガリーでは『国宝』に指定されているだけに、ハンガリーからは導入できず、オランダで血統管理されているものを25頭導入し、一部を園内で飼育し始めたのです
マンガリッツァ豚

どんなものかと見に行くと、ずっと谷底の方まで柵が伸びているので、手前の方には全く姿がありませんでした。しばらく見ていると、向こうの方からごそごそと上ってきて、なにやら土を掘り返して食べている様子。滝野公園みたいにかわいい名前付けてあんまりかわいがると肉が食べられなくなるので、知らん振りしていてくれる方がいいのかな…

しっとりした十勝ヒルズ

  • 2016.07.28 Thursday
  • 05:53
予報より早く札幌は雨でしたが、札幌を離れると道路も乾いて日差しもありました。ところがトンネルを抜けて十勝に入ると途端にどんよりと雲の中。十勝はこのところずっと、霧雨が降ったり止んだりで、日差しが全くない日があいかわらず続いているそう。作物に影響が出ないか心配です…

十勝ヒルズに着くと、帯広市内のオープンガーデンをやっている方達の見学会があり、みなさんガーデンの変貌ぶりに驚かれた様子。まずは地元の方達に知られていくことが大切です。観光バスのピークは過ぎたものの、何台ものバスが入ってきてました。
ポタジェ

前回はグランドオープンイベントの賑わいのさなか。落ち着いて園内を見て歩くことができなかったので、じっくり一回りすることにしました。植えたばかりの状態だったプランターも、すっかり株が落ち着いてました。こういう壁の前のプランターの存在は大きいです。
入り口

ショップの横に造った枕木テラスも、この時期には涼しい日陰でアイスを食べる人で大賑わいのはずが、こんな天気のためアイスよりも室内で温かい飲み物を頼む人が多いらしく、テラスも閑散としてました。
ショップ前

アプローチのボーダーが、ようやくそれなりのボリュウムに。予想以上に‘釧路八重’の日陰が強く、植物の入れ替えを進めて行かなければならないでしょう。
アプローチボーダー

アルフレスコに入ると、芝生の中のアイランドボーダーが一回り大きく育ってきてました。この小さな花壇の存在感が、あまりに大きいのでみんなびっくりしている様子。プランナーとしてはしてやったりですが、この花壇の形が当社「豆の丸勝」にちなんだ「大福豆」の形だということは誰も気付かないでしょう。
アイランドボーダー

それにしても、ボーダー花壇の植物の成育がいいのにはびっくり。昨年夏過ぎに植えられたので、まだ一年経っていないのです。この理由の一つが土にあります。工事で出たここの心土である赤土を取っておき、ここに11tダンプで200台以上盛土した後に、その土を花壇のところにだけ戻しておいたものです。十勝でも黒土神話があったようですが、心土の赤土こそが本来の力を発揮できることを示してくれました。
ボーダー

それにしても大きく育ちすぎ。このデルフィニウムだって私の背丈より高く、ホリホックに至っては2.5mくらいまで育っています。これではちょっとバランスが崩れるんですけどぉ…(^^;)
デルフィニウム

日新の丘(その2)

  • 2016.07.16 Saturday
  • 05:50
かつての日新の丘のイメージといえば、誰しもがワイルドフラワーと答えるでしょう。とにかくあたり一面タネを播きまくったという感じで、いい時期に行けば確かにきれいだったかもしれません。当時は種苗会社がこぞってミックスしたものを売り出していましたが、既にこの危険性は認識していたので、あ〜あという感じで見ていました。
フランスギク

このマップを見れば、それなりに区分されて植えられていたようですが、目に入るものはグチャグチャのワイルドフラワーばかりだし、植えられている木もまだ小さかったので、ここになにがあるのか全く認識していなかったように思います。いまだに園内を歩いていると、おやこんなものが!というものに巡り会うのです。
マップ

こんな並木がどこにあったのか全く記憶がありませんでしたが、どうやら真ん中の道路の延長にある「ひめりんご並木」のようです。私が関わった時には、既にこんな木の姿はありませんでした。
ヒメリンゴ並木

藤棚はレストラン裏手から伸びる園路上に確かにありました。左側がロニケラに、右側がフジになっていたのですね。ロニケラも全く姿を消していたし、棚が崩壊してフジがあたりをのたくっていました。
藤棚

トンボ池が何年頃に掘られたのか分かりませんが、これはいいものを造ってくれたものだと思います。豊富な地下水があったことも幸いしました。ここにあるトチノキは今もあるので、枝垂れのセイヨウシロヤナギの広場のすぐ下から見たものです。
トンボ池

こんな写真があったのにはびっくり。この当時からアサザが池の中に生えていたのです。やはり植えられたものだったのでしょう。かつてはこんなに近くに咲いていたようなので、来年は移植しなくては!
アサザ

現在レストランやその前に広がるスカイミラーからは、十勝平野や日高山脈を見渡すことができますが、既にこの頃から斜面の木を切って眺望を確保していたようです。これはカート園路よりさらに外側から見た状態でしょう。
眺望

それにしてもこのワイルドフラワーの光景は、しっかりと目に焼き付いています。ヒルズのリニューアルでは、かつて訪れた方に染みついているこのイメージを、いかに払拭していくかが大きな課題でした。その点からは、先週行われたイベントによって、まずは一度来てもらうというきっかけとして、大きな成功を収めたと思います。新しいガーデンが居心地のよい空間だと思われた方は、きっと二度三度と来てくれることでしょう。この風景から15年。もう一度以前の様子を確認してから、現在のヒルズをじっくりと見ていただければと願っています。
ワイルドフラワー

(日新の丘(その1)はこちらです。)

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