秋晴れの十勝

  • 2016.10.27 Thursday
  • 05:51
久しぶりの十勝への出張。根室本線は相変わらず寸断されたままなので、臨時特急とトマム駅で代行バスに乗り継いでの移動になります。前回ほどガラガラではなかったものの、1両に十数人程度の乗客で、かなりの数がポテトライナーに流れているようです。紅葉もほとんど吹き飛び、山もすっかり寂しくなっていました。
トマム

十勝はびっくりするほどの秋晴れになり、気温も上がってポカポカ陽気に。ヒルズに着くと、既に無料期間に入っていることもあり、お昼前後には散策やレストラン利用の方が結構入っているようでした。
ヒルズ

入り口に植えられたフリーマニーカエデ‘オータム・ブレイズ’の並木は、残念ながら数日来の強風によってほとんど葉を落としていました。でもわずかに残っている葉を見ると、本当にきれいな紅葉なので、木が大きくなると見事な姿になってくれそうです。
オータムブレイズ

園内の木々はほとんど落葉しているけれど、メグスリノキやヤマモミジの紅葉がちょうど見頃で、すっくと立っているシラカンバなどの裸木の姿も凛々しく、青空を背景に十分見どころになっていました。
シラカンバ

レストランのヴィーズは結構混んでいたこともあり、しばらくぶりに「四分分度(しぶぶんど)」でお昼をいただくことに。こちらは無料区域にあるので気楽に立ち寄れる場所なのに、あまり宣伝されないためか、いつもお客さんはまばらです。団体バスの食事用みたいな使われ方では、ちょっともったいないメニューなんですが。ここの豆御膳は、本当に豆づくしのヘルシーメニューが盛りだくさんです。
豆御膳

午後からは、手直し工事の現場確認。トンボ池の回りに周回園路を整備したけれど、今年のように雨続きになると、斜面から水が湧き出てチップ敷き園路がドボドボになってしまい、せっかくのお客さんには気の毒な状態になってしまいました。そこでまだ少し残っている枕木を使い、枕木園路に改修することにしました。来年からは、安心してトンボ池の回りを散策できるようになります。
トンボ池

最後に、ポタジェの片隅に植えられているワインブドウが、地べたを這っているだけなのでもったいなく、ちゃんとフェンス仕立てにできるよう移植することに。でも意外と根が長く伸びていて大苦戦。植え替えてたった一年しか経たないのに、こんなに長く伸びるものなんですね。天気が急変して雨雲が迫る中、なんとか植え終わることができました。来年からはちゃんとブドウらしく仕立てていくことにしましょう。
ブドウ

今年は7月のグランドオープン以降、たくさんの方に来園いただき本当に感謝です。まだ土木的な改造が終わっただけで、植栽も最低限のものしか植えられておりませんが、まだまだ伸びしろのあるガーデンなので、これからもどうかよろしくお願いいたします。

久しぶりの十勝

  • 2016.09.29 Thursday
  • 06:04
連続台風による大災害以来、十勝に来ることができずにいましたが、JRの代行バスによる臨時列車が設定されたので、一ヶ月ぶりに帯広に向かいました。さぞや混んでいるのかと思いきや、札駅のホームに着いても誰も待っていなくて、ホームを間違えたのかと思うほど。入線してきた車両に乗ったのはほんの数人で、発車しても7、8人ほどしかおらず、いたって拍子抜け。トマムで代行バスに乗り換えた時に、全部で60人弱しかおらず、バス2台で楽々乗れるほどでした。
臨時列車

バスの窓から見ていくと、確かに新得辺りの川沿いは滅茶苦茶に壊れており、洪水のひどさが実感されました。あちこちの橋が落橋しており、仮橋の建設中のところも見えました。復旧にはかなりの時間がかかりそうですが、一日も早く平穏な生活ができることを祈りたいです。
被害状況

久しぶりのヒルズに着くと、入り口前に植えられたフリーマニーカエデの木のいくつかが、真っ赤に紅葉していました。同じ畑の木を同時に植えているのですが、植えた場所が石貼舗装の中とか、根に幾分ストレスがあるところの木だけが早く紅葉したものでしょう。生育の早さと紅葉の見事さでこの木を選んだので、数年後がとても楽しみです。
紅葉

先に食事にしようと四分分度を覗くと、団体客が入るとのことで、ヴィーズに回りました。この時期でも団体が入ってくれるのは、とてもありがたいことです。ヴィーズにもかなりお客さんが入っており、リニューアル効果は着実に根付いているようでホッとしました。旬の野菜ばかりの前菜はとても美味しかったです。
ヴィーズ

スカイミラーのブルーサルビアは、台風でかなり折れてしまって歯っ欠けになっていますが、まだなんとか見られる状態。その奥のフラワーアイランズとの組み合わせが目を引くので、来園された方はほとんどがこちらから回って行くそうです。
スカイミラー

トンボ池の回りの園路は、相変わらず沁み出す水でぬかるんでます。まだ枕木がかなり残っているので、それを使って枕木舗装にしようと現地での確認を行いました。来シーズンには、安心して池の回りを歩けるようになっていますからね。
トンボ池

ここにはもともといろんなハギが植えられていました。ミヤギノハギにもいろんなタイプがあり、黒軸で葉先が細く尖る典型的なタイプから、茎がやや立ち上がり、葉がやや丸みを帯びたものまでありました。かなり濃い紫のものは別種かな?と思われるものまであるので、またよく見ていこうと思います。それらを株分けしたり移植して、園内の各所にちりばめています。株が落ち着いてくればますますいい雰囲気になるので、これも将来楽しみな存在になるでしょう。
ミヤギノハギ

残念だったのがバラでした。順調に秋バラのつぼみが上がっていたのに、強風に叩かれ続けてほとんどのつぼみが傷んでしまい、黒く変色して落ちてしまったのです。その後上がってきたものがいくらか咲いていましたが、今年は残念な結果になりました。
バラ

アルフレスコの芝生も肥料をたっぷり吸い込んで、濃い緑でふっかふかの絨毯になっていました。ボーダー花壇は来年一部を延長したり、新しいアイランドボーダーを設けたりと、いろいろ進化を続ける予定です。既存の花壇のリニューアルも随時進めているので、来年はまた進化した姿をお目にかけられるようにしたいです。
アルフレスコ

帰りの臨時列車もやはりガラガラでした。途中でシカに衝突して急停車したり、臨時列車特有の信号待ちが頻発して、やたら時間のかかる出張となりましたが、久しぶりの十勝への旅はとても充実した一日となりました。

真夏の陽気

  • 2016.08.25 Thursday
  • 05:51
台風一過。不快な湿度も下がり、抜けるように真っ青な空には、真夏の日差しが戻ってきました。前日はすべての特急が運休していましたが、網走間のオホーツク以外は平常に戻りました。いつもはガラガラのスーパーとかちなのに、ほぼますが埋まるほどの混みようだったのは、前日のしわ寄せだったのでしょう。

十勝ヒルズに着くと、早速先日の台風被害の確認を行いました。強風による被害は、ロビニアの‘フリーシア’と、ギンカエデ、オオバボダイジュなどに集中し、傾くほどひどいものは数本に留まりました。先日傾いていたフリーシアは、こんどの台風の風向きが逆だったらしく、傾きが戻ったところにシルバーさん達が仮支柱を付けてくれてました。これからは定期的に枝透かしを行い、風圧の軽減を図る必要がありそうです。
仮支柱

記録的な雨が続いたこともあり、凹んだ場所にあるトンボ池の回りには、至る所から水が湧き出ていました。このため周回園路がぐちゃぐちゃにぬかってしまい、まともに歩けなくなる区間ができてしまいました。まだ枕木が残っているので、枕木の木道にする必要がありそうです。
トンボ池

マンガリッツァ豚の一頭から子豚が生まれたというので、枕木を確認のついでに見に行くと、かわいい「瓜ん坊」のような二頭がぶひぶひと母豚にまつわりついていました。本来まだ成獣ではない個体を輸入したはずなのに、おませな子が既に妊娠した状態で検疫もすり抜けていたのです。これらの豚の世話をするために、オランダから来ていた方が帰る前日の晩に産気づいて大騒ぎになったとか。まだ母体が若かったためか、6匹のうち4匹が死産で、なんとか2匹が生き残ったようです。こんなかわいい姿を見ると、とても食べようなんて気が起きなくなりますねぇ…
小ぶたちゃん

先日のツアーでヴィーズのランチを食べたばかりなので、昨日は「四分分度」の豆御前を。野菜もすべてヒルズ産なので、安心して食べられるヘルシーなランチです。
豆御膳

午後からは、せっかくガーデンチームが出てきているので、強風で傷んだ樹木の整枝剪定をやってもらいました。ショップ前の並木道には、紅葉が特に見事なフリーマニーカエデの‘オータムブレイズ’が植えられています。まだ若木のため、枝が暴れて風害を受けやすく、特に生長のいい2株が乱れ髪のようになっていました。
整枝剪定

整枝の基本である不要枝(からみ枝、ふところ枝、下り枝、交差枝等)をまず徹底して取り除き、次に樹種による理想的な樹冠の形をイメージして、それより飛び出ている枝を切り詰めていくと、さっぱりと涼しげな姿に変身しました。
すっきり

ローズにあるフリーシアには、今にも落ちてきそうな枝がぶら下がっているので、それも取り除いてもらうことに。こんな枝をいきなり落とそうとすると、重みで枝が裂けてしまうため、まず切り落とせるだけの細かい枝を高枝切り鋏で落とします。そうして枝だけになったものを高枝バサミで押さえてやり、柄付きノコできれいに落とすことができました。30数年前の植木屋時代のテクニックが、こんな形で役に立つものなんですね。
枝落とし

それにしても強い日差し。ずっと曇り空ばかりだったので、そのお返しとばかりに焼けるような強い日差しが照りつけていました。刈られたばかりの芝生が気持ちよく、きっと夕日もきれいだったことでしょう。
アルフレスコ

最後に、今後に向けての打合せを行いました。ガーデンのリニューアルが完成したものの、まだまだ改良しなければならない点はいくつもあるし、更なる魅力づくりもやっていかなければなりません。私もいつまでも関わる訳ではないので、その方向性を確認していきました。それにしてもヒルズ特製のアイスの美味しかったこと。ぜいたくな材料を使って本当に手作りで作られているアイスは絶対にお奨めです。火照った体が、たちまちクールダウンしていきました。
アズキアイス

先週の十勝ヒルズ

  • 2016.08.04 Thursday
  • 05:39
先週はバタバタと出来事の報告をしただけだったので、備忘録としてヒルズに咲いていた植物の中から、おやっ?と思ったものを紹介しておきます。
ショップを抜けて園内に入ったところに、ひっそりと一株だけ咲いていたのがバイカウツギ‘ベルエトワール’です。さすがに十勝の寒さではぎりぎりなのか、枝先がかなり傷むので、もう少し風当たりの弱いところに植えてやり、大きな株に育ててやりたいです。
ベルエトワール

アルフレスコのボーダーを見ていたら、なんかゆがんだ玉になったアリウムを見つけました。よく見ると2本の花茎が合体してしまい、引っ張ってもなかなかはずれない状態に… 来年は伸び伸びと咲けるようにしてあげなくては。
アリウム

ローズの横手には、ヤブ状になった低木の固まりがいくつもあります。昔のオーナーがいろいろと集めて植え込んだものが、いまだに全貌を解明できていないものがある中に、カシワバアジサイの原種とおぼしき、一重咲きの株がありました。普通は八重咲の‘スノーフレーク’ばかり見ているので、ちょっと新鮮でしたが、我が国には耐寒性が抜群でしかも当年枝咲き、そしてはるかに花も見事なノリウツギがあるので、わざわざ植えようとは思わないです〜
カシワバアジサイ

スカイミラーの花壇は、春のパンジーから夏のブルーサルビアに完全に入れ替わりました。ここでは完全に入れ替えを行ってしまうと、しばらく寂しい風景になってしまうので、四列のうちパンジーを二列、ブルーサルビアを二列にして、途中3週間くらいはダブルに植え込んでいます。いよいよパンジーが傷んでくるとすべて抜き取ってしまいますが、その頃にはブルーサルビアが準備万端、しっかりと根を張った株がたくさんの花茎を伸ばしてくるのです。
ブルーサルビア
ここもかつては、堆肥なんか入れたことがなく、ポットは抜いてそのまんま植え込み、もちろんピンチもしていなかったのですから…(^^;)

あちこち歩いていたら、園路の上によろよろとヘビの子どもが這い出てきました。ずっとお日様が差さなくて体温が上がらず、ちゃんと餌も取れなかったのではないでしょうか。あんまり好きな生き物ではありませんが、ちょっとかわいそうになりました。ようやく暑くなってきたようなので、元気を取り戻したのかな?
ヘビ

トンボ池ではエゾミソハギが咲いてきている中に、ルドベキアやセイヨウノコギリソウなど、かつてのワイルドフラワーの名残ばかりかと思ったら、キタノコギリソウ(Achillea alpina)が咲いていました。北海道の海岸地域では普通に見られるノコギリソウで、花がよく目立つので園芸植物かと思うくらいです。ただ、ここの場合には自生種の可能性は低く、北半球の北方域に広く自生しているので、海外で採種されたタネが、ワイルドフラワーの中に入っていた可能性が高そうです。
キタノコギリソウ

十勝ヒルズでは、これまで肉を輸入してレストランに出していたマンガリッツァ豚を、オランダから生体で導入したばかりでした。ビクトルシェフの故郷ハンガリーでは『国宝』に指定されているだけに、ハンガリーからは導入できず、オランダで血統管理されているものを25頭導入し、一部を園内で飼育し始めたのです
マンガリッツァ豚

どんなものかと見に行くと、ずっと谷底の方まで柵が伸びているので、手前の方には全く姿がありませんでした。しばらく見ていると、向こうの方からごそごそと上ってきて、なにやら土を掘り返して食べている様子。滝野公園みたいにかわいい名前付けてあんまりかわいがると肉が食べられなくなるので、知らん振りしていてくれる方がいいのかな…

しっとりした十勝ヒルズ

  • 2016.07.28 Thursday
  • 05:53
予報より早く札幌は雨でしたが、札幌を離れると道路も乾いて日差しもありました。ところがトンネルを抜けて十勝に入ると途端にどんよりと雲の中。十勝はこのところずっと、霧雨が降ったり止んだりで、日差しが全くない日があいかわらず続いているそう。作物に影響が出ないか心配です…

十勝ヒルズに着くと、帯広市内のオープンガーデンをやっている方達の見学会があり、みなさんガーデンの変貌ぶりに驚かれた様子。まずは地元の方達に知られていくことが大切です。観光バスのピークは過ぎたものの、何台ものバスが入ってきてました。
ポタジェ

前回はグランドオープンイベントの賑わいのさなか。落ち着いて園内を見て歩くことができなかったので、じっくり一回りすることにしました。植えたばかりの状態だったプランターも、すっかり株が落ち着いてました。こういう壁の前のプランターの存在は大きいです。
入り口

ショップの横に造った枕木テラスも、この時期には涼しい日陰でアイスを食べる人で大賑わいのはずが、こんな天気のためアイスよりも室内で温かい飲み物を頼む人が多いらしく、テラスも閑散としてました。
ショップ前

アプローチのボーダーが、ようやくそれなりのボリュウムに。予想以上に‘釧路八重’の日陰が強く、植物の入れ替えを進めて行かなければならないでしょう。
アプローチボーダー

アルフレスコに入ると、芝生の中のアイランドボーダーが一回り大きく育ってきてました。この小さな花壇の存在感が、あまりに大きいのでみんなびっくりしている様子。プランナーとしてはしてやったりですが、この花壇の形が当社「豆の丸勝」にちなんだ「大福豆」の形だということは誰も気付かないでしょう。
アイランドボーダー

それにしても、ボーダー花壇の植物の成育がいいのにはびっくり。昨年夏過ぎに植えられたので、まだ一年経っていないのです。この理由の一つが土にあります。工事で出たここの心土である赤土を取っておき、ここに11tダンプで200台以上盛土した後に、その土を花壇のところにだけ戻しておいたものです。十勝でも黒土神話があったようですが、心土の赤土こそが本来の力を発揮できることを示してくれました。
ボーダー

それにしても大きく育ちすぎ。このデルフィニウムだって私の背丈より高く、ホリホックに至っては2.5mくらいまで育っています。これではちょっとバランスが崩れるんですけどぉ…(^^;)
デルフィニウム

日新の丘(その2)

  • 2016.07.16 Saturday
  • 05:50
かつての日新の丘のイメージといえば、誰しもがワイルドフラワーと答えるでしょう。とにかくあたり一面タネを播きまくったという感じで、いい時期に行けば確かにきれいだったかもしれません。当時は種苗会社がこぞってミックスしたものを売り出していましたが、既にこの危険性は認識していたので、あ〜あという感じで見ていました。
フランスギク

このマップを見れば、それなりに区分されて植えられていたようですが、目に入るものはグチャグチャのワイルドフラワーばかりだし、植えられている木もまだ小さかったので、ここになにがあるのか全く認識していなかったように思います。いまだに園内を歩いていると、おやこんなものが!というものに巡り会うのです。
マップ

こんな並木がどこにあったのか全く記憶がありませんでしたが、どうやら真ん中の道路の延長にある「ひめりんご並木」のようです。私が関わった時には、既にこんな木の姿はありませんでした。
ヒメリンゴ並木

藤棚はレストラン裏手から伸びる園路上に確かにありました。左側がロニケラに、右側がフジになっていたのですね。ロニケラも全く姿を消していたし、棚が崩壊してフジがあたりをのたくっていました。
藤棚

トンボ池が何年頃に掘られたのか分かりませんが、これはいいものを造ってくれたものだと思います。豊富な地下水があったことも幸いしました。ここにあるトチノキは今もあるので、枝垂れのセイヨウシロヤナギの広場のすぐ下から見たものです。
トンボ池

こんな写真があったのにはびっくり。この当時からアサザが池の中に生えていたのです。やはり植えられたものだったのでしょう。かつてはこんなに近くに咲いていたようなので、来年は移植しなくては!
アサザ

現在レストランやその前に広がるスカイミラーからは、十勝平野や日高山脈を見渡すことができますが、既にこの頃から斜面の木を切って眺望を確保していたようです。これはカート園路よりさらに外側から見た状態でしょう。
眺望

それにしてもこのワイルドフラワーの光景は、しっかりと目に焼き付いています。ヒルズのリニューアルでは、かつて訪れた方に染みついているこのイメージを、いかに払拭していくかが大きな課題でした。その点からは、先週行われたイベントによって、まずは一度来てもらうというきっかけとして、大きな成功を収めたと思います。新しいガーデンが居心地のよい空間だと思われた方は、きっと二度三度と来てくれることでしょう。この風景から15年。もう一度以前の様子を確認してから、現在のヒルズをじっくりと見ていただければと願っています。
ワイルドフラワー

(日新の丘(その1)はこちらです。)

日新の丘(その1)

  • 2016.07.13 Wednesday
  • 05:47
現在の十勝ヒルズは、農産物の加工・販売をやっていた十勝正直村により、「日新の丘」として2000年以前に作られています。(※正式のオープンがよく分かりません。) 出来たての頃に十勝での仕事ついでに立ち寄った画像がありますので、ちょっと振り返ってみましょう。行ったのは2001年6月18日。私はまだデジカメに完全に切り替えていないので、ポジはどこかに仕舞われたままですが、一緒に行ったF君のデジカメの画像がありました。

マーケット
現在「四分分度」としてそば屋になっている建物が、村のマーケットになっていました。『十勝正直村』は何度も倒産してブランドだけが継承されているので、いまだにあるのかもよく分からないです。

事務所棟
その隣は事務所棟かと思いきや、マップには「アビス」と書かれているけれど、一体何の建物だったのでしょうか?

園内マップ
物持ちのよい私のことなので、ちゃんとその当時のパンフレットが保管されておりました。建物の基本的配置は現在と全く変わっていないのは当然か。一番右の豆腐工場は、建物を貸して営業し、美味しい豆腐を作っていたのですが、昨年倒産してしまいました。

パーゴラ
突き当たりにあった大パーゴラも、今となっては懐かしいです。この当時は緑色に塗られていたのでした。ここにもぐり込み、右手の細い道を通ってショップに入っていくのですが、残念ながらここの写真がありませんでした。マップには温室と書かれています。

カート
この当時からカートを貸し出していました。なにせ広い敷地だし、まだこの頃には木陰が全くなかったので、カートで走る方が爽快だったのでしょう。何度か行ってますが、とにかく暑いというイメージしかありませんでした。

カート園路
今もあるレストランまで、石畳のアプローチ園路がありましたが、一番メインの園路なのに、砂埃を巻き上げて走るカートと歩行者が同じ経路だなんて!!というのが、リニューアルに際して真っ先に思ったことでした。今は大きな日陰を作っている釧路八重の並木が、まだ植えられたばかりの大きさなのにもちょっとびっくり。

トイレへの道
このきれいな道は何だろうと、先に行った方の後を付いていってびっくり。突き当たりの建物はトイレで、ただトイレへに行くだけの道だったのです。園内で一番落ち着いた空間がここだなんて、というまか不思議なガーデンでした。(日新の丘(その2)につづく)

イベント二日目

  • 2016.07.11 Monday
  • 06:14
グランドオープンイベントの二日目。会場には、十勝プラザ前から出るシャトルバスの始発便に乗っていきました。ヒルズの駐車場ではすぐにパンクしてしまうため、すべての来園者の車は丘の下にある途別小学校のグラウンドに駐車していただき、そこからシャトルバスでピストン輸送を行いました。この両方のバス輸送のため、とてもスムーズにお客さんを運ぶことができたようです。さすが地元密着の十勝バスさんです。
バス

初日同様、朝からピーカンに晴れ渡り、強い日差しの中たくさんの来園者がありました。やはり人気はフードガーデン。十勝の様々な食や飲み物を楽しみながら、ライブを楽しんでおりました。
ライヴ

地元の方でもガーデンに初めて来た方が多く、昔来たという方もガーデン内の変貌ぶりには目を見張ったようです。なにせバラが絶好調。十勝でこれだけのバラが咲いているのですから、本当に歓声が上がっていました。
ローズ

アルフレスコの宿根ボーダーも最高潮でお迎えできたので、のんびりと花を楽しみながら散策する人、木陰で休憩する人、結構長い時間楽しんでいる方ばかりでした。
アルフレスコ

午前の部のガーデンツアーも終わりに近づいた頃、北の方角から雷鳴がとどろき始め、遠目に分かるほどの夕立が降り始めたのが見えてきました。なんでも幕別の本町付近では、時間雨量100mmクラスの豪雨になったとか。幸いヒルズでは数分の通り雨で済みましたが、一気に涼しくなって過ごしやすくなりました。
夕立

午後からは雨のおかげで来園者も少なくなり、時折パラパラ降ってくるので、やや手持ちぶさたに。神谷さんのワークショップでやっているストーンアートに挑戦したり、あちこちのワークショップを見て歩きました。
ストーンアート

結局午後の部のツアーも中止になり、雨が強くなってしまったので、イベントも早仕舞になってしまいました。ここまでなんとかもってくれたし、来園者も想定を上回ったようなので、イベントとしては大成功だったと思います。なんといっても地元の方達に、ヒルズがこんなにいい場所になったことを知っていただけたということが、最大の成果でしょう。
スカイミラー

スカイミラーからの眺望を楽しみながら飲んだビールの美味しかったこと。私も肩の荷が少し軽くなった思いです。会場づくりに奔走したガーデンチームを初めとするヒルズのみなさん、本当にお疲れさまでした。

グランドオープン

  • 2016.07.10 Sunday
  • 06:08
ようやく訪れた十勝らしい快晴のもと、十勝ヒルズのグランドオープンを無事に迎えることができました。神谷造園作のエントランスサインもバッチリと収まっておりました。
サイン

無料エリアには、十勝だけでなく札幌などからも雑貨のマーケットがたくさん出店し、既に準備万端。
マーケット

ゲート前には、開園を待つお客さんがずらりと並んでおりました。
ゲート前

一番奥のアニーカの庭では、開園と同時にオープニングの式典が。今回のグランドオープンフェスタは、サッポロビール主催のI♡TOKACHIキャンペーンとの共同開催なので、リボンちゃんも前日の名古屋から移動して参加しておりました。
式典

式典のあと、来賓をご案内しての園内ガイドを。6月の低温のおかげでバラの開花がかなり遅れ、この日にぴったりの開花状況になりました。これだけのバラを十勝でご覧に入れられるのは、ガーデナーの苦心の賜物です。
ガイド1

これだけ暑いと、トンボ池の周辺は大人気。セイヨウシロヤナギの木陰のベンチは、最高のスポットとなりました。
ガイド2

園内では、様々な十勝の食を提供するフードガーデンや、様々な体験ができるワークショップが多数展開しているので、来園者もうまくあちこちに分散しておりました。十勝名物のばんえい競馬もやってきて、暑さの中馬車を軽々と引っ張っていました。
ばんえい

昨日の気温はそんなに高くなかったようですが、とにかく日差しが強くて肌がひりひりと焼き付きました。園内の木陰が大人気。下枝払ってきれいにしておいてよかったです。
園内

イベントは今日まで。午後からは雨の予報になっているので、無事に終われるかな。園内ガイドは11:30と15:00の2回ありますので、どうぞお越し下さい〜

霧雨の十勝ヒルズ

  • 2016.06.24 Friday
  • 06:00
前日の予報では、十勝地方の最高気温は12℃だったので、またフリースを出して着込んで行ったものの、札幌駅に行くまでの暑いこと。本当にこんなに寒いのかしらん?と半信半疑で帯広駅に降りました。微妙に傘を差さなきゃくらいの天気ながら、空はどんより雨模様。記録的日照不足との報道通りの天気がずっと続いているのでした。

ヒルズの入り口には、園名サインが完成していました。神谷造園製作の石積み製です。周りに植栽したり、まだいろいろやらなければなりませんが、これでハードものはすべて完了したことになります。
サイン

最後の仕事は、建物の入り口や各所の車止めなどのプランター修景。今回は町内のYさんにお願いして、ショップやレストラン入り口のプランターをびしっと決めてもらうことにしました。コンテナがまだ届かないので、斑入りのニューサイランを中心に、マンデビラやヒューケラなどの組み合わせで当たりを付けていきました。
植物合わせ

お昼は久しぶりにお蕎麦の『四分分度(しぶぶんど)』で。こちらは入園料がかからない場所にあるので、昼食だけを食べに来る方が結構いるとか。あまりに寒いので、温かいつけ麺タイプの鶏ごぼうそばをいただきました。
ソバ

午後からも雨は上がらなかったけれど、アプローチのカエデの枝が乱れているので、どのように剪定すればいいのか、実際にやってもらうことに、ここのカエデはフリーマニーカエデの「オータムブレイズ」(Acer X freemanii 'Jeffersred' (Autumn Blaze))という、特に紅葉のきれいなカエデです。(本当の品種名は‘ジェファーズレッド’ですが、商品名は「オータムブレイズ」として流通しているようです。)枝の伸びがいいので数年後にはきれいな並木になるでしょう。ただ枝が柔らかいため、枝先が重たくなるとだらしなく垂れてしまいます。
剪定前

ムダ枝を抜きながら、整った円錐形の樹形になるよう枝先を切り詰めていきました。雨に濡れて余計に枝が下がってくるため、水滴を落としてから再度枝振りを確認し、結構スパスパと剪定が進みました。
剪定後

こんな天気ながら、ツアーバスは結構入ってくるし、個人のお客さんも切れ目無く入ってきていました。東京の奥多摩から来たという御夫婦が、6〜7年前からたびたび来ているそうで、昔はいろいろ見て歩く中では正直最低レベルだったけれど、ここ数年で劇的によくなり、今は最高だと思っているという、うれしいお言葉をいただきました。ガーデンで仕事をしていても、結構声をかけられるようになり、ガーデンの変貌が少しずつ知られてきているようで、ありがたいことです。
来園者

こんな天気なので、移植した樹木や植えられた草花はしっかり活着し、芝生も青々としています。アイランドボーダーの植物ももりもり大きくなり、ねらい通りの効果を発揮してくれるようになりました。
アイランドボーダー

園内を歩いていると、いろんな所からローズに設置したガゼボが見えてきます。ガゼボ設置の狙いは、単に雨除けや日陰の提供だけでなく、ガゼボからのガーデンの見えと共に、このように風景の拠り所になることも大きな効果の一つです。
ガゼボ

樹木の剪定では、ライラックだけが残っていたので、最後にそれを片付けました。昨年も剪定しているので、枝の伸びが格段によくなり、ようやくライラックらしさが出てきているようです。引き上げる際には、ばらばらに持つと大変なので、高枝切り鋏で串刺しにして、また『お猿の駕籠屋』作戦をとってもらいました。(笑)
お猿の籠屋

いよいよ次回はグランドオープンイベント「ガーデンピクニック」です。最後にその打合せをやりました。私の仕事はオープニングセレモニーの後、VIPのご案内をやることと、二日間とも午前午後の2回ガーデンツアーを行います。各回共に20名限定となっておりますので、ご来場の折には早めに申し込んで下さい。

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