秋晴れの森のガーデン

  • 2018.10.13 Saturday
  • 06:07
旅館で朝ご飯食べている間も、ずっと雨が降っていたけれど、ガーデンに向かう頃には雨が上がってくれました。午前中は曇りマークで午後からはまた雨の予報。作業は午前中だけだったので、何とかもってくれそうでした。真っ先に向かったのは、レストランの上で行ってきた試験植栽地。コキアが真っ赤に色づき、コスモスなどもまだ咲いていましたが、ヒマワリはほとんどシカに食べられてしまい、アサガオも数日前の水霜で茶色く融けてしまっていました。さて来年どれを使うか、思案のしどころです。
コキア

ガーデン入口の植栽地は、クラウンベッチをきれいに刈り取ったので、カラーリーフの低木がすっきりと並んでいました。あまり大きくせずに、このサイズで維持していこうと思います。
カラーリーフ

高山植物を植えている大雪な庭では、うしろに植えている白露錦やジューンベリーなどが大きくなりすぎて、日陰になってしまいました。白露錦は切り詰め剪定ができるので、思い切ってカットしてもらうことに。
白露錦の剪定

このくらい切り詰めれば、樹高を2/3に抑えながら、真っ白な新芽を楽しむことができるでしょう。
剪定後

園内を歩きながら、最後のチェックをしていくと、ミズナラの木に絡みついているイワガラミが、淡いクリーム色に白葉していました。ツルアジサイは黄葉するので、こんな見分け方もできるのですね。初めて気がつきました。
イワガラミ

森の迎賓館に行くと、シンボルのダケカンバが日差しを浴びて輝いています。本当にだけカンバの樹姿は神々しくさえ感じてしまいます。
ダケカンバ

ほんのわずかな時間ながら、真っ青な青空が広がり、さあっと風が吹くと、木の葉が無数に流れていくのを、しばしみんなで楽しんでました。この時期ならではの楽しみの一つです。来週末にはぐんと気温も下がってきそうなので、本当に素晴らしい一瞬を味わえたのでしょう。
青空

時間になったので、森の花園に戻っていくと、上野さんが見えられていました。まだまだ咲いている花を見て、この時期こんなに花が咲いているガーデンなんて、絶対にほかにはないと断言。来園されている方に声をかけると、たいていこんなに花が見られるなんてびっくりでした〜と言われます。そういうよさを、もっともっとアピールしていかなければならないのですね。
花園

ガーデンは日曜で閉園し、草花の刈り取りや、冬囲いや、球根植えやらと、まだまだ寒さの中で作業は続きます。午後からは役場で関係者一同が集まり、今年一年の反省会を。来園者数は苦戦したけれど、ガーデンに質はしっかり維持していけたので、来年も気を引き締めてがんばりたいと思いました。本当にガーデンのみなさん、お疲れ様でした〜

最後の作業

  • 2018.10.12 Friday
  • 05:59
昨日から、大雪森のガーデンに来ています。この時期にしてはびっくりするほどの暖かさ。それでも紅葉は着々と進み、既に丸裸の木もあるけれど、真っ黄色に色づいているアカイタヤや、真っ赤になるハウチワカエデなどが見事でした。黄葉

最初の仕事はメコノプシスの植え込み。昨年植えた株がうまく夏を越せず、ほとんど枯れてしまいました。また補植しなければならないけれど、2年前は生産者も苗を枯らして手に入らなかったことがあるので、冷や冷やしていました。9月に入ってから、苗が無事に夏越しできたとの連絡をいただき、ホッと。とてもいい株が届いていました。
苗

メコノプシスは、二年以上経った大株になると、株が小さな芽に細かく分かれてしまい、花が上がらなくなります。滝野公園ではそれを株分けして植え替えてみると、ちゃんとした大株に育って花を咲かせることができたので、5〜6芽以上のものは、株分けしてやりました。
株分け前 株分け後

ここではベトニキフォリア種が意外と成績がいいので、こちらの苗もさらに追加し、メインのグランティス種の両側に新たに植え込みました。たくさんの花が見られるよう、慎重に育てていかなければなりません。
完了

現在の場所だけでは、もう拡張の余地がないため、新たに森のリビングの一角にもメコノプシスの花壇を作りました。そちらで作業をしていると、町内の方が散策しながら、「この時期に来たことなかったけど、予想外にいいのでびっくりしたよ〜」と嬉しいお言葉。町の迎賓館として造られたガーデンなので、本当はもっともっと地元の方に来てほしいと願っています。
黄葉

午後からは、ドレスガーデンの前の模様替え。来年以降も残すというので、ドレス回りがぐちゃぐちゃになっていたものを、いったん抜き取って整理することにしました。突貫工事で造ったものは、いろんな所にしわ寄せが残っているものです。
抜き取り

あちこちに散らばっていたホスタ‘サガエ’を景観の主役にするため、大株は株分けして数を確保しました。ガーデナー達がホスタの株分けをやったことがなかったので、分割する手順を覚えてもらうと、みなさん手際よく、さくさくと分けてくれました。
ギボウシ

‘サガエ’でドレスの裾を造り。その合間にカラーリーフのトバラや、ネペタなどを植え込んで、骨格ができました。来年はさらにその間に花物を植え込んで、一段と見栄えがよくなると思います。
植え込み

今年は、夏のいい時期にひどい天候不順に見舞われて、どこのガーデンも入り混みがガクンと落ち込んでしまいました。秋こそと思っていた矢先には,台風被害や地震、そしてブラックアウトに見舞われ、さらに追い打ちがかかってしまったのです。過ぎたことはもう忘れて、どこのガーデンも来年に向けてせっせと準備していることでしょう。来年は一段と魅力が増しているはずなので、ガーデン巡りに来ていただきたいと願っています。

手直し工事

  • 2018.09.29 Saturday
  • 05:54
今回上川に泊まり込みでやって来たのは、園内の手直しミニ工事のためです。この時期に、毎年あちこちの不具合を修正する手直し工事をやってきており、メコノプシスの導入やロックガーデンの改修、潤いの森の手直しなどをやってきました。今年は主園路脇に残る未植栽区間の改修をやることに。森の迎賓館は広いので、隅から隅まで植栽している訳ではないけれど、いくつかの箇所で見苦しいところがありました。
着手前

景観が単調にならないよう、捨石を打つことにしましたが、人力で運べるサイズなので、ちょっと物足りないのは仕方ありません。ガーデンショー跡地から、形のいい石を集めてくれていました。捨石を打つなんて何年振りだろうと、わくわくしながら作業を進め、初日の夕方までに完成です。
捨て石設置

昨日は朝から、園内から集めてくれていた草花を植え込んでいきました。前日に土壌改良まで済ませていたので、苗の植え込みは淡々と進みます。朝のうちは、層雲峡に宿泊した音更からの団体さんや、外国からのお客さんも数組来園し、ちょっとした賑わい振り。まだ紅葉は始まったばかりですが、秋の花たちをのんびり楽しんで行かれました。
苗植え

ここには既存のヤマアジサイがいい花を咲かせるようになってきたので、その雰囲気を壊さないよう、おとなしめの在来種ばかり植え込んであります。まだまだすき間があるので、2,3年かけて少しずつ完成させることになるでしょう。
完成

苗が少し余ったので、すぐ近くの昨年手直しをしたところに足してやりました。それぞれの環境に合った植物を選んでいるので、特色のある植栽景観になればと思っています。
補植

ちょうどお昼までに完成し、いつもの緑丘カフェで昼食を。来園者が低迷しているので、少しでも売上げに貢献してあげなければ。初日は舞茸カレーを、昨日はチーズカレーをいただきました。私は小食なのでちょうどいいのですが、普通の男性なら少し物足りないかも。
カレー

作業場所がちょうどカムイミンタラの横だったので、みなさんここに来ると、いろんな角度からカメラを向けているのがよく分かりました。アナベルがまだ咲き続けているので、このまま閉園までもつのではと思うくらいです。来年はさらにきれいに見えるよう、少し補植をする予定です。
カムイミンタラ

最後に園内のチェックを一回りしてきましたが、まだハギが見ごろで、各種のハギがあちこちからふんわりと花を咲かせています。既に雪虫を見かけましたが、霜の降りるまでの間、まだまだ見ごろが続きますので、ぜひご覧になっていただきたいです〜
ハギ

秋色の森のガーデン

  • 2018.09.28 Friday
  • 06:00
昨日から大雪森のガーデンに来ています。途中の高速法面で目立っていたのがアスター類。江別の切り通しでは、赤紫色のネバリノギクが、岩見沢から北では青紫色のユウゼンギクが目立っています。道内への侵入の順番からそんな分布になっているのでしょう。事務所前の花壇でも、アスターやシュウメイギクが目立っていました。
アスター類

レストランへの階段脇に植えられているクラウンベッチは、夏からずっと花を咲かせ続けています。優秀なカバープランツには間違いないけれど、あまりにも生育がよすぎて、回りの植物を飲み込んでしまうのが困りもの。ススキの‘モーニングライト’がほとんど下敷きになっていました。
クラウンベッチ

一番気になっていた試験植栽地へ。手前のフラワーミックスは、ばらつきはあるものの、それなりの花を咲かせていました。他の苗ものと一緒に施工したので、播種時期が少し遅れたため生育が遅くなったけれど、それなりにきれいな花畑は作れそうです。
ミックス

一番期待していたヒマワリの新品種‘サンフィニティ’。あらら…無残に花もつぼみもエゾシカにすべて食べられていました。ここ数日の犯行だとか。シカやウサギが跋扈する場所では、花畑も本当に難しい。電牧が不可欠なようです。
ヒマワリ

私的には一番期待していた、西洋アサガオの‘ヘブンリーブルー’。残念ながら一面真っ青な花畑にはなりませんでした。つぼみはびっしりと無数にあるけれど、生育期間を考えるとまもなく霜が降りるので、とても間に合いそうにありません。やはり当地の気候には向いていないようです。残念…
アサガオ

調子よく育っていたコキアも、なんだか小さくなっていると思ったら、上の方にびっしり付いているタネの部分がきれいに食べられていたのです。「畑のキャビア」といわれる‘とんぶり’だけあって、シカにとっても珍味なんでしょうかねぇ。コキアの株を踏みつけたり食いちぎったり、乱暴狼藉の限りでした。
コキア

ガーデンに戻り、駐車場のアプローチをチェック。法面の上に植えられているミヤギノハギがようやく本来の姿になってきました。ただ、赤紫の株が弱々しく、白ばかりが目立ちます。法面全体も、草刈りしなくてもいいようにクラウンベッチを植えており、かなりカバーされてきました。足元のフウチソウとアサギリソウによって、清々しい風景になってきたようです。
アプローチ

来園者はご多分に漏れず寒々しい限り。地震の後ガクッと減っていた外国からのお客さんは、昨日は香港からの団体がバスでやってきたし、個人客もそれなりに来ていました。言葉からすると本州方面からのお客はそれなりに来ているけれど、やはり道内からのお客がねぇ…いろいろなことを考えないといけないようです。
園内

静かな森のガーデン

  • 2018.08.25 Saturday
  • 05:10
昨日は大雪森のガーデンへ。一月振りだけど、その間に天候は激変したし、私も夏風邪こじらせてげっそり痩せてしまったし、その間メチャいろいろあったように思います。北国の夏はお盆までと、ホントにそうなっているのか?不安な気持ちでたどり着きました。ガーデンは、いつも通りゆったりと美しい姿で迎えてくれたけれど、肝心のお客さんの姿が見当たりません。
森の花園

森の花園から迎賓館の方に、ガーデナーたちとあれこれチェックしながら歩いていくうちに、すれ違ったのは外国からのお客さんが二組だけ。今年は天気に振り回された面は大きいけれど、これだけいい状態のガーデンを見ていただけないなんて、本当に悲しくなります。迎賓館入り口のレラモシリにある展望コーナー。ここのアナベルが何年も全然咲かないので、お前ら観葉アジサイか!来年咲かなかったら、抜いて捨てるからな!と啖呵を切ったら、ようやく咲くようになり、今年は今までで一番の花着きになりました。
レラモシリ

森の広場の両脇にも、ホスタの‘サガエ’やグラスなどを反復植栽しており、ここもなかなか花が咲かなかったけれど、今年はバッチリたくさんの花が咲いてくれました。アナベルが、これから見ごろなのが森のガーデンなのです。
広場

かつてガーデンショーの開かれたエリアの一部に、遊びの森のコーナーが整備中。秋には遊具が設置されるので、来年からが本格オープンなんだとか。こんな特大サイズのテントが設置されていました。森の木琴も、今月中は公開されています。
遊びの森

お昼は、カフェの緑丘茶房でいただきました。来園者が苦戦しているということは、売店やカフェもその影響をもろに受けているので、少しでも協力しなくては。この舞茸カレーは本当に美味しいんだけれど、私的には、オプションでいいからもう少し辛くしてくれるといいんだけどなぁ…(^^;)
カフェ

午後からは、丘の上でやっている試験植栽地に。花期が長いというヒマワリ‘サンフィニティ’が咲き始めました。これがあとどのくらい咲いてくれるのか?それが楽しみです。手前は西洋アサガオ‘ヘブンリーブルー’。キュウリネットに絡ませていたけれど、重さで地面に着いてしまいました。花芽は無数に着いているので、これからここが真っ青になってくる予定です。
試験植栽

コキアの小さな苗が、こんなに大きくなっているのにびっくり。滝野公園のものより一回り以上大きく育っています。土を起こして堆肥を入れただけなのに、やせ地に強い植物は全然平気なんです。もう一回り大きくなって、紅葉するまで楽しめそうです〜
コキア

最後に、来月泊まり込みで施工する現場の確認を。毎年少しずつ、見どころの少ない場所を改造して手直しを進めています。ここは2年前に植え替えを行ったところですが、この続きを今年はやることにしました。お金をかけないで、魅力アップをどれだけ進められるかも、知恵の見せ所です。
今年の施工

少ないけれど、来ていただいたお客様からは、ここが一番よかった!とありがたいお言葉をたくさんいただいているとか。来年は、年間パスポートを買って通いたいと言っていただいた方もいたそうです。なかなか行きにくい場所ではありますが、ガーデンの質はバッチリ保っているし、季節の遅いところだけに、これからまさに一番いい状態をお見せできますので、ぜひご覧になっていただきたいです〜

まだメコノプシス

  • 2018.07.14 Saturday
  • 06:05
昨日は森のガーデンへ。今週は松前往復で700キロ、上川往復で400キロ、さすがに疲れました… しかも、スカッと晴れないで、雨ばかり。本当に気持ちが晴れないです…

とはいえ、植物はたっぷり雨が降っているお陰で、信じられないくらいの育ちのよさ。強い日差しがないお陰で、斑入りものやカラーリーフも葉焼けしないことから、アプローチの植え込みがとてもいい感じになっています。ただ、足元の裸地隠しに植えたクラウンベッチがもりもりと育ちすぎ、飲み込まれてしまっている株が幾つもありました。これはちょっと困ります。
アプローチ

ガーデンに入ったところの、ショップ脇に植えられているギボウシ類やシダ類も、こんなに大きくなっちゃって!と、びっくりするほどの育ち方でした。これだけ見事な ‘サガエ’の株は、存在感抜群です。
ショップ横

まずは気になっていた試験植栽地へ。コキアはそれなりに育ってきていましたが、サルビアやヒマワリ、セイヨウアサガオの ‘ヘブンリーブルー’は、日照不足で大苦戦。一日も早く強い日差しが戻ってほしいです。地べたに這わせるわけにはいかないので、キュウリネットを苦労して張っていきました。
試験植栽地

これをやろうとしたのは、この写真を偶然見つけたことからひらめいたのです。長野県のある村で、タネ取り用に作っているアサガオ畑ですが、どうせなら真ん中に立ってドレスガーデンのようにできないかと。これから一ヶ月でどれだけツルを伸ばせることができるかで、秋の花数が決まってしまいます。祈るような思いです。
ヘブンリーブルー

なんとか昼までに完成し、カフェ「緑丘茶房」で昼食を。今年は悪天候続きで、来園者もかなり苦戦しているそう。こればかりは打つ手がありませんからねぇ。お昼は舞茸カレーにしましたが、軽く炙っているせいか、とても香りがでて美味しかったです。
舞茸カレー

午後からは早速メコノプシスのところに。グランディスもまだ少し花が残っていましたが、ほとんどが昨年秋に植えた株なので、まだ株に力がなく、来年以降のお楽しみという感じ。それよりも何よりも、ベトニキフォリアの株がびっくりするほどの大株に育ち、次々とたくさんの花を咲かせていました。3年目の株なので、花茎もたくさん伸ばしており、花数もびっしりで本当に見事。ピンク色の株も2株あり、本当に感激ものでした。
メコノプシス

メコノプシスはまだまだ増やす予定ですが、今の場所ではもう拡張の余地がなく、森のリビングの一角に新しいベッドを用意する予定です。今年は3株を試験植栽してありますが、うまく夏越し出きれば、ここに新しい群落を作る予定です。
新規植栽予定地

森の広場の植栽も、ようやく本来の姿になってきました。業者が植えたものがあまりにも生育が悪く、図面通りにもなっていないので、通い始めた初年度にすべて掘り上げて植え直しをやったものです。苦労しましたが、ようやくこんな姿になってきたのは嬉しいもの。昔のページを見ていると、この時のガーデナーは一人も残っていないのかと、時間の経過を感じてしまいました〜(>_<)
森の広場

うるおいの森に植えたグンネラは、株の周りにちょろちょろ水が流れるようにしているので、株がグンと大きくなりました。来年はこれも売りにしていこうと思っています。
グンネラ

ようやく日差しが…

  • 2018.06.16 Saturday
  • 06:01
現場行脚が続きます。昨日は森のガーデン。ぐずついた天気もようやく回復し、風は冷たかったものの、まぶしい日差しが降り注ぎました。まず最初に手がけたのは、ミクニのレストラン前に試験植栽の畑を作るので、風除けのネット張りを行いました。ここの畑はガーデンショーの時にはひまわり畑だったのですが、石がごろごろなので除礫(じょれき)し、堆肥を入れて耕耘してもらいました。ここは春先の風当たりが強いので、養生用のネットを張ることにしたのです。天気は回復したものの、風がものすごく強く、あおられながらの作業となりました。
ネット張り

鉄ピンが石に当たって苦戦したものの、なんとかネットを張り終えて一息。ここにいろんなタイプの花を咲かせて、どれがここの環境に合うのか見てみようと考えたのです。気温が低すぎて苗植えは来週以降になりますが、その結果はまたおいおい報告することにしましょう。
試験植栽区完成

作業している横で、ノウサギが群れになって出てきて運動会をしておりました。ウサギたちも天気が回復したのが嬉しかったのでしょう。事務所に戻ろうとレストランの横を下りていくと、芝生の上にノウサギがうずくまってのんびり日向ぼっこ中。私たちに気付いてあわてて逃げていきましたが、こんなにたくさん見られるのなら、十分見どころになりそうです。
ノウサギ

昼に少し時間があったので、ガーデンを見ようと正面から入っていくと、ガーデンショーの時にファーガス・ガレットがプロデュースした花壇では、まだチューリップが見頃で、アリウム‘パープル・センセーション’が存在感を放っていました。
ガレット花壇

花園にある「大雪な庭」の高山植物は、びっくりするくらい元気にたくさんの花が咲いていました。ここを作り直して三年目。一部少し弱っているものもありますが、エゾツツジやチシマキンレイカ、エゾルリソウなどが満開に。こんな素敵な空間になると、苦労しただけにやはり嬉しいものです。
大雪な庭

中でもびっくりしたのが、コマクサがしっかり定着して無数の子株を作り、たくさんの花を咲かせていたことです。滝野公園では全然定着できなくて、植えたものの1/10も生き残っていないので、ホントうらやましいです〜
コマクサ

お昼のメニューは緑丘茶房(りょっきゅうさぼう)でいただきました。またメニューが変わって、少しリーズナブルに。チーズカレーが850円でした。悪天候が続いたので、来園者自体がかなり少なく、カフェもかなり苦戦しています。ぜひたくさんのお客さんに来ていただきたいです。
チーズカレー

食後に園内を一回り。気になっていたメコノプシスの所に行くと、一番手前に植えられているベトニキフォリアが、ものすごくいい生育ぶりをしていました。滝野ではほとんど一年草扱いになり、株の越冬率が悪すぎて栽培をやめてしまっているのに対し、ここでは3年目になってみんな大株になり、たくさんの花茎を伸ばしています。場所に対する適応性の違いなんでしょうね。これは楽しみです。
ベトニキフォリア

午後からはグンネラの植え込みを。北大植物園前にあった大株を移植したものを、滝野に一株分けてもらったのが2年前。その時に余った株が温室の隅っこにおかれているので、分譲願いを出せばもらえるはずと、町長名で書類を出してもらいました。するとすんなり分けていただくことができて、先日運んできたのです。
グンネラ

迎賓館の奥にある、癒しの谷の木製デッキの前に、うるおいの森から流れるせせらぎの水がしみ込む場所があります。その斜面に、ガーデンショーの時に植えられていたオシダ50株を移植し、ヤグルマソウやサラシナショウマなど湿生の植物を集めて、そのシンボルとしてこのグンネラを植え込みました。南米原産の熱帯植物であるグンネラが、はたして上川の山の中で無事に越冬できるのか、挑戦が始まりました。
植栽完了

季節の進行が札幌とは一ヶ月近く遅れる森のガーデンは、これからようやく初夏の花が咲き始めます。しっとりと抜群にいい雰囲気になってきていますので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです〜

IFLA Awards 受賞!

  • 2018.05.26 Saturday
  • 06:03
世界の造園家・ランドスケープアーキテクトが加盟するIFLA(イフラ)(国際造園家連盟)は、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、中東、アジア・パシフィックの5つの地域に分かれて活動しています。昨年北彩都ガーデンが最優秀賞をいただいたのは、アジア・パシフィック支部の表彰でしたが、今年はアフリカ・アジアパシフィック、中東の3つの地域が合同で審査し、その表彰者が公開されました。そこでなんと、高野ランドスケーププランニングの作品が2つも受賞したとの連絡をいただきました。
受賞

部門は8つに分かれており、「野生生物、生物多様性、生息環境の改善や創出」部門では、『十勝千年の森』が最優秀賞を受賞しました。これはいかにも!という感じがしました。
千年の森

もう一つ、「社会と地域の健康」部門で、『大雪森のガーデン』が、やはり最優秀賞を受賞したのです。国内の賞はいろいろといただいておりますが、やはり国際的な機関からの賞は、数段価値が違いますからね。
森のガーデン

でもこの部門で、どんなテーマにまとめて応募したのか聞いてみると、「上川では、全体的に沈滞ムードであった地域を、ガーデンを造ることによって誇りを取り戻し、『北海道ガーデンショー』もこんな小さな町で開催した」というようなストーリーだったそうです。あそこを『森の迎賓館』と称し、質の高いガーデンや北海道を代表するレストランがあることから、町にやってきた方に対して、自慢しながら案内できるようになったわけです。
今年のガーデン

全部で110もの受賞作品があるけれど、日本から入賞したのはほんの数件。ひきこもり「日本」は諸外国からも懸念されているそうで… そんな中、果敢に質の高い作品を応募し続ける高野ランドスケープに対して、心より祝福を贈りたいと思います。私もあちこちたくさんの物件のお手伝いをしており、心を引き締めてがんばっていかなければなりません。森のガーデンも、まもなく緑と花に包まれてきますので、ぜひたくさんの来園をお待ち申し上げております〜

厳寒のち暖かく

  • 2018.05.12 Saturday
  • 06:01
昨日は大雪森のガーデンの初仕事。現在は無料公開中で、来週19日から本格オープンとなります。7時に事務所を出たので、すいすい走って9時過ぎには上川に到着。そこで国道脇にある農協の朝もぎ市場で、野菜や山菜を仕入れてきました。昨年すぐ隣に大雪緑丘蔵が出来たので、見学者がたくさんやってくるとのこと。階段を上って2階の回廊から中を覗けるようになっているのです。ちょうどお米を蒸しているところで、もうもうと湯気を吐き出してましたが、販売が好調で生産が追いつかないとのこと。ガーデンでも純米吟醸(四合瓶で1,800+税)、純米大吟醸(3.000円+税)を販売したところ、飛ぶように売れるのだそうです。私も2本買って帰りましたが、町外では入手が難しいので、こんな人気になっているようです。
酒蔵

ガーデンに着いて、軽く打合せをしたあと、さっそく現場に。やはり広い花畑が欲しいので、ミクニのレストラン前の、以前ヒマワリ畑だったところに今年試験植栽を予定しています。(内容はまだ ひ・み・つ です〜)どのあたりに畑を作ろうかと歩き始めたところ、あれっ!ウサギだ!との声が上がりました。よく見ると、5mくらい離れた所に、ノウサギがじっと潜んでいたのです。迷彩色で隠れていると思ったのでしょう。渡島大島でイエウサギを見慣れているせいか、ノウサギを間近に見ると、でかいのにびっくりでした。
ノウサギ

昨日の午前中は気温も低く、西からの寒風が吹きすさんで、体感温度は完全に零下…鼻水をすすりながら園内の確認をしていきました。気になっていたメコノプシスは、昨秋の補植株もすべて元気で一安心。2年前に植えたベトニキフォリアの株が、ここではメチャ元気なのに驚かされました。滝野公園ではほとんど越冬できなくて、グランディスだけに切り替えていたからです。気候条件との相性がいいのかもしれません。
ベトニキフォリア

以前ガーデンショーの会場だった奥のエリアは、今年夏から「遊びの森」として公開されることになっています。一番下の「森の食卓」があった辺りには、『交流体験棟』が建設中でした。意外と大きいのに圧倒されましたが、これで奥にトイレや雨よけ施設が出来るので、ガーデン利用がはるかにやりやすくなりそうです。
交流体験棟

お昼はカフェでいただきました。ここも内容が一新され、名前が『緑丘茶房(りょっきゅうさぼう)』とちょっと噛みそうな名前に変わり、甘酒や酒粕がふんだんに使われたメニューが増えました。日本酒の試飲メニューもあるのですが、帰れなくなるので断念…(^^;)
緑丘茶房

今回は、フィッシュフライドドッグ・ポテトセット(850円)をいただきました。カレーはスープカレーになり、ポークとシーフード(いずれも1.300円)があります。
ハンバーガー

園内を見ていると、団体での来園客がありました。まだスイセンや小球根くらいしか花がなく、みなさん手持ちぶさたですぐに戻って来ました。あとで聞いてみると富山から来たとのことで、まだほとんど花がなくて済みませんと挨拶したら、それでも咲いている花があるんだから、ちゃんとラベル付けてくれなきゃ何だかさっぱり分からん!と苦言を呈されてしまいました。まだ開園準備中なのでと言いかけましたが、そこはぐっと飲み込んでお詫びを。なかなか難しいものです。
来園者

午後からはがらりと天気が変わり、風が止んで日も差してきて、気温もぐんぐん上がっていきました。こんなに劇的に変わるのも珍しいです。雲が切れてきて、帰る頃には大雪の山並みが全貌を表してきました。今年も月に一度のペースでの上川通いが始まります。今年は作業指示の密度を上げて、しっかりと形を残さなければなりません。しばし山並みを眺めてから、帰途につきました。
山並み

雪融けの上野ファーム

  • 2018.04.07 Saturday
  • 05:53
昨日は上野ファームまで行って来ました。南空知は雪融けが進んでいたけれど、滝川以北はまだまだかなりの雪の山。ここは滝川駅を出たところの根室本線との分岐点あたりですが、背丈を超える雪壁が続いていました。今年の中空知のドカ雪は、特急が進めなくなって雪に埋まるほどでしたからねぇ…
滝川

旭川駅で、上川行きの普通列車に乗り換えて桜岡駅へ。JRで来たのは初めてで、鈍行の旅は短いけれど、国鉄時代の残党であるキハ40に乗れたので、楽しかったです。駅まで上野さんが迎えに来てくれました。
桜岡

大雪森のガーデンは、これまでNPOが指定管理者として運営してきましたが、今月からは観光や地域おこしを担うDMCという枠組みの組織(会社)が(詳しくはこちらを)指定管理を受けて運営することになりました。専属のマネジャーもいなくなって、一体どのような運営になるのか話を聞きたかったのです。まず初めにNAYAcafeで、上野さんと今後の二人の関わり方についてのすりあわせ。その後ガーデナー達がやってきたので、細かくヒアリングしていきながら、春以降どのようにガーデンを運営していこうか話し合いました。
納屋カフェ

お昼には、雪が融け始めたガーデンを上野さんの案内で一回り。スノードロップやエランチス、シクラメン・コウムなどが咲いてきていました。今年の開園は、例年より一週間早い21日だけれど、これらの花はスタッフだけのお楽しみになることでしょう。
スノードロップ

真鍋さんのカタログに、ピンクの花の咲くネコヤナギが載っていて、面白いなと思いましたが、これもやはり開園前に咲いてしまうので、ちょっと使えないかなぁ… 森のガーデンはまだまだ背丈ほどの雪に埋まっているというので、ここならちょうどいいかもしれません。
ネコヤナギ

午後からは新たに運営を担う会社の方達と、役場の担当者が参加して、意見交換を行いました。まだ赴任して間もないし、ガーデンがどんなものなのかも把握できていないので、他の公園やガーデンでの問題点なども踏まえながら、今後の課題について有意義な意見交換を行うことができました。私もこれまでの5年間は植物管理の指導に専念し、技術的なことは教えきったのでそろそろ身を引こうと思っていたのですが、これからはガーデンの運営管理全般に関わりながら、フェードアウトしていくことになりそうです。ガーデンチームは、スタートからがんばってくれたMさんが新たな道へ旅立ち、代わりにショップにいたA君がガーデナーへの転身。このメンバーでがんばりますので、よろしくお願いいたします。
ガーデンチーム

帰りもまた桜岡の駅まで送っていただき、旭川行きの鈍行に乗りました。上野ファームはこの駅から徒歩15分なので、この経路での利用も少なからずいるとのこと。森のガーデンは駅からのアクセスがタクシーしかないのを何とかしてほしいとずっとお願いしてきたけれど、新会社には真っ先にこれを解決してくれないかなぁ…
帰り道

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