大嵐

  • 2016.12.03 Saturday
  • 05:43
わざわざこんな日に…と言われてしまうような、大嵐の中での上川出張となりました。久しぶりに乗る特急オホーツク。超老朽化している国鉄時代の車両をだましだまし使っているのは、早く廃止にしたいがためかな?と言わんばかりのJRの態度に、沿線自治体の怒りはますます燃え上がっていくことでしょう。
オホーツク

滝川くらいまでは普通の冬景色だったのに、深川を過ぎる頃から荒れ模様になり、旭川あたりから北は大荒れになってました。こりゃ帰りはどうなるかなぁ…と不安になるほど。
旭川

上川駅に着くと、横なぐりの吹雪で風上を向けないほど。あれっ?駅前の枕木花壇がないぞっ!と、かろうじて確認したけれど、あちこちに吹きだまりができてそちらに進めません。
上川駅前

短靴ではまともに歩けないので、わだちを伝いながら、ようやく駅前のラーメン屋『しばやま』にたどり着きました。今日は長い会議なので、少しでも元気を付けようと、めずらしくこってりしたごまみそラーメンを。
ラーメン
熱いラーメンを食べ終わって外を見ると、一寸先も見えないくらいの吹雪なので、こりゃとても役場までは歩けそうもなく、Mさんに車で迎えに来ていただきました…m(__)m

今年の森のガーデンの入り込みは、ガーデンショーの反動でかなり落ち込むだろうとは思っていましたが、その幅が予想以上に… ある程度原因が分かっている部分があるとはいえ、このままじり貧になる訳にはいかないので、スタッフ全員でしっかり情報を共有しながら、来年以降の戦略を立てていこうと、じっくりと話し合いました。いろんな意味で、来年は正念場となりそうです。
ガーデンのショップ部隊が除雪車に先導されて無事に下山できたというので、合流して夜のお疲れさま会へなだれ込みました。
宴会

相変わらず横なぐりの吹雪が続くので、調べてもらったら、ありゃ特急止まってるわ…ということで、旭川に家のある人に駅まで送ってもらうことに。高速も閉鎖になっているため、上野さんの車と一緒にそろそろと国道を旭川まで走りました。乗れたのは最終の特急なので、家に着いたのはシンデレラ状態。今年最後の出張は、長ぁ〜い一日となりました。

アキグミ

  • 2016.10.16 Sunday
  • 06:00
森のガーデンで驚いたことが一つありました。森の花園と森の迎賓館を繋ぐアプローチの下には、かつて駐車場を造るために山を削った法面が広がっています。ここに植えられたアキグミが、背丈を超えるほどに大きく育っていたのです。ガーデンの計画が持ち上がった時に、真っ先にこの広大な法面をどうするかが問題になりました。本当は埋めてしまいたかったのですが、補助金で整備したものは手がつけられず、やむなく緑化するしかないということに。
昔の法面
 (ガーデン計画着手前の法面の様子  2011.7.13)

ちょうど、国道法面に中低木を導入して景観の向上を図る仕事をやっていたことから、一番手間がかからず、しかも早く大きくなるものをということで、アキグミとエゾヤマハギとを植えることにしました。どちらも根粒菌を持っていて空中窒素を固定できるために、このような切土法面にはもってこいの材料でした。もう一つ、このような法面に大量の雪が積もると、積雪の固まりごと斜面をずり落ちていくクリープ現象によって、法面の樹木は引き抜かれたり折れたりしてしまいます。このため束になってそれを食い止めることのできる粘り強さが必要になり、その点からもアキグミは最適の素材だったのです。それがこんなに大きくなっていたのでした。
法面

アプローチ園路を通っているとこの法面は見えないし、たまたまこの横で仕事をして、法面を横から見たので気付きました。早いものでは真っ赤な実が鈴生りに付いているほどです。独特の渋みがあるので、みなさんには不評でしたが、トマトの10倍以上ものリコペンを含んでいるので、そんなに捨てたものではありません。もう少し寒さに会うと、渋みが抜けてとても甘くなるはずです。
アキグミ

滝野公園の天文台のすぐ下に、30年以上前に植えられたアキグミが大きな株になっています。ところが、この実を食べた野鳥によってタネが散布され、至るところにアキグミが生えてきてとても困っています。この法面が隠れてくるのはうれしいけれど、また困った問題が起きてくるのかと思うと、喜んでばかりはいられないでしょう。

最後の作業

  • 2016.10.15 Saturday
  • 06:01
昨日は森のガーデンの最後の作業日。昨年は早めに雪が降ってしまい、夏タイヤでガーデンまで上がることができず、ICに車を置いて迎えに来てもらいました。今年はそんなことにならないよう、ちゃんとタイヤ交換していたので、何ごともなく到着できました。数日前にかなりの雪が降り、まだ名残の雪が。
名残雪

ガーデンは16日が最終日なので、来園者もまばら。そんな中、迎賓館の園路脇に新たな植え込みを作ろうと、開墾することにしました。外周を通る作業用園路の際なのですが、歩き易いせいか意外と人が歩きます。でも土が硬くて乾くために、植物の生育が悪く、荒れてしまっていました。灌水装置を付ける必要はありますが、ちゃんと土改して、見栄えをよくすることにしたのです。カナテコやつるはしで土をほぐしていくと、寒さなんか吹き飛んでいきます。
開墾

そこにたっぷりと堆肥を混和して、しっかりと土壌改良しました。法面になっている分、植物を楽しむにはいい場所なのです。
堆肥の混和

予定していた区間は午前中に予定どおり完了。ここに植え込む植物を探しに、迎賓館の中を見て歩きました。まだ咲き残っているのはアスター類くらいですが、森のじゅうたんらしい彩りになってきました。旭川から毎度のように見に来てくれる方が、毎年どんどんよくなっていくのが楽しみです。また来年もがんばって下さいと激励されました。本当にありがたいことです。
アスター

二週間前に植え替えたメコノプシスは、根が落ち着いてきたのかとても元気に葉を広げてきていました。この調子なら来年たくさんの花を咲かせてくれることでしょう。
メコノプシス

お昼休みに事務所に戻ると、温かい豚汁を作ってくれていました。七味とネギをたっぷり入れていただくと、指先まで真っ赤になるほど暖まり、イモ餅もたっぷり入っているので、お腹が満腹に。温かい心配りに感謝です♪
豚汁

午前中はちらちら雪が舞うこともありましたが、午後からは天気が回復して晴れ間が見えてきました。今年は変な暖かさが続いたせいか、紅葉がほとんど見られないまま、急な寒さでいじけたようになっている木が多く見られます。きれいな紅葉をしているのはハウチワカエデくらいで、カンバ類の黄葉もあまりきれいではありませんでした。
晴れ間

あちこちから集めてきたレンゲショウマやキレンゲショウマ、トリアシショウマ、オミナエシ、エゾトリカブトなどをランダムに植え込んでいきました。種類をもっと増やしていけば、いろんな時期に楽しめる場所になりそうです。
植え込み

これで私の現地作業も終わりました。あとは12月に反省会と来年以降の作戦会議を残すのみ。昨年のガーデンショーの反動で、今年の来園者数はかなり苦戦をしているようですが、現場としては隅々まで植物の魅力を引き出せるように、これからもがんばっていかなければと思っています。まだガーデンの片付けやら球根の植え込み、そして冬囲いと、寒さの中での作業が続きますが、ガーデナーのみなさん、本当に今年もお疲れ様でした。
大雪の山並み

秋晴れのガーデン

  • 2016.10.01 Saturday
  • 06:05
こんな快晴の日に森のガーデンに来るなんて〜とみんなに言われてしまいましたが、本当にまぶしいばかりの秋晴れでした。まだ紅葉には少し早く、ヤチダモの黄葉が始まった程度でしたが、まだ花がかなり残っているので、のんびりと散策しているお客さんがそこそこ来園されてました。
快晴のガーデン

その中に、滝上から来ていただいた高橋武市さんが。先週の閉園後は、各地のガーデンや園芸屋さん巡りをしていて、いよいよここが最後だとか。先日行った時に、ハギの区別であれこれ話題になったので、私の仕事に合わせて確かめにやって来たのです。ハギの方はすんなりと決着が着き、あとは同じような群植の中から、どんな変異があるのかを見つけるコツをガーデナーに伝授したり、楽しそうに園内を散策されていました。
武市さん

ちょうどお昼になったので、二人でハヤシライスを食べながら、たまにのんびり見て歩くのもいいもんだなぁと、しばし談笑しておりました。オレのやりたいことは山ほどあるので、150歳まではがんばるとのこと。まだ折り返しだからなぁと笑っておりました。いつまでもお元気でいてほしいです。
記念写真

仕事の方は、メコノプシスのエリアの環境改善。道内のガーデンでは、最も栽培に適している環境を持っているのですから、将来にわたってここのガーデンの目玉にしておきたいのです。今年は、委託しているところの苗がお盆過ぎのの暑さで全滅してしまい、残念ながら補植をすることができなかったのですが、今ある株をいったん植え替えて、より鑑賞しやすくしようと改造することに。
メコノプシスの現状

園路に近いところに植えるために、隣に山草が植えられているところにも植えることに。そこが凹んでいるため、かなり客土を行いました。一昨年の秋、コテージを増築する工事で地山を掘削した時に、すごくいい土が出ていたので、ダンプで何台も保管しておいたのです。いわば「宝物のような土」なので、今後もこのような植栽の時には重宝することでしょう。
客土

写真を撮す人に踏み込まれないように、何らかの結界が必要なのですが、ロープ柵や竹の柵では不粋なので、多少幅はとりますが植物にしようと、ほかで余ってきたホスタ‘パトリオット’を持ってきました。ここのメコノプシスはグランディス種とベトニキフォリア種があるので、それもきちんと場所を分けて植え込みました。
配植

さいわい夏越しも冬越しも無難にできるので、来年にはしっかりとした花をお目にかけられるようにしていきたいです。
完成

そろそろ冬囲いの段取りもしていかなければなりません。ここは豪雪地帯なので、冬囲いにはかなり気を遣いますが、できるだけ手間を減らそうと、植物の成長に合わせてやり方を変えていってます。今まで1本ずつ縛っていた生垣も、これだけ大きくなってきたので、面で囲えるように変えることにしました。植木屋時代に、嫌というほど冬囲いには苦労させられたので、こういう時にはその経験が役に立ちます。
カツラの冬囲い

ガーデン通いも今年はあと一回。次はまたタイヤ交換しなければ来られないかなぁ?そんな時期になってしまいました。

今こそ旬の森のガーデン

  • 2016.09.20 Tuesday
  • 05:55
陽殖園の帰り道、当然ながら上川層雲峡ICで途中下車して、森のガーデンに向かいました。先月末に来て以来三週間経っているので、かなり雰囲気が変わっているだろうなと思って、正規のアプローチから見て行くことにしました。すると、おおっと思うほどの変わりよう。苦労して何度も植え替えたアクタエア(キミキフガ)やガウラがようやく持ち直し、相変わらず元気なアサギリソウに引っ張られて、なんとか見られるようになってきました。これで法肩(のりかた)に植えたミヤギノハギにもう少しボリュウムが出てくると、想定していたアプローチの雰囲気になって来そうです。
アプローチ

植物の生育が遅いものだから、どうしても地面が見えてしまうため、これを隠すものとしてバーズフットトレフォイル(セイヨウミヤコグサ)と、クラウンベッチ(タマザキクサフジ)という二種のマメ科牧草を昨年植えました。一年目は根粒菌を掴むのに時間がかかってさっぱりでしたが、二年目になると猛烈に元気が出てきて、たちまち地面を覆うだけでなく、回りの草にまで覆い被さってくるほどの旺盛さ。クラウンベッチはレンゲのようなやさしい花なので、結構人気があるようです。
クラウンベッチ

団体は上の駐車場でバスを降り、階段を下りて入り口に向かいますが、その途中の植栽の生育が悪くて見映えがせず、園内で余っている低木類を点在させました。足元はチップで覆っていたのですが、ここにもクラウンベッチを植えておいたところ、今年は一気に緑と花のカーペットに変身です。低木類はカラーリーフものが多いので、いいコントラストになりました。
低木

入り口の正面には、たくさんのカボチャのディスプレイが。町内の農家さんが、丹精込めて作ってくれたカボチャ類です。シカが囓ったものがありましたが、さすがにまずくて表面だけでした…
入り口

森の花園は花数が少し少なくなって、かえってちょうどいい感じ。咲いている花はくっきりと色の出た秋の花になっているので、私的には今が一番きれいな季節に感じます。
花園

ロサ・グラウカにもたくさんのローズヒップが付いており、ようやく植えられた木が落ち着いてきたことが分かります。ここまで来て初めて、それぞれの植物の魅力が現れてきたようです。
ローズヒップ

迎賓館へのアプローチもようやく落ち着いてきました。なぜか毎度雨降りの中、ドロドロになって何度も植え替えたりシラカンバを植えたりして、なんとかガーデンショーに間に合わせたばかりでしたが、やはり昨年の状態はまだ全然落ち着いておりませんでした。ガーデンショーが今年だったら…と、何度思ったことか。返す返すも残念な思いが募ってしまいました。
迎賓館アプローチ

森の絨毯では、いつの間にこんなにエゾノコンギクが増えてしまったの?これじゃ絨毯模様じゃなくて、安っぽいカーペットじゃないか!と、あきれてしまいました。ここに植えられているエゾノコンギクは、よほど場所が気に入ったのか、メチャクチャ増えていくし、草丈もとんでもなく大きくなるのです。こりゃまた模様替えが必要になりそうです。
森の絨毯

‘江戸絞り’を先頭に、いろんなハギを集めたコーナーも、ようやく株が大きくなって来ました。日に日に気温が下がっていくので、あと半月くらいが見ごろになりそうですが、ガーデン全体が昨年の数倍よくなっていると断言できます。今が旬の森のガーデンをぜひ堪能してほしいです〜
ハギコーナー

イケマの効能

  • 2016.08.30 Tuesday
  • 05:53
昨日のNHKの番組。戻ってからビデオを見ました。出演者がずっと後ずさりしながらしゃべるので、いつか転ばないかどきどきしてしまいました。本当に迎賓館の入り口まで、イケマのところまでしか到達できませんでした。それにしてもお堅いNHKの昼番組にしては、イケマの「効能」について、何となく匂わせていましたねぇ。(イケマについては以前にも掲載していますが、整理して再掲させていただきます。)

イケマはつる性の多年草。森のガーデンでは、園内至るところに生えているし、園を取り囲む熊よけフェンスが見苦しいので、あちこちに絡ませています。
イケマ

イケマ(Cynanchum caudatum)はキョウチクトウ科(旧ガガイモ科)の植物で、南千島を含む日本全土、中国大陸まで分布しているようです。(なんでキョウチクトウ科になってしまったのでしょうねぇ…) 属名のキナンクムとは、「犬を・殺すもの」という意味があり、植物体を傷つけると出てくる白い汁に、有毒物質が含まれていますが、これを舐めると犬が死ぬかどうかは分かりません。7月中頃白い小さな花が手まり状に開花し、たくさん咲くので結構かわいいです。よく見ると、旧ガガイモ科特有の肉厚の花冠と白い副花冠の組み合わせの花で、富丘西公園に咲くスズサイコの花にとてもよく似ています。
花

花が終わると、細長いオクラのような果実がぶら下がります。これが熟れると白い毛の付いた種子が飛散しますが、その前に採種したものを漢方では羅摩子(らまし)といい、滋養強壮の効果があるとされています。白い毛も止血に使われるとか。
果実

イケマには、肥大した大きな根があります。これには偉大な霊力があるとされており、イケマという名もアイヌ語で、アイヌ名がそのまま和名になったのは、多分これが唯一の例かと。「それの・足」という意味で、畏れ多くて「神の」とは言わなかったものです。
根

「コタン生物記」(更科源蔵/光著、法政大学出版局、1976)から少し要約しながら、紹介することにしましょう。
この根を乾かしたものは、着物に縫い込んだり、輪切りにして首飾りを作って首にかけたりした。家の入り口や窓の上に差し込んでおき、噛んでで入り口に向かって吹きかけると病魔が入ってくるのを防ぐことができた。海に漁に出かけて時化に遭った時や、濃霧に巻かれて方角を見失った時、トドやカジキを銛で突いて暴れられた時など、これを噛んで吹き付けると、人間を窮地に陥れている魔物たちの魔力を弱めることができると信じられていた。

そこで問題の特殊な「効能」ですが、『・・・嫌いな亭主の褌をこれをつけた水で洗うと、それきり役に立たなくなるともいわれている。さらにこれで男根を叩かれでもしたら、生涯ものの役に立たなくなると・・・』などと書かれています。こんな使われ方をするとは思えませんが、この根を乾かしたものを小さく切ってお守りを作り、森のガーデンらしい土産物を作れば?と言っているのですがねぇ…(^^;)

またまた雨…

  • 2016.08.27 Saturday
  • 06:00
昨日は久しぶりに、森のガーデンまで車で行きました。めまい症や頸椎ヘルニアなど、薬の世話になることが多くなり、長距離運転を控えていたので、二ヶ月ほど特急での上川通いをしていました。ところが台風被害でオホーツクが長期運休になってしまったこともあり、新車の慣らし運転を兼ねて車での移動となりました。となれば、昨年も毎回通っていた「朝もぎ市場」へ。町外れの国道縁にあるJAの直売所で、新鮮な野菜がスーパーの半額くらいで買えるのです。お目当てのミョウガはもう終わっていたけれど、たくさん野菜を買うことができました。
朝もぎ市場

途中はかなりの雨だったけれど、意外とこちらは降っていないので、早速園内へ。昨年植えておいたクラウンベッチがもりもりと大きく育ち、たくさんの花を着けてくれてました。ボロ隠しと傾斜地の土壌の保全にはこれが一番です。和名はタマザキクサフジですが、みんな「レンゲですか?」と聞くそうです。
クラウンベッチ

迎賓館の奥に入っていくと、あちこちでハギが咲き始めていました。ここのハギはミヤギノハギが大半で、赤紫と白に加えて、岩見沢の日端さんのところの桃色も植えています。シラハギはほとんどなく、ソメワケハギがある程度。ヤマハギの‘江戸絞り’がかなり大株になって来て、いい感じに花がほころび始めて来ました。
江戸絞り

森の絨毯では、ゲラニウムの‘ロザンヌ’の花くらいですが、ヒューケラやアスチルベの花ガラなども彩りになり、そこそこ見られる状態になっていました。これからアスター類が咲いてくるので、一番絨毯っぽくなってきます。
森の絨毯

このあたりで今まで我慢していた空が決壊し、かなりの雨降りに。ちょうどお昼になったので、あわてて引き上げました。カフェもこんな天気ばかりなのでかなり苦戦していることでしょう。このため、今年はいつもここで昼食を食べています。よく火が通るせいか、とろとろのハヤシライスは本当に美味しいですよ〜
ハヤシライス

29日の昼に、NHKの中継が入るそうです。何か話題性のある植物がないかとディレクターに聞かれたので、アイヌが大切にしていたイケマは、アイヌ語が正式な植物名になった数少ない植物だし、その「効能」がとても面白いのでどうですか?と吹きかけたら、すぐに乗ってきました。どんな紹介の仕方をするのか知りませんが、実物を用意しておこうと、園内のヤブの中からイケマの根を掘り取っておきました。あとは知〜〜らない。
イケマ

園内の植物をどうしたらもっと魅力的に見えるか、ガーデナーたちと一つずつ確認をしていきました。今年の現場もあと2回なので、植え替え作業に優先順位を付けておかなければなりません。園内を廻っていると、マイヅルソウの実が少しずつ赤くなっていくので、秋なんだなぁと感じてしまいます。真っ赤に透き通った実になると、もう秋真っ盛りですからねぇ。
マイヅルソウ

このガーデンには、ちょっと腰を下ろせるベンチ等があまりありません。せっかくのビューポイントがたくさんあるのだから、手作りのベンチでいいので、もっと居心地よくできないか、場所探しもやってみました。腰を下ろして目線を下げると、今まで気付かなかったいい場所があちこちにあることに気付きます。もっとこのガーデンの魅力に気付いてもらえるよう、不断の努力が必要なのです。
ダケカンバ

研修二日目

  • 2016.08.20 Saturday
  • 05:53
今回の研修は、森のガーデンの6名のガーデンスタッフ全員が、私の案内で二日間各地を廻って歩くというハードな設定。ちょうど7人乗りのワゴン車なので、二日間運転はすべて私がやり、車中でもマイクでずっとしゃべりっぱなし。聞いている方はきっと頭が痛くなったことでしょう…(^^;)

北口のホテルだったので、まずは北大の構内に入り、私の原点がどんな所なのか、秘密の花園をちらっと見ていただきました。その後滝野公園に回り、私のホームグラウンドであるカントリーガーデンの見学。ちょうどコテージガーデンの三石さんも来てくれたので、ブタレンジャーの説明を。ここでは間もなく用済みになるので、第二の人生を探さなければなりません… どなたか庭に置きたい人はおりませんか?
ブタレンジャー

花のまきばを下りながら、いろんな角度から見た場合、まきばの花がどう見えるかを確認してもらいました。植えられているアカナラにより、視線が遮られて額縁効果を発揮してくれると、またまきばの見え方が変わってくるのです。
額縁効果

ちょうど咲き始めているレンゲショウマは、花を下から見上げるとその特徴がよく分かるし、写真撮りするにもやりやすくなる位置関係があるのです。一昨年からボランティアによって一斉に植え替えを進めてきており、今年ももう少し充実させていこうと考えています。森のガーデンにも、植え方を工夫しなければならない場所がまだまだありますからね。
レンゲショウマ

デビッド・ナッシュのアッシュドームからヒントを得て作った、アオダモのトンネル。もともとパーゴラは、生きた木を曲げて作っていた訳ですから、こんなものを作るのは簡単なこと。森のガーデンでこそ、このような遊び感覚を持ち込んでほしいのです。
アッシュトンネル

最後に、私の最もお気に入りのスポットであるカントリーハウス横の広場。株立のシラカンバの下の特等席では、ちょうど親子がのんびりと時間を過ごしてくれていました。ここが出来て間もない頃、日ハムのトレイ・ヒルマン監督がオフの日によくカントリーガーデンに来ていたことを知り、とてもうれしく思いました。のんびりと時間を過ごし、心身をリフレッシュできる場所になることこそ、私にとっては一番の評価基準なのです。
広場

滝野公園を出て、南区から盤渓を抜けて手稲区まで走り、地域住民と共に植生管理を行っている富丘西公園をちらっと見ていただいたあと向かったのが「イコロファーム」。ここを主宰する原田さんは私の大先輩で、質の高い植物の苗を生産しています。いろんなガーデンがお世話になっているので、是非見てみたいとの要望があり、視察地に組み込みました。
イコロファーム

自分のところに植える苗くらいは、やはり自分のところである程度作れる体制がほしいところ。ガーデナーのみなさんも目を輝かせながら次々に質問が出て、予定の時間をはるかにオーバーしてしまいました。
苗

高速に乗る前に、宮の沢の地下鉄で私が下りようと下手稲通を走っていると、思わず急停車してしまいました。道端の庭にサルスベリが咲いていたのです。こちらの方にサルスベリがあるという話は聞いていたのですが、実物を見たのは初めてでした。十分札幌でも育つのですねぇ。
サルスベリ

今回の研修で学んだことは、あまりにも多岐にわたっているので、一度よく整理をする必要がありますが、それぞれの場所で苦労を重ねてきた先輩たちの話を聞いて、得るものが多い研修だったと思います。それらをよく消化し、少しずつでも確実にガーデンで活かしてほしいと願うばかりです〜

雨中の研修会

  • 2016.08.19 Friday
  • 06:04
ノーザンホースパークに着いた頃にはまだ小雨程度。梅木さんとヘッドガーデナーのSさん、ノーザンホースパークの広報担当の方まで待っていて下さいました。まずはガーデンハウス内で、整備の経緯や現在の管理体制などについてお話を伺いました。
ノーザン

雨の降り方が収まったのを見て、園内を一回り見て歩くことにしました。まずは一番最初に植えた建物前と、右側の株立シラカンバの並木道の方から。ここで既に樹木の成長ぶりにかなりびっくり。ここを訪れたのは3年振りでしたが、ここ数年でぐぐっと大きくなって来ているのです。ボーダーはすっかり落ち着いているけれど、樹木の枝の暴れ具合が気になってしまいました。
ボーダー

バラ園回りでも本当に樹木が大きくなり、想定通りの景観になっているのには思わずにんまり。対岸のシェード辺りでも、既存木と植栽木がうまくなじんでおり、前線にあるホスタ類などの植物たちと、うまく溶けあっていました。
シェード

ガーデンではとかくおろそかになりがちな樹木の手入れ。これを解決するには技術とそれなりの労力が必要になります。いろいろな課題が見えてきた見学会になりました。ガーデンハウスに戻ってくると、植えられたフジがようやく建物の軒先に取り付いて、今年はたくさんの花を咲かせたそう。しっとりとした姿になっておりました。
ガーデンハウス

ノーザンを辞して次の目的地は恵庭の銀河庭園。信号にかからず最短で行ける新千歳ICから高速に乗ろうと走っていると、ワイパーが効かないくらいの土砂降りになってしまいました。ちょうど前に大型車が走っており、路面の水をはねてくれたのでなんとかハンドルが取られないで済みましたが、道路が川のようになってしまい、普通車ならかなり大変なほどでした。なんとか銀河庭園に着いたのですが、これではとてもガーデン見て歩くわけにも行かないので、隣の「森のレストランテンマン」の一室をお借りしてまずはヒアリング。
らくだ軒

テーマ性の強いガーデン管理の大変さや、イベント等運営管理との関わりの難しさなど、貴重なお話を聞かせて頂きました。ガーデナーのみなさんにもずしりとくるお話だったかとおもいます。少し小振りになったのを見計らって園内に出てみると、園路が小川のようになっており、一気に大量の雨が降ったことが分かりました。
豪雨

そんな中、長年ガーデン管理に携わってこられたYさんとMさんに案内いただきながら、しっとりと濡れたガーデンを独占することができ、とてもぜいたくなガーデン巡りとなりました。
ビスタ

最後に、ガーデンの造成に携わったイギリスから来たアーティストたちが、オーナーである故庄司昭夫さんに贈ったベンチの説明をいただきました。帰り道もガーデナーたちからはたくさんの質問が続き、なかなか車のところまで戻れませんでしたが、やはり現場での苦労をお聞きすることができるのは、ガーデナーたちには一番貴重な経験になったことと思います。
ベンチ

こんな悪天候になってしまいましたが、貴重な時間を取っていただき、たくさんのサジェッションを与えていただいた各ガーデンの皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ガーデナーたちにとっても、忘れられない一日になったことでしょう。

ガーデナーの研修会

  • 2016.08.18 Thursday
  • 06:07
昨日の台風は、完全な雨台風だったようで、各地にかなりの雨を降らせました。ちょうどあちこちで植物が干からび始めていたので、私にとっては恵みの雨になりましたが、そんな一日、大雪森のガーデンのガーデナーたちの研修会を行いました。ガーデナー4名、アシスタントG2名の6名を、ガーデンを空けて全員参加で行うのはなかなか大変ですが、この天気はある意味幸運だったかも。
大雪森のガーデンは、オープンして四年経ち、昨年はガーデンショーを行ったので、たくさんの来園者がありました。認知度は確かに高まったのですが、引き続きリピートして訪れてくるガーデンにするには何が必要なのか?ということを探るために、札幌近郊のガーデンを見学させて頂くことにしたのです。

南千歳駅で待ち合わせ、まず向かったのは「イコロの森」。厳しい気象条件や土壌条件の中で、そこに適した植物によって素晴らしいガーデンを作り上げています。もちろんこんな天気では他の来園者もなく、ガーデナーKさんのご案内でじっくりと園内の見学をさせて頂きました。イコロ

ここは真っ平らな地形だし、植生も森のガーデンとは違っているけれど、かえってなじみやすい明るい林床を生かした空間が新鮮でした。
林内

食事もここのカフェでいただくことに。ガーデナー特製の「リオ五輪開幕記念 ムケッカ」は、わずかにコリアンダーの風味が感じられる、味の濃い美味しいスープでした。ガーデンを味わいながら、カフェでコーヒーを飲んだり軽食を食べてゆったりと過ごせるのは、ある意味理想的でしょう。さすが「こだわり」ガーデンだと思います。
スープ

この頃からやや雨脚が強くなりましたが、次に向かったのはノーザンホースパーク。ガーデンハウスに向かうと、見慣れた菅笠かぶった梅木さんも待ち構えていました。(やばいっ!”また新たに伝説ができそうだ!)
(時間がないので、続きはまた明日〜)

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