最後の作業

  • 2017.10.14 Saturday
  • 05:30
旅館で朝食を食べていると、かなり強い雨が降ってきました。雨雲ズームレーダーで雨雲がないことを確認したばかりだったので、え〜なんで〜という感じでしたが、ガーデンに向かう途中でもずっと降ったり止んだりと不安定な天気。最後の作業日なんだから、なんとか降らないでほしいと、運転しながら龍神さまにお祈りしました…(笑) ようやくガスが晴れてきて見え始めた山の木々は、もうかなり落ちてしまっているようです。
森の紅葉

ガーデンに着くと雨は降っておらず、なんとか作業ができそうでホッとしました。ようやく入手できたメコノプシスの苗は、これでちゃんと冬が越せるのかなぁと心配になるほどの軟弱さ。滝野公園での越冬率はほとんど100%なので、このままちゃんと休眠してくれると思いますが、不安をそそる柔らかさです。
メコノプシス

開園準備が終わったガーデナーが集まってきて、てきぱきと苗を植えてくれました。ここの場所はこれ以上拡張の余地がないので、この株数をマックスに維持していこうと思います。来年は無理としても、再来年にはこの株がしっかりと大株になり、たくさんの花を咲かせてくれることでしょう。
定植

メコノプシスはまだまだ増やしていきたいので、ここ以外にも植栽場所を確保しなければなりません。森のリビングの芝生脇に、西日が当たらずほどよい半日陰地があるので、そこにも試験的に3株植えておきました。来年の育ち具合が楽しみです。
リビング

新たな魅力づくりを進めているうるおいの森にも、いろんな植物を補植しておきました。来春には目玉になる植物も入ってくるので、乞うご期待です〜 ふと見上げると、真っ黄色に色付いたアカイタヤが、茶色のミズナラと競っておりました。日が差せば、もっときれいに輝いてくれたでしょうに。
アカイタヤ

あちこちに補植をしながら歩いていると、思わぬ美しさに引き付けられました。4年前に植えたヤマアジサイが、今年ようやくたくさんの花を咲かせてくれたけれど、葉も装飾花も紫色に色づき、今頃まだ花も咲いてきて、素晴らしいコントラストになっているのです。毎年こんな姿を見せてくれるのでしょうか。
ヤマアジサイ

最後に、花の泉の敷石がガタガタになってきているというので、補修の仕方を覚えてもらいました。土が減って石の基礎が下がってしまい、敷石がのめってしまっておりました。小さな植木屋で先輩たちにもまれてきたので、どんなことでも対応できるようになったのは、今にしてみればありがたいことでした。
敷石直し

朝方にいろいろあったので、お昼で急きょ帰ることになり、カフェで今年最後の食事を食べていきました。今年で約束の5年間の現地指導を終えることになりますが、それでは困ると先日にも言われたばかり。来年もまた来ることになるのかなぁ…?と思いながら、ぼんやりと茶色が目立つガーデンを眺めておりました。
ハヤシライス

残念な雨

  • 2017.10.13 Friday
  • 05:42
昨日から森のガーデン最後の作業に来ています。例年この時期には、雪が積もってガーデンにたどり着けなかったり、昨年も数日前に降った雪が残っていたりと、いつも冷や冷やな思いをしておりました。今年は雪の心配はなかったものの、残念な雨に。途中は洗車機の中のように降っているところもありましたが、森のガーデンに着くと、しとしとと降る程度。気温が6℃では、ガーデンを訪れる人もなく、寒々しい風景になってしまいました。
ガーデン入り口

これでは土仕事をすることができないので、午前中は春に挙げてもらっていた各エリアごとの課題を見直して、済ませたものと手がつけられていなかったものとを、一つずつチェックしていきました。4人のガーデナーで、これだけのことをすべてこなしていくのはとても大変だけど、少しでも前に進んでいくためには、欠かせない作業になっています。お昼はカフェでいただきましたが、やはり私が最初の客でした…(^_^;) でもそのあとすぐにやってきたカップルが、いろいろたくさん頼んでいたので、少しは息をついたのではないでしょうか。
カフェ

午後からも雨が止まないので、植物をいじるのをあきらめ、ショップ前のペーブの拡張をやることに。階段とペーブがなぜかずれており、端っこの方しか繋がっていないために、とても不便なことになっていたのです。
階段下

ちょうど枕木が2本あったので、それをカットして3枚分拡張することができました。雨の中での作業はなかなか大変だったけれど、お客さんが誰も来なくてよかったのは皮肉なものですが…
完成

終わってからガーデン内を一回り。紅葉もほとんど落ちてしまい、園内はすっかり明るくなっておりました。咲き残っているのはシュウメイギクやアスター類、コルチカムなど少数ですが、せめて天気がよくないと、とても秋の名残を楽しむ雰囲気にはならないです。昨年植えた赤カノコは、ようやく今頃になって花が咲いてきたけれど、来年には少しここの気候に順応して、もう少し早く咲いてくれるようになるのでしょうか。
赤カノコ

森のリビングに植えたガルトニアも、もっと雪融けが早く、気温が高くなる場所に植え替えてやります。高標高地で積算温度の足りない場所では、いろいろと考えなければならないことが多いようです。
ガルトニア

作業三昧

  • 2017.09.30 Saturday
  • 06:25
朝起きてアメダスをチェックすると、上川の町で午前3時にマイナスを記録していました。その後はプラスに転じているので、マイナスは瞬間的でしょうが、標高の高いガーデンは大丈夫かと心配になりました。上川の定宿を出ると、歩道のジニアとガウラは何ともなく、車のフロントガラスも凍り付いていなかったのでホッとしました。
町中花壇

8時過ぎにガーデンに着くと、山には厚い雲がかかり、多分雪だなあと。でも気温は意外と高く、霜は大丈夫でした。
大雪の山並み

ガーデンにさっそく出て、あちこちの確認を。ガーデンの整備から5年経ち、私としては初期の不具合をきれいに修正し、ガーデナーたちが次のステップに進んで行かなければなりません。今年はあと一回来るので、その作業内容も決めておく必要があります。森のリビングではガルトニアがようやく花を咲かせて来ていました。南アフリカ原産なので、積算温度が足りないのでしょう。
ガルトニア

午前の仕事はショップ前花壇の改修です。ここには屋根からの雨だれが落ちて来るので、いつもじゅくじゅくになって、植物の生育もいまいちなのです。山土を取ってあるので、ショベルで運んでもらいました。機械力は本当にありがたいです。
土入れ

地盤をかさ上げし、調子の悪いものを植え替えておきました。これで、不粋なモルタルの壁が少しは隠れてくれることでしょう。
植え替え

私の仕事はここまでで、いわばキャンバスづくりまで。あとはガーデナーが腕をふるってくれることでしょう。来春のお楽しみですね〜
完成

ちょうどお昼までにここを片付けることができ、ホッとしました。予報では午後から雨だったので、がんばって仕事を急いだのです。カフェから見ていると、暖かい陽射しを浴びて、団体の一行が園内の散策を楽しんでおりました。
陽だまり

開園期間もあと半月あまり。紅葉や最後の花たちが咲くガーデンを楽しんでほしいものです。あちこちのディしプレイに使われているカボチャやツノナスなども、みんな町内の農家さんが作ったものだそう。
ハヤシライス

午後からみんなと園内を確認して歩いていると空が真っ暗になり、激しい雨に… 予報通りの天気になってしまいました。やむなく事務所で図面を見ながら、方針を確認していきました。帰り際、大雪の山並みは既に雲に隠れていましたが、今朝さらにかなり積もったとのこと。北にあるニセイカウシュッペ山もかなり白くなっていました。この山は1,883mなので、さらに4〜500m高い山では推して知るべしでしょう。来月来るときには、やはり冬タイヤにしなきゃダメかなあ…
ニセイカウシュッペ

黒岳初雪

  • 2017.09.29 Friday
  • 05:42
昨日から森のガーデンに来ています。予報通り寒いこと。午前中こそ少し日差しもあり、そんなに寒く感じませんでしたが、午後からはキンと冷え込んできました。午後には黒岳ロープウェイを運営しているりんゆう観光から、黒岳初冠雪のFAXが流れてきて、夕刻雲の晴れた山並みは白くなっていました。まだ9月だというのに、ちょっと早いです・・・

ガーデン入り口は、お定まりのハロウィン仕様に。たいていのお客さんはここに座って写真を撮すので、何度もシャッターを押してあげました。
ハロウィン

ざっと園内を見て歩くと、この花が咲いてこないとか、こんな花がまだ咲いているの?というものがたくさんありました。今年の夏は天候が不順で気温の低い日が多く、高冷地にあるここでは、積算温度が足りなかったものが多いようです。おかげですっかりあきらめていたヤマユリの花がまだ残っていました。一人で見ていれば、うるっと来そうでしたが。
ヤマユリ

今年は夏が涼しかったおかげで、二年連続で手に入らなかったメコノプシスの苗が、うまく夏越しできたそうです。来月苗が入ってくるので、植える場所づくりをと、現在のエリアの隣を開墾することに。ここは標高が700m近くあるので、道内のガーデンでは最も有利な環境と言えるでしょう。鑑賞にも向いているこの場所では、100株くらいまでは植えられそうです。
メコノプシス

この場所はかなりの礫混じり。ちょっと掘ると握り拳大の礫がゴロゴロ出てくるのですが、今回は巨大な岩にぶち当たってしまいました。カナテコで掘り起こしていたから取り出すことが出来ましたが、ちょっとご勘弁です…
巨石

踏み込み防止に園路際にはギボウシの‘パトリオット’を列植し、上側にはレンゲショウマを植えておきました。今年植える株は来年はまだ小さいので、再来年以降にはたくさんの花を楽しめるようになるでしょう。
完成

私が来ているというので、陽殖園の高橋武市さんがやってきました。毎年最終日曜で閉園するため、今年は24日での閉園。その後あちこちのガーデンなどを見て歩くのです。ここのハウチワカエデやヤマモミジがきれいに紅葉しているので、いいなぁと見上げています。峠の向こうは、ここ数年秋になると葉焼けしたようになってしまい、きれいな紅葉が見られないのだそう。ここの斜面にも土を入れて、来年きれいになるようにガーデナーに宿題を出しておきました〜(笑)
武市さん

夕方になると、雲の切れ間から日差しが入ってきて、すっかり黄色くなったシラカンバやカエデなどの葉が輝いてきます。お客さんもそんなに多くはないけれど、花だけでなくこんなたたずまいにも興味を持たれて、しばらく見入っている方がいらっしゃいました。ありがたいことです。
黄葉輝く

5時近くなると、ぐんぐん冷え込みが強まってきます。沈む夕日を見ていると、2年前のガーデンショーの最終日を思い出してしまいました。あの日も寒かったなぁ…
夕日

天気予報を確認すると、朝には確実にマイナスになりそうなので、コンテナ類にパオパオをかけて養生を。運べるものは軒下に入れておきました。閉園まで半月あまり。これからは連日この作業が続きそうです。
パオパオ

グランドカバーの植え替え

  • 2017.09.05 Tuesday
  • 05:52
先日森のガーデンに行った時に、入り口の植えますのグラウンドカバープランツの植え替えを行いました。その経緯を備忘録的に整理しておきます。

ガーデン入り口の前には、枕木舗装が広がっていますが、その途中にあるヤチダモはもったいないのでそのまま残しました。ところが元の地盤の高さより低くなったために、ガーデンオープン時にはこんな状態になっていました。(2014.5.9)
むき出しの根

そこであわてて枕木で囲い、ベンチ替わりにもなるような植えますを作ってもらいました。このくらいのスペースがあれば、ヤチダモもなんとか生き延びてくれるはずです。(2014.6.6)
木枠完成

土をむき出しにしておく訳にはいかないので、ガーデナーに好きなものを植えていいよ〜と選んでもらいました。セレクトされたのがグレコーマ(斑入りセイヨウカキドオシ)(Glechoma hederacea ‘Variegata’)だったので、これなら育つとOK出して植えてもらいました。ところが次に行った時に確認すると、あらら…という植え方だったので、さっそくダメ出しを。こういうランナーを伸ばして被覆するタイプのグラウンドカバーでは、ポット部分を植えてツルをそのままにしておくと、いつまでも風で動いて節からの発根ができないため、カバーにならないのです。(2014.6.20)
グレコーマ植栽

ポットの株をばらし、つるを地面に這わせて土をかけておけば、あっという間にカバーが完成します。二ヶ月くらいで下の方はほぼ完成しましたが、上の方はよほど乾くのか、植えた苗も徐々に枯れてしまったので、翌年には上の方にエゾノキリンソウを植えてもらいました。(2014.9.12)
被覆完成

それから3年後、エゾノキリンソウは元気なのに、グレコーマの方はほとんど消えてしまったのです。なんでここまで完全になくなってしまうんだろう?と思ってスコップで掘り返してみると、深さ15cmくらいの間に、びっしりとヤチダモの根が密生していたのです。恐らく水分も肥料分もヤチダモに吸い取られ、根の浅いグレコーマが閉め出されてしまったようです。(2017.8.24)
キリンソウのみ

これでは何を植えても同じかもしれませんが、とにかく少しでも根を削っておこうと、スコップでしっかり掘り返し、固まりになった根をできるだけ除去しました。(2017.8.24)
ヤチダモの根

代わりに植える草種は、予算的にも厳しいので園内から調達しようと、ガーデナーたちと園内を見ていくと、花の泉の奥の方で、猛烈に他の植物に被さっているポテンティラを見つけました。これならわずかな根でもなんとか生き抜いていけそうだと、バリバリとはぎ取りました。ポテンティラ・ウェルナ‘ダブルフラワー’ということでしたが、それらしいものがなく、ポテンティラ・レプタンス‘プレニフロラ’(P.reptans'Pleniflora')ではないかと思うのですが、決め手がありません。
ポテンチラ

たっぷりと堆肥を混和して土壌改良を済ませ、上の方はやはり乾燥するので、エゾノキリンソウをまた植え戻しました。富士山のようにしようとやり始めたけれど、そこまで細かい模様は無理なので、あっさりと星形に。(2017.8.25)
キリンソウ植栽

ポテンティラのツルは、2〜3節の20cmくらいにカットし、どんどんバラ撒いていきます。つるもののグラウンドカバープランツは、このような植え方が最も早く被覆させるコツです。このままだとツルが接地しないので、板で軽く押しつけておきました。(2017.8.25)
苗のばらまき

その上から土をかけていくのですが、これだけは均等に薄くかけていかなければならないので、篩に土を入れて丁寧に振りかけていきます。これを全部私がやったので、かなり腰に来てしまいましたが…(>_<)
覆土

あとはたっぷりと灌水して土を落ち着かせれば、自然に苗が土に密着してくれます。飛び出しているものを指で押しつけていけばより安心で、その後も干からびるものはなかったそうです。次回行くのは今月末なので、どのくらい葉が繁っているか楽しみです〜
灌水

作業三昧

  • 2017.08.26 Saturday
  • 06:07
昨日はまず、前日からやり始めたグラウンドカバープランツの植え替えを片付けました。これについてはまた紹介しましょう。
グランドカバー

ちょうどお昼に完成したので、カフェで一息。かがみ仕事が多いと腰に来ます。前日よりはお客さんも見えられていて、ちょっぴりですがカフェも賑わっていました。花を見るのは薄曇りの方がきれいだけど、あんまりどんよりが続くと気が滅入ります。
ハヤシライス

花を楽しむ老夫婦もよく見かけます。今年ガーデナー達が作った見どころの花案内がけっこう好評で、どうせ余るのなら来月の分も渡せばよいかもと。滝野公園でも、年間の花暦を配布していたことがあったけれど、また復活してもらいたいですね。
森の花園

迎賓館の外周を通る管理用園路際は、あんまり手をかけていなくて殺風景だったことから、昨年秋にプチリニューアルをかけておきました。すると今まで植物もほとんど育たないひどい場所だったものが、レンゲショウマやキレンゲショウマ、キキョウなどが元気よく花を咲かせ、通る人もみなさん足を止めて写真を撮したりするような場所になっていました。このようなリニューアルを、今年はいくつも手がけようと思います。
山草の小径

園内あちこちに、たっくさん植えているハギが咲き始め、私のガーデンらしくなってきました。でも毎度花の見頃には来る機会がなくて残念無念。二週間後くらいが最高にいい時期なんだけどなぁ…(>_<)
ミヤギノハギ

ガーデナー達と園内の作業確認をしている時に、ヤブの中にアカミノルイヨウショウマを数株見つけました。普通は左のような赤黒い実を付けるのに、右の株は真っ赤で実も大きくて見事です。秋に移植しておかなくては。
アカミノルイヨウショウマ

今年は適度に雨が降ったせいか、いろんな植物の草丈が例年以上に伸びていて驚かされます。エゾゴマナやハンゴンソウ、サラシナショウマなどが完全に2m越えしている株ばかり。このエゾトリカブトだって、軽く2mはあるし、花着きがものすごくて見とれてしまいました。
エゾトリカブト

癒しの谷には、いろんな高茎草本で群落を作っており、細い遠路を歩くと見上げるようにいろんな花を楽しめます。みなさんデッキから遠くを見るだけで、園路に下りることがあんまりないようなので、ぜひこの空間を楽しんでいただきたいと思います。
癒やしの谷

花盛りのガーデン

  • 2017.08.25 Friday
  • 05:52
昨日から森のガーデンに来ています。昨年までは月2回日帰りで来ていたけれど、今年は月に一回にして、一泊二日で仕事をしています。間隔が空くのですっかり様子は変わってしまうけれど、じっくりと現場仕事が出来るのがうれしいです。
菊水の入り口に植えられているサルビアが、今年ももりもりと咲いて見事です。ずっと自家採種を続けていることから、相当古い品種が生き残っているようで、草丈が高くなるのが特徴です。今はどこに行ってもしょぼいサルビアしか見られないけれど、これこそが本来のサルビアの姿です。
菊水

ガーデンの入り口は、カラーリーフがますます冴えており、それを包み込むクラウンベッチが、低木をも飲み込まんばかりに繁っていました。ここまでくるとちょっと伸ばしすぎでしょう。
エントランス

ガーデンショーの時に建物の前に作られた「ガレット花壇」、3年目になり本来の姿になってきたけれど、ちょっと草丈が高すぎるのでは…?と思うものがかなり多いです。
ガレット花壇

森の花園は、相変わらずもりもりと花盛り。こんなに見事できれいなのに、お客さんの姿が少ないのが寂しい限り。本州や海外からのお客さんが多く、地元上川や札幌など、道内からのお客さんがあんまり来ていただけていないようで。どうしても遠くに感じてしまうのでしょうか…(>_<)
花園

ドレスガーデンも、これ自体はとってもいいのだけれど、丘の上から大雪山を望むほどの迫力がなく、そのあたりが今ひとつインパクトに欠けるのでしょう。
ドレスガーデン

森の迎賓館の植物も、植えられて5年目で、ようやく本来の修景効果が発揮されてきたようです。ここのアナベルは観葉系の品種かと疑われるほど花着きが悪かったけれど、今年はようやくたくさんの花を着けてくれました。
レラモシリ

昨日は、今まで全くのヤブになっていた、癒やしの谷のデッキ前に広がる斜面の手直しを。ガーデンショーの時に、銀色のバルーンが浮かんでいたエリアに植えられたオシダ50株がそのままになっていたので、掘り取ってきてこちらに植え込みました。ここにはキレンゲショウマやサラシナショウマ、トリアシショウマなどを植え込んで、魅力ある風景に変えていこうと思っています。
潤いの森

予報では夜中に雨が降るというので、灌水をしなかったけれど、たっぷり雨が降ってくれたのでバッチリでした。今日もあちこち手を入れていくことにします。現場仕事は疲れるけれど、結果が残せるから楽しいです〜

作業三昧

  • 2017.07.29 Saturday
  • 06:02
上川の夜はかなり涼しく、窓を透かして寝ていたら寒いくらい。朝食が6時半に出るので、7時には宿を出ました。さっそくガーデンに行く前の一仕事。町中の街路樹に植えられているヤマボウシが、手入れされていないのでひどいことに。役場の人に一本見本作っておくので、その通りにやって下さいね〜と言ってあったのです。胴吹き枝や絡み枝を取るのがほとんどなので、15分ほどで出来てしまいましたが、この通りちゃんとやってくれるかなぁ…
剪定前 剪定後

開園前のガーデンは、しっとりしてとても気持ちがいいもの。野鳥のさえずりを聞きながら最初にやったのが、花の泉にあるカツラの生垣の刈り込みです。これは予定の高さが180cmなのに対して、場所がものすごく狭く、せいぜい30cm幅くらいに仕上げなければなりません。ただ狭く刈り続けるだけでは積雪圧に耐えられないので、細いけれども中身はがっちりした、スレンダーボディに仕上げていかなければならないのです。5mほど見本を作っておいたので、あとはがんばってもらいましょう。
カツラ生垣

高山植物コーナーの中にあるシナノキには、株元からたくさんの幹が萌芽してヤブになり、日陰を作って困ってました。切り詰めればまた吹いてくるので、半分くらいに間引くと共に、枝を払っておきました。これでどんどん上に伸びていけば、支障になりにくいでしょう。
剪定前 剪定後

午前中はガーデナーたちとエリアを一つずつ回り、課題と対処の方法を確認しながら、どんどん手入れも行っていきました。今あるものを活かしながら、少しずつ中身を替えていくためには、現場で同じものを見ながら確認していくことが大切です。花園と迎賓館の間に設けられたドレスガーデン・ツインは、宣伝があんまり行き届いていないので、ガーデナーにモデルになっていただき、見本用の写真を撮っておきました。確かに前のドレスのように見晴らしがいい訳ではないけれど、とってもきれいな花に囲まれているので、気持ちいいものですよ〜
ドレスガーデン

お昼になったので入り口に向かって歩いていくと、あれ!こんなにいいガーデンなのに誰もいないぞ!と焦りました。来園者に話を聞いてみると、とっても素晴らしかったとほめてくれる方ばかりなのに、その絶対数が少ないのです。自分で言うのもなんですが、ガーデンショーの時より何倍もいい状態になっています。是非ご来園いただけますよう、お願いします〜m(__)m
森の花園

カフェも苦戦しているので、毎度お昼はここでいただいてます。昨日はハヤシライスでした。窓の外のトリアシショウマやヤナギランにたくさんのハチやアブが訪れていました。
ハヤシライス

午後からは、外周に接するエリアでも除草などを行いました。帰化植物などはもうほとんどなくなり、自生植物の中からはびこりやすいものを選択しながら抜いていきます。今はヨツバヒヨドリが最大のターゲット。初めは少しでも花を増やそうとして植えていたものですが、猛烈に増えて回りを被圧しまくってきました。勝手言ってごめんね〜と心の中で謝りながらどんどん抜いていきました。二日続けていると、課題がどこにあるのかがよく分かり、対応がよく見えてきます。今年も半分終わったけれど、残りもがんばらなくては。
雑草取り

なお、本日の朝日新聞「北の文化」というコーナーに、『ハルニレに思いを込めて』というコラムを書いております。ハルニレプロジェクトの宣伝ですが、読んでいただければ幸いです〜

しっとりしたガーデン

  • 2017.07.28 Friday
  • 05:42
昨日から上川へ。これまでは2週間おきに日帰りで来ていたのですが、さすがに往復400キロはきついので、上川に泊まって二日間じっくりと仕事することにしました。確かにその方が肉体的な負担も軽くなり、作業もじっくりできるのでいいのですが、一ヶ月空けると植物の様子もすっかり変わってしまいます。このため、ガーデンに着いた午前中は、じっくりと一人で園内を見て歩くことにしました。

ガーデン入り口前の広場では、テマリシモツケの紫葉や黄葉の品種、シラタマミズキや‘白露錦’などのカラーリーフがちょうどいい感じに育ってきました。足元にはクラウンベッチとバーズフットトレフォイルをグラウンドカバーに植えてあるので、花のカーペットになっています。
階段横

一昨年秋にリニューアルした高山植物コーナーでは、すっかり元気になった植物たちが、次々と花を咲かせてきました。これからは大雪特有の植物を少しずつ増やしていきたいところです。
大雪な庭

今年からガーデンの中に新設された「ドレスガーデン ツイン」は、先月来た時にちょうど植栽している最中でしたが、植栽直後にたっぷり雨が降り、しばらく低温が続いたことが幸いし、植物がしっかり根付いてくれました。「イメージよりずいぶん低いなぁ…」という声が聞こえたりしていたものの、注目を集める存在にはなってくれているようです。
ドレスガーデン

メコノプシスは最後の花が数輪咲いていて、株もみんな元気に育っていて一安心。昨年補植したヤマユリやカノコユリも元気に育ってきていました。目立つオレンジ色の花が見えたのでなんだろう?と思ったら、クルマユリが満開に。野生ではなかなか見られない育ちぶりに、ちょっとびっくりでした。
クルマユリ

森の絨毯もいい感じに花のカーペットを作っておりますが、もっと派手な花を植えなければいけないのかなぁ…といつも悩んでしまいます。集客施設と割り切ることも必要なのでしょうか。
森の絨毯

広場脇の植物も、ようやく植栽したねらい通りに雰囲気を作ってくれておりますが、やっぱり地味だなぁと我ながら思ってしまいます。なかなか花の上がらなかったアナベルが、ようやくたくさん咲いてきているので一安心。
森の広場

オープンまもなくの頃、少しでも園内を華やかにしたいと、ガーデン近くの道路のり面に群生していたヤナギランを取ってきて、あちこちにたくさん植え込みました。一時は真っ赤になるほど群生していたのですが、いろんな植物が育ってくるにつれ、それほど目立たなくなってきました。カフェ回りがちょうどいい感じに咲いています。
ヤナギラン

ちょっとびっくりしたのは、大雪な庭に植えられているエンレイソウの実。ミニトマトほどにも大きくなり、熟れ熟れになっていました。普通は大豆ほどの黒い実になるのに、こんなに赤く大きくなるものなのですねぇ。ヤマソバとかアイヌ語ではエマウリと呼ばれ、食べられたとはいうけれど、なるほどと思いました。
エンレイソウ

黙々と作業三昧

  • 2017.06.24 Saturday
  • 05:47
町内に泊まると、ガーデンまでは15分なので、「通勤」がとても楽になります。あんまり早く行くのもなんだから、みんなより少し遅く、8時近くに出勤しました。入り口前にあるファーガス・ガレットが作った花壇では、アリウム‘パープルセンセーション’が満開で、‘グローブマスター’はまだつぼみが割れたくらい。2シーズン目に入ったので、本来の姿になっていくことでしょう。
ファーガス花壇

まずは高山植物コーナーである「大雪な庭」周辺の除草から始めました。びっくりするほど大きく生長したヒメジョオンやエゾノギシギシなどが、背後の低木の繁みに隠れて繁茂していたのです。そのすぐ前にはエゾスカシユリが満開に。植え替え前には息も絶え絶えだったのに、びっくりするほど元気になって、たくさんの花を咲かせてくれました。
スカシユリ

コマクサに覆い被さっていたエゾルリソウの実生株も、きれいな花を咲かせていたけれど、秩序を乱すものは容赦なく抜き取ります。実生株が無数に生えてくるものは、このような場所では要注意です。
コマクサ

ガーデナーたちが、24日から公開の「ドレスガーデン ツイン」の準備にかかりきりなので、アシスタントのMさんと、迎賓館の手入れを行いました。私なりに気になるところを順番につぶしていき、昼までにほぼ全域を回ることができました。例えば、縁取りに植えられているスジギボウシの、斑抜け株の処理。斑入りものでは必ず斑が抜けた株が出てきますが、こちらの方が葉緑素をたくさん持っているために、放置すればすべて斑抜けに占領されてしまいます。ただし、スジギボウシは夏を過ぎると斑が抜けて全体に緑葉になってしまう「のち暗み」が起きるので、斑抜けの処理は今が一番いいのです。
斑抜け 掘り取り

「ドレスガーデン ツイン」は、前日メデイアに公開されていましたが、道新旭川版に大きく取り上げられていました。町長と奥様がモデルです。
道新記事

昨年までのドレスガーデンは、確かに眺めはいいけれど、あんな所まで登っていくの…と敬遠されたのも事実です。このため、森の花園と森の迎賓館の間に設置されました。
ツイン

今度は二人並んで写真が写せるような構造のため、ご夫婦で来た場合には、誰かにシャッターを押してもらう必要がありそうです。新聞に出ていたからと、早速やってきた方もいらっしゃいましたが、公開は本日から、9月24日までとなっています。
裏側

森の花園では、たくさん植えられているスイセンがこの時期見苦しくないようにと、葉をくるくると巻いておりますが、これをやってくれるボランティアの方の中には、なかなか洒落た方がいらっしゃるようで、いろんなまとめ方があって面白いのです。この「三つ編みタイプ」は80代の女性の作品だとか〜(笑)
水仙の葉 三つ編み

この時期花数は確かに少ないけれど、いろんな面白さがガーデンには満ちあふれております。植物本来の魅力が発揮されてきた森のガーデンを、ゆっくりとお楽しみいただきたいと思います。

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM