大阪から帰着

  • 2019.03.01 Friday
  • 05:58
3日目のホテルは、梅田駅に接している電鉄系のホテルなので、朝早くからごろごろと電車がひっきりなしに出入りする音が聞こえました。阪急電車は、全部同じ形、同じ色(阪急マルーン)なので、そういう意味では面白くないかも。
梅田駅構内

昼の飛行機の前に、もう一箇所公園を見てこようと思ったけれど、夜半からの雨がかなり強く、建物近くから見えそうな所に行くことに。超激混みの御堂筋線でなんばに行くと、南海の駅もすっかり変わってびっくり。かつてここにあった大阪球場の跡地を再開発し、駅から南に「なんばパークス」という巨大商業施設やビジネス街に大変身しているのでした。
南海難波駅

それらの再開発ビルは、ゆるやかな段々状に配置され、その屋上がすべて緑化されているのです。多分日本最大規模だと思いますが。中には入れないけれど、いろんな角度から見えるかな…とやって来たのです。
なんばパークス

ガーデンの入り口は2階部分にあり、やはり10時からオープンとなっておりました。
入り口

ここはガーデンツアーもやっているそうで、いろんな見どころが掲示されていました。また見に来なくては。
サイン

この不思議な建物は、六本木ヒルズや博多のキャナルシティを手がけた、アメリカの建築家(ジョン・ジャーディ)の手によるとのこと。どうりで雰囲気が似ていると思いました。グランドキャニオンの底に立っているような、不思議な感覚になってしまうけれど、よくこんな難しい形の建物を作れるものだと、感心してしまいます。
建物

タワーになっているビジネス棟に吸い込まれるように、たくさんの方が通る足元には、花屋さんだけが店を開けていました。ここでオフィスに飾る花を買っていく人が多いのでしょうか?
花屋さん

残念な天気になってしまったので、少し早めに空港に行こうと、御堂筋線で終点の千里中央まで行き、モノレールで伊丹に向かうことに。いつもは蛍池(ほたるがいけ)から一駅しか乗らないので、たっぷりとモノレール軌道の雰囲気や、沿線の眺めを楽しむことが出来ました。
モノレール

新千歳空港が混んでいて、しばらく長沼上空を旋回していましたが、よく見ると畑に融雪剤を撒いているのにびっくり。農家さんも2月に撒いたのは初めてでは?日差しが続くのなら、少しでも融かしておこうと考えているのでしょう。確かに出張中も雪は降っていないし、相変わらず予報に雪マークが見当たらないので、このまま雪融けが進んでいくのでしょうか…
融雪剤

鶴見緑地へ

  • 2019.02.28 Thursday
  • 05:36
三日目の朝は、どんより曇って肌寒くなりましたが、コートを着るほどでもない微妙な寒さでした。三宮のホテルは新しく出来て間もない様子。エレベーターホールにも、ちゃんと生きた植物が飾られているのに、ちょっと感激しました。サンスベリアとホンコンカポック、フィカス・プミラの組み合わせで、耐陰性にも配慮されたしっかりしたセレクトでした。
ホールのグリーン

ホテル近くの街角で、こんなプランターを見つけました。昔使っていたタイル貼りの流しに、ちょうどいい大きさのキャスター付きの台がセットされています。壁に付いている蛇口が生きているのか分かりませんが、ほのぼのして嬉しくなってしまいました。
街角のプランター

サンチカタウンという三宮の地下街でも、ちゃんと店の前に一つずつ寄せ植えのプランターが置かれているので、そういう文化が根付いているということなんでしょうか。
サンチカタウン

JRで大阪に移動すると、街角には早速タイガースが登場。オフシーズンだから静かだけれど、シーズン中だときっと賑やかなことでしょう。
タイガース

午前中の目的地は、鶴見緑地にある咲くやこの花館です。この鶴見緑地では、1990年に花の万博が開かれました。88年10月にコンサルに転職した時、当時植物園におられた辻井先生に転職の挨拶に行ったら、ちょうどいい時に来た。さっき大阪市の人が来て、2年後の万博では咲くやこの花館の高山植物室で期間中ずっと花を切らさないようにしたい。高山植物の開花調節を試験したいので、あんたにピッタリだから手伝ってくれないか、ということになったのです。二年間大変だったけれど、人生面白いことに行き当たるものです。
鶴見緑地

メインアプローチには、2列にラクウショウの並木が植えられていたけれど、昨年関西を襲った台風で、かなりの被害があったようです。せっかくのすっきりしたシルエットが、これでは台無しになってしまっておりました。
ラクウショウ

貼り紙を見ると、園内の樹林地ではまだ倒木の処理が終わっていなくて、ようやく3月から通行ができるようになるそうです。あとで聞くと2万本もの木が被害を受けたとか。昨年は本当に自然災害の多い年でした。
臨時閉園

午前中で視察されていた方達は帰られたので、午後からは一人で市内を歩き回り、大阪でもう一泊しています。夜は梅田の居酒屋で古い友人と旧交を温め、仕事のこと、家族のこと、世の中のことなど、久しぶりに腹を割って語り合いました。札幌ではなかなかこういう時間をもてないので、もやもやしていたものがすっきりした気分です〜
居酒屋

淡路へ

  • 2019.02.27 Wednesday
  • 05:55
訪問した場所の詳しい情報は、また後日報告することとします。昨日は名古屋から神戸に移動して、淡路島を目指しました。新幹線で新神戸駅まで、ちょうど1時間。久しぶりに乗ったけれど、音も揺れも全然しなくて、本当に素晴らしい移動手段なんだと実感しました。
新幹線

新神戸駅からは高速バスで淡路に。明石海峡大橋の大きさには、いつもながら驚嘆します。これだけあちこちの土木構造物を造ってしまうと、もう国内では腕を振るうところはなくなってしまったのでは…と思ってしまいます。
明石海峡大橋

淡路夢舞台は、バス停のあるウェスティンホテルと、奇跡の星の植物館の間に、無駄に広いよく分からない空間が広がっています。なんでもっと素敵なアプローチを造らなかったのか…かの有名な建築家のなせる技には、理解しがたいものがあります。
青竹

それでも、まだ残っているパンパスグラスの大きな穂に感激したり、見どころを探しながら近づいていきました。
パンパスグラス

かなり近づいたあたりには、瓶ブラシのような花を咲かせるバンクシアが。オーストラリア原産の不思議な花木ですが、露地に育っているのを見ると、やはり感激してしまいます。
バンクシア

植物館の入り口には、壁面緑化による大きなサインが設置されていました。不思議なうねりのある土壁は、左官の技によるもので、吹き曝しの場所でも全然平気なようです。館内にもこれと緑を組み合わせた作品が、いくつも設置されていました。
壁面修景

年間7回の展示替えが行われており、春のこの時期はラン展でした。もう15回目になり、その都度特徴的なランを世界中から集めてきた結果、多分国内では最大規模のコレクションになっているのだとか。豪華さが売りの一つですが、コレクション的に見ていっても、素晴らしい展示になっているのです。
ラン展

辻本さんのご案内でたっぷり園内を鑑賞したあと、再びバスとJRを乗り継いで三宮に戻りました。三宮の繁華街は駅の北側なので、ぶらぶら歩きながら店を覗いていくと、神戸牛を売りにしている店のなんと多いこと。そこまでガッツリ食べる訳にはいかないので、安くてうまそうな焼き鳥屋さんに入ると、これが大正解で、神戸の夜のひとときを楽しむことができました。
東門街

名古屋へ

  • 2019.02.26 Tuesday
  • 05:47
最初の目的地は名古屋なので、飛行機は中部国際空港に向かいました。ここから帰ったことはあったけれど、向かったのは初めてでした。新潟から長野を抜けていくと、真下に諏訪湖が。かつては毎年御神(おみ)渡りがあるほど寒かったけれど、凍らない年もかなりあるようです。諏訪湖というと、近くに住んでいた柳生真吾さんがよく来ていたところ。ちょっと思い出してしまいました。
諏訪湖

空港から名古屋までは名鉄の電車で移動。ちょうどミュースカイという特急があったので、それでいくことにしました。この列車専用のホームがあり、ホームドアと言っても天井まで覆ってしまうほどのガッチリした造りで、電車の姿を写すことができません。これじゃ撮り鉄にはかわいそうかも。
ミュースカイ

ミュースカイは,名古屋まで30数分で行くけれど、座席指定特急券が360円もかかります。これはちょっと取りすぎかと。
チケット

待ち合わせに時間があったので、久屋大通公園を散歩することに。テレビ塔が立っているので、札幌の大通公園とよく比較されるけれど、造りはかなり違います。内藤多仲(たちゅう)が短期間に次々と造った5本のタワー(名古屋、通天閣、別府、札幌、東京)の長男で、創建時の銀鉄色を頑なに守っています。
テレビ塔

これまで何度も来ていたけれど、落葉期に来たのは初めてで、両側に植えられているのがほとんどクスノキであるのに初めて気がつきました。冬の常緑樹はよく目立ちます。だから薄暗く感じていたのですね。
クスノキ

札幌の大通公園と違って、花壇がある訳でもなし、なんか殺風景で歩いている人もベンチに座っている人もほとんどおりません。どでかいモニュメントや地下街の排気棟が立ち並ぶばかりで、実につまらない空間となっているのです。
モニュメント

公園の南端は、都市高速道路のある若宮大通で区切られています。戦後の大改造で造られた100m道路の一つで、車がビュンビュンすっ飛ばした走っています。モニュメントやその回りにパンジーが植えられ、小綺麗にされているけれど、何かしっくり来ないのは芝生が真っ黄色になっているせいでしょうか。冬には枯れてしまう日本芝は、やっぱりもの足りません。常緑の西洋芝のありがたみを感じてしまいます。
パンジー

この通りの街路樹はトウカエデでした。これが無剪定で伸びやかに枝を伸ばしているのです。台風がよく来る地域でも、こんなにがんばって維持されているなんて、本当にうらやましくなってしまいました。
トウカエデ

京都へ

  • 2018.11.15 Thursday
  • 05:59
講習が終わってから、最終の飛行機で帰ることもできたけれど、せっかくの関西なのでもう一泊し、久しぶりに京都の植物園を見てくることにしました。梅田の駅に向かって御堂筋を歩いて行くと、有名なイチョウ並木もこの辺りではかなり若い木ばかりだし、先日の台風で、幹をへし折られたものがたくさんあるのに気付きました。ビル風で一層強くなっていたのかもしれません。
御堂筋

阪急梅田駅には、京都線と宝塚線、神戸線が。この時間にはひっきりなしに到着するので、ものすごい人並みに呑み込まれそうになりながら、ようやく右端の京都線特急のホームにたどり着きました。阪急電車は、この「阪急マルーン」という色を絶対に変えることなく、昔からこだわり続けている会社です。阪神電車に最近塗られたオレンジが、あの巨人の応援の色に似ていて気持ち悪いと、株主総会で社長が糾弾された会社とはえらい違いです…(笑)
阪急電車

京都の府立植物園には、多分20年以上行っていないと思います。以前はけっこう行きにくかったけれど、今は地下鉄で北側の北山駅が直結されて便利になりました。とはいえ、やはり正門側から入りたいので、一つ手前の北大路駅で降り、散歩しながら入ることにしました。北大路の商店街では、アーケードがあるのでずらりとプランターが並べられていましたが、その間にこんな水タンクが。アーケードに降った水が入るようになっていて、バケツやじょうろで水やりをしていました。
北大路商店街

鴨川の手前で信号待ちしている時、石垣に生えている植物に花が咲いていると思ったら、なんとランタナでした。京都の冬は結構寒いはずなのに、こんなものが野生化できるようになったのですね。高瀬川沿いにデュランタが植えられていたそうですから、夏だけでなく冬も暖かくなってきているのかもしれません。
ランタナ

鴨川にかかる北大路橋は、さすが京都というデザインになっています。街並み自体は全然和風ではなくなっているけれど、こんな所だけ和風にされてもなぁ…という違和感はあちこちで見かけてしまいます。古い町屋がどんどん壊されていきつつあるので、京風が味わえるのは、社寺の境内や料亭の庭だけになっていくのかもしれません。
北大路橋

鴨川を眺めるたびに、うらやましいなぁ…といつも思ってしまいます。豊平川は確かに有数の急流河川だけれど、せめてあと50m川幅を広くしておけば、もう少しゆったりと水を流すことができたのに。そうすれば鴨川のように、低い落差工をたくさん設けることにより、もう少しやさしい流れにすることができたはずです。
鴨川

植物園へのアプローチには、ケヤキ並木が続いていて見事です。イチョウの黄葉のように派手さはないけれど、歴史を感じさせてくれます。
ケヤキ並木

ケヤキの幹にはびっしりとノキシノブが。歩いて行く南側には着いておらず、北側だけなのは、夏の強い日差しを避けているのかもしれません。松山の家でも、大きなカシの木に着いており、ある程度の大きさになれば自然に生えてきたように思います。久しぶりに見たので、懐かしくなってしまいました。
ノキシノブ

大阪らしさ

  • 2018.11.14 Wednesday
  • 06:00
今回泊まったのは、梅田の少し外れたところでした。梅田の地下街は完全に迷路。地元の人でも迷うというくらいで、案の定迷ってしまいました。そういう時にはとにかく地上に上がること。なんとか目印を見つけて、ホテルにたどり着くことができました。
飲み屋街

御堂筋からの小路の入り口には、なんと鳴門海峡産?の天然たいやき屋が!まさか本物の鯛焼きが…と思ったら、フツーのたい焼きでした。鳴門鯛焼本舗とは、なんとも大阪らしいネーミングですねぇ…(^_^;)
天然たい焼き

そのすぐ裏には、お初天神の入り口があります。正式には露天神社(つゆのてんじんしゃ)というのですね。中に入るとなかなか素晴らしい空間なので、翌日再訪することに。
露天神社

露天神社は曾根崎地区の村社で、創建が700年頃と、大阪でも有数の歴史があるそうです。近松門左衛門により、お初・徳兵衛の心中の舞台となったことから、お初天神の名前が定着しました。恋人の聖地とののぼりがたくさん立っており、通勤前にお参りしている人がたくさんいるのは、みなさん恋愛の成就を祈っているのでしょうか。
お初天神

社の左にキンカンが成っているのかと思ったら、立派な石柱に「左近の橘」と彫られていました。タチバナには鋭い棘があるはずだけど、これには全然見当たらず、トゲナシタチバナなんてあるのかなぁ…
左近の橘

昨日は暗くなってしまったので、JR大阪駅の回りを少しうろうろと。阪神百貨店が建て替えで壊されており、駅前広場も工事中。本当にどこもかしこも工事だらけなんですね。最近流行のカセット式の壁面緑化には、JRの文字が入っていました。
壁面緑化

研修の会場は新大阪の駅前なので、昼食は構内の食堂街をうろうろと。うどん屋の美々卯を見つけて、やっぱきつねうどんを頼みました。美々卯のうどんは出汁にこだわりがあり、利尻昆布と宗田鰹と本枯節から2時間かけて出汁をとるのだそう。独特の黒七味をたっぷりかけました。
美々卯

熱いのと、七味が辛いのとで、汗が噴き出してしまいましたが、なか卯の4倍もの厚さのある揚げの美味しいこと。出汁の旨味をかみしめながらいただきました。大阪のうどんは讃岐と違ってふにゃふにゃなのは想定内。つゆもしっかりといただいて満足しました。
出汁の旨さ

晩秋の大阪

  • 2018.11.13 Tuesday
  • 05:46
大阪に来ています。公園管理運営士という資格は、5年に一度更新講習を受ける必要があり、いつもは東京で受けていたのですが、忙しい最中だったので、今回は大阪で受けることに。関西は久しぶりだったので、楽しみでもありました。
昼過ぎに伊丹空港に着くと、どんよりとした曇り空。モノレールに乗ろうとして、ふと下を見ると何か花が咲いているので降りてみると、八重のサクラが咲いているのです。ちょうどおばちゃんが写真撮していたので聞いてみると、台風の塩害でみんな葉を落としてしもたら、狂い咲きしよってん。こないだうちならもっと満開やったのに、まだ咲いてんやわ〜とのことでした。
サクラ

モノレールに一駅だけ乗り、次の蛍池(ほたるがいけ)で阪急電車に乗り換えです。関西に来ると一番気をつけなければならないのが、エスカレーターでは必ず右側に立たなければならないこと。つい左に立ってしまうと、ぼけ〜どかんかい!と、どつかれてしまいます。案内放送でも、右側に立って手摺りをお持ちください〜とやってました。
右側

阪急の梅田駅は、日本一格好のいいターミナルだと思います。まさにターミナルの言葉通りの頭端式ブラットホームで、京都線、宝塚線。神戸線がそれぞれ3線の10面9線ある、わが国最大のターミナルです。鉄ちゃんにとっては、いつまでも見飽きない場所なので、しばらくうろうろしてしまいました。
梅田

暗くなるまで、梅田周辺の屋上緑化を見て歩きました。JR大阪駅の北側には、グランフロント大阪という、4本の高層ビルを持つ巨大な建物が続きます。この一番手前のビルの9階に、テラスガーデンがあるのです。
グランフロント

大阪駅の北側には、もともと広大な操車場がありましたが、都心部の好立地なので、いつまでもそんな使い方はできません。東京でも品川で再開発が進められているようですが、あと10年もすれば、風景が変わってしまうことでしょう。
再開発

ちょうど手入れの真っ最中で、シマトネリコを剪定した枝を、せっせと細かく切ってフゴに詰め込んでいました。エレベーターに積んで下ろすしかないので、けっこう大変だとか。私もグランドホテルの屋上庭園の手入れをやっていたので、いろいろ聞きたかったのですが、真っ黒い坊主頭の親方がにらんでいたので、あまり聞けませんでした…(^_^;)
手入れ中

レストラン前の植え込みにはローズマリーが。昔はこんな使い方なんてやらなかったのですが、最近急速に使われるようになってきました。まもなく花が咲いてくるので、便利な素材です。
ローズマリー

片隅にひっそりと、斑入りのツワブキが咲いていました。まもなくサザンカが咲き始め、年末特有の花風景になっていくことでしょう。
ツワブキ

冨茂登

  • 2018.10.09 Tuesday
  • 05:37
冨茂登は、宝来町にある千秋庵総本家のお隣。栞に「山のふもとの憩ひの家に 今日もほのぼの灯がともる」とあるように、目の前にある高田屋嘉兵衛像の上には函館山の山頂が望めます。

冨茂登

この建物は、戦前の1935(S10)年の建造といわれ、確かに廊下を歩いて行くと少し波打っている感じがします。人数が多かったのでこの大広間での会食でしたが、欄間や天井の細工はしっかりしていました。
座敷

料理のレベルもさることながら、仲居さんたちのサービスが細やかで、いろんな方がここを贔屓にしているようです。外には出ていませんが、高倉健さんは特にこの店を贔屓にして、亡くなられるまで晦日は必ずここで過ごしていたそう。もう公表してもいいでしょう。献立も丁寧な作りになっていました。
メニュー

お造りは海峡鮪に、知内産平目、戸井産真蛸。一切れずつだけだったけれど、とっても美味しかった。鍋物は紙製で、ズワイガニの寄せ鍋だけど、具よりあまりにも出汁が美味しくて、全部すくっていただきました〜
紙鍋

もちろん庭もチェックしました。一通りメニューは揃っているけれど、全然しっとり感がなく、かなりがっかり。植木屋時代には‘海陽亭’と‘高はし’という料亭の庭の管理をやっていたので、どうしても比べてしまいます。函館の植木屋は「奥地」の我々をいつもバカにしていたけれど、負けてなるものかといろいろと研鑽していましたから。
庭

会食が終わり、遺影を片付けて初めて全貌が見えた掛け軸です。「清風払う」のはなんだろうと思っていたら、下に明月が隠れていました。戻ってから調べて見ると、「清風明月を払い、明月清風を払う」という禅語の一部で、禅の悟りの清らかさを表した言葉だそうです。宗派が曹洞宗なので、これを選んだのでしょうか?
掛け軸

帰ろうと玄関に向かって行くと、来た時にはよく見ていなかった陶磁器のコレクションが目に入りました。我が国の名陶が網羅され、松山の砥部焼もちゃんと入っていました。白磁に藍色の絵付けなので、他に比べてちょっと違和感がありますが。
焼き物

会席は、6,200円から16,000円までの間、お昼のミニ懐石は4,752円(税込み)とお手頃だけど、いずれも要予約です。室蘭にいる息子一家が、今月末には引っ越しして函館住まいになるので、一度行って見ようかな〜

法事

  • 2018.10.08 Monday
  • 06:00
昨日は函館の法事に行ってました。函館往復約500キロの旅。幸い台風の直撃にも遭わず、無事に戻ってくることができました。家を出発したのはまだ暗い5時過ぎ。中山峠を越えて豊浦に抜け、そこから高速に乗って、ちょうど4時間で函館に着きました。早い時間帯だったので、道路ががら空きだったので助かりました。十字街の手前で、函館山が見えてくると、ようやく着いたという気持ちになります。
函館山

今回は、母の一周忌、父の七回忌、叔母の23回忌の法事がありました。場所は菩提寺である地蔵寺。高龍寺の末寺にあたります。外人墓地に隣接しているので、雨の日でも観光客がたくさん歩いていました。
地蔵寺

今回の法事には、余市にいる娘も子連れで行くことに。前日に我が家に来て一晩泊まり、一緒に乗っていきました。読経の間もおとなしくしていたけれど、法事が終わって祭壇を片付けていると、だんだん活発に動き始め、太鼓を叩いたり、木魚をポクポク叩いたりと、大興奮でした。
木魚

法事には、会社関係のつきあいの長い方たちもお呼びしていたので、親族20名ほどと同じくらいの参会者がお見えでした。それからみんなで場所を移し、供養の会食を。会場は宝来町の『冨茂登(ふもと)』2012年ミシュラン北海道特別版で、道南唯一の2つ星を獲得している料亭です。同じ商店会でなじみ深いので、こんな素晴らしいところの食事をいただけることに。内容は別途紹介したいと思います。
会席

夜は、かみさんの兄弟姉妹が集まったので、みんななじみのショットバー『杉の子』へ。現在の経営者は義兄の同級生です。スコッチやアイリッシュウィスキーを堪能しながら、頭がぐるぐる回るまで、楽しい時間を過ごしました。
杉の子

温根湯温泉

  • 2018.02.09 Friday
  • 05:58
昨日は、温根湯温泉の大江本家に宿を取っていただきました。こういう温泉ホテルに泊まるのも久しぶり。四人部屋に一人で泊まるのはちょっともったいないのですが、のんびりとくつろがせていただきました。夕食は超豪華版。
メニュー

この他にも2品出てきたので、小食の私は完全にノックアウトでした。ご飯いただかなくていいのですか?と仲居さんに言われたけれど、なんとかこれだけ完食するのが精一杯。とても丁寧な作りで美味しかったです。
晩ご飯

さすがに疲れが出たのか、部屋に戻ると目が開かなくなり、早々にバタンキュー… 室温をかなり下げたはずなのに、夜中に汗をかいて目が醒め、完全に切っておいてもちょうどいいくらいでした。朝風呂にじっくり入ってのぼせるほど。ph9.1のアルカリ泉だというけれど、特にぬめりもなく、体の芯までしっかり温まりました。ここの泉質は独特のものが含まれていて、特に美肌効果が高いことが強調されていますよ〜 部屋に戻ると夜が明けており、眼下に温根湯の町が広がっていました。ピーカンに晴れていたし、川面から‘けあらし’が立ち上っていたので、かなり冷え込んでいることでしょう。露天風呂を遠慮して正解だったかな…(^^;)
温根湯

列車に合わせて駅まで送っていただけるというので、それまで辺りを散歩してみました。前日が−25℃で少し寒く、今朝は−20℃なのでかなり暖かいです〜とフロントに言われたけれど、さすがに顔がピリッと痛く感じます。目の前を流れる無加川からは、けあらしがゆらゆらと立ち上り、河岸のヤナギの枝に真っ白な樹氷が着いていました。
けあらし

真っ白な枝を見上げていると、朝日を浴びてダイヤモンドダストが音もなく漂っていて、なんとも幻想的な光景でした。北海道に来て2年目くらいの冬に、滝川でアンケート配付のアルバイトやっていて、初めてこれを見た時には感激したけれど、むちゃくちゃ寒かったのを思い出してしまいました。その頃の防寒着なんて、ペラペラだったからねぇ…
樹氷

無加川の川面をよく見ると、カモがたくさん流れのよどみに固まっていました。あとで送っていただいた方に聞いてみると、時々餌をやっていたら、年々数が増えてきて、今は30羽くらいがこのあたりで越冬しているとのこと。自然の餌がこんな流れの中にあるのかなぁ…
マガモ

留辺蘂の駅も、かつては森林鉄道によって運ばれてきた木材の積み出し基地として、活況を呈していたそうですが、2年前にとうとう無人駅になってしまいました。待合室には細々とストーブが燃えていたけれど、時計もなく、なんともわびしいものです。アイヌ語の「ルペシペ」(越え下っていく道)に漢字を当てたものだそうですが、蘂なんて植物に関係しているから分かるけれど、超難読地名であることは間違いないでしょう。でも平成大合併に際して、つまらない地名にしたところに比べれば、土地の成り立ちをしっかり守り抜いていることに敬意を表したいです。
るべしべ

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