タコの頭

  • 2018.09.10 Monday
  • 05:58
相変わらず物流が滞っているようで、生鮮食料品や加工品、ガソリンなどがあんまり手に入らないようです。うちの孫も大好きな牛乳が飲めないので、かなりストレスになっているとか。一日も早く、平穏な日常生活が戻って来ますように。

先日のこと、ある場所を探して Google map を見ていて、おやっと思う地点を見つけました。北区にある北高の西に、エルムの森公園がある辺りです。整然とした区画の中に、不思議な曲線が残っているのは、多分その昔小川が流れていたのでしょう。
地図

この辺りは、私の学生時代には農場が広がっていました。北18条までが第1農場で、農学部裏に果樹・蔬菜の園芸第1部、それから私たちの花卉・造園の園芸第2部、隣に養蚕部があり、ポプラ並木から北は主に畑作圃場でした。北18条以北を第2農場と称しており、畜産系の採草地が北24条通を越えて27条まで続いていたのです。この飛び出した部分は、その形状から「タコの頭」と呼ばれていました。
タコの頭

もう20年以上前のことだったか、この「タコの頭」がねらわれて、結局大部分が払い下げられ、札幌聾学校や住宅供給公社によってマンションが建てられました。エルムの森公園も、その時に切り離された頭の部分にできたのです。
航空写真

農学部に移行し、3年の春の農場実習の最初の講義では、農場担当のT先生が農場の案内を農学部の裏で始め、一つずつ概要を説明していくのです。当時はまだ桑園・琴似側にビルなど全くなく、手稲山が本当に近く見え、畑も本当に広々していました。教養の裏の森を抜け、獣医の横には建物が全く建っていなくて、見渡す限り牧草地が広がっていたのです。北24条通を渡って「タコの頭」の説明を受けて、「以上です。解散。」と言われて、思わずみんな顔を見回しました。ここで解散と言われても…地下鉄で帰る訳にも行かないから、ぼちぼち帰るか…と、今来た道をとぼとぼ帰った記憶があります。そんなことを思い出してしまいました。
農場全圖

町中に残る地形の記憶は、普段誰も気付かないけれど、たとえば地震で液状化した清田区の現場のように、突然表面化してきます。安穏と生きている私たちへの警鐘を、しっかりと受け止めなければなりません。

永遠の幸

  • 2018.08.09 Thursday
  • 05:58
歌の歌詞を忘れて、なかなか思い出せくて、そのうち調べようとして忘れてしまう…ということがよくあります。先日から、なぜか札幌農学校の校歌である「永遠(とこしえ)の幸」の歌詞が思い出せなくていらいらしていました。新聞で有島武郎の議事を読んだのがきっかけだったよう…

永遠の幸は、札幌農学校が創立25周年を迎えるにあたり、校歌がないのはと、作曲家の納所弁次郎が既によく知られていた原曲の「Tramp! Tramp! Tramp!」を選び、学生だった有島武郎がこれに作詞したものといわれます。
永遠の幸

原曲の「Tramp! Tramp! Tramp!(どんどん歩く)」(あの大統領はTrump!)は、アメリカの南北戦争時に、南軍に囚われた北軍の兵士に、希望を持たせるために作られた曲と謂われ、副題が「The Prisoner's Hope」となっています。北軍の大佐だったクラークが札幌に伝えたのかもしれません。

  Tramp!Tramp!Tramp!

正式に札幌農学校の校歌となったけれど、その後、東北帝国大学農科大学、北海道帝国大学、北海道大学に変遷を重ねるにつれ、校歌として正式に認知されていたのかはよく分かりません。わたしたちは農学部農学科という、一番のルーツの場所にいたため、何かにつけこれを歌っていましたが、卒業して以来、OB会などで歌うのは「都ぞ弥生」ばかりで、すっかり頭から抜けてしまったのです。北大の公式HPにも見当たらず、校歌として認知されていないのでしょうか?娘の卒業式に行った時、いきなり「都ぞ弥生」がかけられて、寮歌をこんなところに出すなんて!校歌を聞かせろ!と大むくれしたことを思い出します。公式HPの中を用語検索をかけて出てきたのは、グッズなどを売っているエルムの森ショップの「永遠の幸」というブランドのハムでした…(^^;)
ハム

もともと2番3番はうろ覚えだったので、改めてよくかみしめて歌ってみると、創立25周年の若々しい学校の校歌らしい、アップテンポのいい歌だなぁと改めて思いました。(YouTubeで聞くことができます。)「都ぞ弥生」も本来は軽いテンポの歌だったはずだけど、戦時中に出征する学徒の出発を一秒でも送らせるために、ご詠歌のようにのろいテンポで歌うのが普通になり、いまいち好きになれなかった記憶があります。

余談ですが、同じ曲をベースにした歌が、同志社大学にもあるのだそう。有島が校歌を作った30〜40年後に、英語教師の清水英明が「若草萌えて」という歌詞をつけ、運動部の応援歌として歌われているそうです。
若草萌えて

北大にコンビニが

  • 2018.08.08 Wednesday
  • 05:54
北大構内に、初めてコンビニが開店しました。昨年そのプロポーザルがあった時に、ある陣営から相談を受け、環境や景観面からのアドバイスを行いました。そして地場のセコマが、本州大手に打ち勝って特定されたのでした。場所はいつも昼食を取っている中央食堂の真ん前。先週圃場整備に行った時に、オープンしたての店を見てきたばかりでした。コンビニらしい看板もなく、いたって地味な造りになっています。
全景

完成記念に、「緑のジンギスカン Wineガーデン&Beer祭り」というのをやるので、是非とのメールが来たので、昨日夕方覗きに行きました。前面道路を通行止めにしてオープンテラスにしており、既にワイワイジュージュー盛り上がってました、
オープンテラス

コンビニとしてはかなり大きな造りで、二階にイートインのスペースをたっぷり取り、さらにテラスまで設けているのです。
二階のテラス

店の中もかなり余裕があり、混雑にも十分対応できる広さが確保されています。どのくらいの利用があるのか分かりませんが、向かいにある大学生協の購買などとは、完全に競合することでしょう。こちらは当然24時間営業なので、それなりに棲み分けができていくのであればよいですが。カウンターの上に、木製の看板が下がっているだけなので、本州から来た観光客などは、なんて店だか分からないで利用しているかもしれません。
店の中

飲食も招待かと思ったら、場所の確保だけで…(^^;) お定まりのジンギスカンとビールを頼み、心地よく吹き抜ける風の中でまずは乾杯。本州の方には気の毒なくらい、このところの涼しさを満喫することができました。
ジンギスカン

今回はイベントとして許可を取っているけれど、日常的にコンロを使ってジンギスカンをやるとなると、消防やら保健所やらの手続きがけっこう大変なので、いまだ検討中だとか。中でビールとつまみを買って、ここで飲めるだけでも十分かとも思いますが、大学構内で始終気勢を上げているのもなぁ… 今後どのように運営していくのでしょうか。
テラス

セコマの役員の方が何度も挨拶に来たので、地場のセコマが勝ってくれとのは大変嬉しいことで、道外生が多い北大生に対し(農学部では8〜9割が道外生)、4〜6年いる間に、セコマのよさを少しでも知ってもらうような努力をしてほしいこと伝えておきました。
俯瞰

立地を活かしてお金を稼ぐことが避けられないこのご時世、ボールパークのような環境をメチャメチャにするものではなく、規模は小さくても一つのモデルとして、ここの様々な取り組みが評価されるようになってくれればいいですが。

北大にも春が

  • 2018.04.19 Thursday
  • 05:56
今朝も峠から盤渓側は霜で真っ白。札幌は、昨日の昼過ぎに19.1℃まで気温が上がっているので、日較差20℃の乱高下が続きます。車に乗っていると暑くて、窓を開けて走りました。午後には北大に用があって出かけたので、その前に北大近くの、昔造った庭をちょっと見てきました。昨年秋に剪定したバラは、全く傷んでなくてなにより。30数年前に植えたサンシュユが、青空をバックに「春黄金花(はるこがねばな)」の名の通りの花を満開に咲かせていて嬉しくなりました。この時期に来たことがなく、花を見たのは初めてだったのです。
サンシュユ

時間より少し早かったので、以前から気になっていた春咲きスノーフレークを見てきました。いつも除雪した雪を押し込む場所だけど、今年は雪が少なかったのかすっかり雪もなくなってました。
スノーフレーク

花はやや盛りを過ぎた様子ですが、多分誰一人として気付かないまま、ひっそりとこんな清楚な花が咲いているなんて。古い構内の図面を見ると、ここには官舎が並んでいたようなので、外国人教師が住んでいたのかもしれません。
花

近くにある薬学部の薬用植物園では、やや目立たないキクバオウレン(Coptis japonica var. anemonifolia)の花が咲いていました。抗菌作用のほか、胃腸薬、鎮静剤として利用される薬草で、道内でも福島町に逸出しているのを梅沢さんが見つけています。
キクバオウレン

その隣に咲いているのがフキタンポポ(Tussilago farfara)。花時には葉がなく、花後に伸びて来る葉はフキというよりツワブキに近い感じになります。古来薬草として知られている植物ですが、近年肝臓に毒性があることが分かり、使用が禁止になっているそうです。以前東区の大学村の森に生えていたのは、やはり官舎の跡地なので、ここから持ち出されたものかもしれません。今でも咲いているのかなぁ?
フキタンポポ

北大博物館にいる先生に用事があり、用が終わってからせっかくなので標本庫を見せていただきました。いくつかの部屋に約20万点の植物標本が蓄積され、まだまだ未整理のものもたくさんあるそうです。学生の時、植物学教室はすぐ近くだったので、廊下にずらり並べられていた標本庫がここに収められていて懐かしかった。宮部金吾博士の時代からの標本が入っていたわけです。
標本庫

その奥に、宮部先生の恩師の一人であるマキシモビッチ博士の肖像画が。宮部先生が、写真から描き起こしさせたものだそうで、エイサー・グレイ博士など四枚があるそうです。百数十年の、歴史の厚みを感じさせるものなんですねぇ。
マキシモビッチー

別府同期会

  • 2017.11.08 Wednesday
  • 05:59
今回の別府行きは、大学時代の同期の一人が別府にいることから、少しでも震災復興の力になろうと、昨年のうちから決めていました。遠方なので参加人数は少なかったけれど、北海道からは私たち夫婦合わせて4名、京都から1人、地元のY氏夫婦の、計7名の参加でした。人数的にはちょうどよかったかもしれません。昼の地獄蒸しに続き、夜は海鮮の店へ。駅前通から「ソルパセオ銀座」という狭くて古いアーケード街を進んでいくと、暗闇にぽっかりとこの店があります。
いづつ

海鮮では有名な店なので、予約なしではとてもは入れないとのこと。Y氏夫婦は昔からの知り合いなので、すべてお任せにしてありましたが、メニューを見てびっくり。こんなに高いんだぁ!
メニュー

ほどなくお造りが出てきてまたびっくり。関アジに関ブリ、関タイ、関タチウオ、そして大きなトラフグが。これが二皿に、別府名物鶏の唐揚げや野菜の天ぷらも出てきたのです。この時点で既に参りました…でしたが、食べてまたびっくり。さすが元鮮魚店を経営していただけあって、本当に活きがいいのです。
盛り合わせ

おまけにY氏が用意してくれた日本酒がまた美味しくて、箸もお酒もどんどん進んでいきました。
日本酒

さらに出てきたのがハマグリの酒蒸し。大きさはアサリくらいしかないけれど、その味のいいのに一同びっくりして、しばし無言で食べ尽くしてしまいました。
ハマグリ

巨大な関アジはいったい何センチあるんだろうと、ツマを除けてみると中抜けしていて不明。このカマ焼いたら美味しいだろうなぁ…とよだれが出そうでした。関サバは、もう少し寒くならないと出てこないとのこと。
関アジ

最後には、少し残っていた刺身を集めてお茶漬けにしてくれ、これがまた美味しくて、たちまちみんな完食。ネットでは店員が無愛想とか、料理が出てくるのに時間がかかりすぎるとか、かなり評判が悪いようだけど、食べてみる価値は十分にありました。
茶漬け

この通りの出口には、これまた有名なジェラートの店が。開店中はいつもこんな行列ができているんだとか。食べてみてまたびっくりの味。恐るべし、別府の味を堪能した一日となりました。
アイス

集中講義最終日

  • 2017.09.26 Tuesday
  • 06:01
ようやく最終日。私は午後からなので、クラーク会館の食堂で腹ごしらえしようと立ち寄ったら、今週限定でエルムランチとカレッジランチが復活だと。どんなものかとよく見ると、190円というのはおかずだけで、御飯と味噌汁は別途だと。私の頃はエルムランチが220円、カレッジが180円、サービスが130円でした。貧乏学生だったから、エルムなんか食べたことなかったなぁ… エルムに小ライスと味噌汁を付けると286円だけど、今どきこれだけあってこの値段なら御の字でしょう。
エルムランチ

最終日の現地学習は、創成川から鴨々川をさかのぼり、中島公園までの行程です。北口から地下に潜り、東豊線側の地下道を通って全日空ホテル近くまで歩いて行くと、みんな通ったことがなかったらしく、探検気分でついてきました。ホテル西側の旧ナショナルビル北玄関にある、松下幸之助が作ったプレートを見てもらいました。パナソニックになり、松下の名前を消すのに躍起だった経営陣は、こんなプレートにまで手を付けて幸之助の名前を抹殺しているのです。
温室跡地

創成川公園に入り、どういう工夫がされているか、どんなことに苦労したかなどを話しながら、少しずつ南下していくと、南2条あたりからミヤギノハギが満開に。今週いっぱいが見ごろになりそうです。
ミヤギノハギ

すすきのに入り、鴨々川をたどりながら歩いて行くと、草ボウボウ、樹木は伸び放題で、近づけるところはほとんどありませんが、町中にこんな川がうねうねと流れているのにはびっくりしたようです。
鴨々川

鴨々堂が見えたのでちょっと覗いてきました。ここを中心に「鴨々川ノスタルジア」を運営しているけれど、なかなかイベントは見に行けません…(>_<) 古民家の二階まで見せていただきましたが、かつては芸者の置屋だったのだそうです…
鴨鴨堂

駅前通まで来ると、なんだか様子が変わっていて、こんなところにレンタカー屋があったかな?ここは鴨々川の向こうに、「ノアの方舟」や旧北倶楽部などが見える景観ポイントだったのに、安っぽいレンタカーの看板しか見えなくなってしまいました。
レンタカー

イギリスのナイジェル・コーツの代表作である「ノアの方舟」は、初めは洒落たカフェだったかな?その後タイ料理になった時に行ったことがあったけれど、なんと海鮮炙り屋になっていたのですね…コーツが見たら顔をしかめそうな安っぽい看板が立っており、入り口は南側のお尻の方になって、こちらは裏口になったようです。
ノアの方舟

中島公園に水天宮の境内から入り、パークホテルの庭園へ。ここは私の恩師である明道先生が中心になって計画された庭園で、私たちから始まった第一回目の夏季集中講義を受けた時に、講義を担当されたO先生に最終日にここに連れてこられ、コーヒーを飲みながらその話を聞かされた思い出の場所なのです。
パークホテル庭園

こうして11年目の集中講義も無事に終わりました。いろんな話を聞かされたのでうんざりだったでしょうが、町を歩いていると、ふとそんなこと言ってたなぁ…と思い出すことがあれば十分なんです。お疲れ様でした。

サクシュコトニ川散策

  • 2017.09.25 Monday
  • 05:59
三日目の現地学習は一日目の続きで、サクシュコトニ川の学内分をたどることにしました。中央ローンから百年記念会館に下りていくと、かつてレストランだったところが11月から「北大マルシェ」になり、現在プレオープン中とのこと。ここのレストランでは二回同期会をやったことがあったけれど、流行っていなかったのでしょう…
北大マルシェ

学生の一人がここでバイトをやっており、ここのソフトは美味しい!って奨めるので、授業中ですが、みんなで立ち寄りました〜(笑) このソフトは、興部のノースプレインファーム産の、低温殺菌有機牛乳で作っており、濃厚なコクがありました。値段は普通に350円です。
ソフトクリーム

北大余市果樹園産のリンゴやブドウは売り切れてましたが、オーロラという洋ナシはたくさん残っていたので、帰りに買って帰りました。香りが全然しないので、あとどのくらいで追熟するのかなと店長に聞くと、一日も置けば十分ですよ〜という答え。おいおい…そんないい加減な情報流したらあかんがな。この種類は初めてだったので、戻って調べてみると、 ‘マルゲリット・マリーラ’と ‘バートレット’の交雑によってアメリカで作られた品種でした。この感じだと一週間から10日は追熟が必要のようです。
洋梨

サクシュコトニ川に沿って下り、大野池に出るとヤマブドウがもう真っ赤に紅葉していました。まだ9月とはいえ、着実に秋になっていくようです。
ヤマブドウ

川の南側にクヌギの大木があり、木道に枝を伸ばしています。ここにはかつて低温研究所がありましたが、中谷宇吉郎博士が誰かが、内地からドングリを取ってきて播いたものなのでしょうか?
ドングリのはかま(殻斗)まではできるのですが、大きなドングリが稔ったのは見たことがありません。さすが内地産。青々として紅葉する気配は微塵もありませんでした。
クヌギ

ヤブ蚊がひどいので、開けたところを歩き、ポプラ並木までやって来ました。珍しくはさ掛けしたイネが干されていましたが、これは研究用の貴重な種籾でしょうか。
はさ掛け

2004年の台風18号で倒れた写真を見てもらっていたので、翌年植えられたポプラが、たった12年で10mを越えるほどに成長しているのに、みなさんびっくり。卒業記念にこっそり植えとけば?とそそのかしておきました。
ポプラ

農学部に戻る途中、演習林の建物がにぎやかなので近づいてみると、壁に貼り付いているナツヅタの中に、数十羽のスズメが走り回ってチュンチュン鳴いていたのです。隣の畑の縁に生えているイヌビエやアオビユのタネをついばんでは、この中にもぐり込み、熟れ始めているブドウ果をついばんでいるのでしょう。まさに雀のお宿になっていたのです。
雀のお宿

さていよいよ最終日。天気もよさそうなので、今日も安心して歩けそうです。

二日目も順調に

  • 2017.09.24 Sunday
  • 05:56
集中講義も初日はなかなか大変だけれど、それを乗り切るとかなり楽になります。午後からの2コマを片付けると、学生たちも限界に来ている顔になっていたのに、5講目の現地学習はみなさん生き生きしてきます。昨日の現場は札駅周辺なので、正門に向って歩いていくと、中央ローンのキハダにたくさんの実がなっていました。
キハダ

キハダがミカン科だということを納得してもらおうと、木の下を探してみると一房落ちていました。(ピンぼけですみません…) 少し黒く熟れてきているものを指でつぶして差し出したら、恐る恐る近づいた顔がパッと変わり、「本当にミカンの香りだっ!」って納得してくれました。
キハダの実

昨日剪定していたタワマンの足元を見に行ったら、みんな唖然と。本当に丸坊主になっているのですから。緑の扱いがいかにいい加減か、講義の中で口を酸っぱく話していたことが、現実にどういうことなのかが、すぐに分かったようです。
丸坊主剪定

前面の道路側は、エルプラザと同じ樹種で植え方も揃えていたのに、こちらはこんな無残な姿になってしまっては、何の意味もなくなってしまいます。
前側

祭日で駅地下がごった返す中をなんとかすり抜け、エスタ屋上にある「そらのガーデン」へ。この時期はグラス類がさわさわと風になびいているので、一番このガーデンらしさが出ています。誰も来たことがなかったのにはびっくりでしたが…(^^;)
空のガーデン

駅前広場に出ると、駅前通の正面に「SAPP ‿ RO」(サッポロスマイル)を組み込んだフラワーモニュメントがあります。このデザインは、昔研究会を一緒にしていて、サラリーマンを辞めて絵描きになったIさんがやったものです。
フラワーモニュメント

駅前通の地上部のデザインや、チ・カ・ホに隠された秘密を次々と見ていきながら、赤れんがプラザへ。展望テラスに行ったことがないというので、5階まで上がってきました。曇っていたこともあるけれど、本当に日の暮れるのが早くなったものです。上から見下ろしながら、どのような工夫をしながらイチョウを保全し、賑わいのある広場を造っていったのか見てもらいました。
展望テラス

テラス計画では、「ヘキガケイカク」をやっていたので、好きなものを描いてもらうと、みなさん嬉しそうにあれこれ楽しんでました。この「多肉をもっと広めたい」というのは既に書いてあったものです〜
ヘキガケイカク

これでようやく折り返し。昨夜の豪雨もからりと上がったので、今日の現場も快適に歩けそうです〜

集中講義始まる

  • 2017.09.23 Saturday
  • 05:56
いよいよ昨日から、農学部の集中講義が始まりました。朝いち1講目はオリエンテーションなので、なんでこんな講座があるのか、どんなことを伝えたいか、いろいろと話しておきました。2講目は相棒のS氏の担当なので、まだ集まっていなかった資料をいただきに、合同庁舎にある環境省へ。外に出ると、ピーカンに晴れた空のまぶしいこと。ようやく天気が安定してくれました。
ハルニレ林

中央ローンの横を歩いていると、まだ歩き始めたばかりの子供たちが、よちよちと歩いていました。孫ができると、子供達に対する見方がまた変わるものです〜。中央ローンには立ち入るなと以前問題になっていたけれど、ちゃんと芝生の上で遊ばせてくれるかなぁ…
子供たち

正門前のメアリーさんのハルニレには、以前真っ黄色のタモギタケが生えていたことがあったけれど、今度は鍋ほどもある巨大なキノコが生えていました。ヒラタケだったらすごいのに… でもキノコは木材腐朽菌の変身したものなので、あんまりキノコが出るのは問題ですが。
巨大キノコ

札駅の北口広場には、自転車置き場の屋上にラベンダー畑がありました。毎度現地散策の時に立ち寄っていたのですが、去年は工事をやっていては入れなかったので、リニューアルしたのか確かめに行ったら、なんと屋上まで自転車置き場になっておりました。いやはやこんなことになっているとは…
自転車置き場

合同庁舎で資料をいただき、エルプラザに入ろうとしたら、隣のタワマンの緑地で植木屋が作業を。ここのカツラはようやく木の勢いが付いて枝葉を伸ばし始めて来たと思ったら、ほとんど丸坊主に枝を落としていました。この植木屋は10月にライラックを丸刈りして、花芽をすべて落としていたことがあったけれど、こんな剪定ばかりやって、プロとして恥ずかしくないのかなぁ…
丸坊主

午後から2コマしゃべり、朝から聞いている学生さんも疲れの極地なので、5講目は毎度現地学習にしています。農学部周辺の樹木や外来植物などを見て歩き、線路をくぐったところにあるクリの木へ。これは明治の初めに札幌育種場(官園)が設置されたときに植えられたものだというのが、ある資料から判明したものです。こんな貴重な樹木は、何かしらきちんと記録を残しておかないと、闇に葬られるので要注意です。
クリの木

これまでサクシュコトニ川の源流は旧伊藤邸のメムだったとされていましたが、ある地図からさらに隣にあった「青年寄宿舎」の敷地にあったメムからここを流れて、伊藤邸に入っていたことが分かったのです。この先にある道路のくぼみのような微地形が大切なんだよ〜と言ったら、まるでブラタモリみたい〜と言われたけれど、こちらの方がはるかに老舗だよ〜♪
くぼみ

サクシュコトニ川は、今でも住宅地の中に河川用地として残っています。ここを初めて探検したのが大学2年の春なので、もう44年も昔のことになりました。あの時のわくわく感は、今でも昨日のことのようにはっきりと覚えていいます。
サクシュコトニ川

クマ騒動で臨時閉園されていた滝野公園は、本日から開園の運びとなりました。あの子グマさん、フェンスの下をくぐって山に帰ったそうですが、本当かなぁ…(^^;) コスモスやダリア、ハギやコキアなど、まだまだ見ごろは続きます。10月1日は無料に入園日にもなっているので、ぜひお越し下さい〜

集中講義

  • 2017.09.21 Thursday
  • 05:54
いよいよ明日から、農学部の集中講義が始まります。非常勤講師になってもう11年目。初年度はまだ娘が大学院に残っていたので、我が子に授業することができ、光栄だけれどなんともやりにくさの中でのスタートでした。でも娘に単位を与えるという、滅多にできない経験もさせていただいたのです。初めの頃は教材も手探りだし、聞いてる方もつらかったことと思いますが、こちらもだいぶ慣れてきたこともあり、最近はあんまり寝る子はいなくなりました。四日間で20講あるものを私が12講、もう一人私の同期が8講と二人で分けています。できるだけ分かりやすくするために、配付資料と関連するパンフレット類はできるだけ集めることにしており、先日からあちこちを回って、ほぼ集まって来ました。

私の最初の講義は、札幌の成り立ちと公園の発達史。せっかく四年間札幌にいるのだから、札幌の町を少しでも知ってほしいと願っています。農学部はほとんどが道外生で、道内(市内)出身者は数年に一人くらいしかおりません。
公園の成り立ち

景観審議会には、札幌市と北海道を足かけ15年も勤めているため、都市景観についてもかなり時間をかけています。札幌市では昨年景観計画の見直しを行ったために、こちらもまた勉強し直さなければならないのです。札幌市では、小中学生向けのキッズ版を作っていたので、それで説明することにしました。これが一番分かりやすいのです…(^^;)
都市景観

私が長く関わり、今年造園学会賞をいただくことになった都市の再整備についても、一通り整備の概要とポイントを話そうと思います。駅前通、チ・カ・ホ、創成川、北3条広場と、けっこう内容は濃いのです。
都市再整備

最近一番仕事の関わりが多いのが、各地のガーデン整備やその管理。滝野公園を初め、大雪森のガーデン、十勝ヒルズ、北彩都ガーデンのパンフレットを用意しました。
ガーデン

もう一つの仕事が、手稲の3公園で行っているような植生管理。地味だけれど、実は結構面白い仕事だと思っています。今年の研究発表では、ここも取材した市民ボランティアという観点からの発表があり、これも近年関心の高い分野になっています。
手稲

植生管理と関係が深いのが、外来生物対策でしょう。国の指定する特定外来生物と、これまで要注意外来生物と呼んでいたものが、新たに「生態系被害防止外来種リスト」と名前を変えて整理されています。昨年道が指定した「指定外来種」と合わせて、一番頭の痛い話になりそうです。
外来生物

座っているばかりだと飽きてしまうので、5講目は外に出て現地学習をやっています。三日間は学内や大学周辺ですが、最終日は2コマ使って北大から創成川をさかのぼり、鴨々川を経由して中島公園までの現地散策を行います。以前は二人の車に分乗して滝野公園や百合が原公園、モエレ沼公園などに行っていたのですが、基本的に車はだめということになり、昨年からこのコースにしています。みなさんちゃんと歩けるかな?
都心部散策

この夏季集中講義は、私が学生の時に始まったので、巡り巡って私が後輩達を教えるというのも不思議な因縁を感じます。少しでも恩返しができるよう、もう一日しっかり準備したいと思います。

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