集中講義最終日

  • 2018.09.27 Thursday
  • 05:53
集中講義もようやく最終日でした。かなり慣れてきたとはいえ、午後から3コマしゃべり続けるので、戻るとぐったりして、しばし放心状態になってしまいます。これもいつまで続くのかなぁ…
午後の講義を済ませて、最後の現場研修に向かおうと外に出たら、さぁ〜っと雨が降ってきました。なんで見透かしたように、私を見れば雨が降ってくるのでしょうか…(>_<)
にわか雨

一番北のエルプラザから地下に入り、札駅地下、エスタ地下、東豊線札幌駅を抜けて、北農ビルの南で地上部に出ると、既に雨が上がっていました。目の前にある旧ナショナルビルの北玄関は、かつてルイス・ベーマーが造った日本初の本格的ガラス温室の位置に当たり、このビルを建てた時に、松下幸之助の名前で記念のパネルが作られました。その後会社名をパナソニックにしたあたりから、経営陣から松下家が排除され、松下幸之助の名前も無残に抹殺されて、赤い板で覆われてしまったのです。アホなことすんな!と、幸之助さんに怒られるでしょうに。
旧ナショナルビル

創成川公園に入ると、バイパス管からは水が出ておらず、本流の水かさがずいぶん高いのにびっくり。こんなに流すと危ないのになぁ。ハギの茎の長さがずいぶん短いのは、やはり悪天候のせいでしょうか。
創成川

創成スクウェアまで地下道が通じたというので、回り道して通り抜けてみました。公開しているのは通路だけで、右手にある本体はまだパネルで封鎖されており、10月7日にオープンするとのこと。接続地下道もなんだか狭くて見通しが悪く、開放的なチ・カ・ホとはずいぶん違っていました。
創成スクェア

ここまでくれば、ハルニレに挨拶していかなければなりません。みなさんもこんな町のど真ん中に、樹齢300年のハルニレが立っているのに驚いていました。
ハルニレ

再び創成川公園に戻り、植栽の工夫や、様々な芸術作品の説明をしていきました。安田侃さんの作品は、やはり触ってもらいましたが、座り心地はどうだったのかな?
安田さん

南1条の角に来ると、何か足りないと思ったら、シダレヤナギが先日の台風で2本とも倒されたそう。植樹ますに植えた方は引っこ抜けてしまったそうで、ぽっかり空いていたのでした。どうしてもヤナギを植えてくれと言う人もいないようなので、他のものに変えようかしらん。
シダレヤナギ

テレビ塔の下に戻り、軽く総括しようと思ったら、後ろがやたらにぎやかに。まだこんなジャンプをやっていたのですね。一日も早くテレビ塔を撤去したいものです。
時計台

毎度そうなのですが、うちの研究室の学生より、他から聴きに来る学生の方が熱心にメモを取り、質問も多いのです。なんかなぁ…といつも思ってしまうのでした。なにはともあれ、みなさんお疲れさまでした。

現地学習3日目

  • 2018.09.26 Wednesday
  • 06:00
4時台の盤渓はまだ真っ暗だけど、峠を越えると南西の空にぽっかりと満月が。陰暦17日なので、立ち待ち月になり、ほんのわずかに右下が欠けています。こんな月を眺めながら、スクワットをやっている人もいないでしょうね…(^^;)

集中講義も3日目。学生さん達も疲労の色が濃くなっているけれど、食いつきもよくなっているので、加減を調節しながら進めています。3日目の現地学習は、構内を出て札駅周辺を歩いてきました。正門前のメアリーさんのハルニレの足元が、以前環境研の名物教授だったOさんからの提言で、舗装を剥いで芝生に変えたことを教えると、なぁるほどと感心してました。
メリーさんのハルニレ

でも正門寄りの木には大きな穴が空いているので、手を伸ばしてストロボで写してみると、見事にがらんどうになっていました。ここまでひどいと、危険木だと切られてしまうかもしれませんねぇ…
がらんどう

エルプラザの角に植えられているハルニレは、私たちを待っていたかのように無残な姿を晒していました。今の植木屋は、こんなへたくそな剪定しかできないのでしょうかねぇ…悲しくなってしまいます。
ハルニレ

北8条通を回って、隣のタワマン前に来てまたびっくり。こちらのハルニレはもっとガジガジに切り詰められているし、前に列植されているアカエゾマツは、葉が残らないほど無残に切り詰められています。どんな緑を期待してこんな樹種選定をしたのか、配植をしたのかも問題ですが、町のど真ん中でこんな恥ずかしい姿を晒すのは止めてほしいものです。
タワマン前

エスタ屋上の「空のガーデ」ンに来ると、もやもやした気持ちが少し晴れてきました。心地よい風にグラス類がさわさわとなびいているし、三尺バーベナが風に揺れてかわいい動きをしていました。こちらの方が「風のガーデン」にふさわしいといつも思ってしまいます。
空のガーデン

チ・カ・ホや駅前通を見ながら北3条広場に入り、せっかくなので三井ビルの展望テラスまで上ってきました。珍しく何のイベントも行われておらず、植えますがはっきり分かってよかったです。四時半近くなると風も冷たくなり、薄暗くなってくると、ベンチに座る人も少なくなるのですねぇ。
イチョウ並木

赤れんが庁舎前で解散し、バス停に向かう途中、グランドホテルのライ麦パンを買って帰ろうとロビーに入ると、中央のアレンジメントはパンパスグラスを中心に、すっかり秋色になっていました。朝晩の冷え込みが日一日強まっていくので、短い秋を楽しまなくては。
パンパスグラス

現地学習2日目

  • 2018.09.25 Tuesday
  • 05:54
集中講義2日目も淡々と講義を2コマ進め、3コマ目は現地学習。本当は町中に出かける予定でしたが、世間は休日なので、人出が多すぎると話が聞こえなくなるため、学内のコースに変更しました。
農学部を出発し、クラーク像の対面にある聖蹟碑。1936(S11)年に札幌で陸軍特別大演習があった時に、農学部の建物が大本営になったことを記念して建てられたものです。石材は、今ではとても貴重な日高産のざくろ石角閃岩(かくせんがん)だそうですが、風化してだんだんボロボロになっています。それよりも、碑の真横にどこから飛んできたものなのか、セイヨウトネリコの木が生え、それがどんどん大きくなって、碑石を少しずつ押しのけているのです。強風にあおられたら、ガラガラッと崩れてしまいそう…
聖蹟碑

今回の台風被害では、ここのハルニレには枝折れがあったものの、完全な倒木はなかったようです。歩道が何カ所もクニャッと曲がっているのは、元々ここにハルニレが立っていたため迂回したけれど、ハルニレが倒れてなくなってもそのままになっているものです。
歩道

百年記念会館前には、エゾノコリンゴの大きな木があり、たわわに実がなっていました。いつもはおとなしい中国と台湾からの留学生が、わぁリンゴだ!と嬉しそうに歓声を上げました。南部出身なので、木に成っているのを見たのが初めてだったのかな?
エゾノコリンゴ

学内の至るところにはびこり始めているナツヅタの葉には、単葉から三出(さんしゅつ)複葉まで、いろんなパターンが見られます。本来は三出複葉なのに、だんだん合着して2枚になったり1枚になったりと、いろんなパターンが見られます。これを単身複葉というのだそう。ちょうどこの時にパラパラ雨が降り始め、あわてて近くのアカナラの下に逃げ込みました。
ナツヅタの葉

雨雲ズームレーダーで今後の予測を見てもらうと、ますます強くなるとのことなので、ここで打ち切りにして農学部に帰ることに。少し弱くなったすきに、ハルニレの林を斜めに走り抜け、農学部の北玄関に飛び込みました。こんな予報じゃなかったのになぁ…
にわか雨

中秋の名月も、雲間隠れにチラッと見えただけだけど、これからは、雨が降るたびに少しずつ秋が深まっていきます。秋はなんだか気ぜわしいです〜

集中講義始まる

  • 2018.09.24 Monday
  • 06:00
昨日から農学部の集中講義が始まりました。2007年からやっているので、今年で12年目。第一回目はまだ娘が大学院にいたので、初めてでもあるし、とってもやりにくかったことを思い出します。12年目ともなれば慣れてきたのは確かですが、つくづく私は教師には向かないなぁ…と思ってしまいます。

1講目のオリエンテーションを済ませると、次は今年から担当するK氏の番なので、私は下見を兼ねて構内を散策してくることに。例年ハルニレの一部に赤味が差しているけれど、今年はまだ緑を保っていました。それにしても最近日差しのまぶしいこと。
農学部前

中央ローンの横を歩いていると、2mくらいに切断された大きな丸太が転がっていました。切り口が真っ黄色なので、キハダです。中央ローンには何本か大木があったので、そのうちのどれかが先日の台風で倒れてしまったのでしょうか。それにしてもこれだけ大きな丸太なので、これから漢方の生薬になる黄檗(おうばく)がどれだけ採取できるんだろうと考えてしまいます。
キハダ

圃場にも寄ってみると、先日はまだつぼみも出ていなかったコルチカム‘ザ・ジャイアント’が満開になっていました。コルチカムの中ではかなり早咲きです。
コルチカム

午後から2講済ませ、みんなも疲労困憊だし、私も声が枯れてきたので、5講目は農学部近辺の現地講習としています。1日目は旧偕楽園の跡地を巡るコース。農学部横から北8条通を渡って歩いて行くと、なんのボックスだか分からないけれど、1.5m角ほどの箱にノブドウがびっしり絡んでいました。もう少し色付けば、見事になるでしょう。
ノブドウ

北アメリカ原産のマルバフジバカマ(Ageratina altissima)は、植物園から逃げ出して、だいたい1km以内くらいに点在しています。鉢物として流通もしているけれど、逃げ出したらとても厄介な存在なので、気をつけなければなりません。
マルバフジバカマ

今回のメインは、中央ローンを流れていたサクシュコトニ川の源流を探るコースです。土地の微妙な起伏をたどりながら、流路跡を探っていくと、住宅地の中に怪しい起伏や隙間があるのに気付きます。ブラタモリよりもっと昔から、こういうツアーをやっていましたからねぇ。
サクシュコトニ川

住宅地の中に今も河川が隠されている、なんて信じられなかったみたいですが、最後に矢印の所に行くと、ちゃんと看板が立っていて、やっぱり河川敷なんだ…とびっくりした様子。今から45年前に、早朝このルートを探して歩いていた私は、相当なマニアだったのですね…(^^;)
河川用地

集中講義は四日間で20コマの講義をしなければなりません。そのうち私は13コマなので、まだまだ先は見えません。さて今日もがんばろ〜

タコの頭

  • 2018.09.10 Monday
  • 05:58
相変わらず物流が滞っているようで、生鮮食料品や加工品、ガソリンなどがあんまり手に入らないようです。うちの孫も大好きな牛乳が飲めないので、かなりストレスになっているとか。一日も早く、平穏な日常生活が戻って来ますように。

先日のこと、ある場所を探して Google map を見ていて、おやっと思う地点を見つけました。北区にある北高の西に、エルムの森公園がある辺りです。整然とした区画の中に、不思議な曲線が残っているのは、多分その昔小川が流れていたのでしょう。
地図

この辺りは、私の学生時代には農場が広がっていました。北18条までが第1農場で、農学部裏に果樹・蔬菜の園芸第1部、それから私たちの花卉・造園の園芸第2部、隣に養蚕部があり、ポプラ並木から北は主に畑作圃場でした。北18条以北を第2農場と称しており、畜産系の採草地が北24条通を越えて27条まで続いていたのです。この飛び出した部分は、その形状から「タコの頭」と呼ばれていました。
タコの頭

もう20年以上前のことだったか、この「タコの頭」がねらわれて、結局大部分が払い下げられ、札幌聾学校や住宅供給公社によってマンションが建てられました。エルムの森公園も、その時に切り離された頭の部分にできたのです。
航空写真

農学部に移行し、3年の春の農場実習の最初の講義では、農場担当のT先生が農場の案内を農学部の裏で始め、一つずつ概要を説明していくのです。当時はまだ桑園・琴似側にビルなど全くなく、手稲山が本当に近く見え、畑も本当に広々していました。教養の裏の森を抜け、獣医の横には建物が全く建っていなくて、見渡す限り牧草地が広がっていたのです。北24条通を渡って「タコの頭」の説明を受けて、「以上です。解散。」と言われて、思わずみんな顔を見回しました。ここで解散と言われても…地下鉄で帰る訳にも行かないから、ぼちぼち帰るか…と、今来た道をとぼとぼ帰った記憶があります。そんなことを思い出してしまいました。
農場全圖

町中に残る地形の記憶は、普段誰も気付かないけれど、たとえば地震で液状化した清田区の現場のように、突然表面化してきます。安穏と生きている私たちへの警鐘を、しっかりと受け止めなければなりません。

永遠の幸

  • 2018.08.09 Thursday
  • 05:58
歌の歌詞を忘れて、なかなか思い出せくて、そのうち調べようとして忘れてしまう…ということがよくあります。先日から、なぜか札幌農学校の校歌である「永遠(とこしえ)の幸」の歌詞が思い出せなくていらいらしていました。新聞で有島武郎の議事を読んだのがきっかけだったよう…

永遠の幸は、札幌農学校が創立25周年を迎えるにあたり、校歌がないのはと、作曲家の納所弁次郎が既によく知られていた原曲の「Tramp! Tramp! Tramp!」を選び、学生だった有島武郎がこれに作詞したものといわれます。
永遠の幸

原曲の「Tramp! Tramp! Tramp!(どんどん歩く)」(あの大統領はTrump!)は、アメリカの南北戦争時に、南軍に囚われた北軍の兵士に、希望を持たせるために作られた曲と謂われ、副題が「The Prisoner's Hope」となっています。北軍の大佐だったクラークが札幌に伝えたのかもしれません。

  Tramp!Tramp!Tramp!

正式に札幌農学校の校歌となったけれど、その後、東北帝国大学農科大学、北海道帝国大学、北海道大学に変遷を重ねるにつれ、校歌として正式に認知されていたのかはよく分かりません。わたしたちは農学部農学科という、一番のルーツの場所にいたため、何かにつけこれを歌っていましたが、卒業して以来、OB会などで歌うのは「都ぞ弥生」ばかりで、すっかり頭から抜けてしまったのです。北大の公式HPにも見当たらず、校歌として認知されていないのでしょうか?娘の卒業式に行った時、いきなり「都ぞ弥生」がかけられて、寮歌をこんなところに出すなんて!校歌を聞かせろ!と大むくれしたことを思い出します。公式HPの中を用語検索をかけて出てきたのは、グッズなどを売っているエルムの森ショップの「永遠の幸」というブランドのハムでした…(^^;)
ハム

もともと2番3番はうろ覚えだったので、改めてよくかみしめて歌ってみると、創立25周年の若々しい学校の校歌らしい、アップテンポのいい歌だなぁと改めて思いました。(YouTubeで聞くことができます。)「都ぞ弥生」も本来は軽いテンポの歌だったはずだけど、戦時中に出征する学徒の出発を一秒でも送らせるために、ご詠歌のようにのろいテンポで歌うのが普通になり、いまいち好きになれなかった記憶があります。

余談ですが、同じ曲をベースにした歌が、同志社大学にもあるのだそう。有島が校歌を作った30〜40年後に、英語教師の清水英明が「若草萌えて」という歌詞をつけ、運動部の応援歌として歌われているそうです。
若草萌えて

北大にコンビニが

  • 2018.08.08 Wednesday
  • 05:54
北大構内に、初めてコンビニが開店しました。昨年そのプロポーザルがあった時に、ある陣営から相談を受け、環境や景観面からのアドバイスを行いました。そして地場のセコマが、本州大手に打ち勝って特定されたのでした。場所はいつも昼食を取っている中央食堂の真ん前。先週圃場整備に行った時に、オープンしたての店を見てきたばかりでした。コンビニらしい看板もなく、いたって地味な造りになっています。
全景

完成記念に、「緑のジンギスカン Wineガーデン&Beer祭り」というのをやるので、是非とのメールが来たので、昨日夕方覗きに行きました。前面道路を通行止めにしてオープンテラスにしており、既にワイワイジュージュー盛り上がってました、
オープンテラス

コンビニとしてはかなり大きな造りで、二階にイートインのスペースをたっぷり取り、さらにテラスまで設けているのです。
二階のテラス

店の中もかなり余裕があり、混雑にも十分対応できる広さが確保されています。どのくらいの利用があるのか分かりませんが、向かいにある大学生協の購買などとは、完全に競合することでしょう。こちらは当然24時間営業なので、それなりに棲み分けができていくのであればよいですが。カウンターの上に、木製の看板が下がっているだけなので、本州から来た観光客などは、なんて店だか分からないで利用しているかもしれません。
店の中

飲食も招待かと思ったら、場所の確保だけで…(^^;) お定まりのジンギスカンとビールを頼み、心地よく吹き抜ける風の中でまずは乾杯。本州の方には気の毒なくらい、このところの涼しさを満喫することができました。
ジンギスカン

今回はイベントとして許可を取っているけれど、日常的にコンロを使ってジンギスカンをやるとなると、消防やら保健所やらの手続きがけっこう大変なので、いまだ検討中だとか。中でビールとつまみを買って、ここで飲めるだけでも十分かとも思いますが、大学構内で始終気勢を上げているのもなぁ… 今後どのように運営していくのでしょうか。
テラス

セコマの役員の方が何度も挨拶に来たので、地場のセコマが勝ってくれとのは大変嬉しいことで、道外生が多い北大生に対し(農学部では8〜9割が道外生)、4〜6年いる間に、セコマのよさを少しでも知ってもらうような努力をしてほしいこと伝えておきました。
俯瞰

立地を活かしてお金を稼ぐことが避けられないこのご時世、ボールパークのような環境をメチャメチャにするものではなく、規模は小さくても一つのモデルとして、ここの様々な取り組みが評価されるようになってくれればいいですが。

北大にも春が

  • 2018.04.19 Thursday
  • 05:56
今朝も峠から盤渓側は霜で真っ白。札幌は、昨日の昼過ぎに19.1℃まで気温が上がっているので、日較差20℃の乱高下が続きます。車に乗っていると暑くて、窓を開けて走りました。午後には北大に用があって出かけたので、その前に北大近くの、昔造った庭をちょっと見てきました。昨年秋に剪定したバラは、全く傷んでなくてなにより。30数年前に植えたサンシュユが、青空をバックに「春黄金花(はるこがねばな)」の名の通りの花を満開に咲かせていて嬉しくなりました。この時期に来たことがなく、花を見たのは初めてだったのです。
サンシュユ

時間より少し早かったので、以前から気になっていた春咲きスノーフレークを見てきました。いつも除雪した雪を押し込む場所だけど、今年は雪が少なかったのかすっかり雪もなくなってました。
スノーフレーク

花はやや盛りを過ぎた様子ですが、多分誰一人として気付かないまま、ひっそりとこんな清楚な花が咲いているなんて。古い構内の図面を見ると、ここには官舎が並んでいたようなので、外国人教師が住んでいたのかもしれません。
花

近くにある薬学部の薬用植物園では、やや目立たないキクバオウレン(Coptis japonica var. anemonifolia)の花が咲いていました。抗菌作用のほか、胃腸薬、鎮静剤として利用される薬草で、道内でも福島町に逸出しているのを梅沢さんが見つけています。
キクバオウレン

その隣に咲いているのがフキタンポポ(Tussilago farfara)。花時には葉がなく、花後に伸びて来る葉はフキというよりツワブキに近い感じになります。古来薬草として知られている植物ですが、近年肝臓に毒性があることが分かり、使用が禁止になっているそうです。以前東区の大学村の森に生えていたのは、やはり官舎の跡地なので、ここから持ち出されたものかもしれません。今でも咲いているのかなぁ?
フキタンポポ

北大博物館にいる先生に用事があり、用が終わってからせっかくなので標本庫を見せていただきました。いくつかの部屋に約20万点の植物標本が蓄積され、まだまだ未整理のものもたくさんあるそうです。学生の時、植物学教室はすぐ近くだったので、廊下にずらり並べられていた標本庫がここに収められていて懐かしかった。宮部金吾博士の時代からの標本が入っていたわけです。
標本庫

その奥に、宮部先生の恩師の一人であるマキシモビッチ博士の肖像画が。宮部先生が、写真から描き起こしさせたものだそうで、エイサー・グレイ博士など四枚があるそうです。百数十年の、歴史の厚みを感じさせるものなんですねぇ。
マキシモビッチー

別府同期会

  • 2017.11.08 Wednesday
  • 05:59
今回の別府行きは、大学時代の同期の一人が別府にいることから、少しでも震災復興の力になろうと、昨年のうちから決めていました。遠方なので参加人数は少なかったけれど、北海道からは私たち夫婦合わせて4名、京都から1人、地元のY氏夫婦の、計7名の参加でした。人数的にはちょうどよかったかもしれません。昼の地獄蒸しに続き、夜は海鮮の店へ。駅前通から「ソルパセオ銀座」という狭くて古いアーケード街を進んでいくと、暗闇にぽっかりとこの店があります。
いづつ

海鮮では有名な店なので、予約なしではとてもは入れないとのこと。Y氏夫婦は昔からの知り合いなので、すべてお任せにしてありましたが、メニューを見てびっくり。こんなに高いんだぁ!
メニュー

ほどなくお造りが出てきてまたびっくり。関アジに関ブリ、関タイ、関タチウオ、そして大きなトラフグが。これが二皿に、別府名物鶏の唐揚げや野菜の天ぷらも出てきたのです。この時点で既に参りました…でしたが、食べてまたびっくり。さすが元鮮魚店を経営していただけあって、本当に活きがいいのです。
盛り合わせ

おまけにY氏が用意してくれた日本酒がまた美味しくて、箸もお酒もどんどん進んでいきました。
日本酒

さらに出てきたのがハマグリの酒蒸し。大きさはアサリくらいしかないけれど、その味のいいのに一同びっくりして、しばし無言で食べ尽くしてしまいました。
ハマグリ

巨大な関アジはいったい何センチあるんだろうと、ツマを除けてみると中抜けしていて不明。このカマ焼いたら美味しいだろうなぁ…とよだれが出そうでした。関サバは、もう少し寒くならないと出てこないとのこと。
関アジ

最後には、少し残っていた刺身を集めてお茶漬けにしてくれ、これがまた美味しくて、たちまちみんな完食。ネットでは店員が無愛想とか、料理が出てくるのに時間がかかりすぎるとか、かなり評判が悪いようだけど、食べてみる価値は十分にありました。
茶漬け

この通りの出口には、これまた有名なジェラートの店が。開店中はいつもこんな行列ができているんだとか。食べてみてまたびっくりの味。恐るべし、別府の味を堪能した一日となりました。
アイス

集中講義最終日

  • 2017.09.26 Tuesday
  • 06:01
ようやく最終日。私は午後からなので、クラーク会館の食堂で腹ごしらえしようと立ち寄ったら、今週限定でエルムランチとカレッジランチが復活だと。どんなものかとよく見ると、190円というのはおかずだけで、御飯と味噌汁は別途だと。私の頃はエルムランチが220円、カレッジが180円、サービスが130円でした。貧乏学生だったから、エルムなんか食べたことなかったなぁ… エルムに小ライスと味噌汁を付けると286円だけど、今どきこれだけあってこの値段なら御の字でしょう。
エルムランチ

最終日の現地学習は、創成川から鴨々川をさかのぼり、中島公園までの行程です。北口から地下に潜り、東豊線側の地下道を通って全日空ホテル近くまで歩いて行くと、みんな通ったことがなかったらしく、探検気分でついてきました。ホテル西側の旧ナショナルビル北玄関にある、松下幸之助が作ったプレートを見てもらいました。パナソニックになり、松下の名前を消すのに躍起だった経営陣は、こんなプレートにまで手を付けて幸之助の名前を抹殺しているのです。
温室跡地

創成川公園に入り、どういう工夫がされているか、どんなことに苦労したかなどを話しながら、少しずつ南下していくと、南2条あたりからミヤギノハギが満開に。今週いっぱいが見ごろになりそうです。
ミヤギノハギ

すすきのに入り、鴨々川をたどりながら歩いて行くと、草ボウボウ、樹木は伸び放題で、近づけるところはほとんどありませんが、町中にこんな川がうねうねと流れているのにはびっくりしたようです。
鴨々川

鴨々堂が見えたのでちょっと覗いてきました。ここを中心に「鴨々川ノスタルジア」を運営しているけれど、なかなかイベントは見に行けません…(>_<) 古民家の二階まで見せていただきましたが、かつては芸者の置屋だったのだそうです…
鴨鴨堂

駅前通まで来ると、なんだか様子が変わっていて、こんなところにレンタカー屋があったかな?ここは鴨々川の向こうに、「ノアの方舟」や旧北倶楽部などが見える景観ポイントだったのに、安っぽいレンタカーの看板しか見えなくなってしまいました。
レンタカー

イギリスのナイジェル・コーツの代表作である「ノアの方舟」は、初めは洒落たカフェだったかな?その後タイ料理になった時に行ったことがあったけれど、なんと海鮮炙り屋になっていたのですね…コーツが見たら顔をしかめそうな安っぽい看板が立っており、入り口は南側のお尻の方になって、こちらは裏口になったようです。
ノアの方舟

中島公園に水天宮の境内から入り、パークホテルの庭園へ。ここは私の恩師である明道先生が中心になって計画された庭園で、私たちから始まった第一回目の夏季集中講義を受けた時に、講義を担当されたO先生に最終日にここに連れてこられ、コーヒーを飲みながらその話を聞かされた思い出の場所なのです。
パークホテル庭園

こうして11年目の集中講義も無事に終わりました。いろんな話を聞かされたのでうんざりだったでしょうが、町を歩いていると、ふとそんなこと言ってたなぁ…と思い出すことがあれば十分なんです。お疲れ様でした。

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