満開のバラ園

  • 2020.06.21 Sunday
  • 05:42
昨日の昼過ぎに、大通のバラ園を見てきました。ポプラ通の彩りのない緑空間から比べれば、めくるめく華やぎに包まれた空間に、目がびっくりしてしまいます。陽当たりのよい北側のアメリカ系ベッドでは、燃え上がるような‘シンコ・デ・マヨ(Cinco De Mayo)’が満開に。一時劣勢だったアメリカ側も、ずいぶん盛り返してきました。
アメリカ側

南側のドイツ系ベッドでは、まだこれからという品種が多く、色味的にもおとなしく感じました。今年は枝の傷みが少なかったのか樹高が高いものが多く、これから咲いてくるにつれ、素晴らしい彩りに包まれることでしょう。
ドイツ側

両端の植え込みに植えていたエリカ・カルーナ類が傷んでしまったので、ネペタとアルケミラに植え替えられ、バラに合わせて真っ盛りに。うわぁ!もうラベンダーが満開だよ〜と言ってる方ばかり…(^^;) 見事な補色関係の組み合わせが素敵です。
ネペタ

ここを設計したのが1993年、瀋陽友好コーナーを加えてリニューアルしてから10年経ち、私が造った空間では最も華やかですが、いずれも素晴らしいバラをセレクトしてくれた工藤さんには感謝です。特にリニューアル後には、工藤さんにバラボランティアの養成・指導に尽力いただき、みなさんの努力で高い管理レベルを維持できているのが特徴となっています。デザイン的にはフロリバンダ中心にすること、北見黄鉄平を使ってサンクンにしたこと、ベッドを斜めの帯状に配置した点が特徴です。これにより、花の帯が重なることと、その中に入れるように配慮しています。
デザイン

瀋陽友好コーナーに植えられている、瀋陽から寄贈された玖瑰(まいかい)はほとんど終わっていたけれど、その中に混じっている色の濃い株だけがまだ咲き残っていました。
玖瑰

北側のトレリスに植えられている、ハイブリッド・パーペチュアルの銘花‘フラウ カール ドルシュキー’(Frau Karl Druschki)が、今年は特にきれいに咲いていると思います。真っ白とはこんな色です!といっているようです。
不二

今年はコロナ禍で、バラボランティアの活動が6月までできず、春の剪定は工藤さんと管理事務所のスタッフだけで全部やったとか。その思いがこもっているせいか、今年のバラはひときわ素晴らしく感じます。町中より少しはずれているので、それほど密にはならないでしょうから、ぜひご覧いただきたいです〜
アイスバーグ

資料館が開いていたので、二階から見下ろしてみました。本当なら、道路を廃止して資料館の前庭と合わせたバラ園にしたかったけれど、役所の縦割りの壁(12丁目までは公園、資料館のある13丁目は教育委員会、道路は土木部)はとても破れず、ブラック スライド マントラを置いたイサムノグチがうらやましかったことを、また思い出してしまいました…(>_<)
資料館

雨中の作業

  • 2020.06.17 Wednesday
  • 05:34
昨日は創成川公園のボランティア指導。ライラックの花後剪定は、必ず実地指導を行ってきました。でも私が行くと必ず雨が…予報でも10時から12時に傘マークが付いているのです。事務所を出る時からポツポツと降り始めていたので、迷わず長靴を履いて出掛けました。3ヶ月ぶりにバスに乗って町中へ。北の端から見ていこうとしたら、パラパラ雨が降ってきたので、さっそくカッパを着ることになりました。
北端部

大通の手前では、擁壁の上になにが咲いているのかと思ったら、ツルアジサイでした。本当は全線に植えたはずなのに、生き残ったのはこの一株のみ。苗が悪いのか植え方が悪いのか、あきれるばかりです。今からでも枝を切って挿しておけば簡単に根付くので、ずっとこんな風になればいいと思うのですがねぇ。
ツルアジサイ

信号待ちしながら眺めていると、ずいぶんと木が大きくなったなぁと感心して見とれてしまいました、あと5年もすれば両側のビルが見えなくなりそうです。その頃に孫6人引き連れて、ここはじぃじが造ったんじゃ!と遊びに来たいですねぇ…(^^;)
樹林景観

遅咲きのライラックもほとんど終わり、いよいよジャパニーズライラックであるハシドイの出番のようです。これは例年より少し早いのではないかなぁ?
ハシドイ

こんな雨降りでも私が来るというので、完全武装でボランティアのみなさんが参加してくれました。私が来ると雨降りになるのは織り込み済みなんだそう… まずは一つの木を取り囲んで、どの枝をどのように剪定するのか、しっかりと目慣らしをしてもらいました。
目慣らし

今年は随分と花着きがよかったようですが、木によっては樹勢に無理がかかるほど花が咲いているものがあり、いったん切り戻して強い枝を出させる必要があります。ただ花がらを取るだけだと、枝が先細りになってしまうのですが、なかなか強い剪定はビビってしまうようで、叱咤激励しながら作業を進めていきました。
剪定前 剪定後

幸い強い雨にはならず、狸二条広場から大通りまでの両側の区間の剪定を終えることができました。ここに植えるまでの2年間、私一人で200本のライラックの剪定を年2回やっていたのですから、今思えばかなり無茶なことをやっていたものだと思います。でもあの経験があるので、なにも考えずにハサミが勝手に動いて剪定ができるようになりました。何ごとも経験を無にしないでしっかりと糧にしなければならないのです。
雨中の作業

作業を終えて狸二条広場に戻る頃には、雨が上がって薄日が差してきました。雨男の面目躍如というところでしょうか…(^^;)

パープルロード

  • 2020.06.05 Friday
  • 05:55
昨日さとらんどの前を通っていて、中央分離帯にフジが咲いているのを見つけました。いったん通り過ぎてからUターンし、改めて見直してしまいました。ここにフジを植えたのは私なのに、花が咲いたのを一度も見たことがなかったのです。
藤棚1

都市計画道路である伏古拓北通は、環状通から北24通までは緑道化され、さとらんどからモエレ沼公園の横を通ってあいの里の東側で国道337号に至る長い路線です。アイヌ語のフシコ(古い)に伏古や藤古の漢字が当てられたことから、伏古の中を通る伏古拓北通を「パープルロード」の名で、東区の事業としてフジを植えたものです。緑道区間は棚作りでもよかったのですが、そこから北の区間には、歩道に小さな藤棚を設置したら、収まりが悪いのでなんとかしてほしいと頼まれたのです。1995年のことでした。
歩道の藤棚
 (「パープルロード整備計画検討業務」報告書より、1995(H7)年12月)

雪の多いところでこんな棚作りは危ないので、立木作りにすべきとの方向性を示し、さとらんどの入り口などには円錐形のポールを、中央分離帯には細目の逆円錐になるようなポールを設置することにしました。
白藤

ちょうどこの頃はさとらんどの植栽設計を終えたばかりだし、モエレ沼公園ではそれまでの植栽の失敗をどう立て直すかという仕事をやっていて、厳しい環境での緑づくりを一手に引き受けていた頃です。伏古拓北通全体の植樹計画も翌年策定し、街路樹にはハルニレにしました。こんな厳しい環境でまともに育つのは、ハルニレしかなかったのです。あいの里までの長〜い区間に、何百本ものハルニレを植えることになりました。これだけ長いハルニレ並木は、日本中探してもここしかないでしょう。見事に育っていて、通るたびににんまりしてしまいます。
ハルニレ並木

フジが咲いている時には通ったことがなく、20数年経ってから初めてのことだったので、ちゃんと咲いているのを見て嬉しくなりました。
パープルロード

さとらんどの入り口脇には、バス停のようなものが設置されていますが、ここはバス通りではなく、サイクリングロードの休憩所として設置されたものです。ちょうどキングサリが咲いていましたが、これは私の設計ではなかったと思うのですが?
キングサリ

ちょうど十勝ヒルズから、フジが満開になったので見て下さいと画像が送られてきました。日新の丘時代に造られた藤棚が崩壊して、地面を這い回っていたフジがたくさんあったので、ローンの向こうに単管を用いて軽快な藤棚を造りました。手前から見るとよく分かりませんが、まっすぐではなくやるやかなアールが付いています。
ヒルズの藤

フジのつるの剪定と誘引を根気よく覚えてもらい、ようやく棚の上まで誘引して格好が付いてきました。白フジなど色の変化があればもっといいのですが、ようやく形が付いてホッとしました。
藤棚

恵庭公園

  • 2020.05.22 Friday
  • 05:47
昨日は午後から恵庭で仕事があったので、少し早めに行って念願の恵庭公園を見てきました。春の林床が素晴らしいのは昔から聞いていたのですが、例年この時期は予定がびっしりで、なかなか見に行くことができないでいました。今年はコロナ禍のおかげで少し暇ができたので、コロナ禍転じて福となすではないけれど、やっと来ることができました。
恵庭公園

よくもこれだけの平地林を残すことができたものだと感心するほど、ほぼ真っ平らで、歩いていても清々しい気分になります。足元にはびっくりするほどのニリンソウ(Anemone flaccida)が咲いていて、なんともうらやましくなります。どうしてこんなに密生して、しかも花がびっしり咲くんだろう?
ニリンソウ

園路際の踏まれるところには、普通にセイヨウタンポポが咲いていますが、ちょっとはずれた草むらに咲いているのはエゾタンポポ(Taraxacum hondoense)でした。きっと微妙な棲み分けができているのでしょう。
エゾタンポポ

これもびっくりしたのが、園路際に無数のムラサキケマン(Corydalis incisa)が咲いているのです。ニリンソウと混じったり、これだけが固まったりして、こんなにたくさんのムラサキケマンを見たのは初めてでした。
ムラサキケマン

そんな中に点々と咲いていたのがウシハコベ(Stellaria aquatica)。普段ならあまり見向きもされない草ですが、よ〜く見るとなかなか素敵な花だと思います。それにしてもハコベより大きいからって、ウシを付けることもなかろうに…(^^;)
ウシハコベ

これだけニリンソウがあるのだからと目を凝らしていると、ありました!ガク片が緑になるミドリニリンソウ(Anemone flaccida f. viridis)。その昔藻岩山で見て以来の再会でした。マイコプラズマ感染によって出現するとの説もあるようだけど、固定されている形質なのかなぁ…?
ミドリニリンソウ

新緑の爽やかな木もれ日の中で、特異な花を咲かせているのがアサダ(Ostrya japonica)です。ブラブラ尾状花序が下がっているのが雄(ゆう)花序で、枝先にホップのような集合果がぶら下がっているのが雌(し)花序です。
アサダ

広場回りの、裸地が目立つところに点々と咲いていたのがホソバノアマナ(Lloydia triflora)。実物を見たのは初めてで、ちょっとうれしくなりました。札幌では見たことがないので、所変われば…なんですね。機会を作って見に来た甲斐がありました。
ホソバノアマナ

清田緑地

  • 2020.05.12 Tuesday
  • 05:45
先週末、少し時間を作って清田緑地へ行って来ました。ここは97年に調査を行い、98年に実施設計を行った公園で、富丘西公園や稲穂ひだまり公園、大学村の森などと同じく、自然環境を活かした公園造りはたいてい私のところにやって来ていたのです。もう十数年見てなかったので、ちょうどエンレイソウ類の見ごろに合わせて見に行くことにしました。
清田緑地

清田区民センターの前に車を置き、丘陵の下に細長く伸びている湿地がメインのエリアです。鳥屋さんが2人四阿付近に陣取っていたけれど、なにをねらっていたのかな?
手前の湿地

木道に入ると、ちょうど両側にサンカヨウが咲いて来ていました。こんな間近に見られるなんてラッキー。本当に清楚な花です。
サンカヨウ

一面ニリンソウが咲いている中に、オオバナノエンレイソウが見られます。その中にシラオイエンレイソウがないか、一株ずつ確認していきました。シラオイエンレイソウはオオバナノエンレイソウとミヤマエンレイソウの雑種で、オオバナよりさらに大きく、花被片の縁が波打っているのですが、それらしいのが見つかりません。
オオバナノエンレイソウ

ミヤマエンレイソウは、確認できたのはこの一株だけで、こんなに少なかったかしらん?と記憶を探りながら見ていきました。調査の許可を得ていないので、木道から下りることができず、なかなかすべての確認ができないのです。
ミヤマエンレイソウ

エンレイソウはクロミとアオミがあり、97年の調査時にはミヤマとの雑種であるヒダカエンレイソウも確認されていたのですが、これも見つけることができませんでした。両者が混じり合う斜面の法尻部を探さないと見つからないようです。
クロミノエンレイソウ

いったん丘陵の上に上がり、コナラ林の中も見ていきましたが、林床にはめぼしいものがなく、ムシカリの株が点々と咲いているだけでした。
ムシカリ

この奥にもう一つ湿地があり(案内図の右上の赤丸)、園路はないので急斜面を下りていくと、一面のオオバナノエンレイソウが迎えてくれました。ここは誰も見ていないところなので、一株ずつ確認していきましたが、やはりシラオイは見つかりません。やはり両者が平地に自生している苫小牧方面に行かないと見つけにくいのかなぁ…(>_<) 今は管外まで遠征できないので、来年の宿題として取っておくことにします。
奥の湿地

円山の花見

  • 2020.05.04 Monday
  • 05:48
昨日の朝、自宅のサクラはまだ咲いていなかったけれど、すぐ下の町内まで桜前線が登ってきてました。事務所あたりは既に散り始めていたので、気になっていた円山公園の様子を見に行き、まずは神宮の参道から。かつては正面のエプイ(神社山)がくっきり見えていたのに、両側のサクラの枝が伸びてきて、あまり見えなくなってきました。
参道

かつての標本木は、だれにも顧みられないで、さみしく咲いていました。その当時は何社ものテレビカメラに囲まれて、葉ややかだった時代もあったのにねぇ…(^^;)
旧標本木

ここも花見禁止で、園路を歩くだけですが、7時台にもかかわらず結構な人出がありました。でもサクラよりも梅林の方が人気があるようで、紅梅と白梅が混じっているし、花が間近に見られるのがいいのでしょうか。
梅林

それにしてもこの梅林、しっかりとした剪定がされて、とてもよくなりました。5年前にここに来てびっくり。徒長枝はほったらかしでボウボウに伸びており、台木のスモモがほったらかしになって(左側)ワヤクチャになってました。せっかくの梅林が台無しになっては大変なので、ある人を通じて神宮に申し入れをしたところ、ようやくちゃんとした管理がされるようになったのです。なんでもド素人が、ここの管理を牛耳っていたのだとか…
5年前

ここの梅林は紅梅の比率が高く、その分華やかさが増しているように感じます。ウメはなかなか散らないので、まだまだ楽しめそうでしたが。(なんてそそのかすようなことを書くと、不謹慎だと叱られそう…)最近平岡公園には全然行ってないので、世の中が落ち着いたらまた見に行こうかな。
紅梅

なんか変な樹形のウメがあると思ったら、近寄って見てびっくり。台木のスモモをウメと勘違いして後生大事に育て、ウメのような樹形に仕立てているのでした。よく見るとこんなスモモが何本もあり、よくも苦労してここまで仕立てたものだと感心しました。
スモモ

円山公園の方は、サクラの生えている園地はすべてセフティコーンで囲まれており、ただ園路を歩くだけに。でも青空に満開のサクラが映えて、とても気持ちのいい風景が楽しめました。
円山公園

なにせ花見の時期には、立錐の余地もなくブルーシートが敷き詰められ、バーベキューやジンギスカンの匂いが充満し、紫煙たなびく中では、サクラを楽しむ人なんかどこにもいないのです。コロナが収まったら、またこんな風景に戻ってしまうのでしょうかねぇ…(>_<)
花見風景

お昼の散歩

  • 2020.02.19 Wednesday
  • 05:53
降雪が続き、今朝も15cmくらい積もったけれど、除雪が入りませんでした。四日間で40cm以上降り、だんだん帳尻が合ってきたようです。昨日一昨日と二日続けて除雪が入ったので、雪山の処理優先のため走ることができません。朝4〜5千歩かせげれば、なんとか一万歩になるけれど、走れないと途端に少なくなってしまいます。やむなく昼休みに円山公園まで散歩に行ってきました。

気温が上がって雪がベチャベチャになっているため、このまま凍ったら大変と、みなさん雪かきに精を出していました。今どき雪だるま作る人も珍しいけれど、孫でもいるのかな?
雪だるま

小さな商店のオヤジさんは、雪かきが趣味のようで、暇さえあればせっせと雪を積み上げています。雪がくっつきやすいので、塗り壁のように2mくらいまで積み上げていました。歩道はまるでヒーティングが入っているみたいです。
雪の壁

円山公園に入っていくと、北1条通の喧噪が嘘のように静まり、昼休みなので子供たちの姿も全くありませんでした。積雪もせいぜいひざの高さしかなく、降っては暖気で沈むことの繰り返しだということがよく分かります。
円山公園

自由広場に毎年作っているチューブ滑り場にも、人っ子一人いなくて静まりかえっています。いつもならアジア系の人がわんさか遊んでいるのに、こんなところにもコロナウイルスの影響が出ているのでしょう。地下鉄から神宮に行き交う人もほとんどいなくて、欧米系のアベック一組しかすれ違いませんでした。
そり滑り

昨年はプラタナスの生育がよく、夏場にメキメキ幹が太ったため、9月ころに樹皮がバリバリと落ちていました。お陰ですっきりした迷彩色になり、なんとなく気持ちよさそう。4〜5年おきに太る年が来るのは、気候のせいなのかなぁ…?
プラタナス

島判官の紀功碑は、雪に埋まったままで近寄れなくなっています。高さ約8mと日本最大の石碑だそうだし、札幌の町にとっては大切な方の記念碑なので、ちゃんと訳文を付けて案内サインを立ててあげればいいものを。
紀功碑

裏参道に沿って数本並び立っているヨーロッパクロマツは、この暖気で載っかった雪もなくなっていました。先日の大雪の夜、ここを通って家に帰る時に、枝に載っかった雪がドスンと車に落ちて、一瞬前が見えなくなって急停止。幸い凹みもなく、車も傷まなかったからよかったけれど、これは本当に怖いです。とはいえこれに文句付けたら、枝をバッサリと落とされるので、我慢しなければなりません。
裏参道

1880(M13)年に開設された円山養樹園では、世界各地や本州から大量の有用木のタネを導入し、ここの苗畑で苗木の養成をやっていました。このヨーロッパクロマツは、10年後の1890(M23)年に植えられたと記録が残っているのです。植えられてちょうど130年。由緒ある木なので、絶対に傷つけないよう守っていかなければならないのです。
植栽図
 (「円山の歴史と自然」 田中 潜著、1955 より)

ドンベヤ

  • 2020.02.18 Tuesday
  • 05:48
土曜日の研修会は、豊平公園の緑のセンターでやりました。せっかくなのでここの花も紹介しておきます。入り口の風除室には、アザレアやツツジが満開に。おっ!アザレア展もやっているのかと思ったら、なんと18日今日からでした。暖かい日が続いたので、ここのアザレアも早く咲いたのでしょうか。
アザレア

ホールに入ったところには、アマリリスなどの上にアーモンドの花が満開に。枝振りはよくないけれど、モモよりもさらに一回り大きな花で、なかなか見応えがあります。
アーモンド

2階に上がる階段脇に、ひっそり咲いているクンシランは、昨年大株になったのでここに寄贈した四季咲きクンシラン。モルト樽くらいの大きな鉢に植えないと、株に力が付かないようで花数がまばらでした。自宅と事務所に置いてある株は、昨年どちらも3回咲いたので、間違いなく不定期咲き性をもっています。
クンシラン

階段に絡ませているブーゲンビレアはもう終わっていたけれど、ベンガルヤハズカヅラ(Thunbergia grandiflora)は相変わらず咲き続けています。ツンベルギアというと、オレンジ色のヤハズカヅラ(T.alata)を思い浮かべますが、こちらの方が花が大きくてたくましいです。
ベンガルヤハズカヅラ

先月来た時に、ドンベヤ(Dombeya wallichii)にびっしりつぼみが付いていたので、
きっとすごいことになっているだろうなと楽しみにしてました。確かに花はたくさん咲いているけれど、思ったほどでもないなぁ…(>_<) あとで聞いたら、ちょっと盛りが過ぎてしまったようです。うーーん。
ドンベヤ

でも例年よりたくさんの花が咲いているので、今週いっぱいは楽しめそうです。ちょうどアザレア展もやっていることだし(3月1日まで)、一足早く春を感じるのにはちょうどいいですよ〜
花

2階のホールでは、カラーリーフ展をやっていました。いろんな観葉植物の中に、コリウスの大鉢仕立てが。屋外ではこれだけ大きく育てるわけにはいかないので、もっといろんな種類を飾ると面白いかも。一度栄養系コリウスを、巨大な株に仕立てて競演させてみたいみたいなぁ〜
コリウス

窓際の三尺バナナが早くも完熟し、割れ始めていました。これを食べると売られているバナナが食べられなくなるほど美味しいんだけどなぁ… なんとかサルになるのは我慢しました…(^^;)
バナナ

緑のセンター

  • 2020.01.17 Friday
  • 05:51
昨日は10cmほど雪が降ったので、車は結構のろのろ運転。朝いちで厚別の奥の方に行くのに、いつもの1.5倍時間がかかりました。でも冬タイヤを新品に取り替えたばかりなので、抜群の制動性能に一安心。帰り道、清田寄りに36号から帰ったので、豊平公園に寄ってみました。植物の企画展示はやっていなくて、写真展でしたが、みなさん本当にうまいですねぇ…いいカメラ使っていることもあるのでしょうが、びっくりするほどの出来映えです。(19日まで)
写真展

玄関の風除室は日当たりがよく、出入り時に寒風が吹き込むので、ツバキやシクラメンにはちょうど居心地がよさそう。このシクラメンは、八紘学園の生徒さんが育てたものだそうです。こういうところの展示に使われるなんて、生徒さんも喜んでいることでしょう。
シクラメン

ツバキやサザンカの、いろんな品種が次々と咲いて来ています。侘助風の花の小さなものが多く、一つ一つ見ていくとかわいいものばかりです。‘西王母(せいおうぼ)’は本来ピンクだけれど、これは‘赤西王母’だそうで、先祖返りしたのかな?
赤西王母

2階に上がると、ドンベヤ(Dombeya wallichii)にはボランティアの方たちが紙で造った花が取り付けられていました。花のないときに、こんな花が咲くんですよ〜ということを知らせるためです。ところが、株全体に無数のつぼみが伸びてきていました。こんなに咲いたらどうなるんだろうと心配になるほどです。あとで職員に聞いたら、やはり今までで最高の花の数になりそうで、マスコミにどう流そうかと作戦を練っているそう。来月中下旬が見ごろになりそうなので、これは必見です!
ドンベヤ

その足元に、まるでカリガネソウ!!と思うほどそっくりな花が咲いています。ラベルには、クマツヅラ科のクレロデンドラム・ウガンデンセ(Clerodendrum ugandense)となっていましたが、戻って調べて見ると、今はシソ科のロテカ・ミリコイデス(Rotheca myricoides)になっているとのこと。ウガンデンセの名の通り、熱帯アフリカの原産ですが、同じシソ科になったとはいえ、全く違う属なのに、どうしてこんなによく似てくるのでしょうか?
ブルーエルフィン

その後ろでは、アカリファ(ベニヒモノキ)(Acalypha hispida)の花が。トウダイグサ科の植物で、熱帯アジアが原産です。こういう場所でしか見ることができないので、本当にこのセンターは貴重な場所になりました。
赤リファ

窓辺には、サラセニアやモウセンゴケ類、ムシトリスミレなどの食虫植物が並んでいました。場所がピタリと合っているようで、どれも生き生きと元気に育っています。このハエトリグサ(Dionaea muscipula)には、一度生きたハエを食べさせてあげたいですねぇ…(^^;)
ハエトリグサ

ここには「温室」と名付けられた小部屋があります。高温多湿環境を好むものが、ひっそりと肩を寄せ合って静かにたたずんでいる風情。市内から「温室」が絶滅してしまった今となっては、本当に貴重な場所になってしまいました。
温室

豊平公園緑のセンターは、東豊線の駅に直結しているので、来月のドンベアの開花に合わせ(2月前半はカラーリーフ展、後半はアザレア展が開かれています。)、ぜひ足をお運び下さい。

さとらんど

  • 2019.12.25 Wednesday
  • 05:50
昨日の記事に出てきた宗谷ふれあい公園の植栽計画は、95年のことでした。それで思い出したのが、同じ時期にやはり厳しい環境での緑化を頼まれた「さとらんど」です。こちらのスタートは92年のこと。さとらんどは農業公園でしたが、農務部にはそんな事業を仕切れないので、造園課からたくさん人が移っていました。その時の農務部長は私の先輩でしたが、春に呼ばれて市役所に行くと、「隣のモエレ沼の轍を踏みたくないので、あなたに任せるから、しっかりした緑を作ってほしい」とのことでした。確かにモエレ沼公園では、いきなり桜の森を作ろうと、数千本だか数万本だかの木を枯らしていたのでした。そういう仕事は、必ず私のところに回ってきていたのです。
計画書

その頃の現場写真はプリントなので手元にはありませんが、施工10年後くらいの写真はデジタルに残っています。これが2005年なので、10年弱でこのくらいの緑になっていたのです。
さとらんど

昨年久しぶりに一回りして、ここがこんなになったんだと感慨深い思いをしたところでした。孫がもう少し大きくなったら、あちこち連れて行って、「これはわしが植えたんじゃ!」と自慢できるかなぁ…(^^;)
樹林

さとらんどといえば、ハギを植え始めた最初の現場でもありました。よくもあんなにたくさんのハギを調達できたものだと思うくらい、あちこちにたくさん植えています。ここは駐車場のアプローチ。当初の植栽場所が車道に近すぎて、洗車機を通り抜けるようになって苦情が殺到し、1m奥に植え直した時のものです。あの時は叱られたなぁ…(>_<)
ハギ

駐車場の外側に、人が踏み入れることが少ない排水用の空堀があるのですが、そこのハギが一番見事でした。ミヤギノハギの紅白とシラハギを混ぜて植えたものです。
ハギの川

さとらんどは95年にオープンしますが、オープニング修景を頼まれてしまい、ちょうど知り合っていた杉井明美さんに手伝ってもらいました。いろんなプランターに植えてもらっています。
杉井さん

その時に、私自身がどうしてもやってみたかった修景がこれ。さとらんどは農業公園なので、シソを修景に使ってみたかったのです。この年はなかなか気温が上がらなくてシソの育ちが悪く、いつも植物を入れてもらうTさんにはずいぶんと気をもませてしまいました。
ウェルカムプランター

青ジソと赤ジソだけではぼやっとしてしまうので、お前は今日から錦ジソだぞと言い聞かせて、アクセントに黄葉のコリウスを使いました。適度にピンチすれば一挙両得。またどこかでやってみたいなぁ。
シソ

2000年以前の画像はリバーサルなので、スライドをフィルムスキャナーで読み込まなくてはいけません。でもこんな画像が出てくると、昔の現場シリーズもやってみたくなりました。

百合が原公園

  • 2019.12.22 Sunday
  • 05:52
百合が原公園の温室は、クリスマスディスプレイも終わっているし、年末なので館内は閑散としてました。大きなものではサザンカが満開で、ツバキは侘助系がちらほらと。これには「相模侘助」のラベルが付いておりました。(少しぼやけているのは、レンズに少し結露していたようです…)
侘助

正面には柑橘類がちょうど見ごろ。たくさん生っている温州みかんを初め、ユズやカボス、レモン、ネーブルなど、いろんな形の柑橘を見ることができます。
柑橘類

一番目立ったのが、赤実と黄実のピラカンサ。今年は実付きがいいようで、色のコントラストが見事です。そういえば、昔池袋の立教大学で、これの生垣がありましたねぇ。ピラカンサは札幌でも育っているので、この生垣が作れそうです。
ピラカンサ

その後ろには、まだネリネの花が残っていました。この室温では、寒くて生育が進まないのでしょう。四国なら真冬の気温くらいしかないようです〜{{{(^。^)}}}
ネリネ

一番奥にはコウテイダリアが、2本花を咲かせています。あんまり生育がよすぎると、花を間近に見ることができなくなるので、このくらいがちょうどいいかもしれません。これを見ると、昔は「コダチダリア」としていたようですが。
コウテイダリア

花よりも、足元にたくさん置かれているオタフクナンテンの紅葉の方が、むしろ目立っているかもしれません。
お多福ナンテン

コテージの売店に行ってみると、M店長が一人で店番してました。12月から来年3月までは、ずっと一人でやっていくとか。室内とはいえ、この冷え込んでいる中で一日過ごすのは大変そうです。かわいいハボタンがずらりと並んでいるし、容器などの在庫品は半額で販売されていますよ〜
ハボタン

お正月飾りやドライリース、スワッグなども、まだまだ残っています。百合が原公園の「温室」に行かれる際には、ぜひ暖かい格好をお奨めします。
正月飾り

神宮から円山公園へ

  • 2019.11.22 Friday
  • 05:53
現場を走り回っていると、ほとんど毎日1万歩以上歩いているのですが、朝の5千歩は同じだけれど、昼間ほとんど歩くことがなくなります。お陰で体重がじわりと増え始めているので、昼休みにはできるだけ歩くことにしました。昨日は風もなく穏やかで、散歩にはいい天気。最後の落ち葉ゴミの日だったので、どのステーションも満杯になっていました。
落ち葉ゴミ

北3条通りをまっすぐ西に突き当たり、左に曲がると神宮第二鳥居にぶつかります。そこから梅林に入ると、おやっと嬉しくなりました。ウメらしくちゃんと盃型の樹形に仕立てられ、あとは冬剪定で徒長枝を詰めれば、来春には花見ができることでしょう。
梅林

これは4年前の写真で、あまりの荒廃振りにびっくりした時のもの。とてもウメの木とは思えない、メチャクチャなことになっていたのです。ここの管理についてはいろいろうわさは聞いていたので、これではあんまりだと、ある人を通じて神宮に申し入れしておいたのですが、ちゃんとやってくれていたのですね。
4年前の姿

この辺りに残るハルニレの大木には、直径1mはあろうかという巨大ヤドリギがいくつもくっついています。よく強風や積雪で落ちてこないものだと思いますが、野鳥にとってはご馳走になっているのに違いありません。鳥もちがくっついているこの実を食べると、タネがお尻から離れなくて、枝にゴシゴシとこすりつけることにより、どんどん子孫を増やしているのです。
アカミヤドリギ

公園の方に下りると、葉が落ちてこんなに広々していたかと思うほど明るく、歩く人がチラチラいるくらいで静まりかえっておりました。道内最古のカラマツ林だけには、まだ黄色い葉が少し残り、なかなかの存在感。ちゃんと看板立ててあげるとよいのにといつも思います。
最古のカラマツ

この時期はまさに「落葉松」の風情。東南アジア系の方達が、真っ白な雪の上で写真撮っていましたが、私にとってはこのふかふかとした黄色の落ち葉の方が、インスタ映えすると思いますがねぇ…
落葉松

北側にあるアカナラは、まだ葉が残っていました。赤く色付いた葉はほんのわずかで、大部分は黄色から茶色になっていくようだけど、茶色い落ち葉はまだ拾いに来ることができそうです。
アカナラ

昔の市長公宅跡地は、整備されてワグナー・ナンドールさんの「母子像・ふるさと」が置かれていますが、その脇に新しい花壇がありました。看板を見ると、ポートランドとの姉妹都市提携60周年を記念して、ポートランド市から贈られた「雨水浸透型花壇」なんだそう。それはいいのだけれど、植えられているコルジリネは越冬できるものではないのに、植えっぱなしにしてていいのかなぁ…勘違いする人が出なければいいですが。
花壇

ヤブこぎ

  • 2019.10.24 Thursday
  • 05:48
昨日はポプラ通での調査。連日好天が続き、気温も高いので、外作業にはとてもありがたい天気です。林内に入ってしまうと薄暗くなってしまいますが、道路に面している日当たりのいい所では、紅葉が真っ盛りで、散歩する人達も足取りが軽いようでした。黄葉しているのはシナノキで、紅葉はエゾヤマザクラです。
紅葉

ポプラ通は緑地の幅が約65mあり、その中に約30mのポプラをはじめ、ヤチダモやシラカンバなどの高木類が林立しています。ところが、それらの木の足元には、ヤマグワが猛烈にはびこり始めており、2〜3mの低木層を占めているほか、林床にはクマイザサが密生しています。この断面構造を把握するために、幅5mずつのメッシュを切って、それらを記録していくのです。
調査

ところが、いざ林内に入ると一寸先も見えないほどのヤマグワのヤブに、ヤマブドウやノブドウが絡みつき、密生したササも行く手を遮ります。手伝ってもらったH氏と、悪戦苦闘しながらヤブこぎをつつけました。ヤブ蚊が全くいなかったのは幸いで、これで蚊にたかられたら戦意喪失してしまったでしょう…
ササとヤマグワ

そんなヤブこぎをしていて、ササに絡んだコウモリカズラに出会いました。ツヅラフジ科のつる性草本で、かなり昔に長沼で対面したことがありましたが、札幌市内では初めてでした。こんな時期でも、珍しい植物に出会うと嬉しいものです。
コウモリカズラ

断面のスケッチも描かなくてはいけないので、樹形を確認しようとヤブのすき間から上を見上げると、ポプラの葉はまだ緑のままですが、20m近くまで絡んでいるヤマブドウが赤く色付いて、不思議なコントラストに。ポプラにとってはとても迷惑な存在に違いありません。
ポプラとヤマブドウ

地面でも珍しいキノコに。傘をすっかりすぼめた状態で、ニョキニョキ生えているのです。戻ってきのこ図鑑を開けたところ、ピタリとこれが出てきました。ササクレヒトヨタケという、実は大変美味しいキノコだそう。傘が開き始めると、黒インクが滴るように一晩で融けてしまうのでこの名があるそうです。ちょっと勇気がいりそうなキノコだなぁ…
ささくれ一夜竹

秋晴れの作業

  • 2019.10.16 Wednesday
  • 05:45
朝晩ぐっと冷え込み、峠からは雪の便りが聞こえ始めました。事務所を出た時にはどんよりと曇り、雨がぱらつきそうな空模様になったので、今日も嫌み言われるかなぁと創成川公園へ。いつものように北側から見ていくと、工事が一番早かった北側の2区画では、樹木がずいぶんと大きくなっていることに気付きました。ハルニレは、ここでは大木になるように配置しており、私が生きているうちに15mを越えていれば満足です。それにしても創世スクエアの真っ白い壁にはいささかうんざり。どういう神経しているのかあきれます。
ハルニレ

芸術作品の一つである「KAMOKAMO STEP」の傍らに植えられたリンゴは、多分‘アルプス乙女’のようですが、ちゃんと剪定しないのでホウキ立ちになってしまいました。公園管理では、果樹の剪定なんか習うこともありませんからねぇ…
リンゴ

ライラックの中には、低木性の品種も少しだけ入っていますが、チョウセンハシドイの‘ミス・キム’がこんな不思議な紅葉をしていました。ライラックはあまりきれいな紅・黄葉をしなくて、緑色のまま汚く散ることが多いのですが、本種はこのままいけばかなり赤くなりそうです。
ミス・キム

南に進むにつれて日差しが出始めて青空に。全体的にはまだ緑色の葉が多いけれど、キタコブシの黄葉と、エゾヤマザクラやチシマザクラの紅葉がかなり進んできていました。エゾヤマザクラはすっかり落ちてしまったところもあるけれど、ここはきれいな紅葉が楽しめそうです。
紅葉

ボランティアさん達の作業はまだまだ続きますが、私が指導するのは今回が最後。今年の咲き方を見ていて、やはり花芽が付きすぎて花が貧弱になっているものが多かったので、花芽の切り詰めもやっていただきました。ふところ枝などの剪定も引き続きしっかりとやってもらわなくてはと、2時間たっぷりがんばっていただき、ちょうど半分片付けることができました。残りの半分は来週がんばって下さいね〜
剪定

作業をしていて、狂い咲きしてきたつぼみをいくつも発見。気温が高めに推移していたので、あわててほころんでしまったのでしょうか。あわて者め。もう後戻りできないぞ!
狂い咲き

作業を終えて帰り道、大通公園を横切ると、イベントブースだけでなく、トウキビワゴンなどもすっかり撤退し、ようやく静かな公園に戻っておりました。2丁目広場のサトウカエデが真っ赤に色付き、ここでの紅葉のトップバッターでしょうか。今しばらく静かな雰囲気で紅葉が楽しめそうです。
サトウカエデ

見どころ探訪ツアー

  • 2019.10.07 Monday
  • 05:45
昨日は、風は少し冷たかったけれど、快晴になってくれました。中島公園駅から地上に上がると、イチョウ並木が少し色付いて、銀杏が黄土色に熟れてきていました。こんな人通りの多い所でも、銀杏拾いはやってくるのでしょうか?
イチョウ

参加者は13名とかなり少なめでしたが、そのくらいの方がやりやすいのです。先週のワンデーマーチの35名は、いくらなんでも多すぎました。ワンデーマーチの参加者が3名も来ていて恐縮です。
参加者

ちょっとコースからはずれて、BGMのうるさい売店の裏手に入ると、マメガキがちょうど熟れ始めていました。枝が垂れて見やすかったけれど、一体誰がなんの目的で植えたものでしょうか?
マメガキ

その脇には、こぐま座の壁を背景に、たくさんのヤマナシが実っています。これについては、以前都心や公園内を案内した本州の緑化樹生産者から、台芽が伸びたものでしょうとのこと。ナシの苗木は、普通ヤマナシを台木にして接ぎ木しているので、ナシが枯れた時に台芽がよく伸びてくるのだそう。因みに山梨県は、ヤマナシがたくさん生えていた訳ではなく、「山ならす」が転訛したものだとか。
ヤマナシ

菖蒲池を回ってハウチワカエデの‘舞孔雀’のところに行くと、少しだけ紅葉が始まっていました。近くのハウチワカエデはまだ緑色なので、紅葉はまだまだ先のようです。この木は、豊水通の拡幅に際して廃業した料亭雅叙園の玄関脇にあった銘木で、女将が市に寄贈したものです。その移植工事を40数年前に私がやったので、私にとっても思い出が籠もっています。
舞孔雀

百花園跡の芝生広場の周りには、秋バラがたくさん咲いていて、花を楽しむ人がたくさん来てました。ボランティアのみなさんがしっかり手入れしているお陰で、花壇の草花もいつも花盛りです。シオンやシュウメイギク、ダリアなどが満開になっておりました。
シュウメイギク

中島球場やスポーツセンター跡には、コブシがたくさん植えられていて、たくさんの真っ赤な果実が鈴生りになってました。カラスがこれを食べようとして突きまくったためか、木の下には無数の果実が散乱していたけれど、そんなに美味しいものなのでしょうか?
コブシ

彌彦(いやひこ)神社の辺りで、時間がかなり超過しそうなことに気付き、足早にキタラの前から鴨々川沿いの遊歩道に出ると、なんとここで釣りをしている方が。ここならウグイくらいしか釣れないはずだけど、釣りをしている方を初めて見ました。
鴨々川

岡田山の脇を通って日本庭園には7分遅れで無事到着。ここの水琴窟を直しているので、是非聴いてほしいと耳を澄ましたけれど全然聞こえません。水量を増やしてもらうと、ようやく聞こえるようになり、みなさんも喜んでおりました。
水琴窟

今年もツアーガイドをたくさんやりましたが、同じものでも何か目新しいことをと思い、いろいろ調べていくと新しい発見があるものです。けっこう手間はかかるけれど、これからもしっかり続けて行こうと思っています。

緑ヶ丘公園

  • 2019.10.05 Saturday
  • 05:48
帯広では、報告会まで少し時間があったので、緑ヶ丘公園に行ってきました。ホテルに荷物を預けようと北口に行くと、久しぶりに見た駅広のハルニレがずいぶんと大きく感じました。ヒルズに行く時にはいつも南口に出るので、しばらく振りのご対面。高架化による駅周辺の整備が1996年に行われているので、まだ23年くらいしか経っていません。植えた時にはそれなりの大きさだったはずですが、ずいぶんとすくすく育っているものです。
ハルニレ

会場が北海道ホテルなので、緑ヶ丘公園の向こう側にある野草園までタクシーで行き、ぼちぼちと戻ってくることに。この時期なので見どころは少ないけれど、やっぱり顔を出しておきたいですからね。
野草園

野草では、このユキザサやコウライテンナンショウの赤い実が目立つ程度。ヤブ蚊用に入り口にはたくさんのうちわが置かれていたけれど、全然飛んでいなくてなによりでした。
ユキザサ

十勝に来ると、何でもすくすく育ってびっくりすることが多いのですが、このマユミも7〜8mくらいあり、枝がたわむほどたくさんの実を付けていました。こちらでも果実類が豊作なのでしょうか。
マユミ

あちこちで林床のササ刈りが行われているので、管理棟で案内をしているボランティア?に聞いてみると、ササがはびこってどんどん野草が消えてしまうため、エリアを決めてササ刈りをやり始めているそうです。道東に生えているミヤコザサは、成長点が地中にあるために刈り取りの影響を受けにくく、ササ刈りの効果があまり効かないので、大変な作業になっている気がしました。
ササ刈り

あまり時間もないので、野草園は半分だけにして、ホテルに向かって歩き始めました。ここは50haもある広大な公園のため、うろうろして道に迷うと大変なことになってしまいます。それにしても、木がよく生長しているのには感心させられます。ハルニレがこんなにスラッと伸びているなんて、石狩では絶対にあり得ないですから。土地が肥沃なことはもちろんですが、風が弱く、成長阻害要因が少ないのでしょう。
ハルニレ

帯広の町中でも、ちょっとした緑地帯や公園には、エゾリスがちょろちょろしているのを見かけます。大好物のチョウセンゴヨウやヨーロッパアカマツがたくさん植えられているからでしょう。そういえば、カラスを全然見かけなかったなぁ…?
エゾリス

公園の北端部にある、真っ平らで8haもあるグリーンパークには、400mもある長いベンチが置かれています。設置された1981年には、世界一長いベンチとしてギネスブックにも掲載されたのですが、すぐにどこかがまねして記録は破られたそうです。ただ長ければいいのではなく、ここの広大な芝生広場に面しているロケーションが素晴らしいのであって、くだらない競争なんか気にしなくてもいいのです。
ベンチ

この緑ヶ丘公園は、十勝監獄だった場所を公園化した歴史を持ち、グリーンパークも刑務所跡地を公園に取り込んだものです。様々な歴史的資産を持っていることから、『北の造園遺産』にも認定されています。町のど真ん中にこんな空間が残されているなんて、さすが十勝、さすが北海道なんですね。

ワンデーマーチ

  • 2019.09.30 Monday
  • 05:50
昨日は市内の4公園を巡り歩くワンデーマーチ。予報では快晴だし、朝事務所まで下りてくる時もピーカンに晴れていたのに、集合場所の円山公園に行こうと外に出たら空が真っ暗に。仕方なく傘を用意して出直しました。円山のパークセンターに着くと、30人の募集に36人来ていたので、全員参加にしましたとのこと。とりあえずこのイベントのねらいと、どういうことを感じてほしいか、簡単に説明してから出発しました。
オリエンテーション

島判官紀功碑で説明していたら、早くもぱらぱらと雨が落ち始め、傘や雨具を用意していない方には、パークセンターで調達してくるようお願いして園内のガイドを進めました。
紀功碑

神宮の境内を通り抜け、スギ林の木道を横切ってカツラのところへ。シマリスやエゾリスがちょろちょろ走り回り、カメラを持った方たちがたくさん追っかけていました。このカツラまで来るのは久しぶりで、変わりなく荘厳なたたずまいを満喫していただきました。
カツラ

円山公園を出て、南大通を東に歩き始めた頃から雨が本降りになりましたが、そんなに長続きはせず、15丁目辺りで止んでくれたのでホッとしました。資料館からバラ園に入る頃にはすっかり青空になり、あの雨は一体何だったんだ!龍神様の嫌がらせにもほどがある!と、空に向かって文句を言っておきました。
資料館

大通公園ではオータムフェストの真っ最中。とても中を歩きながらガイドできる雰囲気もなく、外周の狭い砂利敷きの歩道を通って、ピンポイントで解説しながら管理事務所に到着し、ここで昼食タイム。
昼食タイム

今年のお弁当は標準タイプかな。量が少なめで私にはちょうどよかったのですが、足りなかった方もいたかもしれませんねぇ…
お弁当

創成川公園に入ると喧噪はなく、静かな流れにミヤギノハギが優雅に垂れていてバッチリ。ハギの魅力をたっぷり堪能していただきました。最近テレビなどでも取りあげられるようになってきたので、都心の見どころになっていくでしょうか。
創成川

創成川の最上流からススキノ側に折れて、鴨々川に沿って南を目指します。ススキノには来ることがあっても、この辺りまで来ることは少ないらしく、みなさん初めてと言っている方ばかりでした。ノアの方舟は、まだ海鮮居酒屋をやっているようで。
鴨々川

予定の時間より20分以上遅れて、最終地の中島公園へ。キタラに向かう学生さんや園内を散策する方など、休日の園内はかなりの人出がありました。ボートもちらほら利用していましたが、昔のようにひしめいていることはなくなったようです。
菖蒲池

かなり早足で回ったので、10分超過くらいで最終目的地の日本庭園にたどり着きました。昔石垣の上に移植してもらったミヤギノハギが、思いっきり枝を伸ばしていい感じに。さすがにみなさんの足取りも重たくなっておりましたが、一人の脱落者も出ないで歩き通すことができました。葯10km、1万5千歩程度の行程で、私にとっては普通の距離ですが、みなさんにはちょっときつかったかもしれません。
日本庭園

このワンデーマーチは隔年での実施なので、次回は再来年になります。今度は大通公園のイベントのない時期に実施しないといけませんねぇ。みなさんお疲れさまでした。

百合が原公園

  • 2019.09.21 Saturday
  • 05:52
敬老の日の月曜日、百合が原公園の近くに用事があったので、帰りに温室に寄ってみました。温室の前の花壇は毎年ボランティアのみなさんが植え込みをしているのかな。ところが今年はちょっと寂しい… サルビアの花がみんな散ってしまっているのです。なんの種類かと思ったら、ガラニチカの園芸品種でした。花の密度が低いし、はらはら落ちやすいので、この種はこういう花壇には向かないようです。
花壇

温室の入園券は130円だけど、65歳以上は無料だと知ったのは半年前くらいでした。敬老の日らしく、堂々と無料で入ったけれど、まだなじめません…(^^;) 入り口付近のフクシアの展示の中に、なんだか不気味な果樹?が。ラベルを見ると「ジャボチカバ」とあり、実物を見たのは初めてです。ブラジリアングレープツリーの名の通り、ブドウそっくりな果実が幹にくっついています。カカオのような幹生花の性質があるようだけど、一つ食べてみたかったなぁ…
ジャボチカバ

大温室ではちょうど「札幌軟石とコケ」展の最終日でした。確かに保水力のある軟石とコケは、相性抜群ですからねぇ。植木屋時代、会社が藤ノ沢にあったので、よく先輩に連れられて石山の奥の山に入り、苔むした軟石を拾ってきては庭園に使ってました。あのあたりには、昔の採掘跡がたくさんあったのです。
軟石とコケ

瓦で作った大きなスマイルマークが、でんと置かれていたけれど、かなりガタガタで、スマイルが引きつっておりました。これはちょっと無理があるような…(>_<)
スマイルマーク

軟石の建造物のパネルもあり、じっくり見る時間がなかったけれど、軟石ネットワークとかも関わっていたのでしょうか?
建築のパネル

20種ものコケが展示されていました。区別がつくのは数個しかなく、コケにまでは手が出ませんねぇ。こんなたくさんのものが区別できるなんて、本当に尊敬してしまいます。
鉢植え

館内の花はちょっと寂しく、ヒガンバナが少し咲いていたくらいで、皇帝ダリアもまだ茎を伸ばしている最中でした。
ヒガンバナ

右奥の展示室も模様替え中で閉鎖されており、わずかにストレプトカーパスがいろいろと咲いている程度。20日からは「盆栽〜愛好家の丹精込めた作品展〜」が開かれているとのことです。少し涼しくなり、コスモスやダリアが見ごろになってきたので、園内にはたくさんの方がやってくることでしょう。
ストレプトカーパス

平岡樹芸センター

  • 2019.07.29 Monday
  • 05:36
今年の冬に30年目を迎えた研究会では、毎年夏に現地研修会を企画し、いろんな公園や緑地などを見て歩くことにしています。昨年7月にも予定していたのですが、私は夏風邪をこじらせて臥せってしまい、ある者は午前中に買い物に行く途中で車をぶつけられて大破したり、身内に不幸があったりと、わずか3名の参加となってしまいました。今回はそのリベンジとして、再度同じ場所に行くことにし、平岡樹芸センターに集まりました。

ここは、庭木の生産をしていた竹澤三次郎氏から、札幌市に土地1.6ha、樹木8千本が寄贈され、それを元に隣地も買収して、1984(S59)年に開園したものです。私が豊平緑のセンターにいた1979年にこの寄贈が決まり、寄贈を受けた樹木の台帳作りをお手伝いしたので、私にとってもいろんな思い出のある場所です。
日本庭園

三次郎氏はモミジ類の接ぎ木が得意で、1本の木にいろんな品種を高接ぎしたり、枝にいたずらして変に絡んだ枝を作ったりと、いろんな接ぎ木ものが残されています。このオオモミジには、ハウチワカエデの‘舞孔雀’が2箇所に高接ぎされていました。
モミジの接ぎ木

イチイ類の刈り込みものが最もたくさん寄贈されており、その中でいいものが整形庭園に残されています。今ではこんな刈り込みものは流行らないので、生産自体もほとんどなくなってしまいましが、ここまで仕上げるには大変な年月と手間を必要とするので、お金に換算したらびっくりするほどの金額になったことでしょう。
オンコ刈り込み

その中には、普通のイチイではなく、より枝葉の緻密なキャラボクの刈り込みものもいくつか混じっています。このサイズなら数十万円という、びっくりするほどの価格になっていたはずです。
キャラの刈り込み

ハイビャクシンの枝を、支柱を立てて上に引き上げていき、立木のように仕立てていくのも三次郎さんの得意技でした。あまり大きなものは無くなったようですが、名残の木がいくつか園内に見られます。今ではほとんど絶滅したといわれるシンパクも、巨大なサイズのものが足元にごろごろ転がっていました。
ハイビャクシンの立木仕立て

珍しい樹木もたくさん植えられており、日高方面にしか見られないというミツデカエデがありました。実物を見たのは初めてです。ただ、園内の樹名板には間違っているものが少なくなく、せっかくの場所なのできちんと正しいラベルを付けていただきたいものです。
ミツデカエデ

真ん中を貫通する園路沿いに植えられているのが、ここのシンボル的な景観を形づくるノムラモミジの並木道。秋の紅葉時期には、インスタ映えする景観を求めて、たくさんの人が押しかけるようですが、人が歩かなくなるのをみんな順番待ちするのかなぁ…?
野村のトンネル

終了後新札幌に移動し、夕方からは懇親会を行いました。30℃近い中を3時間近く歩いたので、ビールの美味しいこと♪ぐいぐいとジョッキが空になっていきました。今回は会の30周年記念と、会の呼びかけ人で初代の代表を務められたSさんが、年内に娘さんのいる関東に移られるとのことなので、その感謝の集いも兼ねての実施です。30年間、会のバックボーンを支えていただいたことに心より感謝申し上げ、みんなで名残を惜しみながら、心地よい時間を過ごすことができました。
懇親会

満開のバラ園

  • 2019.06.29 Saturday
  • 05:35
先週見ることができなかったので、町中に出たついでに大通のバラ園を見てきました。近づくに連れて、花が満開になっているのがよく分かります。でも左側のドイツ系の品種がもりもりなのに対し、右側のアメリカ系は花がまばらで、ずいぶんと差が付いてきたようです。
全貌

瀋陽友好コーナーでは、玖瑰(まいかい)の花はほとんど終わりかけていたけれど、中に二株ある濃色の株はまだたくさん咲いていました。イコロでこの株を増やしてくれないかなぁ…
玖瑰

今年は修景バラの花着きもよく、エリカ・カルーナ類が傷んできたのでネペタなどに植え替えられて、このコーナーも落ち着いて来ました。
修景バラ

上の段に植えられているフロリバンダも満開で、真っ赤な花はショウビズ(Showbiz、Kordes,1980)でしょうか。
ラバグールト

アンジェラ(Angela、Kordes,1984)も見事な咲きっぷりで、きれいに誘引されているのがよく分かり、うらやましい限りです。足元のアイスバーグ(Iceberg、Kordes,1958)とラバグルート(Lavaglut、Kordes,1978)もコルデスの品種なので、本当にコルデスオンパレードになりました。
アンジェラ

サンクンの中で一番目立ったのがこの品種で、ホーム&ガーデンなんてどこで作られた品種かと思ったら、やっぱりコルデスでした(Home & Garden、Kordes,2001)。なんでハウス ウント ガルテン(Haus und Garten)じゃないんだろう?
ホーム&ガーデン

一番奥にあるポンポネッラ(Pomponella、Kordes,2005)も、相変わらず見事な花を鈴成りに咲かせています。このバラ園に関しては、コルデス系品種が合っているのでしょうか。いずれも見事な咲きっぷりです。このバラ園は、改修以来ずっと工藤さんが指導を続けられ、熱心なボランティアの献身的な努力のお陰でここまで見事な姿になってきています。花フェスタもこの週末が最終ですので、ぜひバラ園も含めてご覧になって下さい。
ポンポネッラ

最後に資料館へ。古い友人の水彩展が開かれているのです。一年おきに6月最終週に開いているけれど、いつも大島調査とぶつかるので飛び飛びにしか見ることができませんでした。今回は4年ぶりで、なかなかいい作品が並んでいたし、旧交を温めることができてよかったです。
資料館から

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM