滝野で手入れ

  • 2018.09.11 Tuesday
  • 05:58
昨日は滝野公園。着いた時に温度計を見ると13.4℃なので、かなりひんやりしていました。まだ台風による倒木被害の処理が追いつかず、カントリーガーデンと子供の谷がある中心ゾーンだけの部分オープンです。私の仕事は植物管理の指導がメインですが、業者さんが復旧に精を出している時に、そんなのんびりしたことをやる訳にはいかないので、手入れのお手伝いをやりました。

まず向かったのは、ブッドレアとノリウツギが植えられているエリアです。ここは台風による南風が最も吹き抜けたところで、回りは倒木被害がたくさん発生しています。折れた枝はやむなく切り落とし、傷んだ花ガラを摘んでいくと、なんとかすっきりしてくれました。ピンチして樹高を低く作ったのが、こんなにすぐ役立つとは。
ブッドレア

ノリウツギは枝がしっかりしているので、それほど枝折れがなかったのはなにより。ピンキー・ウィンキーが真っ赤に色付いて来ました。右に見えるライムライトもたくさんの花を着けているので、ここは本当に楽しみです。
ピンキー

次いで向かったのは、ハギ類とアメリカアジサイ類が植えられている小径です。枝の柔らかいハギでも、枝先がかなり折れていたし、花茎の弱いアメリカアジサイは惨憺たる状態に。‘アナベル’は頭が重すぎて半分以上折れてるし、八重咲の‘ヘイズ・スターバースト’は花茎が細すぎて、普通に咲いてもまっすぐになりません。アメリカアジサイはもう見切って、ノリウツギにシフトすることにしました。
アナベル

ヤマハギの‘江戸絞り’が、なぜか今年は咲きが悪く、ミヤギノハギがちらほらと咲き始めていました。ピンクのミヤギノハギは、完全にピンクにならず、赤紫がかなり混じってくるのが普通なので、却っていい感じになっています。これからはハギの季節なので、あちこち楽しみが増えて嬉しいです。
ミヤギノハギ

半分が倒れたままになっていたコスモスは、急ピッチで引き起こされていました。少し首が曲がっていますが、すぐに直ってくれることでしょう。
コスモス

ヒマワリの‘サンフィニティ’は根張りがしっかりしていると見え、多少傾いたものの、しっかりと花を咲かせ続けていました。しかし風向きが南から北だったためか、花がみんな北向きのまま。もう風は吹いていないのだから、ちゃんと南向きに首を回してくれないのかなぁ…?
サンフィニティ

収穫の谷ではもメイゲツソウが真っ赤に色付いて来ました。富士山などの高山砂礫地に生える、イタドリの矮性変種オノエイタドリ(Fallopia japonica var.compacta)の、花が赤くなるものをメイゲツソウと呼び、茶庭などによく植えられます。これは雌株だけど、イタドリは雌雄異株なので、赤花の雄株もあるのかな?
メイゲツソウ

今年のガーデンでちょっとびっくりしたのが、毎年葉が汚くなっていい花が咲かないオオベンケイソウ ‘ブリリアント’(Hylotelephium spectabile 'Brilliant')が、今年はどこの株も見事に咲いてくれたこと。雨が多くてハダニの被害が出なかったのでしょうか。こんな不順な天候ながら、きれいな花が見られて嬉しかったです。
オオベンケイソウ

被災地での救助活動も終わり、41名もの方が亡くなられました。改めてご冥福をお祈り致します。新聞を読んでいても、こんな方が亡くなられたのかと、つい涙が流れてしまいました。日常生活にはほとんど不自由さはなくなったものの、昨日寄ったコンビニでは、冷凍物がすべて空っぽで、弁当の棚にはおにぎりが少しと、スパゲッティーの弁当だけが10個ほど並んでいたばかり。スーパーでも総菜や豆腐などの加工品、牛乳などが空っぽだったとか。生産や物流が回復するのにはまだまだ時間がかかりそうです。家庭で節電できるのは微々たるものでしょうが、塵も積もれば山となる。がんばりましょう。

滝野の台風被害

  • 2018.09.09 Sunday
  • 05:50
昨日は、本来であれば滝野公園のフラワーガイドボランティアのバス研修で、旭川方面に行く予定でした。でも公園が台風&地震被害で閉園中だし、各家庭でも電気が回復していなかったので、前日早くに中止となりました。予定が空いたこともあり、園内の被害状況を確認に行って来ました。駐車場で車を降りると、いきなり目の前のプンゲンストウヒが切り株になっていました。
駐車場

センター脇に群植されているアカエゾマツも、これが根返りです〜という典型的な姿で横たわっていました。旧支笏火山の山麓では、厚く滞積した火山灰の上に、表土層が薄〜く広がっているため、根系がそのわずかな厚みに集中しています。ここは造成地ですが、同様に表土層が薄いので、強風に晒されると踏ん張る力が弱く、このような簡単にめくれてしまうのです。
根返り

先日折り込みチラシが挟まっていた通り、15日からはコスモスフェスタが始まります。草丈はやや低いながら、順調に花が咲いてきているのですが、そこに台風の強風が吹き付けてしまいました。左側はきれいに咲いているのに、右側にはあまり花が咲いていないので、どうしてだろうと近づいてみました。
コスモス畑

すると、左側の方はコスモスの株がちゃんと立っているのに、右側の方は横倒しになっていました。どうしたのかと聞いてみると、台風直後にあれこれ手入れをする中で、倒れていたコスモスも丁寧に引き起こしていたそう。もう少しで作業が終わるところに地震が発生して、作業員が出勤することができなくなり、残った部分が寝たまんまになってしまったそうです。
横倒し

倒木や枝折れがものすごく、それらの処理を急ピッチで進めていましたが、風景がかなり変わってしまっているのにびっくりすることでしょう。せっかくいい感じに葉を広げていたグンネラも、大きな葉が半分以上へし折られてしまいました…(>_<) 故郷のブラジルには台風なんて来ないので、さぞやびっくりしたことでしょう。
グンネラ

キレンゲショウマは大丈夫でしたが、レンゲショウマの花はほとんど吹き飛んでしまっておりました。ハギも枝がめくれてしまったものがあり、うまく戻せるかなぁ…?
レンゲショウマ

ノリウツギとブッドレアは、そんなに被害はありませんでしたが、回りの木がかなり倒れているために、しばらく通行止めになってしまうそうです。ここはちょうど南風が吹き抜ける位置に当たるため、風を受けやすいプンゲンストウヒやアカエゾマツで何本も倒れてしまったのです。カントリーハウスの庭園に大きなプンゲンストウヒが二本倒れ込み、フェンスもかなり傷んでました。
カントリーハウスの庭園

カントリーハウスの陰になるはずの北側でも、2本あるシダレカンバのうち1本が、傾いてミズナラに寄りかかってしまいました。いったいどんな風が吹き抜けたのか、首をかしげるような倒れ方のものが結構あり、来週しっかりと確認してみたいと思います。
シダレカンバ

5日から閉園となっておりましたが、本日9日からようやく開園となります。しかも本日は無料入園日。今月は9日と30日が無料入園日、17日敬老の日は、65歳以上の方が無料入園日となっております。気が滅入る日々が続きましたが、気分転換にぜひお出かけ下さい〜

初秋の見どころ

  • 2018.08.30 Thursday
  • 05:55
滝野公園では、コスモスやハギ類はまだ咲いていないけれど、初秋の見どころが次々と咲いて来ています。今私が一番力を入れているのがノリウツギの品種もの。4年前に導入したもののうち、一番数が多いのが‘ライムライト’です。本当はまだまだ大きくなっていくけれど、これからもピンチしながら、このくらいの大きさに留めるようにしていこうと思っています。‘ピンキー・ウィンキー’や‘マジカル・ムーンライト’も、さらに数を増やしていく予定です。
ライムライト

こもれびの庭で、怪しげな花を咲かせているのがシュロソウです。本来なら7月初めには咲いてもおかしくないのに、売られているものはなぜか秋に咲いて来ます。本州ものが流れてくるのでしょうか?バイケイソウと同じ属で、かつてはユリ科の中でも地味〜な仲間だったのに、APG体系ではエンレイソウやツクバネソウ、ショウジョウバカマなどを従えて、シュロソウ科に出世?しました。
シュロソウ

まきばの真ん中に広がる『天の川ガーデン』では、真ん中のサルビア‘ミスティック・スパイヤーズ・ブルー’を挟んで、マリーゴールドとニコチアナ+ジニアという組み合わせ。ところがこの左側のワイルドなマリーゴールドが、密植しすぎて徒長しまくり、雨で蒸れ蒸れになってました。早く切り詰めないと腐っちゃうよ!と、トリマーで思い切りカットすることを提案したけれど、なかなか踏み切れなかったみたい。ようやく先週初めに刈り上げて、すっきりしてました。これでまた芽が吹いてきて、きれいに咲いてくることでしょう。
天の川ガーデン

カントリーガーデンに植えられているヒマワリは、今年はすべて新品種の‘サンフィニティ’です。ヒマワリは咲いた時には見事だけれど、一週間もすると汚くなりはじめ、群生させても半月ももちません。ところがこの品種は、一株で百輪もの花が次々と咲き続け、百日も鑑賞できることを売りにしているのです。百日なら霜が降りるまでは見ごろが続くことになるけれど、さてその成果やいかに!
サンフィニティ

そのままだと主軸がまっすぐ上に伸びていくので、いろんな時期にピンチしてくれていました。早めにしっかり止めてやれば、開花は少し遅くなるものの、草高も低くなり、分岐もたくさんしてくれるので、この方がいいのかもしれません。
ピンチ株

中央口のシンボル花壇では、カルーナが見頃を迎えてきています。エリカとカルーナの見分け方や、刈り込みの時期や強さを、業者さんがようやく身に付けてくれたので、春のエリカも秋のカルーナも、とてもいい感じになってきました。時間はずいぶんかかったけどなぁ…
カルーナ

ちょうど薄曇りだったので、休憩所の回廊の柱に飾られているハンギングバスケットが、とても見栄えがしておりました。ペーブが真っ白なので、晴れるとちょっときついのです。遠目に見ても、赤いアクセントがあるものが、存在感を強く訴えています。
中央口休憩所

一番赤いものに近づいてみると、ゼラニウムやニューギニアインパチェンス、ペンタスなどが赤花の正体でした。この作品をコーディネートした方のコメントも掲示されており、「壁に這うツタに負けないように!」と書かれていました。別に勝負するつもりはなかったけれど、苦労してツタを這わせてきてよかったなぁと、改めて嬉しくなりました〜
ハンギングバスケット

秋を迎える作業

  • 2018.08.29 Wednesday
  • 05:35
滝野公園に着いた時に、温度計が17℃を指していました。日に日に夏が遠のいていくことを実感します。昨日はボランティアの作業があるので、現地を確認に歩いて行くと、ブッドレアとノリウツギの品種ものが咲き始めて、これからの見どころになってきました。これらを植えて3年経ち、株がしっかりしてたくさんの花が咲くようになりました。ブッドレアは、あんまり樹高を高くしたくないので、7月初めに一度ピンチして大正解。枝数が倍になり、樹高もうまく抑えられました。
ブッドレア

私たちで管理している「こもれびの庭」に着くと、レンゲショウマが満開に。階段の両脇に植えているので、うまく花が垂れてきていました。これ目当てにして、でかいカメラ担いだ来園者が、結構増えてきています。
レンゲショウマ

隣では、キレンゲショウマも咲いて来ました。あとで作業している時に、レンゲショウマを撮影した方が、黄花のレンゲショウマはどこにあるのですか?と聞いてくるので、その目の前のがキレンゲショウマですよ〜と答えると、えっ?と驚かれました。レンゲショウマの花型で、花の色が黄色だと思ったらしい…(>_<) キレンゲショウマだって、結構きれいでしょう!!といっても、ふ〜んと上の空でした…
キレンゲショウマ

ガイド室のある花の情報館に戻っていくと、東口から園児の大群が。聞いてみると豊平区の幼稚園で、これが一学年で、なんとバス5台に乗ってきたのだそう。よく見ると、園児一人にほとんどが両親付き添いで、さすがにじじばばはおりませんでしたが。園児のにぎやかな声が園内に響くと、やっぱりいいものです。
幼稚園児

作業にはだいたいいつものメンバーが参加。レンゲショウマやタマノカンザシが咲き始め、すっきり秋の花が楽しめるよう、まずはキョウガノコの切り戻しをやっていただきました。
花がら摘み

平行して女性陣にはメコノプシスの手入れを。昨年補植した株がほとんど越夏できず、株数が昨年秋に逆戻りしていてショックでした。一昨年は越夏率が88%、昨年が94%だったのに、今年はなんと59%まで下がってしまったのです。確かに暑い日が続いたのは確かだけど、うーーん。
メコノプシスの手入れ

傷んだ株を抜き、花茎も地際までカットして株回りを清掃し、肥料を与えておきました。冬までに株が充実してくれれば、今年は大株を株分けして開花率を上げようと思います。
メコノプシス

このエリアの横には、ケヤマハンノキが何本もあり、今年はハンノキハムシの大発生年で、すっかり丸坊主になっています。その分食べられた葉や糞が木の下に厚く堆積し、園路がべたべたになってしまいました。あまりに汚いので、ごしごしと掃除していくと、アスファルトの上なのに、既にミミズがうじゃうじゃ繁殖してすごいことに。自然が豊かなのも考えものですねぇ…(^^;)
落ち葉かき

ハンギングバスケット協会の展示

  • 2018.08.16 Thursday
  • 05:55
日本ハンギングバスケット協会北海道支部が、滝野公園で活動を始めて、そろそろ15年くらいになるのでしょうか?年々修景のレベルが高くなり、以前支部の会報に『ハンギングバスケットの聖地』誕生!なんて書いたこともありましたねぇ…(^^;)

東口に設置されたウェルカム花壇は、それぞれ東西に向いているので、午前中は東向き、午後からは西向きを使うと逆光にならないようになっています。来園する家族連れは、必ずといっていいほどここで写真を撮すことになりました。手入れのやりやすいコンテナが設置されているので、花ガラ取りや水やりも格段にやりやすくなったようです。
ウェルカム花壇

それらに挟まれた真ん中には、北海道命名150年記念のミニチュア庭園が。道庁赤れんが庁舎の精巧なミニチュアに、マスターのAさんが庭園を造ってくれました。こんなジャングルにしていいんかい?というくらい、もりもりと植物が植えられました〜(笑)
赤れんが庁舎

裏庭にはひっそりとたたずむ男女がいるけれど、いったいこれは誰なんでしょうね?今度聞いてみなくては。
裏庭

いつもハンギングが飾られるカントリーハウス横では、今年は石貼りテラスにコンテナが8セット飾られています。
カントリーハウス横

四角のコンテナを3個を組み合わせ、それぞれ製作者と使用植物リストが回覧されてきました。じっくり比較しながら見ていくと面白いですよ〜
コンテナ

ハンギングの方は、それぞれ違う内容で特徴あるものになっているけれど、例年貼り出される製作者や植物リストの表示がありません。なんでしょうね?
ハンギング

今年はさらに、中央口ゲートの回廊にもハンギングが飾られています。オープン当初はここにもハンギングバスケットが飾られていましたが、直射日光の照り返しが強く、環境条件が厳しすぎていつしか止めてしまいました。石貼りの柱があまりにも殺風景なので、北大の圃場からナツヅタの苗を集めて来ては、足元に植え込んでいきました。ようやくナツヅタが柱を包み込むようになったので、ハンギングバスケットも落ち着くようになったのです。こちらには製作者とテーマ、植栽植物リストがそれぞれ表示されています。
中央口

来年には、日本ハンギングバスケット協会の全国大会が、滝野公園で開かれます。前回開催が2008年7月だったので、ちょうど10年振りになるのですね。こちらも是非お楽しみに〜

霧雨の滝野公園

  • 2018.08.15 Wednesday
  • 05:43
ようやく干害から解放されたと思ったら、どこまで行っても傘マーク。お盆に合わせて、商店街などでは盆踊りなどのイベントが行われているのに、こんなに雨ではかわいそう… 昨日は滝野公園でしたが、例年滝野霊園帰りの家族連れで大賑わいするはずだったのに、連日の雨ですっかり肩すかし… なんとももったいないです。傘を差して早速園内に出ると、こもれびの庭ではレンゲショウマがいい感じで咲いて来ました。本当に、雨が似合う花だと思います。
レンゲショウマ

ヤマユリは、産地によって開花期が大きく違うようで、遅咲きのものが見ごろになっていました。鼻風邪で鼻が詰まっていても、この香りはつーんと鼻に突き刺さってきます。
ヤマユリ

そのすぐ前には、樹高が4mくらいになり、たくさんの花を咲かせているクサギがあります。これは家の近くにあるものからタネを取り、自宅で苗木を作っていたものを、10年くらい前にこっそりとここに植えておいたものです。ミヤマカラスアゲハが早速飛来してましたが、夏〜秋の見どころには最高の樹木です。
クサギ

メコノプシスの様子を見てびっくり。メインの植栽地が半分くらいツリフネソウに覆い尽くされて、メコノプシスの株が見えないくらいになっていたのです。このままではメコノプシスがすべて融けてしまうので、一刻も早く抜き取らなければなりません。
ツリフネソウ

ちょっと立ち止まると回りに蚊柱が立つほどなので、車に戻って蚊取り線香を用意し、作業モードに切り替えて抜き取っていきました。キツリフネが少し混じっていたけれど、大部分はツリフネソウで、大きなフゴにぎゅう詰めで山盛りになるほどの量でした。
除草

2週間前の前回確認した時には、まだそんなに大きくなっていなかったので、連日の雨を受けて急速に大きくなったようです。大きな株は根生葉がややモヤシになっていたものの、なんとか夏を越すことが出来そうですが、この時点で既に根生葉が融けてしまっているものは、夏を越すことが出来ません。最近は一年目の株が開花しても、ほとんどが夏を越していたので油断してしまいましたが、今年のように高温の期間が長く続くと、たちまち傷んでしまうようです。反省反省。
メコノプシスの様子

この時期唯一の見どころであるアナベルの丘に、今年初めて行ってみました。連日の雨を受けて、せっかく咲いた花が折れたり倒れたりと、花茎の弱さという弱点をさらけ出しておりました。やっぱりこの間に、ノリウツギ系の品種を植えていかなければ、本当の見どころにならないなぁ…と、改めて思ってしまいました。
アナベル

花人の隠れ家の方に下りていくと、四阿の屋根にオニユリの花が満開に。これもまきばのせせらぎにあった株からムカゴを集め、おまじないを唱えながら屋根の上に放り上げたものが定着したものです。こうしてみると、いろんな所でいたずらをやってきたものだなぁ…(^^;)
四阿の屋根

蒸し蒸し

  • 2018.08.11 Saturday
  • 05:51
一昨日から待望の雨が降ったものの、札幌ではその量はほんのわずか。もっと降ってくれないかなぁ…と思いながら滝野公園に向かって走ると、出がけには結構な雨降りだったのに、鱒見口に着いた頃にはほとんど上がってしまいました。一応カッパに長靴姿で園内のチェックを始めましたが、ムンムン蒸れ蒸れの暑さでした。平成の森のレンゲショウマがちらほら咲き始め。でもこんな天気では、カメラを持った方も誰一人寄りつきませんでした。
レンゲショウマ

ここ数年、ここのシラネアオイ群落では、結実してきた果実をエゾシカにすべて食い尽くされていました。このためタネが落ちて株元に子株が発生し、どんどん群落を大きくしてきたサイクルが断たれてしまい、群落の維持に黄色信号が灯っていたのです。ところが今年は全く被害がなし。シカって、そんなに気まぐれなんでしょうか?
シラネアオイ

すぐ隣のアジサイは、今まで食害なんてなかったのに、今年はきれいに頭を囓られていました。エゾアジサイにはほとんど被害がなく、アジサイばかり食べるというのもなぁ…?
アジサイ

かつての渓流ゾーンでは、園路脇にかなり豊かな自然が残されており、自然観察会をやってもとても楽しかったのが、今は全く単調になり、アキタブキとウマノミツバ、オオバコなど少数の草種に占拠されてしまっています。多分夏の生育期に、草刈りを続けたのが原因ですが、もう元には戻すことができないでしょう。そんな中、クサレダマが一群かろうじて咲いているところがあります。こういう見どころが、少しでも回復してくれればいいのですが。
クサレダマ

昼近くになると、雨は完全に上がって晴れ間が見えてきました。予報では夕方からまた雨模様になるとのことなので、なんとかそれに期待するしかないとあきらめました。
雨が上がる

午後からはボランティアのみなさんが作業をやってくれるので、手の回りそうもないところだけ、一人で片付けることに。ミズバショウの群落のある湿地の両側は、ほとんどスゲに覆われているのですが、その中にかなりの数のオオアワダチソウが侵入しているのです。これまで何回も抜き取りをやって来たのですが、なかなか徹底できてなかったので、今回はじっくりと何度も往復しながら、ランナーをちぎらないようにていねいに抜き取っていきました。来年もう一度これをやれば、ほぼ根絶できそうです。
オオアワダチソウ抜き取り

午後からは、私含めて7名で、昨年から続けているカタクリエリアの植生管理。抜き取るもの残すものをしっかり見極めていくので、こういった作業は業者さんには任せられないのです。蒸し暑い悪条件の中、みなさんの力強い手であっという間にきれいになっていきました。
カタクリエリア

最後にレンゲショウマのエリアで、最近増えてきているヤブマメの抜き取りを。これは根気よく続けるしかないので、しばし根比べが続きます。
レンゲショウマエリア

夜半には雷が鳴って、かなりの雨降りになり、今朝までに32mmの降水がありました。昨日は土の表面しか濡れていなかったけれど、これで芯までしっかりしみ込んでくれたかな。ようやく一安心できました。

夏休みモード

  • 2018.08.01 Wednesday
  • 06:03
この時期の滝野公園は、完全に夏休みモード。この暑さではのんびり花を見る気にもならないですからね… 体調が万全ではないので、カントリーの仕事は午前中で済ませようと、むわっと暑い園内に出ると、作業員のみなさんはこの暑さの中でも黙々と作業をやっておりました。今年のコスモスは、きっと例年になくきれいに咲いてくれるでしょう。
コスモス畑

真っ先に向かったのはラベンダーのところ。前回ここですったもんだしたのは、何列かずつ異なっているはずの品種が、どれも同じ花を咲かせていたので、ラベル管理を疑ってしまったのです。植え替えた時の写真や図面と照合した上で、あくまで今年の花の咲き方が異常だということになりました。本当に不思議なことが起きるものです。
ラベンダー

今年出回った、画期的に多花性のヒマワリである‘サンフィニティ’。いろんなところに試験的に植えられているのが、どれだけ咲き続けてくれるのか?本当に興味津々です。ここに来てようやくヒマワリらしい生育ぶりを示してきました。開花はお盆前になりそうだけど、次回に来るのが楽しみです〜
サンフィニティ

庭木担当が、果樹や花木類の剪定をほぼマスターしてくれたので、それぞれが安定して花を咲かせ、実物も実付きがよくなりました。ノリウツギの剪定なんて、昔は誰もやってくれませんでしたから。
ノリウツギ

ジューンベリーの実が、木に着いたまま干しぶどうのように水分が抜けてきて、今ジャムにすればいいジャムになりそう。グスベリだって、剪定されずにいじけていたものを、毎年ちゃんと枝をすかしながら剪定を続けた結果、とっても甘い実が鈴生りに。これまであまりいい印象を持っていなかったけれど、これはいいジャムになりそうです。
グスベリ

木陰に入ると少し暑さが和らぐものの、風がないので暑さにはあまり変わりありません。ブラジル原産のグンネラは、故郷を思い出しているかもしれません。今年は根のところを少しいじり、横を流れるせせらぎの水が根のところに常時しみ込むようにしてあります。そのせいか、今年は一段と葉が大きくなり、1.5mほどになりました。目標2mなので、来年には届くかな?
グンネラ

この時期は園内の見どころも少なくなり、まとまって見られるのはアナベルの丘くらい。西日は当たるし坂がきついので、この時期高齢者をご案内するのは気が引けてしまいます。
アナベル

午後からは渓流ゾーンでの仕事。木陰だと涼しいのかと思いきや、風が全くないので、むわっと熱気に包まれてました。貸し自転車があるので、利用者がちらほらいる程度で、本当に利用する人がいなくなってしまいました。数年前の豪雨災害で、甚大な被害が発生しましたが、その復旧に際しては、これまでのように川で水遊びをすることができなくなるような工法が取られてしまいました。このため、川に入れるのは、末端の50mだけとなってしまったのです。ここで数家族が川遊びをしていましたが、昔の賑わいを知る者にとっては、寂しい限りです…
厚別川

橋のたもとの温度計を見ると、33.7〜9℃をいったり来たり。どうりで暑いはずです。町中と暑さは変わらなくなってしまったのですね。病み上がりの体にはとてもこたえるので、早くふつーの夏に戻ってほしいです〜
温度計

滝野の花たち

  • 2018.07.19 Thursday
  • 05:58
この時期の滝野公園は、ちょっと目玉不足。メコノプシスは終わってしまったし、ラベンダーは咲き始めているけれど、まだ更新中なので迫力に欠けています。それを補ってくれているのが、花のまきばの真ん中に造られた「天の川ガーデン」でしょう。夕方ようやくたどり着いたところで、ちょっとドタバタがあり、写真を撮し忘れてしまいましたが…(^^;) この時期たくさん訪れている台湾からのお客さんたちも、わいわいと写真を撮しております。(その様子は次回に紹介させて下さい…m(__)m)

花のテラスから花人の隠れ家に抜ける園路は、本来「クレマチスの小径」としていたのですが、どうにもクレマチスが育ってくれません。担当するコテージGが、いろんな土壌改良をやってもだめなので、今年は鉢植えにしてそれを埋め込む方式にしていました。今年の雨の多い天気も幸いし、これまでになくたくさんの花が咲いています。間もなくアナベルなど、アメリカアジサイ類も咲いてくるので、ガイドのみなさんも堂々と案内できそうです。
クレマチス

花人の隠れ家には、誰が植えたのかが分からないバイカウツギが。昨年あたりからようやく花が咲いてきたら、‘ベル・エトワール’(Philadelphus 'Belle Etoile')らしい底紅の花でした。まだ1mくらいなので、雪折れしないよう大切に育てていかなければ。
ベルエトワール

ドライウォールでは、ロックローズ‘アマビレ・プレヌム’(Helianthemum ‘Amabile Plenum’)が咲いて来ました。オープン時には4種入れたのですが、いまはこれと濃いオレンジの‘ブロンゼ・テピッヒ’の2種のみが生き残っています。このような乾燥する場所には最適な植物です。
アマビレプレヌム

収穫の谷では、ジューンベリーがたわわに実っていました。ブルーベリーが、枝の更新のためほとんどお休みになり、その代わりにジューンベリーがたくさんの実を付けてくれたようです。今年はシナノキも異常なくらいの花着きだし、樹木の花着き実着きはとてもいいようです。
ジューンベリー

ヘーゼルナッツも、剪定の工夫を続けて四年目になり、ようやくたくさんの実を着けるようになりました。今年の秋には、煎ってナッツを食べようともくろんでいます。
ヘーゼルナッツ

水の広場のボーダーは、夏花に花が移ってきており、ヘレニウムやアストランチアなどと共に、ヘリオプシスの‘旭’が咲いて来ていました。市場では「姫ヒマワリ」として流通しているのは、この花の作出者である陽殖園の武市さんが、キクイモモドキの品種であることをガンと認めないことも影響しているのかも…(^^;)
旭

そのあと花のまきばを通って、東口に戻ってきたのは5時近く。少し薄暗くなっていました。パンジー・ビオラ類がなくなって寂しかった広場に、どぉ〜んと見事な撮影スポットが出現していたのです。朝からバタバタしていてよく見ていなかったけれど、よ〜く見るとすごく手の込んだ細工が施されていました。TAKINOPARKの文字の回りは、コンパネをジグソーで細かく切り抜いており、このまま取っておきたいくらい。日本ハンギングバスケット協会北海道支部による作品です。
撮影台

両側に台が向い合っているので、撮影時に逆光にならないようになっており、真ん中にはなんと、道庁赤れんが庁舎のミニチュアが。一応『北海道命名150年事業』に協賛しているようです。今はまだ回りが殺風景だけど、これから庁舎の周りにガーデンを造成していくのだそうです。これは見逃せませんねぇ。
赤れんが庁舎

現在はまだ造成工事の真っ最中。土木的な造成が片付き次第、造園工事や植栽が入っていくそうです。担当するAさん、がんばって下さいね〜
土木工事

雨の恩恵

  • 2018.07.18 Wednesday
  • 06:01
昨日は滝野公園。久しぶりにお日様が出て、ちょっと蒸し暑く感じましたが、それでも23℃前後なので、本州の方には申し訳ないくらい。午前中にボランティアの作業があるので現場を確認に行く途中、まずは一番近いくらしの花園を覗いてみました。昨年リニューアルしてすべて植え替えたので、今年はその成果がはっきりと分かる年となり、生育ぶりが気になっていたのです。中に入ってびっくり。植えられた植物がすべてもりもりとよく育ち、想定の倍くらい大きく育っているものも。ラベルも充実させたので、とても人気が出て嬉しい限りです。
くらしの花園

花のテラスへの小径も、かつてはリーガルリリーやデルフィニウム、ムラサキセンダイハギなど、いろんなものを植えてきたのですが、ブッドレアとノリウツギの品種ものをメインにして、足元にネペタ‘シックスヒルズジャイアント’を植えてようやく落ち着きました。ネペタは雨ばかりの時に満開になり、今年はもったいなかったですが、切り戻してもう一度咲いてもらいます。
ネペタ

一番気になるメコノプシスのところに行くと、花がまだ数輪咲いていました。なによりびっくりしたのが、その根生葉の大きさと枚数です。低い気温のまま雨がたくさん降ったので、メコノプシスにとっては最高のシーズンになったようです。最近は夏越し率も9割を超えており、これだけ根生葉が付けば、しっかりと夏を越してくれそうです。
メコノプシス

もう一箇所、昨年秋に導入したヤマアジサイを見に行くと、既に花が咲いている株が。焼き鳥の串のような茎しかなくて、花が咲くのに2、3年かかるかなぁ…と思っていたのに、嬉しい誤算です。この天気は、アジサイ類にとっても大いに味方してくれたようです。新たに30品種導入したので、これからの季節の魅力になってくれるでしょう。
ヤマアジサイ

ボランティアの作業は、だいたいメンバーが固定されてきていたのですが、昨日は初めての方の参加もあり、私を入れて10名での作業に。こもれびの庭へのアプローチには、先月植えた苗がしっかりと活着し、既にたくさんの花を咲かせてきていました。多花性のゲラニウム‘ロザンヌ’と、ガウラですから、秋までずっと楽しめるはずです。
アプローチ

ここには4年くらい前に、北大からギボウシの‘トクダマ’を持ってきてました。ようやくその株がしっかり根を張り、今年初めてたくさんの花を咲かせてくれたのです。ネットで調べても、こんなに花茎もコンパクトになるトクダマは見当たらないので、ちょっと困っています。昔からこれはトクダマとして教えられていたので…(^^;)
トクダマ

レンゲショウマも、たっぷり水分を吸って生き生きして、たくさんの花茎を伸ばしています。強光線に弱いので、本当に今年の天候に恵まれました。半月くらいすれば、たくさんのカメラマンが押しかけてくることでしょう。草ボウボウだった階段も、きれいに除草しておきました。
レンゲショウマ

10人いると、いろいろ手分けして作業が進められるし、みなさん慣れているのでどんどんきれいになっていきました。アジサイのコーナーは、今年もさらにリニューアルをかけていくので、さらに魅力アップを図っていきたいです。
こもれびの庭

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