滝野公園の見どころ

  • 2019.08.16 Friday
  • 05:39
滝野公園は隣が大霊園だし、里塚からも近いことから、お盆の時期はかなりの人出があることでしょう。台風の影響もどんどん小さくなっているので、そんなにひどいことにはならなさそうでなによりです。家族連れで来ることから、花を見て歩く人はあまりいないけれど、あちこちでスタンプラリーをやっているので、ぞろぞろ歩いている人が結構います。せっかくですので、いろんな見どころを見ていただきたいです。
アート

カントリーハウス周辺で行われている「滝野アートロード みんなde〜Loveアート〜」では、ベンチの背景にユニークなアート作品が並んでいます。アーティスト2名と札幌市立大学、藻岩高校の学生さん達の作品です。みんなで座って記念写真を撮しておりました。
ハート

カントリーハウス前の花車は、幻のハンギングバスケット協会全国マスター会のために造られた花壇。植えられて一ヶ月以上経って、株がしっかりと根付き、とてもいい雰囲気をつくっています。ちゃんと花の中に入って写真が撮せるようになっていますので、4〜5人なら大丈夫です。
花車

パレット花壇のダリアも、例年より早く花が次々と咲き始めました。台風で倒れては大変と、全部の株に支柱を立てていたので、霜の下りるまで楽しめることでしょう。
パレット花壇

花人の隠れ家の上の四阿(あずまや)には、次々と子供たちが集まってくると思ったら、ここがスタンプラリーのポイントになっていたのです。屋根の上ではオニユリが満開になり、ミヤマカラスアゲハがたくさん舞ってました。子どもの頃に抜けた歯を念仏唱えながら屋根にほうり上げたことを思い出し、同じようにムカゴをたくさん投げておいたのが、こんなに大きくなりました。
四阿の屋根

こもれびの庭の花壇では、ヤマユリがちょうど満開になっています。少しずつウイルスに冒されて小さくなってきたので、今年が最後かなぁ… すぐ横ではレンゲショウマやキレンゲショウマも咲いて来ているので、これからカメラマンがたくさんやって来そうです。
ヤマユリ

花のテラスからブッドレアの列植の横を通っていくと、ハーブ類をまとめて植えているくらしの花園に行き着きます。カントリーハウスの屋上なので、レイズドベッドになっており、3年前に全面リニューアルしたので、植物たちも生き生きしています。すべてのハーブ類に利用方法等を記したラベルが付いているので、じっくり見ていただけるようになりました。
くらしの花園

まきばの方は、コスモスが咲いてくるまでは、天の川ガーデンとヒマワリが見どころになっています。今年初めて導入された‘サンビリーバブル’というヒマワリは、‘サンフィニティ’が百輪咲きなら、こちらは千輪咲きを売り物にしており、草姿がヒマワリらしくはないけれど、こういう植え方なら十分楽しめそう。植栽密度をもっと下げて株を大きく張らせれば、よりたくさんの花を楽しめそうです。
ヒマワリ

昨日から余市の娘と孫3号が帰省し、昨日は2号が、今日は1号と4号がやってきます。今日は雨が降り始めたので外遊びができないけれど、家の中はとっても賑やかになりそうです〜

お盆モード

  • 2019.08.14 Wednesday
  • 05:42
今年のお盆は、週の真ん中に挟まっているので、あまりピンときませんが、孫達が次々とやってくるので、それに合わせて休みを取ることになりそうです。昨日は滝野公園。隣に霊園があるので、お盆渋滞にあわないようにと早めに着いたら、ゲート前にパトカーが止まっていたので、またクマかっ!と緊張しましたが、ケート前で車同士がぶつかったらしく、その事故処理でした。びっくりしたなぁ…
作業がない日には、自分のペースでじっくり見て歩けるので、わりとのんびり仕事が出来ます。ブッドレアが咲いて来ていたけれど、今年は花房が少し小さいような。あまりの乾燥で少しいじけたのかもしれません。たくさんの蝶が集まってくるので、このエリアをもっと広げ、バタフライガーデンにしようと考えています。
ブッドレア

現在ブッドレアが植えられているすぐ横の荒れ地を整理し、ここに蝶の大好きなクサギとブッドレアをまとめて植えるのです。成長が早いので、再来年には新しい見どころになってくれるかな。いろいろ調べていたら、この荒れ地にはあちこちにネジバナの花が。誰も気付かないけれど、本当にかわいい花です。
ネジバナ

グンネラがそろそろ最大サイズになったかな?と見に行ったら、一番大きな葉が折れていました。付根からだとちょうど2mくらいあったので、園内最大の葉であるタラノキの葉と比べてみました。確かにグンネラは「地上最大の葉」といわれるだけあって大きいけれど、ラワンブキだって負けないくらいのサイズではないかと。実はカントリーガーデンがオープンした20年前に、巨大なプランターにラワンブキを植えたけれど、普通のアキタブキくらいにしかならず、結局やめてしまったことがありました。あれはあそこの環境でなければ、巨大なフキにならないようです。
グンネラ

6月初めに挿し木したワインブドウは、2本だけ芽が出ませんでしたが、残りの13本は無事に活着して芽を伸ばし始めました。うまくいけば再来年には実が成ってくれるでしょう。
ワインブドウ

天の川ガーデンに行くと、左のフレンチマリーゴールドの花が咲き終わり、軽く刈り込まれたような状態に。サルビアがずいぶんと狭いなぁとよく見ると、マリーの茎が倒れてサルビアに覆い被さっており、ここでしっかり切り戻さないと蒸れてひどいことになってしまいます。
天の川ガーデン

こういうのは口で言っても分からないので、実際に形を残しておくのが一番です。今年買い換えたノコ鎌は抜群によく切れるので、半分くらいにザクザクと切り戻し、サルビアに載っかっているのもきれいに剥ぎ取りました。赤い線が境界線で、手前だけ剥ぎ取っているのがよく分かります。半月もするとまた元気に咲いてくるので、しっかり秋の見どころになってもらわなくてはなりません。
切り戻し

雨上がりの作業

  • 2019.08.10 Saturday
  • 05:47
道北にはかなりの雨が降り、各地で被害も出たようですが、札幌の降水量は2日合わせて34.5mmなので、全然物足りませんでした。とりあえず危機的な状態からは脱することができたと思ったら、昨夜から再び雨が降り始め、さらに20mmほど降ったようです。
昨日事務所を出た時はまだかなりの雨降りだったけれど、滝野公園に着く頃には雨も上がってました。渓流ゾーンの現場だったので、鱒見口から入り、さっそくレンゲショウマのところへ。相前後して入園したおばさんが、カメラ片手にさっそく写真を撮してました。先週来た時にはまだほとんど咲いてなかったので、雨上がりを狙って飛んできたとか。
レンゲショウマ

ハナショウブ池の回りには、タチギボウシがどんどん増えて今を盛りに花を咲かせていました。ここのギボウシは「ムラサキギボウシ」の別名の通り、本当に紫の色が濃くて見事です。実生で増えているものも色が濃いので、よほどいい形質を持っているのでしょう。
タチギボウシ

シラネアオイの果実は、ここ数年多分シカによる食害のため、毎年なくなってしまっていたけれど、今年は今のところ大丈夫な様子。タネによる再生産は、株の維持には大切です。
シラネアオイ

幹線園路のすぐ脇に、クサレダマ(Lysimachia vulgaris var. davurica)が一群残されていて、今年もちゃんと花を咲かせてくれました。昔はこのあたりの園路脇にはたくさんの野草が生えていたけれど、下手くそな草刈りのためにみんな刈り取られてなくなってしまいました。選択除草なんて面倒な作業は、今の公園管理ではもう求められないのです。これはしっかりマーキングして残すように厳命していたので、かろうじて残っているのです。
クサレダマ

そのすぐ脇には、イヌガンソク(Pentarhizidium orientale)が数株大きな葉を広げています。この株は直径が2mになったので、かなりの存在感が出てきました。もう一回り大きく、直径3mを目指して大切に育てていきたいです。
イヌガンソク

ボランティアの作業にはいつものメンバーが参加して、さっそくレンゲショウマエリアの除草を行いました。ヨツバヒヨドリやエゾゴマナなどの高茎草本は、レンゲショウマを被圧するし、景観的にもすっきりさせたいので、ここでは抜き取っているのです。
抜き取り作業

渓流ゾーンは無料エリアなので、年々管理経費が削減され、園路脇の草刈りすらほとんどできなくなってしまいました。マダニの心配もあるし、あまりにひどいところだけでも刈り取っておこうと、階段周辺のササ刈りをやっておきました。ここはよくヘビの出るところなので、できるだけ見通しをよくしておきたいのです…(^^;)
草刈り

雨上がりでもヤブ蚊がほとんど出ず、気温も低かったので、気持ちよく作業ができました。レンゲショウマは人気が高いので、来週からはたくさんの方が訪れることでしょう。参加いただいたみなさんお疲れさまでした〜
刈り取り前 刈り取り後

夏の見どころ

  • 2019.08.01 Thursday
  • 05:51
札幌は、とうとう新記録となる三夜連続での熱帯夜。初日の27.4℃は日最低気温の新記録だそうで、さすがに初日は寝苦しかったけれど、昨日今日は疲れていたこともあり、爆睡して気になりませんでした。朝もしっかり走ってきてたっぷり汗をかくと、却って暑さは気にならなくなります。しかし毛皮を着ているこまめは気の毒…(>_<) ちょっと歩いてはくたぁ…と横たわり、なんともやるせない表情で訴えてきます。せめて夜だけでも涼しくならないかなぁ…

滝野公園は、約一ヶ月近く休園していた間に、ラベンダーは誰にも見られることなく、今年の花を終えていました。来週から刈り取りに入るので、業者と刈り方の確認をしていきました。品種を一つずつ見て、株の大きさによって刈り高を変えたりしているのですが、今年は肝心の新芽の伸びがほとんどなく、かなり危機的な状態であることが分かりました。花後の刈り取りによって新芽が分岐し、秋までに一回りも二回りも株が大きくなっていくのです。ところが今年の少雨による異常乾燥で、新芽の伸びがほとんどなく、このままでは株の太りようがありません。びっくりだけど、これは困りました。
ラベンダー

休園中も、花畑に植えられていた花苗はすくすくと育っており、夏の目玉である「天の川ガーデン」は順調に花が咲いてきていました。左のマリーゴールドと真ん中のサルビア‘ミスティック スパイヤーズ ブルー’は昨年と同じですが、右側はニコチアナ+ジニアからヒマワリ‘サンフィニティ’に替わっています。
天の川ガーデン

このサルビアの濃い紫は本当に素晴らしく、株の大きさもブルーサルビアは倍以上あるでしょう。ヒマワリの花が大柄なので、組み合わせとして適当なのか、今後の生育を見ていきたいところです。
サルビア

一つ下の畑では、昨年‘サンフィニティ’の試作をしたところですが、天の川ガーデンに「出世」したので、その代わりに別の会社から売り出されたヒマワリ‘サンビリーバブル’というものが試作されています。こちらは茎が立たずに地面を這う感じで、花もやや小さく芯が茶色なため、まるでルドベキアの花みたいです。千輪咲きが謳い文句だけれど、どんな評価になるか、今後の生育を見ていきたいところです。
さビリーバブル

花のテラスから花人の隠れ家に向かう回廊では、クレマチスに替わってアメリカアジサイが咲いてきました。灌水をしていなかったようで、花のサイズが一回りも小さく、‘アナベル’と‘インビンシベル スピリット’のサイズがあまり変わらないようです。これなら雨が降っても倒れる心配がないかもしれません。
回廊

大雪森のガーデンでも今年アナベルを植えているので、あまり足を向けない「アナベルの丘」に行ってみると、ちょうど咲き揃ったというところでした。これを楽しみにしている方が多いようで、「これを見たくて何度も電話していたけれど、なかなか開園されないので気が気じゃなかった。まだ見ごろでよかった〜」というおじさんが来ておりました〜
アナベルの丘

ここはかなりの勾配がある斜面なので、下からみると広がりがよく見えません。ここはやっぱり上からの眺めがよさそうだけど、上川はどんな具合になるでしょうか?
下から

カントリーハウス周りのベンチにコンパネが立てられ、いろいろと絵を描いていました。スタッフに聞いてみると、カントリーハウス付近をアートで彩るイベントの一つで、「みんなde〜Loveアート」というものだとか。ここは例として事前に描いてあり、左側は藻岩高校の美術部、右側はプロのイラストレーター?のようです。3日と4日はみんなで自由に書き込むことができるそうです。
ペイント

この時期の滝野公園は、子供連れで遊びに来るイメージがありますが、花もたくさんの見どころがあります。この猛暑もそろそろ一段落のようなので、ぜひご覧になって下さいね〜

真夏日の作業

  • 2019.07.31 Wednesday
  • 05:41
7月も終わりなので暑くなるのは当たり前としても、こんなに夜温が高いのは辛いです。事務所から帰る時に車の温度計を見ていると、だいたい3℃の違いがあるので、まだ我が家はしのぎやすいのかもしれませんが、昨日記録した札幌での最低気温は、史上最も高かったという記録的な寝苦しさ。それでも夜中に起き出して窓を全開にして、ようやく一息つきました。今朝は少し風があったのでそれほどにも感じませんでしたが、週末までこんな天気が続くのでしょうか…(>_<)

29日から無事に再開できた滝野公園。5日に追い出されてから25日振りに正式に入園しました。8時半に着いた時には既に29.9℃を示していた温度計は、昼過ぎには31℃を越えていきました。それでもたくさんの来園者で賑わい、ホッとしました。
温度計

4週間遅れになってしまった作業日だったので、久しぶりにこもれびの庭に下見に行くと、ゲラニウム‘ロザンヌ’が多少徒長気味ながら、たくさんの花を咲かせていました。ガウラ、ホスタ、フウチソウとの組み合わせにしているのです。
あぷろーち

こんな暑さにもかかわらず、7名ものボランティアが参加され、さっそくガウラの補植から行いました。もっと涼しい時期に植え込む予定だったので、これからの水やりなどケアが大変です。
補植

メコノプシスは、ちょうど花が終わる時だったのでよかったのですが、そのまま放置されていたので、久しぶりに見に来てびっくり。ツリフネソウとキツリフネ、あるいはノゲシやタチカタバミなどの雑草などが繁茂し、メコノプシスの葉が見えなくなっていたのです。Kさんに慎重に抜き取りをお願いしました。
メコノプシスの除草

作業のメインは、メコノプシスの左側に何も植えられていない区画があるため、ここに補植をすることにしたのです。以前植えていたものが衰退して、雑草だらけになっていました。
補植

高茎のカリガネソウとタリクトルム・デラワイーは元気に残っているものの、足元が寂しかったので、ペルシカリアやアスチルベ、ダルメラ、カラミンタなどを補植しました。今年は株をしっかり育てて、来年楽しめるようにしたいものです。
完了

直射日光の当たらないこもれびの庭でも、汗が滝のように流れ落ちて、みなさん上着は汗でぐっしょり。一段落した時に合わせるかのように、ガイドが給水に来てくれました。本当にありがたい心遣いです。
給水タイム

まだ少し時間があったので、エリア内の花がら摘みや除草など、一月間放置されていたエリア内をすっきり片付けて作業を終わりました。暑い中、本当に本当にお疲れさまでした。
掃除

滝野公園 開園へ!

  • 2019.07.28 Sunday
  • 05:56
5日より緊急閉園となっていた滝野公園は、24日振りにようやく開園できる見通しになってきました。今日までに安全確認が完了すれば、明日からようやく再開園となります。ベアドッグという、クマを探知し、しっかりと追い払う特殊能力のある犬を導入して、園内にクマが潜んでいないか、この暑さの中がんばってくれているようです。
プレスリリース

朝日新聞の記事によると、最初に撮影された親子グマは、やはり母グマがフェンスをよじ登って内部に侵入し、子グマは外に取り残されてしまったけれど、必死で穴を掘って中に逃げ込んだとのこと。必死になるとこのくらいのことはできてしまうのですねぇ。
朝日記事
 (朝日新聞DEGITAL より拝借…m(__)m)

この写真が公開された時に、どう見ても親子がフェンスに隔てられていると思ったのは、やはり正解でした。フェンスの向こうから、おかあさぁん!と見つめている子グマの必死さが伝わってきたのです。
クマの親子

導入されたベアドッグは、長野県軽井沢のNPOが連れてきたとのことですが、写真を見るとずいぶんとかわいい犬なのでびっくり。カラフト犬のようないかつい犬を想像していたのです。
ベアドッグ

この犬がどんな特殊な犬なのか、調べて見るとやはり朝日新聞の昨年の記事に、このタマちゃんが六匹もの子犬を産んだという記事を見つけました。フィンランドのカレリア地方で使われている特殊な犬で、我が国にはタマちゃん一家しかいない貴重な犬のようです。
タマ
 (朝日新聞DEGITAL より拝借…m(__)m)

滝野の森の中だと、少しは涼しいかもしれませんが、この暑さの中、一所懸命にクマさがしをしてくれているタマちゃんには本当に感謝です。明日から無事に開園できますように〜

人気のない滝野公園

  • 2019.07.18 Thursday
  • 05:44
滝野公園は、クマの親子の侵入のため、無期限の閉園に追い込まれてしまいました。植物管理は閉園中も続けなければならず、いつ開園になってもいいように、芝刈りや灌水、植え込みなどは引き続き行われています。しかし、いざという時には逃げ込めるよう、すぐ脇にトラックや自家用車を横付けしての作業となっておりました。
ゲート

ちょうどラベンダーが満開になっているので、その確認をしなければならないけれど、単独での作業が認められないので、スタッフの空いている時に合わせて一緒に回ることにしました。ネペタは既に刈り込まれていて、その代わりにサルビア‘ミスティック・スパイヤーズブルー’の花が次々と上がってきました。左側のマリーゴールドもチラチラ花が咲いてきて、右側のヒマワリ‘サンフィニティ’も地面が見えないほどの株張りになってきたので、8月9月の準備はバッチリでしょう。
サルビア

植え替えを進めてきたラベンダーも、ようやく株が張ってきて、来年にはいい感じのラベンダー畑になりそうです。でも、手前から‘アロマティコ’、‘フラノブルー’、‘バイオレットメモリー’と植えてあり、それぞれ異なった姿なので簡単に見分けられると思いきや、みんな同じ開花期、花型、花色になってしまっているのはなぜ??不思議です。
ラベンダー

96年の‘みどりの愛護のつどい’の会場を飾った、ヒドコートの実生を集めたミックス株も、20年以上経って傷みは目立つものの、まだまだきれいな花を咲かせています。あと5年くらいはもちそうです。
実生株

まきばの西側に植えられている‘濃紫早咲き3号’と‘ヒドコート’らしき株は、どちらも早生なのでちょうど満開になり、濃いブルーのカーペットを作っていました。これを誰にも見せられないなんて…本当に悲しくなってしまいます。
濃紫早咲き

収穫の谷の‘バイオレットメモリー’は、古株を手前に寄せて、奥に新しい株を植えてきてます。かなり段差がなくなってきたので、来年からはいい状態でお迎えできそうです。
バイオレットメモリー

せっかく「全国マスター会」の会場を飾っていたハンギングバスケットも、誰にも見ていただけないまま、寂しく飾られています。水やりだけはやっているものの、手入れをやれないので、支部のみなさんに声をかけて来ていただくことに。クマの親子もこれを見に来ることはないでしょう。
ハンギングバスケット

ウェルカム花壇の傾斜コンテナに植えられた草花も、すっかり根が張って見事な株に育ってきています。開園になった時には、ここに親子のクマのぬいぐるみを置いておき、みんなで頭を叩けるようにすれば?と提案しておきました。
ウェルカム

植物管理は万全の体制で管理を続けておりますので、一日も早く再開できるよう、万全の手立てを尽くしていただきたいです。一日も早く吉報がくることを祈っています。

森のクマさん散歩中

  • 2019.07.11 Thursday
  • 05:57
5日に緊急閉園になってしまった滝野公園。当分開園は無理なので、来週予定していたボランティアの作業も中止の連絡をしました。最低限私の仕事くらいはできるのかと問い合わせてみると、単独行動は禁止されているので難しいとのこと。センター職員に立ち会ってもらう必要があるものだけ、来週やることになりそうです。せっかくラベンダーも見ごろになっているし、週末は三連休の稼ぎ時。なんともお騒がせなクマさんです。

HP

ところでクマさんはその後どうなっているの?と聞いたら、ちょっと面倒なことになってしまったんですよ…と言葉を濁してしまいました。何かあったな?と夕方札幌開発建設部のプレスリリースを確認してみると、ちゃんと公開されていました。かなり内部までクマさんの痕跡が見つかっていたのです。

プレスリリース

園内にはたくさんのセンサー付きカメラを設置して、毎日それを回収してデータの確認を行っています。その中に、前日9日の夕方、園の真ん中あたりの園路際に設置したカメラに、なんとクマの親子が写っていたのです。親だけが内部に侵入して子グマが外に取り残されたのかと思ったら、なんと親子で侵入していたのです。

発見地点

これならフェンスの下にトンネルを掘ったか、柵にすき間が出来てしまう河川部分から侵入した可能性が。親子でのんきに散策している様子はかわいいけれど、なんとも面倒なことになってしまいました。駆除する訳にも行かないし、勢子で追い出すこともできないなら、箱わなで親子共々捕まえるしか方法ないのでは…

散歩中

いずれにせよこれは長期戦になってしまうでしょう。夏休みのかき入れ時に閉園とは…(>_<)
一日も早く開園できるよう、がんばってほしいです〜

涙の全国マスター会

  • 2019.07.06 Saturday
  • 06:15
昨日は日本ハンギングバスケット協会の全国マスター会。私は午前中に、協会の理事たちに対して園内ガイドを頼まれたので、いつものように早く園内に入りました。まずはメコノプシスのところに行き、最後の花がなんとか残っているのを確認。会の終了後には、全国から参加されたマスター達をご案内しなければならないので、これが一番気になっていたのです。数は少ないけれど、これならご満足いただけそうでホッとしました。
メコノプシス

会場のセッティングも終わり、東口では受付もスタンバイして準備万端。道内のマスターは、この時間からチラチラと集まり初め、園内を見て歩いてましたが、全国からやってくるみなさんは、新千歳空港に集まってバス3台に乗り、昼前に来園する予定になっていました。
受付

会の理事達は前日に北海道に入っていたので、10時から園内のガイドを行いました。みなさん専門家だけに、いろいろと質問も多く、楽しくご案内できました。午後からこのコースを45分で案内するのは大変かなぁ…と思っていたのです。
ガイド

とりあえず東口に戻り、みなさんで記念写真を撮して準備万端。あとは本体がやってくるのを待つばかりでしたが、この時にスタッフが走り回って不穏に動きに。ちらと聞いてみると、監視カメラにクマが写っていたとか…(>_<)
記念写真

まずは現地確認を行うので、口外無用で待機して下さいとのこと。用意されていたお弁当を控え室で食べて、みなさんと懇談していたのです。そこに支部長が駆け込んできて、「園内にクマが侵入したので緊急閉園に。まもなく総員退去となり、大会も中止になりました!」それからが大変。みんなで会場を片付け、すべての荷物を運び出さなければなりません。さいわい夜の懇親会をやるホテルで、その前に講演会などをやる時間を設定してくれることになったのです。恵庭の3人も、幻になったこの会場での記念に写真を撮しておきました。
幻の講演会

道内のマスター達が、この日のために一所懸命作ってきた花壇やハンギングバスケットも、全国からやってくるマスター達にご覧に入れることがかなわず、悔しさを抑えて記録を残しておくことに。
道内マスター

監視カメラに写っていたクマは親子で、どうも親グマがフェンスを乗り越えたか穴を掘って園内に侵入し、子グマがおかぁちゃん〜と取り残されたのかもしれません。これをどうやって外に追い出すのでしょうか… いずれにせよ、しばらくは閉園になってしまいます…(T_T)
熊

夕方から市内のホテルで短縮化されたものの、一通りマスター会のプログラムをこなすことができました。会場の風景を先日からすべて記録していたので、懇親会が始まる前にみなさんに見ていただき、少しは雰囲気を感じていただくこともできました。
再開

懇親会も無事終了。この日のために大変な苦労をされたマスターさん達が、最後にステージに上がって記念写真を。残念なことになってしまったものの、ここまでやりきった努力はいろんなところでまた力を発揮してくれることでしょう。本当にお疲れさまでした〜
お疲れさま

花でお出迎え

  • 2019.07.03 Wednesday
  • 05:43
昨日は滝野公園。仕事もあるけれど、3日後に迫った日本ハンギングバスケット協会の全国大会では、全国から集まる150名ものマスター達をお迎えしなければならないので、受け入れ体制やガイドコースの確認を。東口の広場では、ピアノを挟んで昨年と同じ記念撮影のステージができていました。このところ、あまりカンカン照りになっていないのが幸いし、とても生きがよかったです。
お立ち台

東口休憩所の中庭では、道内のマスター達の作品がずらりと飾られ、全国のマスター達を迎える準備が出来ていました。こんなハンギングが2ヶ月も維持できると聞いたら、みなさんびっくりすることでしょう。真ん中の植えますに植えられているのはアオダモの株立です。10年くらい前に、業界団体の記念植樹をしたいとの申し出がありました。ちょうどここが空いていたので、すかさずアオダモの株立をお願いして植えていただいたのです。足元のホスタはボランティアのみなさんに植えていただき、すっかり落ち着いていい雰囲気を作ってくれています。
ハンギングバスケット

カントリーハウスの真ん前には、滝野公園のガイドもやっているマスター達の力作で、大きな花車の寄せ植えが設けられています。今までに作られた花壇の中では最大規模で、植物が育つに連れて変化していきそうです。
花車

いつもマスター達のハンギングが飾られるカントリーハウスの西側には、大きなラウンドのハンギングが、ずらりと吊り下げられていました。明るい球ベゴが中心なので、とてもよく目立って迫力があります。
カントリーハウス横

せっかくなのでこれだけはご覧に入れたいメコノプシスの花は、なんとか最後の花が残ってくれそうです。今年は開花がうんと早まっていたので心配しました。
メコノプシス

今年は木の花がみんなたくさん咲いてくれましたが、園内に何本か植えられているヤマボウシ‘サトミ’も例外ではなく、とっても見事な咲きっぷりです。この横では、ユリノキにもたくさんの花が咲いていましたが、間近で見られないのが残念です…(>_<)
サトミ

花のまきばではネペタが満開になっており、ようやく色付いて来たラベンダーに代わって、みなさんを大歓迎してくれることでしょう。ラベンダーは管理の手間がかかって仕方ないので、これからはネペタを売りにしていこうと思っています。
ネペタ

みなさんの帰りは中央口からなので、そのまままきばを下って中央口休憩所にご案内します。北大から苗を持ってきて、こっそり植えてきたナツヅタが、ほぼ石壁に貼り付いてきたので、なんとか間に合ってよかったです。ここにもハンギングバスケットが飾られていて、足元のコンテナと共にいい雰囲気を作っていました。
中央口

ここの広場には、大きなメリーゴーラウンドが設置され、特にインバウンドの方たちには大人気のスポットになっています。ここでみなさんとお別れをすることになるでしょう。今週はずっと曇りだけれど、雨はなさそうなので、こんなコースでご案内することができそうです。
メリーゴーラウンド

滝野ブルー

  • 2019.06.19 Wednesday
  • 05:45
昨日は滝野公園。前日の嵐が収まったけれど、少し冷え冷えとした朝でした。さっそくメコノプシスの確認に行こうと、峠の庭に向かう園路に上がると、ネペタが満開になっていました。ここのは‘シックスヒルズ・ジャイアント’(Nepeta 'Six Hills Giant')なので、花穂が長く伸びています。
ネペタ

こもれびの庭に行くと、前日の嵐にもめげず、メコノプシスが何ごともなかったようにきれいな花を開いていました。前回すべて支柱を立てておいたのが功を奏したようです。いくつか少し濁りが入っていましたが、こんな花であればとりあえずOKです。そういえば、かつて「滝野ブルー」として売り出していたなぁ。
メコノプシス

昨年補植した株はほぼ100%開花しているのに、2年3年と越年している株からの開花は、3割を切っていて、この打率をいかに上げるかが喫緊の課題です。朝からこの花を目指してたくさんの方が見えられていましたが、この程度は咲いているので、ご満足いただけてホッとしました。
群生

下の段の左端に、黄色い花を咲かせているのがメコノプシス・カンブリカ(Meconopsis cambrica)。本種はイギリスのウェールズからイベリア半島の山地に自生し、1753年にリンネによってケシの仲間パパベル・カンブリクム(Papaver cambricum)として命名されましたが、1814年には新属メコノプシス属として分けられました。その後ヒマラヤや中国からたくさんの仲間が発見され、メコノプシス属の基準種になっていたのです。ところが、近年の分子系統学研究によって、やっぱりアジア系のメコノプシスとは縁がなく、ケシの仲間に戻されるべきとの見解が示されて、リンネの学名がまた復活するようです。
カンブリカ

昨日もボランティアの作業日となっており、いつものメンバーによってこもれびの庭の手入れを行いました。強風によってたくさんの落枝があったので、それらをきれいに片付け、もうすぐ咲いてくるヤマアジサイのエリアの周辺をきれいにしていきました。
草取り

さらに奥のエリアである「疎林の小径」では、最近あんまり手入れをしなかったら、チシマザサがあちこちから復活してきたので、ススキやアキグミなどと共に刈り取り、2時間の作業で二つのエリアはすっかりきれいになりました。いつもありがとうございます〜
ササ刈り

午後からは園内の確認のため、まきばの方におりていくと、真ん中あたりに藤色に帯が。ここに植えられているのはネペタ ‘ウォーカーズロゥ’(Nepeta faassenii 'Walker's Low')は、シックスヒルズに比べると、花穂がややコンパクトです。昨日もたくさんの中国系の来園者があり、みなさんここでじっくり写真を撮していたけれど、きっとラベンダーだと思っているかもしれません。ラベンダーより管理が楽だし、開花期に幅があるので、これを株分けして増やしていこうと思っています。
ネペタ

その下の横断園路脇では、草丈の低い宿根草がきれいな帯を作っています。ここは宿根草をどんどん株分けしていくと株が余るので、捨てるのももったいないからここに植えたものです。全然かまってやれないけれど、みんな丈夫でいつも素晴らしい景観を作ってくれています。
横道

来月5日には、ここで日本ハンギングバスケット協会の全国大会が開かれます。先日からそのための仕込みに、ハンギングバスケットマスターのみなさんが、熱心に植え込みをやっています。全国大会は11年振りですが、今回のハンギングやコンテナ類の修景はかなり見応えがありますので、7月の滝野公園は見逃せないですよ〜
HBM

雨上がりの滝野

  • 2019.06.08 Saturday
  • 05:42
昨日もまた滝野公園の仕事。前日夕方には、町中は結局雨が全く降らなかったけれど、滝野公園ではかなりの雨が降ったそうです。あちこちに水溜まりが出来ているし、空気がしっとりとしていました。さっそくメコノプシスのところに行くと、次々と開花。チューリップが想定以上に早く終わってしまったため、目玉になるのはメコノプシスくらいしかありません。
メコノプシス

こもれびの庭では、メコノプシス以外ではエゾノレイジンソウやヤグルマソウくらいしか花がありませんが、目立たないところにあるサルメンエビネが、ちょうど満開になっていました。これは自生株で、園路の中に生えている珍しいものです。
サルメンエビネ

先日植えたコマクサの様子を見に行くと、そのあと雨がしっかり降ったこともあり、元からある株との区別がつかなくて、すっかり落ち着いてました。秋までに少し肥培して、ちゃんと越冬できる株にしなければ。
コマクサ

昨日は本来渓流ゾーンの作業日でしたが、急いでやる仕事がなく、こちらではメコノプシスが咲いて来ているので、受け入れ準備を早くしなければと振り替えてもらったのです。弱い花茎が折れないように支柱を添えてやると共に、株回りの除草や花ガラ取りを進めて行きました。
花ガラ取り

花人の隠れ家の奥に植えているメコノプシスは、回りがタンポポだらけになっていたので、しっかり除草しておきました。こちらも支柱を目立たないように添えてやり、受け入れ準備完了です。
すっきり

午後からは、前回打合せや立会や作業やらで、中途半端になっていた現場確認の続きを行いました。久しぶりにカントリーガーデンの全域を隅々まで歩いて行くと、いろんな発見があって面白かったです〜 林の中では、ベニバナイチヤクソウがたくさんの花を咲かせていました。
ベニバナイチヤクソウ

中央口の建物の柱には、ツルアジサイを植えていたのですが、なかなかうまく登ってくれません。そこで付着性の優れたナツヅタを植えて、どんどんつるを伸ばさせて石を覆い、それにつかまりながらツルアジサイが登っていけるようにしたのです。これが功を奏して、あちこちで今年は花が咲くほどツルが伸びてきています。石壁がツタに覆われる日も近いので、ツルアジサイにもがんばってもらいましょう。
ツルアジサイ2

今日8日と9日は、チューリップの掘り取り体験で、毎年たくさんの方が殺到するようです。天気もいいので賑わってくれるかな。

滝野公園で作業

  • 2019.06.05 Wednesday
  • 06:00
昨日は滝野公園。先日は割りとしっかりとした雨だったようで、そんなに乾いた感じでもありませんでした。朝からどんよりした雲に覆われ、いつ降ってもおかしくない空模様。先日悪天候で順延したボランティアの作業日で、峠の庭のコマクサの補植を行うことにしました。数年前に一度しっかり礫をふるって微塵を抜いたけれど、どうも株の定着率がよくなくて、すっかり寂しくなっていたのです。
峠の庭

やっぱり高山植物の女王がないと寂しいので、株を購入してもらいました。秋植えにすると苗の定着率が低いので、今回から春植えに切り替えたのです。
コマクサの苗

みんなで手分けして、そおっと植え込んでいきました。40株あるとかなりの密度のように感じますが、株が小さいので、それほどでもありません。
植え込み

植え終わってきれいに周りを整地すると、ずっと育っていたような雰囲気に。ちょうど岡山から見えられていたご夫婦が、熱心に見ていかれました。樽前山など、あちこちの山にも登ってきたそうです。
完成

意外と作業が早く終わったので、ちょうどメコノプシスが咲き始めてきたこともあり、株回りの雑草をきれいに抜き取ったり、園路に溜まったヤナギの花ガラの掃除をしたり、お客様をお迎えする準備をバッチリ済ませることができました。先日の道新に、梅沢さんがなんと滝野公園の紹介記事を書いてくれました。いつもこの時期はブータンに行っているので、滝野公園のメコノプシスは見たことがないのです。その記事のお陰で、昨日も様子を見に来たと、結構たくさんお客さんが見えられていました。
除草

私は朝から別の場所での作業も。収穫の谷の一番下の畑は、斜面から水が湧くのか、なにを植えてもうまく育ちません。今年は何も植える予定がないというので、ワインブドウを植えればよいのでは?と提案したのです。20m弱しかありませんが、収穫の谷のシンボルとして、ワインブドウがどういう風に育っているのかを、みなさんにも見ていただきたかったのです。
支柱立て

朝いちで柱の場所決めをして、柱を立ててもらっておきました。昼に見に行くと、太い柱が5本立ち、あとはワイヤーを張るばかりになっていました。
棚作り

植えるワインブドウの品種は、赤白2種類に。この時期だと接ぎ木苗はもう植えられてないので、娘達が自分で挿し木して作る自根苗を分けてもらいました。赤ワイン用は、ピノ・ノワール(Pinot Noir)。白ワイン用はゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)です。2年後には。ここでブドウが実るのをお楽しみに。
自根苗

今日の札幌は終日雨の予報に。ようやく待望の、しっかりした雨になってくれそうです。地中深くまでどれだけ沁みてくれるでしょうか。龍神様よろしくね〜m(__)m

地味ながら

  • 2019.05.23 Thursday
  • 05:48
この時期の滝野公園では、ど派手なチューリップにばかり目が行ってしまいますが、地味ながらあちこちに見どころがあります。こもれびの庭では、あの暴風でシラネアオイの花がみんな吹き飛んでしまったけれど、こんなエンレイソウが咲いています。本種はアメリカ原産のグランティフロールムというエンレイソウの八重咲き品種(Trillium grandiflorum 'Flore Pleno')で、大変丈夫でどんどん株が増えていきます。花期がかなり長いのも特徴の一つで、しばらくの間楽しめます。
八重咲エンレイソウ

メコノプシスはまだまだつぼみが出ないけれど、昨年補植した時に、2株おまけに付いてきたのが黄色い花を開くインテグリフォリア種(Meconopsis integrifolia)です。もうつぼみが上がってきているので、来週末には咲いているかもしれません。私も初めてなのでとても楽しみです。こもれびの庭を覗いて見て下さい。
黄色いメコノプシス

今年のこもれびの庭では、ムラサキケマン(Corydalis incisa)があちこちに咲いていました。これは単純に二年草かと思っていたら、もっと複雑な生活史を持っていました。花後にタネが落ちてもそのまま冬を越し、翌年発芽、生育するけれど、夏までに枯れて地中に球根を残します。これが秋に目覚めて葉を数枚伸ばし、そのまま越冬して春に開花して枯れてしまうのだそうです。タネからいえば、足かけ三年草ということに。
ムラサキケマン

こもれびの庭より奥には、ほとんど自然のままの「疎林の小径(こみち)」というエリアがあり、そこではベニバナイチヤクソウ(Pyrola asarifolia subsp. incarnata )がたくさん生えていて、かわいい花を咲かせてきました。昔は『紅鈴蘭』の名で、千歳空港の土産物屋で売られていたのだそうです。
ベニバナイチヤクソウ

山のお花畑に抜ける道端には、カントリーガーデンではここだけに見られるチゴユリ(Disporum smilacinum)が咲いていました。南区ではあちこちで見ていますが、この辺りにあるのはみんな10cmに満たない小さい株なのが不思議です。
チゴユリ

峠の庭では、いろんな山草や高山植物が咲いてきている中で、最も目立っているのがポリガラ・カマエブクス(Polygala chamaebuxus)でした。ヒメハギ科という珍しい仲間の植物で、本種はヨーロッパアルプスなどに生えているようです。こぼれダネでどんどん増えていき、ピンクや白花も出ています。親株は5年くらいで衰退してしまうので、自由気ままにあちこちに生えているものの方が元気です。
ポリガラ

こもれびの庭と棚田に植えられているのが、斑入りのオオイタドリ。小別沢の山中で偶然見つけたものを掘り取ってきたもので、市内でもあちこちに斑入り株が見られます。一番目立つのは北広島ICの周辺で、高速道路の法面や、36号の中央分離帯や植樹ますなど、あちこちに広がっています。芽出しの色がなんとも目立つものです。
斑入りオオイタドリ

収穫の谷のサイロの横で咲いている花が、バージニアウワミズザクラの‘カナダレッド’(Padus virginiana ’Canada Red’)です。開花期や雰囲気はエゾノウワミズザクラによく似ていますが、花穂はより長く、満開になるとシウリザクラのように垂れてしまいます。今は緑の葉をしているけれど、半月もしないうちに赤銅色の葉に変身してしまう、不思議な品種です。
カナダレッド

このような情報は、フラワーガイドボランティアならみんな知っているので、ガーデンツアーに参加するか、見かけたら声をかけて下さい〜

おしめり

  • 2019.05.22 Wednesday
  • 05:56
昨日は滝野公園。着いた頃からパラパラと雨が降り始め、降ったり止んだりで中途半端な空模様。ボランティアの作業日でしたが、こんな天気ではいい仕事にはならないと、次回に順延の連絡をしておきました。乾燥に弱いメコノプシスには、灌水チューブによってかなり湿潤状態にしてやらなければならないため、その設置だけをやっておこうとしたら、通常のガイドに出てきていた二人が、お客さんもいないので手伝いますよ〜と、カッパを着て手伝ってくれました。おかげで30分ほどで設置完了。これでしっかり湿潤状態を保つことができるでしょう。
灌水チューブ

せっかくなので、こもれびの庭の除草をやりました。毎年タンポポはしっかりと抜いているはずなのに、どうしてもちぎれた根から再生してくるのでしょう。尽きることなく続く作業です。
除草

この時点でも、結構降っているかと思ったら、土をさらっとよけると下はパサパサのまんま。札幌のアメダス値ではわずか1.5mmしか降っていないので、かなり危機的状況になってきました。週末はまた高温になるというし、今年の天気も不順なままになるのでしょうか。
おしめり

午後からは通常の仕事に戻りました。カントリーハウスの横では、チューリップの入った豪華なハンギングがずらりと。7月5日には、ハンギングバスケット協会の全国大会がここで開かれます。今年のハンギングは、例年以上に力の入ったものが見られることでしょう。
ハンギング

こんな天気でも、お客様はちらほらと見えられていて、午前中手伝っていただいたSさんが、午後のガーデンツアーをご案内しておりました。パレット花壇のチューリップは、富山産の見本展示を兼ねており、気に入ったものを注文できるようになっています。
パレット

チューリップ畑は、花のまきばの上と下の2つに分かれており、下の方はミックス植えにされています。花期がずれれば長く楽しむことができるでしょう。
ミックス

中央口の屋上には、期間限定で展望所が開設されます。フラワーガイドによるガーデンツアー限定ですので、午前午後の2回(10:30と13:00)やっているツアーを、是非ご利用下さい。受付は東口にある花の情報館です。
屋上

メインの畑も十分色が上がってきて、この週末が最高の状態になっていることでしょう。また気温が上がるので、その次の週末辺りが限界かもしれませんが、6月2日は無料入園日となっていますので、ぜひ滝野公園にお越し下さい。
メインの畑

渓流ゾーンでの作業

  • 2019.05.18 Saturday
  • 05:50
昨日は滝野公園の渓流ゾーンでの仕事。鱒見口のゲートが開くのが9時なので、いつもより30分遅い出勤です。昨年駐車場に面したところで、ヤチダモの木にクマゲラが穴を空けていました。本来なら危険木として伐採されるのですが、こんな間近に見ることができるのはもったいないので、危険性のないところで切断して残してもらったのです。すると、今年も真新しい掘り跡が。よく見るとまだ中の洞にアリの巣があるので、せっせと掘っているのでした。こういうところには、解説板でも付けてやればいいのに。
クマゲラ

平成の森では、ちょうどムラサキヤシオが開花していました。ここの株は花の色が濃く、葉が出ないで咲いてくるので、本当に見事手です。来年から管理レベルが下がってしまう可能性が高いので、カントリーガーデンに移植しようかな。
ムラサキヤシオ

午後からの作業では、渓流ゾーンから野草を移植することにしているので、掘りやすいところの株を探しました。昔は公開されていたけれど、落石の危険性から閉鎖したエリアがたくさんあるのです。ミヤマエンレイソウはカントリーガーデンの辺りには自生がないので、少し移植しようと。。
ミヤマエンレイソウ

もう花は終わっていたけれど、フイリミヤマスミレ(Viola selkirkii forma variegata)もカントリーガーデンにはほとんど見られないスミレです。この辺りもだんだんササに覆われてきているので、いずれは消えてしまうことでしょう。
フイリミヤマスミレ

ニョイスミレ(ツボスミレ)(Viola verecunda)は、この辺りでに局所的に生えています。這いつくばってもどんな花なのかよく分からないくらい小さいけれど、手を伸ばして接写モードで撮影すれば、こんなにどアップで可憐な姿を見せてくれます。
ニョイスミレ

午後から、ほぼいつものメンバーが参加しての作業を開始。かつて管理担当の業者さんのできない仕事が多々あったけれど、作業レベルが少しずつ上がってきて、手際よく仕事を進めてくれるようになりました。お陰でボランティアの作業もあんまり必要がなくなってきたので、今年が最後になりそうです。
剪定

その後ササ藪の中に入り、印を付けておいた株を掘っていきました。ふかふかの土にしっかり根を張っているので、とても掘りやすかった。
掘り取り

株をカントリーガーデンに運び、こもれびの庭のあちこちに植えていきました。園内の自生植物をかなり集めて来たので、結構人気のあるコーナーになってきています。派手な園芸植物よりも、このような自生種に人気があるのは、本来の姿なんでしょうね。
植え込み

滝野公園の花

  • 2019.05.08 Wednesday
  • 05:56
昨日は滝野公園。連休明けとあって、道路はそれなりに混んでいましたが、通い慣れた道なので、予定どおりの時間に到着です。気温は8℃と、やや肌寒く感じるほど。東口の広場に置かれたピアノには、中にも花が植え込まれていましたが、本物のグランドピアノなので、ちゃんと音を鳴らすこともできるのです。かなり思い切った展示なので、ぜひご覧になってほしいです。
ピアノ

さすがに畑のチューリップはまだつぼみだけど、プランターに植えられたものはかなり色付いて来ました。この調子なら、18日のチューリップ・スズランフェスタの開始前に、見頃を迎える可能性がありそうです。
チューリップ

さっそくこもれびの庭に行き、メコノプシスの様子を見てきました。ちょうどいいおしめりがあったので、元気よく葉を広げていました。株数を数えていくと全部で230株。今年はたくさんの花が見られるでしょうか。メコノプシスの隣では、珍しいトガクシソウ(Ranzania japonica)の花が。メギ科の草本で、ルイヨウボタンやサンカヨウ、イカリソウなど、どことなく似通った雰囲気があります。1属1種で、戸隠山で最初に発見されたのでこの名がありますが、日本人が初めて学名を付けた植物としても知られています。属名の Ranzania は、江戸時代の本草学者である小野蘭山に因んで付けられていますが、ご本人とは何の関係もないようです。花びらのように見えるのはガク片で、花弁は花の中に、小さくおまけのように付いています。
トガクシソウ

収穫の谷にまとめて植えられているマグノリア‘ワダズメモリー’は、よくもこんなに花を着けてくれました〜という感じで、圧巻の咲きっぷり。今年はキタコブシも記録的な花着きを見せてくれたので、なにか特異年なのでしょうか。植えられて約20年、初めの頃は咲いたりあまり咲かなかったりしていたけれど、最近は毎年たくさんの花を着けるようになって、これからますます楽しみです。
ワダズメモリー

花のまきばの西側には、キクラミネウス系のスイセンの‘ティトゥ ティトゥ’(通称テターテート)と‘イツィム’(通称イツミ)が満開になっていました。植えられて9年目、ほったらかしなのに、衰退しないで元気に咲いてくれています。
スイセン

まきばの反対側では、チシマザクラがちょうど満開に。これも植えられて約20年。初めの頃は積雪につぶされて大丈夫かなぁ…と心配させられましたが、このくらいになると全然平気で、毎年見事な花を咲かせてくれます。
チシマザクラ

来週は渓流ゾーンの現場なので、鱒見口に車を回して下見に行ってきました。夕方近くなので車は1台のみ、さすがに連休明けに出歩く人はいなかったようです。カタクリは完全に終わっていて、シラネアオイがもう咲き始めており、来週は満開になっていそうでした。平日の鱒見口駐車場は無料なので、花を見ながらの散策にはお得ですよ。
シラネアオイ

ここのサクラはちょうど満開で、あと数日で散り始めそうでした。人っ子一人いないので、こんな満開のサクラを独り占め。こんなに花見した年もなかったです〜
最後の花見

滝野公園の初作業

  • 2019.04.24 Wednesday
  • 06:00
滝野公園は20日から開園しており、20日にはフラワーガイドボランティアの活動前例会がありましたが、植樹祭の予定を入れてしまったために、初めて欠席となってしまいました。いつもなら作業の前に一〜二度下見に行くけれど、今年は全く余裕がなく、いきなりの本番に。東口の広場には、昨年同様のパンジー・ビオラ類の展示がありましたが、そのまん中にはなんとグランドピアノが。そこに絵を描いているのはもちろん藤川さんで、すべて園内に咲いている花だそうで、今度じっくり見たいです。
ピアノ

さっそく現場に向かいましたが、チラチラと芝生の中に青い花が見えるので、ちょっと寄り道を。北大の圃場でチオノドクサのタネを取り、ここに播き始めてもう5〜6年経ちました。昨年くらいから花の数が増えてきて、今年はうっすらと青くなるほどです。いつになったら北大のよう真っ青になってくれるかなぁ…
チオノドクサ

さっそくメコノプシスのところに行くと、雪融けが早かったせいでもう芽が動き始めていました。例年であれば1回目の作業は園路や階段の雪割りだったことを思えば、今年は本当に生育が早まっているようです。
メコノプシス

すぐ近くの斜面には、昔試験栽培をした名残の野草類が固まっています。ちょうどフクジュソウが満開で、カタクリやエゾエンゴサクが咲き始めくらい。やはり滝野は1〜2週間季節が遅れるようです。
フクジュソウ

ほぼいつものメンバーが参加して、さっそくメコノプシスの手入れを。株回りにマグアンプKを軽く一つかみ撒いて軽く土をかけ、ピートモスでマルチングをします。透き通ったような青い花になるためには、酸性でなければだめなようで、これをするようになって花が濁らなくなりました。
施肥

もう一つの班は、近くのササ藪にもぐり込み、太枝切り鋏で根曲竹を採取します。こんな手近に根曲が手に入るのは、本当に恵まれているのです。青竹なので簡単に曲げることができ、穴を開けて青竹の柵を作っていきました。メコノプシスを含む山草コーナーすべてに柵を付けてできあがり。
青竹柵

ちょうど維持業者の花壇清掃が上がってきたので、園路に積もった落ち葉もきれいに片付けて、こもれびの庭全体がとてもすっきりしました。これで今年もたくさんのお客さんをお迎えすることが出来るでしょう。
完成

午後からは園内の確認作業を一回り。午前中は寒いながらもお日様が出ていたので、ちょうどいい作業日和だったけれど、午後からはどんより曇って冷たい風が吹き込み、とっても寒くなってしまいました。そんな中、人知れず花を咲かせているハヤザキマンサクを見つけたので、ここで紹介しておきましょう。そうでなければ誰もこの花に気付きませんからねぇ…
ハヤザキマンサク

研修会

  • 2019.03.24 Sunday
  • 05:59
昨日は滝野公園のフラワーガイドボランティアの研修会。年に一度、活動を始める前にいろんなテーマで話題提供をやっています。いつものように「おか田」でうどんを食べてから、大通の資料館の展示を見に行きました。市電百年を記念したパネル展をやっているというのです。
市電百年

模型の展示物は、すべて個人の方が作ったもののようだけど、制作年がかなり古く、交通局に寄贈されていたものなのでしょうか。係の方が誰もいないので、聞きようもありませんでした。展示パネルはかなり雑で、どうせやるならきちんとした路線の変遷図とかを掲示すればいいものを。
模型

写真ライブラリーや市民から提供された写真の展示物はなかなか面白かった。私が札幌に来た年に地下鉄が開業し、一気に路線がなくなっていった札幌しか知らなかったので、興味深い写真がたくさんありました。市電よりも、駅前通のニセアカシアの街路樹の方が気になりましたが。こんな大きな樹冠にしていたなんて。
駅前通

会場は植物園前なので、先週見つけたSTV前のクロッカスがどうなったのか見に行きました。するとつぼみは開いていなかったけれど、黄色いつぼみが雪の中からたくさん伸びていました。あまりの寒さに首をすくめているようです。
クロッカス

なんか様子が変だと思ったら、周りにあったツツジなどがすべて地際で伐採されているのです。あらっ?と思って振り向くと、ここにあった姿のいいヤマモミジも無残にバッサリ…その他の植え込みは手がつけられていないので、ここだけ建物をいじるのでしょうか… 毎年春一番の花を求めて来ていたけれど、これが最後になってしまったようです。
ヤマモミジ

研修会はたくさんのガイドさんと、センターのスタッフも参加されたので、会場びっしりになりました。年末に急に異動になったHさんも、みなさんに挨拶できなかったのでと、わざわざ足を運んでくれました。本当にお疲れさまでした。話題提供はちょうど2時間。その後ブータンの花巡りの画像や、私から関西の温室巡りなどの画像を見ていただき、3時間半の充実した研修会になったのではないでしょうか。
研修会

最後に、今年で大学を定年で退かれ、ガイドからも引退されるK教授に感謝の花束を。ガイドの代表幹事も務められ、毎度例会の会場の手配などもやっていただいて、ガイドたちから絶大な信頼感があっただけに残念ではありますが、本当に感謝感謝でした。
花束

その後会場を移して、恒例の懇親会で盛り上がりました。2001年から活動を開始して、まもなく20年になろうとしています。当初から活動を続けている1期生が十人近くもいるのも素晴らしいことでしょう。今年もガイドや作業など、滝野公園の魅力づくりをみなさんとやって行きたいと思います。
飲み会

久しぶりの滝野公園

  • 2019.02.19 Tuesday
  • 05:55
今日の最高気温は7℃と、ぐっと春めいてきそうです。朝の気温も−5℃くらいなので、先日の寒さに比べればぐんと暖かく感じます。西の空低く、大倉山の上あたりにおぼろ月の満月が出ていて、ちょっともうけた気分になりました。

昨日は久しぶりに滝野公園に。打合せ時間より少し早く着いたので、カントリーガーデンに出てみると、気温は1℃前後でまぶしいほどの日差しがありました。途中の道路も雪が融けて泥田状態に。日曜に洗車しなくてよかったです〜
ハウス前

カントリーハウスの脇に、英語の看板があるので近寄ってみると、パレット広場という、初心者用の練習場の案内でした。今までもここで練習していたけれど、こんなに高く雪を積み上げたのは初めてです。シーズン初めは全然雪がなくて困っていたはずなのに、ずいぶんとがんばって雪を集めたものです。
パレット広場

パレット花壇の方から見てみると、大半は中国系の人達で、わいわいとても賑やかに楽しんでました。滑るのはなんとかなるものの、上までスキーを履いて登るが大変な様子。専属のスタッフがつきっきりで歩き方を教えていました。
練習中

肝心のゲレンデの方は、スキー教室の一団が滑ったあとはガラガラ状態。あとでスタッフに聞いてみると、土日は市民の方で大賑わいだけど、平日のインバウンドの入り込みが、例年に比べてかなり減っているようだとか。まだ地震の影響が残っているはずはないし、ある程度雪に慣れてくると、ニセコや富良野に行ってしまうのでしょうか。
ゲレンデ

まきばのせせらぎの方には、セイヨウシロヤナギの‘トリスティス’の黄色い枝が大変よく目立ちます。4月20日のガーデンオープン頃から、だんだん目立たなくなってしまいます。
トリスティス

管理センターに戻ろうとしたら、東口広場できのたんの雪像を作っていました。ずいぶん手慣れていて、さくさくと削っていたけれど、見慣れない顔だったのでスタッフと違うのかなぁ…? 週末に来園する子供たちには、たちまち大人気のスポットになりそうです〜
きのたん

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