はびこる植物

  • 2017.06.22 Thursday
  • 05:43
滝野公園の花のまきばでは、チューリップが掘り上げられてコスモスのタネを播く準備が進められていました。その中ほどの、ただの草っぱらにしか見えないところで、ひそかにタネをまき散らしているのが秋咲きクロッカス。(Crocus speciosus なのか C.pulchellus なのかよく分からないのですが) このタネからまた4〜5年もすれば花が咲いてくるので、ここもどんどん賑やかになっていくことでしょう。
秋咲きクロッカス

このエリアの見どころになっているのがコウリンタンポポ(Hieracium aurantiacum)。これはカントリーガーデンの造成時に、メドゥを形成させる植物として導入したものの名残です。草刈りにも負けない丈夫さから、このあたりはびっしりと咲いています。
コウリンタンポポ

ここ数年、園内で急速に増えているのがキバナコウリンタンポポ(Hieracium pratense)。道内には昔からあるにはあったけれど、かなり局所的だったものが、最近家のあたりでも猛烈に拡大中です。そのうちブタナより多くなるかもしれません。
キバナノコウリンタンポポ

メドウの中には、コメツブウマゴヤシ(Medicago lupulina)の花が咲いていました。ヨーロッパ原産で江戸時代には既に渡来していた古強者ですが、道内ではまだあまり見かけません。松山ではシロツメクサより多いくらいなので、暖地向きなのでしょうか。何かの苗にくっついて入ったようですが、はたしてここに定着できるかな?
コメツブウマゴヤシ

カントリーガーデンでは、ヒメジョオン(姫女菀)よりも多そうなのがハルジオン(春紫菀)(Erigeron philadelphicus)。まきばのせせらぎと花のまきばの間に、特にたくさん生えています。ぱっと見では、つぼみがうなだれるように垂れることや、花がややピンク色になるので区別がつきますが、葉の付け根が茎を抱いたり、茎が中空な点も区別のポイントです。宿根ボーダーに植えられることもあるくらいなので、草刈りからなんとなく守られているみたいです。
ハルジオン

せせらぎの中が真っ黄色になっているのは、ニシキミゾホオズキ(Mimulus luteus)。本当は在来のオオバミゾホオズキを入れたはずだったのに、しばらく経ってから何か様子が違うので、調べてみてこれだと分かりました。既に道内数カ所で定着している報告があります。セイタカミゾホオズキの別名がある通り、茎が直立するので様子が異なります。猛烈に増えているので、そろそろ危険水域かも。
ニシキミヤコグサ

収穫の谷では、ロビニア‘ヒリアリー’(Robinia x slavinii 'Hillieri' )が満開になっていました。もともと植えた株は枯れてしまったけれど、根萌芽といって、根から株が再生してこのあたりにはびこりつつあります。棘がほとんどないので扱いやすく、樹形もコンパクトなので、風当たりの弱い場所には向いていると思います。もう一種、真っ赤な花を咲かせる‘カスク・ルージュ’はとにかく枝がもろく、何度も強風に折れてなくなってしまいました。ヒリアリーの方が、まだ少し風には強いようです。
ヒリアリー

園芸植物と帰化植物とは、言葉の示す概念がもともと違うので、その境界がある訳ではありません。ここで挙げたような植物は、生態系の人達からすれば「とんでもない奴」と見られているものでしょう。私たちが扱う植物を、全く無秩序にしておける時代ではなくなっているので、これからは園としてのポリシーをしっかり持っておく必要があります。

メコノプシスの季節

  • 2017.06.21 Wednesday
  • 05:42
昨日は10日ぶりの滝野公園。朝から気温がぐんぐん上がり、まぶしい日差しを浴びて、東口花壇のアリウムが満開になっていました。普通のギガンチウムはまだつぼみだけれど、これは今年初めて導入した‘グローブマスター’。かなり高価な球根ですが、開花期間がめちゃ長いので、元が取れることをねらって植えてみたものです。シカ除けにもなるというので、道内向きかもしれません。
アリウム

メコノプシスがどのくらい咲いてくるのかが一番の問題なので、早速向かったのはこもれびの庭。濁りのない大輪の花が咲いていたのでまずはホッとしました。ピートモスマルチによって土壌を酸性に保っておけば、花色の濁りは心配なくなったようです。
メコノプシス

でも、全体をよく見ていくと、花茎が上がっているものがかなり少ないのです。株は十分なくらい大きくなっているのに、ある程度大きくなると細かく株が割れてしまい、全体としてみれば立派な株なのに、葉ばかり繁っているのです。昨年秋に株分けしてみたものは、どれもちゃんと生育しているけれど開花はなし。今度はこの課題をクリアしなければならないようです…(>_<)
葉っぱ

この時期には園内の花が極端に少なくなり、メコノプシス以外の見どころはシベリアアヤメぐらいでしょう。一番奥の山のお花畑で咲いています。
シベリアアヤメ

昨日はボランティアの作業日。参加して下さる方が固定されてきているような…(^^;) みなさん暑さにめげず、目一杯伸びた草刈りや雑草取りに精を出してくれました。まずはメコノプシスへのアプローチの除草と掃除。この法面は毎度崩れて緑化できず、なんとかしたいところです。
アプローチ

夏〜秋の見どころになるレンゲショウマは、渓流ゾーンからこちらに移植してきたものが元気よく育ってきました。メコノプシスを撮しにカメラを提げた方が次々とやって来て、次はレンゲショウマが楽しみです〜とみなさんおっしゃってました。
除草

最後にヤマアジサイが繁みに呑み込まれているので、回りを整理してあげました。衰退した株が多いので、これらもそろそろ補植が必要になってきたようです。
ヤマアジサイ

ガイド室に戻り、みんなでわいわいとお昼をいただいていると、机のゴミが何やら動くので、あれっ!っと思ったら、やはりマダニでした。マダニによる感染症が問題になっているので、あちこち注意喚起が賑やかです。ただ怖がっていても仕事になりませんが、仕事から帰った時にすぐに着替えてしまうのが一番でしょう。
マダニ

束の間の晴れ間

  • 2017.06.10 Saturday
  • 05:58
昨日は再び滝野公園。今度は渓流ゾーンが現場です。朝からピーカンに晴れて、エゾハルゼミが大合唱となっておりました。鱒見口に車を置いて平成の森に入っていくと、新緑の滴るような緑に包まれ、セミの大合唱を聞きながら空を仰ぐと、時を忘れて神々しい気持ちになっていきます。少しでも俗世のごたごたから逃れられたような…(^^;)
ギャップ

渓流ゾーンにはかつてスズランが群植され、けっこうな名所になっていましたが、木もれ日のある疎林が完全に鬱閉(うっぺい)してしまい、日照条件が著しく悪くなってしまったので、見る影もなく衰退してしまいました。それでもわずかに残っていたものを数年前に調査していたら、なんとそれらが(日本)スズランだったのです。全部ドイツスズランだと公園も思い込んでいたけれど、今残っているものは日陰にも強いスズランだったのです。花茎が草高の半分もないけれど、ひっそりとしとやかな花はそれなりにいいものです。
スズラン

渓流ゾーンには、あちこちにクリンソウが植えられていますが、大部分は昔私が植えたものの名残です。これは今年木道も撤去されてしまった湿生植物コーナーのもので、植えられたものからこぼれダネでどんどん広がり、いろんな花色が混じっていい感じになっています。もう手入れされることもないので、自然に生き残っていくことでしょう。
クリンソウ

炊事遠足広場の拠点であるロッジ「ゆきざさ」の横には、このあたりの原風景の名残であるエゾマツの大木が一本残っています。左の木は植栽されたアカエゾマツで、樹高は同じくらいになっていますが、エゾマツの方がはるかに太いです。札幌近辺の開拓初期には、アシリベツの滝近く水車場が置かれ、札幌の町で使われる木材を製材していた頃の生き残りなのです。
エゾマツ

炊事遠足広場では、たくさんの若者が目一杯に広がって、バーベキューやジンギスカンで盛り上がっていました。あとで聞いたら市内の市立高校の遠足で、300人もいたとのこと。いい天気に当たってよかったねぇ。
炊事遠足

鱒見口に戻っていくと、保育園児の遠足と、小学生の遠足とがすれ違ってとてもにぎやかでした。かわいい子供たちが次々挨拶するので、ていねいに答えるのがけっこう大変でした…(^^;)
遠足

午後からはボランティアの作業を。通常の業者管理ではできないきめ細かい作業により、渓流ゾーンの見どころの強化と、帰化植物等の抜き取りなどによる環境保全を徹底しています。まずはカタクリの群生地に行き、タネ取りを行いました。
タネ取り

たくさん取れた朔果を室内で追熟させ、タネだけにしてみんなでタネ播きをするのです。カントリーガーデン内の林床に、毎年せっせとタネ播きを続けており、5〜6年もすれば開花し始めてくるので、春の見どころがだんだん増えていくのです。
カタクリのタネ

いろんなところで作業をしながら、厚別川沿いの植栽地の手入れを先月に続いて行いました。せっかくクリンソウが咲いているのに、クサヨシやエゾノギシギシなどに埋もれてしまい、悲惨な状態になっていたものです。完全には取り切れませんが、根気よく続けて行こうと思います。
除草作業

作業を終わり、駐車場まで上がってきたところで雨が降ってきました。また週末は悪天候だとか…どこも苦戦していることと思いますが、昨日のような晴れ間が一日でも続いてほしいものです〜

滝野の花

  • 2017.06.08 Thursday
  • 05:53
昨日紹介しきれなかった花をアップしておきましょう。疎林の小径でひっそり咲いていたのは、ツマトリソウ(Trientalis europaea)のかわいい花。「ツマトリ」とはなんだろうと調べてみると、「花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が鎧の威色目(おどしいろめ)の一つである褄取りに似ているため。」(Wikiより)とあるけれど、余計意味が分かりません…(>_<) ようするに、白い糸で綴った鎧の縁に、一部赤い縁取りがあるということなのでしょう。でもそんな彩りの個体は見たことがなく、たいてい真っ白だとみなさん言っておりますが…(^^;) かつてはサクラソウ科、現在ではヤブコウジ科になっていました。これはここの自生ではなく、カントリーハウス前に列植している、ミズナラの大木の根元に咲いていたものを移植しました。幕別にある知り合いの山から下ろして、20年前に植えたものなので、あの辺りには咲いているのでしょう。
ツマトリソウ

富丘西公園などではクゲヌマランの方が多いけれど、滝野公園ではギンランばかり咲いていました。唇弁(しんべん)に距(きょ)と呼ばれる突起があるのがギンランで、クゲヌマランではつるっと丸くなっています。
ギンラン

園内のあちこちに群生しているのがベニバナイチヤクソウ。かつてはイチヤクソウ科でしたが、現在はツツジ科に統合されました。イチヤクソウの仲間は、葉の葉緑素だけでなく、菌従属栄養植物という共生菌から栄養分を摂取している特徴を持っています。特に本種は、カラマツ林の林床などに大きなコロニーを形成して、花の時期には見事です。昔千歳空港で、紅鈴蘭の名前でよく売られていたと聞きましたが、最近はそんなあこぎな商売はやられていないでしょう。地味なものが多いイチヤクソウ属の中では、ダントツによく目立ちます。
ベニバナイチヤクソウ

花のまきばの真ん中には、ここ数年秋咲きクロッカスが植えられていますが、その葉が枯れ始めているのでよく見ると、株の真ん中に大きな果実が上がってきていました。受精時は地中にあるのですが、熟してくるにつれて軸が伸び始め、間もなくすると10cmくらい地上に突き出してタネを散らします。普通のクロッカスもそんなことをやっているのですが、この時期には誰も気付かないのです。ぜひ観察してみて下さい。
クロッカスのタネ

スノーフレークは、通称スズランスイセン(鈴蘭水仙)なので、園内あちこちに植えられ始めています。葉の繁り方に対して、花茎の数や花のボリュウムが小さいので、今一つ目立たない花と言えるでしょうか。よ〜く見るとかわいい花なんですが。
スノーフレーク

これもあちこちに群生するマイヅルソウ。鶴が舞っている姿に似ているというのでこんな名前になりました。なので、ラベルが「マイズルソウ」になっていたのはボツにして、作り直してもらいました〜(笑)
マイヅルソウ

渓流ゾーンでは、園路際にユキザサの群生が数カ所見られます。道内ではアズキナの名で山菜取りにねらわれる草ですが、ここのは毎年よく取られないなぁ…と感心してしまいます。これだけ大きいと、違うものに見えるのでしょうか?今年も傷められることなく花が咲いておりました。
ユキザサ

カントリーガーデンには植えられていないサラサドウダンが、平成の森でちょうど満開。道内では恵山周辺に自生が集中しています。これも学生時代挿し木の対象にしていたので、なんとなく親しみのある花で、実に簡単に発根してくれました。決して目立つ花ではないけれど、よ〜く見るととてもお洒落な花だと思います。
サラサドウダン

初夏の到来

  • 2017.06.07 Wednesday
  • 05:55
昨日は滝野公園。いつも自衛隊前駅過ぎてから裏道を通り。駒岡経由のルートで公園に向かいます。精進川の横を通る道は、緑のトンネルになっており、新緑のこの時期には本当にうっとりするほど。ここを通るたんびに思い出すのが、今からもう9年前になる、滝野公園のトークショーに呼んだ柳生真吾さんを、ホテルに迎えにいってここを走った時のことです。この雰囲気がいいと大はしゃぎで盛り上がっていました。亡くなられてもう2年になるのですねぇ…いかん!またぐっと来てしまった…(>_<)
精進川

公園に着くと、とにかくまぶしい日差しにエゾハルゼミの大合唱。こうなればやはり初夏と言ってもいいでしょう。といっても、チューリップは終わったけれど、まだライラックはちょうど見ごろ。町中とのギャップは相当なものがあります。
ライラック

ボランティア作業がないので、じっくりと全域を確認しようと、奥の方にある疎林の小径に行ってみました。ベニバナイチヤクソウがたくさん咲いており、ギンランもあちこちに見つかりました。そろそろかな?と思って注意深く地面の上に目を凝らすと、落ち葉の中からぽつぽつとギンリョウソウの妖しげな花が咲いていました。まだまだたくさん咲いてくるはずです。
ギンリョウソウ

メコノプシスのところに行くと、たっぷりと雨が降っているせいか、しっかり葉を広げた中に、早くも花茎が上がり始めていました。ここ2年補植出来ていませんが、なんとか120株ほど大株を維持しているので、間もなく青いケシの季節の到来です。
メコノプシス

ヤマシャクヤクがこれでも精一杯満開の花を咲かせており、見どころの少ないエリアの中で存在感を発揮しています。間もなくブルーベルも咲いてくるので、この辺りも賑やかになってくるでしょう。
ヤマシャクヤク

昨年植物園から分けていただいたグンネラ(オニブキ)は、水分をたくさん欲しがる草なので今年はとてもラッキー。しっかり活着して大きな葉を広げ始めていました。今年は背丈くらいまで育ってくれるかな?株元にはつぼみも付いていたので楽しみです。
グンネラ

肝心のスズランは、ちょうど見ごろになっているはずなのに、どうも調子が悪く、生育も花着きもよくありません。株も小さく、花の数も少ないのです。そろそろ抜本的に植え直しが必要になってきたようです。(これは数少ない、状態のいいところです〜)
スズラン

一日ピーカンに晴れていて、その間ずっとエゾハルゼミの大合唱の中にいると、このまま家に帰っても頭の中でシャワシャワ鳴いているんじゃないかと不安になってしまいまた。(本当に夜まで耳鳴りが…)四国にはこんなセミはいなかったので、いまだにびっくりな存在です。
エゾハルゼミ

リニューアル

  • 2017.06.03 Saturday
  • 05:56
滝野公園のくらしの花園は、カントリーハウス屋上に造られているハーブガーデンです。これまで何度かリニューアルしてきたけれど、木枠の改修に合わせて今一度植栽内容を見直おそうと、冬の間にフラワーガイドボランティアの研修会の時間を使って、内容の検討を進めてきました。そしていよいよ先週から植え込みが始まり、中央部の植栽コーナーは業者さんの手によって植えられておりました。
くらしの花園

以前中央に植えられていたニオイヒバの‘サンキスト’は、栄養たっぷりの環境なのでどんどん大きくなり、巨大な株になってしまいました。大きくなるだけならいいのですが、ただでさえ薄い植栽基盤にびっしりと根を張り巡らせるので、スコップも立たなくなるほど。このため樹木は鉢植えにして埋め込み、外に根が伸びないようにしました。どれだけもつかは分かりませんが、しばらくはなんとかなるでしょう。
植え込み済

外側の植え込み部分は、生垣との間の狭いところに、いろんなものを植え込まなければなりません。とても業者さんに図面渡しただけでは植えられないことや、フラワーガイドのみなさんが植えることにより、少しでも身近に感じられるよう。声をかけて作業していただくことに。
配置

私がポットを配置していくあとから、どんどんと植え込んでいただきました。毎度作業に参加していただく方達には、本当に感謝です〜
植え込み

ハーブ類に強い方の参加を得たので、どんどん作業が進みました。一部欠品があるものの、これまでよりはるかに充実した内容のハーブガーデンになったと思います。
作業

午前中だけ曇りの予報、13時から傘マークになっていたので、なにがなんでも2時間で作業を終わらせようと、みなさんにはとてもがんばったので、12時過ぎに無事終了。本当にお疲れさまでした。m(__)m
完了

せっかくなので園内を一回り。あんなにきれいだったチューリップも前日の雨に叩かれ、かなり花数が少なくなっておりました。また週末は天気が崩れてしまいそうなので、本当にもったいない限り。春はあっという間に過ぎて行ってしまいました〜
チューリップ

チューリップの季節

  • 2017.05.24 Wednesday
  • 05:51
昨日は終日滝野公園。広い園内を一日走り回っていると、だいたい二万数千歩にもなるので、夕方になるとへろへろになってしまいます。でもいろんな花に出会えるので、苦痛にならないのが滝野公園ならではの一日でしょうか。釧路八重がようやく満開になり、しっとりとした雰囲気を漂わせていました。
釧路八重

東口広場には、今年の目玉としてミニトレインが出現しています。正式には『KINOTOWN(きのたうん)すずらん鉄道』といい、車輌はなんと北海道新幹線なんだとか。タウン内には昨年のブタレンジャーも再登場しているし、牛や馬、羊たちもいて賑やかです。土日だけの運行となりますが、子供たちには大人気の空間になりそうです。
ミニトレイン

町中のチューリップはとっくに終わっているけれど、滝野公園ではようやくこれからが見ごろです。町中より寒いだけでなく、冬はスキー場として圧雪しているので、ますます開花が遅くなってしまうのです。雪割りや融雪剤で無理やり融かさなければ、真夏に咲かせることだって全然可能でしょう。
チューリップ

こもれびの庭のシラネアオイは大半が散ってしまいましたが、白花はいつも少し開花が遅れます。大量にタネを播けば出てくる可能性があるとはいえ、まだまだ貴重品でしょう。
白花シラネアオイ

昨日もボランティアの作業がありました。今月は渓流もあわせて三週連続の作業にもかかわらず、毎度たくさんの方に参加いただき、本当にありがたいことです。メコノプシスの栽培・管理は、完全に私たちでコントロールしており、昨日はピートモスマルチの上から落ち葉マルチをして、灌水チューブをセットしました。メコノプシスの栽培では、灌水と土壌の酸性が決め手になるのです。
作業

午後からも、みなさんで峠の庭のラベル立て。ここはとても業者には任せられないので、ボランティアがラベル管理することになっているのに、空きに片付けた時、きちんとエリアごとに整理したおいたラベルをぐじゃぐじゃにしてしまったと、カンカンになって再整理しながら立てていました。本当にご苦労様です〜m(__)m
ラベル立て

私は業者を指導してリュウキンカの抜き取りを。本来エゾノリュウキンカを植えるところに、本州産のリュウキンカが紛れ込んでしまったために、園外に流出しないよう毎年抜き取りを続けているのです。見分けるのがとても大変なので、毎年付きっきりで作業をやることに。根絶までもう少しのところまで来ているので、ここで手を抜けないのです。
リュウキンカ抜き

チューリップ畑では、ウェディングの写真撮りに二組がバッティング。お互いを気にしながら、冷たい風の吹きすさぶ中せっせと撮していましたが、こんな曇天では気の毒でした。明日からは青空が戻ってくるようなので、この週末はチューリップ目当ての来園者で賑わいそうです〜
写真撮り

渓流ゾーンも春の粧

  • 2017.05.17 Wednesday
  • 05:37
昨日は滝野公園の渓流ゾーンでの仕事。天気予報は昼から雨だけど、なんとなく雨雲が通り過ぎてしまいそうな雰囲気でした。開門と同時に鱒見口から入ると、さすがに誰もおりません。たいていカメラを持った人がいるはずなのに。シラネアオイはまさに満開だけど、天気がよくないのでうつむき加減です。鱒見口駐車場は平日無料開放なので、金曜までがまさに見ごろかも。
シラネアオイ群落

手前の花は飛び抜けて大きく、手の平ほどもありました。形質が固定されているとしたら、オオバナシラネアオイとでも名付けたいくらい。個体によって色の濃い薄いはかなりあって、これなどなかなかいい彩りです。
濃色花

このあたりのエンレイソウは、ほとんどがミヤマエンレイソウで、エンレイソウも少し混じっています。オオバナノエンレイソウは植えられたものかと。ミヤマは、花が上を向いて華やかなオオバナに比べて地味だけど、気品はこちらの方があると思います。
ミヤマエンレイソウ

炊事遠足広場下のミズバショウコーナーは、昔からここに自生していたもの。そこに木道を付けて湿生植物コーナーにしたのは、もう30年近くも昔のことだけど、花が見やすくてお気に入りの場所でした。でも木道が跡形もなく撤去されていてびっくり。補修が大変だからと、園内の施設が次々とこんな風になっていくのです。ふぅっ。
でもここのミズバショウは本当に大きな花を咲かせます。仏炎苞が垂れているけれど、45cmもありました。ここがでかすぎるのか、星置緑地のが小さいのか、謎が深まるばかりです。
ミズバショウ

案内所脇の湿生植物コーナーも昔私が造ったもの。その時植栽したチシマザクラが随分と大きくなったし、クリンソウがタネを落として増えまくり、しかもいろんな花色が混じって見事です。
クリンソウ

でも管理の手間がなかなかかけられないらしく、クサヨシやフキなどが生い繁り、クリンソウがほとんど見えなくなってしまいました。
草ボウボウ

午後からはボランティアの作業があったので、こちらの手入れをやることに。いろんな作業をやって来たので、みなさん手慣れたもの。たちまち抜き取られた草の山ができ、あちこちに侵入していたハルニレやヤマグワなどの稚樹も伐採されて、すっきりしました。
作業風景

クサヨシの根は完全に取りきれないけれど、ほかのところの作業がみなさんの努力でほとんどなくなってきたことから、今年は集中してここをきれいにしていこうと思います。雨の予報が見事にはずれ、とどこおりなく作業が終了してなにより。いつも本当にありがとうございます〜
作業後

ガラス絵出現

  • 2017.05.13 Saturday
  • 05:55
先日滝野公園に行った時、フラワーガイドボランティアのコーナーのある花の情報館で、藤川さんがせっせとガラスに絵を描いていました。2年振りになるのかな?
藤川さん

滝野公園にある花とは限らないのですが、雪融けから秋まで続く花のリレーをガラスにサラサラと描いていきました。展示会はまだ未定ですが、いずれやることになるでしょう。
ガラス絵1

部屋に戻るたびにどんどん描き進み、昼には広場に面した方角にまで描かれていましたが、ところがこれが撮せない… ガラス絵は光線の加減によってはこのようによく見える時間もあるけれど、向きが悪いとよく見えなせん。
ガラス絵2

一気に描き進んでいくけれど、よくもこんなにシンプルな形なのに、植物の特徴がちゃんと描かれているんだろう?と、感心してしまいます。これはなに?というものが一つもないのです。
ガラス絵3

そんな「藤川ワールド」の秘密がまとめられたのが、昨年暮れに発行された『小さな花の水彩画』でしょう。140種もの植物の捉え方が、ていねいに図解されています。絵の描き方というよりも、特徴の捉え方ですね。なんとなくながめているよりも、きっと楽しみが増えることと思います。
  小さな花の水彩画
 (『小さな花の水彩画』  藤川志朗画・文、誠文堂新光社、2016、 1,600円+税)

藤川さんはこのあと千葉に飛び、現在は京成バラ園での展示会に貼り付いています。今がバラの真っ盛りなので、すきを見ては園内に出かけ、このようにせっせとスケッチをしていることでしょう。今年もあちこちのガーデンで、この後姿を見かけるのを楽しみしています。

  バラを描く藤川さん

滝野公園の作業

  • 2017.05.10 Wednesday
  • 05:54
前日の冷たい風が収まり、昨日は朝から暖かい日差しに包まれました。通常の仕事に加えてボランティアによる作業もあるので、まずはこもれびの庭に下見に行くと、エゾヤマザクラやキタコブシが満開になり、谷間には暖かい日差しが降り注いで、しばしうっとり。
木もれ日の庭

ここのカタクリは、ボランティアによる作業を始めた10年前に、渓流ゾーンから50球くらい移植してきたものがスタートです。環境が適していたので、タネから猛烈に増えていき、今ではこんな状態になって勢力を拡大しています。
カタクリ

シラネアオイも、当初植栽したものからタネが落ち、株の回りにどんどん子株ができるので、何年かに一度植え広げて、一体何株になったものやら。ちゃんと場所を選べば、このような植物は安定して生育してくれます。
シラネアオイ

ここの目玉の一つがメコノプシス。これも2006年にこのエリアを整備して以降、いろいろ工夫しながら、なんとか冬越し夏越しをしていくことができるようになりました。今年の冬は他の植物でも越冬がうまく行かなかったものが多かったので、とても心配していたものの、なんとか87%程度の越冬率だったので、ぎりぎり合格かな。
メコノプシス

今年は雪融けが遅くなり、作業開始が2週間ずれたこともあって、参加してくれたボランティアが6名と少なめでした。毎度やっている仕事なので、やることはみなさん理解しており、手分けしててきぱきと片付けていきました。メコノプシスエリアの縁取りと、立ち入り防止効果をねらって植えられているヘレボルスには、落ち葉がぎっしり詰まった状態になっているので、古葉を刈り取りながら、きれいに片付けていきました。
刈り取り

もう一組は、近くのヤブからチシマザサの稈を採取して、青竹柵造り。竹を切る枝切り鋏を手配してくれていたことと、穴あけ棒を持ってきてくれた方がいたので、効率よく美しい柵が出来ていきました。
青竹柵

さすがにこの人数では午前中では終わらず、午後からも残業をお願いし、メコノプシスへの施肥を。メコノプシスは水と肥料をたくさん与えた方が株が充実し、夏越しや冬越しが容易になるように思います。たくさん花を咲かせてね〜と念じながら、肥料を与えていただきました。
施肥

なんとか予定していた作業を済ませ、園内を見て歩くと、収穫の谷ではマグノリア‘ワダズメモリー’がそろそろ散り始め。ここ数年枝振りがめきめき大きくなり、以前は隔年で花を着けていたものが、今では毎年びっしりと咲くようになりました。花が大きいだけに、木に体力が付かないと毎年たくさんの花を付けないのかもしれません。
マグノリア

中央口の横にある宿根ボーダーでは、フェンスの前に植えられているニオイヒバの刈り込みが行われていました。花壇の植物が大きくならないうちに作業をお願いしていたものです。大脚立でぎりぎり届く高さとなりましたが、うまくトリマーを使ってきれいに刈り取ってくれていました。こういう手入れ一つで、ガーデンの見映えが大きく変わってくるのです。
水の広場

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