お盆の滝野公園

  • 2017.08.15 Tuesday
  • 05:57
滝野公園へは2週間おきの火曜日に行ってるので、本来なら15日なんですが、さすがにお盆は半日休みにしているので、昨日に替えて行って来ました。なにせ滝野霊園が向かいにあるので、日曜日には公園前の御料線が大渋滞していたとか。今年はかなり分散しているようですが、昨日も朝早くから結構な交通量でした。

墓参りついでに来園する方が結構いるものの、たいてい三世代で動いているので、ほとんどは子供の谷に向かいます。それでもけっこう花を見て歩く方もいて、普段以上の賑わいぶりでした。この時期は慣れていなくて、中央口から入園する方も多いので、シンボル花壇のところでまずはパシャリという感じになります。ここのカルーナも、今年は調子よく色付いてきました。
カルーナ

まきばの下の方にあるコキアが、来園者のお出迎えにはちょうどいい感じ。この時期このサイズまで大きくなっているので、今年は迫力ある姿になってくれそうです。
コキア

棚田の中は、エゾミソハギが増えすぎており、一斉に花が咲いてすごいことになっていました。今年はいろんなチョウがたくさん発生しており、今の時期はミヤマカラスアゲハが乱舞しています。
ミソハギ

もう一箇所チョウが乱舞しているのが、花のテラスからくらしの花園の連絡路。一昨年の秋に補植したブッドレアが、今年はめきめきと大きく育ち、背丈ほどにもなってたくさん咲いてきました。3種45株植えたうち、一部除雪で削られたり枯れたりしましたが、これだけ咲いてくると本当にみごと。バタフライガーデンになってきました。
ブッドレア

こもれびの庭では、メコノプシスが終わってしばらくひっそりしていたけれど、ヤマユリやタリクトルム・デラワイー(Thalictrum delavayi)が咲き始めてきました。このタリクトルムは背丈を超える高さなので、風にゆらゆら揺れる姿が見飽きないものです。
タリクトルム

レンゲショウマとキレンゲショウマも少し花が開いてきたので、いいカメラを持った方がちらほら集まり始めてきました。渓流ゾーンにあるレンゲショウマの群生地から、毎年秋に移植してきているので、いずれこちらが名所になってくるでしょう。
レンゲショウマ

奥のエリアをチェックして、ちょっと目を離したすきに、花壇の中に踏み込んで盛んにシャッターを切っている男がおりました。あわてて走り寄り、花壇の外に引きずり出しましたが、メコノプシスが2株踏みつぶされてかなりのダメージを… それでもこれは私じゃない、もう既に踏まれていたと言い張り、しつこくシャッターを押し続けている面の皮の厚さ。こういう不届き者が多くて困ります。
不届き者

東口広場に設置しているミニ新幹線は、土日の営業のため今まで見たことがありませんでした。お盆休み期間の14日と15日が追加運行となったために、初めて見ることができてラッキー。バッテリー4個搭載で、600kgくらい牽引出来るそうなのでけっこうなパワーです。コースが短くて変化がないのがもったいないので、来年もやるのであれば場所を考えなければなりませんね。
新幹線

昨日も時折雨がぱらつく不安定な空模様でしたが、今日こそはからりと晴れて賑わってほしいです〜

夏色の滝野公園

  • 2017.08.02 Wednesday
  • 05:59
8月最初の現場は滝野公園。昨日たっぷり雨が降ったので、朝からからりと晴れたものの、かなりむんむん水蒸気が立ち上ってきそうでした。雨のお陰で、夏色ガーデンの花ももりもり咲いており、ラベンダーからうまく見どころが移行できそうです。向こうのメドゥでは、梅木さんがたくさんの苗を植え込んでおりました。
花のまきば

私はラベンダーの後始末。ここもご多分にもれず傷みが激しい品種があり、その手当を早く決めなければなりません。一番傷みが激しかった‘ヒドコート’では、かなり回復してきているものの、見切りを付けなければならないものにスプレーでマーキングをしていきました。‘バイオレットメモリー’などではほとんど傷みがなかったのに対し、本種は半分近く植え替えることに。ヒドコートはどうしても残しておきたい品種なので、苗を補植してまた素敵な花を咲かせてほしいです。
ラベンダー

ラベンダーとのにらめっこを終え、中央口に下りていくと、広場や池の中にいろいろデコレーションが置かれ、様子が違っています。今年初めての試みである「サマーイルミネーション」が先週金曜から始まっていたのでした。池の水もバスクリンを入れたような色に…(^^;) これを入れると照明に映えて幻想的な雰囲気になるのだとか。せっかくだから、夜だけでなく昼間も水を流しておけば面白いのに。
水の広場

宿根ボーダーも今が一番賑やかな季節。生垣をきれいに刈り込んだので、とっても見栄えがよくなりました。こういうところで盛り上がっているのは、ほとんどが外国からの観光客。特に中央口から入ってくるのは、1/3から平日だと1/2近くが外国人になる時もあるそうです。
中央口

まきばのせせらぎをゆっくり登っていくと、‘カナダ レッド’(Padus(Prunus) virginiana 'Canada Red')が存在感を発揮しています。滝野公園に来る途中、山の中のあちこちにこんな木がたくさんあったけれど、あれはハンノキハムシに葉をかじられたケヤマハンノキです〜
カナダレッド

花人の隠れ家の上の方にあるアナベルコーナーに久しぶりに行って見ると、以前は写真を撮すのに苦労するほど大きく育っていたのに、花もうんと小さく花数も少なくなってびっくり。そろそろ植え替えてやらなければならないようです。開園20年近くになると、あちこちこういう手直しが目白押しになってきます。
アナベル

花のテラスからくらしの花園を結ぶ連絡園路には、2年前にブッドレアとノリウツギを導入しました。昨年はそこそこだったのに、今年は一気に大きく育ち、ブッドレアは背丈を超えるほどに成長して、たくさんの花を咲かせ始めました。今年はいろんな種類のチョウがたくさん発生しているので、しばらく賑やかな花風景が楽しめます。
ブッドレア

カントリーハウスの庭園には、恒例のハンギングバスケットが展示されています。流木を使った一点以外は、額縁タイプとなっているのが特徴でしょう。パレット花壇のダリアも咲き始めたので、夏のガーデンもけっこうにぎやかになってきました。
ハンギング

涼しい滝野公園

  • 2017.07.19 Wednesday
  • 05:56
昨日は滝野公園。8時頃に着いた時には霧雨が降り、あれ?こんな天気予報だったかな?と思ってしまいました。気温は20℃前後で寒いくらい。花の情報館の横に置かれているアリウムは、水を含んで重そうに傾いていました。
アリウム

真っ先に向かったのはラベンダー。先日来いろんな報道にある通り、今年はラベンダーが全道的にかなり傷みました。昨年植え替えたばかりのエリアはやはり傷みが激しかったけれど、補植した‘バイオレットメモリー’は全く傷んでおらず、素直に茎を伸ばして花が咲いていました。滝野公園はこれを基幹品種にして、どんどん植え替えていく予定です。
ラベンダー

2年前に植え替えたエリアは傷みもほとんどなく、株間を詰めて帯になるようにしているので、多少の傷みはあるものの十分鑑賞に堪えられる状態でホッとしました。
ミックス

昨日はボランティアの作業日。毎度熱心な方の参加があり、本当に助かります。こもれびの庭ではメコノプシスが終わり、レンゲショウマやキレンゲショウマのつぼみが膨らんできています。ツリフネソウやキツリフネの実生が猛烈に生えて来るので、その整理も行いました。
作業-1

日陰を作るヤマグワなどの枝払いや、マダニが近寄らないように園路脇のササ刈りなど、十人を超す参加があるとどんどん作業がはかどりました。本当にいつもありがとうございます〜
作業-2

午後からは園内のチェックを。今年は雨がたっぷり降ってくれていることもあり、草本類の生育がものすごくよく、宿根ボーダーももりもりになっていました。背後のニオイヒバも散髪したので、今年は本当にすっきりしています。
宿根ボーダー

ちょうどラズベリーの実が熟れてきており、虫に食べられる前にしっかり味見をしておきました。グースベリーやブルーベリーが鈴なりに成っているし、プルーンも初めてたくさんの実を付けているし、剪定の効果が出てきているのが嬉しいです。
ラズベリー

花人の隠れ家の奥では、ちょうどトリアシショウマ(Astilbe odontophylla)が見ごろを迎えていました。単なる野草にしておくのはもったいない、本当に魅力的な植物です。
トリアシショウマ

昨年北大植物園から分けていただいたグンネ(オニブキ))は、時期があんまりよくなかったので冷や冷やものの冬越しだったけれど、無事に越冬して大きな葉を広げてきました。今年の雨の多さもラッキーでした。本来の大きさになるのは来年になるでしょうが、今でも十分魅力的な姿をしておりますので、ぜひご覧になっていただきたいです。
グンネラ

滝野公園薄曇り

  • 2017.07.05 Wednesday
  • 05:59
昨日は滝野公園。午前中は雨の予報だったけれどそんな気配もなく、薄曇りで過ごしやすかったです。東口の広場には、新しいメリーゴーラウンド風のウェルカムオブジェが設置されていました。
ウェルカムオブジェ

広場の横の花壇には、昨年秋にアリウム‘グローブマスター’(Allium 'Globemaster')を植え込んであります。それがちょうど満開になり、でっかい玉がゆらゆら揺れて、結構な人気スポットになっていました。球根はかなり高いけれど、花の豪華さや花期の長さから、絶対に元が取れそうな存在感です。
グローブマスター

プランターや露地植えに大量に植えられたアリウム・ギガンテウム(Allium giganteum)の方は、なぜか玉が大きくならないまま花が咲いてしまいました。同じ球根を植えたところは、ちゃんと大きくなっているというので、土のせいで大きさが変わるのかなぁ?と悩んでしまいました。
ギガンチウム

早速向かったのはラベンダーのところ。今年は富良野の各所でもラベンダーの枯れがひどいとの情報があり、市内幌見峠のラベンダー園でも同様だとか。夏から秋の連続台風禍による長雨と、年末に降ったドカ雪のせいで、過湿に弱いラベンダーが傷んだものと考えられます。昨年植え替えた株に特に傷みがひどく、どのくらい回復できるのか、まずは様子を見に行きました。すると意外に新芽が吹いてきており、傷んだ枝を取り除くと十分回復できそうなものがありました。全滅かと思っていたけれど、これなら半分くらいは助かりそうです。
ヒドコート

もちろん早く植え替えた株はあまり傷みもなく、順調に花茎を伸ばしていることや、新たに‘バイオレットメモリー’の株も導入しているので、十分ラベンダーの花を楽しむことができるでしょう。
実生ミックス

もう一つの心配ごとは、グラス類がかなり傷んでいることです。これも同様に過湿が原因でしょう。前回は、どれが生きているのかよく分からなかったので、花が咲いてからと思っていました。するとサワサワと穂波が揺れているのは、一般に一年草といわれているホルデウム・ユバツム(Hordeum jubatum)で、宿根性のペンニセツム3種が全滅していたのです。ものによってはペレニアルとされているので、条件次第なんでしょうか。ずっと生きていてくれるのであれば、使い勝手がありそうです。
ホルデウム

花のまきばではコスモス畑の準備がされている中で、真ん中あたりに強烈な彩りになっているのがネペタ‘ウォーカーズ ロゥ’(Nepeta racemosa 'Walker's Low')。花の乏しいこの時期に、ものすごい存在感があるので、株分けしてもっと面積を増やそうと考えています。外国からのお客さんには当然ラベンダーと写るのか、この前でみんな自撮りをやっていました。
ネペタ

2箇所に植えられているメコノプシスのうち、最も古くから植えられている花人の隠れ家のコーナーでは、開花株こそ少ないものの、一株の花数が圧倒的に多いので、豪華絢爛20数輪が咲き誇っておりました。この分なら今週中にはだいたい終わってしまいそうなので、ぜひご覧になっていただきたいです。
メコノプシス

こもれびの庭の植栽地でもそうですが、株は申し分なく立派に育っているのに、なぜか花茎が上がるものが少ないのです。栽培に関してはほぼクリアしてきているのですが、あとはこれを解決してたくさんの花を楽しんでいただきたいものです。
未開花株

新聞報道によると、昨日4時前ころに、草刈りをしていた作業員が、詰まった草を取り除こうとしていた時に草刈り機が移動して挟まれ、亡くなられたそう。全然気がつきませんでした。あちこちで草刈りをやっていましたが、なんともいたわしいことです。心よりご冥福をお祈り致します。

はびこる植物

  • 2017.06.22 Thursday
  • 05:43
滝野公園の花のまきばでは、チューリップが掘り上げられてコスモスのタネを播く準備が進められていました。その中ほどの、ただの草っぱらにしか見えないところで、ひそかにタネをまき散らしているのが秋咲きクロッカス。(Crocus speciosus なのか C.pulchellus なのかよく分からないのですが) このタネからまた4〜5年もすれば花が咲いてくるので、ここもどんどん賑やかになっていくことでしょう。
秋咲きクロッカス

このエリアの見どころになっているのがコウリンタンポポ(Hieracium aurantiacum)。これはカントリーガーデンの造成時に、メドゥを形成させる植物として導入したものの名残です。草刈りにも負けない丈夫さから、このあたりはびっしりと咲いています。
コウリンタンポポ

ここ数年、園内で急速に増えているのがキバナコウリンタンポポ(Hieracium pratense)。道内には昔からあるにはあったけれど、かなり局所的だったものが、最近家のあたりでも猛烈に拡大中です。そのうちブタナより多くなるかもしれません。
キバナノコウリンタンポポ

メドウの中には、コメツブウマゴヤシ(Medicago lupulina)の花が咲いていました。ヨーロッパ原産で江戸時代には既に渡来していた古強者ですが、道内ではまだあまり見かけません。松山ではシロツメクサより多いくらいなので、暖地向きなのでしょうか。何かの苗にくっついて入ったようですが、はたしてここに定着できるかな?
コメツブウマゴヤシ

カントリーガーデンでは、ヒメジョオン(姫女菀)よりも多そうなのがハルジオン(春紫菀)(Erigeron philadelphicus)。まきばのせせらぎと花のまきばの間に、特にたくさん生えています。ぱっと見では、つぼみがうなだれるように垂れることや、花がややピンク色になるので区別がつきますが、葉の付け根が茎を抱いたり、茎が中空な点も区別のポイントです。宿根ボーダーに植えられることもあるくらいなので、草刈りからなんとなく守られているみたいです。
ハルジオン

せせらぎの中が真っ黄色になっているのは、ニシキミゾホオズキ(Mimulus luteus)。本当は在来のオオバミゾホオズキを入れたはずだったのに、しばらく経ってから何か様子が違うので、調べてみてこれだと分かりました。既に道内数カ所で定着している報告があります。セイタカミゾホオズキの別名がある通り、茎が直立するので様子が異なります。猛烈に増えているので、そろそろ危険水域かも。
ニシキミヤコグサ

収穫の谷では、ロビニア‘ヒリアリー’(Robinia x slavinii 'Hillieri' )が満開になっていました。もともと植えた株は枯れてしまったけれど、根萌芽といって、根から株が再生してこのあたりにはびこりつつあります。棘がほとんどないので扱いやすく、樹形もコンパクトなので、風当たりの弱い場所には向いていると思います。もう一種、真っ赤な花を咲かせる‘カスク・ルージュ’はとにかく枝がもろく、何度も強風に折れてなくなってしまいました。ヒリアリーの方が、まだ少し風には強いようです。
ヒリアリー

園芸植物と帰化植物とは、言葉の示す概念がもともと違うので、その境界がある訳ではありません。ここで挙げたような植物は、生態系の人達からすれば「とんでもない奴」と見られているものでしょう。私たちが扱う植物を、全く無秩序にしておける時代ではなくなっているので、これからは園としてのポリシーをしっかり持っておく必要があります。

メコノプシスの季節

  • 2017.06.21 Wednesday
  • 05:42
昨日は10日ぶりの滝野公園。朝から気温がぐんぐん上がり、まぶしい日差しを浴びて、東口花壇のアリウムが満開になっていました。普通のギガンチウムはまだつぼみだけれど、これは今年初めて導入した‘グローブマスター’。かなり高価な球根ですが、開花期間がめちゃ長いので、元が取れることをねらって植えてみたものです。シカ除けにもなるというので、道内向きかもしれません。
アリウム

メコノプシスがどのくらい咲いてくるのかが一番の問題なので、早速向かったのはこもれびの庭。濁りのない大輪の花が咲いていたのでまずはホッとしました。ピートモスマルチによって土壌を酸性に保っておけば、花色の濁りは心配なくなったようです。
メコノプシス

でも、全体をよく見ていくと、花茎が上がっているものがかなり少ないのです。株は十分なくらい大きくなっているのに、ある程度大きくなると細かく株が割れてしまい、全体としてみれば立派な株なのに、葉ばかり繁っているのです。昨年秋に株分けしてみたものは、どれもちゃんと生育しているけれど開花はなし。今度はこの課題をクリアしなければならないようです…(>_<)
葉っぱ

この時期には園内の花が極端に少なくなり、メコノプシス以外の見どころはシベリアアヤメぐらいでしょう。一番奥の山のお花畑で咲いています。
シベリアアヤメ

昨日はボランティアの作業日。参加して下さる方が固定されてきているような…(^^;) みなさん暑さにめげず、目一杯伸びた草刈りや雑草取りに精を出してくれました。まずはメコノプシスへのアプローチの除草と掃除。この法面は毎度崩れて緑化できず、なんとかしたいところです。
アプローチ

夏〜秋の見どころになるレンゲショウマは、渓流ゾーンからこちらに移植してきたものが元気よく育ってきました。メコノプシスを撮しにカメラを提げた方が次々とやって来て、次はレンゲショウマが楽しみです〜とみなさんおっしゃってました。
除草

最後にヤマアジサイが繁みに呑み込まれているので、回りを整理してあげました。衰退した株が多いので、これらもそろそろ補植が必要になってきたようです。
ヤマアジサイ

ガイド室に戻り、みんなでわいわいとお昼をいただいていると、机のゴミが何やら動くので、あれっ!っと思ったら、やはりマダニでした。マダニによる感染症が問題になっているので、あちこち注意喚起が賑やかです。ただ怖がっていても仕事になりませんが、仕事から帰った時にすぐに着替えてしまうのが一番でしょう。
マダニ

束の間の晴れ間

  • 2017.06.10 Saturday
  • 05:58
昨日は再び滝野公園。今度は渓流ゾーンが現場です。朝からピーカンに晴れて、エゾハルゼミが大合唱となっておりました。鱒見口に車を置いて平成の森に入っていくと、新緑の滴るような緑に包まれ、セミの大合唱を聞きながら空を仰ぐと、時を忘れて神々しい気持ちになっていきます。少しでも俗世のごたごたから逃れられたような…(^^;)
ギャップ

渓流ゾーンにはかつてスズランが群植され、けっこうな名所になっていましたが、木もれ日のある疎林が完全に鬱閉(うっぺい)してしまい、日照条件が著しく悪くなってしまったので、見る影もなく衰退してしまいました。それでもわずかに残っていたものを数年前に調査していたら、なんとそれらが(日本)スズランだったのです。全部ドイツスズランだと公園も思い込んでいたけれど、今残っているものは日陰にも強いスズランだったのです。花茎が草高の半分もないけれど、ひっそりとしとやかな花はそれなりにいいものです。
スズラン

渓流ゾーンには、あちこちにクリンソウが植えられていますが、大部分は昔私が植えたものの名残です。これは今年木道も撤去されてしまった湿生植物コーナーのもので、植えられたものからこぼれダネでどんどん広がり、いろんな花色が混じっていい感じになっています。もう手入れされることもないので、自然に生き残っていくことでしょう。
クリンソウ

炊事遠足広場の拠点であるロッジ「ゆきざさ」の横には、このあたりの原風景の名残であるエゾマツの大木が一本残っています。左の木は植栽されたアカエゾマツで、樹高は同じくらいになっていますが、エゾマツの方がはるかに太いです。札幌近辺の開拓初期には、アシリベツの滝近く水車場が置かれ、札幌の町で使われる木材を製材していた頃の生き残りなのです。
エゾマツ

炊事遠足広場では、たくさんの若者が目一杯に広がって、バーベキューやジンギスカンで盛り上がっていました。あとで聞いたら市内の市立高校の遠足で、300人もいたとのこと。いい天気に当たってよかったねぇ。
炊事遠足

鱒見口に戻っていくと、保育園児の遠足と、小学生の遠足とがすれ違ってとてもにぎやかでした。かわいい子供たちが次々挨拶するので、ていねいに答えるのがけっこう大変でした…(^^;)
遠足

午後からはボランティアの作業を。通常の業者管理ではできないきめ細かい作業により、渓流ゾーンの見どころの強化と、帰化植物等の抜き取りなどによる環境保全を徹底しています。まずはカタクリの群生地に行き、タネ取りを行いました。
タネ取り

たくさん取れた朔果を室内で追熟させ、タネだけにしてみんなでタネ播きをするのです。カントリーガーデン内の林床に、毎年せっせとタネ播きを続けており、5〜6年もすれば開花し始めてくるので、春の見どころがだんだん増えていくのです。
カタクリのタネ

いろんなところで作業をしながら、厚別川沿いの植栽地の手入れを先月に続いて行いました。せっかくクリンソウが咲いているのに、クサヨシやエゾノギシギシなどに埋もれてしまい、悲惨な状態になっていたものです。完全には取り切れませんが、根気よく続けて行こうと思います。
除草作業

作業を終わり、駐車場まで上がってきたところで雨が降ってきました。また週末は悪天候だとか…どこも苦戦していることと思いますが、昨日のような晴れ間が一日でも続いてほしいものです〜

滝野の花

  • 2017.06.08 Thursday
  • 05:53
昨日紹介しきれなかった花をアップしておきましょう。疎林の小径でひっそり咲いていたのは、ツマトリソウ(Trientalis europaea)のかわいい花。「ツマトリ」とはなんだろうと調べてみると、「花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が鎧の威色目(おどしいろめ)の一つである褄取りに似ているため。」(Wikiより)とあるけれど、余計意味が分かりません…(>_<) ようするに、白い糸で綴った鎧の縁に、一部赤い縁取りがあるということなのでしょう。でもそんな彩りの個体は見たことがなく、たいてい真っ白だとみなさん言っておりますが…(^^;) かつてはサクラソウ科、現在ではヤブコウジ科になっていました。これはここの自生ではなく、カントリーハウス前に列植している、ミズナラの大木の根元に咲いていたものを移植しました。幕別にある知り合いの山から下ろして、20年前に植えたものなので、あの辺りには咲いているのでしょう。
ツマトリソウ

富丘西公園などではクゲヌマランの方が多いけれど、滝野公園ではギンランばかり咲いていました。唇弁(しんべん)に距(きょ)と呼ばれる突起があるのがギンランで、クゲヌマランではつるっと丸くなっています。
ギンラン

園内のあちこちに群生しているのがベニバナイチヤクソウ。かつてはイチヤクソウ科でしたが、現在はツツジ科に統合されました。イチヤクソウの仲間は、葉の葉緑素だけでなく、菌従属栄養植物という共生菌から栄養分を摂取している特徴を持っています。特に本種は、カラマツ林の林床などに大きなコロニーを形成して、花の時期には見事です。昔千歳空港で、紅鈴蘭の名前でよく売られていたと聞きましたが、最近はそんなあこぎな商売はやられていないでしょう。地味なものが多いイチヤクソウ属の中では、ダントツによく目立ちます。
ベニバナイチヤクソウ

花のまきばの真ん中には、ここ数年秋咲きクロッカスが植えられていますが、その葉が枯れ始めているのでよく見ると、株の真ん中に大きな果実が上がってきていました。受精時は地中にあるのですが、熟してくるにつれて軸が伸び始め、間もなくすると10cmくらい地上に突き出してタネを散らします。普通のクロッカスもそんなことをやっているのですが、この時期には誰も気付かないのです。ぜひ観察してみて下さい。
クロッカスのタネ

スノーフレークは、通称スズランスイセン(鈴蘭水仙)なので、園内あちこちに植えられ始めています。葉の繁り方に対して、花茎の数や花のボリュウムが小さいので、今一つ目立たない花と言えるでしょうか。よ〜く見るとかわいい花なんですが。
スノーフレーク

これもあちこちに群生するマイヅルソウ。鶴が舞っている姿に似ているというのでこんな名前になりました。なので、ラベルが「マイズルソウ」になっていたのはボツにして、作り直してもらいました〜(笑)
マイヅルソウ

渓流ゾーンでは、園路際にユキザサの群生が数カ所見られます。道内ではアズキナの名で山菜取りにねらわれる草ですが、ここのは毎年よく取られないなぁ…と感心してしまいます。これだけ大きいと、違うものに見えるのでしょうか?今年も傷められることなく花が咲いておりました。
ユキザサ

カントリーガーデンには植えられていないサラサドウダンが、平成の森でちょうど満開。道内では恵山周辺に自生が集中しています。これも学生時代挿し木の対象にしていたので、なんとなく親しみのある花で、実に簡単に発根してくれました。決して目立つ花ではないけれど、よ〜く見るととてもお洒落な花だと思います。
サラサドウダン

初夏の到来

  • 2017.06.07 Wednesday
  • 05:55
昨日は滝野公園。いつも自衛隊前駅過ぎてから裏道を通り。駒岡経由のルートで公園に向かいます。精進川の横を通る道は、緑のトンネルになっており、新緑のこの時期には本当にうっとりするほど。ここを通るたんびに思い出すのが、今からもう9年前になる、滝野公園のトークショーに呼んだ柳生真吾さんを、ホテルに迎えにいってここを走った時のことです。この雰囲気がいいと大はしゃぎで盛り上がっていました。亡くなられてもう2年になるのですねぇ…いかん!またぐっと来てしまった…(>_<)
精進川

公園に着くと、とにかくまぶしい日差しにエゾハルゼミの大合唱。こうなればやはり初夏と言ってもいいでしょう。といっても、チューリップは終わったけれど、まだライラックはちょうど見ごろ。町中とのギャップは相当なものがあります。
ライラック

ボランティア作業がないので、じっくりと全域を確認しようと、奥の方にある疎林の小径に行ってみました。ベニバナイチヤクソウがたくさん咲いており、ギンランもあちこちに見つかりました。そろそろかな?と思って注意深く地面の上に目を凝らすと、落ち葉の中からぽつぽつとギンリョウソウの妖しげな花が咲いていました。まだまだたくさん咲いてくるはずです。
ギンリョウソウ

メコノプシスのところに行くと、たっぷりと雨が降っているせいか、しっかり葉を広げた中に、早くも花茎が上がり始めていました。ここ2年補植出来ていませんが、なんとか120株ほど大株を維持しているので、間もなく青いケシの季節の到来です。
メコノプシス

ヤマシャクヤクがこれでも精一杯満開の花を咲かせており、見どころの少ないエリアの中で存在感を発揮しています。間もなくブルーベルも咲いてくるので、この辺りも賑やかになってくるでしょう。
ヤマシャクヤク

昨年植物園から分けていただいたグンネラ(オニブキ)は、水分をたくさん欲しがる草なので今年はとてもラッキー。しっかり活着して大きな葉を広げ始めていました。今年は背丈くらいまで育ってくれるかな?株元にはつぼみも付いていたので楽しみです。
グンネラ

肝心のスズランは、ちょうど見ごろになっているはずなのに、どうも調子が悪く、生育も花着きもよくありません。株も小さく、花の数も少ないのです。そろそろ抜本的に植え直しが必要になってきたようです。(これは数少ない、状態のいいところです〜)
スズラン

一日ピーカンに晴れていて、その間ずっとエゾハルゼミの大合唱の中にいると、このまま家に帰っても頭の中でシャワシャワ鳴いているんじゃないかと不安になってしまいまた。(本当に夜まで耳鳴りが…)四国にはこんなセミはいなかったので、いまだにびっくりな存在です。
エゾハルゼミ

リニューアル

  • 2017.06.03 Saturday
  • 05:56
滝野公園のくらしの花園は、カントリーハウス屋上に造られているハーブガーデンです。これまで何度かリニューアルしてきたけれど、木枠の改修に合わせて今一度植栽内容を見直おそうと、冬の間にフラワーガイドボランティアの研修会の時間を使って、内容の検討を進めてきました。そしていよいよ先週から植え込みが始まり、中央部の植栽コーナーは業者さんの手によって植えられておりました。
くらしの花園

以前中央に植えられていたニオイヒバの‘サンキスト’は、栄養たっぷりの環境なのでどんどん大きくなり、巨大な株になってしまいました。大きくなるだけならいいのですが、ただでさえ薄い植栽基盤にびっしりと根を張り巡らせるので、スコップも立たなくなるほど。このため樹木は鉢植えにして埋め込み、外に根が伸びないようにしました。どれだけもつかは分かりませんが、しばらくはなんとかなるでしょう。
植え込み済

外側の植え込み部分は、生垣との間の狭いところに、いろんなものを植え込まなければなりません。とても業者さんに図面渡しただけでは植えられないことや、フラワーガイドのみなさんが植えることにより、少しでも身近に感じられるよう。声をかけて作業していただくことに。
配置

私がポットを配置していくあとから、どんどんと植え込んでいただきました。毎度作業に参加していただく方達には、本当に感謝です〜
植え込み

ハーブ類に強い方の参加を得たので、どんどん作業が進みました。一部欠品があるものの、これまでよりはるかに充実した内容のハーブガーデンになったと思います。
作業

午前中だけ曇りの予報、13時から傘マークになっていたので、なにがなんでも2時間で作業を終わらせようと、みなさんにはとてもがんばったので、12時過ぎに無事終了。本当にお疲れさまでした。m(__)m
完了

せっかくなので園内を一回り。あんなにきれいだったチューリップも前日の雨に叩かれ、かなり花数が少なくなっておりました。また週末は天気が崩れてしまいそうなので、本当にもったいない限り。春はあっという間に過ぎて行ってしまいました〜
チューリップ

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