スイートアリッサム

  • 2020.09.21 Monday
  • 06:19
街路樹の植えますで、スイートアリッサムの花が目立ってきました。涼しくなって夏の花がへたってくる頃になると、俄然生き生きしてくるタフな植物です。
ます花壇

スイートアリッサム(Sweet alyssum)は、かつてアリッサム属だったことからこの名がありますが、現在はロブラリア属(Lobularia maritima)となっています。カナリア諸島からフランスのビスケー湾の沿岸が原産地で、種小名の通り海岸の砂地に生えているそうです。無数の小花を次から次に咲かせます。
タイニーティム

この画像も、近くの植えますで撮したものですが、赤い花は多分 ‘ロージー・オディ’( 'Rosie O'Day'.)でしょう。これを撮したのが6月27日なので、春に植えられて間もなくなので、まだ株が丸くて整っています。
6/27

こちらの画像は10月17日。もう株の境界がはっきりしないくらい成長しているけれど、株はまだまだ元気で花を咲かせ続けています、夏を越して涼しくなると、再び元気を取り戻すのです。紫色の株は、多分 ‘ロイヤル・カーペット’('Royal Carpet')です。
10/26

まだ学生の時、スイートアリッサムに興味を持って、白花の ‘’タイニー・ティム( ‘Tiny Tim ’)とロイヤル・カーペット、 ロージー・オディの3品種のタネを手に入れて育て、比較をしたことがあります。今から36年前、朝日新聞社から発刊された朝日園芸百科の3巻目を北大が責任編集をすることになり、私にもたくさんの植物が割り当てられました。その時迷わず選んだのが、このスイートアリッサムの記事だったのです。
朝日園芸百科

数日前に手稲の現場に行く用事があり、国道から曲長(かねちょう)通に下りていくと、いつもきれいにしている左側のます花壇が、一面真っ白になっていました。暑い時期にはへたってあまりきれいに見えなかったのに、涼しくなると生き生きと花を咲かせてきたのでしょうか。
曲長通

一年草ながら花期はものすごく長いし、こぼれダネで次々と生えてくる丈夫さも取り柄です。北国向けのとても便利な素材といえるでしょう。

生垣刈り

  • 2020.09.20 Sunday
  • 05:53
あれこれ煮詰まっているけれど、こういう時は無心に作業に没頭して、汗をかくのが一番です。圃場に入ろうとしたら、入り口がアメリカヅタにすっかり絡まれていました。バリバリと開けると、既に葡萄色に熟した果実が。紅葉の季節がもうすぐです。
アメリカヅタ

圃場内を一回り下見で歩いていると、やたら芝生のくずが落ちていました。よく見るとカラスがほじくって無数の穴を空けているのです。地中にナガチャコガネの幼虫が発生すると、それを食べたくてほじくりまくるで、大通公園や創成川公園でも大被害を受けたことがありますが、ここもあんなハゲチョロになってしまうのかなぁ…(>_<)
芝生

今年は干害が一度も起きず、そこそこ雨が降ったおかげで、イボタの生垣が大変なことに。こんなにボウボウに伸びたのは初めてです。
生垣

こんなに伸びてしまうと、刈り込みバサミではとても刈れないので、枝を引っ張り上げながら、少し深めに剪定していきます。いやはや大変な作業になってしまいました。
剪定

それを追っかけるように、刈り込みバサミできれいに刈り込んでもらいました。これなら私でもでも大丈夫と、ていねいに仕上げていただきました。
刈り込み

結局2時間以上ひたすら剪定し、腕がパンパンになってしまいましたが、芝刈り隊長にも手伝ってもらって、なんとか刈り込みを終えることができました。これだけきれいに仕上がると、疲れも吹き飛んでくれます。
バッチリ

芝刈りの終わった芝生には、さっそくカラスが集まって来ました。見られていると気になるのか、全然ほじくらないけれど、いなくなったら盛大に掘り始めるのかなぁ…
カラス

生協の食堂に遅い昼食を食べに行くと、相変わらず学生さんの姿もまばらでした。テーブルを仕切って座席も半分にしているので、後期授業からは対面授業が始まり、みんながどっと出てきたら大変な混雑になりそうです。水も薬味も提供中止になっているので、お茶と七味持参でワカメそばをいただきました。指がなまって箸を落としそうになりましたが、ワカメがたくさん入っていて美味しかったです〜
若芽蕎麦

まさかのナツメ

  • 2020.09.19 Saturday
  • 05:47
昨日の続きです。円山公園でなんとか時間をつぶし、お腹ぺこぺこになっていつものそば屋に行きました。普段は歩いて行くので正面から入るのですが、自転車で移動していたので、ビルの裏にある自転車置き場へ。その時に私のセンサーにビィ〜〜ンと何かが引っかかりました。瞬時に判断できない、何か見慣れないものが視界に入ったのです。
はて?

ビルの隣の家は庭というものもなく、ブロックで囲った植えますに「なんか」が植えられているのですが、近寄ってもまだ判断できません。こういうことが年に数回起きるのですが、間近に見てようやく頭の中の情報が整理されてきました。
うん?

なんとナツメ(棗)だったのです。ナツメ(Ziziphus jujuba)はクロウメモドキ科の小高木で、南ヨーロッパが原産ですが、古くから中国に渡来し、中国原産と思われるほどになっています。我が国へは奈良時代以前に渡来していたそうで、食用というより、薬用として栽培されてきました。
えっ!

なんで私がナツメに詳しいかというと、子どもの時の思い出があるのです。6歳の時に群馬県高崎にいた祖父が亡くなり、まだ入学前だったので両親と共に夜行列車に乗って、はるばる葬儀に出かけました。この写真は葬儀の翌日で(1958.10.12)、このあと秩父にいた母の伯父の家に泊まったのです。(うちの孫に、だんだん似てきたのがいるなぁ…)

   高崎

その家の裏庭に大きなナツメの木があり、ちょうど熟れた実がびっしり生っていました。それがおいしくてたくさん食べた上に、おみやげに一袋いただいて帰ったのです。大学生の時に秩父に泊まりに行ったことがありますが、伯母さんから「康ちゃんはナツメが大好きだったの覚えてる?」と言われたほどでした。

結局あれ以来、木は何度も見ているけれど、生のナツメは食べたことがなく、中国産の砂糖煮された甘すぎる物を食べて、生のナツメを食べたいなぁ…!とずっと思っていました。時々見に行って、熟してきた頃にお願いしてみようかなぁ…(^^;)
干しナツメ

耐寒性はどのくらいあるんだろうと、ミズーリ植物園の Plant Finder で調べて見ると、Zone: 6 to 9 なので札幌でも十分越冬することが分かりました。(札幌はZone No.6)身近なところに意外といろんなものがあるものです。

ゾーンNo.

思わぬ散歩

  • 2020.09.18 Friday
  • 05:49
昨日は午前中歯の定期健診がありました。一ヶ所知覚過敏がなかなか直らないので、定期的に見てもらっているのですが、「知覚過敏ケア」のハミガキを使っていると、少し和らいできたかもしれません。最後に、フッ素も塗っておきますからね〜とやってくれたのはいいけれど、30〜40分はなにも食べないで下さいね〜と言われてしまいました。12時過ぎてるのに参ったなぁと、すぐ目の前にある円山公園を散歩して時間つぶすことに。入り口のアサダの木は、本当にいい木陰を作ってくれています。
アサダ

たくさんの果実がぶら下がっていますが、茶色のまま秋までばらけないで我慢しているようです。近縁のサワシバはまだ緑色をしていたはずだけど。
果実

山際の水遊び場は、今年は使用禁止になってしまったので、この辺りの子供たちはつまらなかったことでしょう。うちの孫たちも行き場がなくて困っていました。ふと円山川の石貼りの水路を覗き込んだら、ウワバミソウがみずみずしい葉を広げていました。とっても美味しい山菜として知られていますが、採れるところではなかなか見つからないので、いまだに食べたことがありません。
ウワバミソウ

反対側には、同じイラクサ科のアカソ(赤麻)が水際に生えていました。三面貼りの水路だけど、わずかな泥にタネが落ち、なんとか体を支えているのでしょう。
アカソ

ふと思い出して、すぐ上にある神宮の梅林に向かいました。一時荒れ放題になってしまいましたが、最近はちゃんとした方が剪定をやるようになったらしく、樹形もウメらしく戻って来ました。下草もちゃんと刈られています。
梅林

10年ほど前、公園での仕事のついでにこの辺りを歩いていた時に、荒れ放題の梅林の足元がワルナスビに一面覆われていてびっくりしました。本州から持ち込まれた苗木の根鉢にくっついてきたものでしょう。(この辺りにニイニイゼミやヒグラシが住み着いているのも、セミの幼虫が根鉢に紛れ込んだものだと思います。)
ワルナスビ

ワルナスビは北アメリカ原産で、牧野先生が千葉県成田で見つけて自宅に植えたところ、あまりに棘が痛くて大変だし、抜いても抜いても地下茎を張りめぐらせているため根絶できず、こんな恐ろしい名前を付けたものです。この時は神宮の職員を知っていたので、しつこく刈り続けて絶やしてしまわないと、どんどん広がって大変なことになるよと教えました。時々見に来ていましたが、ようやく根絶できたようで一株も見当たりませんでした。道内ではまだ数カ所しか見つかっていないけれど、要注意な外来種です。
花のアップ

梅林に大きく枝を伸ばしているオオバボダイジュは、今年もたくさんの実が生ったようです。こんなに大量のタネをまき散らしていたら、そこら中がオオバボダイジュだらけになってしまいそうですが、意外とそうならないのが不思議なところです。それでも毎年愚直にタネを作るのですから、樹木の営みも大変なんだなぁと思ってしまいました。
オオバボダイジュ

ダリアの季節

  • 2020.09.17 Thursday
  • 05:52
昨日打合せに行った帰りに、道の向かい側にあるダリア通りを見てきました。かつてこの辺りにはいろんなダリア園があったそうで、現在でも「ダリア町内会」として名を残しています。川に沿って伸びる緑地帯にダリア花壇が作られていて、毎年たくさんのダリアが植えられているのです。今年もダリア通り祭りが、26日にあると貼り紙がありました。
ダリア通り祭

ダリアはメキシコの国花になっているように、メキシコの高原地帯が原産地なので、高温には強いけれど過湿環境が苦手です。全国的に栽培されますが、北海道や東北地方でこそ、その真価を発揮します。かつては道内でもたくさんの生産者が育種もやっていましたが、現在は滝野公園や百合が原公園にたくさんの品種が植えられている、早来の「やまきダリア育種研究所」くらいでしょうか。ダリアは花型によってこのような系統に分けられています。(Wikipediaより)

系統

ダリア通りにたくさん植えられているダリアは、支柱が全く立てられていないため、かなりぐだぐだになってかわいそうですが、いろんな系統の品種が見られました。これはストレート・カクタス咲き(St.C)の品種です。
ストレートカクタス

同じカクタス系だけど、花弁が内側によれて咲くのがインカーブド・カクタス咲き(I.C)の品種。
インカーブド

カクタス系とデコラティブ系の交雑により、中間の花型となるセミカクタス咲き(S.C)の品種。
セミカクタス

一番ダリアらしい花型で、小輪から中輪、大輪、巨大輪と、いろんな大きさの品種が揃っているフォーマル・デコラティブ咲き(F.D)の品種で、このサイズであれば大輪(24cm前後)でしょうか。
デコラティブ

丸まった花弁がぎっしり詰まって丸くなるのはポンポン咲き(P)ですが、この花は5cmよりやや大きいのでミニチュア・ボール咲き(Min.Ball)のようです。
ボール

玄関先にひっそり咲いていたのが、一重のシングル咲き(S)。花だけ見たらダリアだと思わないかもしれません。
シングル

そういえば、前日滝野公園でダリアを見ていて、面白い花が咲いていました。‘サックルベビードール’という品種で、花色が一株の中で咲き分けになったり混じったりと、不思議な取り合わせ。他にも似たような咲き方のものがあり、育種していけばこういう面白さがあるんだなぁと感心して見ていました。
ベビードール

夜温が下がってくるこれから半月あまりが、ダリアの花の一番きれいな時期になります。是非お楽しみ下さい。

滝野再開園

  • 2020.09.16 Wednesday
  • 05:50
滝野公園は10日に再開園できたものの、週末は残念な天候になってしまいました。昨日も着いた時には16℃と肌寒く、午後からは雨の予報。一週間前には32℃もあって夏の日差しだったのに…なんて非常な天気なんでしょう。コスモスはちょうど見ごろだけど、強い南風が後ろから吹き付けるので、花がみんな向こうを向いてしまいました。
コスモス

紫の帯が見えないので、変だなと下りていくと、ピンチしたあと伸びてくるはずの次の花茎が、なんかためらっている様子。あんまり暑すぎて栄養生長のスイッチが入ってしまい、花を開くことを忘れてしまったのでしょうか。夜温が下がれば、スイッチが切り替わるはずなんですが。
サルビア

コキアの生長はもう止まっていて、少し黄色くなってきました。畑の下の方は栄養分が貯まってくるのか、上の方の倍以上に大きく育っています。でもそのおかげで隣同士が合体してしまい、コキアならではのまん丸い草姿が見えなくなってしまいました。
コキア

園内のあちこちでミヤギノハギの花が満開になり、優美に枝を垂らしています。植えられてから20年以上も経つのに、一向に弱ったりしないのがうれしいです。でもそろそろ株分けした方がいいんだけどなぁ…(>_<)
ミヤギノハギ

ハギの小径では、赤・桃・白のミヤギノハギの花が見られます。江戸絞りも咲いてるし、シラハギやニシキハギもチラチラと咲いて来たので、今月一杯ハギの花が楽しめそうです。
桃花ミヤギノハギ

一番心配しているメコノプシスは、先日の暑さでかなりやられてしまい、大きな葉がほとんど融けてしまいました。若い小さな葉はわりとしっかりしているので、なんとか回復してほしいです。この20年で、一番厳しい暑さだったのではないでしょうか。
メコノプシス

バタフライガーデンのブッドレアは、少し傷んだ花が目立つものの、まだまだたくさんの花を咲かせています。こちらはあの暑さを喜んでいた口なんでしょう。
バタフライガーデン

昼前からは風に乗って、霧のような雨が吹き付け始めました。そんな中ポツポツとやってくるお客さんは、コスモスよりこちらの方に引き寄せられるようで、「おっ!意外ときれいじゃん」なんて声が聞こえました。やっぱりぼやっとした色よりも、くっきりはっきりしている方が人を惹きつける力が強いのでしょう。もっといい天気の中で楽しんでいただきたかったです。
パレット花壇

新聞の切り抜き

  • 2020.09.15 Tuesday
  • 05:58
毎日仕事に追われているし、来週は北大の集中講義でその準備もしなきゃだし、このところかなり煮詰まっています。そんな時に息抜きのためにやるのが新聞の切り抜きで、もう40年以上も続いています。今はすべてスキャンしてデータ化するので、場所は取らないし探しやすくなりました。昔は読み返して記事を探していたので、ものすごく時間がかかっていましたが、読み返す時間もなくなったので、毎朝気になったところに付箋を付けて、その部分だけ切り抜くようにしています。

牧野図鑑

でも見落としているものもたまにあります。出版案内はあまり見ないのですが、こんなものが出ていたんだと目に入ってしまいました。「限定2,000部!」「牧野富太郎の原図を全公開」「最初で最後の蔵出し」なんて謳い文句には思い切りそそられてしまいますが、これ以上本は増やさないと心に決めているので、本屋にあれば立ち読みしようかな…(>_<)

原画集

切り抜きの大半は植物や自然に関するものだけど、たまにはこんな記事にもチェックが入っています。私の御用達の絆創膏を作っている会社が『サビオ』を復活させるというのです。私もこちらに来てから使い始めたので、やっぱりサビオが馴染んでいますからねぇ。
サビオ

瀬戸内寂聴さんの連載は、ネットで読めるので切り抜きはしていませんが、今回の記事は何度も読み直してしまいました。寂聴さんは、私の母と誕生日がほとんど同じで、ちょうど一年年長になります。母は文章はほとんど書かない人ですが、言っていることは本当によく似ていて、会うたびに死にたい死にたいと嘆いています。

残された日々

朝日新聞に怒られそうですが、この文章は読んでいただきたいです。
1
2
3

ホップ

  • 2020.09.14 Monday
  • 05:46
ポプラ通からの帰りに、北大の圃場にも寄りました。先週の土曜日が定例の作業日でしたが、熊の沢公園のイベントとぶつかってしまったので、どうしてもやっておきたい作業を片付けたかったのです。圃場には2種類のアメリカフヨウがありますが、どちらも9月に入ってからようやく咲いて来ます。
アメリカフヨウ

2時間近く作業をして、ゴミを捨てに旧バラ園に行くと、野生化した野良ホップがあちこちでたくさんの毬花(まりはな)をぶら下げていました。昔は毎年のようにホップで壁飾りを作っていましたが、最近はずっとサボっていました。ホップはタイミングよく取らないと、未熟だとくしゃくしゃになってしまうし、遅すぎるとバラバラ落ちてしまいます。今回はちょうどよさそうでした。
ホップ

一つかみむしり取ってきたホップを、壁に吊して葉を落としていきます。葉は乾くと縮んで汚くなるので、小さなものもていねいに落としていきます。
葉っぱ取り

小さな壁掛けリースが二つできたので、小枝をうまく固定して一晩吊しておくと、すっかり乾いておりました。新しいホップは香りもよく、なんといっても鮮やかな緑が気持ちのいいものです。
リース

半端なつるが残ったので、玄関に飾っている二部黎(にべ れい)さんの小品の周りに飾っておきました。ついでにミュシャの絵も秋らしく『果物』に入れ替えて、気分一新。ちょっとした手間ですが、このくらいはやらないと、事務所がみすぼらしくなってしまいますからねぇ。
玄関

秋のポプラ通

  • 2020.09.13 Sunday
  • 06:00
昨日はポプラ通の植物確認。現場に向かう道すがら、車の温度計が16℃を指しており、早くもジャンパーを着ているお年寄りもいれば、Tシャツの若者もいるし、この時期は何を着るのが正解なのか、出かける時には悩んでしまうでしょう。
前回は急用ができてほとんど見て歩けなかったので、1ヶ月半ぶりの確認作業になりました。あちこちに咲き始めているのは、昨年までなら何も迷うことなくセイタカアワダチソウと言っていたけれど、この時期に咲いているのですからケカナダアキノキリンソウとしなければならなくなりました。やれやれ…
ケカナダアキノキリンソウ

屯田側に咲いていたエゾトリカブトは、なんとポプラ通にたった一株しかないのだそう。どこにでもありそうな植物だけど、ここではかなり貴重なものが、実はたくさんあるのです。それにしてもこの色合いは珍しいです。
エゾトリカブト

真ん中あたりにある池では、今年生まれたばかりの子ガモが、親と区別ができないくらい大きくなっています。みんながパンをやるからすっかり餌付けされてしまったようで、何かくれるのかとわっと集まってきました。ざっと30羽以上もいて、みんな無事に育ってよかったね。
カモ

新琴似側の道路縁を見ていると、クコが一株たくさんの花を着けていました。そういえば昨年も大きな株を見つけたなぁ。既に果実が大きくなっているので、霜の降るまでに真っ赤になってクコ酒を漬けられるかもしれません。
クコ

この辺りには、おぞましいほどシンジュがはびこり始めています。雌雄異株なので、無数のタネをまき散らす雌株だけでも伐採してくれればよいものを。それにしても巨大な複葉で、大きさはほぼ1mあり、小葉が17対もありました。
シンジュ

園路際に無数のミズヒキが咲いているのですが、その中に白花がかなりの比率で混じっていました。こんなにたくさん白花があるところは初めてです。白花ミズヒキを「ギンミズヒキ」というらしいですが、これは絶対にいけません。キンミズヒキは全然別種なんだから、こんなまぎらわしい名前を付けるべきではないでしょうに。
白花ミズヒキ

ミズヒキの花は上から見れば赤く見えるけれど、下から見れば白くなっているのでこの名がありますが、白花と合わせて植えておけば間違いなく水引になります。中間の微妙な色合いの個体もたくさんあり、簡単に交雑するのか、見ていくとなかなか面白かったです。
ミズヒキ各種

クレア・トラベラー

  • 2020.09.12 Saturday
  • 05:48
先日の夜、久しぶりに陽殖園の武市さんから電話がありました。「今度は何に載ったのよ?」と聞いたら、クレアなんちゃらっちゅう豪華な雑誌に載ったから、ぜひ見てほしいんだわ〜とのこと。何もない時には電話がかけづらいのか、何かに載った時には必ず電話があり、あれやこれやと30分近くも話し込んでしまいました。そんな本は知らなかったので、さっそく取り寄せてみると、文藝春秋社が出している季刊の旅雑誌でした。
表紙

本来は海外の庭園や景勝地を取りあげるはずが、コロナ禍のおかげで海外へ取材に出かけることができず、やむなく国内がメインになってしまったようです。この号でも京都の清水寺・成就院、福山の新勝寺、天空都市高野山、石川県小松市の苔の里、練馬の牧野記念庭園などなど、国内の庭園がずらりと紹介してあります。その中に、北海道・紋別〜札幌として、「大地の鼓動に抱かれる北海道ガーデン紀行」の特集がありました。
見開き左見開き右

出発点が陽殖園だというのは、狙ったものか偶然か分かりませんが、北海道のガーデンを見ていく上では一番相応しいスタート地点でしょう。陽殖園は、今年から木曜日が休園日になり、いつも引き籠もっている武市さんがあちこちに出没しているらしく、森のガーデンにも2回やってきたそうです。来年からはなんと火・水・木曜日を三連休にするとか。一日出かけて苗を仕入れたり他の庭を見て、一日たっぷり仕事して、最後の一日はしっかり休養するのだそう。武市さんもいよいよ80歳なので、目標の150歳まであと70年がんばらないといけないからね!
陽殖園

山を越えてやって来たのが大雪森のガーデン。森の花園と森の迎賓館、そして遊びの森を堪能し、ヴィラにも泊まっていったそうです。そんな贅沢な庭園の味わい方を一度やってみたいです〜
森のガーデン

それから里に下りて上野ファームへ。いい流れで取材していますねぇ。今年は厳しい暑さや強風で、植物たちも大変だったようですが、写真で見る限りいつもの素晴らしいガーデンが維持されているようです。
上野ファーム

次はどこかなと、そおっとページをめくると、なんとアルテピアッツァ美唄でした。ガーデン紀行なので、つい花のあるガーデンをイメージしてしまいますが、ここは彫刻美術館であると共に、彫刻のある庭園美術館でもあります。今年はじっくり関わってきたので、このような紹介がされてうれしかったです。
アルテピアッツァ美唄

最後の札幌では、モエレ沼公園と北大植物園。なかなか面白いセレクトの庭園めぐりですが、2泊3日でこのように巡っていくと、北海道の風景の成り立ちがよく分かりそうです。ぜひ本屋さんで覗いて見て下さいね。

雨中の作業

  • 2020.09.11 Friday
  • 05:51
昨日は4時前から雨が降り始め、それを境に少し気温が下がりました。これからは最高気温も20℃台前半のようなので、あんな暑さからはようやく解放されたようです。昨日は星置緑地の作業日でしたが、朝から雨が降ったり止んだり。とりあえず準備万端整えて現地に行き、傘を差して緑地内の確認を行いました。
すると入ってすぐの木道脇に、2mほどのヤチダモの枯れ枝がグサリと刺さっていました。こんなのが人に当たったら大怪我ものです。先週の大風で倒木はなかったものの、かなりの落枝がありました。こういう時には入り口にロープを張って立ち入り禁止にするのですが、強風時には公園などに立ち入らないようにしましょうね。
落枝

雨が全然降らないわけではないけれど、あんな暑さが続いて風もかなり吹いているため、水分がどんどん奪われてしまい、緑地内はカラカラになっています。普段は湿っているのが当たり前なので、根の張りもそんなに広くないのでしょう。こんな乾燥が続くとたちまち干からびてしまい、ツルアジサイのほとんどが枯死寸前の状態に。ミズバショウは休眠中なのでなんともなさそうですが、エゾゴマナやオニシモツケなどは立ち枯れてきています。
ツルアジサイ

7月の作業の時に、一番奥のササに花が咲いていたので、そろそろ稔ってきたかな?と見に行きました。するとまばらながら、米より一回り小さいくらいのササの実が稔ってました。ササの開花周期は60年から120年と、情報によってえらく幅がありますが、とにかくめったにないことは確かです。終戦の年には東北地方で大規模な開花があり、秋にはみんな山に入って「笹麦」を集め、飢餓を回避したそうです。
ササの実

こんな雨降りにやってくる人はいないかと思いきや、10年以上参加し続けてくれているEさんが、完全装備でやって来ました。結局参加者は一人でしたが、別の用事もあって係全員やって来ていたため、にぎやかに作業を始めました。
初めの挨拶

強風で落下した枝を片付けながら、スゲ群落に移行させた湿地内に残っているアシを抜き取っていきました。初めの頃は向こうが全く見えないほどアシが密生していたのですが、根気よく刈り取りを進めていくにつれ、草丈の低いカサスゲ群落に移行できたものです。
作業

もう1ヶ所、クサヨシがたくさん生えているエリアでの抜き取りも進めました。雨は降ったり止んだりで、ひどい雨降りにならずよかったです。草を抜くと土の中はからっからに乾いており、植物が干からびるはずです。
クサヨシの抜き取り

人数は少なかったものの、けっこうな作業量をこなすことができました。終わって水分を取っていただいていると、ヤブ蚊がわんわん湧いてきたのでさっそく解散。Eさん本当にありがとうございました。
成果

このあとポンプを稼働してもらい、いったん緑地内に水を張ってもらうことに。十数年ここに関わってきましたが、こんなことは初めてで、気候変動の影響を感じてしまいました。

ガイド研修会

  • 2020.09.10 Thursday
  • 05:37
昨日は大通公園のガイド研修会。日程決めた時に、連チャンになると分かって入れたのかなぁ…(^^;) 毎日バタバタしているので、なにも考えずに空いている日に入れてしまったようで。しかもこの時期には珍しい暑さの中での実地研修は、かなり過酷でした…

少し早めに行って西の方から下見をしていきました。西6丁目の広場は、こんなに広々していたんだぁ…と感心するほどの広さ。今年はすべてのイベントが中止になり、いつもの年ならオータムフェストでグチャグチャになっているはずの広場が、こんな状態になっているのです。
6丁目広場

ゆっくり歩いて行くと、大通公園ってこんなに素晴らしいところだったんだと、しばし感激して母子を眺めていました。来年も再来年もこんな静かな大通公園だったら、公園の価値は格段に高くなっていくことでしょう。コロナ禍も、こんないいことをしてくれていたのです。
平和な風景

西5丁目のスポンサー花壇で、しばし立ち止まってしまいました。今日は9月9日だぞ。なんでパンジーが植えられているんだ?秋花壇のためだけにパンジーを植えたのかなぁ?今年は雪まつりもないので、雪像が作られないからこのまま来春まで越冬させて、長〜く楽しめるように作ったものでしょうか?時々様子を見に来なくては。
パンジー花壇

駅前通を横ぎる時に、ふと温度計を見るともう28℃。結局昼過ぎには31.2℃まで気温が上がり、日差しも強くて頭がくらくらしてしまいました。
温度計

今回の研修生は8名で、今年はガイド活動が中止になっており、お客さん相手の実地研修はできないため、私の作ったテキストで勉強し現地確認をやっていたとのこと。それを踏まえて実際の現地とのすりあわせをしていきました。ここでガイドの養成を始めたのが2013年なので、もう8年目になっていたのです。マッサンが本郷さんに造らせた「泉」の像のプレートを確認してもらいました。
泉

今年はここでもトチノキの実が異常に生っていて、あちこちでバラバラと落ちていました。信号待ちで立っていて、けっこう頭に直撃というケースが多いのだとか。車が凹むほどの衝撃なので、気をつけて歩いて下さいね〜
トチの実

12丁目のバラ園まで行って昼休みにしましたが、バラボランティアのみなさん、この暑さでも熱心に活動しておりました。明日からはグッと気温も下がるので、きっと素敵な秋バラが楽しめることでしょう。午後からは北側の園地を歩いて行くのですが、あまりにも強い日差しに、日陰を伝いながら少しずつ進んでいきました。この暑さで元気なのは、やっぱりサルスベリやムクゲでしょうか。
サルスベリ

なんとか1丁目までたどり着き、最後はやはりハルニレのところで締めることに。4時間しゃべり続けていると、いくら水分取っても焼け石に水で、声がガラガラになってしまいました。でも普段味わえない大通公園の見どころが、少しは身近に感じるようになったでしょうか。実際の活動は来年からになりますが、活躍をお祈りいたします〜
ハルニレ

事務所に戻ってメールを開いたら、滝野公園はめでたく再開園が決まったとか。見どころはたくさんありますので、秋の滝野公園にもぜひお出かけ下さいね〜

残暑の滝野公園

  • 2020.09.09 Wednesday
  • 05:51
昨日は滝野公園のフラワーガイドボランティアの研修会。昼前に事務所を出た時には車の温度計が35℃になっており、滝野に近づくに連れて下がったものの、着いた時には31℃でした。この時期にちょっと信じられない気温です。まずは現地を歩くコースの確認兼ねて一回り。今年のブッドレアは、冬の少雪でかなり傷んだけれど、めきめきと勢いを回復して、例年以上にたくさんの花を咲かせています。
ブッドレア

心配だったメコノプシスのところに行くと、なんとか持ちこたえている様子。小さな株はいくつか融けてしまったけれど、何年も生き残っている大株はちゃんと生き残れそうです。この暑さのお陰で補植苗がまた全滅すると、これを株分けするしかないのかなぁ。
メコノプシス

パレット花壇のコリウスは、もりもりと育ってきていい感じ。シカはシソの仲間が嫌いなのか、こんなに美味しそうなのに一口も食べていません。
パレット花壇

ふと温度計を見てみると30.5℃を示していました。管理棟の改修工事で大型クレーンが入っているわ、平行して舗装工事にも入るそうなので、今年はガチャガチャした環境が続きそうです。
工事現場

2時間余り講習をやったあと、みなさんと少しだけ園内を見て歩きました。3時過ぎでもまだ日差しは強烈なので、なるべく日陰を歩きながら、今回は主に植物の解説を。ちょうどミヤギノハギが咲き始め、少しは秋の風情を感じていただけたかな。
ミヤギノハギ

収穫の谷に来て、アピオスのところで何か変だな?でもなにが変なのか分からなかったら、支柱に絡まっているアピオスのつるのうち、真ん中の葉っぱだけがシカに食べられていたのです。地際の葉は固くておいしくないのか、届く筈なのに食べていません。なんでだろう?
アピオス

今年のコスモスは、播種が少し遅れたそうですが、その分あまり草丈が高くなりすぎないで花が咲いてくれたそう。年によっては背丈くらいになってしまい、写真が撮せないと苦情が出ることもありました。
コスモス畑

臨時閉園になってもう12日。コスモスやコキア、ダリアなどもちょうどいい感じになってきているので、今週中に開園できることを祈ってます。
準備万端

秋の七草

  • 2020.09.08 Tuesday
  • 06:00
9月も2週目になるというのに、真夏並みの暑さが続きます。今朝の最低気温は24℃、湿度は80%もあるのですから、寝苦しいはずです… 札幌の今日の予報は最高気温が33℃、明日は31℃で、ようやく10日から気温が下がってくれるようです。早く気温が下がらないと果樹には厳しい環境だし、メコノプシスの生育も心配になってきました。

今日の講習の準備をしていて、「秋の七草」のページが。春の七草と違い、はるか遠く今から約1,300年も前に、山上憶良によって詠まれた万葉集の歌から出発しています。万葉集の巻八 1537 には『秋の野に 咲きたる花を指(および)折り かき数ふれば七草の花』。さらに続いて『萩の花、尾花、葛花、瞿麦(撫子)の花、姫部志(女郎花)、また藤袴、朝貌(朝がほ)の花』という二首の歌が出自となっています。
萩の花は、当然ミヤギノハギなどではなくヤマハギです。かつては道内のものをエゾヤマハギとしていましたが、変異の範囲内ということに。ミヤギノハギのような派手さはなくとも、野生の気品を感じる花です。枝先は枯れるけれども、幹の部分は越冬し、4〜5年は生きていますがやがて枯れてしまいます。毎年地際で刈り取った方が、勢いのある枝が伸びていい花が咲いてくれるでしょう。
ハギ

冬枯れの枯れ尾花も風情はあるのでしょうが、花が開き始めた8月末くらいの様子が一番秋を感じさせられて好きです。ススキ草原は人手が入ってこそ維持できるので、放任していればどんどん衰退してしまいます。富丘西公園のように毎年秋に刈り取りを続けていればこそ、この景観も維持されているので、かなり貴重な存在かもしれません。
ススキ

憶良さんはなんでクズの花なんか入れたんだろう?と思ってしまいますが、当時は食用や薬用、あるいは工芸の素材としてもっと身近な存在だったのかもしれません。この花を見ると、同じマメ科のアピオスを思い出してしまいます。アメリカインディアンのソウルフードだったので、似たような存在だったのかも。
クズ

ナデシコの花は、あまり山野では見たことがなく、石狩浜の海岸草原の花というイメージが強く、初めて見た時にはなんであんなにびっしり咲くんだろうと、びっくりした記憶があります。「大和撫子」や「なでしこジャパン」なんて変な使われ方をしてとても迷惑だったかも…
ナデシコ

オミナエシは園芸的に使われていることが多く、たくさんの花をびっしり咲かせているとあまり野草のイメージがありませんが、草原の中からポツポツと花茎を伸ばしている様子はなかなか風情があります。
オミナエシ

フジバカマは道内には自生がなく、関東以西に生えているものは自生とも、古く中国から渡来したものとも言われています。鉢物で売られていたものを一度買って植えたことがありますが、越冬できませんでした。耐寒性ははありそうに見えるのですがねぇ。
フジバカマ

道内にはヒヨドリバナやヨツバヒヨドリがあるので、代替品には不自由はしませんが、でかすぎて風情はないし、香りもありません…
ヨツバヒヨドリ

最後の「朝貌の花」は昔から議論になって来ましたが、アサガオやヒルガオ、ムクゲなどは憶良の時代には渡来していないことから、キキョウとされています。道内にはかつてはかなり自生があったはずですが、開発が進んでほとんどなくなってしまい、函館の桔梗のように地名にだけ名を残しているところもあります。七草の中では最も園芸植物化している植物かもしれません。
キキョウ

それにしてもナデシコやキキョウはどう見ても夏の花だし、リンドウやアキノキリンソウなどの方が相応しいのにと思ってしまいます。そこは憶良さんの感性と好みなので、私がどうこう言っても仕方ありませんが。

誕生祝い

  • 2020.09.07 Monday
  • 05:51
誕生日になると、いろいろと登録しているサイトから、誕生日おめでとうございますというメールがたくさん流れてきます。ニフティなんか、パソコン通信時代からの30年来のお客なのに、「ささやかな」プレゼントといっても壁紙じゃなぁ…(^^;)

ニフティ

東急ハンズは、東急デパート内に移転して以来、年に一度くらいしか行ったことがありません。独立した建物だからこそ、階を変えてものを探すわくわく感が楽しめたのに、ただだだっ広いだけのフロアでは興醒めもいいところ。5%くらいでは、行ってみようという気も起きないです…

ハンズ

銀のさらは、何かの節目にはよく取っているので、ポイントもそれなりに貯まっていきます。10%だとまた取るか!という気も起きるのですがねぇ〜(笑)
銀さら

昨日は市内にいる息子の二家族がやって来て、誕生祝いをやってくれました。まずは外で思い切り遊んでいます。1号は先日4歳になり、2号は来月、4号も1歳半になり、だんだん仲間入りしてきました。5号も男なので、そのうち大変なことになりそうです〜
子供たち

日常生活は十年以上全く変わっていないので、歳を取ったという気は全くないのですが、このような数字を見せつけられると、うーーん、そうなんだぁと改めて思ってしまいます。孫たちは18になったらお酒は解禁させることにしているので、あと14年は元気にいないとね。
お祝い

東区では超人気店の美味しいケーキでした。人数が多いので、あっという間に完食。孫たちも大満足でした。
ケーキ

家の中でも孫たちは力一杯遊んでいます。余市組は農作業が忙しい時期なので来られませんでしたが、これでもう十分。みんな帰ったあと、かみさんもこまめもぐったり…じじばばも体力勝負になってきましたねぇ…(^^;)
孫たち

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