先週出会った花

  • 2019.05.20 Monday
  • 05:49
先週は、現場続きでよれよれになってしまいました。ポプラ通の調査では、忘れ物をしたので車まで取りに帰る途中、石ころか木の根につまずいて、バタンとすっ転んでしまいました。雪道ならともかく、普通の園路で転んだのは初めてで、思わず周りに見ていた人がいないか、見回してしまいました…(^^;) その後もササヤブの中で足を取られて思いっきりすっ転び、1日に2回も転ぶかといささかげんなり。やっぱり老化+疲れているのかなぁ…

そんな現場で、いろんな花に出会いました。札幌の東の端にあるもみじ台の山では、終わりかけのオオバナノエンレイソウに出会いました。昔様似の観音山に行った時に、おおっ!ここにはピンクのオオバナノエンレイソウが群生しているぞ!とびっくりさせられました。終わりかけの花がこんなピンクになることを知らなかったのです…(笑)
オオバナノエンレイソウ

その横では、タニギキョウ(Peracarpa carnosa var. circaeoides)が小さな花を咲かせていました。キキョウ科といわれてもピンときませんが、1属1種の小さな仲間です。地味な植物ながら、株が群生するので、一斉に花を咲かせるとかわいいものです。
タニギキョウ

南の端にある滝野公園では、鱒見口駐車場脇の芝生の中に、本当に小さな花を咲かせていたのが、帰化植物のコテングクワガタ(Veronica serpyllifolia subsp. serpyllifolia)でした。かつてはゴマノハグサ科でしたが、現在ではなんとオオバコ科になっています。先日の夜、家に帰るとかみさんが、バス停からの帰り道にかわいい花を見つけたので、鉢に植えてあるから名前教えて!というのです。翌日の朝見てみたらこれでした。よくこんな小さなものに目が留まったものです。オオイヌノフグリの1/4くらいでしょうか。
コテングクワガタ

作業を終えて、みんなで駐車場に向かって歩いていると、落ち葉の中に点々とフデリンドウ(Gentiana zollingeri)が咲いていました。普通はせいぜい2,3輪が咲く程度なのに、その中に10輪近くつぼみを付けた豪華な株が。こんな小さな花でも、ちょっと得をした気分になるのが不思議です。
フデリンドウ

札幌の北にあるポプラ通では、ちょうどズミの花が一斉に咲いてきました。そんな暇はないけれど、つい花を見ながらエゾノコリンゴもあるのかな?とチェックしていくと、たまにそれらしい株が見つかるのです。この時期にはズミの葉の欠刻がまだ入らないので、なかなか見分けるのが難しいです。花弁はそんなに大きくないけれど、雄蕊の特徴からは右の花がエゾノコリンゴかなぁ…?
ズミ

2箇所でスズランの株がありましたが、葉の裏はどちらもテカテカしていて、ドイツスズランの特徴を示していました。もみじ台で昨年見つけた3株のスズランは、間違いなくスズランの特徴なので、富丘西公園以外での唯一の自生株のままのようです。
スズラン

ポプラ通に面した家の道路脇では、ツタバウンラン(Cymbalaria muralis)が、かわいい花を咲かせていました。一度侵入するとかなり厄介な帰化植物で、なかなか根絶やしにすることができません。石垣などのすき間に入り込み、一面花を咲かせている姿をよく見かけます。
ツタバウンラン

これで手稲の3公園を合わせると、札幌の東西南北に現場ができてしまいました。通うのは大変ですが、それぞれ特徴のあるところなので、楽しく付き合っていきたいと思っています。

ポプラ通での調査

  • 2019.05.19 Sunday
  • 05:51
今朝、バス通りに出て盤渓に向かおうとしたら、道路法面に4頭のシカが。雪融けの頃盤渓峠近くで群を見たけれど、食べ物が豊富になるこの時期に、まだこんなところをうろちょろしているのですね。クマさんよりはいいけれど、あんまり増えてほしくはありません。札幌は昨日とうとう夏日を記録したというけれど、ポプラ通の中で調査をしていたので、それほど暑くは感じませんでした。つい数日前までストーブを点けていたのに、なんという変わり様でしょう。汗をかくというのは体にはいいことなので、夏場にはしっかりと汗をかかなければ。

ポプラ通のシンボルともいえるオオウバユリが、近年急速に衰退しているというので、まずはその実態を調査する必要があります。さいわいちょうど20年前に、ここの道路と緑地を整備するに当たって、詳細な調査を行っているので、それをベースに現状を確認することに。2.5m×2.5m角の方形区に、開花株が幾つあるかを全域で調べていたのです。調査を担当したS君は、理学博士号をもっている几帳面な人間だったので、こんな気の遠くなるような調査ができたのでした。
調査位置図

20年前に最も多く分布していたところに調査ラインを設定し、ほぼピッタリの場所に方形区を設定して株数を確認していきました。この場所では、20年前にはなんと6.25屬29株もの開花株があったのに、今回はたったの4株しかありません。
調査区1

方形区をずらしながら進んでいくと、ずいぶん葉の長いオオウバユリがあると思ったら、なんとゴボウでした。外来種であるゴボウの急速な増加も、オオウバユリの世代交代にかなりの悪影響が出ていると思われます。
ゴボウ

北側のラインでは、かつて26株もの開花株があった場所に、開花株どころか、オオウバユリそのものが全く存在してなく、すべてササに覆われていたのです。あまりの変貌振りにびっくり。
調査区2

方形区が赤や黄色に塗られているのは、16本以上の開花株があったエリアなのに、あたり一面がササ原に代わってしまい、オオウバユリどころか他の植物が全く見られなくなっていました。ササの繁茂の、生態系に与える影響は極めて大きいです。
一面のササ

かと思えば、かつてはオオウバユリが全くなかった場所に、かなり密生したオオウバユリ群落が形成されていました。奥の方がササに覆われたりして生育環境が悪化し、仕方なく園路近くの狭い場所に逃げ出してきたのでしょう。当然通る人に踏まれたり、いたずらされて首を折られたりと、傷だらけになりながらも、精一杯子孫を増やして生き抜いているのです。
進出区

昨年から、カラスが何百本もの開花株にいたずらをして、問題になっていると聞いてましたが、それらしい被害が一つだけ見られました。明らかに細い嘴でつついているようです。次回の観察会には、カラスの専門家にも来ていただく予定なので、対応の仕方を教えていただかなくては。
カラスのいたずら

渓流ゾーンでの作業

  • 2019.05.18 Saturday
  • 05:50
昨日は滝野公園の渓流ゾーンでの仕事。鱒見口のゲートが開くのが9時なので、いつもより30分遅い出勤です。昨年駐車場に面したところで、ヤチダモの木にクマゲラが穴を空けていました。本来なら危険木として伐採されるのですが、こんな間近に見ることができるのはもったいないので、危険性のないところで切断して残してもらったのです。すると、今年も真新しい掘り跡が。よく見るとまだ中の洞にアリの巣があるので、せっせと掘っているのでした。こういうところには、解説板でも付けてやればいいのに。
クマゲラ

平成の森では、ちょうどムラサキヤシオが開花していました。ここの株は花の色が濃く、葉が出ないで咲いてくるので、本当に見事手です。来年から管理レベルが下がってしまう可能性が高いので、カントリーガーデンに移植しようかな。
ムラサキヤシオ

午後からの作業では、渓流ゾーンから野草を移植することにしているので、掘りやすいところの株を探しました。昔は公開されていたけれど、落石の危険性から閉鎖したエリアがたくさんあるのです。ミヤマエンレイソウはカントリーガーデンの辺りには自生がないので、少し移植しようと。。
ミヤマエンレイソウ

もう花は終わっていたけれど、フイリミヤマスミレ(Viola selkirkii forma variegata)もカントリーガーデンにはほとんど見られないスミレです。この辺りもだんだんササに覆われてきているので、いずれは消えてしまうことでしょう。
フイリミヤマスミレ

ニョイスミレ(ツボスミレ)(Viola verecunda)は、この辺りでに局所的に生えています。這いつくばってもどんな花なのかよく分からないくらい小さいけれど、手を伸ばして接写モードで撮影すれば、こんなにどアップで可憐な姿を見せてくれます。
ニョイスミレ

午後から、ほぼいつものメンバーが参加しての作業を開始。かつて管理担当の業者さんのできない仕事が多々あったけれど、作業レベルが少しずつ上がってきて、手際よく仕事を進めてくれるようになりました。お陰でボランティアの作業もあんまり必要がなくなってきたので、今年が最後になりそうです。
剪定

その後ササ藪の中に入り、印を付けておいた株を掘っていきました。ふかふかの土にしっかり根を張っているので、とても掘りやすかった。
掘り取り

株をカントリーガーデンに運び、こもれびの庭のあちこちに植えていきました。園内の自生植物をかなり集めて来たので、結構人気のあるコーナーになってきています。派手な園芸植物よりも、このような自生種に人気があるのは、本来の姿なんでしょうね。
植え込み

汗ばむ陽気

  • 2019.05.17 Friday
  • 05:48
ようやく天気が安定したようで、朝でも寒く感じなくなりました。昨日午前中は白石駅花壇管理のボランティア。さっそく下見に行くと、ライラックが見事に咲いていました。これはヒアキンシフローラ系の‘エスター・ステーリー’。フレンチ系より少し早く開花し、花容が豪華でよく目立つ品種です。今年はたくさんの花を着けてくれました。
ライラック

クレマチスも、2年前に補植したものはまだ株が小さいけれど、初めに植えたものは、ようやくトレリスをカバーできるほどつるを伸ばしてきました。今年はたくさんの花が見られそうです。
クレマチス

除雪作業で削られたホスタの確認に行くと、ようやく葉を広げてきた株に混じって、シロスミレがたくさん花を咲かせていました。多分どれかのポットに紛れ込んで入ってきたものでしょうが、珍しいので抜かないでね!と伝えているので、少し増えてきたようです。
シロスミレ

北口はブルンネラがようやく満開になっていましたが、ほかはまだまだ先の開花に。春に咲く球根類を少し入れないと、やっぱり寂しいようです。それにしても、北口のグラウンドカバープランツとして植えられているビンカの見事なこと。いつも参加してくれているご夫婦が、しっかりと管理してくれているお陰で、雑草一つなく生き生きと育っています。
北口

それに対して南口の植えますは、土の問題もあるけれど、業者も全然面倒をみてくれないので、無残なまでに草ボウボウになっていました。私たちの管理区域外だけど、見るに見かねて作業の始めにみんなで一斉に除草に入り、とりあえず目立つものだけでも抜いておきました。これはちゃんと土改をやり直し、もう一度植え直してほしいです。
除草

普段の作業でほとんど雑草もなくなり、むしろ植えているものからこぼれダネで無数に生えてくるものを抜く方がメインになってしまいました。ええっ!これホントに抜いていいの?と、みなさん恐る恐る抜いていました。
花壇除草

毎年夏用に植えられているダリアの球根が届いたので、手分けして12箇所に植えていただきました。‘黒蝶’始めいろんな花型の品種が入っていたので、今年の夏は楽しみです。
ダリア

それにしても昨日は暑かった。Tシャツ一枚の若者もいたけれど、しっかり着込んできた方は途中でどんどん脱いでいました。リラ冷えで、また寒さがぶり返さないか心配ですが…

圃場の花

  • 2019.05.16 Thursday
  • 05:51
現場からの帰り道、先週見られなかった花の確認に北大に寄ってみました。するとハナカイドウは満開になっていたけれど、マルスはまだつぼみのまま。だいたい一緒に咲いているものなのですが、今年の開花状況はどこか変です。今年剪定した2本のハナカイドウはバッチリ咲いていて、6本すべてが咲きそろったので思わずにんまり。手入れをしてやると、正直に応えてくれるのは嬉しいものです。
ハナカイドウ

中に1本ズミが咲いているのは、台芽が伸びて大きくなったもの。つぼみが真っ赤なのはズミの特徴の一つです。
ズミ

圃場の反対側にエゾノコリンゴがあるので、そちらの様子も見に行くと、ほんの少しの枝にだけ開花した花が見られました。こちらのつぼみは真っ白ではないけれど、ほんのり赤くなる程度です。
エゾノコリンゴ

両者を並べてみると一目瞭然。エゾノコリンゴの花はかなり大きく、花弁の縁が波打っているし、花弁が重なっているので艶やかに見えます。でも真ん中の雄蕊は短くキュッと集まっているのも特徴の一つ。芽出しの頃は葉に欠刻が入らないので、葉っぱでは区別がつきません。
比較

いつも手稲の仕事を手伝ってくれる4年生が圃場に来ており、せっかくなのでいろんな植物の見方や見分け方、管理の仕方などを話していました。先日花の咲いていた原種チューリップの話になり、原種はたいてい球根が地中に逃げるので、掘り上げが大変だという話をしたのです。すると見てみたい!というので、ハーゲリ種が群生しているところを掘っていくと、出てくる出てくる。ドロッパー(垂下球)という新球が地中に逃げていく様子がよく分かりました。私が学生の頃には、何十種も原種などを栽培していたので、毎年の掘り上げが大変だったのです。
ドロッパー

先週まだ咲いていなかったムラサキヤシオ(右)とシロヤシオ(中)が咲いて来て、先に咲いたトウゴクミツバツツジと何ともいえない花の競演に。ツツジ好きにはこたえられません。
ツツジの競演

シロヤシオ(Rhododendron quinquefolium)は別名をゴヨウツツジといい、葉っぱを見れば納得します。種小名も「5枚の葉をもった」との意味なので、分かりやすいです。花は純白で小さいけれど、日本のツツジでは最も大きくなるというとおり、この株も既に2mを越えています。愛子さまのお印になったので、一時話題になりました。
シロヤシオ

その左に咲いているのはトウゴクミツバツツジ(R.wadanum)。その名の通り関東に多いミツバツツジで、ツツジらしい花の色をしています。ミツバツツジの雄しべが5本なのに対し、これは10本あるので区別しやすいです。耐寒性は強いけれど、道内ではほとんど見られないのがもったいないといつも思います。
トウゴクミツバツツジ

今年の森のガーデン

  • 2019.05.15 Wednesday
  • 05:44
先日13日の朝日新聞に、珍しく大雪森のガーデンの記事が写真付きで載っていました。なんでわざわざ取材に行ったのかな?札幌の町中では、スイセンどころか、チューリップさえ盛りを過ぎているというのに、森のガーデンではようやくスイセンが咲き始め。この時間差は面白いけれど、もう見飽きたからいいわ…となってしまうのが残念なところです。ここには書いてありませんが、17日までの無料期間に行くと、年間パスポートが500円引きで購入できて、大変お得なんです。
朝日新聞

ガーデンに通い始めてもう7年目。ガーデナーもすっかり代わってしまったけれど、しっかりと管理されたガーデンは、年々よくなっていると思っています。ガーデンショーの時に見たガーデンとは、すっかり別物とも言えるのではないでしょうか。
ガーデン

入園者数が苦戦している理由の一つが、駅からの二次交通がないことでした。毎年要望を出していたのですが、ようやくこの6月から、シャトルバスが運行されることになりました。実はお客様だけでなく、ガーデン管理に大きな役割を担っている町民ボランティアのみなさんが、車がないと行きにくくて…と、年々少なくなっていることも、大きな理由の一つに。シャトルバスのお陰で、今年はかなり登録数が増えているそうです。

シャトルバス

札幌や旭川からの列車に合わせた運行計画になっていますが、網走方面からの接続もある程度可能です。高速バスとの接続までは考慮されていないようで、少し待ち時間ができてしまうようですが、運用していくことによって調整していく必要もあるでしょう。私だって往復400キロ運転するより、これでのんびり行き来したいです〜
運行計画

年間パスポートは、通常1,500円なので、2回来園すれば元が取れる計算です。しかもカフェで年パスを提示すれば、350円相当のドリンクがサービスされるので、絶対にお得なんです、今年オープンする「遊びの森」は、はたしてどんな雰囲気になるのでしょうか。ぎりぎりまで工事が続くようです。
マップ

今年のリーフレットは、なんと24ページの冊子になっており、ガーデンの案内や施設の紹介だけでなく、花暦まで付いている充実振り。週末はボランティアガイドも設定されているので、ぜひ足を運んでいただきたいです〜

花暦

ガイドボランティア研修

  • 2019.05.14 Tuesday
  • 05:52
昨日の早朝はかなり冷え込んでましたが、我が家のサトザクラ‘関山’はようやく十輪ほどの開花が見られたので、開花宣言の第二弾をようやく出すことができました。町中ではもう散り始めているというのに、この寒さのお陰ですっかり差が付いてしまいました。

昨日は大通公園で活動するガイドボランティアの研修会。スタート地点はテレビ塔下ですが、下見をするために7丁目でバスを降りて園内に入ると、15日からスタートするライラックまつりの、会場設定の真っ最中でした。既にシロライラックは満開を過ぎて黄ばんできており、紫のライラックもどんどん満開になっていました。昔は5月最終週が祭りだったのに、どんどん早まっていくのです。
ライラック

コンクール花壇や帯状花壇も、この時期はすべてパンジーです。このくらいすっきりしている方が却っていいと思います。
パンジー

3丁目の「泉」の像回りは、アルバローズのみなさんが管理している素敵なガーデン。ちょうどチューリップが満開で、外国からの観光客のみなさんも、みんなここで写真を撮していました。この像を作ったマッサンも、喜んでいることでしょう。
泉の像

ガイドボランティアは現在60名もの登録があるけれど、活動の頻度は様々なので、今年も十数名の研修を進めているのです。毎回聴きに来る現ガイドを含めて20名ほどを引き連れ、午前午後4時間かけて、12丁目までを往復するのですからなかなかハード。でも話し始めると止まらなくなり、駅前通を渡るまでに、既に1時間近くかかってしまいました。葉っぱのように見えるのは、ハルニレのタネだということを確認していただくと、やはりびっくりしてました。
ハルニレのタネ

あちこちのブース製作の隙間をぬいながら、8丁目にあるリラの会の花壇もしっかりと見学。いろんなボランティア活動も紹介してほしいです。
リラの会の花壇

結局石山通でお昼になったので、12丁目で昼食を取ってから、午後の部を折り返しながらスタート。昼近くから気温も上がり、雲一つない快晴の中、ゆっくりと東に向かっていきました。くじらの森ではたくさんの子供連れが集まっていて、早く水を出してくれ〜とアピールしていました。
くじらの森

最後にやはりハルニレのところに行くと、ようやく芽が動き始めたところ。回りの緑の中で裸のままでいるので、ちょっと焦りました。積雪も少なく、その後もほとんど雨が降っていないため、きっと水分不足になっていると思われます。一日も早く足元の舗装をはがして、根の回りに草を生やしてやりたいですねぇ…
ハルニレ

3時ピッタリにスタート地点に戻り、研修を終了しました。さすがに4時間喋り続けるのは大変でしたが、少しでもガイドのネタになれば幸いです。

一つ訂正が。
今年のワンデーマーチを、以前6月とお伝えしましたが、候補に挙がっていた日を間違ってお伝えしたものです。今年は9月29日に実施しますので、またよろしくお願いいたします。

ポブラ通の自然観察会

  • 2019.05.13 Monday
  • 05:48
昨日はポプラ通での春の自然観察会。一週間前に下見に行ったばかりだけれど、植物たちがもりもりと大きくなり、かなり様子が変わっていました。オニシモツケなんか、あっという間に3倍くらい大きくなり、1mくらいになっているものが。この時期の植物の生育はとっても早いです。
林内

先週は地べたを這っていたオオタチツボスミレも、どんどん茎を伸ばして花をたくさん咲かせ、名前と姿が一致してきました。外来種であるニオイスミレの花が終わっていたので、断然こちらの花が目立っていて、観察会にはちょうどよかったです。
オオタチツボスミレ

ツボスミレもかわいい花を咲かせていましたが、なにぶんにも花が小さいので、しっかり教えなければ気がつかないでしょう。
ニョイスミレ

牧野先生によると「ツボスミレ」という名称は『不純でまぎらわしい』ので、先生はニョイスミレと命名し直しています。(北隆館の牧野図鑑より)

牧野図鑑

しかし、私たちにとっては「ニョイ」ってなんだろう?ニオイスミレとまぎらわしいじゃないか!となってしまいます。ニョイを調べて見ると「如意」はこんな形をしており、葬儀の時に坊さんが持っていたような?葉っぱがこれに似ているって?と、却って悩んでしまいました。

如意

昨日はかなり肌寒く、いろいろ多用な日曜日にはたして人が集まるのかな?と思っていたら、時間までに約50名もの参加者が集まってくれました。遠くは星置緑地のボランティアをやっているSさんが、電車を乗り継いでやって来てくれてびっくり。本当にありがたいことです。
挨拶

50人を相手に一人で解説するため、見どころのあるポイントに集まっていただき、そこで説明するというやり方で進めました。不十分なところがあったかもしれませんが、みなさん熱心に聴いて下さって、とてもやりやすかったです。
タンポポ

ちょうど2時間後にオオウバユリの保全区域にたどり着き、最後の説明を。20年前に設定した保全区域のロープ柵の中は、ササに覆われたりヤマグワが繁って日照条件が悪化したと見えて、オオウバユリはちらほらある程度。現在の群生は、ロープ柵の手前になっており、行き交う人に一部を踏まれたりして、まさにぎりぎりの状態になっている姿を見ていただきました。
オオウバユリ

この後7月7日には、オオウバユリの開花に合わせて夏の自然観察会を行う予定です。木々の葉が繁って真っ暗になり、植物の生育にどのような影響を与えているか、じっくりと見ていきたいと思います。

にぎやかな学生実習

  • 2019.05.12 Sunday
  • 05:43
出張帰りで重たい体でしたが、こういう時は作業で体を動かすことによって、こわばった体がほぐれます。少しひんやりしていたけれど、ちょうどいい作業日和でした。圃場に着くと、マルスやハナカイドウがまだつぼみで、なかなか開けないでおりました。寒風害でかなり傷んでしまったユキツバキは、地際近くの積雪で保護されていた部分のつぼみは大丈夫だったらしく、真っ赤な花を咲かせていました。
ユキツバキ

ちょうどツツジ類が真っ盛りで、ヨドガワツツジやトウゴクミツバツツジ、そしてクロフネツツジが満開になり、いろんな色の競演で賑やかに。例年に比べて10日くらい早い開花になっているようです。やっぱりクロフネの艶っぽい花には心ときめいてしまいます。
クロフネツツジ

昨日も学生実習のため、院生・学生が11名も参加してくれたので、仕事を振り分けるのに大わらわ。花壇の雑草がめきめき伸びてきていたので、まずは除草からやってもらいました。雑草と植えているものを見極めるのがまだ大変で、初めのうちはつきっきりでコーチしなくてはいけませんでした。
除草

3年生の男子には、芝刈りを。芝刈り隊長がつきっきりで教えていたので、わりとスムーズに刈り込んでいました。
芝刈り

4年生の男子二人には、ツツジの上に覆い被さってくるシノブヒバの枝下ろしを。まずははしごの立て方固定の仕方をしっかりと教えてから、枝を落としてもらいました。腕くらいの太さになると、なかなか手ノコで切るのは大変そうでしたが、忘れられない経験になったことでしょう。
枝下ろし

花壇除草の目途がついてきたので、外周部に増えつつある牧草や帰化植物をどんどん削ってもらいました。こういうのはあまり考えなくてもいいので、バリバリと作業を進めてくれ、一気に圃場がきれいになっていきました。ここ数年マンパワー不足で荒れかけていたので、今年はかなり改善されそうです。
除草

圃場の隅で、ひっそりと原種チューリップのハーゲリ(Tulipa hageri)が3つだけ花を咲かせていました。葉っぱだけは数百単位であちこちに生えているけれど、花を着けるのは毎年ほんの数輪ずつ。原種チューリップで唯一野生化して生き残っている種類だけに、もう少し花を咲かせてくれないかなぁ。
ハーゲリ

たっぷり2時間、あちこち走り回っててんてこ舞いでしたが、目に見えてきれいになっていくのが嬉しいものです。今年はもっと宿根ボーダーを充実させて、除草手間を少なくすることを考えなければなりません。やることがいくらでも出てきますねぇ〜(>_<)
完了

凍える寒さ

  • 2019.05.11 Saturday
  • 05:54
昨日は朝のうち日差しがあって暖かかったけれど、昼前くらいから風が冷たくて、体感温度は限りなく零下に近づいていました。今はまだ無料期間だからいいけれど、18日からは有料開園するので、いい加減暖かくなってほしいです。

入り口脇の一段高いところに、ズミが植えられているけれど、一度も剪定をしたことがないので枝が暴れ放題。昨年はほとんど花も咲かず、なんとかしてほしいというので、みんなで剪定することにしました。
ズミ

まずはズミの花の付き方や、枝の出方、整枝の目標樹形などを確認したあと、みなさんにハサミを入れてもらいました。言われたばかりで、すぐには剪定できるものではありませんが、ハサミを入れることによってどんな変化が起きているのかは、みなさん納得してくれたようです。
剪定

2時間ばかりですべての木の整枝・剪定が完了し、ついでにあたりに生えている稚樹などの整理も済ませて、この一角がとてもすっきりしました。この手入れによって花が咲いてくるのは2年後になりますが、また楽しみが増えてよかったです。
すっきり

予定より早く片付いたので、近くで見つけた野草が見事なところに連れて行ってもらうことに。台地の麓の湿ったところに、一面ミズバショウがちょうど見ごろになっていました。自然豊かな地域なので、この程度の群落はきっとあちこちにあるのでしょう。
ミズバショウ

でも近づいてよく見て行くと、星置緑地などで咲いている花のサイズの5倍近くはありそうな、巨大な花なのです。よほど肥沃な土壌に生えているのでしょう。うらやましく感じてしまいました。
巨大な花

別のところでは、沢筋に無数のエゾノリュウキンカが。山菜取りなどで食べることはあるらしいけれど、これだけ至る所に生えていれば、取り尽くされたりすることもないのでしょう。クマのすみかでもあるので、やたら人が入らないのかもしれません。
ヤチブキ

ガーデンに戻るとちょうどお昼だったので、カフェに食べに行きました。その前に売店で年間パスポートを購入。今なら500円引きの1,000円で購入できるし、カフェで提示すると毎回ワンドリンク(350円相当)サービスになるので大変お得なのです。体が冷え切っていたので、甘酒をいただくと、さすが「神川」の酒粕から作っているので、芳醇濃厚な味わいでした。もちろん町内でしか買えない「神川」もゲットしました〜♪
昼食

午後からは再度園内で、次回までにやっておいてほしいことを確認していきました。昨年秋に購入したヤマアジサイの苗の、試験植栽の配置も設定。ヤマアジサイは品種によって耐寒性や耐雪性が大きく異なっているので、とりあえず入手できるものを植え込んでおき、2〜3年様子を見ることに。新たな見どころになってくれるとよいのですが。
ヤマアジサイ

桜前線を追い越して

  • 2019.05.10 Friday
  • 05:34
昨日から大雪森のガーデンに来ています。なかなか縁が切れないものです… 旭川、比布あたりはエゾヤマザクラが満開になっていましたが、上川に着いてみるとまだ堅いつぼみ。いつの間にやら桜前線を追い越してしまったようです。釧路が最後の開花との報道があったけれど、このあたりはずっと低温が続き、昨日も雪が舞っていたそうです。広場の脇に山のように残った雪は、いつになったら融けてくれるのでしょうか。
雪の山

ガーデンは雪解けの遅い場所にあるので、17日までは無料開放されています。開放エリアは森の花園と、森の迎賓館の入り口部分のみ。雪解けの遅い迎賓館では、唯一カタクリが満開になっていました。積雪は例年より少なかったものの、気温が全然上がらないので、開花は例年よりも遅れ気味のようです。
カタクリ

ガーデンショーをやった奥の部分が、今年から遊びの森として開放されるので、少しは修景しなければなりません。札幌だとアナベルはあっという間に花が終わってしまうけれど、ここだと閉園までずっと咲き続けてくれるので、アナベルを群植することに。位置出しをしてもらっていたので、現地を当たりながら修正していきました。
遊びの森

GW期間中は、結構たくさんの来園者があったそうですが、さすがに終わってからはちらほらと来る程度。お昼をカフェに食べに行くと、貸し切り状態になっていました。またあとでお知らせしますが、6月からはJR上川駅とガーデンを結ぶシャトルバスが運行されるので、ガーデンに行きやすくなります。年々よくなっていくガーデンを是非見ていただきたいです。
舞茸カレー

昨日朝は零下まで冷え込んだそうですが、昼過ぎまでは日差しも暖かく、気持ちのよい天気でした。クロッカスやエランチスは終わっていて、チオノドクサ、シラー・シビリカ、スイセン‘ティトゥティトゥ’などが花盛り。18日からの有料開園頃には、スイセンやチューリップが満開になっていることでしょう。桜の花見もできるかもしれません。
スイセン

今年際立っていたのが、ネズミの食害で、特にカツラがひどくやられていました。花の泉の生垣も、この分では半分くらい枯れてしまわないか心配です。ウサギの食害も例年通りなので、キツネさんにがんばってもらわないといけませんねぇ…
野鼠害

町内にできた清酒「神川」は、国道脇に直売所もできたけれど、今年も順調に売れていたようです。森のガーデン専用ラベル付きの純米大吟醸も新たに販売されていました。でも四合瓶で4,000円と、結構なお値段でした…(>_<)
神川

3時過ぎに雷が鳴って少し雨がぱらついたものの、その後また青空に戻りました。後で聞くと町中は大粒のあられがドッと降っていたそうです。帰りがけに見た大雪の山並みは、頂上付近はかなりの強風に乗って吹雪模様。今日の最高気温は上川で8℃なので、ガーデンはもっと寒そうです。まだまだ不安定な天気が続くのでしょうか。
大雪山

葛の布 帯展

  • 2019.05.09 Thursday
  • 05:49
6日から開催されている『渡邊志乃 葛の布 帯展 −無地とその周辺』に行ってきました。場所はちょっと分かりにくく、目印の赤い看板を見落として一度通り過ぎてしまいましたが、旭丘高校のバス停すぐ近くにあるギャラリー門馬です。
ギャラリー門馬

葛から糸を取り、それを織っている方は道内では渡邊さんお一人、全国的に見ても静岡県に三人いらっしゃるだけだとか。身近にある葛のつるは強靱なことから、籠などを作るのは知っていたけれど、葛の糸からこんな帯ができるなんて。帯一本織るのに何と一ヶ月以上、一日せいぜい30cmほどなので、「一日一尺」なんだそう。大変な手間と努力が必要なのです。
帯

縦糸には絹糸を使用し、横糸に葛の糸を使って織り上げるそうです。それらがなんとも優しい色に染め上げられていました。もちろん草木染めによって染められており、ドングリやアカソ、ヨモギ、フジ、アイ、アカネ、なんとフキノトウなど、身近にある植物などが、様々な媒染剤によって微妙な色合いに染め上げられているのです。
草木染め

渡邊さんは富丘に住んでいて、富丘西公園の作業にも数年前から参加されていました。昨年の夏、スズランの生育を抑圧してしまうススキを刈り取っていたところ、刈り取ったススキをもらっていいですか?と聞くので、どうぞどうぞ、どうせ捨てるものなので結構ですが、一体何に使うのですか?と聞いて、初めて葛の糸を取り出すのにススキが必要なことが分かりました。ススキでムロを作り、その中でクズのツルを発酵させて繊維を取り出すのです。(渡邊さん提供の画像から)

ススキ 発酵

そうやって取り出された繊維を川で晒していくと、生成りのやさしい色合いになっていくそうです。昔の人がいろいろと試行錯誤して、このような方法にたどり着いたのでしょうね。
  水晒し

できるだけ細く裂いた繊維は、撚らないでそのまま特殊な結び方で繋ぎ合わせていき、ようやく糸になっていきます。さらにこれを染めていく訳ですから、大変な手間がかかっているのです。
葛の糸

今どきこんな作品を作っている方が、身近なところにいるなんて、ある意味大変幸せなことかもしれません。このやさしい色合いと、しっかりした手触りを感じていただきたいと思います。
 案内

滝野公園の花

  • 2019.05.08 Wednesday
  • 05:56
昨日は滝野公園。連休明けとあって、道路はそれなりに混んでいましたが、通い慣れた道なので、予定どおりの時間に到着です。気温は8℃と、やや肌寒く感じるほど。東口の広場に置かれたピアノには、中にも花が植え込まれていましたが、本物のグランドピアノなので、ちゃんと音を鳴らすこともできるのです。かなり思い切った展示なので、ぜひご覧になってほしいです。
ピアノ

さすがに畑のチューリップはまだつぼみだけど、プランターに植えられたものはかなり色付いて来ました。この調子なら、18日のチューリップ・スズランフェスタの開始前に、見頃を迎える可能性がありそうです。
チューリップ

さっそくこもれびの庭に行き、メコノプシスの様子を見てきました。ちょうどいいおしめりがあったので、元気よく葉を広げていました。株数を数えていくと全部で230株。今年はたくさんの花が見られるでしょうか。メコノプシスの隣では、珍しいトガクシソウ(Ranzania japonica)の花が。メギ科の草本で、ルイヨウボタンやサンカヨウ、イカリソウなど、どことなく似通った雰囲気があります。1属1種で、戸隠山で最初に発見されたのでこの名がありますが、日本人が初めて学名を付けた植物としても知られています。属名の Ranzania は、江戸時代の本草学者である小野蘭山に因んで付けられていますが、ご本人とは何の関係もないようです。花びらのように見えるのはガク片で、花弁は花の中に、小さくおまけのように付いています。
トガクシソウ

収穫の谷にまとめて植えられているマグノリア‘ワダズメモリー’は、よくもこんなに花を着けてくれました〜という感じで、圧巻の咲きっぷり。今年はキタコブシも記録的な花着きを見せてくれたので、なにか特異年なのでしょうか。植えられて約20年、初めの頃は咲いたりあまり咲かなかったりしていたけれど、最近は毎年たくさんの花を着けるようになって、これからますます楽しみです。
ワダズメモリー

花のまきばの西側には、キクラミネウス系のスイセンの‘ティトゥ ティトゥ’(通称テターテート)と‘イツィム’(通称イツミ)が満開になっていました。植えられて9年目、ほったらかしなのに、衰退しないで元気に咲いてくれています。
スイセン

まきばの反対側では、チシマザクラがちょうど満開に。これも植えられて約20年。初めの頃は積雪につぶされて大丈夫かなぁ…と心配させられましたが、このくらいになると全然平気で、毎年見事な花を咲かせてくれます。
チシマザクラ

来週は渓流ゾーンの現場なので、鱒見口に車を回して下見に行ってきました。夕方近くなので車は1台のみ、さすがに連休明けに出歩く人はいなかったようです。カタクリは完全に終わっていて、シラネアオイがもう咲き始めており、来週は満開になっていそうでした。平日の鱒見口駐車場は無料なので、花を見ながらの散策にはお得ですよ。
シラネアオイ

ここのサクラはちょうど満開で、あと数日で散り始めそうでした。人っ子一人いないので、こんな満開のサクラを独り占め。こんなに花見した年もなかったです〜
最後の花見

ポプラ通の下見

  • 2019.05.07 Tuesday
  • 05:57
12日の10時からポプラ通の自然観察会をやるので、その下見に行ってきました。世間はまだ休みなので、道路はがら空きで、あっという間に到着。手伝ってもらうH氏と、東の方から確認していきました。まず出くわしたのが、紫ミツバ。これは47年前に北海道に来て、すぐ植物園に行った時に、灌木園の横手に生えていたのでよく覚えています。最近ガーデニングでも人気が出ているようで、立派に流通しています。それにしても、こんなに増えていいのかい…(>_<)
紫ミツバ

ポプラ通は両側が住宅地のため、地先の家からの持ち込みやゴミ捨てなどで、園芸植物が多数侵入していると思っていましたが、その量や種類は想像以上でびっくりしました。今回はそんな外来種を紹介しましょう。一面真っ青になっていると思ったら、ワスレナグサが満開に。地味な自生植物なんかより、きれいな花を植えたくなる気持ちは分からないでもありませんが、あまり無秩序に持ち込まれるのはねぇ…
ワスレナグサ

普通野生化したワスレナグサは、花が小型化して見栄えのしないことが多いけれど、ここのはびっくりするほど花が大きくてきれいでした。最近大輪種の‘ミオマルク’などが出回っているので、そんなものが逃げ出しているのでしょうか。
大輪ワスレナグサ

林内に白い花が咲いていたので、アズマイチゲにしては遅いし、ニリンソウかな?と近づいてみると、八重咲のアネモネ・ネモローサ(Anemone nemorosa 'Flore Pleno')でした。別のところには大株も生えていたので、拡散しているのかもしれません。
八重ヤブイチゲ

その近くに小さな黄色い花が咲いていて、これは確かヒメリュウキンカの名前で売られているものでは?と思ったら、戻って調べて見るとその通りでした。リュウキンカと付けられているけれど、その仲間ではなく、かつてはラヌンクルス・フィカリア(Ranunculus ficaria)、現在ではフィカリア・ウェルナ(Ficaria verna)という名前になっていました。リュウキンカと違って、乾いたところでも生育できるため、ここでも増えていきそうです。
ヒメリュウキンカ

最近急速に増えている外来種のヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)ですが、ここではまだおとなしい方で、自生種のオドリコソウの方がはるかに優勢でした。薄暗い林内を苦手としているからでしょう。ここでは久しぶりに白花品を見つけました。昔円山墓地で見つけて以来のご対面。
白花ヒメオドリコソウ

ここで最も広範囲に広がっている外来種は、ニオイスミレ(Viola odorata)でしょう。昔からいろんなところで広まってきていましたが、ここでは在来種だと思われていた節があり、ロープで保護されている区域がありました。しかも大部分が真っ赤な花で、ちょうど満開だったことから、壮観と言ってもいいくらい。これを今後どうしていけばいいのでしょうか。
ニオイスミレ

ニオイスミレがヨーロッパから来たのに対し、近年急速に広まっているのが、アメリカから導入されたアメリカスミレサイシン(Viola sororia)でしょう。紫の基本種と白花品(V.sororia 'Albiflora')があちこちに広まってきており、いずれ大変なことになっていきそうです。
アメリカスミレサイシン

全域を見て歩いて、予想以上に在来種が少なく、エンレイソウはわずか2株、オオバナノエンレイソウも数十株程度、アズマイチゲやニリンソウも数地点での確認に留まりました。その反面、スイセンやチューリップ、スノーフレークなどの球根類は無数に咲き誇っているし、このような外来種があちこちに広がりつつあります。このような場所で、今後どうやっていけばよいのか、簡単に結論を引き出すのは難しそうですねぇ…(>_<)

もう5月

  • 2019.05.06 Monday
  • 06:00
改元にかこつけて10連休なんて設定するものだから、休める人はいいだろうけれど、サービス業や医療福祉現場の方たちは大変な思いをされていることでしょう。保育園も休みになっているものだから、子供たちのいる家庭は大変で、昨日も2号を預かることに。私も函館に行った3日間を除いて、なんだかんだと仕事をしていました。早くこんな馬鹿騒ぎに終止符を打ってほしいです。

ただでさえ曜日感覚がなくなっているので、月初めの恒例テーマをすっかり忘れておりました。植原さんのガーデニングの花は、「アフリカの花」。このキングプロテア(プロテア・キナロイデス)(Protea cynaroides)は、南アフリカの国花になっています。この写真は、静岡県熱海の初島での撮影とありました。ちょうど今頃が見ごろになっているようです。世田谷の住宅地でも見たことがあるそうなので、温暖化が進んでいるのでしょう。

プロテア

藤川さんの花カレンダーは、バラづくし。今年はサクラの開花もかなり前倒しになっていたので、バラの開花も早まりそうです。何でもかんでも早まっていくのは、決していいことだけではないでしょうに。
花カレンダー

野菜カレンダーは、なかなか取りあげにくい葉茎菜(ようけいさい)類でした。葉っぱだけでなく葉柄や茎の部分を食べる野菜は春らしい香りが魅力の一つでしょうか。両脇をがちっと押さえているのはアスパラで、ウドやタケノコのような新芽を食べる野菜を嫰茎(どんけい)類とかつては呼んでいたのですが、最近では使われなくなったようです。(嫰茎とは「わかいくき」という意味です。)若い芽に秘められたエネルギーをたっぷり味わいたいものです。

野菜カレンダー

昨日は孫が来ているので早く帰り、途中で見かけた荒井山のサクラを見に行きました。ここは歴史ある荒井山スキー場でしたが、末っ子が4年生くらいの時に廃止になり、それまで校庭にあったリフトでスキー学習をやっていたのに、コバランドまでバスで行くようになりました。このソメイヨシノは、廃止になってから植えられたので、20年くらいでしょうか。全く手入れがされていないので、下枝をくぐるようにしないと進めません。
満開

でもそのおかげで花を間近に見ることができ、花のトンネルになっていました。あの大倉山小学校が、お前の父ちゃんの母校だぞっ!って教えたけれど、分かったかなぁ…(^^;)
展望

こんな近くにサクラの名所があったなんてと、今年最後の花見を満喫させていただきました。今年のようにたくさんのサクラを見たのも初めてでしょう。一瞬の華やぎですが、春を迎える儀式と言えるのでしょうね。
孫2号

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