エクスバリーアザレア

  • 2018.06.19 Tuesday
  • 05:57
朝の盤渓で、道路際に咲いていたのがエクスバリー アザレア。ツツジ類のしんがりでしょうか。耐寒性が極めて強いことと、独特の色合いが好まれ、昔かなり流行ったことがありましたが、最近でも売られているのでしょうか。
ばんけい

本種は耐寒性の強い落葉性ツツジが複雑に交雑されて作られた品種群のため、日本の趣味の本などではちゃんと整理されたものがありません。仕方なくいろいろ検索をかけていたら、アメリカの大学のサイトに、エクスバリー アザレアの系譜を説明した文献が見つかりました。これによると、オランダのゲントで、アメリカ産のアルボレスケンス種(Rhododendron arborescens)、ウィスコースム種(R. viscosum)、カレンドュラケウム種(R. calendulaceum)、アジア産のルテウム種(R. luteum)などが交雑されてゲント アザレアが作られます。それに中国産のモルレ種(R. molle)と日本産のレンゲツツジ(R. japonicum)が交雑されてモリス アザレアが作られました。それにアメリカ西海岸原産のオッキデンターレ種(R. occidentale)が交雑されてできたのがナップヒル・アザレア。そしてそれらを戻し交雑しながら選抜されたものが「パーフェクト」なエクスバリー アザレアとなったということです。ふぅっ。
  系譜
(「Exbury Azaleas - From History To Your Garden」 R. Christian Cash、Temple University より)

画像を見ていくと、一つ一つの原種はとても庭に植えられるようなものではないにもかかわらず、選抜されて出来上がった品種は豊かな色彩に彩られ、しかも他のツツジ類にはなかった、独特のパステルカラーが特徴となりました。
ピンク

もう一つの特徴が、大きく豊かな花容です。これにはわが国のレンゲツツジの遺伝子が大きく貢献したのでは?と思われます。他の原種では花筒が細いものが多く、このように大きく広がった花は、レンゲツツジだけのものなのです。
ピンク

豊平公園では、6月上中旬ころに、園内のあちこちでこんなアザレアが咲いています。でもこれはエクスバリーではなく、系譜の右下にあるニュージーランドでさらに選抜されて作られたアイラムアザレアのはずです。というのは、緑のセンターが開設された1979年に、当時の三和銀行が何かの記念に大量にアイラムアザレアを輸入し、全国の植物園や公園に寄付しました。当時センターにいた私は、40本くらいの小さな苗を受け取り、苗畑の一番奥に列状に植えたのです。その後それが大きくなったので、園内各所に植えられたものではないかと。そんなことがあったので、この花には特別な思いを持ってしまうです。
豊平公園

新農園造り

  • 2018.06.18 Monday
  • 05:52
昨日は余市の農園造りの手伝いに。畑に着くと、ブドウの支柱丸太が届いていました。これをバックホーで挿していかなければならないので、それが一番大変な作業かもしれません。
支柱丸太

前回はあんまり敷地内を見なかったので、一通り見て歩くことに。倉庫裏にも小さな林があったのに、前の所有者によってすべて伐られていました。でもミズナラやオニグルミなどの落葉広葉樹が半分くらい混じっていたので、その切り株からはたくさんの萌芽が勢いよく伸びていました。これなら5年もすれば、かなりの林に戻ってくれるでしょう。
萌芽更新

肝心のブドウも、先日たっぷり雨が降ってくれたお陰で、新しい芽が少しずつ開いてきてました。自分たちで挿して作った自根苗はかなりやられたそうですが、接ぎ木苗はなんとかなりそうでホッとしました。
ブドウの苗

上の方の林はすべて伐られており、残材や切り株が累々と。このあたりは地面を切り下げて、ブドウ畑にしなければならないので、残材の片付けをしなければなりません。娘の旦那と軽トラに積んでは運びの繰り返しで、かなりへろへろになってしまいました。
残材の山

切り残した切り株を、チェンソーで輪切りにしたものもたくさん残っています。重いものでは20キロ以上もあるので、歩み板の上を転がしては積み込み、かなり運ぶことができました。
丸太

午後からは娘の手伝いで電牧張り。シカとウサギがせっかく出てきたブドウの芽を食べてしまうので、町から借りることができたのです。クマも近くに来ることがあるみたいだし、動物対策はいろいろと考えなければならないようです。
電牧張り

今の時期は、せいぜい月に一度しか手伝いに来ることができません。やることは無尽蔵にあるようなので、来月からはもう少し体を空けて、手伝ったやらなくては。

球根掘り

  • 2018.06.17 Sunday
  • 05:39
今週は現場続きで体もへろへろ。こういう時は、体を動かしながらクールダウンした方がいいので、北大の圃場で作業してきました。圃場の作業は、芝刈りや除草、生垣刈りなど、ある程度人数がいるとはかどるものは、毎度参加してくれるOBや学生さん達の手で済むのですが、木の剪定や球根の植え替えなど、なかなか人にお願いできないものがあるのです。しばらく球根の植え替えをやっていなかったので、株が衰退し始めているものばかり。まず掘り上げたのはコルチカムです。これはそんなに分球しないので、すんなりと掘り上がりました。
コルチカム

次にやったのが、黄花カタクリ‘パゴダ’の掘り上げです。もう10年以上そのままなので、大小の球根が押しくらまんじゅう状態になっていました。
キバナカタクリ

前回の作業で掘り上げたチューリップが、きれいに乾いていたので、小屋の前に作ったベンチに座ってクリーニングを。チューリップは毎年球根が更新するので、本当は毎年掘り上げた方がいいのですが、とってもそんなことはできません。細かく分球してしまい、かわいそうな状態でした。
クリーニング

私の恩師がチューリップの交雑試験をやっていたので、球根掘りやクリーニングは毎年たっぷりやらされました。こうやって小屋の前で作業していると、40数年前に引き戻されるような不思議な感覚になりました。
小屋の前

30分ほどで2種類の球根のクリーニングが完了。今度は花壇に植えて、ちゃんと修景用に使っていかなくては。
チューリップ

圃場のあちこちに、野生化しているスイセンがあります。これは ‘ファンシィオン(Van Sion)’というスイセンの古典品種で、私にとってはいろんな思いがこもったスイセンです。エリカの中からたくさんの葉が見えているので、エリカを刈り込むと同時にスイセンも掘り出そうと悪戦苦闘。今までほったらかしだったエリカは、刈り上げ状態になってしまいましたが、数年すれば落ち着いてくるでしょう。
作業前 作業後

エリカの下敷きになっていたスイセンを掘り出してみると、なんとバットに4枚もありました。軟白ネギのような哀れな状態で、ほとんど花が咲かないくらいの小球のため、一年肥培してやらなければなりません。これだけあればあちこちに植えられそうです。
ファンシィオン

ようやく日差しが…

  • 2018.06.16 Saturday
  • 06:01
現場行脚が続きます。昨日は森のガーデン。ぐずついた天気もようやく回復し、風は冷たかったものの、まぶしい日差しが降り注ぎました。まず最初に手がけたのは、ミクニのレストラン前に試験植栽の畑を作るので、風除けのネット張りを行いました。ここの畑はガーデンショーの時にはひまわり畑だったのですが、石がごろごろなので除礫(じょれき)し、堆肥を入れて耕耘してもらいました。ここは春先の風当たりが強いので、養生用のネットを張ることにしたのです。天気は回復したものの、風がものすごく強く、あおられながらの作業となりました。
ネット張り

鉄ピンが石に当たって苦戦したものの、なんとかネットを張り終えて一息。ここにいろんなタイプの花を咲かせて、どれがここの環境に合うのか見てみようと考えたのです。気温が低すぎて苗植えは来週以降になりますが、その結果はまたおいおい報告することにしましょう。
試験植栽区完成

作業している横で、ノウサギが群れになって出てきて運動会をしておりました。ウサギたちも天気が回復したのが嬉しかったのでしょう。事務所に戻ろうとレストランの横を下りていくと、芝生の上にノウサギがうずくまってのんびり日向ぼっこ中。私たちに気付いてあわてて逃げていきましたが、こんなにたくさん見られるのなら、十分見どころになりそうです。
ノウサギ

昼に少し時間があったので、ガーデンを見ようと正面から入っていくと、ガーデンショーの時にファーガス・ガレットがプロデュースした花壇では、まだチューリップが見頃で、アリウム‘パープル・センセーション’が存在感を放っていました。
ガレット花壇

花園にある「大雪な庭」の高山植物は、びっくりするくらい元気にたくさんの花が咲いていました。ここを作り直して三年目。一部少し弱っているものもありますが、エゾツツジやチシマキンレイカ、エゾルリソウなどが満開に。こんな素敵な空間になると、苦労しただけにやはり嬉しいものです。
大雪な庭

中でもびっくりしたのが、コマクサがしっかり定着して無数の子株を作り、たくさんの花を咲かせていたことです。滝野公園では全然定着できなくて、植えたものの1/10も生き残っていないので、ホントうらやましいです〜
コマクサ

お昼のメニューは緑丘茶房(りょっきゅうさぼう)でいただきました。またメニューが変わって、少しリーズナブルに。チーズカレーが850円でした。悪天候が続いたので、来園者自体がかなり少なく、カフェもかなり苦戦しています。ぜひたくさんのお客さんに来ていただきたいです。
チーズカレー

食後に園内を一回り。気になっていたメコノプシスの所に行くと、一番手前に植えられているベトニキフォリアが、ものすごくいい生育ぶりをしていました。滝野ではほとんど一年草扱いになり、株の越冬率が悪すぎて栽培をやめてしまっているのに対し、ここでは3年目になってみんな大株になり、たくさんの花茎を伸ばしています。場所に対する適応性の違いなんでしょうね。これは楽しみです。
ベトニキフォリア

午後からはグンネラの植え込みを。北大植物園前にあった大株を移植したものを、滝野に一株分けてもらったのが2年前。その時に余った株が温室の隅っこにおかれているので、分譲願いを出せばもらえるはずと、町長名で書類を出してもらいました。するとすんなり分けていただくことができて、先日運んできたのです。
グンネラ

迎賓館の奥にある、癒しの谷の木製デッキの前に、うるおいの森から流れるせせらぎの水がしみ込む場所があります。その斜面に、ガーデンショーの時に植えられていたオシダ50株を移植し、ヤグルマソウやサラシナショウマなど湿生の植物を集めて、そのシンボルとしてこのグンネラを植え込みました。南米原産の熱帯植物であるグンネラが、はたして上川の山の中で無事に越冬できるのか、挑戦が始まりました。
植栽完了

季節の進行が札幌とは一ヶ月近く遅れる森のガーデンは、これからようやく初夏の花が咲き始めます。しっとりと抜群にいい雰囲気になってきていますので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです〜

現場のはしご

  • 2018.06.15 Friday
  • 05:39
6月最終週は恒例の渡島大島調査のため、その前後の予定はかなりぐちゃぐちゃに。昨日は三つの現場を走り回る羽目になってしまいました。まずは白石駅花壇管理です。前を向けないほどの冷たい北西風を突いて、まずは現場の確認を。北口花壇は相変わらずいい感じに生育し、たっぷり雨が降ったので、植物が生き生きしています。
北口花壇

南口花壇も、三年間土壌改良材の投与を続けたおかげで、見違えるほど生育がよくなりました。ツルバラのつるもようやく上まで届くようになり、苗の補植も行ったので、花壇の穴がかなり塞がってきました。
南口花壇


昨年最後の作業で植え直したギボウシの花壇。
やっぱりかなりグチャグチャになっているので、根が張らないうちに植え替えをやることに。時間内でできるかなぁ…
ホスタ

十数人参加してくれたので、みなさんには通常の花ガラ取りや雑草抜きなどをやってもらい、私は4人に手伝ってもらって植え替えを。ずれているものを掘り上げると、なんと上下逆さまに植えられたために、苦労して芽を伸ばしているものがたくさん出てきてびっくり。去年かなり植え直したつもりでしたが、まだまだありました。ちょっと時間オーバーしたけれど、なんとかきれいに植え直すことができたので、来月にはいい感じになっていることでしょう。
植え直し

挨拶もそこそこに手稲まで車を走らせ、午後からは稲穂ひだまり公園でのカタクリのタネ播き会。ただの自然観察だけでは面白くないだろうと、4年前からこの時期にタネ播きを体験してもらってます。今までは1人か2人の参加だったのに、昨日は5名も参加してくれて、にぎやかな会となりました。
タネ播き会

まずはカタクリの生活史を振り返り、今播いたタネからどのようにして花が咲くかをリーフレットで確認しました。そして保全区域に入り、熟して割れ始めた果実を摘み取ってもらいました。みなさん初めての経験で、面白がってたくさんのタネが集まりました。
タネ取り

試験区は1平米のものを2箇所。保全区域の園路を挟んで反対側に設置。こちらには全くカタクリが生育していないのです。軽く土を掘り起こしてから整地し、みなさんにタネを播いていただきました。来年にはたくさんの発芽が見られることでしょうが、そのうち定着するものはほんのわずかなので、息長く観察を続けて行きたいものです。
タネ播き

カタクリのタネには、エライオソームというアリの大好物がくっついていると説明したものだから、このままじゃアリが大行列になってタネを取りに来るぞ!!と、みなさんせっせと落ち葉でカモフラージュ…(笑) 和気藹々、大変にぎやかなタネ播き会となりました〜
落ち葉のカモフラージュ

雨に煙る滝野公園

  • 2018.06.14 Thursday
  • 06:00
滝野公園では、来週末に初めて有料ライブを行うため、準備のため来週初めからかなりの制限区域が設定されます。18日からは東口と東口駐車場が使えなくなり、来園者は中央口からの入園は可能です。23,24日の当日は、自家用車は渓流口や鱒見口からの入園はできなくなり、滝野の森口からのみ入園が可能で、カントリーガーデンに行くためには森口から園内シャトルバスを利用するしかありません。(バスは中央口までは行くようです。)このため、来週はガイド活動も中止になり、私の仕事もそれを避けて変則日程になってしまいました。

昨日は朝からしとしとと雨が降り、8時過ぎの入園時にはなんと7.4℃と、凍える寒さになりました。数日前に管理センターから、メコノプシスの花の色がまた濁っているようです〜と連絡が。真っ先にメコノプシスのところに行くと、全部ではありませんが、半分近くの花に濁りが出ていました。ピートマルチを秋にやり、春にはやらなかったのがまずかったのかなぁ…今からどうしようもないので、様子を見てもらうことに。それにしても一番いい時期に入園制限がかかってしまうのはもったいない…(>_<)
メコノプシスの色

花のテラスのキングサリは、いい感じに花が咲いてきていました。これで誘引をしっかりやれば、来年はもう少し見栄えのいい状態になってくれるでしょう。
キングサリ

こんな悪天候にもかかわらず、8名ものガイドさんが作業に参加してくれました。本当にいつも感謝です。前回土壌改良を行った、こもれびの庭へのアプローチ脇に、苗を植えていきます。2mおきに植えられているギボウシの‘トクダマ’の間に、ゲラニウム‘ロザンヌ’、ガウラ、黄斑フウチソウを植え込んでいきました。
苗植え

人数がいるのであっという間に作業は完了。霧雨の中での作業のため、園路がドロドロになりかけていたのも、みなさんが素早く掃除して、たちまちきれいになってしまいました。ゲラニウムの‘ロザンヌ’は、秋遅くまで咲き続けるので、これからとても楽しみです。
完成

午後からは、グンネラの基盤改良を。グンネラはとても水を好む植物なので、先日の乾燥が続いている間ずっと灌水してもらっていたのですが、どうも葉の伸びがよくありません。すぐ脇をせせらぎが流れているので、この水を根の回りに引き込むことにしたのです。作業員2人に手伝ってもらい、護岸の石を2個外し、向きを変えて据え付けて流れを少しせき止め、根の方に水がくるようにしました。石のすき間や水溜め空間には、ササの葉をぎっしりと詰め込んで土をかけておきました。これで途切れることなく水分が供給できるはずです。
グンネラ

園内確認にまきばの方に下りていくと、チューリップの掘り取り作業の真っ最中。土日に行われて抜き取り体験は、これまでになくたくさんの方が参加され、一番下のチューリップは全部抜き取られていったのだそうです。そりゃこのまま捨ててしまうよりはいいのですが、震災以降ずっと続けている東北への球根送付事業にも賛同し、たくさんの方が専用の箱に抜き取った球根を入れてくれたそうです。これらの球根は、ガイド活動の合間にきれいにクリーニングし、秋に被災地に送られます。
チューリップ

今年は木の花の花着きがいいように思います。町中ではすっかり終わっているハクウンボクが、園内にこんなにあったの?と思うくらい清楚な花を咲かせていました。花期は短いけれど、存在感のある花です。
ハクウンボク

カントリーガーデンを一回りして、峠の庭から霧雨に煙る園内をしばし眺めていました。ここに関わって20年以上。何もないところに植えられた木々がこんなに大きくなり、全く新たな風景ができてきたのだなぁと感慨深かったです。
峠から

歌旅日記

  • 2018.06.13 Wednesday
  • 05:45
そういえば、勇造さんの本があったなぁとロフトを探してみると、ありました!『歌旅日記』という本です。出版社は「プガジャ」といわれたプレイガイドジャーナル社で、1981年3月の発行になっています。
歌旅日記表紙

中にしおりのように折り込んだ手紙が挟まれており、勇造さんからの贈呈本だったのです。それで思い出しました。
  手紙

それが挟まれていたのが、真ん中あたりにある日本編の中表紙。この写真を提供したお礼に、送っていただいたものだったのです。勇造さんと一緒にカレーを食べているのは、当時植木屋時代の先輩であるSさん。彼は京都の生まれ育ちで、歳も勇造さんと同じだし、拾得辺りも出没していたので、よく知っていました。(この写真も無事発掘できました。)
中表紙 写真

歌旅日記のその日(1980年9月12日)のページを見てみると、前日に函館から札幌に移動。今はニセコに住んでいる梅本さんのところに泊まり、「昼過ぎ北海道新聞のインタビュー。ちょっとピント外れの記者やさかい、こっちからいっぱいしゃべる。どれだけ記事になるものやら。エルフィンの表で昼飯。ええ雰囲気で食える。カレーの大盛りと生野菜。」とあります。
エルフィン前

『ええ雰囲気』でギターを弾いている31歳の勇造さんを、このように記録できたのはラッキーでした。私は28歳になったばかり。この春に植木屋に入ったものの、一年目は鉛筆もハサミも持つことが許されず、ひたすら土方で穴掘りばかりやっていました。50kgそこそこしかなかったやせっぽちが、半年経った頃には10kg以上太ってムキムキになり、ズボンもシャツも弾けてしまってすべて買い換えたことを思い出します。私とSさんは家がすぐ近所だし、車を持っていなかったので一緒に動くことが多かったのでした。うまく昼にサボって、こんなところで飯を食いながら、勇造さんの歌を聴いていたのです…(^^;)
  勇造さん

まだ独身だし、エルフィンに入りびたっていたので、勇造さんが来るのを聞いて昼を食べに来たのでしょう。(この頃のエルフィンの写真はこちらにも載っています。写真の日付は9月11日になっていたのですが…)この頃は毎年のように勇造さんを呼んでいたので、いろんなチケットが挟まっていました。38年も前のことを、昨日のことのように思い出してしまうものですねぇ。
チケット

いつの間にやら

  • 2018.06.12 Tuesday
  • 05:55
日曜日には、孫が次々とやって来ました。右側の2号はまもなく1歳と8ヶ月、左側の3号は1歳7ヶ月になったばかりで、10キロを超すと抱っこしても重たく感じるようになりました。まだお互いのコミュニケーションはうまく取れませんが、2人とも片言の言葉をしゃべり始め、保育園に行っているせいか、ぐずったり泣かなくなりました。子供の成長は本当に早いです〜
孫たち

午後から近くに用足しに出かけると、しばらく現場ばかり走り回っているうちに、すっかり咲いている花が変わっているのに気付きました。季節の移ろいも本当に早いです。マンションの玄関先では、サツキ‘大盃(おおさかずき)’が満開に。昔は下旬が見ごろだったのに、どんどん前倒しになってきています。
サツキ

ここの町内はお金があるのか、歩道の植えますにすべて小さなフェンスを立てています。帯状ますばかりなので、かなりの延長があり、お金の心配をしてしまいました。でも踏み込まれなくなるので、花たちにとってはありがたいでしょう。
花壇ます

ここには珍しく、ヒトフサニワゼキショウ(Sisyrinchium mucronatum)がずらりと植えられていました。シシリンキウムの仲間では、ニワゼキショウが一番好きな花だけど、残念ながら道内では育たないらしく、本種だけが道内で見られます。でも、このようにポット苗で出回っているのは初めて見ました。もともと牧草に紛れて侵入したようで、道東では道端などでよく見かけます。
シシリンキウム

ビンカ・ミノールのグラウンドカバーの中に、2本だけ細長い花茎を伸ばしてかわいい花が咲いていました。ユリ科には間違いなさそうだけど、今まで見たことのない花なのでしばし考え込んでしまいました。わざわざ植えたものではなさそうだけど、いったいなんでしょう??
不明球根

日当たりのいい庭先では、もうバラが満開になっていました。ええっもう咲いてるの!!って感じですねぇ。つるバラのカクテルもたくさん花を着けているし、いつの間にやら花暦は春から初夏に移ろっていました。それにしても、こんなに寒くていいのかい?といいたくなるような寒さです。早く爽やかな、初夏の陽気になってほしいです〜
バラ

スズラン探し

  • 2018.06.11 Monday
  • 05:52
ちょうど一年前、富丘西公園の自然観察会に来ていた道新の記者が、スズランに興味を持って熱心に取材し、大きく取り上げてくれました。私も「スズランに詳しい札幌の環境コンサルタント会社緑花計画の笠康三郎社長」として出ています。確かに、滝野でスズランに関わって30年、富丘西公園で自生のスズランを発見し、その保全活動を続けて25年近くにもなるのですから、日本で一番スズランに詳しい専門家!かもしれませんねぇ…(^^;)

道新の記事

その中で、札幌市のシンボルフラワーにされ、札幌市版レッドリストにも載せられているのに、スズランがどこにどれだけ生育しているのか、全く把握していないのはおかしいと、きびしく指摘しています。富丘西公園のスズランだって、私が偶然発見しなかったら、今の保全区域はすべてつぶされて、元の計画のまま遊戯広場になっていたのですから。
  富丘西公園のスズラン

その指摘が効果を与えたのか、毎年行われてきた「さっぽろ生き物探しプロジェクト」で、今年初めてスズランが加えられ、スズラン探しを行うことになったのです。これまでは、調査時期が夏〜秋だったこともあり、どちらかというと野鳥や昆虫が主体でした。
  生き物探し

今年は春早くスタートしたので、春から初夏に咲くスズランやスミレ類、オオアマドコロやホウチャクソウなどが新たに対象となりました。ところが、事務局をやっている会社から、「スズランとドイツスズランをどうやったら見分けられるのですか?」との問合せが。確かに、日本の植物図鑑には自生植物しか載っていないことが多く、園芸植物や帰化植物はそれらだけで図鑑等に載っているため、それらを比較することができるものはほとんどないのです。そこは昔からよく知っているところなので、画像も含めて見分けるポイントを教えてあげ、調査の手引きにまとめることができました。
スズランの見分け方

先月もみじ台の熊の沢公園で仕事をした時に、ササを刈った跡にスズランが2株生きているのを見つけました。それを事務局に伝えておいたのですが、数日前に現地を確認に行ったら、きれいに草刈りがされて消えていたそうです…(>_<) 根は生き残っていると思いますが、ちゃんとピンクテープでマーキングしてあるものまで刈らなくてもいいものを。
熊ノ沢公園
(この画像は発見時のものです。2018.5.17撮影)

こういう貴重なものを保全しようとすると、業者に任せることは絶対にできません。専門家のコントロールのもと、地域の住民や興味を持つ市民の手で、こつこつと時間をかけながら、自然植生をコントロールしていくしかありません。今のところ、富丘西公園の群生地以外には、この熊の沢公園くらいしかスズランの情報は入っていないようです。こんなに急激に消滅した植物も、珍しいのではないでしょうか。

雨のち寒気

  • 2018.06.10 Sunday
  • 05:51
札幌は30ミリほどの雨になったので、土はしっかりと水分を含んでくれました。しかしながら、なんという気候の激変振り。4日には真夏日を記録し、7日までは夏日だったというのに、昨日は冷たい風が吹きすさんで、気温も12〜3℃しかありませんでした。せっかく衣替えしたのに…(^^;)
今朝も内陸部や道北では、軒並み氷点下近くまで下がっているので、農作物などに被害が出なければいいですが。

昨日は北大の圃場整備。小屋の前のバイカウツギが開き始めて、甘い香りが漂っていました。ちょうど曇っていたので、緑をバックにきりっとした花が、一際引き立って見えました。最近流通しているのは白ペンキ塗ったようなセイヨウバイカウツギばかりで、本物のバイカウツギがあまり見当たらないのは寂しいです。
バイカウツギ

圃場の南の端には、木々に挟まれて樹形がいびつになってしまったけれど、昔からあるアカバナヤエサンザシ(Crataegus laevigata 'Pauls Scarlet')が満開になっていました。私が学生時代にもうかなりの大木だったので、かなり昔に植えられたものでしょう。今はなくなってしまいましたが、円山や宮の森にも同じくらいの大木があったので、苗木が導入された時期があったのかもしれません。カントリーガーデンにも何本か植えられています。
アカバナヤエサンザシ

小屋の中には、先日納品された新しい芝刈機が入っていました。エンジンもかけやすく、軽いので取り回しが楽だけれど、刈り幅が狭くなったので、それだけたくさん歩かなければなりません。これまでの芝刈機も使える間はまだまだがんばってもらいます。
芝刈り機

芝刈り隊長のFさんがさっそく芝を刈ってくれました。刈りくずが袋に入るので、後始末はいらないけれど、すぐに一杯になってしまうのが難点だとか。でも刃がよく切れるので、とってもきれいな芝生になっていきました。
芝刈り隊長

先輩の女性陣には、猛烈に生えて来るヒメスイバやワスレナグサなどの除草をお願いしました。外周などは除草剤を使って手間を省いてきているのですが、花壇内は抜き取りしかできず、これが一番大変な作業になっています。
除草隊

今年卒業したばかりで、秋にイギリスに留学するため待機中のYさんが参加してくれたので、チューリップの球根掘りを手伝ってもらいました。圃場内のあちこちに生き残っていた球根を、今は引退した先輩が、何回も植え替えながら品種を揃えてくれたものが植わっているのです。今回は、私の恩師が交配して作っていた、カウフマニアナ系の育成品種と、フォステリアナ系の‘レッドエンペラー’の2種を掘り上げました。
球根掘り

もう6〜7年も植えっぱなしなので、そろそろ分球しないと衰退してしまうのです。よく見ていくと、ドロッパー(垂下球)がいくつか見つかって懐かしかったです。学生時代は、先生の手伝いで毎度チューリップの球根掘りをやっていました。原種の血が濃いこれらの交配種は、すぐに新球が真下にもぐり込んでしまうので、掘り取りがなかなか大変だったのです。
ドロッパー

風は冷たかったけれど、力仕事が多かったので結構汗だくに。毎度参加していただいているみなさんには、本当に感謝です。昼食を食べに学食に歩いていると、横の草地からめぇぇぇという鳴き声が。毎度ポプラ並木のすぐ手前の草地にヒツジが放牧されているのです。今年はかわいい子ヒツジがたくさん混じっていてにぎやかだけど、この子たちもやがては肉にされてしまうのかなぁ…(^^;)
ヒツジ

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