菊あれこれ

  • 2018.11.20 Tuesday
  • 05:58
先日の府立植物園では、菊花展が最終日の前日で、全種類の菊を見ることができました。菊花展はあちこちでやっているけれど、多彩な中菊をこれだけ集めることは出来ないので、備忘録的に紹介しておきます。(なお説明は、園の掲示物などを参考にさせてもらいました。)

秋菊には、大菊、中菊、小菊の三つに分けられ、花の直径が六寸(18cm)以上のものを大菊とします。最も豪華なのは、手前にある「厚物」で、よくもまぁこんな大きな花を育ててくるものだなぁ…と感心させられます。奥の方に見える花弁が細いのを「管物」といい、管の太さにいろいろ違いがあります。このほか、花弁が一重で平たくなり、垂れ下がらないように紙で支える「広物」がありますが、写真を撮していなかった…(>_<)
大菊

大菊を、鉢を入れて60cm以内に仕立てる作り方を「福助作り」といい、場所を取らないので、最近の人気なんだとか。ホルモン剤を使って矮性にすることから、近年の仕立て方でもあります。かわいいといえばかわいいけれど、ちょっと違和感も残ります。
福助作り

頭花の花径が三寸から六寸(9〜18cm)のものを中菊といい、古くから各地で独特の進化を遂げています。最も古い系統は、京都の嵯峨菊で、南北朝の頃の嵯峨御所あたりで作られ始めたと言い伝えられており、正門脇に嵯峨御所のあった大覚寺による特別展示がされていました。正式な作り方は、鉢に3本の苗を仕立て、一番高いものは2mもの高さにして、殿上から眺められるようにします。高さを三段にして、上段には三花、中段には五花、下段には七花を咲かせるのが正式な作りなんだそうです。
嵯峨菊

江戸で栽培されていた江戸菊は、花弁が無秩序に伸びていく「狂い性」のため、開花してから花容がどんどん変化します。これを「芸」といい、この様子を楽しむのがポイントとなっています。
江戸菊

肥後の熊本藩では、藩士による花の栽培が盛んで、椿、芍薬、花菖蒲、朝顔、菊、山茶花を特に「肥後六花」と称していました。これらはみな一重の清楚な花であるのが特徴となっています。飾り方にも決まりがあり、三間花壇と呼ばれる配置法により、鉢が置かれていました。
肥後菊

伊勢菊は、伊勢松坂地方で発達した品種群で、嵯峨菊の変種といわれています。伊勢撫子、伊勢花菖蒲と共に、伊勢三珍花と呼ばれ、花弁が細くねじれながら垂れ下がるのが特徴で、座敷から花を眺めて楽しむために、このような花になったといわれています。
伊勢菊

丁字菊は、主に関西地方で栽培され、花の中心に筒状花が集まって盛り上がるのが特徴です。江戸時代には盛んに作られたものの、近年ではすたれ気味だけど、ヨーロッパに渡ったものからアネモネ咲きなどに発展し、切り花の世界ではたくさん作られているのだそうです。
丁字菊

頭花が三寸(9cm)以下のものを小菊とし、いろいろな作り方で楽しみます。菊花展では最も豪華な作りである「懸崖作り」は、摘芯を繰り返して伸びてくる枝を、竹の支柱に誘引してこの形にしていきます。大きなものから小さなものまで、本当に大変な手間をかけて作って行くものだと感心させられます。
懸崖作り

盆栽仕立ては、樹木の盆栽と全く同じ雰囲気に仕立てていく方法で、盆栽同様に直幹、斜幹、双幹、懸崖、寄せ植えなどの樹形に、針金を使って仕立てていきます。花はあまり咲かせないように、摘み取ってしまうのだそうです。
盆栽仕立て

小菊の仕立て方の自在さを使い、菊人形が人気ですが、近年では菊のトピアリーがよく作られます。先日挙げた「ネコバス」までいくと大変な手間がかかりますが、この程度のトピアリーだと、わりと簡単そう。
トピアリー

札幌ではかつてオーロラタウンで、現在はチ・カ・ホで展示されているけれど、雑踏の中でキクを見てもなぁ…といささか興ざめです。今回久しぶりによしず張りの展示コーナーで、たっぷり楽しませてもらいました。

天空の農園

  • 2018.11.19 Monday
  • 05:56
梅田にあるJR大阪駅周辺には、たくさんの屋上緑化されたビルがありますが、駅の北側に建てられているサウスゲートビルには、いろんなフロアに屋上緑化がありました。その中で一番広い、11階フロアにある風の広場の一角に、天空の農園入り口の案内がありました。
天空の農園

天空の農園は14階の屋上にあるので、3階分の階段を上っていくしか方法がありません。(実際には4階上がって1階近く降りるので、結構大変。) 階段にはたくさんの注意書きが書かれてあり、確かに大阪の真夏であれば、ちょっと尻込みしてしまうかもしれません。
階段

無機質な階段空間を少しでも和らげようと、壁面緑化に様々な植物が飾られており、見ながらいくと段数が気にならなくなります。せめて植物の名前とか、特徴とかを書いていてくれれば、もっと楽しくなったのに…
まだ階段

ようやく階段を上り詰めると、エアコンの排気口がずらりと並んでいるフロアで、目隠しのフェンスには様々なつるものが絡んでいました。さすがに落葉性のものは使わず、常緑性のクレマチスやムベ、ジャスミン類などが使われています。コスモスがまだ満開で、その先を左に曲がったところには、狭いながらも水田がありました。
屋上

天空の農園は、そこから半階分くらい下がったところにあります。その落差を利用してブドウ棚が設けられ、ナイヤガラやデラウェアなど、いろんな種類のブドウが。大阪にもブドウの産地がありますからね。
ブドウ棚

畑は一坪くらいの大きさに、整然と区切られていました。作業のしやすさだけでなく、連作障害を回避するために、輪作体系を回転しやすいので、このようなスタイルになっているのでしょう。
畑

栽培されている野菜を見ていくと、一般的なものを中心にしているけれど、なにわの伝統野菜(現在18種類が登録)がいくつか混じっていました。ちょうどハクサイやブロッコリなどのアブラナ科の野菜が最盛期。きれいな葉っぱをしているので、ここなら青虫は着かないんでしょうか?とスタッフの方に聞いたら、全然そんなことはありません。毎度しっかりと取っていないと、たちまち穴だらけになります、とのこと。意外とチョウチョも飛んでくるのですね。
輪作

スタッフがニンジンの間引きをしていたので、収穫物はどうするのですか?聞いてみました。出来るだけイベントで活用したり、来園者にお分けしているとのこと。タイミングが合えば、ホームの上空にある「時空(とき)の広場」のカフェで食べることも出来るのだそう。美味しそうな間引きニンジンですね、言ったところ、どうぞお持ちください。美味しいですよ〜と言われてしまいました。(残念)
間引きニンジン

大きな黄色い実はカリンでした。この木は少し成りすぎで実が小さいけれど、手前の木はでっかいカリンらしい実になっていました。サクランボやアンズなどもあるので、春には花も楽しめそうです。そういえば、カキが見当たらなかったなぁ?
カリン

農園を含むグリーンの管理をしているスタッフが、きめ細かく情報を流しているので、行く前にはここをチェックしておくことをおすすめします。四季を通じて維持していくのは大変そうだけど、てきぱきと作業しているスタッフたちの、元気な笑顔が印象的でした。

孫の発表会

  • 2018.11.18 Sunday
  • 05:52
昨日は朝からきれいに晴れたけれど、気温はかなり低く、最高気温でも7℃しかありませんでした。昨日は孫2号の発表会。先週余市であった、3号の発表会には行けなかったので、今回はちゃんと義務を果たさねば…(^^;)
保育園はイオンのすぐ近くなので、ここに車を置かせてもらいました。イオンの回りには、必ず開店時に「イオン ふるさとの森づくり」として樹林帯が作られます。ここの店は開店したのが2002年なので、これらの樹木も16年経ったことになります。
イオン

植樹を指導してきたのが宮脇昭横浜国大名誉教授で、生態学者らしく在来種を中心に「混植・密植型植樹」を行うのが特徴となっています。とはいえ、実際の現場では道内にはないものが多数見受けられ、そこまで細かくチェックしていないというか、その「信者」たちのレベルの問題なんでしょうか。エゾユズリハは自生があるけれど、ヒノキアスナロは道南の一部しかなく、なにこれ?というものがかなり見られました。
宮脇方式

お世話になっている保育園は、かなりの園児が在籍しているらしく、2部構成での発表会。両親はもとより、じじばばを入れるとホールには立錐の余地もなく、これだけ見ていればホントに少子化が進んでいるとも思えない熱気に包まれていました。
発表会

最初にやった5歳児の演奏は、やっぱり安心して見ることができるレベルでした。中には下を向いて、ひたすらピアニカをいじっている子もいれば、おっうまいなと思えるほどの演奏をする子もいて、なかなか面白かったです。
5歳児

さていよいよ2号の出番。入園時はまだ1歳なので、こうして出てくるとやっぱり赤ちゃんだなぁ…(笑) 親を見つけて手を振ったり、じっと座っていられなくて走り回る子もいて、なんとも微笑ましい演技でした♪
1歳児

1歳児だけは、終了と共に別室に移動して着替えをし、そのまま帰ってもいいのです。せっかくなので、近くの中華店でお昼を食べることに。住宅地の中にある店だけれど、本場中国人のコックが腕をふるっており、かなりの人気店だそうです。
中華

安くて美味しくて、しかもボリュウム満点とくれば、人気が出て当然ですが、少食家系なので二人で行ってももてあますとのこと。昨日は残念ながら向こうの父さんが急な発熱で来られなくなったけれど、六人で行けばあれこれつつけてちょうどいい感じになりそうです。
豪華版

タラバガニ入りあんかけ炒飯のお皿は、とても片手で持てない大きさで、ふわふわとろとろの卵が本当に美味しかった。孫もたくさん食べていたので、ホッとしたのでしょうか。私も久しぶりに仕事から離れて、のんびりした時間を過ごすことができました〜
タラバ入り炒飯

京都植物園の花壇

  • 2018.11.17 Saturday
  • 06:00
広い植物園の中には、あちこちに花壇が設けられており、11月だというのに、どれももりもりに花が咲いていました。正門を入ってすぐの所には、長方形の大きな花壇が二つあります。手前の花壇は赤・オレンジ・黄色のホットカラー。中央のカンナは、まだもりもりと花を咲かせていました。その手前のオレンジ色の花は、チトニア(メキシコヒマワリ)で、黄色いアフリカンマリーゴールド、真っ赤なジニアと続きます。
入り口花壇

その次の花壇は、サルビア・レウカンサ(メキシカン・ブッシュセージ)の紫に、クリームイエローのアフリカンマリーゴールドが強烈な補色関係。手前のオレンジはフレンチマリーゴールドです。その彩りに目を奪われてしまい、ふと見上げた木に成っているのが、パパイヤなのにびっくり仰天。なんと、パパイヤを花壇に植えるなんて!北山門の近くにもたくさん植えられていたけれど、まさかこのまま冬は越せないよなぁ…(^^;)
パパイヤ花壇

鑑賞温室の前には、やや小振りで不整形の花壇が二つあり、オフィシャルパートナーとしてタキイ種苗の看板が立っていました。締結したのはちょうど4年前と新しく、意外と遅かったんだなぁという気がしました。昔は役所と民間企業が提携するなんて、とんでもないという雰囲気があったのでしょうねぇ…
タキイ花壇

温室が10時からだったので、大芝生地を横切って、菊の展示を見に行くと、その前には菊人形ならぬ、菊のネコバスが飾られていました。もちろん根付きの株を植え込んで誘引し、一斉に花を咲かせるのですから、大変な手間がかかっているはずです。でも、菊を見に来るじじばばに見せるのではなく、もっと目立つ場所に置いてやればと思ってしまいました〜(笑)
ネコバス

菊を見てから南側の洋風庭園に入っていくと、コスモスが見事に育っていました。どう見ても滝野公園のコスモスの二倍はありそうな大きな花で、同じタネでもこんなに違うものなのか、タキイのタネだからなんでしょうか?クサントスとおぼしき黄花コスモスも、ずいぶんと色が濃かったです。せっせと花ガラを摘んでいる方たちは、みなさんボランティアで、百人以上いるそうです。
コスモス

その奥には沈床花壇があり、真ん中には噴水がありました。ちょうど保育園のちびちゃんたちが、何班もやって来てましたが、噴水を怖がってぎゃん泣きしている子供が何人も。うちの孫たちなら飛び込んで行きそうだけどなぁ…なんてにやにやしてしまいました。左に見える痛々しいヒマラヤシダーも、台風によって幹や枝を折られてしまったもので、一番南側にあるこの辺りが特に風を受けて、被害が甚大でした。
噴水

それにしても、ここにも植えられているカンナの素晴らしいこと。関西以南なら地植えで冬を越せるので、根張りがしっかりしているから、これほど力強く咲いているのでしょうか。足元にはフレンチマリーゴールドやジニアが、まだもりもりに咲いているけれど、あまりにも季節感が違うので、頭がくらくらしてしまいました。
カンナ

この植物園は、保有植物種数が日本一と、世界中から様々な希少種も導入展示している一方で、このような花壇修景でも来園者の心をしっかりつかんでいます。入園料が200円なんて、今どき信じられない価格でもあり、本当に身近な存在であることがうらやましい限りです。

府立植物園の花

  • 2018.11.16 Friday
  • 06:00
京都府立植物園は、公立の植物園としては最も古い歴史を持っており、5年後には開設百年を迎えることになります。(大学付属には、江戸時代から続く東大の小石川植物園や、札幌農学校が造った北大の植物園などがあります) これまで3回くらい行ったことがあるけれど、あまりにも見どころが多くて、毎度回りきれません。今回は11月ということもあり、あまり期待はしていなかった割には、さすが!!と脱帽するところが多々ありました。魅力的な植物たちを、何回かに分けて紹介することにしましょう。

この時期なので、紅葉には期待していました。大阪方面は、夏の台風による塩害で葉がみんな傷んでしまい、あまりきれいではないとのことでしたが、京都までは塩も来ていないだろうと思っていたのです。ところがまだ少し早いのか、園内のモミジはようやく色付き始めたくらいで、池の回りのイロハモミジが、それなりの風情を見せてくれました。やはりイロハでないと繊細な雰囲気にはならないものですねぇ。
イロハモミジ

池の回りは桜の見本園になっていて、その中に秋に開花する桜が集められている一角が。これは一番たくさん咲いていたシキザクラ(四季桜)(Cerasus × subhirtella ‘Semperflorens’)。四季といっても春と秋の2回咲きで、エドヒガンとマメザクラの交雑によって作られたものだとか。近くには、同じ二季咲きのジュウガツザクラ(十月桜)やコブクザクラ(子福桜)があるので、この一角だけが賑わっていました。
四季桜

その奥に水車があり、サザンカが咲き始めていました。その足元にシクラメンの花があり、ヘデリフォリウムかと思ったら、普通のシクラメンほどもある大きな葉を持っています。ラベルを探すと、シクラメン・アフリカヌム(Cyclamen africanum)とあり、アルジェリアの地中海岸が原産だとか。北海道では越冬できないのかなぁ…?
シクラメン

その奥の「四季 彩の丘」というロックガーデン風のエリアにも、まだまだたくさんの花が咲いていました。その中で感激したのが、このラパゲリア・ロゼア(Lapageria rosea)。チリの国花のため、英名はChilean bell flower となっており、和名はツバキカヅラだそうです。これを見たのはもう30年近く前、チェルシーの温室の片隅に一輪だけ咲いているのを見つけ、感激して以来のご対面でした。
ラパジュリア

その近くでは、なんとスノードロップが咲き始めていて、いくらなんでも早くないかい!と、思わずつぶやいてしまいました。札幌だって、まだ雪が降っていないのに。
スノードロップ

大阪からの移動中、屋根にブルーシートがかかっているお宅がまだたくさんあるのにビックリでした。修理の手が間に合わないのでしょうか。京都は内陸なので、そんなに被害はなかったのかと思いきや、あちこちで倒木や、幹や枝を折られた木がたくさんあるのです。来園者に聞いてみると、倒木だけで200本近くあり、どこもかしこもスカスカになってしもてるんよ〜とのことでした。
倒木

北山門(口ではなく門というところが、いかにも京都らしい!)近くには、ベンチの後ろにイチゴノキ(Arbutus unedo)がずらり植えられ、満開の花と、いろんな熟れ方をしている果実が見られて面白かった。ツツジ科というより、ヤマモモの親戚のような果実で、見た目は美味しそうだけれど、種小名の unedo は「一回食べる」との意で、一回食べればもう食べたいとは思わないところからだとか。
イチゴノキ

園内では、ウェディングの写真撮りをしているカップルに3組会ったけれど、みなさん和服でした。確かに紅葉にしろ竹林にしろ、和服の方が似合いますからねぇ。電車に和服のカップルが普通に乗っていたり、あの市長の努力が実を結びつつあるのでしょうか。
竹林

京都へ

  • 2018.11.15 Thursday
  • 05:59
講習が終わってから、最終の飛行機で帰ることもできたけれど、せっかくの関西なのでもう一泊し、久しぶりに京都の植物園を見てくることにしました。梅田の駅に向かって御堂筋を歩いて行くと、有名なイチョウ並木もこの辺りではかなり若い木ばかりだし、先日の台風で、幹をへし折られたものがたくさんあるのに気付きました。ビル風で一層強くなっていたのかもしれません。
御堂筋

阪急梅田駅には、京都線と宝塚線、神戸線が。この時間にはひっきりなしに到着するので、ものすごい人並みに呑み込まれそうになりながら、ようやく右端の京都線特急のホームにたどり着きました。阪急電車は、この「阪急マルーン」という色を絶対に変えることなく、昔からこだわり続けている会社です。阪神電車に最近塗られたオレンジが、あの巨人の応援の色に似ていて気持ち悪いと、株主総会で社長が糾弾された会社とはえらい違いです…(笑)
阪急電車

京都の府立植物園には、多分20年以上行っていないと思います。以前はけっこう行きにくかったけれど、今は地下鉄で北側の北山駅が直結されて便利になりました。とはいえ、やはり正門側から入りたいので、一つ手前の北大路駅で降り、散歩しながら入ることにしました。北大路の商店街では、アーケードがあるのでずらりとプランターが並べられていましたが、その間にこんな水タンクが。アーケードに降った水が入るようになっていて、バケツやじょうろで水やりをしていました。
北大路商店街

鴨川の手前で信号待ちしている時、石垣に生えている植物に花が咲いていると思ったら、なんとランタナでした。京都の冬は結構寒いはずなのに、こんなものが野生化できるようになったのですね。高瀬川沿いにデュランタが植えられていたそうですから、夏だけでなく冬も暖かくなってきているのかもしれません。
ランタナ

鴨川にかかる北大路橋は、さすが京都というデザインになっています。街並み自体は全然和風ではなくなっているけれど、こんな所だけ和風にされてもなぁ…という違和感はあちこちで見かけてしまいます。古い町屋がどんどん壊されていきつつあるので、京風が味わえるのは、社寺の境内や料亭の庭だけになっていくのかもしれません。
北大路橋

鴨川を眺めるたびに、うらやましいなぁ…といつも思ってしまいます。豊平川は確かに有数の急流河川だけれど、せめてあと50m川幅を広くしておけば、もう少しゆったりと水を流すことができたのに。そうすれば鴨川のように、低い落差工をたくさん設けることにより、もう少しやさしい流れにすることができたはずです。
鴨川

植物園へのアプローチには、ケヤキ並木が続いていて見事です。イチョウの黄葉のように派手さはないけれど、歴史を感じさせてくれます。
ケヤキ並木

ケヤキの幹にはびっしりとノキシノブが。歩いて行く南側には着いておらず、北側だけなのは、夏の強い日差しを避けているのかもしれません。松山の家でも、大きなカシの木に着いており、ある程度の大きさになれば自然に生えてきたように思います。久しぶりに見たので、懐かしくなってしまいました。
ノキシノブ

大阪らしさ

  • 2018.11.14 Wednesday
  • 06:00
今回泊まったのは、梅田の少し外れたところでした。梅田の地下街は完全に迷路。地元の人でも迷うというくらいで、案の定迷ってしまいました。そういう時にはとにかく地上に上がること。なんとか目印を見つけて、ホテルにたどり着くことができました。
飲み屋街

御堂筋からの小路の入り口には、なんと鳴門海峡産?の天然たいやき屋が!まさか本物の鯛焼きが…と思ったら、フツーのたい焼きでした。鳴門鯛焼本舗とは、なんとも大阪らしいネーミングですねぇ…(^_^;)
天然たい焼き

そのすぐ裏には、お初天神の入り口があります。正式には露天神社(つゆのてんじんしゃ)というのですね。中に入るとなかなか素晴らしい空間なので、翌日再訪することに。
露天神社

露天神社は曾根崎地区の村社で、創建が700年頃と、大阪でも有数の歴史があるそうです。近松門左衛門により、お初・徳兵衛の心中の舞台となったことから、お初天神の名前が定着しました。恋人の聖地とののぼりがたくさん立っており、通勤前にお参りしている人がたくさんいるのは、みなさん恋愛の成就を祈っているのでしょうか。
お初天神

社の左にキンカンが成っているのかと思ったら、立派な石柱に「左近の橘」と彫られていました。タチバナには鋭い棘があるはずだけど、これには全然見当たらず、トゲナシタチバナなんてあるのかなぁ…
左近の橘

昨日は暗くなってしまったので、JR大阪駅の回りを少しうろうろと。阪神百貨店が建て替えで壊されており、駅前広場も工事中。本当にどこもかしこも工事だらけなんですね。最近流行のカセット式の壁面緑化には、JRの文字が入っていました。
壁面緑化

研修の会場は新大阪の駅前なので、昼食は構内の食堂街をうろうろと。うどん屋の美々卯を見つけて、やっぱきつねうどんを頼みました。美々卯のうどんは出汁にこだわりがあり、利尻昆布と宗田鰹と本枯節から2時間かけて出汁をとるのだそう。独特の黒七味をたっぷりかけました。
美々卯

熱いのと、七味が辛いのとで、汗が噴き出してしまいましたが、なか卯の4倍もの厚さのある揚げの美味しいこと。出汁の旨味をかみしめながらいただきました。大阪のうどんは讃岐と違ってふにゃふにゃなのは想定内。つゆもしっかりといただいて満足しました。
出汁の旨さ

晩秋の大阪

  • 2018.11.13 Tuesday
  • 05:46
大阪に来ています。公園管理運営士という資格は、5年に一度更新講習を受ける必要があり、いつもは東京で受けていたのですが、忙しい最中だったので、今回は大阪で受けることに。関西は久しぶりだったので、楽しみでもありました。
昼過ぎに伊丹空港に着くと、どんよりとした曇り空。モノレールに乗ろうとして、ふと下を見ると何か花が咲いているので降りてみると、八重のサクラが咲いているのです。ちょうどおばちゃんが写真撮していたので聞いてみると、台風の塩害でみんな葉を落としてしもたら、狂い咲きしよってん。こないだうちならもっと満開やったのに、まだ咲いてんやわ〜とのことでした。
サクラ

モノレールに一駅だけ乗り、次の蛍池(ほたるがいけ)で阪急電車に乗り換えです。関西に来ると一番気をつけなければならないのが、エスカレーターでは必ず右側に立たなければならないこと。つい左に立ってしまうと、ぼけ〜どかんかい!と、どつかれてしまいます。案内放送でも、右側に立って手摺りをお持ちください〜とやってました。
右側

阪急の梅田駅は、日本一格好のいいターミナルだと思います。まさにターミナルの言葉通りの頭端式ブラットホームで、京都線、宝塚線。神戸線がそれぞれ3線の10面9線ある、わが国最大のターミナルです。鉄ちゃんにとっては、いつまでも見飽きない場所なので、しばらくうろうろしてしまいました。
梅田

暗くなるまで、梅田周辺の屋上緑化を見て歩きました。JR大阪駅の北側には、グランフロント大阪という、4本の高層ビルを持つ巨大な建物が続きます。この一番手前のビルの9階に、テラスガーデンがあるのです。
グランフロント

大阪駅の北側には、もともと広大な操車場がありましたが、都心部の好立地なので、いつまでもそんな使い方はできません。東京でも品川で再開発が進められているようですが、あと10年もすれば、風景が変わってしまうことでしょう。
再開発

ちょうど手入れの真っ最中で、シマトネリコを剪定した枝を、せっせと細かく切ってフゴに詰め込んでいました。エレベーターに積んで下ろすしかないので、けっこう大変だとか。私もグランドホテルの屋上庭園の手入れをやっていたので、いろいろ聞きたかったのですが、真っ黒い坊主頭の親方がにらんでいたので、あまり聞けませんでした…(^_^;)
手入れ中

レストラン前の植え込みにはローズマリーが。昔はこんな使い方なんてやらなかったのですが、最近急速に使われるようになってきました。まもなく花が咲いてくるので、便利な素材です。
ローズマリー

片隅にひっそりと、斑入りのツワブキが咲いていました。まもなくサザンカが咲き始め、年末特有の花風景になっていくことでしょう。
ツワブキ

年金前のハルニレ

  • 2018.11.12 Monday
  • 05:56
旧厚生年金会館が営業を終え、仮囲いで囲まれてしまいました。私たちにとっては、「年金」といえば、なんたって厚生年金会館のホールのことを指していました。ここで聴いたコンサートは、ちょっと高かったけれど、なかなか聴けないものが多かったし、芝居やダンスなど、一つのステイタスを持っていた所でした。なくなってしまうのは、とっても寂しいです。
年金のハルニレ

こういう建物は、いつか老朽化すれば消えていくものなので、そんなに感傷的にはなりませんが、ここにあるハルニレの行方が気になっているのです。次の画像は2005年7月8日に撮したもの。この時には、全市にある景観的に優れている樹木の調査を行っていたので、撮したものでした。
2005年の様子

かつてこの前の北1条通は、一般国道5号の一部でした。国道は、1984年に創成川沿いから札幌新道経由に切り替わり、この区間は道道124号宮の沢北一条線になって、現在は札幌市の管理する道路です。年金前の道路には、8本のハルニレが車道にはみ出して立っていたのだそうです。この辺りには、ハルニレがたくさん生えていたところなので、道路敷の中に取り込まれたものがたくさんあったわけです。ところが、どんどん車が増えていけば、通行の支障になるので、切る切らないの論争が盛んに起きていました。
タイムスの記事
 (1969年4月16日の北海タイムスの記事より)

いろんなやりとりの後、特に支障になり、樹勢の弱っているもの2本を伐採することが決まりました。後の6本は、そのまま残されることになったのです。
記事のアップ

その後何年後なのか、正確な記録がありませんが、残りの6本は伐採ではなく移植することになり、そのうちの2本が向かい側の年金の敷地内に移植されました。この画像は、札幌市のアーカイブにあったものなので、公文書館に行けば記録が残っているはずです。
移植中

これが取り壊された後、何ができるのか分かりませんが、隣にあった日販の敷地内にあった樹木だって無残に切り刻まれてしまったので、ここだってそうなる恐れが十分にあります。そういう謂われをしっかりと残していく必要があるのです。

今年の〆の作業

  • 2018.11.11 Sunday
  • 05:55
今年最後の現場は、北大の圃場整備でした。朝から生暖かい空気に包まれ、とても11月10日とは思えない陽気です。8時過ぎに圃場に着くと、まだ日差しがかなり斜めで、あまり色が出ておりません。ポプラ並木は黄色く、旧花木園入り口のアカナラは、左右の色づきが少し違っています。ヤマモミジはまだ紅葉真っ盛りだけど、ハシドイやキタコブシは完全に裸になっていました。
紅葉

ローンの真ん中に植えられているバラは、まだたくさんのつぼみを付けており、全然冬が近い感じがしません。この ‘フォルトゥーナ’はかなり寒さには強いけれけど、こんなに艶々しているようでは、今年はかなり枯れ込みそうです。
バラ

みんなが来るまでに、あちこちの冬囲いやハイブリッド・ルゴサの剪定を済ませておきました。去年今年と学生数が少なく、戦力的にはかなり厳しい年になったけれど、とても熱心に作業してくれるのがうれしいです。3年の二人には、毎年恒例のバラの冬囲いをやってもらいました。鋭い棘にキャアキャア言いながら、かっちりとまとめてくれました。
冬囲い

先生と院生には、フェンスに絡んでいるアメリカヅタのツル切りを。ぼうぼうに伸びるツルを放置すると、雪が載っかってネットフェンスが傷んでしまうのです。作業を始めた頃はずっと放置していたため、あちこちのフェンスが壊れましたが、それ以降は被害が出なくなりました。
ツル切り

最後にはみんなで盛大に落ち葉かき。高木が少ないとはいえ、吹きだまっている所にはかなりの量の落ち葉が。昔は堆肥場があったので、積んでおくことができたけれど、今は場所をとられてしまったので、捨てるしかありません。本当にもったいないです。
落ち葉かき

最後の作業が終わってから、圃場内を一回り。今年は生垣もピシッと刈れたし、芝生もかなりいい状態に保つことができました。花壇にはたくさんの球根を植えたので、来春が楽しみです。この取り組みを始めてから早くも13年が経ちました。いつまで続けられるか分かりませんが、しぶとく続けていきたいです。
芝生

最後の作業の終了後には、毎年研究室でお疲れさま会をやっていただきます。いつもはスーパーでお寿司を買ってくるのですが、今年は遠軽町産の炊き込みご飯の元を買ってきて、御飯を炊いてくれました。さらに、鶴居村産のシカ肉まで焼いていただき、とっても美味しかったです。小さいながらも暖かい雰囲気の研究室なので、こういうおもてなしは嬉しいです〜
お疲れさま会

帰ろうと北13条のイチョウ並木を通っていくと、もう半分以上の葉が散っていました。この頃から雨になり、見物客も少なくなって、静けさに包まれていました。確実に冬が近づいていることを感じます。
イチョウ並木

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