十勝千年の森

  • 2017.08.17 Thursday
  • 05:56
お盆前のガーデン巡りで、十勝の最後に行ったのが千年の森でした。昨年は洪水被害を受けて、しばらく閉園を余儀なくされたというので、ずっと気になっていた所です。入り口にあるヤナギは、ガーデンショーの時に差し込まれたものがそのまま活着しています。このまま放置していてよいものでしょうか?やはり手入れが必要なのかなぁ?
ヤナギ

森の中の道は、相変わらず涼しくて気持ちがいいのですが、植物にあんまり興味のない方には、ただただ遠い道のりでしかないのでしょうか。植物にラベルでも付いていればまだしも、なんの花だか分からないとなると、どうしてもそういう気持ちになってしまいそうです。こういうところは各ガーデンのポリシーなので、一番難しいところでしょう。咲いている花も、夏から秋に移行している最中で、ツリガネニンジンやミソガワソウなどがちらほら咲いていました。
ツリガネニンジン

開放的なメドウに出ると、いつもながらそのスケールには圧倒されます。一般受けという点では、これも評価の分かれるものになっているのでしょう。ここにもヤマユリがたくさん咲いていました。なんでこんなに人気が出たんだろう?
メドウ

キッチンガーデンはどれももりもり。カボチャやズッキーニがたくさんなっていました。トマトはようやくこれからという感じ。ここの売りの一つ、イギリス風のヤナギの造形的な支柱がつけられています。
キッチン

思ったほど洪水の被害は見当たらないなと思いましたが、帰り道に川に近い道を歩いて行くと、あちこちで大きくえぐられた跡がそのまま残っていました。洪水が荒れ狂っている最中はどんなだったことでしょう…
洪水跡

一番気になっていたのが、ガーデンショーの時に作られてそのまま残されている、ダン・ピアソンの作品でした。近づくに連れたくさんの風鈴があちこちの木の枝に取り付けられ、涼しさを通り過ぎるくらいのにぎやかさ。一体どうやってこんなにたくさんの風鈴を付けたのでしょうか。
風鈴

久しぶりに見た『クロッシング』。やはりガーデンショーの中では白眉の作品でした。制作されてもう5年が経ち、さすがに手すりにはキノコがびっしり着いて、今にも崩れ落ちそうになっていましたが、真下を流れるせせらぎと相まって、見事な存在感を示しています。これを制作した重野さんと太四郎の森の泉さんの腕がなかったら、とても実現できなかった作品でもありました。
ガーデンショー
 (「北海道ガーデンショー」オフィシャルガイドブックより)

ここは流れがまっすぐだったことが幸いして、被害の跡は見られなくてホッとしました。手すりはまた新しくして、これだけはいつまでも残しておいてほしいと思います。
クロッシング

森から出て入り口に向かうと、セグウェイフィールドは大賑わい。ここはガーデンはほんの一部で、様々なアクティビティがメインの施設。気持ちよく時間を過ごせるためには、何が必要なのか、これからの施設造りの方向性を示した場所と言えるでしょう。
セクウェイ

Hana Letter 30号!

  • 2017.08.16 Wednesday
  • 05:58
藤川さんから送られてくる Hana Letter Magazine がいよいよ30号に。第1号は2012年4月16日発行で、「上川町に新しいガーデンができます。」なんて記事があるので、もうそんなに経ったんだぁ〜と、感慨にふけってしまいました。この頃は毎月発行していたのですね。
ハナレター1号

そして今回の30号。絵のタッチは、変わっていないようで、より特徴が強く表現されているように思います。この5年間に、一体どれだけの絵を描いてきたことでしょうね。藤川さんの絵の特徴は、なんといっても独自の視点からの観察眼にあるのでしょう。私のようになまじ植物をかじってしまうと、もう絶対に植物の見方をフレキシブルに変えることなんかできません。
ハナレター-1
それにしても本当に「売れっ子作家」になったのですね。この秋も全国を飛び歩く日々が続きます。滝野公園では、9月16日〜18日の三連休に、展示とイラスト教室が予定されています。ちょうどコスモスが見頃を迎えているので、好天に恵まれれば最高に賑わうことでしょう。夏の宿題がまだ一枚も描けていないみたいですが、北海道は来週初めには始業式ですからね〜(笑)
ハナレター-2

お盆なので、午後から早めに仕事を切り上げて、親父の遺骨を分骨している東本願寺の御廟に墓参り。そのあと町中まで出かけて、鎌田さんの個展を見てきました。葉書に使っていた阿波踊りがどんなサイズなのか興味津々でしたが、なんと百号を超える大作でした。背景の黒も鉛筆で塗りつぶしているとのこと、想像を絶する作業の積み重ねです。これが約一ヶ月かかったのに対し、左の絵はもっとかかったとのこと。佐渡にあるスギの大木の根元の様子で、いずれも取材に行って、自分で撮影した来たものをベースに描いたとのことでした。
鎌田芳治展

使用する鉛筆は、いろいろ試して結局ユニの2Bに落ち着いたそう。それをナイフで削り、紙で丸めて描いていくという作業の積み重ねでここまで表現出来るものなんですねぇ。大作が三点と、これまで描き溜めてきた小品がずらりと展示されています。20日までやっていますので、町中にお出かけのおりにはぜひ覗いてみてください。
阿波踊

お盆の滝野公園

  • 2017.08.15 Tuesday
  • 05:57
滝野公園へは2週間おきの火曜日に行ってるので、本来なら15日なんですが、さすがにお盆は半日休みにしているので、昨日に替えて行って来ました。なにせ滝野霊園が向かいにあるので、日曜日には公園前の御料線が大渋滞していたとか。今年はかなり分散しているようですが、昨日も朝早くから結構な交通量でした。

墓参りついでに来園する方が結構いるものの、たいてい三世代で動いているので、ほとんどは子供の谷に向かいます。それでもけっこう花を見て歩く方もいて、普段以上の賑わいぶりでした。この時期は慣れていなくて、中央口から入園する方も多いので、シンボル花壇のところでまずはパシャリという感じになります。ここのカルーナも、今年は調子よく色付いてきました。
カルーナ

まきばの下の方にあるコキアが、来園者のお出迎えにはちょうどいい感じ。この時期このサイズまで大きくなっているので、今年は迫力ある姿になってくれそうです。
コキア

棚田の中は、エゾミソハギが増えすぎており、一斉に花が咲いてすごいことになっていました。今年はいろんなチョウがたくさん発生しており、今の時期はミヤマカラスアゲハが乱舞しています。
ミソハギ

もう一箇所チョウが乱舞しているのが、花のテラスからくらしの花園の連絡路。一昨年の秋に補植したブッドレアが、今年はめきめきと大きく育ち、背丈ほどにもなってたくさん咲いてきました。3種45株植えたうち、一部除雪で削られたり枯れたりしましたが、これだけ咲いてくると本当にみごと。バタフライガーデンになってきました。
ブッドレア

こもれびの庭では、メコノプシスが終わってしばらくひっそりしていたけれど、ヤマユリやタリクトルム・デラワイー(Thalictrum delavayi)が咲き始めてきました。このタリクトルムは背丈を超える高さなので、風にゆらゆら揺れる姿が見飽きないものです。
タリクトルム

レンゲショウマとキレンゲショウマも少し花が開いてきたので、いいカメラを持った方がちらほら集まり始めてきました。渓流ゾーンにあるレンゲショウマの群生地から、毎年秋に移植してきているので、いずれこちらが名所になってくるでしょう。
レンゲショウマ

奥のエリアをチェックして、ちょっと目を離したすきに、花壇の中に踏み込んで盛んにシャッターを切っている男がおりました。あわてて走り寄り、花壇の外に引きずり出しましたが、メコノプシスが2株踏みつぶされてかなりのダメージを… それでもこれは私じゃない、もう既に踏まれていたと言い張り、しつこくシャッターを押し続けている面の皮の厚さ。こういう不届き者が多くて困ります。
不届き者

東口広場に設置しているミニ新幹線は、土日の営業のため今まで見たことがありませんでした。お盆休み期間の14日と15日が追加運行となったために、初めて見ることができてラッキー。バッテリー4個搭載で、600kgくらい牽引出来るそうなのでけっこうなパワーです。コースが短くて変化がないのがもったいないので、来年もやるのであれば場所を考えなければなりませんね。
新幹線

昨日も時折雨がぱらつく不安定な空模様でしたが、今日こそはからりと晴れて賑わってほしいです〜

緑のゆび

  • 2017.08.14 Monday
  • 05:58
芽室で給油して、千年の森に向かいました。昨年車を替えた時にハイブリッドにしたら、満タン30〜35リットル程度で、長距離なら800キロ近く走ってしまいます。これだから、スタンドがどんどんつぶれるはずですね。

清水町に入ると間もなく御影なので、ちょっと寄り道して「small garden 緑のゆび」へ。昨年、店が分かりやすいところ移転したというのです。前の店は、昔一度探してとうとう見つけられなかったことがありました…(>_<) 店の前で花の手入れをしている人は、山口さんではないけれど…と、声をかけたら、なんと昨年までコテージにいたSさんではありませんか!ご主人の転勤で十勝に来られたのですが、まさかここで会うなんて〜)^o^(
酒井さん

ほどなく山口さんが見えられて、いろんな話を伺うことができました。この店は、ずっと昔に閉店したストアの跡で、確かに外壁をよく見ると「てつなんストア」と読むことができます。鉄道の南側を鉄南地区というのでした。
鉄南ストア

店の中も陳列棚などはそのまま活用され、運び出せなかった大型の冷蔵ケースは、そのまま改装されて展示棚に変身しています。駐車スペースこそ店の前だけですが、いろんな物が有効に活用されていました。
冷蔵ケース

売られている品物も、よく考えてセレクトされているものばかり。十勝で盛んに作られているナタネの油を絞った油かすをボカシ肥料にしているものや、地元の製糖工場で使用される濾過材の牛の骨を、焼成してできた「骨炭(こったん)」など、単に肥料効果を求めるだけでなく、地域性にもかなりこだわった品が並べられています。
油かすと骨粉

いったん花や芝生を植えられから土壌改良をしようとすると、大変な手間がかかってしまうので、つい尻込みしてそのままにしてしまいがちですが、この「スーパーグリーンフード+農研1号」は、上に撒いておくだけでも効果が発揮されるという優れもの。さすが農業大国十勝には、こういう会社がいろんな工夫をして、ユニークかつ効果的な製品を作っているのですね。
土改材

園芸材料だけでなく、蕎麦茶やソバのハチミツ、豆製品など、十勝の品のオンパレードでした。この地域「ビレッジ御影」のおすすめマップやFacebookも作って、地域の情報発信センターになっている様子。こういう方がいる地域には、自然とユニークな人材が集まってくることでしょう。
そば茶

ちょっとびっくりだったのは、苗のコーナーに‘斑入りイワミツバ’が鉢物で展示され、昨年道条例によってフランスギクと共に指定外来種に指定され、扱いには注意が必要なことがしっかりと説明されていました。今回の指定には入っていませんが、危険だと思われるリシマキア・キリアータ‘ファイアクラッカー’も、同様に慎重な扱いが必要と明記されています。
斑入りイワミツバ

園芸店が目指すべき方向性を、しっかりと見据えられた様々な取り組みに、あれこれ感心させられることばかり。山口さんのご活躍をこれからも期待したいです〜

夕暮れの紫竹ガーデン

  • 2017.08.13 Sunday
  • 06:10
ヒルズで結構粘ったので、夜までにあと一つ大事なところに行かなきゃと、紫竹ガーデンに車をすっ飛ばしました。霧雨が降っているし、足元が悪いだろうと長靴を履いて園内に入ろうとしたら、なんと紫竹さんが車を洗っていました。何もこんな天気の悪い日に…と言ったら、気になる汚れがあると、すぐにやらなきゃ気がすまない性分なのよねぇと店内に拉致されてしまいました。
洗車中

よく来て下さったと、ハーブティーを入れていただき、いろんな話に盛り上がりました。平成元年62歳の時にガーデン造りを始めたので、あっという間に29年も経っちゃったのよ〜とあっさりおっしゃいました。ガーデンの真ん中にある白樺5本以外は、すべてそれから植えたものだというので、29年の重みはやはりすごいです。
ハーブティー

すっかり話が盛り上がってしまいましたが、暗くなる前にガーデン見てきますとお断りして、ようやくガーデンへ。目の前の広場には、今年作ったばかりというレイズドベッドのミニチュアガーデンが、三つも置かれていました。ここは特に外国人観光客に根強い人気があるので、その方達に特に人気が高いそう。10ヶ国の挨拶とその国の歌を覚えていて、いつも帰りの時に挨拶しているとのこと。紫竹さんのもてなしの心は、本当に素晴らしいです〜♪
ミニチュアガーデン

あちこちにオリエンタルリリーが咲いていましたが、中にヤマユリも植えられており、最近これに人気が出ているのでしょうか。
ヤマユリ

宿根ボーダーは夏花が絶好調で、これにダリアの花が加わればさらに賑やかになることでしょう。これだけ圧倒的な植栽があると、誰だって満足させてくれる力があります。
宿根ボーダー

この花壇の一番奥に、見晴のきく小さな丘があるのに初めて気がつきました。そこから見晴らしてみると、細かい雑草なんて気にならなくて、とてもいい感じに見えるのです。こういう場所も必要なんですねぇ。その脇に2mくらいのサンショウバラを見つけました。花の咲いた形跡がないのであとで聞いてみたら、こんなものに気付いてくれたのは先生が初めてだわ。植えて10年一度も咲かなかったので、もう切るからねと脅したら、翌年素晴らしい花が咲いたのよ。ところがその後2年また咲かなくなったのはどうして?と聞かれてしまいました。そんなこともあるのですねぇ。脅しは二度目は効かないだろうし…(^^;)
見晴台

バラとクレマチスの花壇の脇に、ずらりとノリウツギ(多分ライムライト)が植えられていました。こんなにたくさんあったのですねえ。ここもやっぱり花木類の剪定を全然やっていないので、枝がぼうぼうに…ちょっともったいないです。
ライムライト

アイスの小屋の前にギョリュウがあるのに気づきました。十勝では二回しか咲かないそうですが、ここには本当にいろんなものが隠れているものです。来年はいよいよ30周年。盛大にお祝いしなくては。いつまでもお元気でいて下さいね。たくさんの楽しいお話ありがとうございました〜
ギョリュウ

霧雨の十勝

  • 2017.08.12 Saturday
  • 06:10
昨日から十勝に来ています。日頃あちこち走り回って、いつも家のことはほったらかし。かみさんには、一体十勝で何の仕事やってるの?なんていわれる始末なので、ようやく目途の付いた十勝ヒルズを見てもらおうと、朝から出かけてきました。
こんな時期に東行きの道路が混むことなんかないなんて考えたのが大甘で、狩勝トンネルを先頭に十数キロの大渋滞… これはとても我慢できないと、大回りにはなるけれど、トマムで下りて狩勝峠を越えて清水まで行って再び道東道に戻り、なんとかヒルズまでたどり着きました。入り口のフリーマニーカエデが4本も真っ赤に紅葉し、かえって人気スポットになっているとか。このままなんとか秋までもってくれるのかなぁ…?
フリーマニーカエデ

連休中はかなり混むので予約を入れておいたのですが、あいにくの霧雨模様の天気では出足もそがれてしまい、ゆったりと座ることが出来ました。13日までは、対応が十分に出来ないため「フルビュッフェ」形式にしてディッシュを自由に選べるようになっています。独特のハンガリー料理を喜んでました。
ランチ

レストラン前のスカイミラーでは、ブルーサルビアがしっかり根を張ってもりもり育ってきています。ちょっと花の色が薄いのが気になりますが、気温が下がってくればもう少し色が出てくれるでしょう。
スカイミラー

アルフレスコのボーダー花壇も、途切れることなく花が咲き続け、ほとんどのお客さんが近寄って見ていきます。この辺りが一番風景の変わったところなので、大昔の日新の丘時代に一度来たことがあるという記憶からは、あまりの変貌ぶりにびっくりしていました。
ボーダー

ローズガーデンでは、順調に二番花が咲いてきており、品種の違いで花の咲き具合がうまくばらけてくれたので、途切れることなくたくさんの花を見ることができます。昨年は度重なる台風で秋花がほとんどたたき落とされてしまい、一昨年は冬囲いに使った豆ガラによるチッ素過多で、ほとんど花が見られなかったことから、ようやく本来のローズガーデンの姿が見られそうです。
ローズ

トンボ池に下りる階段では、両脇に植えられたギボウシにびっしりと花が咲いてきました。ここは来園者で一番の人気スポットなので、バリアフリーのスロープ園路と、安心して下りられるこの階段により、じっくりと楽しんでいただけるようになりました。霧雨模様ではトンボが隠れてしまうので、ちょっと残念でしたが。
階段

メインのアプローチボーダーの裏側に、少しずつ苗を植え込んできているエリアがあります。これまでは日新の丘時代の名残であるワイルドフラワーが残っているだけでしたが、高茎草本によるメドゥに切り替えているのです。園内に散らばっているオリエンタルリリーなどもここにすべて移植してきたので、けっこう賑やかになってきました。来年にはエリア名の付いた、新しい見どころになってくれそうです。
新エリア

最後にビッグファームを見に行きました。今年生まれた小ブタちゃんたちが、みんな集められて走り回っていました。近寄ると餌をくれると思ったのか、一斉に集まって来ます。まるで幼稚園みたいな賑やかさに思わず笑ってしまいますが、来年には肉になってしまうのね…と、ちょっとしんみり…(^_^;)
ブタの幼稚園

一番最後に生まれたウリ坊が、お母さんのおっぱいを飲もうとしきりに乳首をくわえるのに、お母さんはぐっすりと昼寝中で乳房を上げてくれません…生き物のいる風景は、またガーデンとは異なる魅力の一つになっているようです。
赤ちゃん

お盆前の作業

  • 2017.08.11 Friday
  • 05:49
世の中もうお盆モードに入っているのでしょうか。山の日なんて、ピンと来ない祭日が増えたけれど、こんなに祭日だらけの国なんて他にあるんだろうか?
昨日は星置緑地の作業日。夜半の雨もすっかり上がり、ここの作業日はいつも調子がいいのです。入り口に咲いているタチギボウシの花がもう終わりに近づいており、植物園の方が遅いんだ?と、ちょっとびっくり。産地間の差が出るのかもしれません。
タチギボウシ

ゴミ拾いしながら緑地内を一回りすると、相変わらずビールの空き缶や焼酎のカップなどが散乱。いったいどんな奴がこういうことをするのでしょうねぇ。ツノハシバミの果実がだんだんトックリ状に膨らんできました。もっと日当たりがよければたくさん成ってくれるのに、毎年一ケタくらいしか稔ってくれません。
ツノハシバミ

ポンプでの給水を止めたため、緑地内はすっかり土が見えてきましたが、そこから無数の芽が伸びてきているのにびっくり。今までこんなにたくさんの芽生えがあったことはなく、一体何が起きたのでしょうか?こんなにタネを振りまいた犯人はヤチダモしかあり得ず、全部が木になることはないとしても、先行きが案じられます。
ヤチダモ?

みなさんが集まってくるのを待っている間、ノラニンジンの花を見ていると、黒い花が三つと、血が飛び散ったような花がいくつもありました。先日、7つもあったとコメントを頂きましたが、アン王女はそそっかしい方だったのでしょうか…(^^;)
ノラニンジン

同じセリ科でも、ドクゼリの花は花序が小さく丸まり、かなり雰囲気が違います。ノラニンジンの花が風に揺らめいている姿は、それなりに風情があるけれど、図体のでかいドクゼリにはそんな風情は微塵も感じませんねぇ。
ドクゼリ

さすがにお盆前のこの時期は、例年参加者は一ケタになってしまいます。それでもバスでやってくる方が二人もいて、いつも通りの作業をすることができました。この時期に視界を遮る大型のアシを刈りとり、スゲ群落に移行させてきましたが、もう少し残っているところがあるので、そこを刈り取りました。
アシの高刈り

毎度参加されるKさんが、今日は他に用事があるので作業はできないけれど、出かける途中に顔を出してくれました。少しだけでも手伝えるよ〜と言ってくれたので、最後の草の掃除をお願いしました。充電式のブロワーの威力は抜群で、これなら私でもできるわ〜と、あっという間に掃除も完了。本当にいつもありがとうございます。m(__)m
ブロワー

真夏の植物園

  • 2017.08.10 Thursday
  • 05:56
昨日も、かでる2・7で委員会がありました。さび付いた頭がぷすぷす煙を吐きそうになったので、終わってから目の前の植物園に。歩道際の細長い花壇には、燃えるような真っ赤のコリウスが植えられていました。今年は雨も多いので、特に元気よく育っているようです。
植物園前

時間があまりなかったので、左回りのショートコースで回ることに。ヌマスギの足元に赤い花が群生していると思ったら、エンビセンノウ(Lychnis wilfordii)です。これが自生しているのは胆振・日高の限られた場所で、稀に見つかってもポツンとあるだけという希少さ。そんな自生地に建設されたのが日高自動車道で、数年前にその予定地から2株が植物園に持ち込まれ、それを増殖していったものがこの群生です。この仲間の多くは茎がピンと立つことがなく、他の草に寄りかかってぐだぐだ伸びるため、これだけ植えるとなんともだらしない姿になってしまいます。
エンビセンノウ

燕尾仙翁の名の通り、ピンと細く尖った花弁が特徴的で、野生植物とは思えない強烈な色彩です。看板にはシレネ属を採用していましたが、センノウはやっぱりリクニス属だよなぁ…
花のアップ

ロックガーデンに入ると、ほとんど花がない中に、流れに沿ってタチ(ムラサキ)ギボウシと、全く同じ草姿で白花のギボウシが咲いていました。どこかに偶然白花品が出現したものを栽培しているのでしょうか。シロバナムラサキギボウシではなんともややこしいか。
白花タチギボウシ

ロックの中は植え替え中なのか、ほとんど植物がなくなっており、ハイマツや低木性のナナカマド、キンロバイなどがある程度。葉に鋸歯(きょし)がほとんど入らないので、ウラジロナナカマドのようです。
ウラジロナナカマド

植物園の園路が歩きやすいのは、宮部先生が開設前に学生たちを自由に歩かせ、自然にできた踏み分け道通りに園路を設けたことに依っているという「伝説」が伝わっています。かつてこの赤い舗装は「焼けズリ」という、自然発火によって焼けたズリ山の砂利を敷いていましたが、今は手に入らなくなったので、レンガくずを粉砕したものを敷いているようです。ぬかりそうでぬからず、しっくりと歩きやすい抜群の園路素材です。
園路

アカナラ、ユリノキと並んで巨木に育っているヒメトチが、今年もたくさんの果実を付けていました。その手前にあるハンカチノキもずいぶん大きくなって来たので、だんだん花が見づらくなってしまうのでしょうか。
ヒメトチ

宮部記念館の横を通ると、昨年春に伐採された三姉妹の長女?の切り株が、すっかり土に戻ってしまったようです。このこんもりした盛り上がりを削ってしまえば、ここにハルニレがあったことすら忘れられていくことでしょう。マップもただの姉妹に書き換えるのでしょうか。
3姉妹

鎌田芳治展

  • 2017.08.09 Wednesday
  • 06:01
めずらしく個展の案内を。個展をやるのは、私の植木屋時代の先輩です。
私たちの親方は、岩城亘太郎(せんたろう)や斉藤勝雄など日本を代表する作庭師たちのところで修行した方なので、図面にはものすごく厳しい人でした。当時働いていた若者たちは、みんな造園とは無縁のところから入って来た人たちだったので、なまじ学校で造園をかじっていた私には、結構風当たりが強かった… それでも歯を食いしばって現場仕事や図面書きを覚えたものでしたが、それまで図面書きを一手に引き受けていた鎌田さんにはとてもかないませんでした。とにかく根気が強く、面倒な芝点々を実に丁寧に書いていくのです。(芝のマークは、鉛筆を立てて、あんまり力を入れないで無数の点々を書いていくので一番嫌でした…) そうやって図面を書いていくので、仕上がりが抜群にきれいなのです。

私は35歳で植木屋から転職してしまいましたが、鎌田さんも確か60歳前くらいで会社を辞められ、家で何かをこつこつやっているという話は聞いていました。そうして最初の個展の案内が来てびっくり。エンピツ画という、全く独自の表現を切り開いていたのです。これは2回目の個展の案内だったかな。たった1本の鉛筆で、ここまで精緻な表現ができるものかと感心させられました。
2013年個展

今回は札幌での3回目の個展。案内はがきはさらに複雑な絵になっており、これがはたしてどんなサイズで描かれているのか、ちょっとわくわくしてしまいます。模写となっている通り、元になる写真をその通り描いていく訳ですが、なんだ模写するだけか〜なんてとても言えない仕上がり。写真以上に陰影が深くなるので、より実物に近く感じてしまいます。
鎌田展1

15日から20日までの六日間やっています。町中に行く機会があれば是非覗いて見て下さい。絶対に損はしないですから。
鎌田展2

外国産ナナカマド

  • 2017.08.08 Tuesday
  • 05:51
先日八紘学園に見学に行ったおり、福住駅から学園に向かう途中の学園敷地の端っこに、よく分からない木が並んで立っていました。サンザシだろう?いやナナカマドだろう?と侃々ガクガク。みなさん樹木の達人ばかりなので、いろんな候補が出てきました。
福住産ナナカマド

ジンギスカンを食べながらもこの話題で盛り上がり、カワシロナナカマド説が強かったのですが、カワシロナナカマドはこんなに実が大きくないので、違うなぁ…と思っていました。戻ってから画像を確認しても、やはりこんなに大きくないのです。(植物園で 2013.7.29)
カワシロナナカマド

実は、これとほとんど同じ木が豊平公園にもあります。30数年前、緑のセンターをオープンさせた年に、当時西山(白旗山)にあった市の苗圃を閉鎖することになり、いろんな珍しい木を豊平に移植しました。その中に外国産のナナカマドがあり、5本ほどを豊平墓地に接した苗圃と野草園の間に列植したのです。その中にこれと同じものがありました。(豊平公園で 2011.8.29)
豊平公園ナナカマド

メンバーのWさんが、福住の現地を再確認し、植物園と豊平公園の木も調査されて、ここには二種のSorbusがあり、冒頭の写真のものはソルブス・インテルメディア(Swedish whitebeam)(Sorbus intermedia)、もう一つカワシロナナカマド似の株はソルブス・ツリンギアカ(Sorbus x thuringiaca)ではないかと調べてくれました。さすが元研究者だけあります。後者は、セイヨウナナカマド(Rowan)(Sorbus aucuparia)と、アリアナナカマド(Whitebeam)(Sorbus aria)の交雑によって作り出された園芸品種でした。つまり、複葉のセイヨウナナカマドと、単葉のアリアナナカマドの交雑なので、その結果生まれた雑種がカワシロナナカマド(ナナカマド×アズキナシ)の葉によく似てくるのでした。これで納得です。
rowan

セイヨウナナカマドの写真は手元になかったので、ネットからお借りしましたが、アリアナナカマドは札幌にも植えられています。場所は十五島公園のバス停の真ん前。以前ここを走っていて偶然見つけたものです。葉には白毛が密生し、なかなかきれいな姿でしたが、なんでこんな珍しいものがここにあるのでしょう??(十五島で 2005.10.5)
whitebeam

八紘学園には、かつてシャクナゲやライラックなど、花木専門のIさんという技官がおり、大昔自宅に伺ったことがあったのも確かこの辺りだったはずなので、きっとその名残のようです。こういう探索は本当に面白くて、一人で燃えてしまいました。


ついでながら日曜の昼間、孫2号と3号がそろい踏みをしている時に、窓の外でいきなりセミが鳴き始めました。この時期ならエゾゼミ?と思いきや、ジージーととんでもなくうるさいので窓から見ると、目の前のエゾヤマザクラにアブラゼミが止まって鳴いていたのです。以前余市のブドウ畑で遭遇したことがありましたが、こんなところまで来ているとは。30℃近い暑さがさらに暑く感じてしまいました〜(^^;)
アブラゼミ

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